JP6411943B2 - 基板電解処理装置、および該基板電解処理装置に使用されるパドル - Google Patents

基板電解処理装置、および該基板電解処理装置に使用されるパドル Download PDF

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Description

本発明は、ウェハ等の基板の表面を処理(例えばめっき)する際に使用されるパドル、および該パドルを備えた基板電解処理装置に関するものである。
図16は、基板電解処理装置の一例であるめっき装置を示す概略図である。図16に示すように、めっき装置は、内部にめっき液を保持するめっき槽101と、めっき槽101内に配置されたアノード102と、アノード102を保持するアノードホルダ103と、基板ホルダ104とを備えている。基板ホルダ104は、ウェハなどの基板Wを着脱自在に保持し、かつ基板Wをめっき槽101内のめっき液に浸漬させるように構成されている。アノード102および基板Wは鉛直に配置され、めっき液中で互いに対向するように配置される。
めっき装置は、めっき槽101内のめっき液を攪拌するパドル105と、基板W上の電位分布を調整する調整板(レギュレーションプレート)106とをさらに備えている。調整板106は、パドル105とアノード102との間に配置されており、めっき液中の電場を制限するための開口106aを有している。パドル105は、基板ホルダ104に保持された基板Wの表面近傍に配置されている。パドル105は、鉛直に配置されており、基板Wの表面と平行に往復運動することでめっき液を攪拌し、基板Wのめっき中に、十分な金属イオンを基板Wの表面に均一に供給することができる。
アノード102はアノードホルダ103を介して電源107の正極に接続され、基板Wは基板ホルダ104を介して電源107の負極に接続される。アノード102と基板Wとの間に電圧を印加すると、電流は基板Wに流れ、基板Wの表面に金属膜が形成される。
図17は図16のA線矢視図である。図17において、基板ホルダ104は省略されている。図17では、基板Wの直径は300mmである。パドル105の幅は基板Wの直径よりも小さい。パドル105は鉛直方向に延びる複数の攪拌棒108を備えており、これら攪拌棒108は等間隔に配置されている。パドル105はアノード102と基板Wとの間の電場中に配置されているため、攪拌棒108は電場を遮りながら矢印で示すように左右に往復運動する。
図18は電場遮蔽率を示すグラフである。電場遮蔽率とは、パドル105が電場を遮る時間とパドル105の往復運動の総時間との比率である。図18の横軸は基板Wの中心からの距離[mm]を示しており、縦軸は電場遮蔽率を示している。図18に示す太線は電場遮蔽率の平均値を表している。図18から、基板Wの中心からの距離が100mmを超えた領域では、電場遮蔽率が急激に低くなることがわかる。電場遮蔽率が低下すると、基板W上での電流密度が増加し、基板Wに形成される金属膜は厚くなる。図18に示すように、基板Wの周縁部での電場遮蔽率は基板Wの中央部での電場遮蔽率よりも低いため、基板Wの周縁部での金属膜は基板Wの中央部での金属膜よりも厚くなる。その結果、基板Wに形成される金属膜の厚さが不均一になってしまう。
パドル105の幅を基板Wの直径よりも大きくすれば、電場遮蔽率は均一になると考えられる。しかしながら、パドル105を収容するめっき槽101を大きくしなければならず、めっき装置全体が大きくなってしまう。
特開2007−46154号公報 特開2009−155726号公報
本発明は、上述した問題点に鑑みてなされたもので、基板電解処理装置を大きくすることなく、電場遮蔽率を均一にすることができる基板電解処理装置、該基板電解処理装置に使用されるパドルを提供することを目的とする。
上述した目的を達成するため、本発明の一態様は、処理液を保持する処理槽と、基板を保持し、該基板を前記処理槽内に配置する基板ホルダと、前記処理槽内に配置され、前記基板の対極となる対電極と、前記対電極と前記基板との間に配置され、前記基板の表面と平行に往復運動して前記処理液を攪拌するパドルとを備え、前記パドルは、該パドルの内側領域に配置された複数の攪拌棒と、前記パドルの外側領域に配置された複数の攪拌棒とを備え、前記外側領域に配置された攪拌棒の間の隙間は、前記内側領域に配置された攪拌棒の間の隙間よりも小さいことを特徴とする基板電解処理装置である。
