JP6410340B2 - ケーブルスイッチ - Google Patents

ケーブルスイッチ Download PDF

Info

Publication number
JP6410340B2
JP6410340B2 JP2014087303A JP2014087303A JP6410340B2 JP 6410340 B2 JP6410340 B2 JP 6410340B2 JP 2014087303 A JP2014087303 A JP 2014087303A JP 2014087303 A JP2014087303 A JP 2014087303A JP 6410340 B2 JP6410340 B2 JP 6410340B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
side electrode
base material
conductor
window
cable switch
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2014087303A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2015207455A (ja
Inventor
祐嶋 健太
健太 祐嶋
高 偉
偉 高
義一 岡崎
義一 岡崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Foster Electric Co Ltd
Original Assignee
Foster Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Foster Electric Co Ltd filed Critical Foster Electric Co Ltd
Priority to JP2014087303A priority Critical patent/JP6410340B2/ja
Priority to DE102014113255.6A priority patent/DE102014113255A1/de
Priority to CN201410643858.XA priority patent/CN105023776B/zh
Priority to US14/629,849 priority patent/US9564276B2/en
Publication of JP2015207455A publication Critical patent/JP2015207455A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6410340B2 publication Critical patent/JP6410340B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01HELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
    • H01H3/00Mechanisms for operating contacts
    • H01H3/02Operating parts, i.e. for operating driving mechanism by a mechanical force external to the switch
    • H01H3/14Operating parts, i.e. for operating driving mechanism by a mechanical force external to the switch adapted for operation by a part of the human body other than the hand, e.g. by foot
    • H01H3/141Cushion or mat switches
    • H01H3/142Cushion or mat switches of the elongated strip type
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01HELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
    • H01H13/00Switches having rectilinearly-movable operating part or parts adapted for pushing or pulling in one direction only, e.g. push-button switch
    • H01H13/70Switches having rectilinearly-movable operating part or parts adapted for pushing or pulling in one direction only, e.g. push-button switch having a plurality of operating members associated with different sets of contacts, e.g. keyboard
    • H01H13/702Switches having rectilinearly-movable operating part or parts adapted for pushing or pulling in one direction only, e.g. push-button switch having a plurality of operating members associated with different sets of contacts, e.g. keyboard with contacts carried by or formed from layers in a multilayer structure, e.g. membrane switches
    • H01H13/703Switches having rectilinearly-movable operating part or parts adapted for pushing or pulling in one direction only, e.g. push-button switch having a plurality of operating members associated with different sets of contacts, e.g. keyboard with contacts carried by or formed from layers in a multilayer structure, e.g. membrane switches characterised by spacers between contact carrying layers
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01HELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
    • H01H13/00Switches having rectilinearly-movable operating part or parts adapted for pushing or pulling in one direction only, e.g. push-button switch
    • H01H13/70Switches having rectilinearly-movable operating part or parts adapted for pushing or pulling in one direction only, e.g. push-button switch having a plurality of operating members associated with different sets of contacts, e.g. keyboard
    • H01H13/702Switches having rectilinearly-movable operating part or parts adapted for pushing or pulling in one direction only, e.g. push-button switch having a plurality of operating members associated with different sets of contacts, e.g. keyboard with contacts carried by or formed from layers in a multilayer structure, e.g. membrane switches
    • H01H13/704Switches having rectilinearly-movable operating part or parts adapted for pushing or pulling in one direction only, e.g. push-button switch having a plurality of operating members associated with different sets of contacts, e.g. keyboard with contacts carried by or formed from layers in a multilayer structure, e.g. membrane switches characterised by the layers, e.g. by their material or structure
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01HELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
    • H01H2211/00Spacers
    • H01H2211/006Individual areas

Landscapes

  • Push-Button Switches (AREA)

