JP6410623B2 - 現像装置、プロセスカートリッジおよび画像形成装置 - Google Patents

現像装置、プロセスカートリッジおよび画像形成装置 Download PDF

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Description

本発明は、画像形成装置に用いられる現像装置とプロセスカートリッジと画像形成装置とに関する。
電子写真画像形成プロセスを用いた画像形成装置において、感光体ドラムに形成された静電潜像に現像剤を供給する現像装置と感光体ドラムとをプロセスカートリッジとして一体化するプロセスカートリッジ方式が知られている。プロセスカートリッジは画像形成装置に着脱することができる。プロセスカートリッジ方式では、画像形成装置のメンテナンスをユーザが行うことができるため、画像形成装置を容易にメンテナンスすることができる。このため、プロセスカートリッジ方式は、画像形成装置において広く用いられている。
また、感光体ドラムに形成された静電潜像を現像する方式として、非接触ジャンピング現像方式が広く知られている。非接触ジャンピング現像方式では、感光体ドラムと現像剤担持体との間に間隔(SDギャップ)を設けて、現像剤担持体上の現像剤を感光体ドラムにジャンプさせることで静電潜像を現像する。非接触ジャンピング現像方式においては、感光体ドラムと現像剤担持体との間隔を高精度に維持することで良好な現像を行うことができる。
特許文献1では、プロセスカートリッジには、感光体ドラムと現像剤担持体(現像ローラ)との間隔を一定にするための間隔保証部材(スペーサ)が設けられている。間隔保証部材は、ローラ状である現像剤担持体の外径よりも内径が大きい円筒状の部材であって、現像剤担持体の回転軸方向における現像剤担持体の両端近傍において1つずつ回転可能に現像剤担持体にはめ込まれている。現像剤担持体と感光体ドラムは互いに近づくように付勢されているが、現像剤担持体と感光体ドラムとによって間隔保証部材が挟まれることで、現像剤担持体と感光体ドラムとの間隔(SDギャップ)は一定に保たれている。また、特許文献1では、現像ローラギヤを現像剤担持体に取り付けることで、現像剤担持体の回転軸方向における間隔保証部材の移動を一定の範囲に制限している。
特開2004−163812号公報
しかしながら、従来においては、現像担持体の回転軸方向に間隔保証部材が一定範囲で移動可能であるため、現像剤担持体の回転軸方向に間隔保証部材が移動することで感光体ドラムと現像剤担持体との間隔(SDギャップ)に変動が生じていた。間隔保証部材における感光体ドラムと接触する外周面は微細な凹凸が存在するため、回転する現像剤担持体と回転する感光体ドラムとの間に挟まれる間隔保証部材が現像剤担持体の回転軸方向に移動することで感光体ドラムと現像剤担持体が振動してしまう。感光体ドラムと現像剤担持体が振動することで、現像剤担持体と感光体ドラムとの間隔に変動が生じてしまっていた。感光体ドラムと現像剤担持体との間隔に変動が生じてしまうと、感光体ドラムと現像剤担持体との間隔を高精度に維持することができないため良好な現像を行うことができない。
そこで本発明は、感光体ドラムと現像剤担持体との間隔を高精度に維持することで良好な現像を行うことを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の現像装置は、
感光体ドラムと平行して回転可能に配置され、前記感光体ドラムに形成された潜像を現像するための現像剤を担持する現像ローラと、
前記現像ローラの外周に回転可能に嵌められ、前記感光体ドラムと前記現像ローラとの間に挟まれる環状部材と、
前記環状部材が回転している状態で前記環状部材に当接することで、前記現像ローラの軸線方向に前記環状部材を移動させるスラスト力が生じるように、前記現像ローラの軸線に対して前記環状部材の軸線を傾かせる当接部材と、を有し、
前記スラスト力によって前記環状部材が移動しようとする方向と対向する方向に前記環状部材に規制部が突き当たることで、前記環状部材の移動を規制することを特徴とする。
また、上記目的を達成するために、本発明の現像装置は、
感光体ドラムと平行して回転可能に配置され、前記感光体ドラムに形成された潜像を現像するための現像剤を担持する現像ローラと、