本発明の好ましい態様は、前記パドルの中央には、中央領域が形成されており、前記中央領域に配置された攪拌棒の間の隙間は、前記内側領域に配置された攪拌棒の間の隙間よりも小さいことを特徴とする。
本発明の好ましい態様は、前記パドルの中心線上には攪拌棒が配置されていることを特徴とする。
本発明の好ましい態様は、前記内側領域に配置された攪拌棒の間の隙間は、互いに等しいことを特徴とする。
本発明の好ましい態様は、前記外側領域に配置された攪拌棒の間の隙間は、互いに等しいことを特徴とする。
本発明の好ましい態様は、前記パドルの幅の半分から、前記パドルのストローク長さの半分を引いた値は前記基板の半径未満であることを特徴とする。
本発明の好ましい態様は、前記複数の攪拌棒は、第1グループと、該第1グループの外側に配置された第2グループとに分けられ、前記第2グループと前記基板の表面との距離は、前記第1グループと前記基板の表面との距離よりも小さいことを特徴とする。
本発明の好ましい態様は、前記複数の攪拌棒の間にはそれぞれ所定の隙間が形成されており、前記所定の隙間は、前記パドルの中心線からの距離とともに徐々に小さくなることを特徴とする。
本発明の他の態様は、基板の表面と平行に往復運動してめっき液を攪拌するパドルであって、前記パドルは、鉛直方向に延びる複数の攪拌棒を備え、前記複数の攪拌棒は、中央攪拌棒と、前記中央攪拌棒を中心として対称に配列された複数の外側攪拌棒とから構成され、前記複数の外側攪拌棒の間にはそれぞれ所定の隙間が形成されており、前記所定の隙間は、前記中央攪拌棒からの距離とともに徐々に小さくなることを特徴とする。
好ましい態様は、前記パドルの幅の半分から、前記パドルのストローク長さの半分を引いた値は前記基板の半径未満であることを特徴とする。
好ましい態様は、前記複数の外側攪拌棒は、前記中央攪拌棒の両側に配置された第1グループと、該第1グループの外側に配置された第2グループとに分けられ、前記第2グループと前記基板の表面との距離は、前記第1グループと前記基板の表面との距離よりも小さいことを特徴とする。
本発明のさらに他の態様は、めっき液を保持するめっき槽と、前記めっき槽内に配置されたアノードと、基板を保持し、該基板を前記めっき槽内に配置する基板ホルダと、前記アノードと前記基板との間に配置され、前記基板の表面と平行に往復運動して前記めっき液を攪拌するパドルとを備え、前記パドルは、鉛直方向に延びる複数の攪拌棒を備え、前記複数の攪拌棒は、中央攪拌棒と、前記中央攪拌棒を中心として対称に配列された複数の外側攪拌棒とから構成され、前記複数の外側攪拌棒の間にはそれぞれ所定の隙間が形成されており、前記所定の隙間は、前記中央攪拌棒からの距離とともに徐々に小さくなることを特徴とするめっき装置である。
好ましい態様は、前記パドルの幅の半分から、前記パドルのストローク長さの半分を引いた値は前記基板の半径未満であることを特徴とする。
好ましい態様は、前記複数の外側攪拌棒は、前記中央攪拌棒の両側に配置された第1グループと、該第1グループの外側に配置された第2グループとに分けられ、前記第2グループと前記基板の表面との距離は、前記第1グループと前記基板の表面との距離よりも小さいことを特徴とする。
本発明によれば、パドルが基板の直径よりも小さな幅を持つ場合であっても、電場遮蔽率を均一にすることができる。したがって、基板のめっきにこのパドルを使用すれば、均一な厚さの金属膜を基板に形成することができる。
本実施形態に係るめっき装置を示す概略図である。 図2(a)乃至図2(d)はパドルの往復運動を示す模式図である。 3つのめっき液貯留槽とパドルユニットを示す図である。 図1のB線矢視図である。 外側攪拌棒の間の所定の隙間を示す図である。 本実施形態に係るパドルによる電場遮蔽率を示すグラフである。 パドルの変形例を示す図である。 パドルの他の変形例を示す図である。 図8のC−C線断面図である。 パドルのさらに他の変形例を示す図である。 他の実施形態に係るパドルを示す図である。 外側領域に配置された攪拌棒の間の隙間および内側領域に配置された攪拌棒の間の隙間を示す図である。 パドルの中央領域の攪拌棒の間の隙間を、その両側に配置された攪拌棒の間の隙間よりも小さくしたパドルのさらに他の実施形態を示す図である。 