JP6412423B2 - 魚のうろこ取り機及びそれに用いられるうろこ取り刃 - Google Patents

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Description

本発明は、魚のうろこを取る際に使用する魚のうろこ取り機及びそれに用いられるうろこ取り刃に関する。
従来より、魚のうろこを取るために作業者等が手に持って使用する装置として、種々の提案がなされている(例えば、特許文献1,2参照)。
これらの装置では、側面に刃が設けられた棒状体(円柱体、円筒体など)が回転することにより、魚のうろこが剥ぎ取られるよう構成されている。
また、特許文献1には、剥ぎ取られたうろこの飛散を抑えるためのカバー(透明フード)が設けられた構成が記載されている。
特開平8−182462号公報 特開2012−161308号公報
前述のように従来の装置では、側面に刃が設けられた棒状体が、その長手方向を回転軸方向として回転するため、うろこの周囲への飛散が激しくなり、それを防止するためには、例えば特許文献1のように棒状体の片側側面を覆うようなカバーが必要になる。
しかしながら、カバーを設けると、カバーが邪魔になって、魚のひれ付近等の部位のうろこを取りにくくなるという問題がある。また、スイッチを切らずに棒状体を回転させたまま、誤ってタオルなどの布の上に置くと、布がカバーと棒状体との間に巻き込まれてモータに過負荷がかかり故障の原因になりやすいという問題も生じる。
本発明は上記のような課題を解決するためになされたもので、うろこの飛散を抑え、かつ、魚のひれ付近等の部位を含め魚全体のうろこを容易に取ることができる魚のうろこ取り機及びそれに用いられるうろこ取り刃を提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、本発明のある形態に係る魚のうろこ取り機は、使用者が把持するための把持部を有する本体と、先端部分が前記本体から突出して設けられて回転駆動される回転軸と、前記回転軸が背面側へ延びるように前記回転軸の先端部分に取り付けられ、前面に刃部形成面を有する回転体と、魚のうろこを剥ぎ取るために前記刃部形成面から前方へ突出して設けられた複数の刃部とを備えている。
この構成によれば、うろこの飛散を抑え、かつ、魚のひれ付近等の部位を含め魚全体のうろこを容易に取ることができる。
前記刃部は、前記回転軸に近い位置から遠い位置へ延びるように設けられ、前記刃部形成面において周方向に間隔をあけて複数配置されていてもよい。
この構成によれば、刃部によってうろこを効率的に取ることができる。
前記刃部は、前記回転軸に近い位置から遠い位置へ延びるにつれて前記回転体の回転方向とは逆方向へ延びるように形成されていてもよい。
この構成によれば、剥ぎ取られたうろこを回転体の周囲へ移動させ、刃部と刃部との間や回転体と魚との間にうろこがたまるのを防止できる。
前記回転体は、前記刃部形成面から前方へ突出し、かつ前記回転軸に近い位置から遠い位置へ延び、遠い位置へ延びるにつれて前記回転体の回転方向とは逆方向へ延びるように設けられ、前記刃部形成面において周方向に間隔をあけて配置された複数の凸部をさらに有し、前記刃部は、前記凸部から前方へ突出して形成されていてもよい。
この構成によれば、刃部形成面において回転軸に近い位置から遠い位置へ延びるにつれて回転体の回転方向とは逆方向へ延びるように複数の凸部が形成され、この凸部から前方へ突出して刃部が形成されているので、刃部形成面と魚の表面との間の隙間を大きくでき、大きなうろこであっても、剥ぎ取られたうろこが回転体の周囲へスムーズに移動して、刃部と刃部との間や回転体と魚との間に、うろこがたまるのを防止できる。