前記現像ローラの外周に回転可能に嵌められ、前記感光体ドラムと前記現像ローラとの間に挟まれる環状部材と、
前記環状部材の外周面に当接する当接部材であって、前記外周面における前記当接部材が当接している領域である当接領域と前記外周面における前記当接部材が当接していない領域である非当接領域との境界線であって、前記環状部材の回転方向上流側における境界線が、前記スラスト力が生じる方向に向かうにつれて前記環状部材の回転方向下流になるように傾いている当接部材と、を有し、
前記スラスト力によって前記環状部材が移動しようとする方向と対向する方向に前記環状部材に規制部が突き当たることで、前記環状部材の移動を規制することを特徴とする。
また、上記目的を達成するために、本発明のプロセスカートリッジは、
前記現像装置と、
前記感光体ドラムと、
を有することを特徴とする。
また、上記目的を達成するために、本発明の画像形成装置は、
前記プロセスカートリッジを有し、
前記現像剤により記録媒体に画像を形成することを特徴とする。
本発明によれば、感光体ドラムと現像剤担持体との間隔を高精度に維持することで良好な現像を行うことができる。
実施例1に係る現像装置を有する画像形成装置の概略図 実施例1に係る現像装置を有するプロセスカートリッジの概略図 実施例1において当接部材が環状部材に当接する状態を示す図 実施例1において当接部材が環状部材に当接する状態を示す断面図 実施例1において当接部材に当接された環状部材が傾く状態を示す概略図 当接部材に当接された環状部材に加わる力を示した図 実施例1において環状部材が規制部に突き当たる状態を示す図 実施例1と従来技術とにおける現像ローラの撓み量を比較する図 従来において環状部材がローラギヤに突き当たる状態を示す図 従来において環状部材が規制部に突き当たる状態を示す図 実施例1において環状部材が規制部に突き当たる状態を示す図 実施例2において当接部材が環状部材に当接する状態を示す図 実施例2において環状部材が規制部に突き当たる状態を示す図 実施例3において当接部材が環状部材に当接する状態を示す図 実施例3において当接部材が環状部材に当接する状態を示す断面図 実施例3において当接部材に当接された環状部材に加わる力を示した図 実施例3において環状部材が規制部に突き当たる状態を示す図
以下に図面を参照して、本発明の実施例を例示する。ただし、実施例に記載される構成部品の寸法や材質や形状やそれらの相対配置などは、発明が適用される装置の構成や各種条件により適宜変更されるべきものであり、この発明の範囲を以下の実施形態に限定する趣旨のものではない。
(実施例1)
<画像形成装置>
図1は、実施例に係る現像装置が装着される画像形成装置の概略図である。画像形成装置Aは、光学装置1と給紙部2と給紙ローラ3と転写ローラ4と定着部5と搬送部6と感光体ドラム7と排紙ローラ8と排紙部9とを有する。光学装置1は、画像情報に基づいて感光体ドラム7にレーザーを照射することで、感光体ドラム7の外周面に静電潜像を形成する。給紙部2には、画像が形成される記録媒体Pが積載される。給紙ローラ3は、記録媒体Pを排紙部9に向かって搬送する搬送部6内に記録媒体Pを搬送する。
また、転写ローラ4は、感光体ドラム7に形成された現像剤像を記録媒体Pに転写する。定着部5は、現像剤像が転写された記録媒体Pを加熱しながら加圧することで現像剤像を記録媒体Pに定着させる。搬送部6は、給紙部2から搬送された記録媒体Pを排紙部9に向かって搬送する。感光体ドラム7は、光学装置1によってレーザーが照射されることで静電潜像が形成され、静電潜像に現像剤が供給されることで現像剤像が形成される。排紙ローラ8は、定着部5によって現像剤が定着された記録媒体を排紙部9に排紙する。排紙部9には、画像が形成された記録媒体が排紙される。
画像形成装置Aによって、給紙部2に給紙された記録媒体Pに画像が形成される流れを説明する。給紙部2に給紙された記録媒体Pは給紙ローラ3によって搬送部6内に搬送される。搬送部6内に搬送された記録媒体Pは、感光体ドラム7に形成された現像剤像が記録媒体Pに転写される位置である転写位置Tに搬送部6によって搬送される。そして、転写位置Tにおいて、感光体ドラム7に形成された現像剤像が転写ローラ4によって記録媒体Pに転写される。現像剤像が転写された記録媒体Pは、搬送部6によって定着部5に搬送され、定着部5によって加熱されながら加圧されることで現像剤像が定着される。現像剤像が定着した記録媒体Pは、搬送部6によって排紙部9に向かって搬送され、排紙ローラ8によって排紙部9に排紙される。
