JP6410945B2 - 6自由度リニアモータ - Google Patents

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Description

本発明は、ホトリソグラフィの分野に関し、特に、6自由度(degrees of freedom, DoFs)を有するリニアモータに関する。
ホトリソグラフィにおける進歩及び半導体産業の急速な発展に伴い、ホトリソグラフィ設備の性能を測るための以下の4つの基本的な指標、限界寸法(critical dimension, CD)均一性、焦点、重ね合わせ、スループットが開発されてきた。CD均一性を高めるために、ウェハ又はマスクのステージの水平方向の位置決め精度の増加が要求される。焦点精度を高めるために、ウェハ又はマスクのステージの垂直方向の位置決め精度の増加が要求される。より高い重ね合わせ精度を得るために、ホトリソグラフィのツールは、より良い動的位置決め(dynamic positioning)性能のためのウェハ又はマスクのステージの内部モデルを改善する必要がある。加えて、ホトリソグラフィ設備の増加するスループットについての必然の要求を満たすために、ウェハ又はマスクのステージは、速い移動、早い始動及び停止ができることが更に要求される。より大きな走査速度は、リソグラフィの露光及び位置合わせに関する多数のDoFsを有して高速で長い経路を移動することができるより強力なモータを必要とするので、ホトリソグラフィ設備に対する高速、高加速度及び高位置決め性能の要求は、互いに競合する。リニアモータは、中間の変換機構の助けなしに、電力を線形の機械的動作へと直接変換することができる伝達装置である。それらは、構造的な簡潔性、位置決め精度、伝達効率などの点で回転モータに比べて有利であり、それゆえ、ホトリソグラフィ設備に関する高精度位置決めプラットフォームで広く用いられてきた。
図1、2に示すように、従来のリニアモータは、一般に、ハルバッハ磁石アレイ101と、3相コイル102a、102b、102cのグループとを含む。3相コイル102a、102b、102cがそれぞれの3相電流で通電されると、ハルバッハ磁石アレイ101は、3相コイル102a、102b、102cと協働して作動力を生成する。そのメカニズムは、3相コイル102a、102b、102cに導かれる電流がそれぞれia、ib、icであり、リニアモータはY方向に距離yだけ移され、永久磁石の磁極ピッチがτであり、隣接する2つのコイルがそれぞれ4τ/3だけ離されていると仮定すると、3相コイル102a、102b、102cにより生成される磁場のY方向の磁束密度Bya、Byb、Byc及びそのZ方向の磁束密度Bza、Bzb、Bzcは、以下のように与えられる。

ここで、

は、ハルバッハ磁石アレイ101のY方向の磁束密度強度を表わし、

は、ハルバッハ磁石アレイ101のZ方向の磁束密度強度を示す。
3相モータに関するベクトル制御技術によれば、制御はD−Q分解により達成され、そこでは、垂直方向及び水平方向の(すなわち、XY平面における)力は、d軸電流及びq軸電流により制御され、3相コイル102a、102b、102cについての電流ia、ib、icは、d軸電流id及びq軸電流iqの関数として表現されることができる。
それゆえ、リニアモータにより生成されるY力Fy及びZ力Fzは以下の通りである。
Y方向水平力Fy及びZ方向垂直力Fzは、リニアモータをY方向及びZ方向にそれぞれ移動できるようにする。しかしながら、露光及び位置合わせの間に、ホトリソグラフィ設備は、6自由度、すなわち、X、Y、Z方向の並進運動及びX、Y、Z方向周りのわずかな回転運動の自由を有して移動する必要がある。それゆえ、従来のリニアモータは、高精度位置決めの要求を満たすことができない。
この問題を解決するために、従来技術において、互いに協力して、ホトリソグラフィプラットフォームにより必要とされる6自由度動作を支援することができるような、従来のハルバッハリニアモータの4つの例を組み込んだリニアモータも提案されている。しかしながら、磁石アレイのレイアウトから生じる制約を受けて、リニアモータは、水平方向に限られた移動経路長を有する。
本発明は、6自由度(DoFs)を有して長い経路移動ができるリニアモータを提示することにより、上で検討した欠点を克服することを求める。
上記目標を達成するために、本発明は、磁石アレイと、磁石アレイ上に配置されたコイルグループとを含む6自由度を有するリニアモータを提供し、磁石アレイは第1ハルバッハ磁石アレイと第2ハルバッハ磁石アレイとを含み、第1ハルバッハ磁石アレイは、X軸及びY軸により定義される平面において、平行四辺形の断面を有し、第1ハルバッハ磁石アレイは、Y軸に平行な第1辺と、Y軸とは角度θを形成する第2辺とを有し、第2ハルバッハ磁石アレイは、Y軸に関して、第1ハルバッハ磁石アレイと鏡面対称の関係にあり、コイルグループは、第1コイルグループ、第2コイルグループ、第3コイルグループ、第4コイルグループを含み、各コイルグループはY軸に対して角度θで傾けられた軸を有し、第1コイルグループは、Y軸に関して、第3コイルグループと鏡面対称の関係にあり、第2コイルグループは、Y軸に関して、第4コイルグループと鏡面対称の関係にある。
更に、第1ハルバッハ磁石アレイは、複数のハルバッハ部を含んでも良く、各ハルバッハ部は、Y軸に沿って順番に組み合わされた4つの永久磁石で構成されて、X軸及びY軸により定義される平面において、平行四辺形の断面を有する。
更に、4つの永久磁石は、Y軸に沿って次の順番で順に配置されたS磁石、H磁石、N磁石及び別のH磁石を含んでも良く、S磁石は、X軸及びY軸により定義される平面に垂直なZ軸に沿って磁化され、N磁石は、Z軸に沿ってS磁石とは反対に磁化され、H磁石は、当該平面でN磁石の方に向けて磁化される。
更に、ハルバッハ部の数は6であっても良い。
更に、第1コイルグループは、Y軸に沿って水平に配置された3つのコイルで構成されても良く、第2、第3、第4のコイルグループのそれぞれは、第1コイルグループと同じ構成を有し、第1コイルグループと第2コイルグループとはY軸に沿って順に配置される。
更に、第1コイルグループ及び第2のコイルグループのY軸に沿った中心線は、同じ水平線に位置合わせされても良い。
代わりに、第1コイルグループ及び第2のコイルグループのY軸に沿った中心線は、X軸に沿って、間隔により互いにずらされても良い。
更に、θは、0度よりも大きく、90度よりも小さくても良い。
更に、コイルグループは、筐体に収納されても良い。
X軸及びY軸により定義される平面に沿った平行四辺形の断面をそれぞれ有する第1、第2のハルバッハ磁石アレイと、4つのコイルグループとの協力により生成される、Z軸に沿った複数の垂直力と、当該平面における複数の水平力との適切な配分及び制御により、提案されたリニアモータは、6自由度を有して移動することができる。加えて、第1、第2のハルバッハ磁石アレイのそれぞれにおいて、ハルバッハ部の数を適切に設計することは、リニアモータの、Y軸における長い移動経路を可能にする。
従来のリニアモータの概略構造図である。 従来のリニアモータの断面図である。 本発明の第1実施の形態に係る6自由度(DoFs)を有するリニアモータの概略構造図である。 本発明の第1実施の形態に係るハルバッハ部の概略構造図である。 本発明の第1実施の形態に係るコイルグループの配分を概略的に示す図である。 本発明の第2実施の形態に係るコイルグループの配分を概略的に示す図である。
本発明は、添付した図面を参照して、以下に詳細に説明される。
(実施の形態1)
図3に示すように、本発明は、磁石アレイ201とコイルグループとを含み、6自由度(DoFs)を有するリニアモータを提供する。磁石アレイ201は、第1ハルバッハ磁石アレイ201aと第2ハルバッハ磁石アレイ201bとを含む。第1ハルバッハ磁石アレイ201aのXY平面における断面は平行四辺形である。第1ハルバッハ磁石アレイ201aは、Y軸と平行な水平な辺の組みと、Y軸とは0°よりも大きく90°よりも小さい角度θを形成する傾けられた辺の組みとを有する。第2ハルバッハ磁石アレイ201bは、第1ハルバッハ磁石アレイ201aと構造的に同じであって、Y軸に関して、第1ハルバッハ磁石アレイ201aと鏡像対称の関係にある。コイルグループは、磁石アレイ上に配置されて、それらの中心線のそれぞれがY軸と角度θを形成するように傾けられる。すなわち、コイルグループの傾けられた辺は、Y軸に対して0°よりも大きく90°よりも小さい角度θでそれぞれ傾けられる。コイルグループは、第1コイルグループ203、第2コイルグループ204、第3コイルグループ205、第4コイルグループ206を含む。Y軸に関して、第1コイルグループ203は第3コイルグループ205と鏡面対称であり、第2コイルグループ204は第4コイルグループ206と鏡面対称である。コイルグループは、筐体202内部に収納される。第1ハルバッハ磁石アレイ201a及び第2ハルバッハ磁石アレイ201bは、それぞれXY平面において平行四辺形の断面を有し、4つのコイルグループと協力して、Z軸に沿った複数の垂直力と、XY平面における複数の水平力とを生成する。力の配分及び制御は、リニアモータが6自由度を有して移動することを可能にする。
図3、4を参照すると、第1ハルバッハ磁石アレイ201aは、Y軸に沿って組み合わされる4つの永久磁石でそれぞれ構成される多数のハルバッハ部2011aを含む。各永久磁石は、XY平面において、平行四辺形の断面を有する。ハルバッハ部2011aの数は、Y軸に沿った移動の実際の長さに応じて調整可能である。この実施の形態では、6つのハルバッハ部2011aが提供される。第2ハルバッハ磁石アレイ201bは、第1ハルバッハ磁石アレイ201aと構造的に同じであって、Y軸に関して第1ハルバッハ磁石アレイ201aと鏡面対称の関係にある。Y軸におけるリニアモータの長い経路移動は、第1ハルバッハ磁石アレイ201a及び第2ハルバッハ磁石アレイ201bにおけるハルバッハ部2011aの数を設計することにより達成される。
図4に重点をおいて参照すると、4つの永久磁石は、次の順番で順に配置されるS磁石2012、H磁石2014、N磁石2013、別のH磁石2014を含む。S磁石2012はマイナスZ軸に沿って磁化され、N磁石2013はプラスZ軸に沿って磁化され、H磁石2014はいつもXY平面に沿ってN磁石2013に向けて磁化される。図5に重点をおいて参照すると、第1コイルグループ203は、Y軸に沿って水平に配置される3つの第1コイル203a、203b、203cで構成される。第2コイルグループ204は、Y軸に沿って水平に配置される3つの第2コイル204a、204b、204cで構成される。第3コイルグループ205は、Y軸に沿って水平に配置される3つの第3コイル205a、205b、205cで構成される。第4コイルグループ206は、Y軸に沿って水平に配置される3つの第4コイル206a、206b、206cで構成される。第1コイル203a、203b、203cは傾けられ、それらの傾けられた辺は、第1ハルバッハ磁石アレイ201aの傾けられた辺と平行である。第2、第3、第4コイルグループ204、205、206のそれぞれは、第1コイルグループ203と同じように構成される。第1コイルグループ203及び第2コイルグループ204はY軸に沿って順に配置され、第1コイルグループ203及び第2コイルグループ204のY軸に沿った中心線は、同じ水平線に位置合わせされる。
本発明に係る6自由度を有するリニアモータでは、磁石アレイ201は、コイルグループと協働して作動力を生成する。そのメカニズムは、各コイルグループについて、電流ia’、ib’、ic’がそれぞれの3つのコイルに導かれ、永久磁石の磁極ピッチがτ’であり、隣接する2つのコイルのそれぞれの中心の間の距離Wが4τ’/3又は5τ’/3であり、例として、4τ’/3を有すると仮定すると、第1コイル203a、203b、203c及び第3コイル205a、205b、205cにより生成される、y’軸に沿った磁場の磁束密度Bya’、Byb’、Byc’及びZ軸に沿ったその磁束密度Bza’、Bzb’、Bzc’は以下のように与えられる。

また、第2コイル204a、204b、204c及び第4コイル206a、206b、206cにより生成される、y’軸に沿った磁場の磁束密度Bya’、Byb’、Byc’及びZ軸に沿ったその磁束密度Bza’、Bzb’、Bzc’は以下のように与えられる。

ここで、

は、y’軸に沿った磁石アレイ201の磁束密度強度を表わし、

は、Z軸に沿った磁石アレイ201の磁束密度強度を示し、
y’=(リニアモータのY変位) * sinθ
であり、* は数学の乗算記号であり、Dは第1コイルグループ203の中心と第2コイルグループ204の中心との間のy’軸に沿った距離である。
3相モータに関するベクトル制御技術によれば、制御はDQ分解により達成され、そこでは、垂直方向及び水平方向の(すなわち、XY平面における)力は、d軸電流及びq軸電流により制御され、第1コイル203a、203b、203c及び第3コイル205a、205b、205cについての電流ia’、ib’、ic’は、d軸電流id及びq軸電流iqの関数として以下のように表現され、
第2コイル204a、204b、204c及び第4コイル206a、206b、206cについての電流ia’、ib’、ic’は、d軸電流id及びq軸電流iqの関数として以下のように表現される。
これらの数式から、リニアモータにより生成される水平力Fh及び垂直力Fvは以下のように計算されることができる。
水平力Fh及び垂直力Fvは、以下の式に従い、X軸、Y軸、Z軸に沿った力Fx、Fy、Fzに変換されることができる。
図5に示すように、第1コイルグループ203は、Z軸に沿った垂直力Fv1と、XY平面における水平力Fh1とを生成し、第2コイルグループ204は、Z軸に沿った垂直力Fv2と、XY平面における水平力Fh2とを生成し、第3コイルグループ205は、Z軸に沿った垂直力Fv3と、XY平面における水平力Fh3とを生成し、第4コイルグループ206は、Z軸に沿った垂直の力Fv4と、XY平面における水平な力Fh4とを生成する。水平力Fh1、Fh2のY方向成分は、同じ水平線に沿って加えられ、水平力Fh3、Fh4のY方向成分は、別の同じ水平線に沿って加えられる。力の配分と制御の原理によれば、XY平面における水平力Fh1、Fh2、Fh3、Fh4は、リニアモータの、X軸、Y軸に沿った並進と、Z軸周りのわずかな回転とを可能にする。加えて、垂直力Fv1、Fv2、Fv3、FV4は、リニアモータの、Z軸に沿ったわずかな並進と、X軸、Y軸周りのわずかな回転とを可能にする。すなわち、リニアモータは、6自由度を有して、高い位置決め精度で移動することができる。
(実施の形態2)
実施の形態1とは異なり、この実施の形態によれば、第2コイルグループ204のY軸に沿った中心線は、第1コイルグループ203のものからX軸に沿って間隔Lだけずらされる。Y軸に関して、第3コイルグループ205が第1コイルグループ203と鏡面対称の関係にあり、第4コイルグループ206が第2コイルグループ204と鏡面対称の関係にあるので、図6に示すように、第4コイルグループ206の中心線と、第3コイルグループ205の中心線との間にも、X軸に沿って間隔Lがある。第1コイルグループ203は、Z軸に沿った垂直力Fv1とXY平面における水平力Fh1とを生成し、第2コイルグループ204は、Z軸に沿った垂直力Fv2とXY平面における水平力Fh2とを生成し、第3コイルグループ205は、Z軸に沿った垂直力Fv3とXY平面における水平力Fh3とを生成し、第4コイルグループ206は、Z軸に沿った垂直力Fv4とXY平面における水平力Fh4とを生成する。水平力Fh1、Fh2のY軸に沿った成分は、X軸に沿って間隔Lだけ互いにずらされ、また、水平力Fh3、Fh3のY軸に沿った成分も、X軸に沿って間隔Lだけ互いにずらされる。力の配分及び制御の原理によれば、XY平面内部の水平力Fh1、Fh2、Fh3、Fh4は、リニアモータの、X軸及びY軸に沿った並進と、Z軸周りのわずかな回転とを可能にする。加えて、垂直力Fv1、Fv2、Fv3、FV4は、リニアモータの、Z軸に沿ったわずかな並進と、X軸、Y軸周りのわずかな回転とを可能にする。すなわち、リニアモータは、6自由度を有して移動することができる。
コイルグループの上記配置は、この実施の形態に係る6自由度を有するリニアモータのY方向の冗長作動(redundant actuation)を可能にする。ここで用いられているように、用語「冗長作動」は、6自由度が、移動中の振動を削減し、制御帯域幅(control bandwidth)を改善し、リニアモータの性能を高めるために同じ帯域幅においてリニアモータのより小さな質量を可能にするために必要なものに対して追加の作動装置(actuator)を用いることを言及する。
本発明のいくつかの実施の形態が、ここに上で説明されてきたけれども、それらは、単に例示的であることが予定され、本発明の範囲を限定することは予定されていない。本発明の趣旨から離れることなくなされた全ての省略、置換、変更は、全て本発明の範囲の中に含まれる。
101 ハルバッハ磁石アレイ
102a、102b、102c 3相コイル
201 磁石アレイ
201a 第1ハルバッハ磁石アレイ
2011a ハルバッハ部
201b 第2ハルバッハ磁石アレイ
2012 S磁石
2013 N磁石
2014 H磁石
202 筐体
203 第1コイルグループ
203a、203b、203c 第1コイル
204 第2コイルグループ
204a、204b、204c 第2コイル
205 第3コイルグループ
205a、205b、205c 第3コイル
206 第4コイルグループ
206a、206b、206c 第4コイル
θ 角度
L 間隔

Claims (8)

  1. 6自由度を有するリニアモータであって、
    磁石アレイと、磁石アレイ上に配置されたコイルグループとを備え、
    磁石アレイは、第1ハルバッハ磁石アレイと、第2ハルバッハ磁石アレイとを含み、
    第1ハルバッハ磁石アレイは、X軸及びY軸により定義される平面において、平行四辺形の断面を有し、
    第1ハルバッハ磁石アレイは、Y軸に平行な第1辺と、Y軸と角度θを形成する第2辺とを有し、
    第2ハルバッハ磁石アレイは、Y軸に関して、第1ハルバッハ磁石アレイと鏡面対称の関係にあり、
    コイルグループは、Y軸に対して角度θで傾けられた軸をそれぞれ有する第1コイルグループ、第2コイルグループ、第3コイルグループ、第4コイルグループを含み、
    第1コイルグループは、Y軸に関して、第3コイルグループと鏡面対称の関係にあり、
    第2コイルグループは、Y軸に関して、第4コイルグループと鏡面対称の関係にあ
    角度θは0度よりも大きく、90度よりも小さい、
    リニアモータ。
  2. 第1ハルバッハ磁石アレイは、Y軸に沿って順に組み合わされた4つの永久磁石でそれぞれ構成されて前記平面において平行四辺形の断面をそれぞれ有する複数のハルバッハ部を備える、
    請求項1記載の6自由度を有するリニアモータ。
  3. 4つの永久磁石は、Y軸に沿って次の順番で順に配置されるS磁石、H磁石、N磁石、別のH磁石を含み、S磁石は前記平面に垂直なZ軸に沿って磁化され、N磁石はZ軸に沿ってS磁石とは逆向きに磁化され、H磁石は前記平面においてN磁石の方に向けて磁化される、
    請求項2記載の6自由度を有するリニアモータ。
  4. ハルバッハ部の数が6である、
    請求項3記載の6自由度を有するリニアモータ。
  5. 第1コイルグループは、Y軸に沿って水平に配置された3つのコイルで構成され、第2、第3、第4コイルグループは、それぞれ第1コイルグループと同じ構成を有し、第1コイルグループ及び第2コイルグループは、Y軸に沿って順に配置される、
    請求項1記載の6自由度を有するリニアモータ。
  6. 第1コイルグループ及び第2コイルグループのY軸に沿った中心線は、同じ水平線と位置合わせされる、
    請求項5記載の6自由度を有するリニアモータ。
  7. 第1コイルグループ及び第2コイルグループのY軸に沿った中心線は、X軸に沿って、間隔により互いにずらされる
    請求項5記載の6自由度を有するリニアモータ。
  8. コイルグループは筐体に収納される、
    請求項1記載の6自由度を有するリニアモータ。
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