JP2012173382A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】感光層の表面に段差が生じることを抑制すること。
【解決手段】画像形成装置は、画像形成前に、電位V1に通紙部分501aを帯電させ、電位V2に非通紙部分501bを帯電させる。画像を形成する動作を開始すると、画像形成装置は、感光層の表面を帯電電位VHに帯電させる。このとき、VHとの電位の差の絶対値が大きい非通紙部分501bの方が、通紙部分501aよりも単位面積当たりに発生する放電量が多くなり、感光層のポリマー主鎖の分断が多く生じて強度がより低下する。この状態で画像が形成されると、接触した用紙の紙粉により通紙部分501aの摩耗率が高められる一方、帯電時の放電で強度が低下することにより非通紙部分501bの摩耗率も高められ、画像形成前に上記帯電をしない場合に比べて、通紙部分501a及び非通紙部分501bの摩耗率の差が小さく抑えられる。
【選択図】図9

Description

本発明は、画像形成装置に関する。
特許文献1には、現像装置内の現像剤のトナー濃度に関する情報を検知した結果を用いてトナー補給量を制御する技術が開示されている。
特開2004−258625号公報
本発明は、記録媒体から感光層の表面に付着した付着物が接触部材により滞留されることで感光層の表面の一部の摩耗率が他の部分に比べて促進され、感光層の表面に段差が生じることを抑制することを目的とする。
本発明の請求項1に係る画像形成装置は、感光層を有し、露光により前記感光層の表面に形成される静電潜像を保持しながら回転軸を中心に回転し、前記感光層の表面で記録媒体と接触する像保持体と、前記感光層の表面のうち前記回転軸に沿った軸方向の幅が前記記録媒体の前記軸方向の長さと共通して前記像保持体が回転する回転方向に連続する第1の部分を第1の電位に帯電させた状態で、かつ、前記第1の部分と前記軸方向に連続する前記感光層の表面の第2の部分を露光前の電位と前記第1の電位との差の絶対値よりも前記露光前の電位との差の絶対値が大きい第2の電位に帯電させた状態から、前記感光層の表面を前記露光前の電位に帯電させて、露光により前記第1の部分に前記静電潜像を形成する像形成手段と、前記像形成手段により形成された静電潜像を、トナーを含む現像剤によってトナー像に現像する現像手段と、前記第2の部分には接触せずに前記第1の部分に接触する前記記録媒体に、前記現像手段により現像されたトナー像を転写する転写手段と、前記転写手段により前記トナー像が前記記録媒体に転写される位置よりも前記回転方向の下流側に設けられ、前記像保持体の表面に接触し、前記感光層の表面に付着した付着物を滞留させる接触部材とを備えることを特徴とする。
本発明の請求項2に係る画像形成装置は、請求項1に記載の構成において、前記記録媒体の前記軸方向の長さを取得する取得手段と、当該記録媒体を前記第1の部分と接触する位置まで搬送する搬送手段とを備え、前記像形成手段は、前記取得手段により取得された長さに応じた位置にあって前記軸方向の幅が当該長さである部分を、前記第1の部分として、前記第1の電位に帯電させることを特徴とする。
本発明の請求項3に係る画像形成装置は、請求項1又は2に記載の構成において、前記像形成手段は、前記感光層の表面を帯電させる帯電手段と、前記感光層の表面を露光する露光手段とを有し、前記帯電手段と前記露光手段とにより前記感光層の表面を前記第1の電位又は前記第2の電位に帯電させることを特徴とする。
本発明の請求項4に係る画像形成装置は、請求項1ないし3のいずれかに記載の構成において、前記現像剤は、外添剤を含み、前記現像手段は、前記像保持体と対向して設けられて前記現像剤を表面に保持する現像ロールと、少なくとも直流成分が含まれる現像バイアス電圧を前記現像ロールと前記像保持体との間に印加する印加手段とを有し、前記印加手段は、前記像形成手段により前記第2の部分が前記第2の電位に帯電されている場合に、前記直流成分により前記現像ロールの表面を当該第2の電位にする前記現像バイアス電圧を印加し、前記像形成手段は、当該現像バイアス電圧を印加された前記現像ロールの表面から前記トナー又は前記外添剤が前記第1の部分に吐き出される電位と前記第2の電位との差の絶対値よりも、前記第2の電位との差の絶対値が大きい前記第1の電位に前記第1の部分を帯電させることを特徴とする。
請求項1に係る発明によれば、本構成のとおり感光層の表面を帯電させない場合に比べて、感光層の表面に段差が生じることを抑制することができる。
請求項2に係る発明によれば、取得手段を備えない場合に比べて、サイズが変更された記録媒体により感光層の表面に段差が生じることを抑制することができる。
請求項3に係る発明によれば、帯電手段及び露光手段と異なる手段で本構成のとおり感光層の表面を帯電させる場合に比べて、ハードウェア構成を少なくすることができる。
