JP2002345783A - 足跡分析装置 - Google Patents

足跡分析装置

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JP2002345783A
JP2002345783A JP2001152196A JP2001152196A JP2002345783A JP 2002345783 A JP2002345783 A JP 2002345783A JP 2001152196 A JP2001152196 A JP 2001152196A JP 2001152196 A JP2001152196 A JP 2001152196A JP 2002345783 A JP2002345783 A JP 2002345783A
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walking
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JP2001152196A
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Kunihiko Nishibe
邦彦 西部
Satoru Sugitani
悟 杉谷
Naoki Suganuma
直樹 菅沼
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Hitachi Kiden Kogyo Ltd
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Hitachi Kiden Kogyo Ltd
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  • Measurement Of The Respiration, Hearing Ability, Form, And Blood Characteristics Of Living Organisms (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 歩行訓練のデータを記録して、訓練状況を定
量的に把握し、過去のデータとの比較により訓練データ
を診断装置に応用することができる足跡分析装置を提供
すること。 【解決手段】 歩行画像を取り込む複数の画像取り込み
装置2a、2bと、この画像取り込み装置2a、2bの
画像を演算処理する画像演算装置3と、この画像演算装
置3の演算結果を表示する表示装置4と、演算結果を記
憶する記憶装置とを備え、画像演算装置3が、取り込ま
れた複数の画像のそれぞれにおいて足の影が略同一形状
になるように画像変換を行うとともに、それぞれの画像
変換結果の差分画像を取ることにより足の影10b、1
1bを抹消する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高齢者や足腰の不
自由な人、足腰などの手術後のリハビリ患者などの使用
に適した足跡分析装置に関し、特に、訓練のデータを記
録することができる足跡分析装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】足跡分析装置は、高齢者や足腰の不自由
な人、手術後の患者等のリハビリにおいて使用される。
従来の足跡分析装置は、歩行後に足又は靴などに付けた
粉の位置から足跡位置の解析を行ったり、床全面に張り
巡らせた歩行位置検出センサを用いて、歩行後に解析し
たり、足に赤外線を反射するマーカーを取り付け、赤外
線カメラでその歩行挙動を解析するとともに床に設けた
足の力を検出する床反力計によりその足跡位置を分析す
るものであった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の足跡分析装置においては、足の裏に粉を付けたり、
足にマーカーを付けたりするわずらわしさがあったり、
床全面に張り巡らせた歩行位置検出センサは価格が高か
ったり、赤外線カメラによるマーカーの挙動解析は床反
力計と同時に用いるため価格が高かったりすることか
ら、実質的には普及率が低いという現状がある。したが
って、歩行訓練を実施しても、歩行挙動に関する定量的
な訓練データの把握が困難となり、これにより、医者や
理学療法士において、訓練状況の定量的な把握がしにく
い問題点があった。
【0004】本発明は、上記従来の足跡分析装置が有す
る問題点に鑑み、歩行訓練のデータを記録して、訓練状
況を定量的に把握し、過去のデータとの比較により訓練
データを診断装置に応用することができる足跡分析装置
を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の足跡分析装置は、歩行画像を取り込む複数
の画像取り込み装置と、該画像取り込み装置の画像を演
算処理する画像演算装置と、該画像演算装置の演算結果
を表示する表示装置と、該演算結果を記憶する記憶装置
とを備え、前記画像演算装置が、取り込まれた複数の画