Description

本発明は、曲げにはONしにくく、指による加圧では容易にONし得、イヤホン付属スイッチとして用いると好適なケーブルスイッチに関する。
例えば、CDプレーヤーやMDプレーヤーのような携帯型音楽プレーヤーや携帯情報端末などの機器はイヤホンやヘッドホンを用いて音を聞くことが一般的である。この場合、機器とイヤホンとの間は、一般的にケーブルで接続される。
この場合、通常、ケーブルの途中に、音量調整やプレーヤーの動作制御(選曲やON・OFF等)を行うコントロールボックスが設けられ、コントロールボックスにスイッチが設けられている。また、無線機能を搭載したイヤホン本体では、イヤホン本体にスイッチが設けられている。
リスナーが携帯型の機器でイヤホンを使う場合はジョギングやその他何らかの作業をしながら利用することが多い。これらの状況で再生機の制御等のスイッチ操作を行うに当たり、そのスイッチの位置がケーブルの一点に限定されているとその位置を探すなどして操作しなければならないため、迅速性に欠け、また、操作が煩わしく感じられることがある。
このような不具合を解消するために、ケーブル自体にスイッチ機能をもたせたものが提供されている。このケーブルではスイッチ操作の場所が特定されることはない。
特開平05−301589号 特許第3447225号
この特許文献1では、外皮内部に、2つの導電性部材が上下に互いに離間して対向配置され、その間に導電性ゴムが設けられ、外部からの加圧によって2つの導電性部材が接触して導通し、スイッチがONするように構成されている。
特許文献2では、外皮内部に、導電ゴムで被覆された2つの導電性部材が離間して配置され、外部からの加圧によって2つの導電性部材が接触し導通するように構成されている。
これら先行技術では導電ゴムを備え、導電ゴムを用いたものは屈曲により抵抗値が下がり、意図しない動作をしてしまうおそれがある、という課題があった。
また、手による加圧ではなく、曲げた場合、容易にONしてしまうことがあり、誤動作を生じ易い、という課題があった。
この発明は、上記のことに鑑み提案されたもので、その目的とするところは、曲げによる変形では導通しにくく、あるいは導通することなく、指による加圧では容易に導通し得るケーブルスイッチを提供することにある。
請求項1に係る本発明のケーブルスイッチは、内面に導体が設けられた帯状の第1の基材と、この第1の基材と対向し、内面の一方の側に平面状の+側電極が、他方の側に−側電極が設けられ、この+側電極と−側電極間に相互を分離し絶縁する隙間が形成された第2の基材とを備え、
前記導体と前記+側電極および−側電極との間に、長さ方向に所定間隔で配される略矩形の窓を形成したスペーサを配し前記導体を介し前記+側電極と−側電極とを導通可能とし、かつ前記窓内の隙間を窓内の中心から偏位させ、前記+側電極と−側電極とが導通する部分が窓内の中心付近にこないようにしたことを特徴とするケーブルスイッチ。
請求項2に係る本発明のケーブルスイッチは、請求項1において、前記+側電極と−側電極は互い違いに向き合う波形をなし、その間の隙間も波形をなすことを特徴とする。
請求項3に係る本発明のケーブルスイッチは、請求項1において、前記+側電極と−側電極は互い違いに向き合う矩形をなし、その間の隙間も矩形をなすことを特徴とする。
請求項4に係る本発明のケーブルスイッチは、内面に導体が設けられた帯状の第1の基材と、この第1の基材と対面し、内面の一方の側に平面状の+側電極が、他方の側に−側電極が設けられ、この+側電極と−側電極間に相互を分離し絶縁する隙間が形成された第2の基材とを備え、
前記導体と前記+側電極および−側電極との間に、長さ方向に所定間隔で配される略短形の窓を形成したスペーサを配し前記導体を介し前記+側電極と−側電極を導通可能とし、前記+側電極と−側電極は直線状をなし、その間の直線状の隙間の位置は前記窓幅の中央部から偏位させたことを特徴とするケーブルスイッチ。
