JP6230659B1 - スイッチ - Google Patents

スイッチ Download PDF

Info

Publication number
JP6230659B1
JP6230659B1 JP2016113236A JP2016113236A JP6230659B1 JP 6230659 B1 JP6230659 B1 JP 6230659B1 JP 2016113236 A JP2016113236 A JP 2016113236A JP 2016113236 A JP2016113236 A JP 2016113236A JP 6230659 B1 JP6230659 B1 JP 6230659B1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
base material
adhesive layer
sheet
electrode
spacer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2016113236A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2017220335A (ja
Inventor
具貞 稲田
具貞 稲田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujikura Ltd
Original Assignee
Fujikura Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujikura Ltd filed Critical Fujikura Ltd
Priority to JP2016113236A priority Critical patent/JP6230659B1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6230659B1 publication Critical patent/JP6230659B1/ja
Publication of JP2017220335A publication Critical patent/JP2017220335A/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Switch Cases, Indication, And Locking (AREA)
  • Push-Button Switches (AREA)

Abstract

【課題】テール部からの距離に応じて生じるON荷重やキーストロークのバラつきを低減する。【解決手段】絶縁性材料で構成された上側基材11及び下側基材22と、上側基材11に設けられた上側電極12とを有する上側電極シート10と、上側電極12に対向するように下側基材21に設けられた下側電極22とを有する下側電極シート20と、絶縁性材料で構成され、上側基材11と下側基材21との間に介在するスペーサシート30とを備え、上側基材11にはテール部11Bが形成され、上側基材11に加えられる押圧力により、上側電極12と下側電極22とが接触して導通するメンブレンスイッチ1であって、絶縁性材料で構成され、テール部11Bの回路面を被覆する被覆シート14を備え、被覆シート14と上側基材11と下側基材21とが重ね合わされた重ね合せ部60を備え、スペーサシート30は、重ね合せ部60には介在しないように構成されている。【選択図】図3