パドルの中央領域の攪拌棒の間の隙間を、その両側に配置された攪拌棒の間の隙間よりも小さくしたパドルのさらに他の実施形態を示す図である。 パドルの中央領域の攪拌棒の間の隙間を、その両側に配置された攪拌棒の間の隙間よりも小さくしたパドルのさらに他の実施形態を示す図である。 めっき装置を示す概略図である。 図16のA線矢視図である。 電場遮蔽率を示すグラフである。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。図1から図15において、同一または相当する構成要素には、同一の符号を付して重複した説明を省略する。
以下、本実施形態に係る電解処理装置の一例としてのめっき装置について説明する。電解処理装置の他の例として、電解エッチング装置が挙げられる。図1は、本実施形態に係るめっき装置を示す概略図である。図1に示すように、めっき装置は、内部にめっき液(処理液)を保持するめっき槽(処理槽)1と、めっき槽1内に配置されたアノード(対電極)2と、アノード2を保持するアノードホルダ4と、基板ホルダ8とを備えている。基板ホルダ8は、ウェハなどの基板Wを着脱自在に保持し、かつ基板Wをめっき槽1内のめっき液に浸漬させるように構成されている。
アノード2および基板Wは鉛直に配置され、めっき液中で互いに対向するように(すなわち、互いに対極となるように)配置される。アノード2はアノードホルダ4を介して電源18の正極に接続され、基板Wは基板ホルダ8を介して電源18の負極に接続される。アノード2と基板Wとの間に電圧を印加すると、電流は基板Wに流れ、基板Wの表面に金属膜が形成される。
めっき槽1は、基板Wおよびアノード2が内部に配置されるめっき液貯留槽10と、めっき液貯留槽10に隣接するオーバーフロー槽12とを備えている。めっき液貯留槽10内のめっき液はめっき液貯留槽10の側壁を越流してオーバーフロー槽12内に流入するようになっている。
オーバーフロー槽12の底部には、めっき液循環ライン20の一端が接続され、めっき液循環ライン20の他端はめっき液貯留槽10の底部に接続されている。めっき液は、めっき液貯留槽10の側壁をオーバーフローしてオーバーフロー槽12に流入し、さらにオーバーフロー槽12からめっき液貯留槽10にめっき液循環ライン20を通って戻される。このように、めっき液は、めっき液循環ライン20を通じてめっき液貯留槽10とオーバーフロー槽12との間を循環する。
めっき装置は、基板W上の電位分布を調整する調整板(レギュレーションプレート)14と、めっき液貯留槽10内のめっき液を攪拌するパドル16とをさらに備えている。調整板14は、パドル16とアノード2との間に配置されており、めっき液中の電場を制限するための開口14aを有している。パドル16は、めっき液貯留槽10内の基板ホルダ8に保持された基板Wの表面近傍に配置されている。基板Wの表面とパドル16との距離は10mm以下が好ましく、さらに好ましくは8mm以下である。パドル16は例えばチタン(Ti)から構成されている。パドル16は、鉛直に配置されており、基板Wの表面と平行に往復運動することでめっき液を攪拌し、基板Wのめっき中に、十分な金属イオンを基板Wの表面に均一に供給することができる。
図2(a)乃至図2(d)はパドル16を往復運動させるパドル駆動装置29を示す模式図である。パドル16はコネクティングロッド17を介してクランクディスク19に接続されている。コネクティングロッド17はクランクディスク19に偏心して取り付けられている。クランクディスク19が矢印で示す方向に回転すると、パドル16は基板Wと平行に往復運動する。パドル16はこのパドル駆動装置29によって基板Wの表面と平行に往復運動して基板Wの表面近傍のめっき液を攪拌する。
図3は3つの隣接しためっき液貯留槽10とパドル16を駆動するパドルユニット25を示す図である。パドルユニット25は、パドル16と、水平方向に延びるシャフト26と、パドル16を支持するパドル保持部27と、シャフト26を支持するシャフト支持部28と、パドル16を駆動する上述したパドル駆動装置29とを備えている。シャフト26は、その両端近傍につば部30を有している。つば部30は、シャフト26に付着しためっき液がシャフト26を伝わってシャフト支持部28に達するのをブロックする。パドル駆動装置29のモータの回転、すなわち、パドル16の往復運動はパドル駆動制御部31によって制御される。パドル駆動制御部31はそれぞれのパドル駆動装置29に接続されており、パドル駆動装置29を制御するように構成されている。
