<実施形態1>
本発明の一実施形態に係る録画再生装置について、図1から図5を参照して以下に説明する。但し、この実施形態に記載されている構成は、特に特定的な記載がない限り、この発明の範囲をそれのみに限定する趣旨ではなく、単なる説明例に過ぎない。
なお、本実施形態に係る録画再生装置はレコーダによって実現されているため、以降ではレコーダとも記載する。また、本実施形態では、動画像が放送番組である場合を例に挙げて説明する。
〔録画再生装置の構成〕
まず、本実施形態に係るレコーダについて、図1を参照して説明する。図1は、本実施形態に係るレコーダ1の要部構成を示すブロック図である。
図1に示すように、本実施形態に係るレコーダ1は、チューナ10、制御部20、メモリ30、赤外線受光部40、および、通信部50を備えている。
(チューナ)
チューナ10は、地上デジタル放送により放送される放送番組、および、衛星放送により放送される放送番組などを受信するためのチューナである。チューナ10は、例えば、受信信号をアナログベースバンド信号に変換するRF部、アナログベースバンド信号をデジタルベースバンド信号に変換するADC部、デジタルベースバンド信号からMPEG2ストリームを復調する復調部、および、MPEG2ストリームから映像信号および音声信号を復号する復号部により構成することができる。
チューナ10により復調されたMPEG2ストリームは、バスを介して制御部20に供給される。
なお、チューナ10は、異なるチャンネルを介して放送される2つの放送番組を受信可能なダブルチューナであってもよいし、3つ以上の放送番組を受信可能なマルチチューナであってもよい。
(制御部)
制御部20は、レコーダ1の備える各部を統合的に制御する手段であり、例えば、CPU(Central Processing Unit)などによって構成される。
制御部20は、赤外線受光部40を介してリモコン(不図示)から受信したリモコン信号に応じて、レコーダ1の備える各部を制御する。赤外線受光部40を用いた制御としては、例えば、チューナ10の受信チャンネルをリモコン信号に応じて切り替える制御や、メモリ30に記録されている放送番組を外部へ出力する制御などを挙げることができる。なお、制御部20の詳細については、後述する。
(メモリ)
メモリ30は、読み出し可能かつ書き込み不能なメモリ(ROM)、および、読み出し可能かつ書き込み可能なメモリ(RAM)などから構成される。メモリ30のROMには、制御部20によって実行されるプログラムなどの固定データが格納される。一方、メモリ30のRAMには、制御部20が演算のために参照するデータや、制御部20が演算によって生成したデータなどの可変データが格納される。
また、メモリ30は、図1に示すように、放送番組格納部301、および、サムネイル格納部302を備えている。放送番組格納部301には、チューナ10を介して受信される放送番組が格納(録画)される。また、サムネイル格納部302は、制御部20によって生成されるサムネイルが格納される。なお、放送番組格納部301、および、サムネイル格納部302は、メモリ30のRAMに設けられていればよい。
なお、メモリ30の放送番組格納部301およびサムネイル格納部302は、例えば、レコーダ1に内蔵されているHD(ハードディスク)ドライブ(不図示)などによって実現されていてもよいし、その実現方法は特に限定されない。例えば、レコーダ1の外部に接続されている(外付)HDドライブによって実現されていてもよいし、レコーダ1に内蔵または外付されているDVDドライブおよびBDドライブ(何れも不図示)などによって実現されていてもよい。
(赤外線受光部)
赤外線受光部40は、リモコンから送信されるリモコン信号を受信する。また、赤外線受光部40は、受信したリモコン信号を制御部20に通知する。
(通信部)
通信部50は、外部機器を接続するためのインターフェースである。HDMI(登録商標)(High-Definition Multimedia Interface)機器を接続可能なHDMIインターフェースを挙げることができる。レコーダ1に接続可能なHDMI機器としては、テレビジョン受像機およびディスプレイ装置などの表示装置が代表的である。
なお、通信部50は、HDMIインターフェースに限定されない。すなわち、HDMIインターフェースは、例えば、ATA(Advanced Technology Attachment)、ATAPI(ATA Packet Interface)、IEEE1394、USB(Universal Serial Bus)、および、LANなどの有線接続用インターフェース、あるいは、WiFi(登録商標)、赤外線通信、TransferJet、Bluetooth(登録商標)、および、IEEE80211などの無線接続用インターフェースに置換することが可能である。
さらに、SDカードが接続されている場合には、このSDカードを外部機器として利用してもよい。
〔制御部の構成〕
次に、本実施形態に係るレコーダ1の備える制御部20の詳細について説明する。制御部20は、図1に示すように、録画部201、サムネイル画像生成部(サムネイル画像生成手段)202、サムネイル一覧画像生成部(一覧画像生成手段)203、リスト生成部204、および、再生部(再生手段、重畳手段、リスト生成手段)205を備えている。
(録画部)
録画部201は、チューナ10を介して受信した放送番組を、メモリ30の有する放送番組格納部301に格納する(以降では、単に、放送番組を録画する、とも記載する)。なお、録画部201による放送番組の録画は、例えば、赤外線受光部40を介してリモコンから入力されるユーザ指示、および、録画予約などに基づいて行わるが、特に限定されない。
また、録画部201は、放送番組の録画を開始すると同時に、放送番組の録画を開始する旨をサムネイル画像生成部202に通知する。また、録画部201は、放送番組の録画の終了と同時に、放送番組の録画を終了する旨をサムネイル画像生成部202に通知する。
以降では、放送番組格納部301に記録された放送番組を、録画番組とも記載する。
(サムネイル画像生成部)
サムネイル画像生成部202は、録画番組を複数の期間に分け、各期間に対応したサムネイル画像を生成する。また、サムネイル画像生成部202は、サムネイル画像を、録画部201による放送番組の録画と並列して(つまり、リアルタイムに)生成する。
具体的には、サムネイル画像生成部202は、録画部201から放送番組の録画を開始する旨の通知を取得すると、まず、録画の開始された放送番組を構成する最初のフレーム画像からサムネイル画像を生成する。次に、サムネイル画像生成部202は、所定の期間が経過する度に、所定の期間が経過した直後のフレーム画像を用いてサムネイル画像を順次生成する。そして、放送番組の録画を終了する旨の通知を取得すると、サムネイル画像生成部202は、サムネイル画像の生成を終了する。
例えば、所定の期間が例えば5分である場合には、録画が開始された時点を含め、5分毎にサムネイル画像が生成される。つまり、放送番組の放送時間が15分間である場合には、放送番組の放送開始〜5分までの部分を示すサムネイル画像、5分〜10分までの部分を示すサムネイル画像、および、10分〜15分までの部分を示すサムネイル画像の3つのサムネイル画像が生成される。
もちろん、上記所定の期間は特に限定されるものではなく、10分であってもよいし、2分30秒であってもよいし、ユーザによって適宜設定された期間であってもよい。
また、上記所定の期間を、ユーザによって適宜切り替える構成としてもよい。例えば、所定の期間として5分と2分30秒とを切り替えるためのポップアップが表示されている状態で、ユーザがリモコンの備える黄色ボタン(不図示)を押下することにより、所定の期間が切り替えられる構成を採用することができる。これによって、ユーザは、サムネイル画像が生成される間隔を、任意に設定することができる。
また、サムネイル画像生成部202におけるサムネイル画像の生成タイミングは、所定の期間毎に限定されるものではない。例えば、サムネイル画像生成部202は、放送番組の本編映像と、当該放送番組の途中に挿入されているCMとが切り替わるタイミングでサムネイル画像を生成してもよい。また、サムネイル画像生成部202は、放送番組の本編映像についてのみ所定の期間毎にサムネイル画像を生成し、CMについては1つのサムネイルのみを生成する構成としてもよい。
サムネイル画像生成部202は、生成したサムネイル画像を、録画番組の対応する部分と関連づけて、メモリ30のサムネイル格納部302に格納する。
なお、本実施形態では、サムネイル画像生成部202がサムネイル画像をリアルタイムで生成する場合を例に挙げて説明したが、これに限定されるものではなく、放送番組の録画が全て完了した後にサムネイル画像を生成してもよい。
また、本実施形態では、サムネイル画像生成部202が、録画番組の各期間を構成するフレーム群のうち、最初のフレーム画像を用いてサムネイル画像を生成する場合を例に挙げて説明したが、これに限定されるものではない。サムネイル画像生成部202は、録画番組の各期間を構成するフレーム群のうち、何れのフレーム画像を用いてサムネイル画像を生成してもよい。
(サムネイル一覧画像生成部)
サムネイル一覧画像生成部203は、サムネイル画像生成部202によって生成されたサムネイル画像の全部又は一部を時間順に配列したサムネイル一覧画像を生成する。
サムネイル一覧画像生成部203は、サムネイル画像を一覧表示する旨のリモコン信号(一覧画像生成指示)を赤外線受光部40を介して取得すると、サムネイル一覧画像を生成する。ここで、サムネイル一覧画像とは、サムネイル画像生成部202によって生成された1枚以上のサムネイル画像を時間順に配列して1枚の一覧画像としたものである。
本実施形態では、サムネイル一覧画像生成部203は、8枚のサムネイル画像からサムネイル一覧画像を生成する場合を例に挙げて説明するが、これに限定されるものではない。例えば、6枚のサムネイル画像からサムネイル一覧画像を生成してもよいし、10枚のサムネイル画像からサムネイル一覧画像を生成してもよい。なお、サムネイル一覧画像の詳細については、図面を変えて後述する。
サムネイル一覧画像生成部203は、一覧画像生成指示を取得すると、サムネイル格納部302から時間順に8枚のサムネイル画像を取得する。次に、サムネイル一覧画像生成部203は、取得した8枚のサムネイルを時間順に配列し、サムネイル一覧画像を生成する。
このとき、サムネイル一覧画像生成部203は、8枚のサムネイル画像を左から順に時間順に配列すればよいが、これに限定されず、右から順に時間順に配列してもよいし、上から下へ時間順に配列してもよい。
また、サムネイル一覧画像生成部203は、サムネイル一覧画像を複数毎生成してもよい。
具体的には、N番目からN+M番目までのM+1枚(NおよびMは1以上の整数)のサムネイル画像を時間順に配列した第1のサムネイル一覧画像を後述するリスト生成部204または再生部205において録画番組または録画リストに重畳している間に、サムネイル一覧画像生成部203は、N+1番目からN+M+1番目までのM+1枚のサムネイル画像を時間順に配列した第2のサムネイル一覧画像、および、N−1番目からM番目までのM+1枚のサムネイル画像を時間順に配列した第3のサムネイル一覧画像の少なくとも何れかを生成する。
例えば、ある録画番組に関連付けられているサムネイル画像が10枚ある場合、時間順に1〜8番目のサムネイル画像、2〜9番目のサムネイル画像、および、3〜10番目のサムネイル画像のそれぞれからサムネイル一覧画像を生成してもよい。この場合には、3枚のサムネイル一覧画像が一度に生成されることになる。
サムネイル一覧画像生成部203は、生成したサムネイル一覧画像を、リスト生成部204および再生部205に供給する。
(リスト生成部)
リスト生成部204は、放送番組格納部301に格納された録画番組のタイトルの全部または一部を一覧表示するためのリスト(録画リストとも呼称する)を生成する。具体的には、リスト生成部204は、録画リストを表示する旨のリモコン信号を赤外線受光部40を介して取得すると、放送番組格納部301に格納された録画番組のタイトルを全部または一部取得し、取得したタイトルを一覧表示可能な録画リストを生成する。リスト生成部204は、生成した録画リストを、通信部50を介して出力する。
また、リスト生成部204は、録画リストに含まれる録画番組のタイトルから1つのタイトルを選択する旨のユーザ操作を示すリモコン信号を赤外線受光部40を介して受け付ける。なお、1つのタイトルを選択する旨のユーザ操作は、例えば、リモコンの備えるポップアップキー(不図示)を押下することなどによって行われればよい。
具体的には、リスト生成部204は、まず録画リストに含まれる録画番組のタイトルの何れか(例えば、リストの先頭に表示されるタイトル)を、例えばハイライトなどによって強調した録画リストを生成する。次に、リスト生成部204は、ユーザがリモコンの十字キー(不図示)などを操作することによって、録画リストにおいて強調表示されるタイトルを選択するリモコン信号を、赤外線受光部40を介して受信する。そして、リスト生成部204は、受信したリモコン信号によって選択されたタイトルを強調した録画リストを生成する。
さらに、リスト生成部204は、サムネイル一覧画像生成部203から供給されたサムネイル一覧画像を、当該リスト生成部204において生成した録画リストに重畳する。具体的には、録画リストにおいてユーザに選択されたタイトルの録画番組のサムネイル一覧画像をサムネイル一覧画像生成部203から取得し、録画リストにおいて選択されたタイトルの近傍にサムネイル一覧画像を重畳する。
また、リスト生成部204は、サムネイル一覧画像に含まれるサムネイル画像のうち、録画リストにおいて選択されたタイトルの録画番組が再生部205によって前回再生された際の再生終了位置の属する期間、または、当該期間に隣接する期間に対応するサムネイル画像を強調したサムネイル一覧画像を録画リストに重畳する。
リスト生成部204は、サムネイル一覧画像を重畳した録画リストを、通信部50を介して出力する。
また、リスト生成部204は、録画リストに含まれる録画番組のタイトルのうち、何れかのタイトルを再生するかを示すリモコン信号を赤外線受光部40を介して取得すると、取得したリモコン信号の示すタイトルを再生部205に通知する。また、リスト生成部204は、録画リストに重畳されたサムネイル一覧画像に含まれるサムネイル画像の何れかを選択するリモコン信号を赤外線受光部40を介して取得すると、取得したリモコン信号の示すサムネイル画像を再生部205に通知する。
なお、本実施形態では、リスト生成部204が、録画リストにサムネイル一覧画像を重畳する構成を例に挙げて説明したが、サムネイル画像の全部または一部を直接録画リストに重畳する構成を採用してもよい。
(再生部)
再生部205は、録画番組を再生する。具体的には、再生部205は、メモリ30の放送番組格納部301から録画番組を読み出し、読み出した録画番組を通信部50を介して出力する。なお、再生部205によって再生される録画番組は、例えば、ユーザがリモコンを操作することにより、直接選択されてもよいし、リスト生成部204によって生成された録画リストまたは当該録画リストに重畳されたサムネイル一覧画像から選択されてもよい。
また、再生部205は、再生中の録画番組に、サムネイル一覧画像生成部203から供給されるサムネイル一覧画像を重畳する。具体的には、再生部205は、再生中の録画番組にサムネイル一覧画像を重畳する旨のリモコン信号を赤外線受光部40を介して取得すると、再生中の録画番組に当該再生中の録画番組のサムネイル一覧画像を重畳する。
このとき、再生部205は、再生中の録画番組に重畳されたサムネイル一覧画像に含まれるサムネイル画像のうち、当該録画番組の再生中の期間に(再生位置の属する期間)対応したサムネイル画像を強調してもよい。
再生部205は、再生中の録画番組にサムネイル一覧画像を重畳し、通信部50を介して出力する。
また、再生部205は、再生中の録画番組に重畳されているサムネイル一覧画像に含まれるサムネイル画像の何れかが、ユーザのリモコン操作によって選択された場合、選択されたサムネイル画像の対応する期間から当該録画番組の再生を再開する。
なお、本実施形態では、再生部205が、再生中の録画番組にサムネイル一覧画像を重畳する構成を例に挙げて説明したが、サムネイル画像の全部または一部を直接再生中の録画番組に重畳する構成を採用してもよい。
〔表示画面〕
次に、本実施形態に係るレコーダ1から出力される録画リスト、および、再生される録画番組の示す表示画面の一例について、図2から図5を参照して説明する。なお、レコーダ1から出力される録画リスト、および、再生される録画番組の示す表示画面は、通信部50に接続される外部の表示装置(不図示)などに表示されることによって、ユーザに提示されればよい。
(録画リスト)
まず、制御部20の備えるリスト生成部204によって生成される録画リストを示す表示画像(録画リストとも呼称する)の一例について、図2を参照して説明する。図2は、本実施形態に係るリスト生成部204によって生成される録画リストの一例を示す図である。
図2に示すように、録画リストには、放送番組格納部301に格納された録画番組のタイトルが一覧可能に表示される。なお、図2に示す録画リストでは、18の録画番組のタイトルが一覧表示されているが、一覧表示されるタイトルの数はこれに限定されない。
また、放送番組格納部301に19以上の録画番組が格納されている場合、リスト生成部204は、録画リストをリストの先頭から末尾に向かう方向(図2においてタイトル1からタイトル18へ向かう方向)にスクロールすることにより、一覧表示されていなかった録画番組のタイトルが新たに表示される録画リストを生成してもよい。
また、リスト生成部204は、タイトル1〜18の第1の録画リスト、タイトル2〜19の第2の録画リスト、タイトル3〜20の第3の録画リスト、というように、複数の録画リストを生成してもよい。この場合には、録画リストをリストの先頭から末尾に向かう方向にスクロールされる度に、レコーダ1から出力される録画リストが、第1の録画リスト、第2の録画リスト、第3の録画リストと、順次切り替れば良い。
また、図2の矢印Aに示すように、録画リストに含まれるタイトルのうち、1つのタイトルが強調(フォーカス)して表示(強調表示)される。この強調表示されるタイトルは、ユーザがリモコンの十字キーやジョグダイヤルなど(何れも不図示)を操作することによって切り替えられればよい。なお、録画リストに含まれるタイトルの強調表示は、例えば、強調するタイトルをハイライトしたり、強調するタイトルを囲う枠を太枠にしたりすることによって行われればよいが、特に限定されるものではない。
(サムネイル一覧画像の重畳された録画リスト)
図2に示すように、例えば「タイトル6」が強調表示されている状態で、当該「タイトル6」の録画番組を選択する旨のユーザ操作によるリモコン信号を受信すると、リスト生成部204は、当該録画番組のサムネイル一覧画像を録画リストに重畳する。
サムネイル一覧画像の重畳された録画リストの一例について、図3を参照して説明する。図3は、本実施形態に係るリスト生成部204によってサムネイル一覧画像の重畳された録画リストの一例を示す図である。
図3の矢印Bに示すように、「タイトル6」の録画番組のサムネイル一覧画像は、「タイトル6」に隣接するように重畳される。図3に示す例では、サムネイル一覧画像は、「タイトル6」の下側に表示されている。
また、図3の矢印Bに示すように、サムネイル一覧画像には、複数のサムネイル画像a、カーソルb、タイムバーc、矢印d、および、サムネイル情報eが含まれている。
図3に示すように、サムネイル一覧画像には、時間順に1番目のサムネイル画像a1から、8番目のサムネイル画像a8までの8枚のサムネイル画像aが含まれている。また、図3に示すように、時間順に2番目のサムネイル画像をa2、3番目のサムネイル画像をa3とする。
カーソルbは、サムネイル一覧画像に含まれるサムネイル画像のうち、強調(選択)されているサムネイル画像を示している。カーソルbは、録画リストに重畳したサムネイル一覧画像の表示が開始された時点では、録画リストにおいて選択されているタイトルの録画番組が前回再生された際の再生終了位置の属する期間に対応したサムネイル画像を強調している。なお、カーソルbは、録画リストにおいて選択されているタイトルの録画番組が一度も再生されていない場合には、サムネイル一覧画像に含まれるサムネイル画像のうち、時間順に先頭に配列されたサムネイル画像を強調すればよい。
また、カーソルbは、矢印dに従ってリモコンの十字キーなどを押下するユーザ操作により、サムネイル一覧画像に含まれるサムネイル画像間を移動可能である。例えば、図3に示すように、サムネイル一覧画像においてサムネイル画像a2が選択されている状態で、ユーザによってリモコンの十字キーの右ボタンが押下されると、カーソルbは、サムネイル画像a3に移動する。
タイムバーcは、選択されたタイトルの録画番組全体の再生時間を示している。また、タイムバーc中のバーc1は、選択されたタイトルの録画番組全体の再生時間に対する、サムネイル一覧画像に含まれるサムネイル画像aの対応する期間を合計した再生時間の締める割合を示している。
また、バーc1は、サムネイル一覧画像に含まれる複数のサムネイル画像aが、録画リストにおいて選択されたタイトルの録画番組全体のうち、何れの期間に対応するサムネイル画像であるかによって、タイムバーc中を移動する。