Description

本発明は、スイッチに関する。
キーボードに用いられるメンブレンスイッチとして、キーボードのファンクションキー側にテール部が設けられているものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2012−129140号公報
キーボードのスペースキー側にメンブレンスイッチのテール部が設けられている等のテール部とその最寄のキーとの距離に余裕がある場合には、従来のファンクションキー側にテール部が設けられている等のテール部とその最寄のキーとの距離に余裕がない場合と比較してスペース制約が小さく、テール部とその最寄のキーとの距離を、操作者によるキーの押圧操作の荷重(以下、ON荷重という)に影響が無い程度に長く設定することができる。それに対して、キーボードのファンクションキー側にメンブレンスイッチのテール部が設けられている場合やスペースキー側にメンブレンスイッチのテール部が設けられているが小型化が要求される場合等には、スペース制約の大きさから、テール部とその最寄りのキーとの距離が短くなる。ここで、テール部には引き出し配線を被覆する絶縁性材料からなる被覆シートが設けられ、メンブレンスイッチの上下の基材の間にはスペーサが設けられる。被覆シートとスペーサとが重ね合わされた場合には、メンブレンスイッチのテール部の近傍において、局所的にON荷重やキー操作のストローク(以下、キーストロークという)が大きくなる。
本発明が解決しようとする課題は、テール部からの距離に応じて生じるON荷重やキーストロークのバラつきを低減することができるスイッチを提供することである。
本発明に係るスイッチは、絶縁性材料で構成された第1の基材と、前記第1の基材の一方の面に設けられた第1の電極とを有する第1の電極シートと、絶縁性材料で構成された第2の基材と、前記第1の電極と対向するように前記第2の基材の一方の面に設けられた第2の電極とを有する第2の電極シートと、絶縁性材料で構成され、前記第1の基材と前記第2の基材との間に介在するスペーサと、を備え、前記第1の基材と前記第2の基材との少なくとも一方の基材には、テール部が形成され、前記第1の基材に加えられる押圧力により、前記第1の電極と前記第2の電極とが接触して導通するスイッチであって、絶縁性材料で構成され、前記テール部の回路面を被覆する被覆層を備え、前記被覆層と前記第1の基材と前記第2の基材とが重ね合わされた重ね合せ部が形成され、前記スペーサは、前記重ね合せ部には介在しないように構成されており、前記スイッチは、前記重ね合せ部において、前記第1の基材と前記第2の基材との内の他方の基材と、前記被覆層との間に形成されている第1の接着層と、少なくとも前記一方の基材と前記スペーサとの間に形成されている第2の接着層と、を備え、前記第1の接着層と前記第2の接着層とは、前記スペーサと前記被覆層との間を通って隙間なく連続して形成されているスイッチである
]上記発明において、前記一方の基材と前記被覆層との間に形成されている第3の接着層を備え、前記第2の接着層と前記第3の接着層とは、隙間なく連続して形成されてもよい。
]上記発明において、前記スペーサは、前記重ね合せ部に対応して切欠き部が形成されていることにより、前記重ね合せ部には介在しないように構成されてもよい。
]上記発明において、前記被覆の厚さは、前記スペーサの厚さと比較して小さくてもよい。
本発明によれば、テール部からの距離にかかわらず、上下の基材の間隔のバラつきを低減できるので、テール部からの距離に応じて生じるON荷重やキーストロークのバラつきを低減することができる。
図1は、本発明の一実施形態に係るメンブレンスイッチを示す分解斜視図である。 図2は、図1のメンブレンスイッチのテール部の近傍を拡大して示す平面図である。 図3は、図2のIII-III線に沿った断面図である。 図4は、図2のIV-IV線に沿った断面図である。 図5は、比較例に係るメンブレンスイッチを示す断面図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は本発明の一実施形態に係るノートパソコンのキーボード用のメンブレンスイッチ1を示す分解斜視図であり、図2は図1のメンブレンスイッチ1のテール部11Bの近傍を拡大して示す平面図である。また、図3は図2のIII−III断面図であり、図4は図2のIV−IV断面図である。これらの図に示すように、メンブレンスイッチ1は、上側電極シート10と、下側電極シート20と、スペーサシート30とを備えている。なお、以下の説明では、キーボードのファンクションキー側を上側、キーボードのスペースキー側を下側として、メンブレンスイッチ1の各部の面内方向での位置関係を説明する。
メンブレンスイッチ1では、上側電極シート10と下側電極シート20との間にスペーサシート30が介在している。上側電極シート10の下面とスペーサシート30の上面との間には、上側接着層40が設けられており、上側電極シート10の下面とスペーサシート30の上面とは、上側接着層40により接着されている。一方、下側電極シート20の上面とスペーサシート30の下面との間には、下側接着層50が設けられており、下側電極シート20の上面とスペーサシート30の下面とは、下側接着層50により接着されている。
上側電極シート10は、矩形状の本体部11Aと、テール部11Bとを備えている。ここで、本実施形態のメンブレンスイッチ1は、ノートパソコンのキーボードに用いられるところ、一般的に、ノートパソコンのキーボードでは、スペースキーとキーボードの下辺との間には、タッチパッドが配置されるような広いスペースがあるのに対して、ファンクションキーとキーボードの上辺との間には、スペースキーとキーボードの下辺との間と比較して狭いスペースしか存在しない。そのような狭いファンクションキーとキーボードの上辺との間のスペースに配されるように、テール部11Bは、本体部11Aの上辺11Dからキーボードの上辺側に延びている。なお、スペースキー側のスペースの狭小化による小型化が要求されるキーボードでは、スペースキーとキーボードの下辺との間のスペースは、ファンクションキーとキーボードの上辺との間のスペースと同等もしくはそれ以上に狭いスペースしか存在しない場合がある。そのような狭いスペースキーとキーボードの下辺との間のスペースに、テール部11Bが配される場合もある。
