JP6410041B2 - 車両バックドアの保持装置 - Google Patents
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Description
このため、勾配の有る駐車場所において中間開度のバックドアから荷物をカーゴスペースへ搬入するような場合や、バックドアを開ける度合が制限されるような場合などでは、開けたバックドアに気を使う。
一方、市販の着脱式ステー部材を用いる構造は、特許文献1、特許文献2の構造とは異なりコンパクトな構造ですむが、横開きドアを一か所で規制するに過ぎないため、中間開度の任意の位置で開くことの多い横開き式のバックドアには対応できない。
それ故、横開き式バックドアは、任意の開度位置で保持が可能となる。しかも、シュー部材はヒンジ軸部に内蔵されるため、コンパクトな構造ですむ。
図1は本発明の保持装置を適用した車両、例えばワゴン車を示し、図2および図3はドア保持機構の主要部分となるシュー部材内蔵のヒンジ部および操作部をそれぞれ示し、図4〜図6は同シュー部材の各部をそれぞれ示している。
ワゴン車の主要部を説明すると、図1中1はワゴン車の車体を示し、同じく3は同車体1の後部に設けられた開口を示し、同じく5は同車体1の後部に設けられたバックドアを示している。バックドア5の車幅方向一側部は、上下二つのヒンジ部6a,6bを介して、車体後部に対し左右方向に開閉可能に枢着されていて、開口3を横方向から開閉するドア、つまり横開き式のバックドアとしている。
ここで、ヒンジ部6a,6bは、いずれも同じ構造であり、このうちヒンジ部6aの構造が代表的なものとして、図2、図4および図5に示されている。
すなわち、ヒンジ軸部27の、固定筒部39と隣接した両側のヒンジ軸端部分には、シュー収容部45がそれぞれ形成されている。同シュー収容部45は、例えば図4および図5に示されるように可動筒部33の支持面33aで囲まれるヒンジ軸端部分の固定筒部39側を複数、ここでは二本の小径な支持ピン部材47で形成し、残る端側を全長の短い軸部材49で形成して、中間部分27aと軸部材49との間に、シュー部材19が収まる収容空間を確保してなる。
このレバー部材55は、図3(b)に示される起立した姿勢のとき、バックドア5が保持される位置とし、図3(a)に示される倒れた姿勢のとき、バックドア5の保持を解除する位置としている。起立したレバー部材55の姿勢は、例えばレバー部材55の支点側に設けた凸部57aと凹部9aの底面に設けた凸部57bとでなる係止部57、すなわち凸部57aと凸部57bとの係脱可能な係止で保持される。図示はしないが同様な構造により、倒れたレバー部材55の姿勢も保持される。なお、凹部9a端には、レバー部材55を指先で起立操作するための、指先入れ部9bを有している。
すなわち、荷物を車体後部のカーゴスペースに収めるため、例えばバックドア5を若干、例えば20度位まで開き(中間開度)、同バックドア5の動きを止めるとする。
このときは、バックドア5を開いた後、バックドア5の側面に有るレバー部材55を、保持解除姿勢(倒れた姿勢)から、図4(b)のように起立した姿勢までレバー操作する。すると、ワイヤー部材59は、引っ張られる。これにより、操作力は、ワイヤー部材59を通じて、ヒンジ部6a,6bの各ヒンジ軸部27に内蔵されているシュー片51(シュー部材19)に入力され、同シュー片51を開き側へ動作させる(図6)。
またシュー部材19は、一対の開閉可能なシュー片51を用いたことにより、強固なる保持力でバックドア5の保持できる。そのうえ、保持操作には、バックドア5に、バックドア5の保持位置と保持解除位置とに回動操作可能な操作レバー部材55(外部操作部)を設け、このレバーの変位を、ワイヤー部材59(伝達部)通じて、シュー片51へ伝える構造を用いたので、簡単な構造、さらには簡単な操作により、バックドア5の保持が任意の開度位置で行うことができる。
図7は、本発明の第2の実施形態を示す。
本実施形態は、上述した第1の実施形態のようなワイヤー部材やロッド部材やリンク部材でなく、油圧を利用して、シュー片51を操作するようにしたものである。例えばシュー片51は、入力部52でなく、シュー片51を開閉駆動する伸縮ピストン部62を用いる。レバー部材55は、レバー部材55の起倒操作に伴い油圧を発生させる油圧発生ピストン機構63を用いる。そして、油圧発生ピストン機構63とシュー片51の伸縮ピストン部62との間を、伝達部材である油圧配管65で接続して、レバー操作に伴い発生する油圧で、シュー片51を開側に作動させるようにしたものである。但し、図7において、第1の実施形態と同じ部分には同一符号を付して、その説明を省略した。
なお、上述した実施形態における各構成およびそれの組み合わせ等は一例であり、本発明の趣旨から逸脱しない範囲内で、構成の付加、省略、置換、およびその他の変更が可能であることはいうまでもない。また本発明は、実施形態によって限定されることはなく、「特許請求の範囲」によってのみ限定されることはいうまでもない。例えば第1の実施形態では、ドア側ブラケットがヒンジ軸部に対して固定、車体側ブラケットがヒンジ軸部に対して可動するヒンジ部を挙げたが、これに限らず、ドア側ブラケットがヒンジ軸部に対して可動、車体側ブラケットがヒンジ軸部に対して固定としたヒンジ部に本発明を適用してもよい。むろん、ドア側ブラケットの固定支持部、車体側ブラケットの可動支持部は筒形を用いたが、他の形状でも構わない。
5 横開き式のバックドア
6a,6b ヒンジ部
23 外部操作部(操作部)
27 ヒンジ軸部
33 可動筒部(可動支持部)
39 固定筒部(固定支持部)
51 シュー片(シュー部材)
55 レバー部材
59 ワイヤー部材(伝達部)
Claims (3)
- 車体の後部と同後部にヒンジ部を介して開閉可能に枢支された横開き式のバックドアとを備え、前記バックドアの開度を保持する車両バックドアの保持装置であって、
前記ヒンジ部は、
前記バックドアの車幅方向一側部と前記車体の後部との間に配置されたヒンジ軸部と、
前記バックドアおよび前記車体後部のうちの一方に配置され前記ヒンジ軸部を固定する固定支持部と、
前記固定支持部とは他方に配置され前記バックドアを前記ヒンジ軸部の軸心周りを回動可能に支持する可動支持部とを有し、
前記可動支持部は、同可動支持部内面側に、接離可能なシュー部材を有する
ことを特徴とする車両バックドアの保持装置。 - 前記シュー部材は、一対のシュー片を有することを特徴とする請求項1に記載の車両バックドアの保持装置。
- 前記バックドアは、前記シュー部材を前記バックドアの保持位置と保持解除位置とに回動操作可能なレバー部材を有した操作部と、前記レバー部材の変位を前記シュー部材へ伝える伝達部材を有する伝達部とを含む
ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の車両バックドアの保持装置。
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JP2014251962A JP6410041B2 (ja) | 2014-12-12 | 2014-12-12 | 車両バックドアの保持装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2014251962A JP6410041B2 (ja) | 2014-12-12 | 2014-12-12 | 車両バックドアの保持装置 |
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Family Applications (1)
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JP2014251962A Active JP6410041B2 (ja) | 2014-12-12 | 2014-12-12 | 車両バックドアの保持装置 |
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