像のそれぞれにおいて足の影が略同一形状になるように
画像変換を行うとともに、それぞれの画像変換結果の差
分画像を取ることにより前記足の影を抹消することを特
徴とする。
【0006】この足跡分析装置は、画像演算装置が、取
り込まれた複数の画像のそれぞれにおいて足の影が略同
一形状になるように画像変換を行うとともに、それぞれ
の画像変換結果の差分画像を取ることにより前記足の影
を抹消することから、歩行者の影の影響を除いて足の位
置を明確に識別することができ、これにより、歩行訓練
者の挙動を確実に捉えて足跡分析を正確に行うことがで
きる。
【0007】この場合において、歩行面上に識別部材を
設け、前記画像演算装置が、複数の画像取り込み装置が
取り込んだ画像のそれぞれにおいて該識別部材の位置又
は形状が略一致するように画像変換を行うことができ
る。
【0008】これにより、容易に足の影が略同一形状に
なるように画像変換を行うことができる。
【0009】また、画像演算装置が、前記差分画像の変
化する動画像又は変化しない静止画像から各足の床面接
触位置を演算することができる。
【0010】これにより、歩行者の影の影響を除いて、
各足の床面接触位置を正確に演算することができる。
【0011】また、前記画像演算装置が、歩行者の歩行
速度、左右の足の間隔、前後の足の間隔、片足毎の前後
の間隔、及び/又は左右のふらつきを演算することがで
きる。
【0012】これにより、歩行訓練者は、自らの歩行姿
勢、すなわち足や膝の傾き、場合によっては腰の左右の
傾きやバランスなどを自らの目で視認しながら歩行をす
ることができる。
【0013】さらに、前記記憶装置が、歩行者記号、歩
行速度、左右の足の間隔、前後の足の間隔、片足毎の前
後の間隔、及び/又は左右のふらつきの演算結果、また
は統計演算処理結果を測定毎に記憶し、前記画像演算装
置が、測定毎のデータの比較演算を行うことができる。
【0014】これにより、過去のデータとの比較などに
より、訓練の進歩状況や回復度などを定量的に把握する
ことができ、上記データとともに有効に活用することに
より、医者や理学療法士は患者の歩行訓練を有効に進め
ることが可能となり、短期間の歩行訓練を実現すること
ができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の足跡分析装置の実
施の形態を図面に基づいて説明する。
【0016】図1に、本発明の足跡分析装置の一実施例
を示す。図において、1は歩行者、10は右足、11は
左足を示し、左右の足10、11は両足先10a、11
aとも着地している。この場合、周囲の光環境は図示し
ていないが、例えば、天井の蛍光灯などの影響により、
歩行者の右足10からは影10bが、左足11からは影
11bがそれぞれ歩行床面5の上に生じる。
【0017】一方、2はビデオカメラなどの画像取り込
み装置で2a、2bと複数台設置し、歩行者1の歩行挙
動や床面5、中央線6などを取り込み、パソコンなどの
画像処理装置3に電送し、内蔵する画像演算装置により
歩行足跡の分析を行い、内蔵する記憶装置に処理結果を
記憶し、表示装置4に結果を表示する。2台の画像取り
込み装置2a、2bは、歩行訓練者の前面側で、略同一
高さで水平方向の位置を違えて配設されており、斜め上
方から角度の異なる画像をそれぞれ撮影するように設置
されている。
【0018】歩行の正確さや、回復度合い、リハビリテ
ーションの効果などの評価を受ける歩行者1は、できる
だけ歩行床面5上の中央線6に沿って、画像取り込み装
置2a、2bの中央に向かって歩行する。このとき、画
像取り込み装置2は歩行者1の挙動を取り込み、その画
像信号を画像処理装置3に電送する。この画像信号は、
例えば図2のようになる。ここで、図2(a)はカメラ
2a、図2(b)はカメラ2bからの画像信号であり、
いずれの画面においても少なくとも歩行者1の右足1
0、左足11は必ず画面内に存在する。
【0019】この場合、通常の照明下では、歩行面5上
に影10b、11bが現れ、これらの影10b、11b
も右足10、左足11と同時に画面内に存在することに
なる。したがって、このままで足位置を演算しようとし
ても、従来の足跡分析装置では、足位置と影との区別が
付かなかった。
【0020】しかしながら、本実施例の場合は歩行床面
5の形状は長方形であり、この歩行床面5を識別部材と
して、画像内において歩行者と十分区別して認識するこ
とは可能である。すなわち、図3に示すように、画像処
理装置3により、歩行床面5が長方形となるように、各
画像取り込み装置2a、2bが取り込んだ画像を平面視
の状態に画像変換を行う。この場合、図3(a)は図2
(a)を、図3(b)は図2(b)をそれぞれ画像変換
したものとして示している。したがって、歩行床面5の
奥の部分は左右に拡大した画像となり、また、歩行者1
は、図3(a)においては右側に、図3(b)において
は左側に傾いた形となるが、歩行床面5上の物体、すな
わち右足先10a、左足先11a、及び影10b、11