上側電極シート10の上面とキーボードのキーとの間には、ラバードーム(不図示)が設けられる。メンブレンスイッチ1では、操作者によって押圧力がラバードームを介して上側電極シート10に与えられ、上下の電極12,22(いずれも後述)が相互に接触して導通する。上下の電極12,22は、引き出し配線13,23(いずれも後述)を介して外部回路に接続されており、上下の電極12,22が導通することで、外部回路が操作者の押圧操作を検出する。本実施形態では、この外部回路が操作者の押圧操作を検出する際の押圧力を「ON荷重」と称する。
なお、メンブレンスイッチ1による操作者の押圧操作の検出は、特に上述に限定されない。例えば、押圧力に応じた上下の電極12,22の接触面積(接触状態)の変化に伴って増減する回路抵抗値に基づいて、操作者の押圧操作を検出してもよい。
上側電極シート10は、上側基材11と、上側電極12と、引き出し配線13と、被覆シート14とを備えている。上側基材11は、例えば、ポリエチレンテレフタレートやポリエチレンナフタレート等の可撓性を有する絶縁性材料から構成されている。上側基材11の厚さは、メンブレンスイッチ1の薄型化の観点から、20〜100μmの範囲で設定されており、20〜75μmの範囲で設定されていることが好ましい。本実施形態では、上側基材11の厚さは、75μmに設定されている。
上側基材11は、上述の本体部11Aとテール部11Bとを備えている。上側電極12及び引き出し配線13は、銀ペーストや銅ペーストやカーボンペースト等の導電性ペーストを、上側基材11の下面に印刷して硬化させることにより形成されている。上側電極12は、本体部11Aの下面に配され、引き出し配線13は、上側電極12からテール部11Bの上辺まで配線されている。
テール部11Bには後述の引き出し配線23も配線されており、この引き出し配線23は、下側電極22からテール部11Bの上辺まで配線されている。ここで、テール部11Bの上辺には、コネクタ部11Cが設けられており、このコネクタ部11Cに引き出し配線13、23の端子部が設けられている。なお、上側電極12及び引き出し配線13を形成する印刷方法としては、スクリーン印刷法やグラビアオフセット印刷法、インクジェット印刷法等を例示することができる。
上側電極12は、後述のスペーサシート30の開口部31よりも小さい径の円形状の外形を有している。また、上側電極12は、開口部31に対応する位置に設けられており、具体的には、当該上側電極12の中心と開口部31の中心とが実質的に一致している。
なお、本明細書において、「中心」とは、平面形状における重心に相当する点を示す。因みに、上側電極12の形状は、特に上述に限定されない。例えば、上側電極12の外形が、矩形状、メッシュ状又は櫛歯状等であってもよい。
テール部11Bの下面には、被覆シート14が第3の接着層15により接着されている。被覆シート14は、例えば、ポリエチレンテレフタレートやポリエチレンナフタレート等の可撓性を有する絶縁性材料から構成されている。この被覆シート14は、テール部11Bの下面(回路面)におけるコネクタ部11Cを除く全域を被覆している。これにより、被覆シート14の下面の引き出し配線13、23が、端子部を除いて被覆シート14により被覆されている。
テール部11Bからの距離にかかわらず、上側基材11と下側基材21との間隔を均一化する観点から、被覆シート14の厚さは、スペーサシート30の厚さと比較して小さくすることが好ましい。本実施形態では、スペーサシート30の厚さが50μmに設定されているのに対して、被覆シート14の厚さが25μmに設定されている。
下側電極シート20は、下側基材21と、下側電極22と、引き出し配線23とを有している。下側基材21は、上側基材11と同様、ポリエチレンテレフタレートやポリエチレンナフタレート等の可撓性を有する絶縁性材料から構成されている。この下側基材21の厚さは、メンブレンスイッチ1の薄型化の観点から、20〜100μmの範囲で設定されており、20〜75μmの範囲で設定されていることが好ましい。本実施形態では、下側基材21の厚さは、75μmに設定されている。
下側電極22及び引き出し配線23は、上側電極12及び引き出し配線13と同様、銀ペーストや銅ペーストやカーボンペースト等の導電性ペーストを、下側基材21の上面に印刷して硬化させることにより形成されている。ここで、引き出し配線23は、ジャンパー接続やスルーホール接続等を介して下側電極22からテール部11Bの上辺まで配線されている。なお、下側電極22及び引き出し配線23を形成する方法としては、上述した上側電極12及び引き出し配線13を形成する方法と同様の方法を例示することができる。
下側電極22は、後述のスペーサシート30の開口部31よりも小さい径の円形状の外形を有している。この下側電極22は、開口部31を通して上側電極12と対向する位置に設けられており、具体的には、下側電極22の中心と上側電極12の中心とが実質的に一致している。なお、下側電極22の形状は、特に上述に限定されない。例えば、下側電極22の外形が、矩形状、メッシュ状又は櫛歯状等であってもよい。
スペーサシート30は、例えば、ポリエチレンテレフタレートやポリエチレンナフタレート等の可撓性を有する絶縁性材料から構成されている。このスペーサシート30の厚さは、メンブレンスイッチ1の薄型化の観点から、5〜100μmの範囲で設定されており、10〜50μmの範囲で設定されていることが好ましい。本実施形態では、スペーサシート30の厚さは、上述したように50μmに設定されている。
このスペーサシート30には、上下の電極12,22よりも大径の円形状の開口部31が形成されている。この開口部31は、上側電極12を囲繞するように設けられており、具体的には、上側電極12の中心と第1の開口部31の中心とが実質的に一致している。この開口部31の径としては、特に限定しないが、メンブレンスイッチ1のON荷重を安定させる観点から、5mm以下であることが好ましい。ただし、ON荷重が上がりすぎないようにするために、1mm以上であることが好ましい。なお、開口部31の形状は、円形状に限定されず、例えば、矩形状等であってもよい。
上側接着層40は、少なくともスペーサシート30の上面と、上側基材11の本体部11Aの下面との間に介在しており、これらを接着する機能と、これらの間を封止するシール機能とを有している。このような上側接着層40は、樹脂材料を含むものであることが好ましく、添加剤等をさらに含んでもよい。上側接着層40を構成する樹脂材料としては、メンブレンスイッチ1の感圧性に応じて適宜選択して用いることができ、熱可塑性樹脂や熱硬化性樹脂等を例示することができる。上側接着層40の厚さは、メンブレンスイッチ1の薄型化の観点から、5〜50μmの範囲で設定されており、10〜30μmの範囲で設定されていることが好ましい。本実施形態では、上側接着層40の厚さは、20μmに設定されている。