複数のめっき液貯留槽10内のパドル16の往復運動が同期すると、めっき装置全体に大きな振動が生じる場合がある。そこで、パドル駆動制御部31は、複数のパドル16の往復動作の位相が同期しないように、つまり、複数のパドル16の往復動作の位相がずれるように、パドル駆動装置29のモータ起動のタイミングを制御する。このようなパドル駆動制御部31の制御動作により、めっき装置全体に大きな振動が生じることを防止することができる。
図4は図1のB線矢視図である。図4では、基板ホルダ8は省略されている。図4に示すように、パドル16は、鉛直方向に延びる中央攪拌棒21および外側攪拌棒22A〜22Fと、これら攪拌棒21,22A〜22Fを保持する保持部材24a,24bとを備えている。保持部材24aは攪拌棒21,22A〜22Fの上端を保持し、保持部材24bは攪拌棒21,22A〜22Fの下端を保持している。これら保持部材24a,24bは水平に延び、基板Wの表面と平行に配置されている。攪拌棒21,22A〜22Fは、互いに平行に配置され、かつ基板Wの表面と平行に配置されている。本実施形態において、パドル16は、13本の攪拌棒を備えているが、攪拌棒の数は13本に限られない。
図4および図5に示すように、攪拌棒22Aから攪拌棒22Cまでの領域はパドル16の内側領域R1と定義され、攪拌棒22Cから攪拌棒22Fまでの領域はパドル16の外側領域R2と定義される。内側領域R1は、パドル16の中心線上を延びる攪拌棒21の両側に位置し、外側領域R2は内側領域R1の外側に位置している。
図4に示す実施形態では、基板Wの直径は300mmであり、パドル16の幅は基板Wの直径よりも小さい。ただし、基板Wの直径はこの例に限定されない。攪拌棒21,22A〜22Fの長さは、基板Wの直径と同じか、基板Wの直径よりも長い。パドル16の寸法が、パドル16の幅の半分から、パドル16のストローク長さの半分を引いた値が基板Wの半径未満という条件を満たす場合に、基板W面上の電場遮蔽率の分布が不均一になる。例えば、パドル16の幅が280mmで、パドル16のストローク長さが100mmである場合、パドル16の幅の半分(140mm)からパドル16のストローク長さの半分(50mm)を引いた値は90mmであり、基板Wの半径(150mm)よりも小さい。上記条件を満たす場合は、例えばパドル16の往復運動において、パドル16が基板Wの左側(図4参照)で折り返すときに、基板Wの右側の外周部には電場がパドル16に全く遮蔽されない部分が存在する。
攪拌棒21,22A〜22Fは中央攪拌棒21と外側攪拌棒22A〜22Fからなり、外側攪拌棒22A〜22Fの間にはそれぞれ所定の隙間が形成されている。これらの所定の隙間は、互いに異なっており、中央攪拌棒21からの距離とともに徐々に小さくなっている。中央攪拌棒21は基板Wの中央における電場遮蔽率が極端に落ち込むことがないようにするために設けられている。パドル16がパドル駆動装置29により往復運動する際に、パドル16の中央部は基板Wの中央部を最も高い速度で通過する。したがって、パドル16の中央部での攪拌棒の隙間が大きいと、基板Wの中央部における電場遮蔽率が極端に落ち込む場合がある。そこで、中央攪拌棒21を設けてパドル16の中央部での攪拌棒の間の隙間を部分的に小さくしている。しかしながら、外側攪拌棒22A〜22Fの配置次第では、中央攪拌棒21を必ずしも設けなくてもよい。
図5は外側攪拌棒22A〜22Fの間の隙間を示す図である。図5に示す直交座標系の横軸は中央攪拌棒21からの距離を示している。図5では、パドル16の一部が示されている。図5に示す円弧は直交座標系の原点上に中心を持つ正円の1/4である。図5に示すように、縦軸に沿って正円を等間隔で分割すると、正円は横軸に沿って不均等に分割される。外側攪拌棒22A〜22Fは横軸上の不均等な分割点に対応する位置に配置されている。すなわち、外側攪拌棒22A〜22Fは不等間隔に配列されている。