bはいずれの画像においても同位置となり、一方右足1
0、足11など歩行床面5上から離れた立体状の物体は
両者の画像において別の位置となる。
【0021】したがって、両者の画像を重ね合わせ、そ
の差分を取ると、図4の破線で示すように、歩行床面5
を含む歩行床面5上の物体、すなわち右足先10a、左
足先11a、及び影10b、11bは抹消され画面上に
は現れない。これに対し、右足10、足11などの歩行
床面5上にない立体状の物体のみが画面上に残ることと
なり、これにより、歩行面5上の立体状の物体のみを他
と区別して認識することが可能となる。
【0022】このように、移動体としての歩行者1の存
在は容易に把握でき、また、画面の下側から順次走査す
ることにより、足10、11(厳密には足首)位置の存
在を容易に把握することができる。また、歩行を行え
ば、必ず左足、右足と交互に足位置が画面の下方向に移
動することや、片足が移動中は反対側の足位置は停止し
ていること、足位置は一般には画面において、歩行者の
最下側に位置すること、画面を左右に分割した場合に右
足10は画面の左側に位置すること、左足11は画面の
右側に位置すること等の条件から右足10と左足11と
を容易に区別してその挙動を把握することができる。
【0023】また、両足が同時に移動することはなく、
片足が動き始めたときには反対側の足は必ず止まってい
ることから、止まっている足位置を演算することができ
る。さらに、動画像(動いている足)と静止画像(止ま
っている足)との違いは、前画面と次画面とを常時比較
演算することにより簡単に区別することができる。ただ
し、片足が固定していても、足首などは微妙に動くの
で、このような微少運動は無視し、事前に定めた一定位
置以上に大きく動く場合を動画像と決めることができ
る。
【0024】また、画像処理装置3において、画面の奥
から手前(上から下)にかけての位置をX座標、左から
右方向をY座標と定義すると、その各足位置が、画面の
どの位置に存在するかを見ることにより、床面5におけ
る各足位置のX座標、Y座標を容易に知ることができ
る。
【0025】一方、歩行者の各足の位置とその時間変化
から演算した足位置をX−Y平面上にプロットすると、
例えば図5のようになる。図において、30、32、3
4は右足の、31、33、35は左足の足跡を示してい
る。ここで必要とする歩行の演算内容には左右の足幅4
0、左足のステップ幅41、右足のステップ幅42、ス
トライド43、図示しないが、歩行速度などがある。な
お、左足のステップ幅41、右足のステップ幅42を加
算したものがストライド43となる。これらの演算結
果、得られた足幅40、左足のステップ幅41、右足の
ステップ幅42、ストライド43、歩行速度などは瞬時
値、及び平均値などに区別されて、表示装置4に表示さ
れ、さらにはパソコン3に保存される。
【0026】図6は、安定した正常な歩行状況を示した
ものであり、横軸は時間経過、縦軸は画像演算装置によ
り演算された各足毎のX位置の変化状況を示している。
人の歩行では必ず交互に各足を前に出しながら歩行する
ため、必ず、着地している足と移動している足に分離す
ることができる。床面に着地していても足首は微少な動
きをしているが、そのような微少運動を無視すると、同
図に示すごとく時間経過に対して停滞する領域30、3
1、32、33、34などが存在し、これらが、着地時
の足の位置を示し、これらの間に移動している足位置の
データが続く。すなわち、30、32、34は右足の、
31、33は左足の足跡を示している。このとき、30
と31の距離41が左足のステップ幅、31と32の距
離42が右足のステップ幅であり、両者の加算結果43
がストライドとなる。歩行速度はこれらデータ全体の傾
斜から容易に計算できる。実際の歩行では、これらのデ
ータは一歩一歩ばらつきがあるので平均値を計算し、表
示するとよい。左右の足幅は両足の着地位置におけるY
値より簡単に算出できる。
【0027】一方、図7は左足が悪く、右足を大きく前
に踏み出せない人の歩行状況を示したものであり、横軸
は時間経過、縦軸は画像演算装置により演算された各足
毎のX位置の変化状況を示している。この場合も、演算
方法は共通であるが、左足が悪いため、41の大きさに
比べて42の大きさが小さいことがわかる。このよう
に、左右のステップ幅のアンバランスデータから不具合
個所が明確になり、今後の治療方針の決定、また過去の
データとの対比などにより、歩行の回復度なども知るこ
とができる。
【0028】図8は、本実施例の足跡分析装置の信号の
流れを示したものであり、画像取り込み装置2で取り込
んだ画像信号は、図示しない画像入力ボードを介して画
像処理装置3に送られて演算処理を行う。画像処理装置
3は、平均化処理などの統計処理機能も合わせ持ってお
り、これらの画像処理装置としては、例えばパソコンな
どを使用することができる。その演算結果は表示装置4
に表示され、また記憶装置によりこれらの演算結果のデ
ータを記憶したり、読み出したりする。また、記憶装置
では、パソコン等を用いて、画像処理装置3において得
られた訓練データを、フロッピディスク等の可搬記録媒
体に記録することができる。表示装置4では、演算結果
の時間的な変動値の表示、フロッピディスク等の記録媒
体から読み出した過去の訓練データとの比較表示などを
行う。また、過去の訓練結果との比較、再生なども可能
であり、その結果は表示装置4に送られ、表示される。
【0029】図9は、足跡分析装置の他の実施例を示し
たものであり、歩行者1と歩行床面を明確に区別するた
めに歩行床面5の両側部にLED等の識別部材(発光
体)25、26等を複数個、この場合には、2列に各4
個づつ配設している。識別部材の位置はあらかじめ既知
である。
【0030】この足跡分析装置の動作を説明すると、歩
行者の歩行挙動を測定する前にまずLED25、26の
全てに電源を入れ、発光又は点滅などをさせる。このと
き、画像取り込み装置2の画像信号において識別部材の
点灯前の画像と比較することにより、これら複数の識別
部材の位置を容易に認識することができる。これらの識
別部材25、26の位置はあらかじめ画像処理装置3の
中にプログラムしておく。そして、以下図4で説明した
方法と同様な画像処理をすることによって、識別部材2
5、26の位置が重なるように画像変換し、両者の差分
を取ることにより図4と同様な画像を得ることができ
る。図4で説明した方法とは、歩行床面5の形状を一致
させたか、識別部材25、26の位置を一致させたかの
違いがあるものの、その他の画像演算処理の内容は同一
である。なお、歩行床面5の色が周囲の他の部材の色と
ほとんど似通っている場合には、この発光体のような識
別部材25、26を使用することにより、歩行床面5の
位置を明確に区別することができ、本装置の信頼性の向
上を図ることができる。
【0031】なお、識別部材は必ずしも光るものである
必要性はなく、他と明確に区別できるものであれば例え
ば白色、または黒色のマーカーなどであってもよい。要
は画像取り込み装置2により取り込んだ画像において明
確にその位置が区別できるコントラストがあれば十分で
ある。また、識別部材又はマーカーなどの取り付け位置
は上記の実施例に限るものではなく、歩行面上のその他
の位置に取り付けてもよい。
【0032】かくして、本発明の各実施例の足跡分析装
置では、複数台の画像取り込み装置を用いるとともに、
画像演算装置が、取り込まれた複数の画像のそれぞれに
おいて足の影が略同一形状になるように画像変換を行う
とともに、それぞれの画像変換結果の差分画像を取るこ
とにより前記足の影を抹消することから、歩行者の影の
影響を除いて足の位置を明確に識別することができ、こ
れにより、歩行訓練者の挙動を確実に捉えて足跡分析を
正確に行うことができる。また、あらかじめ形状が既知
の歩行床面5の形状を識別部材として捉えるか、または
LEDなどの識別部材25、26を捉えることにより、
画像取り込み装置2a、2bの位置を測定の都度取り外
したとしても、その都度正確な位置合わせにするととも
に、画像演算装置が、複数の画像取り込み装置2a、2
bが取り込んだ画像のそれぞれにおいて該識別部材5、
25、26の位置又は形状がほぼ一致するように画像変
換を行うことにより、容易に足10、11の影10b、
11bが略同一形状になるように画像変換を行うことが
できる。
【0033】さらに、各実施例の足跡分析装置では、歩
行訓練者の足跡分析結果を演算、表示、記憶するととも
に、過去のデータとの比較などにより、訓練の進歩状況
や回復度などを定量的に把握することができ、また、歩
行速度や、歩幅、左右の歩幅の違いなども同様に、演
算、表示、記憶することができ、これらのデータを有効
に活用することにより、医者や理学療法士が患者の歩行
訓練を有効に進めることができ、その結果、短期間に訓
練を実施することが可能となる。
【0034】
【発明の効果】本発明の足跡分析装置によれば、画像演
算装置が、取り込まれた複数の画像のそれぞれにおいて
足の影が略同一形状になるように画像変換を行うととも
に、それぞれの画像変換結果の差分画像を取ることによ
り前記足の影を抹消することから、歩行者の影の影響を
除いて足の位置を明確に識別することができ、これによ
り、歩行訓練者の挙動を確実に捉えて足跡分析を正確に
行うことができる。
【0035】また、歩行面上に識別部材を設け、前記画
像演算装置が、複数の画像取り込み装置が取り込んだ画
像のそれぞれにおいて該識別部材の位置又は形状が略一
致するように画像変換を行うことにより、容易に足の影
が略同一形状になるように画像変換を行うことができ
る。
【0036】さらに、画像演算装置が、前記差分画像の
変化する動画像又は変化しない静止画像から各足の床面
接触位置を演算することにより、歩行者の影の影響を除
いて、各足の床面接触位置を正確に演算することができ
る。
【0037】また、前記画像演算装置が、歩行者の歩行
速度、左右の足の間隔、前後の足の間隔、片足毎の前後
の間隔、及び/又は左右のふらつきを演算することによ
り、歩行訓練者は、自らの歩行姿勢、すなわち足や膝の
傾き、場合によっては腰の左右の傾きやバランスなどを
自らの目で視認しながら歩行をすることができる。
【0038】さらに、前記記憶装置が、歩行者記号、歩
行速度、左右の足の間隔、前後の足の間隔、片足毎の前
後の間隔、及び/又は左右のふらつきの演算結果、また
は統計演算処理結果を測定毎に記憶し、前記画像演算装
置が、測定毎のデータの比較演算を行うことにより、過
去のデータとの比較などにより、訓練の進歩状況や回復
度などを定量的に把握することができ、上記データとと
もに有効に活用することにより、医者や理学療法士は患
者の歩行訓練を有効に進めることが可能となり、短期間
の歩行訓練を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の足跡分析装置の一実施例を示す斜視図
である。
【図2】同足跡分析装置における2台の画像取り込み装
置における画像の取り込み例を示し、(a)は左側から
の画像を示す図、(b)は右側からの画像を示す図であ
る。
【図3】図2(a)(b)の画像をそれぞれ画像変換し
た後の画像を示す図である。
【図4】図3に示す画像変換結果の差分画像を取った状
態を示す図である。
【図5】歩行後の各足の着地位置を連続的に表示した図
である。
【図6】正常な人の歩行状況を示すグラフである。
【図7】正常でない人の歩行状況を示すグラフである。
【図8】データ処理の流れを示すチャート図である。
【図9】同足跡分析装置において発光体による識別部材
を配設した例を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 歩行者 10 右足 10a 右足先 10b 右足の影 11 左足 11a 左足先 11b 左足の影 2a、2b 画像取り込み装置 3 画像処理装置 4 表示装置 5 歩行床面 6 中央線 25 識別部材 26 識別部材 30、32、34 右足の足跡 31、33、35 左足の足跡 40 左右の足幅 41 左足のステップ幅 42 右足のステップ幅 43 ストライド
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4C038 VA12 VB14 VC05 5B057 AA07 BA02 CA01 CA08 CA12 CA16 CB01 CB08 CB11 CB16 CD11 CE08 DA08 DA16 DB02 DB06 DB09 DC09 DC32 DC36 5L096 AA06 AA09 BA06 BA18 CA05 EA18 FA69 GA08

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 歩行画像を取り込む複数の画像取り込み
    装置と、該画像取り込み装置の画像を演算処理する画像
    演算装置と、該画像演算装置の演算結果を表示する表示
    装置と、該演算結果を記憶する記憶装置とを備え、前記
    画像演算装置が、取り込まれた複数の画像のそれぞれに
    おいて足の影が略同一形状になるように画像変換を行う
    とともに、それぞれの画像変換結果の差分画像を取るこ
    とにより前記足の影を抹消することを特徴とする足跡分
    析装置。
  2. 【請求項2】 歩行面上に識別部材を設け、前記画像演
    算装置が、複数の画像取り込み装置が取り込んだ画像の
    それぞれにおいて該識別部材の位置又は形状が略一致す
    るように画像変換を行うことを特徴とする請求項1記載
    の足跡分析装置。
  3. 【請求項3】 前記画像演算装置が、前記差分画像の変
    化する動画像又は変化しない静止画像から各足の床面接
    触位置を演算することを特徴とする請求項1又は2記載
    の足跡分析装置。
  4. 【請求項4】 前記画像演算装置が、歩行者の歩行速
    度、左右の足の間隔、前後の足の間隔、片足毎の前後の
    間隔、及び/又は左右のふらつきを演算することを特徴
    とする請求項1、2又は3記載の足跡分析装置。
  5. 【請求項5】 前記記憶装置が、歩行者記号、歩行速
    度、左右の足の間隔、前後の足の間隔、片足毎の前後の
    間隔、及び/又は左右のふらつきの演算結果、または統
    計演算処理結果を測定毎に記憶し、前記画像演算装置
    が、測定毎のデータの比較演算を行うことを特徴とする
    請求項1、2、3又は4記載の足跡分析装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015192743A (ja) * 2014-03-31 2015-11-05 カシオ計算機株式会社 画像解析装置、画像解析方法、およびプログラム
WO2017170832A1 (ja) * 2016-03-31 2017-10-05 Necソリューションイノベータ株式会社 歩行分析装置、歩行分析方法、及びコンピュータ読み取り可能な記録媒体

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