上側接着層40は、開口部41と、エアーベント(不図示)とを有している。この上側接着層40は、開口部41とエアーベントとを除いて、スペーサシート30の上面と上側基材11の本体部11Aの下面との間の略全面に一様に形成されている。
開口部41は、上下の電極12,22に対応して円形状の外形を有している。この開口部41は、上側接着層40を厚さ方向に貫通し、当該上側接着層40の両方の主面上で開口する貫通孔である。
開口部41は、上下の電極12,22に対応する位置に設けられており、具体的には、当該上下の電極12,22の中心と開口部41の中心とが実質的に一致している。結果として、本実施形態では、開口部31の中心と開口部41の中心とが実質的に一致している。なお、開口部41の形状は、円形状に限定されず、例えば、矩形状等であってもよい。
エアーベントは、スペーサシート30の上面と上側基材11の本体部11Aの下面との間に形成されている。このエアーベントは、上下の電極12,22の周囲の内部空間(具体的には、開口部41)と外部空間とを連通する貫通孔である。
本実施形態では、このエアーベントによって、操作者の押圧操作に応じた内部空間内の空気の吸排気が行えるようになっている。すなわち、操作者により押圧力が印加されるとエアーベントから内部空間内の空気を排出し、操作者による押圧力が開放されるとエアーベントから内部空間内に空気を取り込む。このように、内部空間を密封しないことで、操作者に違和感を与えないようにすることができる。
このような上側接着層40は、特に限定しないが、例えば、当該上側接着層40を構成する接着材料をグラビアコート法、ロールコート法、スクリーン印刷法、グラビアオフセット印刷法、インクジェット印刷法等の公知の方法を用いて、上側基材11の本体部11A上に塗布・乾燥等させることで形成することができる。本実施形態では、上側接着層40は、スクリーン印刷法等の印刷技術を用いることにより形成されている。
なお、開口部41及びエアーベントは、上側基材11の本体部11Aの下面にマスクを積層してパターニングすることで形成してもよく、或いは、上側基材11の本体部11Aの全面に接着材料を塗布した後、部分的に削り取ることで形成してもよい。或いは、選択的に接着材料を塗布することで、開口部41及びエアーベントを形成してもよい。
下側接着層50は、少なくともスペーサシート30の下面と下側基材21の上面との間に介在しており、これらを接着する機能と、これらの間を封止するシール機能とを有している。このような下側接着層50は、上側接着層40と同様の接着材料を用いることができる。下側接着層50の厚さは、メンブレンスイッチ1の薄型化の観点から、5〜50μmの範囲で設定されており、10〜30μmの範囲で設定されていることが好ましい。本実施形態では、下側接着層50の厚さは、20μmに設定されている。
下側接着層50は、開口部51と、エアーベント(不図示)とを有している。この下側接着層50は、開口部51とエアーベントとを除いて、スペーサシート30の下面と下側基材21の上面との間の略全面に一様に形成されている。
開口部51は、上下の電極12,22に対応して円形状の外形を有している。この開口部51は、下側接着層50を厚さ方向に貫通し、当該下側接着層50の両方の主面上で開口する貫通孔である。
開口部51は、上下の電極12,22に対応する位置に設けられており、具体的には、当該上下の電極12,22の中心と開口部51の中心とが実質的に一致している。結果として、本実施形態では、開口部31の中心と開口部51の中心とが実質的に一致している。
エアーベントは、スペーサシート30の下面と下側基材21の上面との間に形成されている。このエアーベントは、上下の電極12,22の周囲の内部空間(具体的には、開口部51)と外部空間とを連通する貫通孔である。
本実施形態では、このエアーベントによって、操作者の押圧操作に応じた内部空間内の空気の吸排気が行えるようになっている。すなわち、操作者により押圧力が印加されるとエアーベントから内部空間内の空気を排出し、操作者による押圧力が開放されるとエアーベントから内部空間内に空気を取り込む。このように、内部空間を密封しないことで、操作者に違和感を与えないようにすることができる。
このような下側接着層50は、上側接着層40と同様の方法を用いて形成することができる。本実施形態では、下側接着層50は、スクリーン印刷法等の印刷技術を用いることにより形成されている。
なお、開口部51及びエアーベントは、下側基材21の上面にマスクを積層してパターニングすることで形成してもよく、或いは、下側基材21の全面に接着材料を塗布した後、部分的に削り取ることで形成してもよい。或いは、選択的に接着材料を塗布することで、開口部51及びエアーベントを形成してもよい。
本実施形態では、上側電極シート10と下側電極シート20とが意図せず接着してスイッチング性を低下させるのを抑制する観点から、開口部41,51の外形は、開口部31の外形よりも大きくなっている。具体的には、開口部41,51の直径が開口部31の直径と比較して大きくなっている。なお、開口部41,51の形状は、特に上述に限定されず、例えば、矩形状等であってもよい。
ところで、図2及び図3に示すように、テール部11Bの下辺側(根元側)には、被覆シート14の下辺14A側の端部と、上側基材11の本体部11Aの上辺11D側の端部と、下側基材21の上辺21A側の端部とが重ね合わされた重ね合せ部60が形成されている。また、スペーサシート30の上辺30Aには、切欠き部32が形成されている。図2にハッチングで示すように、重ね合せ部60は、テール部11Bの下辺に沿って延在する細幅の矩形状の領域である。一方、図2に破線で示すように、切欠き部32は、テール部11Bの下辺に沿って延在する細幅の矩形状の領域である。