図5に示す例では、外側攪拌棒22Aと外側攪拌棒22Bとの間の隙間a1は、外側攪拌棒22Bと外側攪拌棒22Cとの間の隙間a2よりも大きい。外側攪拌棒22Cと外側攪拌棒22Dとの間の隙間a3は、隙間a2よりも小さく、外側攪拌棒22Dと外側攪拌棒22Eとの間の隙間a4よりも大きい。外側攪拌棒22Eと外側攪拌棒22Fとの間の隙間a5は隙間a4よりも小さい。このように、外側攪拌棒22A〜22F間の隙間は、中央攪拌棒21からの距離とともに徐々に小さくなっている(a1>a2>a3>a4>a5)。
図6は本実施形態に係るパドル16による電場遮蔽率を示すグラフである。図6に示す太線は、電場遮蔽率の平均値を表している。図6の横軸は基板Wの中心からの距離[mm]を示しており、縦軸は電場遮蔽率を示している。図6において、基板Wの中心からの距離0mm〜150mmの範囲内で、電場遮蔽率(平均値)の最大値と最小値との差は約5ポイントである。一方、図18において、基板Wの中心からの距離0mm〜150mmの範囲内で、電場遮蔽率(平均値)の最大値と最小値との差は約7ポイントである。このように、本実施形態に係るパドル16を使用すると、電場遮蔽率は基板Wの全体において均一になるため、基板Wに形成される金属膜の厚さを均一にすることができる。
前述したように、例えばパドル16が基板Wの左側で折り返すときに、基板Wの右側の外周部には電場がパドル16に全く遮蔽されない部分が存在する場合には、基板Wの外周部の電場遮蔽率は低下する。そこで、図5に示すように、パドル16の外側領域R2に配置された攪拌棒22C〜22Fの間の隙間a3〜a5が、パドル16の内側領域R1に配置された攪拌棒22A〜22Cの間の隙間a1〜a2よりも小さくなるようにしている。このように、パドル16の外側領域R2での攪拌棒の密度を、内側領域R1での攪拌棒の密度よりも高めることにより、基板Wの外周部での電場遮蔽率の低下を抑制することができる。
図7はパドル16の変形例を示す図である。図7ではパドル16の一部が示されている。図7に示す外側攪拌棒22A〜22Fは等間隔に配置されているが、外側攪拌棒22A〜22Fのそれぞれの幅が異なっている。すなわち、外側攪拌棒22A〜22Fのそれぞれの幅は中央攪拌棒21からの距離とともに徐々に大きくなっている。したがって、外側攪拌棒22A〜22F間の隙間は中央攪拌棒21からの距離とともに徐々に小さくなっている。
図7では、外側攪拌棒22Aと外側攪拌棒22Bとの間の隙間c1は、外側攪拌棒22Bと外側攪拌棒22Cとの間の隙間c2よりも大きい。外側攪拌棒22Cと外側攪拌棒22Dとの間の隙間c3は、隙間c2よりも小さく、外側攪拌棒22Dと外側攪拌棒22Eとの間の隙間c4よりも大きい。外側攪拌棒22Eと外側攪拌棒22Fとの間の隙間c5は、隙間c4よりも小さい(c1>c2>c3>c4>c5)。
このように外側攪拌棒22A〜22Fの幅は中央攪拌棒21からの距離とともに徐々に大きくなっているため、外側攪拌棒22A〜22F間の隙間c1〜c5は中央攪拌棒21からの距離とともに徐々に小さくなっている。このような形状のパドル16を用いることで、電場遮蔽率が基板Wの全体において均一になるため、基板Wに形成される金属膜の厚さを均一にすることができる。
図8はパドル16の他の変形例を示す図であり、図9は図8のC−C線断面図である。図8に示す実施形態は、外側攪拌棒22A〜22F間の隙間が中央攪拌棒21からの距離とともに徐々に小さくなっている点では上述した実施形態と同じである。外側攪拌棒22A〜22Fのそれぞれの幅は同じ大きさである。図9に示すように、中央攪拌棒21および外側攪拌棒22A〜22Fは略矩形状の水平断面を有している。図8および図9の例では、外側攪拌棒22A〜22Fは、中央攪拌棒21の両側に配置された第1グループと、第1グループの外側に配置された第2グループとに分けられている。
第2グループに属する外側攪拌棒22D〜22Fと基板Wの表面との距離DT2は、第1グループに属する外側攪拌棒22A〜22Cと基板Wの表面との距離DT1よりも小さい。距離DT1および距離DT2は予め設定された距離である。図10に示すように、第2グループに属する外側攪拌棒22D〜22Fの奥行きを基板Wに近接する方向に増加さてもよい。図9および図10に示すように、第2グループに属する外側攪拌棒22D〜22Fは第1グループに属する外側攪拌棒22A〜22Cよりも基板Wの表面に近接しているので、めっき液が淀みやすい基板Wの周縁部の攪拌力を向上することができる。