サムネイル情報eは、サムネイル一覧画像に含まれるサムネイル画像aのうち、カーソルbによって選択されているサムネイル画像に関する情報を表示する。
サムネイル情報eは、カーソルbによって選択されているサムネイル画像が、「タイトル6」の録画番組の全期間に対応して生成されたサムネイル画像のうち、先頭のサムネイル画像から時間順に何番目のサムネイル画像であるかを示している。図3に示す例では、「タイトル6」の録画番組に対応するサムネイル画像の総数が18枚であり、カーソルbによって選択されているサムネイル画像が、時間順に2番目のサムネイル画像であることを示している。
また、サムネイル情報eは、カーソルbによって選択されているサムネイル画像aの対応する期間の開始点が、録画番組の開始点から何分後であるかを示している。図3に示す例では、サムネイル情報eは、カーソルbによって選択されているサムネイル画像aの対応する期間の開始点が、録画番組の開始点から1分30秒後であることを示している。
次に、図3に示すサムネイル一覧画像の一例において、サムネイル一覧画像に含まれるサムネイル画像が切り替るタイミングについて説明する。なお、上述したように、カーソルbは、ユーザによるリモコン操作によって、サムネイル一覧画像に含まれるサムネイル画像間を移動することが可能である。
まず、ユーザが矢印dに従ってリモコンの右ボタンを複数回押下(または、押下した状態を所定時間以上維持する)ことにより、カーソルbがサムネイル画像a2からサムネイル画像a8まで移動する。この状態で、ユーザによってさらにリモコンの右ボタンが押下されると、カーソルbは、9番目のサムネイル画像に移動しようとする。
このとき、リスト生成部204が、録画リストに重畳するサムネイル一覧画像を、1〜8番目のサムネイル画像を含むサムネイル一覧画像から2〜9番目のサムネイル画像を含むサムネイル一覧画像に切り替える。これによって、カーソルbは、9番目のサムネイル画像に移動することが可能となる。
また、上述のように、1〜8番目のサムネイル画像を含むサムネイル一覧画像が録画リストに重畳されている時点で、サムネイル一覧画像生成部203によって2〜9番目のサムネイル画像を含むサムネイル一覧画像も生成されている。したがって、サムネイル一覧画像の切り替えの処理に要する時間を短縮することがでるため、サムネイル一覧画像の切り替えをスムーズに行なうことができる。
これによって、レコーダ1は、再生中の録画番組に重畳するサムネイル一覧画像を切り替える場合に、すでに生成されているサムネイル一覧画像を用いて切り替えることができる。従って、再生中の録画番組に重畳するサムネイル一覧画像を切り替える際に新たにサムネイル一覧画像を生成する必要がないため、レコーダ1は、再生中の録画番組に重畳するサムネイル一覧画像の切り替えに関する処理に要する時間を短縮することができる。
また、録画番組の分けられた期間のうち、最後の期間に対応するサムネイル画像が含まれるサムネイル一覧画像が表示されており、かつ、カーソルbが時間順に最後のサムネイル画像を強調している状態で、ユーザによってリモコンの右ボタンが押下された場合には、例えば、当該最後の期間に対応するサムネイル画像の右側に、空白の領域を表示したのち、元の表示に戻るような表示処理をおこなってもよい。
なお、図3に示すように、サムネイル一覧画像は、選択されたタイトルの下側に、当該選択されたタイトルに隣接するように重畳して表示される場合を例に挙げて説明したが、これに限定されるものではない。例えば、図4に示すように、サムネイル一覧画像を、選択されたタイトルの上側に、当該選択されたタイトルに隣接するように重畳して表示してもよい。図4は、本実施形態に係るリスト生成部204によってサムネイル一覧画像の重畳された録画リストの他の一例を示す図である。
選択されたタイトルの下側にサムネイル一覧画像を重畳して表示できない(例えば、サムネイル一覧画像を表示するスペースがない)場合に、図4に示すように、サムネイル一覧画像を選択されたタイトルの上側に重畳して表示すればよい。また、選択されたタイトルの上側にサムネイル一覧画像を重畳して表示できない場合に限って、図3に示すように、サムネイル一覧画像を選択されたタイトルの下側に重畳して表示する構成を採用してもよい。
上述の構成によれば、レコーダ1は、サムネイル一覧画像を表示するために、録画リストを表示領域全体に表示している状態から、表示領域を録画リスト用と上記サムネイル一覧画像用とに分割した状態へ遷移する必要がない。また、録画リストの表示画面の大きさを縮小することによるユーザの視認性の低下を招くこともない。
これによって、レコーダ1は、録画リストの表示を一時的に中断することなく、また、当該録画リストの視認性の低下を抑えつつ、サムネイル一覧画像をユーザに提示することができる。
また、上述の構成によれば、リスト生成部204は、サムネイル一覧画像に含まれるサムネイル画像のうち、再生部205によって前回再生された際の再生終了位置の属する期間、または、当該期間に隣接する期間に対応したサムネイル画像を強調する。したがって、ユーザは、再生しようとしている録画番組を前回どの再生位置まで再生したかを容易に認識することができるため、当該録画番組を前回の続きから容易に再生させることができる。これによって、レコーダ1は、ユーザの操作性をさらに向上させることができる。
(再生画面)
次に、録画番組の再生画面の表示について説明する。
図3に示すように、録画リストに重畳されたサムネイル一覧画像に含まれる何れかのサムネイル画像が選択されると、選択されたサムネイル画像の対応する期間の先頭から、録画番組の再生が開始される。
もちろん、録画リストにサムネイル一覧画像を重畳して表示することなく、録画リストから再生用の録画番組が直接選択された場合にも、録画番組の再生が開始される。この場合には、選択された録画番組を最初から再生してもよいし、前回再生された際の再生終了位置から再生されてもよいし、特に限定されない。
(サムネイル一覧画像の重畳された再生画面)
次に、サムネイル一覧画像の重畳された、録画番組の再生画面の一例について、図5を参照して説明する。図5は、本実施形態に係る再生部205によってサムネイル一覧画像の重畳された再生画面の一例を示す図である。
録画番組が再生されている状態で、サムネイル一覧画像を表示する旨のリモコン信号を赤外線受光部40を介して受信すると、再生部205は、図5に示すように、サムネイル一覧画像を重畳した状態で録画番組を再生する。
このとき、図5に示すように、再生画面に重畳されるサムネイル一覧画像は、例えば、表示画面の下方の領域に表示されることが好ましい。ただし、サムネイル一覧画像の表示位置は、これに限定されるものではなく、表示画面の上方であってもよいし、右方であってもよいし、左方であってもよい。つまり、サムネイル一覧画像の表示位置は、再生されている録画番組の内容に合わせて表示位置が変更可能である。さらに、サムネイル一覧画像の表示位置が、ユーザのリモコン操作によって変更可能な構成を採用してもよい。
図5の矢印Bに示すように、サムネイル一覧画像には、複数のサムネイル画像a、カーソルb、タイムバーc、バーc1、矢印d、および、サムネイル情報eが含まれている。
図5に示すように、サムネイル一覧画像には、時間順に1番目のサムネイル画像a1から、8番目のサムネイル画像a8までの8枚のサムネイル画像aが含まれている。
カーソルbは、サムネイル一覧画像に含まれるサムネイル画像のうち、当該サムネイル一覧画像が重畳されている放送番組の再生中の期間に対応したサムネイル画像を強調する。図5に示す例では、カーソルbは、レコーダ1の再生部205によって再生中の録画番組の再生位置が、サムネイル画像a2に対応した期間に属していることを示している。
また、カーソルbは、再生部205によって再生中の録画番組の再生位置の進行に合わせて、サムネイル一覧画像に含まれるサムネイル画像a間を自動的に移動してもよい。例えば、再生中の録画番組の再生位置の属する期間が、サムネイル画像a2に対応する期間からサムネイル画像a3に対応する期間に遷移した場合には、カーソルbは、サムネイル画像a2からサムネイル画像a3に自動的に移動する構成としてもよい。
なお、サムネイル一覧画像に含まれる、タイムバーc、矢印d、および、サムネイル情報eについては、図3に示すサムネイル一覧画像に含まれるタイムバーc、バーc1、矢印d、および、サムネイル情報eと同様の機能を有するため、その説明を省略する。
これによって、レコーダ1は、サムネイル画像を一覧可能に表示するために、再生中の録画番組を表示領域全体に表示している状態から、表示領域を録画番組用と上記サムネイル一覧画像用とに分割した状態へ遷移する必要がない。また、録画番組の再生画面の大きさを縮小することによるユーザの視認性の低下を招くこともない。
これによって、上記録画再生手段は、録画番組の再生を一時的に中断することなく、また、当該録画番組の視認性の低下を抑えつつ、サムネイル画像を一覧可能にユーザに提示することができる。
さらに、ユーザは、録画番組を視聴しつつ、サムネイル一覧画像を確認することができるため、例えば、サムネイル一覧画像に含まれるサムネイル画像のうち、所望のシーンに最も近いサムネイル画像を選択することによって所望のシーンを再生することができる。これによって、レコーダ1は、録画番組の視認性の低下を抑えつつも、所望のシーンを再生するためのユーザの操作性を向上させることができる。
なお、本実施形態では、動画像が放送番組である場合を例に挙げて説明したが、これに限定されるものではなく、例えば、インターネットなどのネットワークを介して配信される配信番組などであってもよい。
<実施形態2>
実施形態1では、レコーダ1が録画リスト、及び、録画番組の再生画面にサムネイル一覧画像を重畳して表示する構成を例に挙げて説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、再生画面において、サムネイル一覧画像に含まれるサムネイルのうちカーソルにより選択(強調)されているサムネイルに対応する録画番組の一部分(シーン)を再生する構成を採用してもよい。
〔レコーダの構成〕
本実施形態に係るレコーダ2について、図6及び図7を参照して説明する。図6は、本実施形態に係るレコーダ2の要部構成を示すブロック図である。
図6に示すように、本実施形態に係るレコーダ2は、実施形態1に係るレコーダ1の構成(図1参照)に加え、再生時間位置制御部206をさらに備えている。また、本実施形態に係るレコーダ2は、レコーダ1の備える再生部205に変えて、再生部205’を備えている。
(再生部)
再生部205’は、メモリ30の放送番組格納部301から録画番組を読み出し、読み出した録画番組を通信部50を介して出力する。
また、再生部205’は、後述する再生時間位置制御部206からの指示に従い、サムネイル一覧画像に含まれるサムネイル画像のうち、カーソルにより選択されているサムネイル画像に対応する位置から録画番組を再生する。放送番組のうちサムネイル画像に対応する位置は、例えば、録画番組を構成する複数のフレーム画像のうち、サムネイル画像のサムネイル画像生成部202において生成されるサムネイル画像の元となるフレーム画像(サムネイル元画像)であればよい。また、放送番組のうちサムネイル画像に対応する位置は、サムネイル元画像よりも前のフレーム画像であってもよいし、本発明では特に限定されるものではない。
(再生時間位置制御部)
再生時間位置制御部206は、再生部205’における、録画番組の再生開始位置を制御する。具体的には、再生時間位置制御部206は、録画番組を、サムネイル一覧画像に含まれるサムネイル画像のうちカーソルにより選択されているサムネイル画像に対応する位置から再生を開始するよう、再生部205’に通知する。
また、再生時間位置制御部206は、再生部205’における、録画番組の再生時間を制御する。具体的には、再生時間位置制御部206は、或る再生開始位置からの再生が開始されてから所定の時間が経過すると、サムネイル一覧画像に含まれるカーソルを現在選択しているサムネイル画像から時間順に次のサムネイル画像に移動させるよう再生部205’に通知する。
〔再生画面の一例〕
次に、ダイジェスト再生について、図7を参照して説明する。図7は、本実施形態に係る再生部205’によってサムネイル一覧画像の重畳された再生画面の一例を示す図である。
録画番組の再生が開始されている状態で、サムネイル一覧画像を表示する旨のリモコン信号を赤外線受光部40を介して受信すると、再生部205’は、図7に示すように、再生している録画番組に重畳してサムネイル一覧画像を表示する。図7に示すように、サムネイル一覧画像にはカーソルbが含まれており、当該カーソルbは、ユーザのリモコン操作により、サムネイル一覧画像に含まれるサムネイル画像間(つまり、サムネイル画像が表示されている領域間)を移動可能である。
(ダイジェスト再生)
まず、赤外線受光部40は、ダイジェスト再生指示を受信すると、受信したリモコン信号を再生時間位置制御部206に供給する。
再生時間位置制御部206は、ダイジェスト再生指示を取得すると、サムネイル一覧画像に含まれるサムネイル画像のうちカーソルbにより選択されているサムネイル画像(図7ではサムネイル画像f)に対応する再生開始位置から録画番組を再生するよう、再生部205’を制御する。
また、再生時間位置制御部206は、再生部205’により或る再生開始位置からの録画番組の再生が開始されると、録画番組の再生開始から所定の時間が経過したか否かを判定する。
再生時間位置制御部206は、所定の時間が経過したと判定した場合、サムネイル一覧画像に含まれるカーソルbを、現在選択されているサムネイル画像から時間順に次のサムネイル画像に移動させるよう、再生部205’を制御する。そして、再生時間位置制御部206は、カーソルbにより新たに選択されたサムネイル画像に対応する再生開始位置から録画番組を再生するよう、再生部205’を制御する。
再生部205’により或る再生開始位置の次の再生開始位置からの録画番組の再生が開始されると、再生時間位置制御部206は、また、録画番組の再生開始から所定の時間が経過したか否かを判定する。
上述のようにして、再生時間位置制御部206は、再生部205’においてカーソルbにより選択されているサムネイル画像に対応する再生開始位置から録画番組の再生が開始された時点から所定の時間が経過する度に、カーソルbを現在選択されているサムネイル画像から他のサムネイル画像に移動させる。そして、再生部205’は、カーソルbが移動する度に、再生時間位置制御部206からの指示に従い、カーソルbにより選択されているサムネイル画像に対応する再生開始位置から録画番組を再生する。
これにより、本実施形態に係るレコーダ2は、録画番組を一部分ずつ順次再生することにより、録画番組をダイジェストで再生することができる(ダイジェスト再生)。したがって、本実施形態に係るレコーダ2は、ユーザに対して、録画番組のダイジェストを提示することができる。また、ユーザは、録画番組のダイジェストを見ることによって、自分が所望するシーンがどのシーンであるかを、より容易に把握することができる。
そして、再生部205’は、録画番組をダイジェスト再生している途中で、リモコンの決定ボタンの押下などによって指示されるユーザの決定指示を赤外線受光部40を介して取得した場合には、ダイジェスト再生を停止し、決定指示を受け付けた時点から録画番組を通常再生する。
また、再生部205’は、決定指示を受け付けた時点から録画番組を通常再生する代わりに、決定指示を受け付けたシーンの直前の再生開始位置から録画番組を通常再生してもよい。
なお、本実施形態では、ダイジェスト再生される録画番組を再生画面の全体に表示する構成を例に挙げて説明しているが、本発明に係るダイジェスト再生はこれに限定されるものではない。例えば、再生画面に重畳されるサムネイル一覧画像において、サムネイル画像が表示される領域であってカーソルbにより選択されている領域に、当該領域に表示されていたサムネイル画像に対応する再生開始位置から放送番組が再生される構成を採用してもよい。
この構成によれば、レコーダ2は、録画番組を再生しつつ、サムネイル一覧画像において当該録画番組を各サムネイル画像に対応する各再生開始位置から順次再生することができる(つまり、録画番組をサムネイル一覧画像においてダイジェスト再生することができる)。したがって、レコーダ2は、録画番組の再生を一時的に中断することなく、また、当該録画番組の視認性の低下を抑えつつ、サムネイル画像を一覧可能にユーザに提示するとともに、各サムネイル画像に関連付けられている部分録画番組をダイジェストで再生ことができる。
<実施形態3>
上述の実施形態では、録画番組の再生画面に当該再生中の録画番組のサムネイル一覧画像を重畳して表示する構成を例に挙げて説明したが、本発明はこれに限定されず、再生中の録画番組とは異なる録画番組のサムネイル一覧画像を重畳して表示することもできる。
本発明の一実施形態に係る録画再生装置(レコーダ3)について、図8から図10を参照して以下に説明する。また、説明の便宜上、上述の実施形態にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を省略する。
〔レコーダの構成〕
まず、本実施形態に係るレコーダ3について、図8を参照して説明する。図8は、本実施形態に係るレコーダ3の要部構成を示すブロック図である。
図8に示すように、本実施形態に係るレコーダ3は、実施形態1に係るレコーダ1の構成(図1参照)に加え、関連番組検索部216をさらに備えている。また、本実施形態に係るレコーダ3は、レコーダ1の備える、サムネイル一覧画像生成部203、リスト生成部204および再生部205に変えて、サムネイル一覧画像生成部213、リスト生成部214および再生部215を備えている。
(サムネイル一覧画像生成部)
サムネイル一覧画像生成部(一覧画像生成手段)213は、サムネイル画像生成部(サムネイル画像生成手段)202によって生成されたサムネイル画像の全部又は一部を時間順に配列したサムネイル一覧画像を生成する。サムネイル一覧画像生成部213は、サムネイル画像を一覧表示する旨のリモコン信号(一覧画像生成指示)を赤外線受光部(受付手段)40を介して取得すると、サムネイル一覧画像を生成する。
サムネイル一覧画像生成部213は、一覧画像生成指示を取得すると、サムネイル格納部302を参照することにより、再生中の録画番組のサムネイル一覧画像を生成する。また、サムネイル一覧画像生成部213は、再生中の録画番組とは異なる録画番組のサムネイル一覧画像を生成する。
本実施形態では、サムネイル一覧画像生成部213が再生中の録画番組に関連する録画番組(以下、関連番組と称する)のサムネイル一覧画像を生成する場合を例に挙げて説明する。サムネイル一覧画像生成部213は、当該関連番組のサムネイル一覧画像を、関連番組検索部216(後述する)に検索させる。そして、サムネイル一覧画像生成部213は、関連番組検索部216による検索結果に基づいて、関連番組のサムネイル一覧画像を生成する。
例えば、サムネイル一覧画像生成部213は、再生中の録画番組に対応するサムネイル画像が当該再生中の録画番組に重畳されている間に、関連番組であって再生中の録画番組の話数の1つ前の話数(再生中の録画番組がドラマのN話目である場合には、同じドラマのN−1話目)に対応するサムネイル一覧画像を生成する。生成されるサムネイル一覧画像の詳細については、図9および10にて後述する。
なお、サムネイル一覧画像生成部213におけるサムネイル一覧画像の生成については、実施形態1に係るサムネイル一覧画像生成部203と同様であるため、ここではその詳細な説明は省略する。
サムネイル一覧画像生成部213は、生成したサムネイル一覧画像を、リスト生成部214および再生部215に供給する。
なお、サムネイル一覧画像生成部213は、生成したサムネイル一覧画像を、リスト生成部214および再生部215に供給しながら、新たなサムネイル一覧画像を生成する構成としてもよい。
(リスト生成部)
リスト生成部(リスト生成手段、重畳手段)214は、録画リストを生成する。具体的には、リスト生成部214は、録画リストを表示する旨のリモコン信号を赤外線受光部40を介して取得すると、放送番組格納部301に格納された録画番組のタイトルを全部または一部取得し、取得したタイトルを一覧表示可能な録画リストを生成する。リスト生成部214は、生成した録画リストを、通信部50を介して出力する。
さらに、リスト生成部214は、サムネイル一覧画像生成部213から供給されたサムネイル一覧画像を、当該リスト生成部214において生成した録画リストに重畳する。具体的には、録画リストにおいてユーザに選択されたタイトルの録画番組のサムネイル一覧画像をサムネイル一覧画像生成部213から取得し、録画リストにおいて選択されたタイトルの近傍にサムネイル一覧画像を重畳する。そして、リスト生成部214は、サムネイル一覧画像を重畳した録画リストを、通信部50を介して出力する。
また、リスト生成部214は、録画リストに含まれる録画番組のタイトルのうち、何れかのタイトルを再生するかを示すリモコン信号を赤外線受光部40を介して取得すると、取得したリモコン信号の示すタイトルを再生部215に通知する。また、リスト生成部214は、録画リストに重畳されたサムネイル一覧画像に含まれるサムネイル画像の何れかを選択するリモコン信号を赤外線受光部40を介して取得すると、取得したリモコン信号の示すサムネイル画像を再生部215に通知する。
なお、本実施形態に係るリスト生成部214は、関連番組を関連番組検索部216に検索させることにより、関連番組検索部216による検索結果に基づいて、関連番組の録画リストを生成することができてもよい。
(再生部)
再生部(再生手段、重畳手段)215は、メモリ30の放送番組格納部301から録画番組を読み出し、読み出した録画番組を通信部50を介して出力する。なお、再生部215によって再生される録画番組は、例えば、ユーザがリモコンを操作することにより、直接選択されてもよいし、リスト生成部214によって生成された録画リストまたは当該録画リストに重畳されたサムネイル一覧画像から選択されてもよい。
また、再生部215は、再生中の録画番組にサムネイル一覧画像を重畳する旨のリモコン信号を赤外線受光部40を介して取得すると、再生中の録画番組に、サムネイル一覧画像生成部213から供給されるサムネイル一覧画像を重畳する。
また、再生部215は、再生中の録画番組に重畳されているサムネイル一覧画像に含まれるサムネイル画像の何れかが、ユーザのリモコン操作によって選択された場合、選択されたサムネイル画像の対応する期間から当該録画番組の再生を再開する。
なお、本実施形態では、再生部215が、再生中の録画番組にサムネイル一覧画像を重畳する構成を例に挙げて説明したが、サムネイル画像の全部または一部を直接再生中の録画番組に重畳する構成を採用してもよい。
(関連番組検索部)
関連番組検索部(重畳手段)216は、サムネイル一覧画像生成部213およびリスト生成部214のうちいずれか一方からの通知に応じて、再生される録画番組に関連する録画番組(関連番組)を検索する。検索指示を示す情報がサムネイル一覧画像生成部213から通知された場合、関連番組検索部216は、検索結果として、関連番組におけるタイトルのリストを示すリスト情報を、サムネイル一覧画像生成部213に通知する。また、検索指示を示す情報がリスト生成部214から通知された場合、関連番組検索部216は、検索結果として、関連番組におけるタイトルのリストを示すリスト情報を、リスト生成部214に通知する。
ここで、関連番組の識別について説明する。チューナ10を介して受信される放送番組の各々は、録画部(録画手段)201において、例えば、番組ID、及び、放送番組が録画された日時(録画日時)が関連付けられた状態で、放送番組格納部301に格納される。本実施形態では、番組IDは放送番組に対してシリーズ毎に付与されるIDであり、タイトルが同じ放送番組であれば話数が異なる(例えば、第1話、第2話、最終話など)場合であっても同一の番組IDが付与される。なお、番組IDは、放送番組に予め付与されている識別番号であってもよいし、放送番組の関連性が識別できる程度に変更されたIDであってもよいし、特に限定されない。
関連番組検索部216は、放送番組格納部301に格納された放送番組に付与されているIDを参照することにより、再生される録画番組に関連する録画番組を検索する。さらに、関連番組検索部216は、検索した各放送番組の録画日時(又は各放送番組の録画順)を参照することによって、各放送番組の話数(第何話であるか)などを識別してもよい。また、関連番組検索部216は、各録画番組の名称(例えば「ドラマAAA第2話」)、並びに、各録画番組について各放送局及び電子番組表などから提供される放送番組の内容を示す番組情報などから、各放送番組の話数(第何話、第何回など)に関するキーワードを抽出し、各放送番組の話数(第何話であるか)などを識別してもよい。
例えば、放送番組格納部301に格納された放送番組が、第2話から録画されている放送番組である場合、または第2話の放送番組と第3話の放送番組との間に特別番組などの臨時に放送される番組が放送される場合にも、関連番組検索部216は、各録画番組の名称、及び番組情報などを参照して、各放送番組の話数を識別することにより、より正確に各放送番組の話数を識別することができる。
そして、サムネイル一覧画像生成部213は、関連番組検索部216によって抽出された各放送番組の話数に関するキーワードをサムネイル一覧画像に表示してもよい。例えば、サムネイル一覧画像生成部213は、各放送番組の話数に関するキーワードを、後述する図9の(c)に示すサムネイル情報e1として利用することができる。
上記の構成によれば、再生部215は、再生中の動画像に、他の画像から生成されたサムネイル画像を重畳する。これにより、レコーダ3は、ユーザに対して、再生中の動画像と共に他の画像から生成されたサムネイル画像を提供することができる。つまり、ユーザは、動画像の再生中に他の動画像を再生させたい場合に、他の動画像を探すために再生中の動画像の再生を中断する必要がない。従って、レコーダ3は、ユーザによる所望の動画像の検索を容易にすることができる。
上記の構成によれば、レコーダ3は、再生中の動画像に、当該再生中の動画像と所定の関係を有する他の画像から生成されたサムネイル画像を重畳する。これによって、レコーダ3は、動画像の再生を一時的に中断することなく、当該再生中の動画像と所定の関係を有する他の画像から生成されたサムネイル画像をユーザに提示することができる。ここで、上記の例では、所定の関係を有するとは、同じシリーズの番組であることを指すが、本実施形態はこれに限定されない。たとえば、番組のタイトルが同じ、出演者が同じ、ジャンルが同じなどの条件、またはこれらの組み合わせを、所定の関係として採用してもよい。
〔シーンの選択〕
次に、再生中の録画番組とは異なる録画番組におけるシーンの選択について、図9および図10を参照して説明する。
(第N話から第(N−1)話への遷移)
図9は、本実施形態に係るレコーダ3のリスト生成部214及び再生部215により生成される画面の遷移の一例を示す図である。
図9の(a)は、本実施形態に係るリスト生成部214によって生成される録画リストの示す表示画面の一例を示す図である。本実施形態では、関連番組の録画リストが表示される場合を例に挙げて説明するが、これに限定されるものではなく、再生中の録画番組と関連があるか否かによらず、複数の録画番組のサムネイルを録画時刻順に配列したものであってもよい。
図9の(a)に示すように、表示画面における表示領域gには、関連番組の録画リストとともに、カーソルb1および欄A1が表示されている。本実施形態における録画リストは、録画リストに含まれる関連番組の各々における一画像が、時間順に配列された状態である。カーソルb1は、録画リストに含まれる関連番組のうち、強調(選択)されている録画番組を示している。欄A1には、カーソルb1にて強調されている録画番組のタイトルが表示されている。
図9の(b)は、再生部215によって録画番組が再生されている状態を示す表示画面の一例である。図9の(a)におけるカーソルb1にて強調された録画番組の再生が開始されると、図9の(b)に示すように、当該録画番組が、表示領域g全体に表示される状態で再生される。ここで、図9の(b)にて再生される録画番組を、録画リストに含まれる関連番組の第3話とする。
図9の(c)は、再生中の録画番組におけるサムネイル一覧画像が重畳された状態で、録画番組が表示されていることを示す表示画面の一例である。図9の(b)に示すように録画番組が再生されている状態で、再生部215が赤外線受光部40を介してサムネイル一覧画像を表示する旨のリモコン信号を受信すると、図9の(c)に示すように、サムネイル一覧画像を重畳した状態で録画番組が再生される。
図9の(c)のに示す例では、第3話の録画番組が表示領域g全体に再生されている状態で、第3話の録画番組におけるサムネイル一覧画像B1が再生中の録画番組に重畳される。サムネイル一覧画像B1は、表示領域gの下側に表示されている。なお、サムネイル一覧画像B1は、表示領域gの上側、右側または左側に表示されていてもよい。
サムネイル一覧画像B1には、複数のサムネイル画像a、カーソルb、タイムバーc、矢印d、および、サムネイル情報e1が含まれている。サムネイル情報e1は、サムネイル一覧画像に含まれるサムネイル画像aのうち、カーソルbによって選択されているサムネイル画像に関する情報を表示する。例えば、サムネイル情報e1は、録画番組のタイトル、録画番組の話数番号、録画番組のサムネイル画像の総数に対して時間順に何番目であるかを示すサムネイル番号、および、録画番組の開始点からカーソルbによって選択されているサムネイル画像の開始点までの時間を表示する。
図9の(c)に示す例では、カーソルbは、複数のサムネイル画像aのうちサムネイル画像a1を選択した状態である。このため、サムネイル情報e1は、サムネイル画像a1に関する情報を表示している。
サムネイル情報e1において、「ドラマAAA」はサムネイル画像a1の属する録画番組のタイトルを示し、「第3話」は話数番号を示している。また、サムネイル情報e1において、「1/18」は、第3話の録画番組に対応するサムネイル画像の総数が18枚であり、カーソルbによって選択されているサムネイル画像が、時間順に1番目のサムネイル画像であることを示している。また、サムネイル情報e1において、「00:00:00」は、カーソルbによって選択されているサムネイル画像a1の対応する期間の開始点が、録画番組の開始点から00分00秒であることを示している。
ユーザは、矢印dに従ってリモコンの左右ボタンを押下することにより、再生中の録画番組と関連番組とをまたいでカーソルbを移動させることができる。例えば、再生中の録画番組において一番左側に表示されたサムネイル画像(一番目のサムネイル画像)を選択した状態で、ユーザが矢印dに従って左ボタンを押下すると、カーソルbは、再生中の録画番組をまたいで左側のサムネイル画像に移動しようとする。このとき、再生部215は、録画番組に重畳するサムネイル一覧画像を、再生中の録画番組に対応するサムネイル一覧画像から、関連番組に対応するサムネイル一覧画像に切り替える。例えば、再生部215は、図9の(c)、(d)に示すように、再生中の録画番組である「ドラマAAA」の「第3話」に対応するサムネイル一覧画像から、関連番組である「ドラマAAA」の「第2話」に対応するサムネイル一覧画像に切り替える。
図9の(d)は、再生中の録画番組とは異なる録画番組におけるサムネイル一覧画像が重畳された状態で、録画番組が表示されていることを示す表示画面の一例である。図9の(d)に示す例は、第3話の録画番組が表示領域g全体に再生されている状態で、第2話の録画番組におけるサムネイル一覧画像B1が再生中の録画番組に重畳されている。
図9の(d)に示すサムネイル一覧画像B1は、図9の(c)に示すカーソルbがサムネイル画像a1から左側に移動した後において切替えられたサムネイル一覧画像である。図9の(d)に示すサムネイル一覧画像B1において、カーソルbはサムネイル画像f1を選択している。サムネイル画像f1は、第2話の録画番組において一番右側に表示されるサムネイル画像(最後のサムネイル画像)である。このため、バーc1は、タイムバーcにおいて右側の端に表示される。また、サムネイル一覧画像B1に含まれるサムネイル情報は、サムネイル情報e1(図9の(c)参照)から、サムネイル画像f1に関する情報を示すサムネイル情報e2に切替えられる。
サムネイル情報e2において、「第2話」は、サムネイル情報e1における「第3話」(図9の(c)参照)から切替えられ、サムネイル情報e2における「18/18」は、サムネイル情報e1における「1/18」(図9の(c)参照)から切替えられる。また、サムネイル情報e2において、「00:42:30」は、カーソルbによって選択されているサムネイル画像f1の対応する期間の開始点が、録画番組の開始点から42分30秒であることを示している。
図9の(e)は、再生部215によって録画番組が再生されている状態を示す表示画面の一例である。図9の(d)に示されるように、再生中の録画番組に重畳された、再生中の録画番組とは異なる録画番組におけるサムネイル一覧画像から、再生されるサムネイル画像が新たに選択されると、現在再生されていた録画番組から、新たに選択された録画番組に切り替わる。図9の(e)に示す例では、図9の(b)の話数(第3話)よりも1つ前の話数(第2話)の録画番組が表示されている。
(第N話から第(N+1)話への遷移)
図10は、本実施形態に係るレコーダ3のリスト生成部214及び再生部215により生成される画面の遷移の一例を示す図である。
図10の(a)は、再生中の録画番組におけるサムネイル一覧画像が重畳された状態で、録画番組が表示されていることを示す表示画面の一例である。サムネイル一覧画像B1には、サムネイル情報e3が含まれている。サムネイル情報e3は、カーソルbが選択しているサムネイル画像a9に関する情報を示す。サムネイル画像a9は、第3話の録画番組における最後のサムネイル画像である。このため、サムネイル情報e3において、第3話の録画番組におけるサムネイル画像のうち最後の画像であることを示す「18/18」が表示される。
また、図9の(c)と同様に、再生中の録画番組において一番右側に表示されたサムネイル画像(一番最後のサムネイル画像)を選択した状態で、ユーザが矢印dに従って右ボタンを押下すると、カーソルbは、再生中の録画番組と関連番組とをまたいで右側のサムネイル画像に移動する。このとき、再生部215は、録画番組に重畳するサムネイル一覧画像を、再生中の録画番組に対応するサムネイル一覧画像から、関連番組に対応するサムネイル一覧画像に切替える。
図10の(b)は、再生中の録画番組とは異なる録画番組におけるサムネイル一覧画像が重畳された状態で、録画番組が表示されていることを示す表示画面の一例である。図10の(b)に示す例は、第3話の録画番組が表示領域g全体に再生されている状態で、第4話の録画番組におけるサムネイル一覧画像B1が再生中の録画番組に重畳されている。
図10の(b)に示すサムネイル一覧画像B1は、図10の(a)に示すカーソルbがサムネイル画像a9から右側に移動した後において切替えられたサムネイル一覧画像である。図10の(b)に示すサムネイル一覧画像B1において、カーソルbは第4話の録画番組における一番目のサムネイル画像を選択している。当該サムネイル画像は、第4話の録画番組において一番左側に表示されるサムネイル画像である。このため、バーc1は、タイムバーcにおいて左側の端に表示される。また、サムネイル情報e4における「第4話」は、サムネイル情報e3における「第3話」(図10の(a)参照)から切替えられ、サムネイル情報e4における「1/18」は、サムネイル情報e3における「18/18」(図10の(a)参照)から切替えられる。
図10の(c)は、再生部215によって録画番組が再生されている状態を示す表示画面の一例である。図10の(b)に示されるように、再生中の録画番組に重畳された、再生中の録画番組とは異なる録画番組におけるサムネイル一覧画像から、再生されるサムネイル画像が新たに選択されると、現在再生されていた録画番組から、新たに選択された録画番組に切り替わる。図10の(c)に示す例では、図10の(b)の話数(第3話)よりも1つ後の話数(第4話)の録画番組が表示されている。
(第N話から他の録画番組への遷移)
図9および図10にて上述した操作を繰り返すことにより、表示される録画番組が、第N話から第(N−1)話に遷移した後において、第(N−1)話から第N話に戻すことも可能である。
また、表示される録画番組が、第N話から第(N+1)話に遷移した後において、第(N+1)話から第N話に戻すことも可能である。
また、複数の話数をまたいで関連番組を再生することもできる。例えば、ユーザは、サムネイル一覧画像を第N話から第(N−1)話をまたいで第(N−2)話まで遷移させた後に、第(N−2)話の関連番組に対応するサムネイルの何れかを選択することにより、第(N−2)話を再生することもできる。
なお、サムネイル一覧画像生成部213は、再生される録画番組が第N話から第(N−1)話に遷移した後に第(N−1)話の再生画面に第N話に対応するサムネイル一覧画像を生成する場合には、再生される録画番組が第(N−1)話に遷移する直前に再生されていた第N話の再生箇所に対応するサムネイル画像が強調表示されたサムネイル一覧画像を生成することが好ましい。このとき、サムネイル一覧画像生成部213は、カーソルbの色と異なるカーソルによって強調表示してもよいし、サムネイル一覧画像に含まれる他のサムネイル画像よりも明るく(又は暗く)表示することにより強調表示してもよいし、特に限定されない。
また、本実施形態に係る再生部215は、所定の指示を受け付けることにより、再生中の録画番組に重畳されるサムネイル一覧画像を、現在重畳されているサムネイル一覧画像の対応する録画番組とは異なる録画番組のサムネイル一覧画像に切り替えてもよい。ここで、所定の指示とは、例えば、リモコンの上ボタン(又は早送りボタン)、及び、下ボタン(又は巻き戻しボタン)などが押下されたことを示すリモコン信号である。
再生部215は、下ボタンが押下された旨のリモコン信号を受信した場合には、サムネイル画像の対応する録画番組の話数を第N話から第(N−1)話に切り替えればよい。また、再生部215は、上ボタンが押下された旨のリモコン信号を受信した場合には、サムネイル画像の対応する録画番組の話数を第N話から第(N+1)話に切り替えればよい。例えば、図9の(c)に示す状態において、リモコンの上ボタンが押下された旨を示すリモコン信号を赤外線受光部40を介して取得すると、再生部215は、再生中の録画番組である「ドラマAAA」の「第3話」に重畳されるサムネイル一覧画像を、図10(b)に示すように「ドラマAAA」の「第4話」に対応するサムネイル一覧画像に切り替える。
この構成によれば、ユーザは、「ドラマAAA」の「第3話」に重畳されるサムネイル一覧画像を「ドラマAAA」の「第4話」に対応するサムネイル一覧画像に切り替える際に、「ドラマAAA」の「第3話」に対応するサムネイル一覧画像中のカーソルbを1番目のサムネイル画像から18番目のサムネイル画像まで移動させる必要がない。これにより、本実施形態に係るレコーダ3は、再生中の録画番組に重畳するサムネイル一覧画像の対応する録画番組を切り替える際のユーザビリティーを向上させることができる。
上記の構成によれば、レコーダ3は、再生中の動画像に対して、当該再生中の動画像から生成されたサムネイル画像と他の動画像から生成されたサムネイル画像とを切り替えて重畳することができる。つまり、レコーダ3は、再生中の動画像の再生を継続させつつ、当該再生中の動画像を含めた複数の動画像に対応するサムネイル画像を各々切り替えて重畳させることができる。これにより、レコーダ3は、所望のシーンを再生するためのユーザの操作性をさらに向上させることができる。
例えば、ユーザがドラマAAAの第3話の動画像を視聴している最中に、出演者の初登場のシーンを一時的に確認する必要が生じた場合、ドラマAAAの第3話の動画像の再生を中断することなく、ドラマAAAの第1話および第2話の録画番組の中から効率的に所望のシーンを含むサムネイル画像を選択することができる。そして、所望のシーンを確認した後は、所望のシーンを含む動画像の再生を中断することなく、ユーザが最初に視聴していたドラマAAA第3話の動画像のサムネイル画像を選択することができる。
上記の構成によれば、再生部215は、再生中の動画像に重畳するサムネイル画像として、時間順に配列したサムネイル一覧画像を重畳する。
これによって、レコーダ3は、サムネイル画像を一覧可能なようにユーザに提示することができる。このため、レコーダ3は、所望のシーンを再生するためのユーザの操作性をさらに向上させることができる。
上記の構成によれば、レコーダ3は、他の動画像のサムネイル一覧画像から1つのサムネイル画像を選択するユーザ指示を受け付けると、当該ユーザ指示によって選択されているサムネイル画像に対応する再生開始位置から他の動画像を再生する。
このため、レコーダ3は、所望のシーンを再生するためのユーザの操作性をさらに向上させることができる。
また、図9の(c)に示すサムネイル一覧画像B1には、1つの録画番組における複数のサムネイル画像が表示されているが、サムネイル一覧画像生成部213は、さらに、複数の録画番組の各々に対応するサムネイル画像を録画番組毎に1つ表示してもよい。例えば、図9の(c)のようにサムネイル一覧画像が録画番組に重畳されている状態で、さらにユーザによって特別な操作(例えば、十字キーの上ボタンを押下する操作、ポップアップキーを2回ほど押下する操作)が行われた場合、サムネイル一覧画像B1は、1つの録画番組における複数のサムネイル画像を表示している状態から、関連画像の各々に対応するサムネイル画像を関連番組毎に1つずつ表示している状態に切替えられる。
上記の構成によれば、録画番組を再生している状態で、再生中の録画番組とは異なる録画番組を選択することが可能となる。このため、ユーザは、録画番組を視聴しつつ、視聴している録画番組と関連する複数の関連番組の中から所望の録画番組を選択することができる。
<実施形態4>
本発明の一実施形態に係る表示画面について、図11を参照して以下に説明する。図11は、再生部215によって録画番組が再生されている状態を示す表示画面の変形例である。本実施形態に係るレコーダ3は、録画番組を表示する領域が2つ設けられるように2つの録画番組(再生中の録画番組、及び、他の録画番組)を再生する。
図11における表示領域hは、中領域h1および小領域h2を備える。中領域h1は、小領域h2よりも大きい表示領域であり、サムネイル一覧画像から選択されたサムネイル画像の属する録画番組を表示している。小領域h2は、再生中の録画番組を表示している。なお、中領域h1および小領域h2に表示される録画番組は、再生されている状態でもよいし、一時停止されている状態でもよい。
図11の(a)は、図9の(e)に示す表示画面の変形例を示す図である。図11の(a)の左側に示すように、表示領域hにおいて、中領域h1には第2話の録画番組が表示され、小領域h2には第3話の録画番組が表示される。図11の(a)の左側に示された状態で、2つの録画番組を表示している表示領域hを解除する旨の操作がユーザによって行われた場合、図11の(a)の右側に示すように、表示領域g全体に、中領域h1に表示されている第2話の録画番組が表示される。
図11の(b)は、図11の(a)における中領域h1および小領域h2に表示されている録画番組を互いに入れ替えた表示画面を示す図である。図11の(a)の左側に示された状態で、中領域h1および小領域h2に表示されている録画番組を互いに入れ替える旨の操作がユーザによって行われた場合、図11の(b)の左側に示すように、表示領域hにおいて、中領域h1には第3話の録画番組が表示され、小領域h2には第2話の録画番組が表示される。図11の(b)の左側に示された状態で、2つの録画番組を表示している表示領域hを解除する旨の操作がユーザによって行われた場合、図11の(b)の右側に示すように、表示領域g全体に、中領域h1に表示されている第3話の録画番組が表示される。
<実施形態5>
実施形態3では、録画番組の再生画面に当該再生中の録画番組とは異なる録画番組のサムネイル一覧画像を重畳して表示する構成を例に挙げて説明したが、本発明はさらに、録画リストにおいて強調表示されている録画番組とは異なる録画番組のサムネイル一覧画像を表示する構成を採用することもできる。
本実施形態に係るリスト生成部214によってサムネイル一覧画像が重畳された録画リストの一例について、図12および図13を参照しながら説明する。
(サムネイル一覧画像が重畳された録画リスト)
図12は、本実施形態に係るリスト生成部214によってサムネイル一覧画像が重畳された録画リストの一例である。図12に示される録画リストは、複数の録画番組のタイトルを録画時刻順に配列したものである。
図12の矢印Bに示すように、録画番組のサムネイル一覧画像は、当該録画番組に隣接するように重畳される。図12の(a)に示す例では、「タイトル17」の録画番組のサムネイル一覧画像が、「タイトル17」の上側に表示され、図12の(b)に示す例では、「タイトル6」の録画番組のサムネイル一覧画像が、「タイトル6」の上側に表示されている。
図12の(a)に示されるサムネイル情報は、「ドラマAAA」、「第3話」、「2/18シーン」および「00:02:30」である。図12の(b)に示されるサムネイル情報は、「ドラマAAA」、「第2話」、「17/18シーン」および「00:40:00」である。
サムネイル情報によって、図12における「タイトル17」と「タイトル6」とは、同一タイトルであるという点で関連する録画番組であり、放送日時が異なる録画番組であることが示される。しかしながら、図12における録画リストでは、「タイトル17」と「タイトル6」との間には、「タイトル17」とは異なるタイトルの録画番組が表示されており、「タイトル17」と「タイトル6」とは隣接した位置に表示されていない。
本実施形態では、複数の録画番組のタイトルを録画時刻順に配列した録画リストに、矢印Aに示すように強調表示されたタイトルの録画番組とは異なる録画番組(例えば、関連番組)におけるサムネイル一覧画像を重畳する。
(関連番組におけるサムネイル一覧画像が重畳された録画リスト)
図12は、本実施形態に係るリスト生成部214によってサムネイル一覧画像が重畳された録画リストの一例である。図12に示される録画リストは、複数の録画番組のタイトルを録画時刻順に配列したものである。なお、サムネイル一覧画像が重畳される録画リストは、録画時刻順に配列したものに限定するものではなく、例えば、録画番組のタイトル毎に配列したもの、または、録画番組のデータの容量が多い(低い)順に配列したものであってもよい。
図12の矢印Bに示すように、録画リストにおいて(選択)されている録画番組のサムネイル一覧画像は、当該強調表示されている録画番組に隣接するように重畳される。図12の(a)に示す例では、強調表示されている「タイトル17」の録画番組のサムネイル一覧画像が、「タイトル17」の上側に表示され、図12の(b)に示す例では、強調表示されている「タイトル6」の録画番組のサムネイル一覧画像が、「タイトル6」の上側に表示されている。
図12の(a)に示すように、「タイトル17」の録画番組は、「ドラマAAA」の「第3話」である。また、当該録画番組に対応するサムネイル一覧画像においてカーソルにより強調されているサムネイル画像は、「2/18シーン」に対応し、再生の開始点が当該録画番組の開始点から2分30秒である期間に対応するサムネイル画像である。
図12の(a)に示す表示画面において、矢印dに従ってサムネイル一覧画像中のカーソルを左側へ移動させていくと、カーソルは「タイトル17」の録画番組に対応するサムネイル一覧画像において、一番左側(1番目)のサムネイル画像a1を選択する状態となる。この状態からさらに、矢印dに従ってカーソルbを左方向に移動させると、録画リストに重畳されているサムネイル一覧画像が、録画リストにおいて現在強調表示されている録画番組と異なる録画番組に対応するサムネイル一覧画像に切り替わる。
図12に示す例では、図12の(b)に示すように、録画リストに重畳されるサムネイル一覧画像は、「ドラマAAA」の「第2話」である録画番組に対応するサムネイル一覧画像に切り替わる。なお、サムネイル一覧画像におけるカーソルの移動、及び、サムネイル一覧画像の切り替わりについては、図9と同様であるため、ここでその詳細な説明は省略する。
さらに、本実施形態では、録画リストにおいて強調表示される録画番組は、サムネイル一覧画像の切り替わりと連動して、切り替わった後のサムネイル一覧画像に対応する録画番組に切り替わる。換言すれば、録画リストに重畳されるサムネイル一覧画像が切り替わると、録画リストにおいて強調される録画番組も、切り替わった後のサムネイル一覧画像に対応する録画番組に切り替わる。
図12に示すように、「タイトル17」と「タイトル6」とは、録画番組のタイトルが同一であるという点で関連する録画番組であり、放送日時が異なることから話数の異なる関連番組である。しかしながら、図12における録画リストに示すように、「タイトル17」と「タイトル6」との間には、これらの録画番組と関連の無い録画番組(「タイトル7」〜「タイトル16」)が録画されている。このため、ユーザは、「タイトル17」と関連する「タイトル6」を探すために手間を要してしまう。
これに対し、本実施形態の構成によれば、録画リストに重畳されるサムネイル一覧画像が「タイトル17」に対応するサムネイル一覧画像から「タイトル6」に対応するサムネイル一覧画像に切り替わると共に、録画リストにおいて強調表示される録画番組が「タイトル17」から「タイトル6」に切り替わる。このため、ユーザは、「タイトル17」と関連する「タイトル6」を探す必要がない。従って、実施形態に係るレコーダ3は、本録画リストにおいてユーザが所望の録画番組を探す際のユーザビリティーを向上させることができる。
上記の構成によれば、レコーダ3は、一覧表示されている複数の動画像のうちの或る動画像を強調し、上記或る動画像とは異なる他の動画像から生成された上記サムネイル画像を重畳する。これによって、レコーダ3は、上記或る動画像の強調を中断することなく、上記或る動画像とは異なる他の動画像から生成された上記サムネイル画像をユーザに提示することができる。これにより、ユーザは、上記一覧表示されている複数の動画像から、何れの動画像が所望の動画像であるかを容易に確認することができる。従って、上記録画再生装置は、ユーザによる所望の動画像の検索を容易にすることができる。それゆえ、上記録画再生装置は、所望のシーンを再生するためのユーザの操作性をさらに向上させることができる。
また、図12に示される録画リストが、録画番組のタイトル毎に配列したものである場合、関連番組が連続して配列されることが多いため、このような録画リストにおいてはユーザが録画リストから関連番組を探すことが比較的容易である。一方で、図12に示される録画リストが、関連番組を連続して配列したものでない場合(例えば、複数の録画番組のタイトルを録画時刻順に配列したもの、または録画番組のデータの容量が多い(低い)順に配列したものなど)には、ユーザが録画リストから関連番組を探すことが容易ではなく、これは録画番組の数が増える程顕著になる。
このような場合であっても、本実施形態に係るレコーダ3は、ユーザが録画リストに重畳されているサムネイル一覧画像のカーソルを操作するだけで関連番組の検索をユーザが容易に行うことができる。従って、本実施形態に係るレコーダ3は、録画リストの並び順がどのような順であっても、録画リストの並び順を切り替えることなく、ユーザが関連番組を容易に探すことができ、ユーザの操作性をさらに向上させることができる。
〔変形例〕
本実施形態では、録画リストに重畳されるサムネイル一覧画像が当該録画リストにおいて強調表示されている録画番組に対応するサムネイル一覧画像から強調表示されている録画番組に関連する関連番組に対応するサムネイル一覧画像に切り替わる際に、録画リストにおいて強調表示される録画番組が関連番組に切り替わる構成を例に説明したが、これに限定されず、録画リストにおいて強調表示される録画番組は切り替わらなくてもよい。
本実施形態の変形例について、図13を参照して説明する。図13は、本実施形態の変形例に係るリスト生成部214によってサムネイル一覧画像が重畳された録画リストの他の一例である。
図13の(a)に示す録画リストでは、「タイトル17」が強調表示されており、録画リストに重畳されているサムネイル一覧画像は「タイトル17」の録画番組におけるものである。図13の(a)に示された状態で、矢印dに従ってカーソルbを左方向に移動させていくと、カーソルbは、「タイトル17」の録画番組のサムネイル一覧画像において、一番左側(1番目)のサムネイル画像a1を選択する状態となる。この状態からさらに、矢印dに従ってカーソルbを左方向に移動させると、録画リストに重畳されているサムネイル一覧画像が、「タイトル17」におけるサムネイル一覧画像から、「タイトル17」の録画番組に関連している「タイトル6」におけるサムネイル一覧画像に切り替わる。
図13の(b)は、関連番組に切り替わったサムネイル一覧画像が重畳された録画リストの一例を示す図である。図13の(b)に示す例では、図13の(a)の矢印dに従って、カーソルbを左方向に3回移動させた場合における表示画面である。図13の(b)では、「タイトル17」が強調表示されているが、録画リストに重畳されているサムネイル一覧画像は、サムネイル画像f2が属する「タイトル6」の録画番組におけるものである。
なお、図13の(b)に示す例において、録画リストにおいて、サムネイル一覧画像の対応する録画番組のタイトル(タイトル6)が、矢印Aが示す現在強調表示されている録画番組のタイトル(タイトル17)とは異なる態様で強調表示されてもよい。例えば、矢印Aの示す強調表示の色と異なる色で強調表示されてもよいし、同一色であっても異なるトーンで強調表示されてもよいし、カーソルなどによって強調表示してもよいし、強調表示の方法は特に限定されない。
図13に示す録画リストは、図9の(a)に示す録画リストとしてもよい。図9の(a)に示す録画リストを図13に示す録画リストに適用する場合、図9の(a)の表示領域gに表示される録画番組は、同一名称を有する関連番組であってもよいし、複数の録画番組を録画時刻順に配列したものであってもよい。
〔ソフトウェアによる実現例〕
レコーダ3の制御ブロック(特にサムネイル一覧画像部213、リスト生成部214、再生部215および関連番組検索部216)は、集積回路(ICチップ)等に形成された論理回路(ハードウェア)によって実現してもよいし、CPU(Central Processing Unit)を用いてソフトウェアによって実現してもよい。
後者の場合、レコーダ3は、各機能を実現するソフトウェアであるプログラムの命令を実行するCPU、上記プログラムおよび各種データがコンピュータ(またはCPU)で読み取り可能に記録されたROM(Read Only Memory)または記憶装置(これらを「記録媒体」と称する)、上記プログラムを展開するRAM(Random Access Memory)などを備えている。そして、コンピュータ(またはCPU)が上記プログラムを上記記録媒体から読み取って実行することにより、本発明の目的が達成される。上記記録媒体としては、「一時的でない有形の媒体」、例えば、テープ、ディスク、カード、半導体メモリ、プログラマブルな論理回路などを用いることができる。また、上記プログラムは、該プログラムを伝送可能な任意の伝送媒体(通信ネットワークや放送波等)を介して上記コンピュータに供給されてもよい。なお、本発明は、上記プログラムが電子的な伝送によって具現化された、搬送波に埋め込まれたデータ信号の形態でも実現され得る。
〔付記事項〕
上述したレコーダ1の外観の一例を図14の(a)に示す。レコーダ2、3の外観につても同様である。また、図14の(b)に、上述したレコーダ1、2または3を備えるテレビジョン受像機1000の外観の例を示す。
〔まとめ〕
本発明の態様1に係る録画再生装置(レコーダ3)は、動画像を録画する録画手段(録画部201)と、上記録画手段によって録画される動画像を複数の期間に分け、各期間に対応したサムネイル画像を生成するサムネイル画像生成手段(サムネイル画像生成部202)と、上記録画手段によって録画された動画像を再生する再生手段(再生部215)と、上記再生手段によって再生中の動画像に、上記サムネイル画像生成手段によって生成された上記サムネイル画像を重畳する重畳手段(再生部215)と、を備え、上記重畳手段は、上記再生中の動画像に当該再生中の動画像とは異なる他の動画像から生成されたサムネイル画像を重畳する。
上記の構成によれば、上記再生手段は、上記再生中の動画像に、上記他の画像から生成されたサムネイル画像を重畳する。これにより、上記録画再生装置は、ユーザに対して、上記再生中の動画像と共に上記他の画像から生成されたサムネイル画像を提供することができる。つまり、ユーザは、上記動画像の再生中に上記他の動画像を再生させたい場合に、上記他の動画像を探すために上記再生中の動画像の再生を中断する必要がない。従って、上記録画再生装置は、ユーザによる所望の動画像の検索を容易にすることができる。
本発明の態様2に係る録画再生装置は、上記態様1において、上記重畳手段は、上記再生中の動画像に、当該再生中の動画像と所定の関係を有する上記他の画像から生成されたサムネイル画像を重畳してもよい。
上記の構成によれば、上記録画再生装置は、上記再生中の動画像に、当該再生中の動画像と所定の関係を有する上記他の画像から生成されたサムネイル画像を重畳する。これによって、上記録画再生装置は、上記動画像の再生を一時的に中断することなく、当該再生中の動画像と所定の関係を有する上記他の画像から生成されたサムネイル画像をユーザに提示することができる。
本発明の態様3に係る録画再生装置は、上記態様1又は2において、上記重畳手段は、上記再生中の動画像から生成されたサムネイル画像と上記他の画像から生成されたサムネイル画像とを切り替えて上記再生中の動画像に重畳してもよい。
上記の構成によれば、上記録画再生装置は、上記再生中の動画像に対して、当該再生中の動画像から生成されたサムネイル画像と上記他の動画像から生成されたサムネイル画像とを切り替えて重畳することができる。つまり、上記録画再生装置は、上記再生中の動画像の再生を継続させつつ、当該再生中の動画像を含めた複数の動画像に対応するサムネイル画像を各々切り替えて重畳させることができる。これにより、上記録画再生装置は、所望のシーンを再生するためのユーザの操作性をさらに向上させることができる。
例えば、ユーザがドラマAAAの第3話の動画像を視聴している最中に、出演者の初登場のシーンを一時的に確認する必要が生じた場合、ドラマAAAの第3話の動画像の再生を中断することなく、ドラマAAAの第1話および第2話の録画番組の中から効率的に所望のシーンを含むサムネイル画像を選択することができる。そして、所望のシーンを確認した後は、所望のシーンを含む動画像の再生を中断することなく、ユーザが最初に視聴していたドラマAAA第3話の動画像のサムネイル画像を選択することができる。
本発明の態様4に係る録画再生装置は、上記態様1から3の何れか1態様において、上記サムネイル画像生成手段によって動画像から生成されたサムネイル画像の全部又は一部を時間順に配列したサムネイル一覧画像を生成する一覧画像生成手段(サムネイル一覧画像生成部213)をさらに備え、上記重畳手段は、上記再生中の動画像に、上記他の動画像から生成されたサムネイル画像の全部又は一部から上記一覧画像生成手段によって生成されたサムネイル一覧画像を重畳する。
上記の構成によれば、上記重畳手段は、上記再生中の動画像に重畳するサムネイル画像として、時間順に配列したサムネイル一覧画像を重畳する。
これによって、上記録画再生装置は、上記サムネイル画像を一覧可能なようにユーザに提示することができる。このため、上記録画再生装置は、所望のシーンを再生するためのユーザの操作性をさらに向上させることができる。
本発明の態様5に係る録画再生装置は、上記態様4において、上記サムネイル一覧画像に含まれるサムネイル画像から1つのサムネイル画像を選択するユーザ指示を受け付ける受付手段(赤外線受光部40)を更に備え、上記再生手段は、上記受付手段により上記他の動画像のサムネイル一覧画像から1つのサムネイル画像を選択するユーザ指示を受け付けると、当該ユーザ指示によって選択されているサムネイル画像に対応する再生開始位置から上記他の動画像を再生する、
上記の構成によれば、上記録画再生装置は、上記他の動画像のサムネイル一覧画像から1つのサムネイル画像を選択するユーザ指示を受け付けると、当該ユーザ指示によって選択されているサムネイル画像に対応する再生開始位置から上記他の動画像を再生する。
このため、上記録画再生装置は、所望のシーンを再生するためのユーザの操作性をさらに向上させることができる。
本発明の態様6に係る録画再生装置(レコーダ3)は、動画像を録画する録画手段(録画部201)と、上記録画手段によって録画される動画像を複数の期間に分け、各期間に対応したサムネイル画像を生成するサムネイル画像生成手段(サムネイル画像生成部202)と、上記録画手段によって録画された複数の動画像のリスト(録画リスト)であって、上記複数の動画像のうちの或る動画像が強調して表示されるリストを生成するリスト生成手段(リスト生成部214)と、上記リスト生成手段によって生成されたリストに、上記サムネイル画像生成手段によって上記或る動画像とは異なる他の動画像から生成された上記サムネイル画像を重畳する重畳手段(リスト生成部214)と、を備えている。
上記の構成によれば、上記録画再生装置は、一覧表示されている複数の動画像のうちの或る動画像を強調し、上記或る動画像とは異なる他の動画像から生成された上記サムネイル画像を重畳する。これによって、上記録画再生装置は、上記或る動画像の強調を中断することなく、上記或る動画像とは異なる他の動画像から生成された上記サムネイル画像をユーザに提示することができる。これにより、ユーザは、上記一覧表示されている複数の動画像から、何れの動画像が所望の動画像であるかを容易に確認することができる。従って、上記録画再生装置は、ユーザによる所望の動画像の検索を容易にすることができる。それゆえ、上記録画再生装置は、所望のシーンを再生するためのユーザの操作性をさらに向上させることができる。
本発明の態様7に係る録画再生方法は、録画再生装置の録画再生方法であって、動画像を録画する録画ステップと、上記録画ステップにおいて録画される動画像を複数の期間に分け、各期間に対応したサムネイル画像を生成するサムネイル画像生成ステップと、上記録画ステップにおいて録画された動画像を再生する再生ステップと、上記再生ステップにおいて再生中の動画像に、上記サムネイル画像生成ステップにおいて当該再生中の動画像とは異なる他の動画像から生成されたサムネイル画像を重畳する重畳ステップと、を含んでいる。
上記の構成によれば、上記態様1と同様の効果を奏する。
本発明の各態様に係る録画再生装置を備えるテレビジョン受像機(1000)も本明細書に記載された発明の範疇に含まれる。
また、本発明の各態様に係る録画再生装置は、コンピュータによって実現してもよく、この場合には、コンピュータを上記録画再生装置が備える各手段として動作させることにより上記録画再生装置をコンピュータにて実現させる録画再生装置の制御プログラム、およびそれを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体も、本発明の範疇に入る。
上記の構成によれば、上記態様1と同様の効果を奏する。
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。さらに、各実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を組み合わせることにより、新しい技術的特徴を形成することができる。