切欠き部32の長手方向の長さは、重ね合せ部60の長手方向の長さと比較して大きく、切欠き部32の幅方向の長さは、重ね合せ部60の幅方向の長さと比較して大きい。そして、被覆シート14の下辺14Aは、切欠き部32内に配されており、被覆シート14の端部と切欠き部32の周縁部とが離れている。即ち、平面視において、被覆シート14の端部とスペーサシート30の端部とが相互にオフセットするように配されており、その結果、テール部11Bの下辺の近傍において、スペーサシート30は、重ね合せ部60に介在していない。重ね合せ部60の幅は、1〜2mmに設定されており、本実施形態では、1.5mmに設定されている。なお、スペーサシート30が重ね合せ部60に介在しないのであれば、スペーサシート30の端面と被覆シート14の端面とが接していてもよい。
本体部11Aの上辺11Dと、下側基材21の上辺21Aとの平面視での位置は一致する。それに対して、スペーサシート30の上辺30Aは、本体部11Aの上辺11Dと下側基材21の上辺21Aとに対して、メンブレンスイッチ1の中央側に位置する。スペーサシート30の上辺30Aと下側基材21の上辺21Aとの距離は、1mm以下に設定されており、本実施形態では、0.5mmに設定されている。また、切欠き部32の最深部と下側基材21の上辺21Aとの距離は、1〜3mmに設定されており、本実施形態では、2mmに設定されている。
図4に示すように、テール部11Bの近傍における切欠き部32が存在しない位置では、上側接着層40の外周縁部40Aが、スペーサシート30の上辺30Aから最寄りの開口部31の近傍まで広がっている。この上側接着層40の外周縁部40Aは、スペーサシート30の上面と本体部11Aの下面とを接着する機能と、これらの間を封止するシール機能とを有している。また、テール部11Bの近傍における切欠き部32が存在しない位置では、下側接着層50の外周縁部50Aが、スペーサシート30の上辺30Aから最寄りの開口部31の近傍まで広がっている。この下側接着層50の外周縁部50Aは、スペーサシート30の下面と下側基材21の上面とを接着する機能と、これらの間を封止するシール機能とを有している。
図3に示すように、テール部11Bの近傍における切欠き部32が存在する位置では、上側接着層40の外周縁部40Bが、本体部11Aに形成された第2の接着層40Cと、被覆シート14の下面に形成された第1の接着部40Dと、第2の接着層40Cと第1の接着部40Dとを接続する第2の接着部40Eとを備えている。第2の接着層40Cは、第3の接着層15の下辺15Aから最寄りの開口部31の近傍まで広がっている。また、第1の接着部40Dは、スペーサシート30の上辺30Aの位置から被覆シート14の下辺14Aまで広がっている。さらに、第2の接着部40Eは、被覆シート14の下辺14Aの端面を被覆し、第2の接着層40Cにおける上辺側の端部と、第1の接着部40Dにおける下辺側の端部とを接続している。ここで、第2の接着層40Cと第3の接着層15とは、被覆シート14とスペーサシート30との間を通って隙間なく連続して形成されている。
下側接着層50の外周縁部50Bは、スペーサシート30の上辺30Aの位置から最寄りの開口部31の近傍まで広がっている。ここで、重ね合せ部60では、外周縁部50Bと、第1の接着部40D及び第2の接着部40Eの下端とが相互に接合されており、これらにより第1の接着層61が形成されている。また、第2の接着層40Cと第2の接着部40Eの上端との接続部と、第3の接着層15の下辺15Aとは隙間なく連続しており、これらによりシール部62が形成されている。
図5は、比較例に係るメンブレンスイッチ101のテール部11Bの近傍を拡大して示す断面図である。この図に示すように、比較例に係るメンブレンスイッチ101は、上述の実施形態におけるスペーサシート30に代えてスペーサシート130を備える。このスペーサシート130には、上述の切欠き部32に相当するものが形成されていない。そのため、このメンブレンスイッチ101では、被覆シート14の下辺側の端部と、上側基材11の本体部11Aにおける上辺側の端部と、下側基材21の上辺側の端部とが重ね合わされた重ね合せ部160が形成されている。従って、テール部11Bの近傍では、テール部11Bからの距離が長い位置と比較して、上側基材11の本体部11Aと下側基材21との間隔が大きくなり、ON荷重やキーストロークが大きくなる。特に、テール部11Bがキーボードのファンクションキー側に設けられている場合には、テール部11Bがキーボードのスペースキー側に設けられている場合と比較して、重ね合せ部160とその最寄りの電極12,22との距離が短くなる場合が多く、テール部11Bの近傍におけるON荷重やキーストロークが大きくなり、テール部11Bの近傍とテール部11Bからの距離が長い位置とでのON荷重やキーストロークの差が大きくなる。
それに対して、図3に示すように、本実施形態に係るメンブレンスイッチ1では、被覆シート14と上側基材11の本体部11Aと下側基材21とが重ね合わされた重ね合せ部60に、スペーサシート30が介在しない。これにより、テール部11Bの近傍と、テール部11Bからの距離が大きい位置とで、上側基材11の本体部11Aと下側基材21との間隔を均等化でき、ON荷重やキーストロークを均等化できる。特に、本実施形態に係るメンブレンスイッチ1では、テール部11Bがキーボードのファンクションキー側に設けられていることにより、重ね合せ部60とその最寄りの電極12,22との距離が短い。そのため、テール部11Bの近傍におけるON荷重やキーストロークを低減し、テール部11Bの近傍とテール部11Bからの距離が長い位置とでのON荷重やキーストロークの差を低減することの効果は大きくなる。特に、上側基材11の上辺11Dや下側基材21の上辺21Aからスペーサシート30の開口部31のテール部11B側の端部までの距離が、1cm未満である場合、特に0.8mm以下である場合に有用である。
また、本実施形態に係るメンブレンスイッチ1では、被覆シート14の厚みは、スペーサシート30の厚みと比較して小さく設定されている。これにより、テール部11Bの近傍での上側基材11の本体部11Aと下側基材21との間隔と、テール部11Bからの距離が長い位置での上側基材11の本体部11Aと下側基材21との間隔との差を低減できる。従って、テール部11Bの近傍と、テール部11Bからの距離が長い位置とで、ON荷重やキーストロークを均等化できる。
重ね合せ部60において、下側基材21と被覆シート14との間に、第1の接着部40Dと下側接着層50の外周縁部50Bとからなる第1の接着層61が形成されている。この第1の接着層61は、重ね合せ部60において、被覆シート14と下側基材21との間を封止するシール機能を発揮する。これにより、テール部11B側から上側基材11と下側基材21との間に異物が侵入することを防止できる。