<プロセスカートリッジ>
図2は、実施例に係る現像装置を有するプロセスカートリッジの断面図である。プロセスカートリッジBは、感光体ドラム7と帯電ローラ10とクリーニングブレード11と撹拌部材12と現像ブレード13と現像ローラ100と環状部材200とを有する。帯電ローラ10は、感光体ドラム7の表面を一定の電位に帯電する。クリーニングブレード11は、記録媒体Pに現像剤像が転写された後に感光体ドラム7の表面に残留する現像剤を除去する。撹拌部材12は、現像剤収納室C2内に収納される現像剤を撹拌しながら現像ローラ100に向かって搬送する。また、現像ブレード13は、現像ローラ100に形成さ
れた現像剤の層の厚みを調整する。
現像ローラ100は、感光体ドラム7と平行して回転可能に配置されており、感光体ドラム7に形成された静電潜像に現像剤を供給することで静電潜像を現像する。環状部材200は、現像ローラ100の外周に回転可能に嵌められており、感光体ドラム7と現像ローラ100との間に挟まれている。感光体ドラム7と現像ローラ100とに被挟持部Nにおいて環状部材200が挟まれることで、感光体ドラム7と現像ローラ100との間隔を所定の間隔に保つことができる。また、実施例1では、環状部材200は、現像ローラ100の軸線Q方向における現像ローラ100の両端近傍に嵌められている。
感光体ドラム7の表面に現像剤像が形成される流れを説明する。画像形成動作が開始されると、感光体ドラム7の表面が帯電ローラ10によって帯電される。帯電された感光体ドラム7に光学装置1からレーザーが照射されることで、感光体ドラム7の表面に静電潜像が形成される。一方、現像剤収納室C2内に収納された現像剤は、撹拌部材12によって現像室C1に搬送される。現像室C1に搬送された現像剤は現像ローラ100に付着し、現像ブレード13によって現像ローラ100に形成された現像剤の層の厚みが整えられる。
そして、現像ローラ100に付着した現像剤が感光体ドラム7に形成された静電潜像に移動することで、感光体ドラム7の表面に現像剤像が形成される。その後、上述したように、転写位置Tにおいて感光体ドラム7に形成された現像剤像は記録媒体Pに転写される。記録媒体Pに現像剤像が転写された後に感光体ドラム7の表面に残留した現像剤は、クリーニングブレード11によって除去される。ここで、現像ローラ100と環状部材200と当接部材300(図3を参照)と現像室C1とを有する構成を現像装置Cとする。現像装置Cは、感光体ドラム7に形成された静電潜像に現像剤を移動させることで静電潜像を現像する。
<現像装置>
図3は、実施例1において当接部材が環状部材に当接する状態を示す図である。図4は、実施例1において当接部材が環状部材に当接する状態を示す断面図である。図5は、実施例1において当接部材に当接された環状部材が傾く状態を示す図である。図6は、当接部材に当接された環状部材に加わる力の関係を示した図である。
現像ローラ100は、大径部100Aと、大径部100Aの外径よりも外径が小さい小径部100Bとを有している。大径部100Aの中心軸と小径部100Bの中心軸は同軸上に位置している。また、現像ローラ100の軸線Q方向における大径部100Aの両端に小径部100Bは位置しており、大径部100Aと小径部100Bとは一体となって形成されている。なお、現像ローラ100における大径部100Aに現像剤の層が形成される。
環状部材200は、現像ローラ100の軸線Q方向における現像ローラ100の両端近傍において、現像ローラ100の外周に回転可能に嵌め込まれている。環状部材200は、大径環状部200Aと、大径環状部200Aの内径よりも内径が小さい小径環状部200Bとを有する。
小径環状部200Bの内径は、小径部100Bの外径よりも大きく、大径環状部200Aの外径よりも小さくなっている。また、大径環状部200Aと小径環状部200Bとは一体となって形成されており、大径環状部200Aの軸線と小径環状部200Bの軸線とは同軸上に位置している。なお、環状部材200が回転する場合は、現像ローラ100が回転する方向と同じ方向に回転する。ここで、環状部材200の回転方向を回転方向Lと
する。
当接部材300は、現像ブレード13が取り付けられるブレード支持部材13Aに取り付けられており、現像ローラ100の軸線Q方向におけるブレード支持部材13Aの両端に取り付けられている。また、当接部材300は、現像ローラ100の軸線Q方向における大径部100Aの端部である規制部400に向かって押圧するように環状部材200に当接している。当接部材300は、現像ローラ100の軸線Qと環状部材200の軸線Rが傾くように環状部材200に当接している。ここで、実施例1では、規制部400は、現像ローラ100に設けられた段差(大径部100A)となっている。
環状部材200が傾く方向について図5を用いて説明する。ここで、環状部材200の回転方向Lにおける被挟持部Nの上流側の部分を上流部分Jとし、環状部材200の回転方向Lにおける被挟持部Nの下流側の部分を下流部分Kとする。当接部材300が環状部材200に当接した場合、現像ローラ100の軸線Q方向において上流部分Jが下流部分Kよりも規制部400(図4を参照)に近くなるように環状部材200は傾くことになる。
図6を用いて、環状部材200に加わる力について説明する。ここで、感光体ドラム7に接触することで環状部材200に働く摩擦力を摩擦力Gとする。また、環状部材200と感光体ドラム7とが接触している部分において、環状部材200が傾いた後の環状部材200の回転方向Lに働く力を力Uとする。環状部材200が傾くことで環状部材200に生じるスラスト力をスラスト力Sとする。また、感光体ドラム7の回転方向を回転方向Dとする。
図6に示すように、環状部材200が傾いた場合に環状部材200に働く摩擦力Gは、環状部材200が傾いた後の環状部材200の回転方向に働く力Uと、力Uと直交する方向に働くスラスト力Sとに分解することができる。現像ローラ100の規制部400(図4を参照)に近づく方向にスラスト力Sが働くことで、規制部400に近づく方向(E方向)に環状部材200が移動することになる。ここで、実施例1では、スラスト力Sは、現像ローラ100の軸線方向Qであって現像ローラ100の中央に向かう方向に生じている。
図7を用いて、現像ローラ100の軸線Q方向における環状部材200の移動が規制される様子について説明する。ここで、環状部材200が傾くことで環状部材200が移動する方向を移動方向Eとする。環状部材200が移動方向Eに移動すると、移動方向Eと対向する方向に現像ローラ100における規制部400が環状部材200に突き当たる。これにより、現像ローラ100の軸線Q方向において環状部材200が位置決めされる。
現像ローラ100の軸線Q方向において環状部材200が規制部400から離れた場合、環状部材200を傾けるように当接部材300が環状部材200に当接する。傾いた環状部材200は、スラスト力によって再び規制部400に向かって移動する。移動した環状部材200は規制部400に突き当たるため、現像ローラ100の軸線Q方向であって規制部400に近づく方向への環状部材200の移動が規制される。このように、環状部材200を規制部400に突き当てることで、現像ローラ100の軸線Q方向において環状部材200が位置決めされる。
図8は、実施例1における現像ローラの撓み量と従来における現像ローラの撓み量とを比較した図である。図8(a)は、実施例1における現像ローラ100の撓み量を示す図である。また、図8(b)は、従来における現像ローラ100の撓み量を示す図である。現像ローラ100に嵌め込まれる環状部材200は感光体ドラム7と接触しており、現像
ローラ100の軸線Q方向における現像ローラ100の両端近傍に位置する2つの環状部材200が現像ローラ100を支持している状態となっている。
実施例1では、現像ローラ100における規制部400に環状部材200を突き当てているため、現像ローラ100の軸線Q方向における2つの環状部材200間の距離が従来よりも短くなっている。従来では、現像ローラ100の軸線Q方向において環状部材200が移動可能であった。現像ローラ100の軸線Q方向における2つ支点の間の距離が従来よりも近いため、実施例1における現像ローラ100の自重による撓み量は従来よりも小さくなる。現像ローラの撓み量が従来よりも小さくなることで、感光体ドラム7と現像ローラ100との間隔を一定の間隔に保つことができ、記録媒体に形成される画像の品質を向上させることができる。
図9は、従来において環状部材がローラギヤに突き当たる状態を示す図である。図10は、従来において環状部材が規制部に突き当たる状態を示す図である。図11は、実施例1において環状部材が規制部材に突き当たる状態を示す図である。従来では、環状部材210がローラギヤ110に突き当たった状態で、現像ローラ100の軸線Q方向において、規制部400と小径環状部210Bとが距離L1だけ離れていた。なお、環状部材210における小径環状部210Bは、環状部材200における小径環状部200Bと同様の構成になっている。
上述したように、現像ローラ100と感光体ドラム7との間隔を所定の間隔に保つために、現像ローラ100と感光体ドラム7とに環状部材210が挟まれている必要がある。従来では、現像ローラ100の軸線Q方向において環状部材210が移動することができたため、環状部材210が移動できる分だけ現像ローラ100の軸線Q方向における環状部材210の長さを長くしていた。従来では、現像ローラ100の軸線Q方向において、環状部材210における感光体ドラム7と接触する部分である接触部210Cと小径環状部210Bとが距離L2だけ離れていた。
しかし、実施例1では、環状部材200を規制部400に突き当てることで現像ローラ100の軸線Q方向において環状部材200が位置決めされる。これにより、現像ローラ100の軸線Q方向において、環状部材200における感光体ドラム7と接触する部分である接触部200Cと小径環状部200Bとの距離をL3(L3=L2−L1)にすることができる。つまり、現像ローラ100の軸線Q方向における環状部材の長さを、現像ローラ100の軸線Q方向における規制部400とローラギヤ110との間隔の分だけ短くすることができる。環状部材の長さを従来よりも短くすることで、環状部材に用いられる材料の量を軽減することができる。
以上のように、実施例1では、規制部に向かって環状部材が移動するようなスラスト力が生じるように当接部材が環状部材を傾かせている。規制部に向かって移動する環状部材が規制部に突き当たることで環状部材の位置が決まり、現像ローラの軸線方向において環状部材が移動することを抑制する。これにより、感光体ドラムと現像剤担持体との間隔を高精度に維持することができる。
また、実施例1における現像装置は、従来における現像装置に当接部材を加えただけの構成であるため、従来における現像装置に用いられる部材の形状等を変更することなく環状部材の移動を規制することができる。
また、実施例1における現像装置は、現像ローラの軸線方向における2つの環状部材間の距離が従来よりも近いため、現像ローラの自重による撓みを従来よりも軽減することができる。これにより、現像ローラと感光体ドラムとの間隔を一定に保つことができ、記録
媒体に形成される画像の品質を向上させることができる。
また、実施例1において、環状部材の移動を規制することで、現像ローラの軸線方向における環状部材の長さを従来よりも短くすることができるため、環状部材に用いられる材料の量を従来よりも軽減することができる。
(実施例2)
本発明における実施例2について説明する。実施例2では、実施例1において、当接部材が環状部材に当接する位置や当接部材の形状などが異なる。なお、実施例2において、実施例1と同一の機能を有する部分については同一の符号を付してその説明を省略する。図12は、実施例2において当接部材が環状部材に当接する状態を示す図である。また、図13は、実施例2において環状部材が規制部に突き当たる状態を示す図である。
実施例2では、現像装置Caは、現像ローラ100と環状部材200と当接部材700とを有する。当接部材700は、トナー枠体14(図2を参照)における現像ローラ100近傍の部分である近傍部14Aに取り付けられており、現像ローラ100の軸線Q方向における近傍部14Aの両端に取り付けられている。また、当接部材700は、弾性を有しており、当接部材700における近傍部14Aに取り付けられている部分から環状部材200に向かって延びる当接部700Aを有している。当接部材700において、当接部700Aが環状部材200に当接する。
実施例2では、当接部材700は、規制部400から離れる方向に向かって環状部材200を押圧するように環状部材200に当接している。当接部材700が環状部材200に当接することで、現像ローラ100の軸線Q方向において上流部分J(図5を参照)が下流部分K(図5を参照)よりも規制部400に近くなるように環状部材200が傾く。
実施例1と同様に、環状部材200が傾くことで環状部材200にスラスト力Sが発生し、現像ローラ100の軸線Q方向であって規制部400に近づく方向に環状部材200が移動する。現像ローラ100の軸線Q方向に環状部材200が移動すると、図13のように、環状部材200が規制部400に突き当たることで環状部材200が位置決めされる。これにより、現像ローラ100の軸線Q方向における環状部材200の移動が規制される。以上のように、実施例2では、実施例1と同様の効果を生じさせることができる。
(実施例3)
本発明における実施例3について説明する。実施例3では、実施例1において、当接部材が環状部材に当接する位置や当接部材の形状などが実施例1とは異なる。また、実施例3では、実施例1とは異なり、環状部材を傾かせることでスラスト力を生じさせるわけでなく、環状部材を傾かせずに環状部材のスラスト力を生じさせている。なお、実施例3において、実施例1と同一の機能を有する部分については同一の符号を付してその説明を省略する。図14は、実施例3において当接部材が環状部材に当接する状態を示す図である。図15は、実施例3において当接部材が環状部材に当接する状態を示す図である。図16は、実施例3において当接部材に当接された環状部材に加わる力を示した図である。図17は、実施例3において環状部材が規制部に突き当たる状態を示す図である。
実施例2では、現像装置Cbは、現像ローラ100と環状部材200と当接部材900とを有する。当接部材900は、ブレード支持部材13A(図2を参照)に取り付けられており、現像ローラ100の軸線Q方向におけるブレード支持部材13Aの両端に配置されている。環状部材200と当接する部分である当接部900Aを当接部材900は有しており、当接部材900におけるブレード支持部材13Aに取り付けられている部分から環状部材200に向かって当接部900Aは延びている。また、当接部材900は、環状
部材200の外周面である外周面201に当接する。
図16を用いて、環状部材200に当接部材900が当接することで環状部材200に働く力について説明する。ここで、外周面201における当接部材900と当接している領域を当接領域201Aとし、外周面201における当接領域ではない領域を201Bとする。また、当接領域201Aと非当接領域201Bとの境界線のうち環状部材200の回転方向Lにおける上流側(回転方向上流側)に位置する境界線を境界線201Cとする。境界線201Cは、現像ローラ100の軸線Q方向であって規制部400に近づく方向に向かうにつれて、環状部材200の回転方向Lにおいて下流側(回転方向下流側)になるように傾いている。
環状部材200に当接部材900が当接することで環状部材200に働く摩擦力G1は、環状部材200の回転方向Lとは反対の方向に働く力U1と現像ローラ100の軸線Q方向に働くスラスト力S1とに分解することができる。ここで、スラスト力S1は、現像ローラ100の軸線Q方向であって規制部400に近づく方向に向かって働く。環状部材200にスラスト力S1が働くことで、規制部400に向かって環状部材200が移動する。
環状部材200が規制部400に向かって移動することで、図17に示すように、環状部材200は規制部400に突き当たる。環状部材200が移動しようとする方向と対向する方向に規制部400は環状部材200に突き当たるため、現像ローラ100の軸線Q方向における環状部材200の移動は規制される。以上のように、実施例3では、実施例1と同様の効果を生じさせることができる。
なお、各実施例では、プロセスカートリッジとして単色の画像を形成するプロセスカートリッジを示したが、プロセスカートリッジはこれに限定されることはない。プロセスカートリッジは、例えば、複数色の画像を形成するプロセスカートリッジであってもよい。
7…感光体ドラム、100…現像ローラ、200…環状部材、300…当接部材、
400…規制部、C…現像装置、E…方向、Q…軸線、R…軸線、S…スラスト力

Claims (12)

  1. 感光体ドラムと平行して配置され、前記感光体ドラムに形成された潜像を現像するための現像剤を担持する回転可能な現像ローラと、
    前記現像ローラの外周に回転可能に嵌められ、前記感光体ドラムと前記現像ローラとの間に挟まれることで前記感光体ドラムと前記現像ローラとの間隔を所定の間隔に保つ環状部材と、
    前記環状部材が回転している状態で前記環状部材に当接することで、前記現像ローラの軸線方向に前記環状部材を移動させるスラスト力が生じるように、前記現像ローラの軸線に対して前記環状部材の軸線を傾かせる当接部材と、を有し、
    前記スラスト力によって前記環状部材が移動しようとする方向に対して対向するように設けられた規制部に前記環状部材が突き当たることで、前記軸線方向において前記環状部材が位置決めされることを特徴とする現像装置。
  2. 前記当接部材によって傾いた状態である前記環状部材は、前記感光体ドラムからの摩擦力によって前記軸線方向に移動させられることを特徴とする請求項1に記載の現像装置。
  3. 前記環状部材は、前記感光体ドラムと前記現像ローラとに挟まれる部分である被挟持部を有しており、
    前記当接部材は、前記環状部材の回転方向における前記被挟持部の上流側の部分が、前記環状部材の回転方向における前記被挟持部の下流側の部分よりも、前記スラスト力が生じる方向に近づくように、前記環状部材に当接することを特徴とする請求項1または2に記載の現像装置。
  4. 前記当接部材は、前記スラスト力が生じる方向に前記環状部材に当接することを特徴とする請求項3に記載の現像装置。
  5. 前記当接部材は、前記スラスト力が生じる方向とは反対の方向に前記環状部材に当接することを特徴とする請求項3に記載の現像装置。
  6. 感光体ドラムと平行して回転可能に配置され、前記感光体ドラムに形成された潜像を現像するための現像剤を担持する現像ローラと、
    前記現像ローラの外周に回転可能に嵌められ、前記感光体ドラムと前記現像ローラとの間に挟まれることで前記感光体ドラムと前記現像ローラとの間隔を所定の間隔に保つ環状部材と、
    前記環状部材との間に生じる摩擦力によって、前記現像ローラの軸線方向に前記環状部材を移動させるスラスト力が生じるように前記環状部材に当接する当接部材とを有し、
    前記スラスト力によって前記環状部材が移動しようとする方向に対して対向するように設けられた規制部に前記環状部材が突き当たることで、前記環状部材の移動を規制することを特徴とする現像装置。
  7. 前記当接部材は、前記環状部材の外周面に当接し、
    前記環状部材の外周面における前記当接部材が当接している領域である当接領域と前記外周面における前記当接部材が当接していない領域である非当接領域との境界線であって、前記環状部材の回転方向上流側における境界線が、前記スラスト力が生じる方向に向かうにつれて前記環状部材の回転方向下流になるように傾いていること特徴とする請求項6に記載の現像装置。
  8. 前記当接部材は、前記現像ローラの軸線方向であって前記現像ローラの中央に向かう方向にスラスト力が生じるように前記環状部材に当接することを特徴とする請求項1から7
    のいずれか1項に記載の現像装置。
  9. 前記規制部は、前記現像ローラに設けられた段差であることを特徴とする請求項1から8のいずれか1項に記載の現像装置。
  10. 前記環状部材は、前記現像ローラの軸線方向における前記現像ローラの両端近傍にそれぞれ嵌められていることを特徴とする請求項1から9のいずれか1項に記載の現像装置。
  11. 請求項1から10のいずれか1項に記載の現像装置と、
    前記感光体ドラムと、
    を有することを特徴とするプロセスカートリッジ。
  12. 請求項11に記載のプロセスカートリッジを有し、
    前記現像剤により記録媒体に画像を形成することを特徴とする画像形成装置。
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