図11は他の実施形態に係るパドル16を示す図である。図11に示すパドル16は、図4に示すパドル16と異なり、中央攪拌棒21を有していない。パドル16は、攪拌棒が配置されていない中央開口領域CRを有している。この中央開口領域CRは、パドル16の中心線上を延びている。内側領域R1は中央開口領域CRの両側に位置しており、外側領域R2は内側領域R1の外側に位置している。本実施形態では、パドル16は攪拌棒32A〜32Hを備えている。図4に示す攪拌棒21,22A〜22Fは13本(奇数本)であるのに対し、本実施形態に係る攪拌棒32A〜32Hは16本(偶数本)である。
図12は内側領域R1に配置された攪拌棒32A〜32Eの間の隙間d1〜d4および外側領域R2に配置された攪拌棒32E〜32Hの間の隙間d5〜d7を示す図である。パドル16の外側領域R2に配置された攪拌棒32E〜32Hの間の隙間d5〜d7は互いに等しく、内側領域R1に配置された攪拌棒32A〜32Eの間の隙間d1〜d4も互いに等しい。攪拌棒32Eは、内側領域R1と外側領域R2の境界に位置している。中央開口領域CRは、内側領域R1に配置された攪拌棒32A〜32Eのうち、パドル16の中心線に最も近い2つの攪拌棒32A,32Aの間の隙間によって形成されている。
攪拌棒32E〜32Hの間の隙間d5〜d7は、攪拌棒32A〜32Eの間の隙間d1〜d4よりも小さい。したがって、本実施形態の配置は、図4および図5に示した実施形態と同様に、基板Wの外周部での電場遮蔽率の低下を抑制し、基板Wに形成される金属膜の厚さを均一にすることができる。中央開口領域CRの幅d0は、内側領域R1に配置される攪拌棒32A〜32Eの間の隙間d1〜d4よりも小さくなっており、基板Wの中央における電場遮蔽率が極端に落ち込むことを防止している。
図7乃至図10に示す実施形態は、図11および図12に示す実施形態にも適用することができる。例えば、外側領域R2に配置される攪拌棒32F〜32Hの幅を、内側領域R1に配置される攪拌棒32A〜32Dのよりも大きくしてもよい。また、外側領域R2に配置される攪拌棒32F〜32Hの基板Wの表面からの距離を、内側領域R1に配置される攪拌棒32A〜32Dの基板Wの表面からの距離よりも小さくしてもよい。
これまで、図4乃至図10では、中央攪拌棒21を設けてパドル16の中央部での攪拌棒の間の隙間を部分的に小さくする実施形態について述べた。さらに、図11および図12では中央開口領域CRの幅d0を、内側領域R1に配置される攪拌棒32A〜32Eの間の隙間d1〜d4よりも小さくする実施形態について述べた。これらの構成は、いずれもパドル16の通過速度の高い基板Wの中央部における電場遮蔽率が極端に落ち込むことを防止するためである。パドル16の中央部の攪拌棒の間の隙間を、その両側に配置された攪拌棒の間の隙間よりも小さくする構成は、図4や図11に示す実施形態に限らない。
図13乃至図15は、パドル16の中央領域CAの攪拌棒の間の隙間を、その両側に配置された攪拌棒の間の隙間よりも小さくしたパドル16のさらに他の実施形態を示す図である。図13乃至図15では、パドル16の上部のみが描かれている。図13に示す実施形態では、パドル16は、パドル16の中心線を通る中央攪拌棒41と攪拌棒43A〜43Gとを備えている。中央領域CAは、3本の攪拌棒、すなわち、中央攪拌棒41と、その両側に配置された攪拌棒43A,43Aによって形成されている。内側領域R1は中央領域CAの両側に位置しており、外側領域R2は内側領域R1の外側に位置している。中央攪拌棒41と、中央攪拌棒41の両側に位置する2本の攪拌棒43A,43Aとの間に2か所の隙間g1,g1(中央攪拌棒41の両側の隙間g1,g1)が形成されている。
攪拌棒43Aは中央領域CAと内側領域R1との境界に位置しており、攪拌棒43Dは内側領域R1と外側領域R2との境界に位置している。内側領域R1に配置された攪拌棒43A〜43Dの間には、隙間g2〜g4が形成され、外側領域R2に配置された攪拌棒43D〜43Gの間には、隙間g5〜g7が形成されている。中央領域CAに形成されている隙間g1,g1は、内側領域R1に形成されている隙間g2〜g4よりも小さい。