また、本実施形態に係るメンブレンスイッチ1では、テール部11Bが形成された上側基材11と、被覆シート14との間に、第3の接着層15が形成されている。この第3の接着層15は、重ね合せ部60において、被覆シート14と上側基材11の本体部11Aとの間を封止するシール機能を発揮する。これにより、被覆層が上側基材11のテール部11Bとは別体で構成されている場合に、テール部11B側から上側基材11と下側基材21との間に異物が侵入することを防止できる。
特に、本実施形態に係るメンブレンスイッチ1では、被覆シート14と上側基材11の本体部11Aとの間に形成された第3の接着層15と、スペーサシート30と上側基材11の本体部11Aとの間に形成された第2の接着層40Cとが、被覆シート14とスペーサシート30との間を通って隙間なく連続して形成されている。これにより、被覆シート14と上側基材11との間をより一層効果的に封止できる。
さらに、本実施形態に係るメンブレンスイッチ1では、第1の接着層61と第2の接着層40Cとが、第2の接着部40Eを介して隙間なく連続して形成されている。これにより、重ね合せ部60において被覆シート14の上下両面が接着材料で封止されるのに加えて、被覆シート14の下辺14A側の端部が接着材料で覆われるので、重ね合せ部60における封止効果をより一層向上させることができる。
また、本実施形態に係るメンブレンスイッチ1では、スペーサシート30は、重ね合せ部60に対応して切欠き部32が形成されていることにより、重ね合せ部には介在しないように構成されている。これにより、重ね合せ部60が存在しない領域では、上側基材11の本体部11Aと下側基材21とでスペーサシート30を挟む込み、上側基材11の本体部11Aと下側基材21とをスペーサシート30を介して接着することができる。
本実施形態における「メンブレンスイッチ1」が本発明における「スイッチ」の一例に相当し、本実施形態における「上側電極シート10」が本発明における「第1の電極シート」の一例に相当し、本実施形態における「下側電極シート20」が本発明における「第2の電極シート」の一例に相当し、本実施形態における「スペーサシート30」が本発明における「スペーサ」の一例に相当する。
本実施形態における「上側基材11」が本発明における「第1の基材」の一例に相当し、本実施形態における「上側電極12」が本発明における「第1の電極」の一例に相当する。本実施形態における「下側基材21」が本発明における「第2の基材」の一例に相当し、本実施形態における「下側電極22」が本発明における「第2の電極」の一例に相当する。本実施形態における「テール部11B」が本発明における「テール部」の一例に相当し、本実施形態における「被覆シート14」が本発明における「被覆層」の一例に相当し、本実施形態における「重ね合せ部」が本発明における「重ね合せ部」の一例に相当する。
本実施形態における「上側基材11」が本発明における「一方の基材」の一例に相当し、本実施形態における「下側基材21」が本発明における「他方の基材」の一例に相当し、本実施形態における「第1の接着層61」が本発明における「第1の接着層」の一例に相当し、本実施形態における「第2の接着層40C」が本発明における「第2の接着層」の一例に相当し、本実施形態における「第3の接着層15」が本発明における「第3の接着層」の一例に相当する。本実施形態における「切欠き部32」が本発明における「切欠き部」の一例に相当する。
以上説明した実施形態は、本発明の理解を容易にするために記載されたものであって、本発明を限定するために記載されたものではない。したがって、上記の実施形態に開示された各要素は、本発明の技術的範囲に属する全ての設計変更や均等物をも含む趣旨である。
例えば、上述の実施形態では、テール部11Bを上側基材11にのみ形成し、テール部を下側基材21には形成していないが、テール部を上側基材11と下側基材21との双方に形成したり、テール部を下側基材21にのみ形成したりしてもよい。また、テール部11Bをファンクションキー側に形成することは必須ではなく、スペースキー側に形成してもよい。
また、上述の実施形態では、シート状の被覆層である被覆シート14をテール部11Bに接着したが、被覆層をテール部11Bに直接印刷で形成してもよい。また、被覆シート14の下面(テール部11B側とは反対側の面)に機能層を形成する等してもよい。ここで、上述の実施形態では、被覆シート14の厚さをスペーサシート30の厚さと比較して小さく設定したが、被覆シート14の下面に機能層を形成する場合には、この機能層と被覆シート14との厚さの合計値を、スペーサシート30の厚さと比較して小さく設定すればよい。
また、上述の実施形態では、スペーサシート30の上面を上側基材11に接着し、スペーサシート30の下面を下側基材21に接着したが、スペーサシート30の上面又は下面を上側基材11又は下側基材21と一体で形成することにより、上側接着層40又は下側接着層50を不要にしてもよい。さらに、スペーサシート30を厚さ方向に2分割し、上側のスペーサシートを上側基材11と一体で形成し、下側のスペーサシートを下側基材21と一体で形成し、上下のスペーサシートを接着する等してもよい。
さらに、上述の実施形態では、矩形状の切欠き部32をスペーサシート30の上辺30Aに形成したが、円弧状に凹んだ凹部をスペーサシート30の上辺30Aに形成する等してもよい。
1・・・メンブレンスイッチ
10・・・上側電極シート
11・・・上側基材
11A・・・本体部
11B・・・テール部
11C・・・コネクタ部
11D・・・上辺
12・・・上側電極
13・・・引き出し配線
14・・・被覆シート
14A・・・下辺
15・・・第3の接着層
20・・・下側電極シート
21・・・下側基材
21A・・・上辺
22・・・下側電極
30・・・スペーサシート
30A・・・上辺
31・・・開口部
32・・・切欠き部
40・・・上側接着層
40A・・・外周縁部
40B・・・外周縁部
40C・・・第2の接着層
40D・・・第1の接着部
40E・・・第2の接着部
41・・・開口部
50・・・下側接着層
50A・・・外周縁部
50B・・・外周縁部
51・・・開口部
60・・・重ね合せ部
61・・・第1の接着層
62・・・シール部
101・・・メンブレンスイッチ
130・・・スペーサシート
160・・・重ね合せ部