本発明では、導電ゴムを用いていないため、導電ゴムに起因する誤動作を生ずることはない。また、本発明では、第1の基材の導体に対し、第2の基材に設けた+側電極と−側電極との間に、互いを分離し絶縁する溝を設け、かつ第1の基材と第2の基材との間にスペーサを介在させ、曲げによる変形では導通しにくいか、導通しないようにし、指での加圧に対しては導通するようにしている。
本発明の第1実施例の主要構成部材の分解斜視図。 同上の各主要構成部材の平面図。 (a)は同上の部分拡大平面図、(b)は一部組立状態の部分拡大平面図。 同じく部分拡大平面図。 (a)、(b)は本発明の動作を説明するための説明図。 本発明の第1実施例と対比した別のケーブルスイッチの動作説明図。 (a)は本発明の第1実施例の概略部分平面図、(b)は曲げ時の(a)図中Y−Y’線断面図、(c)は(a)図中X−X’線断面図。 (a)は本発明の第1実施例の概略部分平面図、(b)は指押し時の(a)図中Y−Y’線断面図、(c)は(a)図中X−X’線断面図。 (a)図は本発明の第1実施例で用いられるスペーサの平面図、(b)および(c)図はそれぞれスペーサの変形例を示す。 本発明の第2実施例の分解斜視図。 同上の各部材の平面図。 本発明の第2実施例の部分平面拡大図。 同上の部分断面図。 同上の電気的配線説明図。 本発明の第2実施例の動作説明図。 同上の電気的配線説明図。 本発明の第2実施例の動作説明図。 同上の電気的配線説明図。 (a)、(b)は第2実施例の曲げによるON・OFF状態の説明図。 (a)は本発明の第3実施例の各主要構成部材の部分平面図、(b)は一部組立状態の部分平面図。 本発明の一適用例を示す。
図1は本発明の第1実施例にかかる偏平タイプのケーブルスイッチの分解斜視図、図2は本発明のケーブルスイッチの各主要構成部材の平面図である。
本発明のケーブルスイッチ1は、細長い帯状の第1の基材2と、この第1の基材2と同形状をなし、離間して対向配置される第2の基材3と、これら第1、第2の基材2、3の間にサンドイッチ状に設けられる帯状のスペーサ4とを備えている。
第1の基材2は、例えば柔軟性を有するポリエステルフィルムのような材質からなる絶縁材2aと、その内面に印刷によって設けられた導体2bとにて構成されている。この導体2bは絶縁材2aより僅かに小さい形状となっている。図2では、そのことが分かり易いように第1の基材2をその内面側から見た平面状態として示している。なお、導体2bとしては、例えば銀ペースト・カーボンペースト・ブレンド(銀+カーボン)が用いられる。
第2の基材3は、第1の基材2の絶縁材2aと同様、ポリエステルフィルムからなり、その内面に、+側電極3aと、この+側電極3aと間隔をあけて対向配置された一側電極3bが印刷によって平面状に設けられている。
+側電極3aと−側電極3bは、第2の基材3の面一状の内面において、それぞれ凹凸状に向い合って形成され、同一平面において凹部と凸部は互い違いに対向配置されている。
すなわち、+側電極3aは、第2の基材3の幅方向の一方の側(図中左側)に配置され、−側電極3bは他方の側(図中右側)に配置され、凹部と凸部の形状は、この実施例ではそれぞれ波形に形成している。
第2の基材3の一方の側縁側に位置する+側電極3aの形状は、長さ方向に対し直線状をなす。−側電極3bに対向する側は波形の形状に形成されている。波形は、正弦波のように−側電極3bに向って突出する凸部3a1と、それと連なる凹部3a2とからなっている。
すなわち、+側電極3aにはその長さ方向に間隔をあけて凸部3a1が突設され、隣り合う凸部3a1の間に凹部3a2が形成され、波形をなす。
―側電極3bの形状も+側電極3aと同様な凸部3b1と凹部3b2を有する波形に形成されている。
互いに対向して配置された+側電極3aと−側電極3bにおいて、相互の凹凸は互い違いに配置され、図2に示すように、+側電極3aの隣り合う凸部3a1、3a1の間の凹部3a2に、−側電極3bの凸部3b1が位置し、かつ+側電極3aと−側電極3bとの対向する間に波形の隙間3cが形成されている。
また、第2の基材3の一端部から+側の電極の引出線aと、−側電極の引出線bが引き出されている。
図1および図2において、4はスペーサで、第1の基材2と第2の基材3との間に設けられる。
このスペーサ4は所定の厚みを有し、長さ方向に沿って所定の間隔で略矩形の窓4aが形成され、梯子状に形成されている。
スペーサ4は、例えばレジスト(絶縁インク)・ポリイミド+粘着剤・ポリエステル+接着剤のような絶縁性の材質からなり、屈曲自在で、スペーサ4は+側電極3aと−側電極3b上に設けられる。
図3(a)は第1の基材2、長さ方向に所定間隔で配される略矩形の窓4aを有するスペーサ4および第2の基材3を拡大して示し、第2の基材3の+側電極3aと−側電極3bと間の矩形の破線で示す領域が導通ポイント5となっている。導通ポイント5とは、第1の基材2の絶縁材内面に設けられた導体2bを介して+側電極3aと−側電極3bとが導通する部分であり、窓4aの中心付近に導通ポイントが来ないようにしている。
図3(b)は第2の基材3の+側電極3aと−側電極3b上に、スペーサ4を、例えば印刷によって設けた状態を示す。スペーサ4の形状は第2の基材3の外形より僅かに小さく形成されている。スペーサ4の窓4aからは波形の隙間3cを介し対向配置された+側電極3aと−側電極3bとが露出している。窓4aから見える隙間3cは、窓4aの一方の側(図中左側)から他方の側(図中右側)へ向う往路と、他方の側(図中右側)から折り返されて一方の側(図中左側)へ向う復路とからなり、この往路と復路は第2の基材3の長さ方向に沿って波形に伸びている。また、導通ポイント5は窓4a内に位置している。
上記導通ポイント5は、詳しくは図4に拡大して示すように、+側電極3aの凸部3a1の波の振幅中心位置6と、−側電極3bの波の凸部3b1の振幅中心位置7が、スペーサ4の窓4aの幅方向の一点鎖線で示す中心線8、8’上に位置しないようにしている。
すなわち、ケーブルスイッチ1を曲げた時、この実施例において、導通が生じる部分は+側電極3aと−側電極3b間の隙間3cが窓4aの幅の中心位置にある場合のみである。
図5(a)は、第2の基材3の上にスペーサ4を設け、かつその上に第1の基材2を設け、各部材を一体化するなどして本発明の偏平状のケーブルスイッチ1を構成し、X軸方向に曲げていった場合、図12(b)のように、非導通−導通状態、となる説明図である。
これに対し、図6(a)に示すように、+側電極としての帯状の第1の導体2bを設けた第1の基材2と、−側電極としての帯状の第2の導体3’を設けた第2の基材3と、第1、第2の基材2、3間に挟持される窓4aを有するスペーサ4とによってケーブルスイッチ1’を構成したとする。
この場合、窓4a内の第1の導体2bと、第2の導体3’の全面の広い面積が導通ポイントとなる。このため、ケーブルスイッチ1’を曲げていった場合、図6(b)に示すように、容易に導通してしまう欠点がある。
本発明では、このようなことを防止するために、+側電極3aと−側電極3bを隙間を介して互い違いに向き合う波形の凹凸状とし、導体2bを介して+側電極3aと−側電極3bとの接触部分を窓4a内の中心位置から外れたところとし、ケーブルスイッチ1を曲げても容易に導通しないようにし、意図しない反応を起こさないようにしている。なお、図5(b)に示すように、この実施例でも導通する箇所があるが、この程度であれば実用上、特に支障はない。
指による加圧では、窓4a内の部分を加圧すれば、導体2bを介し+側電極3aと−側電極3bが導通する。
図7はケーブルスイッチ1を曲げた時の状態を示す。(a)図はケーブルスイッチ1の概略平面図、(b)図は、(a)図において、曲げた時のY−Y’断面、(c)図は、(a)図におけるX−X’断面を示す。
本発明の偏平なケーブルスイッチ1に発生する曲げはケーブルスイッチ1の厚み方向への屈曲が主となる。この場合、上下面、すなわち第1の基材2と第2の基材3が接触する方向に変形が生じる。曲げが生じた時点で、(b)図中左側の曲げ内側面には、矢印で示すように、ケーブルスイッチ1の長さ方向に圧縮する力が発生し円柱側面状に変形が生じる。そのため、ケーブルの両側にあるスペーサ間断面は直線を保つように剛性を持つため、曲げ外側(図中右側)への移動が抑制される。一方、曲げ外側面の第2の基材3には、外側の矢印で示すように、ケーブルスイッチ1の長さ方向に伸長する力が発生するが、この場合は円柱側面形状にはならず平面状に近い形状となる。結果としてスペーサ4からの距離のある部分(スペーサ4の窓4aの中心付近)において、導体2bと+、−側電極3a、3bとが最も接触しやすくなる。
曲げの程度が大きくなり接触が生じた場合、更に曲げを大きくしても曲げ内側面(図中左側)は図中右側の外側面から押されることにより円柱状に戻す方向になり、曲げ外側面は円柱側面形状に近づくようになるため、曲げの内外面ともケーブルスイッチ1の幅の両側のスペーサ間断面が直線を保つ力が発生し、スペーサ4の厚み分の間隔を保つ方向に力が発生することとなる。よって上下面接触後に曲げの程度が大きくなっても、指で加圧した場合のような広い面積での接触は生じにくくなる。すなわち、曲げによる変形ではケーブルスイッチ1の幅方向の中央部かつケーブルスイッチ1の長さ方向のスペーサ4の窓4aの中央部のみが接触することとなる。
曲げにより+側電極3aと−側電極3bとが導通するためには、両電極それぞれが導体2bによって接触する必要があるため、曲げによる接触部分以外に両電極間にスペーサ4によって隙間を設け、指による加圧で導通が発生しても、曲げによる変形では導通が発生しにくいようにしている。
図8は本発明のケーブルスイッチ1を例えば指によって加圧した状態を示す。(a)図はケーブルスイッチ1の概略平面図、(b)図は指押し時の、(a)図中Y−Y’断面、(c)図は、(a)図中X−X’断面である。
指による加圧の場合、窓4a内において、加圧部分の+側電極3aと−側電極3bとを接触させることができ、容易に導通させることができる。
なお、上記第1実施例において、スペーサ4としては、図9(a)に示すように、やや幅のある帯状部材に間隔を空けて矩形の窓4aを形成した一枚のシート状のものについて説明したが、(b)、(c)に示す構成としても良い。
すなわち、図9(a)においてスペーサ4は、両側部に、互いに離間して平行に延びる一対の直線部4b、4bと、これら直線部4b、4b間において、直線部4bの長さ方向に沿って窓4aを形成すべく所定の間隔で渡る連結部4cを有し、この例では連結部4cの両端部は直線部4b、4bと結合され、一体化されている。
しかしながら、図9(b)図に示すように、直線部4b、4b間に渡る連結部4cは直線部4b、4bと非接触としても良い。
また、(c)図に示すように、直線部4b、4bを、連結部4cの位置にて分断し、セグメント状としても良い。
以上のように、スペーサ4としては、長さ方向に所定間隔で配される略矩形の窓4aを有すれば足り、図9(a)〜(c)のいずれかで良い。
なお、上記第1実施例では、+側電極3aと−側電極3bの形状が正弦波状の波形の場合について説明したが、三角波状とすることも可能である。
図10は本発明の第2実施例の主要構成部材の分解斜視図、図11は各部材の平面図を示す。
この実施例でも、+側電極3aと−側電極3bは凹凸状に形成されているが、その凹凸の具体的形状を矩形状としている。
すなわち、+側電極3Aは、詳しくは図11に示すように、第2の基材3の一方の側辺に沿って長さ方向に伸びる直線部3cと、この直線部3cの長さ方向に沿って所定の間隔をあけて突設された凸部3dからなる。この凸部3dは対向配置された−側電極3Bに向って突出し、矩形の形状に形成されている。長さ方向に沿って突設された隣り合う凸部3dの間が凹部3eとなっている。
−側電極3Bも、同様に直線部3f、凸部3g、凹部3hを備えている。−側電極3Bの凸部3gは+側電極3Aの凹部3eに位置する。−側電極3Bの凹部3hには+側電極3Aの凸部3dが位置し、対向する相互の電極間に矩形波状の隙間3iが形成されている。
その他の構成は第1実施例と同じであるため、同一部材は同じ符号で示す。
図12において、トラック形状の一点鎖線で示す部分Aは加圧領域を示す。
図13〜図18は本発明の第2実施例のケーブルスイッチ1Aの導通、非導通の状態を示す説明図である。
図13は、図12の加圧領域Aの断面であって、+側電極3dと−側電極3gが非導通の状態、図14はその電気的配線状態を示す。
すなわち、図13、図14の状態では、第1の基材2の導体2bと、第2の基材3の+側電極3dと−側電極3gとはスペーサ4を介し離れ、非接触のため、非導通となっている。
図15は、一方の窓4a内の部分が指の加圧により接触しているが、他方は非接触のため、図16に示すように、非導通である。
図17は、隣り合う2か所の窓4a内が指の加圧により接触することにより、導体2bを介し+側電極3dと−側電極3gとが接触し、図18に示すように、導通する状態を示す。
図19は(a)図に示す構成の第2実施例のケーブルスイッチ1Aを曲げていった場合、(b)図に、非導通−導通、の状態を示す。
この実施例では、図12においてAで示すように、スペーサ4の隣り合う窓4aに、それぞれ+側電極3dおよび−側電極3gが面するようにし、かつ隙間3hを、窓4aの連結部4cによって隠れる位置としたため、図19(b)図に示すように、曲げによる導通は生じない。
図20は本発明の第3実施例を示す。(a)図は各主要構成部材の部分平面図、(b)図は一部組立状態の部分平面図を示す。
この実施例では第2の基材3の内面に設ける+側電極3Cと−側電極3Dをシンプルな直線状とし、また、その間の絶縁用の隙間3jも直線状としたことに特徴を有している。
このように直線状とした場合、前述の第1、第2実施例のように電極を波形や矩形とし、互い違いに向い合せて配置する構成に比べ製作が容易となる利点がある。
なお、この実施例では+側電極3Cの幅を−側電極3Dの幅より小さくしている。したがって、隙間3jは、符号8−8’の一点鎖線で示す第2の基材3の幅の中心位置より偏位させた位置としている。
すなわち、隙間3jを中央部にすると、曲げた場合、第1の基材2の導体2bが+側電極3Cおよび−側電極3Dと接触しやすく、導通しやすくなる。これに対し、この実施例では隙間3jを中央部からズラしているため、曲げ時に容易に導通することはない。
使用にあたり、この実施例では、第2実施例と異なり、一つの窓4a内に+側電極3Cと−側電極3Dが位置しているため、一つの窓4aの部分を例えば指により加圧すれば導通させることができる。
なお、上記各実施例では、図示の状態において、右側に+側電極、左側に−側電極を配置しているが、逆としても良いことは勿論である。また、第2、第3実施例において、スペーサ4を図9(b)、(c)に示した帯状タイプとしても良い。
図21は本発明のケーブルスイッチを、無線機能を搭載した公知のイヤホンに適用した一例の概念図を示す。すなわち、電池Bが内蔵された左側イヤホンLと、所定の回路Cを内蔵する右側イヤホンRとをケーブルスイッチで接続した状態を示す。
この例では偏平状の一つのケーブルスイッチに、通話のためのオン/オフ用ケーブルスイッチ100、音量ダウン用のケーブルスイッチ101、音量アップ用のケーブルスイッチ102を組み込んだ例を示す。
電池Bは回路Cに接続され、回路Cの電源として機能する。通話用のケーブルスイッチ100、音量ダウン用のケーブルスイッチ101、音量アップ用のケーブルスイッチ102はそれぞれ回路Cに接続され、適宜スイッチを操作するとそれに応じて回路Cが動作するようになっている。
なお、本発明の、ケーブルスイッチは上記使用に限らず、曲げ時に導通しにくいか、導通しないため、曲面へ設置し、タッチセンサとしても使用することもできる。
1 ケーブルスイッチ
2 第1の基材
2a 絶縁材
2b 導体
3 第2の基材
3a、3A、3C +側電極
3a1 +側電極凸部
3a2 +側電極凹部
3b、3B、3D −側電極
3b1 −側電極凸部
3b2 −側電極凹部
3c 隙間
4 スペーサ
4a 窓
4b 直線部
4c 連結部
5 導通ポイント
a、b 引出線

Claims (4)

  1. 内面に導体が設けられた帯状の第1の基材と、この第1の基材と対向し、内面の一方の側に平面状の+側電極が、他方の側に−側電極が設けられ、この+側電極と−側電極間に相互を分離し絶縁する隙間が形成された第2の基材とを備え、
    前記導体と前記+側電極および−側電極との間に、長さ方向に所定間隔で配される略矩形の窓を形成したスペーサを配し前記導体を介し前記+側電極と−側電極とを導通可能とし、かつ前記窓内の隙間を、窓内の中心付近において窓幅の中央部から偏位させ、前記+側電極と−側電極とが導通する部分が窓内の中心付近にこないようにしたことを特徴とするケーブルスイッチ。
  2. 請求項1記載のケーブルスイッチにおいて、前記+側電極と−側電極は互い違いに向き合う波形をなし、その間の隙間も波形をなすことを特徴とするケーブルスイッチ。
  3. 請求項1記載のケーブルスイッチにおいて、前記+側電極と−側電極は互い違いに向き合う矩形をなし、その間の隙間も矩形をなすことを特徴とするケーブルスイッチ。
  4. 内面に導体が設けられた帯状の第1の基材と、この第1の基材と対面し、内面の一方の側に平面状の+側電極が、他方の側に−側電極が設けられ、この+側電極と−側電極間に相互を分離し絶縁する隙間が形成された第2の基材とを備え、
    前記導体と前記+側電極および−側電極との間に、長さ方向に所定間隔で配される略短形の窓を形成したスペーサを配し前記導体を介し前記+側電極と−側電極とを導通可能とし、前記+側電極と−側電極は直線状をなし、その間の直線状の隙間の位置は前記窓幅の中央部から偏位させたことを特徴とするケーブルスイッチ。
JP2014087303A 2014-04-21 2014-04-21 ケーブルスイッチ Active JP6410340B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014087303A JP6410340B2 (ja) 2014-04-21 2014-04-21 ケーブルスイッチ
DE102014113255.6A DE102014113255A1 (de) 2014-04-21 2014-09-15 Kabelschalter
CN201410643858.XA CN105023776B (zh) 2014-04-21 2014-11-11 线缆开关
US14/629,849 US9564276B2 (en) 2014-04-21 2015-02-24 Cable switch

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014087303A JP6410340B2 (ja) 2014-04-21 2014-04-21 ケーブルスイッチ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015207455A JP2015207455A (ja) 2015-11-19
JP6410340B2 true JP6410340B2 (ja) 2018-10-24

Family

ID=54249858

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014087303A Active JP6410340B2 (ja) 2014-04-21 2014-04-21 ケーブルスイッチ

Country Status (4)

Country Link
US (1) US9564276B2 (ja)
JP (1) JP6410340B2 (ja)
CN (1) CN105023776B (ja)
DE (1) DE102014113255A1 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6359979B2 (ja) * 2015-01-26 2018-07-18 株式会社ミツバ タッチセンサユニット
JP6561662B2 (ja) * 2015-08-03 2019-08-21 日立金属株式会社 感圧センサ及び感圧センサの製造方法
JP6629589B2 (ja) * 2015-12-17 2020-01-15 フォスター電機株式会社 スイッチ内蔵ケーブル
JP6555817B2 (ja) * 2015-12-28 2019-08-07 フォスター電機株式会社 イヤホン装置およびこのイヤホン装置を用いた音響再生装置
CN110310856A (zh) * 2017-01-12 2019-10-08 珠海安润普科技有限公司 一种片状压力开关及其制造方法

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60138815A (ja) * 1983-12-27 1985-07-23 株式会社信明産業 加圧スイツチおよびその製造方法
JPH0295130U (ja) * 1989-01-13 1990-07-30
JP2908634B2 (ja) 1992-04-27 1999-06-21 ブリヂストンサイクル株式会社 自転車用警報装置
US5554835A (en) * 1994-07-27 1996-09-10 Bed-Check Corporation Traversing conductor pressure sensitive switch
JPH10321070A (ja) * 1996-07-09 1998-12-04 Ebatsuku:Kk 管状スイッチ及びその接続器具
BR9811490A (pt) * 1997-08-14 2000-09-19 Draftex Ind Ltd Detetores e sistemas responsivos à força
JP3447225B2 (ja) * 1998-09-02 2003-09-16 株式会社信明産業 全方向検知形ケーブルスイッチ
JP2000340058A (ja) * 1999-05-26 2000-12-08 Furukawa Electric Co Ltd:The 着座センサ
JP4181901B2 (ja) * 2002-05-10 2008-11-19 アルプス電気株式会社 入力装置及び電子機器

Also Published As

Publication number Publication date
CN105023776A (zh) 2015-11-04
CN105023776B (zh) 2018-09-25
JP2015207455A (ja) 2015-11-19
US20150303008A1 (en) 2015-10-22
DE102014113255A1 (de) 2015-10-22
US9564276B2 (en) 2017-02-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6410340B2 (ja) ケーブルスイッチ
JP6079893B2 (ja) ヘッドフォン
JP7110570B2 (ja) 振動ユニット
JP2013178241A (ja) 圧力感知センサ搭載配線板
ATE509358T1 (de) Folientastatur mit mehrschichtiger trägerfolie
JP2020009242A (ja) タッチパネル
JP5993946B2 (ja) スピーカー
TWI632575B (zh) 按鍵
US10211009B2 (en) Switch-containing cable
TW201530586A (zh) 開關
JP6454439B1 (ja) 感圧センサ
US10515771B2 (en) Switch unit
JP2006302526A (ja) 入力装置
TW202144975A (zh) 壓電振動模組與觸控反饋模組
JP4336535B2 (ja) 操作装置
JP2016091796A (ja) メンブレンスイッチ
JP6230659B1 (ja) スイッチ
JP3140068U (ja) 長尺スイッチ
CN113741719A (zh) 触控反馈模组
JP2008258044A (ja) スイッチ構造体
JP2016091797A (ja) メンブレンスイッチ
JP5656738B2 (ja) キースイッチ
TW201801114A (zh) 按鍵
TW200816028A (en) Mouse
JP2003022904A (ja) 可変抵抗器及びそれを備えた電子玩具

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20161219

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20170823

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170905

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20171025

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180206

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180327

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180918

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180921

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6410340

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250