図14に示す実施形態では、パドル16は中央攪拌棒41を有していない。中央領域CAは、パドル16の中心線の両側に配置された2本の攪拌棒43A,43Aによって形成されている。これら攪拌棒43A,43Aの間には隙間h1が形成されている。この隙間h1はパドル16の中心線上を延びている。攪拌棒43Aは中央領域CAと内側領域R1との境界に位置しており、攪拌棒43Dは内側領域R1と外側領域R2との境界に位置している。内側領域R1に配置された攪拌棒43A〜43Dの間には、隙間h2〜h4が形成され、外側領域R2に配置された攪拌棒43D〜43Gの間には、隙間h5〜h7が形成されている。中央領域CAに形成されている隙間h1は、内側領域R1に形成されている隙間h2〜h4よりも小さい。
図15では、中央領域CAは、4本の攪拌棒、すなわち攪拌棒42A,42Aおよび攪拌棒43A,43Aによって形成されている。攪拌棒42A,42Aはパドル16の中心線の両側に配置され、攪拌棒43A,43Aは攪拌棒42A,42Aの外側に配置されている。中央領域CAには、パドル16の中心線上を延びる隙間i0と、隙間i0の両側に形成される隙間i1,i1とが形成されている。隙間i0は攪拌棒42A,42Aの間に形成されており、隙間i1,i1は攪拌棒42A,42Aと攪拌棒43A,43Aとの間に形成されている。
内側領域R1に配置された攪拌棒43A〜43Dの間には、隙間i2〜i4が形成されている。外側領域R2に配置された攪拌棒43D〜43Gの間には、隙間i5〜i7が形成されている。攪拌棒43Aは中央領域CAと内側領域R1との境界に位置しており、攪拌棒43Dは内側領域R1と外側領域R2との境界に位置している。中央領域CAに形成されている隙間i0および隙間i1,i1は、内側領域R1に形成されている隙間i2〜i4よりも小さい。
図13乃至図15に示すいずれの実施形態においても、中央領域CAに形成されている攪拌棒の間の隙間は、その両側の領域(すなわち内側領域R1)に形成されている攪拌棒の間の隙間よりも小さくなっている。中央領域CAに形成される攪拌棒の本数は任意に決定することができる。さらに、パドル16の中心線上に攪拌棒を配置するか、またはパドル16の中心線上に隙間を形成するかは、任意に選択することができる。中央領域CAの外側に形成される内側領域R1の攪拌棒の間の隙間は、中央領域CAの攪拌棒の間の隙間よりも大きくなっており、内側領域R1の外側に形成される外側領域R2の攪拌棒の間の隙間は、内側領域R1の攪拌棒の間の隙間よりも小さくなっている。
外側領域R2の攪拌棒の間の隙間は内側領域R1の攪拌棒の間の隙間よりも小さいので、基板Wの外周部での電場遮蔽率の低下を抑制することができる。また、中央領域CAの攪拌棒の間の隙間は内側領域R1の攪拌棒の間の隙間よりも小さいので、基板Wの中央部における電場遮蔽率が極端に落ち込むことを防止することができる。
これまで本発明の実施形態について説明したが、本発明は上述の実施形態に限定されず、その技術思想の範囲内において、種々の異なる形態で実施されてよいことは勿論である。パドルの外側領域および内側領域とは相対的な位置関係を示す言葉であり、絶対的な位置関係を上記実施形態によって限定するものではない。
また、上述の実施形態では、パドル16の攪拌棒はパドル16の中心線に関して左右対称に配置されているが、攪拌棒は必ずしも左右対称に配置されなくてもよい。本実施形態の一例として電解めっき装置を挙げたが、本発明は電解を作用させて基板を処理する装置に適用することができ、例えば、電解エッチング装置にも適用可能である。電解エッチング槽などの処理槽に基板と対電極を配置した基板電解処理装置において、本実施形態に係るパドル16を搭載することで、パドル16による電場遮蔽の処理プロセスの均一性に与える影響を緩和することができる。
1,101 めっき槽
2,102 アノード
4,103 アノードホルダ
8,104 基板ホルダ
10 めっき液貯留槽
12 オーバーフロー槽
14,106 調整板
16,105 パドル
17 コネクティングロッド
18,107 電源
19 クランクディスク
20 めっき液循環ライン
21,41 中央攪拌棒
22A〜22F 外側攪拌棒
24a,24b 保持部材
25 パドルユニット
26 シャフト
27 パドル保持部
28 シャフト支持部
29 パドル駆動装置
30 つば部
31 パドル駆動制御部
32A〜32H,42A,43A〜43G,108 攪拌棒

Claims (14)

  1. 処理液を保持する処理槽と、
    基板を保持し、該基板を前記処理槽内に配置する基板ホルダと、
    前記処理槽内に配置され、前記基板の対極となる対電極と、
    前記対電極と前記基板との間に配置され、前記基板の表面と平行に往復運動して前記処理液を攪拌するパドルとを備え、
    前記パドルは、該パドルの内側領域に配置された複数の攪拌棒と、前記パドルの外側領域に配置された複数の攪拌棒とを備え、
    前記外側領域に配置された攪拌棒の間の隙間は、前記内側領域に配置された攪拌棒の間の隙間よりも小さいことを特徴とする基板電解処理装置。
  2. 前記パドルの中央には、中央領域が形成されており、
    前記中央領域に配置された攪拌棒の間の隙間は、前記内側領域に配置された攪拌棒の間の隙間よりも小さいことを特徴とする請求項1に記載の基板電解処理装置。
  3. 前記パドルの中心線上には攪拌棒が配置されていることを特徴とする請求項2に記載の基板電解処理装置。
  4. 前記内側領域に配置された攪拌棒の間の隙間は、互いに等しいことを特徴とする請求項1に記載の基板電解処理装置。
  5. 前記外側領域に配置された攪拌棒の間の隙間は、互いに等しいことを特徴とする請求項1に記載の基板電解処理装置。
  6. 前記パドルの幅の半分から、前記パドルのストローク長さの半分を引いた値は前記基板の半径未満であることを特徴とする請求項1に記載の基板電解処理装置。
  7. 前記複数の攪拌棒は、第1グループと、該第1グループの外側に配置された第2グループとに分けられ、前記第2グループと前記基板の表面との距離は、前記第1グループと前記基板の表面との距離よりも小さいことを特徴とする請求項1に記載の基板電解処理装置。
  8. 前記複数の攪拌棒の間にはそれぞれ所定の隙間が形成されており、
    前記所定の隙間は、前記パドルの中心線からの距離とともに徐々に小さくなることを特徴とする請求項1に記載の基板電解処理装置。
  9. 基板の表面と平行に往復運動してめっき液を攪拌するパドルであって、
    前記パドルは、鉛直方向に延びる複数の攪拌棒を備え、
    前記複数の攪拌棒は、中央攪拌棒と、前記中央攪拌棒を中心として対称に配列された複数の外側攪拌棒とから構成され、
    前記複数の外側攪拌棒の間にはそれぞれ所定の隙間が形成されており、
    前記所定の隙間は、前記中央攪拌棒からの距離とともに徐々に小さくなることを特徴とするパドル。
  10. 前記パドルの幅の半分から、前記パドルのストローク長さの半分を引いた値は前記基板の半径未満であることを特徴とする請求項9に記載のパドル。
  11. 前記複数の外側攪拌棒は、前記中央攪拌棒の両側に配置された第1グループと、該第1グループの外側に配置された第2グループとに分けられ、前記第2グループと前記基板の表面との距離は、前記第1グループと前記基板の表面との距離よりも小さいことを特徴とする請求項9に記載のパドル。
  12. めっき液を保持するめっき槽と、
    前記めっき槽内に配置されたアノードと、
    基板を保持し、該基板を前記めっき槽内に配置する基板ホルダと、
    前記アノードと前記基板との間に配置され、前記基板の表面と平行に往復運動して前記めっき液を攪拌するパドルとを備え、
    前記パドルは、鉛直方向に延びる複数の攪拌棒を備え、
    前記複数の攪拌棒は、中央攪拌棒と、前記中央攪拌棒を中心として対称に配列された複数の外側攪拌棒とから構成され、
    前記複数の外側攪拌棒の間にはそれぞれ所定の隙間が形成されており、
    前記所定の隙間は、前記中央攪拌棒からの距離とともに徐々に小さくなることを特徴とするめっき装置。
  13. 前記パドルの幅の半分から、前記パドルのストローク長さの半分を引いた値は前記基板の半径未満であることを特徴とする請求項12に記載のめっき装置。
  14. 前記複数の外側攪拌棒は、前記中央攪拌棒の両側に配置された第1グループと、該第1グループの外側に配置された第2グループとに分けられ、前記第2グループと前記基板の表面との距離は、前記第1グループと前記基板の表面との距離よりも小さいことを特徴とする請求項12に記載のめっき装置。
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