Claims (4)

  1. 絶縁性材料で構成された第1の基材と、前記第1の基材の一方の面に設けられた第1の電極とを有する第1の電極シートと、
    絶縁性材料で構成された第2の基材と、前記第1の電極と対向するように前記第2の基材の一方の面に設けられた第2の電極とを有する第2の電極シートと、
    絶縁性材料で構成され、前記第1の基材と前記第2の基材との間に介在するスペーサと、
    を備え、
    前記第1の基材と前記第2の基材との少なくとも一方の基材には、テール部が形成され、
    前記第1の基材に加えられる押圧力により、前記第1の電極と前記第2の電極とが接触して導通するスイッチであって、
    絶縁性材料で構成され、前記テール部の回路面を被覆する被覆層を備え、
    前記被覆層と前記第1の基材と前記第2の基材とが重ね合わされた重ね合せ部が形成され、
    前記スペーサは、前記重ね合せ部には介在しないように構成されており、
    前記スイッチは、
    前記重ね合せ部において、前記第1の基材と前記第2の基材との内の他方の基材と、前記被覆層との間に形成されている第1の接着層と、
    少なくとも前記一方の基材と前記スペーサとの間に形成されている第2の接着層と、を備え、
    前記第1の接着層と前記第2の接着層とは、前記スペーサと前記被覆層との間を通って隙間なく連続して形成されているスイッチ。
  2. 請求項に記載のスイッチであって、
    前記一方の基材と前記被覆層との間に形成されている第3の接着層を備え、
    前記第2の接着層と前記第3の接着層とは、隙間なく連続して形成されているスイッチ。
  3. 請求項1又は2に記載のスイッチであって、
    前記スペーサは、前記重ね合せ部に対応して切欠き部が形成されていることにより、前記重ね合せ部には介在しないように構成されているスイッチ。
  4. 請求項1〜の何れか1項に記載のスイッチであって、
    前記被覆の厚さは、前記スペーサの厚さと比較して小さいスイッチ。
JP2016113236A 2016-06-07 2016-06-07 スイッチ Expired - Fee Related JP6230659B1 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016113236A JP6230659B1 (ja) 2016-06-07 2016-06-07 スイッチ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016113236A JP6230659B1 (ja) 2016-06-07 2016-06-07 スイッチ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP6230659B1 true JP6230659B1 (ja) 2017-11-15
JP2017220335A JP2017220335A (ja) 2017-12-14