請求項4に係る発明によれば、画像を形成する前と後とで現像バイアス電圧を本構成のとおり変更しない場合に比べて、感光層の表面にトナー又は外添剤が吐き出される現象が画像形成前に発生することを抑制しつつ、画像を形成する際、感光層の表面の非露光部分にトナーが付着する現象が当該表面の一部で多く発生することを抑制することができる。
実施形態に係る画像形成装置の構成を示す図である。 感光体ユニットを中心とした各部の構成を示す図である。 各箇所の電位を説明するための図である。 通紙部分を説明するための図である。 現像剤や紙粉が滞留している状態を説明するための図である。 現像剤や紙粉が滞留している状態を説明するための図である。 通紙部分と非通紙部分の摩耗率を測定した結果を示すグラフである。 画像を形成する際の感光層の表面の電位を示すグラフである。 画像形成装置が摩耗率を調整する原理を説明するためのグラフである。 画像を形成する前の感光層と現像ロールの表面の電位を示すグラフである。 画像を形成する際の感光層と現像ロールの表面の電位を示すグラフである。 画像を形成する前の画像形成装置の動作を示すフローチャートである。 画像を形成する際の画像形成装置の動作を示すフローチャートである。 通紙部分と非通紙部分の摩耗率を測定した結果を示すグラフである。 用紙に形成される画像の違いを説明するための図である。
[実施形態]
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る画像形成装置1の構成を示す図である。画像形成装置1は、感光体ドラムに形成されたトナー像を用紙に直接転写する直接転写方式のプリンタである。ここでいう「用紙」は、画像を記録するための媒体(記録媒体)であり、A4サイズやB4サイズなど大きさの定まった長方形の紙である。画像形成装置1は、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)及びブラック(K)の4色のトナーを用いてカラー画像を形成する。まず、画像形成装置1の全体の構成を説明する。
画像形成装置1は、給紙部10、検出部20、複数の搬送ロール30、用紙搬送部40、感光体ユニット50Y、50M、50C及び50Kと、露光部60と、転写ロール70Y、70M、70C及び70Kと、定着部80とを備える。感光体ユニット50Yは、感光体ドラム500Yを有し、感光体ユニット50Mは、感光体ドラム500Mを有する。また、感光体ユニット50Cは、感光体ドラム500Cを有し、感光体ユニット50Kは、感光体ドラム500Kを有する。なお、画像形成装置1の各符号のうち、その末尾にアルファベット(Y、M、C又はK)が付されたものは、アルファベットに対応する色の画像形成に関わる構成である。末尾のアルファベットのみが異なる各符号は、その位置や用いるトナーが異なるが、その構成は共通である。これら各構成の各々を特に区別する必要がない場合には、符号の末尾のアルファベットを省略して説明する。
給紙部10は、用紙を収容可能な筐体を有し、様々な大きさの用紙をこの筐体に収容する。給紙部10は、収容した用紙を搬送ロール30に向けて矢印A1の方向(方向A1)に送り出す。給紙部10は、搬送ロール30を介して、画像形成装置1の内部に用紙を補給(給紙)する。検出部20は、給紙部10から搬送ロール30に向けて送り出された用紙の表面に対向する位置に設けられ、この用紙の予め定められた方向の長さを検出するセンサを有する。このセンサは、用紙が搬送される方向A1を縦方向とした場合の横方向の用紙の長さを検出し、この長さを示すデータを生成する。検出部20は、センサにより生成されたデータを露光部60に供給する。検出部20は、本発明に係る「取得手段」の一例に相当する。複数の搬送ロール30は、転写ロール70が転写を行う位置に用紙を搬送し、トナー像が転写された用紙を定着部80が設けられた位置に搬送するロールである。用紙搬送部40は、複数の支持ロール41と、用紙搬送ベルト42とを有する。複数の支持ロール41は、用紙搬送ベルト42を回転可能に支持する。用紙搬送ベルト42は、感光体ドラム500と転写ロール70とに挟まれた状態で回転し、この挟まれた位置に用紙を搬送する。搬送ロール30と用紙搬送部40が協働することで、本発明に係る「搬送手段」として機能する。
感光体ドラム500は、感光層を有し、感光層の表面に形成される静電潜像及びトナー像を保持する。感光体ドラム500は、本発明に係る「像保持体」の一例に相当する。露光部60は、強度や照射位置を制御された光(露光光)を感光層の表面に照射(露光)し、露光光に応じた静電潜像を形成する。露光部60は、本発明に係る「露光手段」の一例に相当する。なお、露光部60が検出部20から供給されたデータを用いて行う処理については、後述する。感光体ユニット50は、形成された静電潜像をトナー像として現像する。転写ロール70は、感光体ドラム500と対向して設けられ、現像されたトナー像を用紙の表面に転写する。転写ロール70は、本発明に係る「転写手段」の一例に相当する。定着部80は、トナー像が転写された用紙を加熱及び加圧し、トナー像を用紙に定着させる。以上の構成により、画像形成装置1においては、破線の矢印A2の方向に搬送される用紙に画像が形成される。
続いて、感光体ユニット50を中心とした構成を詳細に説明する。
図2は、感光体ユニット50を中心とした各部の構成を示す図である。感光体ユニット50は、感光体ドラム500と、帯電装置510と、現像装置520と、クリーニング装置530とを備える。感光体ドラム500は、感光層501を有し、回転軸B1を中心に、矢印A3の方向に回転する。以下においては、矢印A3が示す方向を、回転方向A3という。感光層501は、表面501sに静電潜像及びトナー像が形成される。帯電装置510は、静電潜像が形成される前(露光前)の表面501sが予め定められた電位となるように、感光層501を帯電させる。帯電装置510は、本発明に係る「帯電手段」の一例に相当する。帯電した感光層501の表面501sには、露光部60が照射する露光光により静電潜像が形成される。
現像装置520は、筐体の内部に現像ロール521と、撹拌ロール522とを備える。現像装置520は、筐体にトナー及び外添剤を含む現像剤を収容している。撹拌ロール522は、現像装置520の筐体に収容された現像剤を撹拌する。この筐体は、感光体ドラム500側が開口しており、現像ロール521は、この開口した部分から露出した状態で、感光体ドラム500に対向して設けられている。現像ロール521は、回転軸B1に沿った回転軸を中心に回転し、筐体に収容されている現像剤を表面521sに保持して搬送する。現像ロール521は、保持した現像剤を表面501sまで搬送して供給する。詳細には、現像ロール521は、後述する電圧印加部により感光体ドラム500との間で電圧が印加される。この電圧により表面521sと表面501sとの間で電位差が生じ、帯電したトナーが表面501sに移動する。こうして静電潜像にトナーが供給されることで、トナー像が形成され、現像装置520は、現像剤によって静電潜像をトナー像に現像する。現像装置520は、本発明に係る「現像手段」の一例に相当する。
表面501sは、転写ロール70と対向する位置にある領域C1において、用紙搬送ベルト42により搬送される用紙P1と接触する。転写ロール70は、後述する電圧印加部により感光体ドラム500との間で電圧が印加される。この電圧により表面501sと用紙P1との間で電位差が生じ、帯電しているトナーが用紙P1に移動する。こうして転写ロール70は、トナー像を領域C1において用紙P1に転写する。以下においては、この領域を「転写領域C1」という。クリーニング装置530は、クリーニングブレード531を有する。クリーニングブレード531は、転写領域C1から方向A3に向かって下流側に設けられ、端部が表面501sに接触する板状の部材である。表面501sには、転写領域C1で転写されずに残留した現像剤(トナー又は外添剤)や、転写領域C1で発生した紙粉などの付着物が付着している。クリーニングブレード531は、これらの付着物を表面501sから剥がして除去する。クリーニングブレード531は、本発明に係る「接触部材」の一例に相当する。
図3は、各箇所の電位を説明するための図である。感光体ドラム500は、接地(GND)電位と接続されている。以下において説明する電位は、いずれも、この接地電位に対する電位である。現像ロール521、帯電装置510及び転写ロール70は、これらの各部と感光体ドラム500との間で予め定められた電圧を印加する電圧印加部523、513、73にそれぞれ接続されている。これらの電圧印加部により電圧が印加されると、感光体ドラム500と各部との間で電位の分布が形成される。例えば、帯電装置510は、電圧印加部513により電圧が印加されることで、本実施形態においては、表面501sの露光前の電位(帯電電位)VHを−575V(ボルト)に、露光後の電位VLを−120Vに帯電させる。
続いて、表面501sのうち、転写領域C1を通過する用紙P1が感光体ドラム500に接触する部分(以下「通紙部分」という。)について、図4を参照して説明する。
図4は、通紙部分を説明するための図である。図4では、図2の切断線IV−IVにおける用紙搬送ベルト42と用紙P1の断面が示されている。また、図4では、矢印A4が、感光体ドラム500の回転軸に沿った方向(回転軸方向A4)を示している。用紙P1は、回転軸方向A4の長さがD1である。長さD1は、図1に示す検出部20が有するセンサが検出する長さである。言い換えれば、このセンサは、用紙P1の回転軸方向A4の長さを検出する。表面501sは、回転軸方向A4の幅がD1であり、かつ、回転方向A3に連続する部分501aにおいて、転写領域C1を通過する用紙P1と接触する。以下においては、この部分501aを「通紙部分501a」という。通紙部分501aは、回転軸方向A4の位置が長さD1に応じて予め定められており、図4では、回転軸方向A4の中心が表面501sと共通する位置にある。また、表面501sのうち、通紙部分501a以外の非通紙部分501bは、用紙P1と接触しない部分であり、通紙部分501aと回転軸方向A4に連続する部分である。通紙部分501aは、本発明に係る「第1の部分」の一例に相当し、非通紙部分501bは、本発明に係る「第2の部分」の一例に相当する。また、回転軸方向A4は、本発明に係る「軸方向」の一例に相当する。
用紙P1が通紙部分501aと接触すると、紙の繊維が粉状になった紙粉が通紙部分501aに付着する場合がある。紙粉や表面501sに残留した現像剤などの表面501sに付着した付着物は、図2に示すクリーニングブレード531が表面501sに接触する位置まで搬送され、クリーニングブレード531により除去される。この際、これらの付着物は、クリーニングブレード531の先端部分で滞留する。
図5、図6は、クリーニングブレード531の先端部分で現像剤や紙粉が滞留している状態を説明するための図である。図5、図6では、トナーE1を円、外添剤E2を三角形、紙粉E3を四角形で便宜的に表している。図5では、トナーE1と外添剤E2とが滞留している状態を示し、図6では、これらに加えて紙粉E3が滞留している状態を示している。滞留する付着物に紙粉E3が含まれている場合(図6の場合)には、トナーの流動性が悪くなるため、滞留する付着物の量が、紙粉E3が含まれない場合(図5の場合)に比べて多くなりやすい。また、滞留する付着物のうち、特に、外添剤E2と紙粉E3とは、表面501sを摩耗させやすい。このため、図4に示す通紙部分501aは、付着物に紙粉E3が含まれるため、非通紙部分501bに比べて早く摩耗する(つまり摩耗率が高くなる)。
図7は、通紙部分501aと非通紙部分501bの摩耗率を測定した結果を示すグラフである。このグラフの縦軸は、表面501sの摩耗率(単位はnm/1000回転(kcycle))を示し、横軸は、回転軸方向A4における表面501sの位置を示している。また、この測定においては、上述のとおり、露光前の帯電電位VHを−575V(ボルト)、露光後の電位VLを−120Vとした。また、直径30mmの感光体ドラム500を用いて、帯電装置510がDC(Direct Current)帯電により帯電を行った。現像ロール521には、直流成分に周波数6kHzの交流成分を重畳させた1.0kVの現像バイアス電圧Vppを印加し、その直流成分により表面521sの電位Vdcを−450Vとした。なお、現像バイアス電圧は、この測定では交流成分を重畳させた電圧であったが、直流成分が少なくとも含まれている電圧であれば良い。また、プロセス速度(印刷速度)を400mm/sとし、画像密度(用紙の面積に対する転写されるトナー像の面積の割合)を5%とした。その結果、通紙部分501aの摩耗率(1000回転当たりの感光層501が摩耗した厚さ)が16.1nm/kcycleとなり、非通紙部分501bの摩耗率が14.0nm/kcycleとなった。つまり、感光体ドラム500が1000回転する度に、通紙部分501aと非通紙部分501bとの境目に2.1nmの段差が生じた。感光層501は、表面501sに段差(高低差)があると、段の高い部分と低い部分とで感光層501の厚さが異なるため、帯電されたときにこれらの部分が互いに異なる電位となる。この状態について、表面501sのうち露光される部分に段差(上記段差とは異なる段差)が生じた状態の典型的な例を挙げて説明する。
図8は、画像を形成する際の表面501sの電位の一例を示すグラフである。このグラフの縦軸は、表面501sの電位(単位はV)を示し、横軸は、回転軸方向A4における表面501sの位置を示している。図8では、表面501sの回転軸方向A4において露光されなかった非露光部分F1、F2、F3と露光された露光部分F4とを示しており、非露光部分F2が、上述した段差により周囲と高さ(感光層501の厚さ)が異なる部分を示している。露光部分F4は、電位が露光後の電位VLとなっており、非露光部分F1、F3は、電位が帯電電位VHのままとなっている。また、この例では、非露光部分F2には、上述した段差があり、帯電電位VHではなくVHよりも高い電位となっている。この状態において、現像ロール521と接触すると、表面521sの電位Vdcよりも電位が高い露光部分F4には、負極性に帯電した現像剤が移動し、電位Vdcよりも電位が低い非露光部分F1、F3には、現像剤が移動しない。一方、非露光部分F2は、帯電電位VHよりもVdcとの電位差が小さいため、現像剤が移動する場合がある。このように、表面501sの段差により、画像を形成する際、露光されない部分にトナーが付着する「かぶり」と呼ばれる現象が生じる場合がある。表面501sの段差が小さくなれば、この現象は生じにくくなる。画像形成装置1は、画像を形成する際の摩耗率を調整することで、上述した段差を低減する。
図9は、画像形成装置1が摩耗率を調整する原理を説明するためのグラフである。このグラフの縦軸は、表面501sの電位(単位はV)を示し、横軸は、回転軸方向A4における表面501sの位置を示している。まず、画像形成装置1は、画像を形成する動作を開始する前に、電位V1(−200V)に通紙部分501aを帯電させた状態で、かつ、電位V2(−50V)に非通紙部分501bを帯電させた状態にする。電位V1は、本発明に係る「第1の電位」の一例に相当し、電位V2は、本発明に係る「第2の電位」の一例に相当する。画像を形成する動作を開始すると、画像形成装置1は、この状態から、図3に示す帯電装置510により、表面501sを帯電電位VH(−575V)に帯電させる。このとき、帯電装置510と表面501sとの間では、帯電電位VHに帯電される前の表面501sの電位と帯電電位VHとの電位差の絶対値に応じて、放電が発生する。詳細には、画像形成装置1は、感光層501に蓄積されているよりも多くの負の電荷を、図3に示す電圧印加部513により帯電装置510に蓄積させる。帯電装置510に蓄積された負の電荷量(電荷の量)と表面501sに蓄積された負の電荷量との差が増加すると、表面501sとの間で放電が発生する。この放電により、表面501sの負の電荷量が増加して、表面501sの電位が負の方向に変化する。そして、表面501sにおいて、面積が共通であれば、放電が多く発生した部分ほど、負の方向に電位が大きく変化する。言い換えれば、表面501sにおいて、電位の変化量が大きい部分ほど、単位面積当たりの放電量が多くなる。
図9の例では、非通紙部分501bにおける電位の変化量、すなわち、電位V2と帯電電位VHとの差の絶対値E2(525V)の方が、通紙部分501aにおける電位の変化量、すなわち、電位V1と帯電電位VHとの差の絶対値E1(375V)よりも大きい。このため、非通紙部分501bにおいては、通紙部分501aよりも単位面積当たりに発生する放電量が多くなる。この放電量が多いほど、感光層501においてポリマー主鎖の分断が起きやすくなり、その結果、感光層501の強度がより低下する。この状態で画像が形成されると、非通紙部分501bは、上述したとおり放電により通紙部分501aよりも強度が低下してるため、通紙部分501aと放電量が共通している場合に比べて、摩耗率が高くなる。一方、通紙部分501aは、用紙が接触して紙粉が付着するため、これが付着しない場合よりも摩耗率が高くなる。このようにして、画像形成装置1は、非通紙部分501bの摩耗率を調整することで、通紙部分501aと非通紙部分501bの摩耗率の差を低減し、段差を生じにくくする。
画像形成装置1は、上述のとおり、画像を形成する動作が開始される前と後とで、表面501sの電位を変化させる。このため、画像形成装置1は、現像ロール521の表面521sの電位も、画像を形成する動作が開始される前と後とで変化させ、現像剤が不必要に表面501sに付着しないようにする。表面521sの電位について、図10、図11を参照して説明する。
図10は、画像を形成する動作が開始される前における、表面501sと表面521sの電位の状態を示す図である。この図の縦軸は、表面501s、521sの電位を示し、横軸は、回転軸方向A4における表面501sの位置を示している。図10に示す時点では、表面501sを電位V1、V2に帯電されている。この状態において、画像形成装置1は、直流成分により表面521sの電位Vdc1を電位V2(−50V)とする現像バイアス電圧を印加する。この場合、表面501sの電位(V1、V2)が、電位Vdc以下であるため、負極性に帯電した現像剤が表面501sに移動しない。一方、表面501sと521sとの電位差の絶対値が大きいと、トナー又は外添剤が表面521sから表面501sに吐き出されることがある。このため、画像形成装置1は、表面521sの電位がVdc1である場合に、通紙部分501aを、電位V1と電位Vdcとの差の絶対値がトナー又は外添剤が吐き出される最も小さい電位差以下となる電位V1に帯電させる。本実施形態においては、画像形成装置1は、電位V1=−200Vとして、Vdcとの電位差を150Vとした。図7の説明で述べた条件においては、電位差が150Vであれば、トナー又は外添剤の吐き出しは生じなかった。
図11は、画像を形成する動作が開始された後における、表面501sと表面521sの電位の状態を示す図である。この図の縦軸は、表面501s、521sの電位を示し、横軸は、回転軸方向A4における表面501sの位置を示している。画像を形成する際は、画像形成装置1は、直流成分により表面521sの電位Vdc2を−450Vとする現像バイアス電圧を印加する。画像形成装置1は、画像を形成する動作を開始すると、表面501sを帯電させ、表面501sの露光前の電位VHを−575Vとし、露光後の電位VLを−120Vとする。露光された部分においては、VL(−120V)がVdc2(−450V)よりも高い電位であるため、負極性に帯電された現像剤が供給され、露光されない部分では、VH(−575V)がVdc2(−450V)よりも低い電位であるため、現像剤が供給されない。また、この場合、Vdc2とVHとの電位差が125Vであり、図7の説明で述べた条件においては、上述したトナー又は外添剤の吐き出しが生じなかった。
続いて、画像形成装置1が摩耗率を調整しながら画像を形成する動作について説明する。
図12、図13は、画像形成装置1の動作を示すフローチャートである。図12では、画像形成装置1が、画像を形成する前に行う動作を示している。まず、画像形成装置1は、検出部20により、次に搬送される用紙P1の回転軸方向A4の長さを示すデータを取得する(ステップS10)。次に、画像形成装置1は、電圧印加部523により、表面521sの電位を−50Vとする電圧を現像ロール521に印加する(ステップS20)。電圧印加部523は、本発明に係る「印加手段」の一例に相当する。続いて、画像形成装置1は、帯電装置510により、表面501s全体を電位V1(−200V)に帯電させる(ステップS30)。そして、画像形成装置1は、露光部60により、検出部20が取得したデータが示す長さに基づいて露光し、非通紙部分501bを電位V2(−50V)にする(ステップS40)。帯電装置510と露光部60とが協働することで、本発明に係る「像形成手段」として機能する。画像形成装置1は、ここまでの動作を画像を形成する前の事前動作として行った後に、用紙に画像を形成する画像形成処理を実行する(ステップS50)。
図13では、画像形成処理の詳細を示している。まず、画像形成装置1は、表面521sの電位を−450Vとするよう現像ロール521に印加する電圧を変更する(ステップS51)。次に、画像形成装置1は、帯電装置510により、表面501sを露光前の電位VH(−500V)とするように感光層501を帯電させる(ステップS52)。このときに生じる単位面積当たりの放電量が、上述のとおり、通紙部分501aと非通紙部分501bとで異なるため、非通紙部分501bの感光層501の強度が通紙部分501aの感光層501の強度よりも小さくなる。次に、画像形成装置1は、露光部60により、感光層501を露光して静電潜像を形成する(ステップS53)。そして、画像形成装置1は、現像装置520により、静電潜像を現像剤によりトナー像に現像する(ステップS54)。画像形成装置1は、現像されたトナー像を、転写ロール70により用紙P1に転写し、定着部80により定着させて画像を形成する(ステップS55)。以上のとおり動作した結果、画像形成装置1は、回転軸方向A4における表面501sの摩耗率の差を低減する。
図14は、本実施形態に係る画像形成装置1において、通紙部分501aと非通紙部分501bの摩耗率を測定した結果を示すグラフである。このグラフの縦軸は、感光体ドラム500の表面の摩耗率(単位はnm/1000回転(kcycle))を示し、横軸は、回転軸方向A4における表面501sの位置を示している。この測定は、図7で述べた条件と共通の条件で行った。その結果、通紙部分501aの摩耗率が16.2nm/kcycleとなり、非通紙部分501bの摩耗率が15.7nm/kcycleとなった。図7に示した結果と比べると、1000回転毎に生じる段差が2.1nmから0.5nmに低減した。以上のとおり、画像形成装置1においては、画像を形成する動作を行う前に表面501sに電位の異なる部分(通紙部分501aと非通紙部分501b)を設けることで、これらの部分を設けない場合に比べて、その境目で生じる段差が低減される。
図15は、上記電位の異なる部分を設けない場合と設けた場合とで、用紙に形成される画像の違いを説明するための図である。図15(a)、(b)、(c)は、それぞれ、画像形成装置1により画像(この例では文字列「ABC」)が形成された用紙P2、P3、P4を示している。用紙P2は、回転軸方向A4の長さがD1の用紙であり、図4に示す通紙部分501aで表面501sと接触する。用紙P3、P4は、用紙P2よりも回転軸方向A4の長さが大きい用紙である。用紙P3、P4は、通紙部分501aと接触する部分がそれぞれP3a、P4aであり、非通紙部分501bと接触する部分がそれぞれP3b、P4bである。
用紙P3は、画像形成装置1が上述した電位の異なる部分を設けないで複数の用紙P2に対して画像の形成を繰り返した後に、画像形成装置1により画像を形成された用紙である。この場合、画像形成装置1においては、通紙部分501aと非通紙部分501bとに上述した段差が生じるため、帯電電位VHに帯電する際に電位の段差が生じる。この電位の段差の影響で、通紙部分501aは、非通紙部分501bに比べて非露光部分にトナーが付着しやすい状態となる。この例では、この非露光部分に付着したトナーが用紙P3に転写され、部分P3aには、文字列「ABC」以外にY部に示す点状の画像が形成されている。これに対し、用紙P4は、画像形成装置1が上述した電位の異なる部分を設けて複数の用紙P2に対して画像の形成を繰り返した後に、画像形成装置1により画像を形成された用紙である。この場合、画像形成装置1においては、用紙P3に画像を形成する場合に比べて、通紙部分501aと非通紙部分501bとに生じる段差が低減され、帯電電位VHに帯電する際に生じる電位の段差も低減される。その結果、通紙部分501aの非露光部分へのトナーの付着が抑制され、この例では、部分P4aには、上記点状の画像が形成されることなく文字列「ABC」が形成されている。
[変形例]
上述した実施形態は、本発明の実施の一例に過ぎず、次のように種々の応用・変形が可能であり、また、必要に応じて組み合わせることも可能である。
(変形例1)
本発明においては、帯電装置510及び露光部60とは異なる装置を設けて、表面501sを電位V1、V2に帯電させても良い。例えば、帯電装置510及び露光部60と共通する機能を有する装置を、もう1つずつ設けても良い。なお、これらの装置は、現像ロール521が現像剤を供給する位置よりも、感光体ドラム500の回転方向の下流側であって、帯電装置510よりもこの回転方向の上流側に設けることが望ましい。そして、画像形成装置は、これらの装置により電位をV1、V2とされた表面501sが現像ロール521と接触する位置に行く前に、帯電装置510により表面501sを帯電電位VHに帯電させれば良い。こうすれば、電位がV1、V2となった状態の表面501sと現像ロール521とが接触しなくなるため、これらが接触する場合に生じる表面501sへの現像剤の付着やトナー又は外添剤の吐き出しが生じなくなる。
(変形例2)
本発明において、検出部20は、他の場所に設けられても良い。例えば、感光体ドラム500と接触する前であれば、用紙が搬送される経路の他の場所に設けられても良いし、給紙部10の内部に設けられても良い。なお、用紙P1は搬送中に斜行することがあるため、検出部20は、望ましくは、転写領域C1に用紙P1が搬送される直前の位置に設けられると良い。また、検出部20は、転写領域C1が色毎に複数あれば、各領域に搬送される用紙P1の回転軸方向A4の長さを取得可能な位置にそれぞれ設けられると良い。いずれの場所に設けられた場合でも、画像形成装置が画像を形成する動作を開始する前に、用紙の回転軸方向A4の長さを示すデータが検出部20から露光部60に供給され、帯電装置510と露光部60が協働して表面501sを上述した電位V1、V2に帯電させれば良い。
(変形例3)
本発明に係る画像形成装置は、上述した実施形態においては、用紙の回転軸方向A4の長さを直接検出する手段(検出部20が有するセンサ)を用いて用紙の幅を示すデータを取得したが、他の方法でこのデータを取得しても良い。例えば、画像形成装置は、印刷を要求するデータに含まれる用紙のサイズと向きを示す情報から、用紙の回転軸方向A4の長さを示すデータを取得する手段(本発明に係る「取得手段」に相当)を備えても良い。また、画像形成装置は、操作部を備え、ユーザがこの操作部を操作して指定した用紙のサイズと向きから、用紙の回転軸方向A4の長さを示すデータを取得しても良いし、給紙部10に設けられた用紙のガイド部材の位置から用紙の回転軸方向A4の長さを示すデータを取得する手段を備えても良い。これらの場合、操作部や給紙部が本発明に係る「取得手段」として機能する。
(変形例4)
画像形成装置1は、上述した実施形態においては、現像剤を負極性に帯電させたが、これに限らず、正極性に帯電させても良い。この場合、画像形成装置1は、図9、図10、図11に示した各箇所を、これらの図に示した電位と正負反対の電位にすればよい。
(変形例5)
画像形成装置1は、電位V1、電位V2及び帯電電位VHを上述した各値とは異なる値にしても良い。この場合であっても、画像形成装置1においては、電位V2と帯電電位VHとの電位差の絶対値が、電位V1と帯電電位VHとの電位差の絶対値よりも大きければ良い。これにより、非通紙部分501bにおいては、通紙部分501aよりも単位面積当たりに発生する放電量が多くなり、感光層501の強度が低下する。
(変形例6)
本発明は、上述した実施形態では、用紙搬送ベルトに沿って並んだ複数の感光体ユニットによりカラー画像を形成する画像形成装置であったが、これに限らず、複数の現像器(上述した現像装置に相当するもの)が回転体の周方向に沿って設けられたいわゆるロータリー式の現像装置を備えたものであっても良いし、モノクロ画像を形成するものであっても良い。いずれの場合も、本発明は、中間転写体を備えず、感光体ドラムに用紙を直接接触させて画像を形成するいわゆる直接転写方式の画像形成装置であれば良い。
(変形例7)
本発明においては、感光層の表面の付着物を除去する手段として、上述したクリーニングブレードに限らず、他の部材が用いられても良い。また、その部材は、板状のものに限らず、表面501sに接触して付着物を滞留させながら除去するものであれば、他の形状のものであっても良い。
(変形例8)
画像形成装置1において用いられる記録媒体は、上述した実施形態においては、大きさ、形状、素材が定まった用紙を用いたが、これに限らない。画像形成装置1は、感光体ドラム500の表面の摩耗を促進する記録媒体(例えば、粉状の付着物を発生させるもの)に画像を形成する場合に用いられれば良い。記録媒体は、例えば、長尺のロール紙を様々なサイズに裁断したものであっても良いし、円形や三角形など長方形以外の形状のものであっても良い。この場合も、画像形成装置1は、記録媒体の回転軸方向A4に沿った長さを幅とし、かつ、回転方向A3に連続する部分を通紙領域とする。また、記録媒体は、紙を素材としたものに限らず、布や樹脂などを素材としたものであっても良い。
1…画像形成装置、10…給紙部、20…検出部、30…搬送ロール、40…用紙搬送部、41…支持ロール、42…用紙搬送ベルト、50(50Y、50M、50C、50K)…感光体ユニット、60…露光部、70(70Y、70M、70C、70K)…転写ロール、80…定着部、500(500Y、500M、500C、500K)…感光体ドラム、501…感光層、510…帯電装置、520…現像装置、521…現像ロール、522…撹拌ロール、530…クリーニング装置、531…クリーニングブレード

Claims (4)

  1. 感光層を有し、露光により前記感光層の表面に形成される静電潜像を保持しながら回転軸を中心に回転し、前記感光層の表面で記録媒体と接触する像保持体と、
    前記感光層の表面のうち前記回転軸に沿った軸方向の幅が前記記録媒体の前記軸方向の長さと共通して前記像保持体が回転する回転方向に連続する第1の部分を第1の電位に帯電させた状態で、かつ、前記第1の部分と前記軸方向に連続する前記感光層の表面の第2の部分を露光前の電位と前記第1の電位との差の絶対値よりも前記露光前の電位との差の絶対値が大きい第2の電位に帯電させた状態から、前記感光層の表面を前記露光前の電位に帯電させて、露光により前記第1の部分に前記静電潜像を形成する像形成手段と、
    前記像形成手段により形成された静電潜像を、トナーを含む現像剤によってトナー像に現像する現像手段と、
    前記第2の部分には接触せずに前記第1の部分に接触する前記記録媒体に、前記現像手段により現像されたトナー像を転写する転写手段と、
    前記転写手段により前記トナー像が前記記録媒体に転写される位置よりも前記回転方向の下流側に設けられ、前記像保持体の表面に接触し、前記感光層の表面に付着した付着物を滞留させる接触部材と
    を備えることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記記録媒体の前記軸方向の長さを取得する取得手段と、
    当該記録媒体を前記第1の部分と接触する位置まで搬送する搬送手段とを備え、
    前記像形成手段は、前記取得手段により取得された長さに応じた位置にあって前記軸方向の幅が当該長さである部分を、前記第1の部分として、前記第1の電位に帯電させる
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記像形成手段は、前記感光層の表面を帯電させる帯電手段と、前記感光層の表面を露光する露光手段とを有し、前記帯電手段と前記露光手段とにより前記感光層の表面を前記第1の電位又は前記第2の電位に帯電させる
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  4. 前記現像剤は、外添剤を含み、
    前記現像手段は、前記像保持体と対向して設けられて前記現像剤を表面に保持する現像ロールと、少なくとも直流成分が含まれる現像バイアス電圧を前記現像ロールと前記像保持体との間に印加する印加手段とを有し、
    前記印加手段は、前記像形成手段により前記第2の部分が前記第2の電位に帯電されている場合に、前記直流成分により前記現像ロールの表面を当該第2の電位にする前記現像バイアス電圧を印加し、
    前記像形成手段は、当該現像バイアス電圧を印加された前記現像ロールの表面から前記トナー又は前記外添剤が前記第1の部分に吐き出される電位と前記第2の電位との差の絶対値よりも、前記第2の電位との差の絶対値が大きい前記第1の電位に前記第1の部分を帯電させる
    ことを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015028603A (ja) * 2013-07-01 2015-02-12 キヤノン株式会社 帯電装置及び画像形成装置

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