前記刃部形成面は、ドーナツ状に形成され、このドーナツ状の内周縁部から外周縁部に向かって背面側へ傾斜する傾斜面となるように形成されていてもよい。
この構成によれば、剥ぎ取られたうろこが回転体の周囲へスムーズに移動して、刃部と刃部との間や回転体と魚との間にうろこがたまるのを防止できる。
前記回転体に前記刃部が設けられてなるうろこ取り刃が、前記回転軸の先端部分に着脱自在に取り付けられていてもよい。
この構成によれば、うろこ取り刃を取り外して容易に洗浄できる。また、うろこ取り刃の交換も容易にできる。
前記回転軸に交換して取り付けられる複数の前記うろこ取り刃を備え、前記複数のうろこ取り刃の各々は、前記刃部形成面の大きさ及び前記刃部の形状のうちの少なくとも一方が異なるように構成されていてもよい。
この構成によれば、複数のうろこ取り刃の中から、魚のうろこの大きさ等に応じて、うろこを取るのに最も適したうろこ取り刃を選択して使用することにより、うろこ取り作業を効率よく行うことができる。
また、本発明のある形態に係るうろこ取り刃は、回転駆動される回転軸が背面側へ延びるように前記回転軸の先端部分に着脱自在に取り付けられ、前面に刃部形成面を有する回転体と、魚のうろこを剥ぎ取るために前記刃部形成面から前方へ突出して設けられた複数の刃部とを備えている。
この構成のうろこ取り刃を用いた魚のうろこ取り機では、うろこの飛散を抑え、かつ、魚のひれ付近等の部位を含め魚全体のうろこを容易に取ることができる。
本発明は、以上に説明した構成を有し、うろこの飛散を抑え、かつ、魚のひれ付近等の部位を含め魚全体のうろこを容易に取ることができる魚のうろこ取り機及びそれに用いられるうろこ取り刃を提供することができるという効果を奏する。
図1は、本発明の実施形態の一例のうろこ取り機の外観を示す斜視図である。 図2(A)は、図1に示すうろこ取り機に用いられる一例のうろこ取り刃を前面側から見た斜視図であり、図2(B)は、図2(A)に示すうろこ取り刃を背面側から見た斜視図であり、図2(C)は、うろこ取り刃が取り付けられる本体部の一部分を示す斜視図である。 図3は、うろこ取り機のうろこ取り刃が取り付けられた部分を前面側から見た図である。 図4は、うろこ取り刃の回転軸への取付構造の一例の概略を示す模式断面図である。 図5は、うろこ取り機の使用方法の一例を示す概略図である。 図6(A)は、他の例のうろこ取り刃を前面側の正面から見た図であり、図6(B)は、図6(A)に示すうろこ取り刃を前面側から見た斜視図である。
以下、本発明の好ましい実施の形態を、図面を参照しながら説明する。なお、以下では全ての図面を通じて同一又は相当する要素には同一の参照符号を付して、その重複する説明を省略する。また、以下で説明する実施形態は、本発明の一具体例を示すものである。以下の実施形態で示される形状、材料、構成要素、構成要素の配置位置、個数及び接続形態などは、あくまで一例であり、本発明を限定するものではない。
(実施形態)
図1は、本発明の実施形態の一例のうろこ取り機の外観を示す斜視図である。図2(A)は、図1に示すうろこ取り機に用いられる一例のうろこ取り刃を前面側から見た斜視図であり、図2(B)は、図2(A)に示すうろこ取り刃を背面側から見た斜視図であり、図2(C)は、うろこ取り刃が取り付けられる本体部の一部分を示す斜視図である。図3は、うろこ取り機のうろこ取り刃が取り付けられた部分を前面側から見た図である。図4は、うろこ取り刃の回転軸への取付構造の一例の概略を示す模式断面図である。なお、図4では、2つの刃部7のみを図示し、図示されていない刃部7もある。
本例のうろこ取り機は、本体部1とうろこ取り刃2とを備えている。このうろこ取り機を使用して魚のうろこを取る際に、うろこ取り刃2が魚と向かい合う面を、前面とする。また、うろこ取り刃2の背面側から前面側へ向かう方向を前方とする。
本体部1は防水仕様になっており、本体部1には、使用者が手で把持するための把持部3aを有するケース本体3と、先端部分がケース本体3から突出して設けられて回転駆動される回転軸4とを有している。また、本体部1には、使用者が押すたびに回転軸4を回転させるモータの駆動開始と駆動停止とが交互に繰り返されるスイッチ5が設けられている。そして、ケース本体3の内部には、回転軸4を回転させるためのモータと、このモータの電源となるバッテリー(二次電池)と、モータの駆動回路部などが収納されている。また、ケース本体3には、使用者が把持部3aを手で握ってうろこ取り作業を行っているときに、その握っている手指が調理台等にぶつかったり接触しないように手指を保護するための保護部3bが設けられている。
このうろこ取り機では、上述のように、回転軸4を回転させるモータの電源として電池を用いていることにより、電源コードがないので取り回しがよく、電池を交換して使用時間を延長できる。また、電池は充電式である。
うろこ取り刃2は、回転軸4の先端部分に着脱自在に取り付けられて回転軸4とともに回転し、前面に刃部形成面6aを有する回転体6と、刃部形成面6aに前方へ突出して設けられた複数の刃部7とを備えている。ここでは、うろこ取り刃2全体が、例えば合成樹脂によって一体に形成されている。
例えば図3に示すように、刃部形成面6aは、前面側から見て、その中心が回転軸4の中心と一致するドーナツ状をなしている。そして、各刃部7は、刃部形成面6aにおいて、回転軸4に近い位置から遠い位置へ延びるように形成されている。また、各刃部7は、回転軸4に近い位置から遠い位置へ延びるにつれて、矢印Rで示す回転方向とは逆方向へ延びるように形成されている。そして、これら複数の刃部7は周方向(回転方向)に均等な間隔をあけて形成されている。
また、図4に示すように、刃部形成面6aは、そのドーナツ状の内周縁部6aiから外周縁部6aоに向かって背面側へ傾斜する傾斜面になっている。そして、全ての刃部7は、各々の延在する全ての部分において、前面側の先端が同一レベルL1となるように突出して形成されている。
次に、うろこ取り刃2の着脱構造の一例について説明する。前述のように、回転体6が回転軸4に着脱自在に取り付けられることにより、うろこ取り刃2が回転軸4に着脱自在に取り付けられる。
図2(C)に示すように、本体部1のケース本体3から突出した回転軸4の先端部分(先端及びその近傍部分)には、台座部41と押え部42とが所定の隙間を空けて回転軸4に固定されている。よって、台座部41と押え部42とは回転軸4とともに回転する。台座部41は、高さの低い円柱形状であり、押え部42は、うろこ取り刃2の前面側から見ると、図3に示すような形状である。
一方、図2(A)、(B)及び図4等に示すように、うろこ取り刃2には、前面が刃部形成面6aとなる刃部形成部61の背面側に、台座部41が挿入される円筒部62が延設されている。また、円筒部62の内周面には、台座部41と押え部42との隙間に挿入される2つの案内部64が突出して設けられるとともに、各案内部64の一端にストッパ部65が設けられている。各案内部64のストッパ部65の近傍部分は、その厚みを厚くした厚肉部64aになっている。また、円筒部62の内周面において案内部64と同一周上に、案内部64より突出量の小さい突出部66が設けられている。そして、2つの案内部64、2つのストッパ部65及び突出部66によって囲まれた領域が、うろこ取り刃2の着脱時に押え部42が通過する通過穴67になっている。なお、2つの案内部64及び2つのストッパ部65は、それぞれ回転体6の中心軸に関して対称に設けられている。
図2(C)のように、うろこ取り刃2が取り外されている状態の本体部1に、うろこ取り刃2を取り付ける場合には、まず、通過穴67に押え部42を通過させてうろこ取り刃2を台座部41に載せる(図4で示された状態)。次に、うろこ取り刃2を、使用時(駆動時)の回転方向(矢印R方向)とは逆方向に回す。すると、押え部42の長手方向の両端部の背面42aが案内部64上を摺動してその厚肉部64a上に達すると、この厚肉部64aが台座部41と押え部42とによって挟持される。これにより、うろこ取り刃2が回転軸4に取り付けられる。うろこ取り刃2を取り外す場合には、逆の手順で行えばよい。よって、うろこ取り刃2の着脱を極めて容易にできる。
次に、このうろこ取り機の使用方法の一例について説明する。図5は、うろこ取り機の使用方法の一例を示す概略図である。図5では、うろこ取り刃2を背面側から透視したうろこ取り刃2の要部を図示している。
例えば、図5に示すように、うろこ取り機の使用者は、魚Fの頭が左側となるようにして魚Fを調理台に載せる。そして、使用者がスイッチ5(図1)を押してうろこ取り機を動作させると、うろこ取り刃2が矢印R方向に回転する。魚Fのうろこは、頭から尾に向かう方向へ延びて生えており、うろこ取り刃2は、矢印R方向に回転するので、概ね、うろこ取り刃2の概ね1点鎖線Aで囲んだ部分を魚Fの表面に当接させることにより、回転する刃部7によってうろこを起こして剥ぎ取ることができる。そして、うろこ取り機を、例えば右から左方向へ移動させることにより、魚Fの尾から頭の方向へうろこを剥ぎ取ることができる。
このとき、魚Fと対向する刃部形成面6aに前方へ突出した刃部7が、概ね魚Fの表面に沿って回転することによってうろこが剥ぎ取られるので、うろこが上方へ飛散することがほとんどなく、うろこの飛散を抑えることができる。
よって、背景技術で述べたようなうろこの飛散を抑えるためのカバーは不要であり、魚のひれ付近等の部位を含め魚全体のうろこを容易に取ることができる。また、うろこ取り刃2が回転した動作状態のまま、誤ってタオルなどの布の上に置いた場合でも、カバーが無いので布が巻き込まれることはなく、モータに過負荷がかかるのを防止できる。
また、前述のように、刃部7が回転軸4に近い位置から遠い位置へ延びるにつれて、矢印Rで示す回転方向とは逆方向へ延びるように形成されているので、剥ぎ取られたうろこをうろこ取り刃2の周囲へ移動させて、うろこ取り刃2の刃部7の間や刃部形成面6aと魚Fとの間にうろこがたまるのを防止できる。さらに、刃部形成面6aが図4のように傾斜面になっていることによって、刃部形成面6aの外周縁部6aоに近く周囲になるほど刃部形成面6aと魚Fの表面との隙間が大きくなり、剥ぎ取られたうろこがうろこ取り刃2の周囲へスムーズに移動して、うろこ取り刃2の刃部7の間や刃部形成面6aと魚Fとの間にうろこがたまるのを防止できる。
このうろこ取り刃2は、例えばアジなどのうろこが比較的小さい魚のうろこを取るのに適している。また、大きな魚であってもひれ付近等の複雑な部位のうろこを取るのに好適に使用することができる。
次に、うろこ取り刃の他の例について説明する。図6(A)は、他の例のうろこ取り刃を前面側の正面から見た図であり、図6(B)は、図6(A)に示すうろこ取り刃を前面側から見た斜視図である。このうろこ取り刃20は、タイやスズキなどのうろこが比較的大きい魚のうろこを取るのに適したうろこ取り刃の一例である。
このうろこ取り刃20は、合成樹脂からなる回転体26と、金属製(例えばステンレス製)の複数の刃部27とを備えている。本例では、うろこが挟まるような回転体26と刃部27との隙間を生じさせないように、回転体26と複数の刃部27とは一体成形されている。
また、前述のうろこ取り刃2と比較して、回転体26の前面の刃部形成面26aが刃部形成面6aよりも大きい。すなわち、刃部形成面26aの外周縁部26aоの半径が刃部形成面6aの外周縁部2aоの半径よりも大きい。また、刃部27の形状も刃部7とは異なる。そして、ドーナツ状の刃部形成面26aの中央の穴を塞ぐ蓋26cが設けられ、この蓋26cは例えば刃部形成面26aと連続して一体的に形成されている。なお、この蓋26cは前述のうろこ取り刃2の場合のように無くてもよい。また、前述のうろこ取り刃2においても、その回転体6の前面に、刃部形成面6aの中央の穴6h(図2(A))を塞ぐ蓋が設けられてあってもよい。回転体26の回転軸4への着脱構造は、うろこ取り刃2の場合と同様であり、その説明を省略する。
このうろこ取り刃20は、刃部形成面26aに前方へ突出した複数の凸部26bが設けられ、この凸部26bに刃部27がさらに前方へ突出して設けられている。刃部形成面26aは、前述のうろこ取り刃2の場合と同様に、そのドーナツ状の内周縁部26aiから外周縁部26aоに向かって背面側へ傾斜する傾斜面になっている。
また、複数の凸部26bの各々は、刃部形成面26aにおいて、回転軸4に近い位置から遠い位置へ延びるように形成されるとともに、回転軸4に近い位置から遠い位置へ延びるにつれて、矢印Rで示す回転方向とは逆方向へ延びるように形成されている。これら複数の凸部26bは周方向(回転方向)に均等な間隔をあけて形成されている。本例では、各凸部26bは、その延在する中央部で屈曲しているが、これに限られない。例えば、円弧のようになめらかな曲線状に形成されていてもよい。このような凸部26bの形状を、前述のうろこ取り刃2の刃部7の形状に適用してもよい。
そして、刃部27は凸部26bから突出して設けられているので、刃部27も、凸部26b同様、回転軸4に近い位置から遠い位置へ延びるように形成されるとともに、回転軸4に近い位置から遠い位置へ延びるにつれて、矢印Rで示す回転方向とは逆方向へ延びるように形成されている。
なお、全ての凸部26bは、前述のうろこ取り刃2の刃部7の前面側の先端が同一レベルL1(図4)となるように突出して形成されているのと同様に、各々の延在する全ての部分において、前面側の先端が同一レベルとなるように突出して形成されている。そして、このように形成された凸部26bから同一量が突出するように各々の刃部27が設けられている。
本例のうろこ取り刃20は、刃部27が金属製であるので、大きなうろこを剥ぎ取りやすい。また、刃部27が凸部26bからさらに前方へ突出して形成されているので、刃部形成面26aと魚の表面との間の隙間を大きくでき、大きなうろこであっても回転体26の周囲へスムーズに移動して、刃部27の間や回転体26と魚との間に、うろこがたまるのを防止できる。
また、刃部27は、小さい突起からなる複数の刃28が連なって形成されている。これにより、小さい刃28にうろこが引っ掛かりやすくなり、うろこを剥ぎ取りやすい。
本例では、刃部27が、凸部26bの全ての延在部分において配置されるのではなく、刃部形成面26aの内周縁寄りの凸部26bの部分と外周縁寄りの凸部26bの部分とに、交互に配置されている。なお、例えば凸部26bの数を減らして、刃部27が凸部26bの全ての延在部分において配置されるようにしてもよい。
また、上記のうろこ取り刃2,20は本体部1の回転軸4に着脱自在に取り付けられるので、うろこ取り刃2,20を取り外して容易に洗浄できる。また、本体部1も防水仕様であるので洗浄できる。
また、うろこ取り刃2,20のように、本体部1の回転軸4に着脱自在に取り付けられ、刃部形成面の大きさ及び刃部の形状のうちの少なくとも一方が異なるように構成された複数のうろこ取り刃を予め用意しておくことにより、これら複数のうろこ取り刃の中から、魚のうろこの大きさ等に応じて、うろこを取るのに最も適したうろこ取り刃を選択して使用することができ、うろこ取り作業を効率よく行うことができる。
また、うろこ取り機の本体部1を、うろこ取り機以外の機器として用いるように構成してもよい。例えば、回転軸4に対してうろこ取り刃2,20と同様の着脱構造を備えたブラシを用意すれば、うろこ取り刃をブラシに交換して回転ブラシとして使用することができる。例えば、うろこ取り作業が終わった後で、うろこ取り刃をブラシに交換して、調理台や流し台等の清掃を行う際に使用することができる。
上記説明から、当業者にとっては、本発明の多くの改良や他の実施形態が明らかである。従って、上記説明は、例示としてのみ解釈されるべきであり、本発明を実行する最良の態様を当業者に教示する目的で提供されたものである。本発明の精神を逸脱することなく、その構造及び/又は機能の詳細を実質的に変更できる。
本発明は、うろこの飛散を抑え、かつ、魚のひれ付近等の部位を含め魚全体のうろこを容易に取ることができる魚のうろこ取り機及びそれに用いられるうろこ取り刃等として有用である。
1 本体部
2,20 うろこ取り刃
3 ケース本体
3a 把持部
4 回転軸
6,26 回転体
6a,26a 刃部形成面
6ai,26ai 内周縁部
6aо,26aо 外周縁部
26b 凸部
7,27 刃部

Claims (8)

  1. 使用者が把持するための把持部を有する本体と、
    先端部分が前記本体から突出して設けられて回転駆動される回転軸と、
    前記回転軸が背面側へ延びるように前記回転軸の先端部分に取り付けられ、前面に刃部形成面を有する回転体と、
    魚のうろこを剥ぎ取るために前記刃部形成面から前方へ突出して設けられた複数の刃部と、を備えた魚のうろこ取り機。
  2. 前記刃部は、
    前記回転軸に近い位置から遠い位置へ延びるように設けられ、前記刃部形成面において周方向に間隔をあけて複数配置された、
    請求項1に記載の魚のうろこ取り機。
  3. 前記刃部は、
    前記回転軸に近い位置から遠い位置へ延びるにつれて前記回転体の回転方向とは逆方向へ延びるように形成された、
    請求項2に記載の魚のうろこ取り機。
  4. 前記回転体は、
    前記刃部形成面から前方へ突出し、かつ前記回転軸に近い位置から遠い位置へ延び、遠い位置へ延びるにつれて前記回転体の回転方向とは逆方向へ延びるように設けられ、前記刃部形成面において周方向に間隔をあけて配置された複数の凸部をさらに有し、
    前記刃部は、前記凸部から前方へ突出して形成された、
    請求項1〜3のいずれかに記載の魚のうろこ取り機。
  5. 前記刃部形成面は、
    ドーナツ状に形成され、このドーナツ状の内周縁部から外周縁部に向かって背面側へ傾斜する傾斜面となるように形成された、
    請求項1〜4のいずれかに記載の魚のうろこ取り機。
  6. 前記回転体に前記刃部が設けられてなるうろこ取り刃が、前記回転軸の先端部分に着脱自在に取り付けられた、
    請求項1〜5のいずれかに記載の魚のうろこ取り機。
  7. 前記回転軸に交換して取り付けられる複数の前記うろこ取り刃を備え、
    前記複数のうろこ取り刃の各々は、前記刃部形成面の大きさ及び前記刃部の形状のうちの少なくとも一方が異なるように構成された、
    請求項6に記載の魚のうろこ取り機。
  8. 回転駆動される回転軸が背面側へ延びるように前記回転軸の先端部分に着脱自在に取り付けられ、前面に刃部形成面を有する回転体と、
    魚のうろこを剥ぎ取るために前記刃部形成面から前方へ突出して設けられた複数の刃部と、を備えたうろこ取り刃。
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