Family

ID=60321179

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016113236A Expired - Fee Related JP6230659B1 (ja) 2016-06-07 2016-06-07 スイッチ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6230659B1 (ja)

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02124U (ja) * 1988-06-14 1990-01-05
JPH0542584Y2 (ja) * 1988-08-30 1993-10-27
JPH0377220A (ja) * 1989-08-19 1991-04-02 Fujitsu Ltd メンブレンキーボード

Also Published As

Publication number Publication date
JP2017220335A (ja) 2017-12-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5656599B2 (ja) スイッチユニット
JP3155853U (ja) 抵抗式タッチパネル
TW201516817A (zh) 觸控面板
JP4147641B2 (ja) メンブレンスイッチ
JP6230659B1 (ja) スイッチ
TWM564248U (zh) 薄膜開關裝置
JP6771102B2 (ja) スイッチ
JP2019008881A (ja) スイッチ
JPH10149737A (ja) メンブレンスイッチ
JP4336535B2 (ja) 操作装置
US20200273637A1 (en) Switch and method for manufacturing same
JP2019191791A (ja) タッチパネル装置
JP2016091796A (ja) メンブレンスイッチ
JP2016018440A (ja) タッチパネル
JP4082575B2 (ja) ドームスイッチ
JP6975663B2 (ja) スイッチモジュール
JP2018120436A (ja) タッチパネル
JP4317806B2 (ja) 接点構造
JP6829140B2 (ja) キーボード装置
JP6450149B2 (ja) メンブレンスイッチ
JP6018515B2 (ja) キーボード装置
TWM521797U (zh) 具防水及抗氧化之開關結構
JPH10321075A (ja) メンブレン型スイッチ
JP2017037790A (ja) スイッチ
JP2016091797A (ja) メンブレンスイッチ

Legal Events

Date Code Title Description
TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20171003

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20171017

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6230659

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees