JP6409728B2 - 原稿搬送装置、画像形成装置 - Google Patents

原稿搬送装置、画像形成装置 Download PDF

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Description

本発明は、原稿搬送装置および画像形成装置に関する。
一般に、原稿搬送装置および画像読取部を備える画像形成装置が知られている。前記画像読取部は、前記原稿搬送装置によって搬送される前記原稿の画像を読み取る。通常、前記原稿搬送装置は、ADF(Automatic Document Feeder)と称される。
前記原稿搬送装置は、供給トレイおよび排出トレイを備える。前記供給トレイは、前記原稿搬送装置の本体部に供給される前記原稿が載置されるトレイである。前記排出トレイは、前記本体部から排出される前記原稿を受けるトレイである。前記排出トレイは、前記供給トレイの下方に形成される。
また、前記供給トレイが、原稿台を覆うカバーに対して回動自在に支持されることも知られている(例えば、特許文献1参照)。これにより、前記供給トレイの下方の前記排出トレイから前記原稿を取り出すことが容易となる。
特開2005−347940号公報
ところで、塵および埃などの細かな異物が前記供給トレイ上に堆積すると、その異物が前記原稿とともに前記原稿搬送装置の前記本体部内に進入する。そうすると、前記原稿から読み取られた画像のノイズおよび機器の故障などが生じやすくなる。
一方、前記原稿搬送装置において、前記排出トレイからの前記原稿の取り出しやすさも要求される。
本発明の目的は、埃などの異物が原稿の供給トレイに堆積しにくく、さらに、供給トレイの下方の排出トレイから前記原稿を取り出しやすい原稿搬送装置およびそれを備える画像形成装置を提供することにある。
本発明の一の局面に係る原稿搬送装置は、本体部と、供給トレイと、排出トレイとを備える。前記本体部は、内部に原稿の搬送路が形成された部分である。前記供給トレイは、前記本体部に供給される前記原稿が載置される部分である。前記排出トレイは、前記供給トレイの下方に形成され、前記本体部から排出される前記原稿を受ける部分である。前記供給トレイは、メイントレイとカバートレイとを備える。前記メイントレイは、前記本体部の原稿供給口における下側の縁部と両側方の縁部とに亘る部分から張り出して形成された部分である。前記カバートレイは、前記メイントレイの末端寄りの部分に回動可能に連結された部分である。前記カバートレイは、第1位置と第2位置との間で回動可能である。前記第1位置は、前記カバートレイが前記メイントレイの延長部を形成する位置である。前記第2位置は、前記メイントレイにおける前記原稿が載置される面を上側から覆う位置である。前記メイントレイおよび前記第2位置の前記カバートレイは、前記原稿供給口を塞ぐ。
本発明の他の局面に係る画像形成装置は、前記原稿搬送装置を備える画像読取装置と画像形成部とを備える。前記画像読取装置は、前記原稿搬送装置によって搬送される前記原稿の画像を読み取る。前記画像形成部は、前記画像読取装置によって読み取られた前記原稿の画像をシート材に形成する。
本発明によれば、埃などの異物が原稿の供給トレイに堆積しにくく、さらに、供給トレイの下方の排出トレイから前記原稿を取り出しやすい原稿搬送装置およびそれを備える画像形成装置を提供することが可能になる。
図1は、第1実施形態に係るADFを備える画像形成装置の斜視図である。 図2は、第1実施形態に係るADFを備える画像読取装置の構成図である。 図3は、カバー閉状態のADFを含む画像読取装置の斜視図である。 図4は、カバー開状態のADFを含む画像読取装置の斜視図である。 図5は、トレイアップ状態のADFを含む画像読取装置の斜視図である。 図6は、ADFにおける供給口の上側縁部の一部断面斜視図である。 図7は、カバー閉状態のADFにおける供給口の上側縁部の断面図である。 図8は、カバー閉状態かつトレイ上限状態のADFにおける供給口の上側縁部の断面図である。 図9は、カバー開状態のADFにおける供給トレイの側壁部周辺の平面である。 図10は、カバー閉状態のADFにおける供給トレイの側壁部周辺の平面である。 図11は、第2実施形態に係るADFにおけるカバー閉状態の供給トレイの側壁部周辺の斜視図である。 図12は、第2実施形態に係るADFにおけるカバー開状態の供給トレイの側壁部周辺の斜視図である。
以下、添付図面を参照しながら、本発明の実施形態について説明する。なお、以下の実施形態は、本発明を具体化した一例であって、本発明の技術的範囲を限定する性格を有さない。
[第1実施形態]
第1実施形態に係るADF1は、原稿9を予め定められた搬送路に沿って搬送する装置である。ADF1は、原稿搬送装置の一例である。
図1に示されるように、ADF1は、原稿9の画像を読み取る画像読取装置3の一部である。画像読取装置3は、ADF1および画像読取部2を備える。
各図に示される方向矢印F,B,U,Dは、それぞれ画像形成装置5の背面から前面へ向かう前面方向F、前面から背面へ向かう背面方向B、上方向Uおよび下方向Dを表す。
また、各図に示される方向矢印R,Lは、それぞれ画像形成装置5の前面側から見て右方向Rおよび左方向Lを表す。
本実施形態において、画像読取装置3は、画像形成装置5の一部である。画像形成装置5は、画像読取装置3と画像形成部4とを備える。
画像読取装置3は、ADF1と画像読取部2とを備える。画像読取部2は、ADF1によって搬送される原稿9の画像を読み取る。
図1に示されるように、画像読取装置3は、画像形成部4の上方に配置されている。また、ADF1は、画像読取部2に対して回動可能に支持された原稿台カバー10でもある。原稿台カバー10は、画像読取部2の上面を覆う位置と、画像読取部2の上面を開放する位置との間で回動可能に支持されている。
[画像読取部2]
画像読取部2の上面には、第1コンタクトガラス25および第2コンタクトガラス26が配置されている。第1コンタクトガラス25は、原稿9が載置される原稿台である。原稿台カバー10は、画像読取部2の上面における第1コンタクトガラス25から第2コンタクトガラス26の亘る領域を覆う。
画像読取部2において、光源22は、原稿9における主走査方向に沿う領域に光を照射する。例えば、光源22は、前記主走査方向を長手方向とするLEDアレイなどである。本実施形態において、前記主走査方向は、画像形成装置5の前面方向Fおよび背面方向Bに沿う方向である。
画像読取処理がADF1の動作なしで実行される場合、原稿9が第1コンタクトガラス25上に載置される。この場合、画像読取部2において、変位機構20が、光源22を支持する走査ユニット21を、第1コンタクトガラス25に沿って副走査方向に変位させる。
前記副走査方向は、前記主走査方向に直交する方向である。本実施形態において、変位機構20は、画像形成装置5の右方向Rおよび左方向Lへ走査ユニット21を変位させることができる。
さらに、光源22が発光し、第1コンタクトガラスを通じて原稿9に光を照射する。さらに、ミラーなどの導光機器23が、原稿9からの反射光をイメージセンサー24へ導く。
イメージセンサー24は、前記主走査方向1ライン分の画素値を表す画像データを順次出力する。前記画素値は、原稿9からの反射光の光量に対応する値である。
前記画像読取処理がADF1の動作を伴って実行される場合、ADF1が、原稿9を読取位置P0を経由する第1搬送路101に沿って搬送する。この場合、画像読取部2において、変位機構20が走査ユニット21を読取位置P0に対向する位置に停止させる。
さらに、光源22が発光し、第2コンタクトガラスを通じて原稿9に光を照射する。さらに、導光機器23が、読取位置P0を通過する原稿9からの反射光をイメージセンサー24へ導く。そして、イメージセンサー24が、前記画像データを順次出力する。
画像読取部2は、さらに操作表示部8を備える。操作表示部8は、ユーザーの操作を受け付ける操作部81およびユーザーに提示する情報を表示する表示部82を含む(図3参照)。
[画像形成部4]
画像形成部4は、紙またはOHPフィルムなどのシート材に画像を形成する機器を備える。画像形成部4は、画像読取装置3によって読み取られた原稿9の画像を前記シート材に形成する。
例えば、電子写真方式の画像形成部4は、シート搬送機構、感光体、帯電部、光走査部、現像部、転写部および定着部などを備える。
前記シート搬送機構は、前記シート材を収容するシートカセットから前記シート材を搬送路へ送り出す。前記帯電部は、前記感光体の表面を帯電させ、前記光走査部は、前記感光体の表面に静電潜像を書き込む。
前記現像部は、前記静電潜像をトナー像へ現像し、前記転写部は、前記トナー像を前記感光体から前記搬送路を移動中の前記シート材に転写する。前記定着部は、前記シート材に転写された前記トナー像を加熱する。これにより、前記トナー像が前記シート材に定着する。
なお、画像形成部4が、インクジェット方式などの他の方式で、前記シート材に画像を形成する機器を備えることも考えられる。
[ADF1]
図2に示されるように、ADF1は、本体部11、供給トレイ12および排出トレイ13を備える。本体部11は、内部に原稿9の搬送路が形成された部分である。例えば、本体部11の内部には、第1搬送路101、第2搬送路102および第3搬送路103が形成されている。
供給トレイ12は、本体部11に供給される原稿9が載置される部分である。本体部11には、原稿9の入口である供給口11aが形成されている。即ち、供給口11aは本体部11の原稿供給口である。原稿9は、先端側の一部が供給口11aに挿入された状態で、供給トレイ12上に載置される。
排出トレイ13は、本体部11から排出される原稿9を受ける部分である。排出トレイ13は、供給トレイ12の下方に形成されている。
本体部11において、送出ローラー111が、供給トレイ12上の原稿9を第1搬送路101へ送り出す。さらに、第1搬送ローラー112が、原稿9を第1搬送路101に沿って搬送する。
画像読取装置3が、片面読取モードで動作する場合、第1搬送ローラー112は、原稿9を第1搬送路101から排出口11bへ搬送する。その際、可動ガイド113が、第1搬送路101を移動する原稿9を排出口11bへ案内する。
さらに、第1搬送ローラー112は、原稿9を排出口11bから排出トレイ13上へ排出する。排出口11bは、第1搬送路101の出口である。排出口11bは、供給トレイ12の下方に形成されている。
画像読取装置3が、両面読取モードで動作する場合、第1搬送ローラー112は、原稿9を第1搬送路101から第2搬送路102へ搬送する。その際、可動ガイド113が、第1搬送路101を移動する原稿9を第2搬送路102へ案内する。
さらに、第2搬送路102において、第2搬送ローラー116が、正回転した後に逆回転する。これにより、原稿9は、先端側と後端側とが逆転した状態で、第2搬送路102から第3搬送路103へ搬送される。第2搬送路102は、第1搬送路101に合流する搬送路である。
その後、第1搬送ローラー112が、再び原稿9を第1搬送路101から排出口11bへ搬送する。その際、原稿9は、表裏反転した状態で読取位置P0を通過する。
ところで、塵および埃などの細かな異物が供給トレイ12上に堆積すると、その異物が原稿9とともに本体部11内に進入する。そうすると、原稿9から読み取られた画像のノイズおよび機器の故障などが生じやすくなる。
一方、ADF1において、排出トレイ13からの原稿9の取り出しやすさも要求される。
ADF1において、供給トレイ12は、埃などの異物が堆積しにくく、さらに、供給トレイ12の下方の排出トレイ13から原稿9を取り出しやすい構造を備えている。以下、そのような供給トレイ12の構造の詳細について説明する。
[供給トレイ12]
供給トレイ12は、メイントレイ14とカバートレイ15とを備える。メイントレイ14およびカバートレイ15は、それぞれ合成樹脂の成形部材である。
メイントレイ14は、本体部11の供給口11aにおける下側の縁部11dと両側方の縁部11cとに亘る部分から張り出して形成された部分である(図4参照)。
メイントレイ14は、底板部141および一対の側壁部142とを有する。底板部141は、本体部11における供給口11aの下側の縁部11dから張り出して形成された部分である。一対の側壁部142は、本体部11における供給口11aの両側方の縁部11cから張り出して形成された部分である。
メイントレイ14の底板部141の上面は、原稿9が載置される原稿載置面141aである。供給トレイ12は、メイントレイ14の底板部141の上面に取り付けられた一対のスライドガイド部16を備える。
一対のスライドガイド部16は、メイントレイ14の底板部141に、幅方向に沿ってスライド可能に支持されている。前記幅方向は、原稿9の供給方向に直交する方向である。本実施形態では、前記幅方向は、前面方向Fおよび背面方向Bに沿う奥行き方向である。
一対のスライドガイド部16は、メイントレイ14の底板部141の上面から起立して形成されている。一対のスライドガイド部16は、供給トレイ12に載置された原稿9における前記幅方向両端の縁部を案内する。
一対のスライドガイド部16は、ユーザー操作により、原稿9の前記幅方向のサイズに合わせて前記幅方向に沿って移動される。
図3,4,9,10に示されるように、メイントレイ14における一対の側壁部142各々には、一対のスライドガイド部16に対向する第1凹部1421が形成されている。なお、図9,10において、一対のスライドガイド部16の一方の部分のみが示されている。
第1凹部1421は、一対のスライドガイド部16各々と一対の側壁部142各々との間に。ユーザーの指先を挿入可能な隙間を形成する。
比較的前記幅方向のサイズが大きな原稿9が供給トレイ12に載置された場合、一対のスライドガイド部16が、対応する一対の側壁部142の近くに移動される。そのような場合に、第1凹部1421は、ユーザーが一対のスライドガイド部16各々を摘みやすくするためのスペースを提供する。
本実施形態において、メイントレイ14は、本体部11寄りの位置を中心として、上下方向の制限された可動範囲内で回動可能に支持されている。メイントレイ14は、自然状態において、自重によって前記可動範囲の下限位置に存在する。
メイントレイ14は、上方へ持ち上げられることにより、前記可動範囲の下限位置から上限位置まで回動する(図5参照)。以下の説明において、メイントレイ14が前記上限位置に存在するときのADF1の状態のことをトレイ上限状態と称する。
例えば、メイントレイ14を回動可能に支持する支持軸14sは、本体部11もしくは排出トレイ13の一部、または、本体部11もしくは排出トレイ13に固定された部材によって支持されている。支持軸14sが、本体部11もしくは排出トレイ13の一部、または、本体部11もしくは排出トレイ13に固定された部材であることも考えられる。
図3〜5に示される例では、支持軸14sは、メイントレイ14における本体部11寄りの下部に存在する。なお、支持軸14sが、メイントレイ14における本体部11寄りの上部に存在することも考えられる。
カバートレイ15は、メイントレイ14の末端寄りの部分に回動可能に連結された部分である。例えば、カバートレイ15を回動可能に支持する支持軸15sが、メイントレイ14における末端寄りの部分に支持されている。支持軸15sが、メイントレイ14における末端寄りの一部であることも考えられる。
カバートレイ15は、延長位置とカバー位置との間で回動可能である。図3,5、7,8,10は、カバートレイ15が前記カバー位置に存在する状態を示す。また、図4,6,9は、カバートレイ15が前記延長位置に存在する状態を示す。
前記延長位置は、カバートレイ15がメイントレイ14の延長部を形成する位置である。前記カバー位置は、メイントレイ14における原稿載置面141aを上側から覆う位置である。なお、前記延長位置が第1位置の一例であり、前記カバー位置が第2位置の一例である。
以下の説明において、カバートレイ15が前記延長位置に存在するときのADF1の状態のことをカバー開状態と称する。また、カバートレイ15が前記カバー位置に存在するときのADF1の状態のことをカバー閉状態と称する。
カバートレイ15が前記カバー位置へ回動されると、排出トレイ13の一部の上方が開放された状態となる。これにより、原稿9を排出トレイ13から取り出すことが容易となる。
さらに、本実施形態において、メイントレイ14を上方へ回動させることができる。図5に示されるように、カバートレイ15が前記カバー位置に存在する状態において、カバートレイ15とともにメイントレイ14を前記可動範囲の下限位置から上限位置へ回動させることができる。これにより、原稿9を排出トレイ13から取り出すことがより容易となる。
なお、カバートレイ15が前記延長位置に存在する状態において、メイントレイ14を前記可動範囲の下限位置から上限位置へ回動させることも当然可能である。
カバートレイ15は、原稿9が載置される面を形成する基部151を有する。さらに、カバートレイ15は、一対の側壁部152を有する。一対の側壁部152は、基部151における前記幅方向の両端部から起立して形成されている。
図3,5に示されるように、メイントレイ14および前記カバー位置のカバートレイ15は、本体部11の供給口11aを塞ぐ。従って、ADF1が使用されないときに、カバートレイ15が前記カバー位置に折り畳まれることにより、埃などの異物が供給トレイ12に堆積しにくい。
カバートレイ15が前記カバー位置に存在するときに、カバートレイ15の一対の側壁部152は、メイントレイ14の一対の側壁部142に重なる。
図3,5に示される例では、前記カバー位置のカバートレイ15において、一対の側壁部152は、メイントレイ14の一対の側壁部142の内側に重なる。なお、前記カバー位置のカバートレイ15において、一対の側壁部152が、メイントレイ14の一対の側壁部142の外側に重なることも考えられる。
図6,7に示されるように、本体部11における供給口11aの上側の縁部は、上下2段に形成されている。即ち、供給口11aの上側の縁部は、下段縁部114と上段縁部115とを有する。
下段縁部114は、メイントレイ14の末端側へ張り出して形成された部分である。上段縁部115は、下段縁部114の根本側の一部を間隔を隔てて上方から覆う部分である。即ち、下段縁部114の上面と上段縁部115の下端部との間に隙間が形成されている。
以下の説明において、下段縁部114における上段縁部115よりもメイントレイ14の末端側へ張り出した部分のことを露出部114aと称する。図6に示されるように、露出部114aは、上面に原稿9のサイズの目盛り114mが凹状に刻印されたサイズ表示部である。
図7に示されるように、ADF1が前記カバー閉状態であるときに、カバートレイ15の末端縁部15eは、供給口11aの上側の縁部に重なる。本実施形態において、前記カバー位置のカバートレイ15の末端縁部15eは、下段縁部114における露出部114aの上面に重なる。
従って、ADF1が前記カバー閉状態であるときに、供給口11aの上側の縁部と前記カバー位置のカバートレイ15における末端縁部15eとの間に隙間が形成されない(図7,10参照)。
また、ADF1が前記カバー閉状態であるときに、カバートレイ15における末端縁部15eが、凹状に刻印された目盛り114mを覆う。そのため、凹状の目盛り114mに埃などが溜まることを防止できる。
図4に示されるように、カバートレイ15の基部151における回動中心寄りの縁部には、縦壁部15xが形成されている。縦壁部15xは、前記幅方向に沿って、基部151から起立して形成されている。
ADF1が前記カバー閉状態であるときに、縦壁部15xは、メイントレイ14の末端側の開口を塞ぐ。
前述したように、メイントレイ14が前記可動範囲の下限位置に存在するときに、前記カバー位置のカバートレイ15の末端縁部15eは、本体部11の下段縁部114の露出部114aの上面に重なる(図7参照)。
図8に示されるように、メイントレイ14が前記可動範囲の上限位置に存在するときに、前記カバー位置のカバートレイ15の末端縁部15eは、下段縁部114と上段縁部115との間に存在する。即ち、メイントレイ14が前記可動範囲の下限位置から上限位置へ回動すると、前記カバー位置のカバートレイ15の末端縁部15eは、下段縁部114と上段縁部115との間に進入する。
装置の美観の観点から、上段縁部115を含む装置上面の外装部材は、サイズの目盛り114mが形成される下段縁部114とは異なる色で形成されている。そのため、上段縁部115を含む上面の前記外装部材は、下段縁部114を含む部材とは別の部材である。そのため、本体部11における供給口11aの上側縁部が二重構造となっている。
一方、メイントレイ14が前記可動範囲の下限位置から上限位置へ回動される場合、カバートレイ15の末端縁部15eが本体部11側へ移動する。本実施形態において、下段縁部114と上段縁部115との間の隙間が、カバートレイ15の末端縁部15eの挿入に十分な隙間である。
従って、メイントレイ14が前記可動範囲の下限位置に存在するときの末端縁部15eと上段縁部115との間隔を狭めることができる。その結果、下段縁部114における露出部114aの突出寸法が小さくても、末端縁部15eでサイズの目盛り114mを覆うことができる。
また、図3,4,10に示されるように、カバートレイ15には第2凹部1521が形成されている。第2凹部1521は、前記カバー位置のカバートレイ15におけるメイントレイ14の第1凹部1421各々に対向する部分に形成されている。本実施形態において、第2凹部1521は、カバートレイ15における一対の側壁部152各々に形成されている。
前記カバー位置のカバートレイ15において、一対の側壁部152がメイントレイ14の一対の側壁部142の内側に重なる。従って、第2凹部1521は、カバートレイ15における一対の側壁部152各々の外側面に形成されている。
従って、ADF1が前記カバー閉状態であるときに、第1凹部1421と第2凹部1521との間に、指を挿入しやすい隙間が形成される(図10参照)。第2凹部1521は、カバートレイ15を前記カバー位置から前記延長位置へ回動させるユーザーが操作する取手部である。
本実施形態によれば、第2凹部1521は、比較的浅く形成された場合でも前記取手部として機能する。これにより、デザイン性を損なう突起部などが、カバートレイ15に前記取手部として設けられる必要がない。
[第2実施形態]
次に、図11,12を参照しつつ、第2実施形態に係るADF1Aについて説明する。ADF1Aは、図1〜10に示されるADF1と比較して、前記取手部として機能する部分の構造が異なる。
図11,12において、図1〜10に示される構成要素と同じ構成要素は、同じ参照符号が付されている。以下、ADF1AにおけるADF1と異なる点について説明する。
ADF1Aにおいて、メイントレイ14の前方側の側壁部142の上面に、欠け部1422が形成されている。欠け部1422は、側壁部142の上面における他の部分よりも下方側へ抉れて形成された部分である。
さらに、ADF1Aにおいて、カバートレイ15の前面側の側壁部152には庇部1522が形成されている。庇部1522は、側壁部512の外側、即ち、前面側の側壁部152の前面側へ張り出して形成された薄い板状の部分である(図12参照)。庇部1522は、カバートレイ15の取手部の一例である。
庇部1522は、カバートレイ15が前記カバー閉状態であるときに、欠け部1422との間に間隔を隔てて欠け部1422の上方を覆う。庇部1522と欠け部1422との間の空間は、ユーザー指を挿入可能な空間である。
したがって、カバートレイ15が前記カバー閉状態であるときに、前記ユーザーは、庇部1522を指で摘んで持ち上げる、または、庇部1522を下側から指で支えて持ち上げることにより、カバートレイ15を容易に開くことができる。
同様に、カバートレイ15が前記カバー開状態であるときに、前記ユーザーは、庇部1522を指で摘んで持ち上げる、または、庇部1522を下側から指で支えて持ち上げることにより、カバートレイ15を容易に綴じることができる。
図12に示される例では、メイントレイ14の前面側の側壁部152における欠け部1422の内側には、隔壁1423が形成されている。前面側の側壁部152の最上面1420と隔壁1423の上面とは、庇部1522の厚み分の段差を形成している。カバートレイ15が前記カバー閉状態であるときに、隔壁1423は、欠け部1422と庇部1522との間の空間と、原稿載置面14aとカバートレイ15との間の空間とを仕切る。
ADF1Aが採用されれば、ADF1が採用される場合と同様の効果が得られる。また、庇部1522は、カバートレイ15の開閉の操作性をより高めるために有効である。さらに、隔壁1423は、埃などの異物が本体部11の供給口11aへ浸入することを防ぐ。
[応用例]
以上に示されたADF1において、メイントレイ14が回動可能な構造、本体部11の上段縁部115およびカバートレイ15の第2凹部1521などのうちの1つまたは複数が省略されることも考えられる。同様に、ADF1Aにおいて、メイントレイ14が回動可能な構造、本体部11の上段縁部115およびカバートレイ15の庇部1522などのうちの1つまたは複数が省略されることも考えられる。
なお、本発明に係る原稿搬送装置および画像形成装置は、各請求項に記載された発明の範囲において、以上に示された実施形態及び応用例を自由に組み合わせること、或いは実施形態及び応用例を適宜、変形する又は一部を省略することによって構成されることも可能である。
1 :ADF(原稿搬送装置)
2 :画像読取部
3 :画像読取装置
4 :画像形成部
5 :画像形成装置
8 :操作表示部
9 :原稿
10 :原稿台カバー
11 :ADFの本体部
11a :原稿の供給口
11b :原稿の排出口
11c :供給口の両側方の縁部
11d :供給口の下側の縁部
12 :供給トレイ
13 :排出トレイ
14 :メイントレイ
14a :原稿載置面
14s :メイントレイの支持軸
15 :カバートレイ
15e :カバートレイの末端縁部
15s :カバートレイの支持軸
15x :縦壁部
16 :スライドガイド部
20 :変位機構
21 :走査ユニット
22 :光源
23 :導光機器
24 :イメージセンサー
25 :第1コンタクトガラス
81 :操作部
82 :表示部
101 :第1搬送路
102 :第2搬送路
103 :第3搬送路
111 :送出ローラー
112 :第1搬送ローラー
113 :可動ガイド
114 :下段縁部
114a :露出部
114m :目盛り
115 :上段縁部
116 :第2搬送ローラー
141 :メイントレイの底板部
142 :メイントレイの側壁部
151 :カバートレイの基部
152 :カバートレイの側壁部
1421 :第1凹部
1422 :欠け部
1521 :第2凹部
1522 :庇部
P0 :読取位置

Claims (5)

  1. 内部に原稿の搬送路が形成された本体部と、
    前記本体部に供給される前記原稿が載置される供給トレイと、
    前記供給トレイの下方に形成され、前記本体部から排出される前記原稿を受ける排出トレイと、を備え、
    前記供給トレイは、
    前記本体部寄りの位置を中心として、上下方向の制限された可動範囲内で回動可能に支持されており、前記本体部の原稿供給口における下側の縁部と両側方の縁部とに亘る部分から張り出して形成されたメイントレイと、
    前記メイントレイの末端寄りの部分に回動可能に連結されたカバートレイと、を備え、
    前記カバートレイは、前記メイントレイの延長部を形成する第1位置と、前記メイントレイにおける前記原稿が載置される面を上側から覆う第2位置との間で回動可能であり、
    前記メイントレイおよび前記第2位置の前記カバートレイは、前記原稿供給口を塞ぎ、
    前記本体部における前記原稿供給口の上側の縁部は、
    前記メイントレイの末端側へ張り出して形成された下段縁部と、
    前記下段縁部の根本側の一部を間隔を隔てて上方から覆う上段縁部と、を有し、
    前記メイントレイが前記可動範囲の下限位置に存在するときに、前記第2位置の前記カバートレイの末端縁部は、前記下段縁部における前記上段縁部よりも前記メイントレイの末端側へ張り出した露出部の上面に重なり、
    前記メイントレイが前記可動範囲の上限位置に存在するときに、前記第2位置の前記カバートレイの末端縁部は、前記下段縁部と前記上段縁部との間に存在する、原稿搬送装置。
  2. 前記下段縁部の前記露出部が、上面に前記原稿のサイズの目盛りが凹状に刻印されたサイズ表示部である、請求項に記載の原稿搬送装置。
  3. 内部に原稿の搬送路が形成された本体部と、
    前記本体部に供給される前記原稿が載置され、前記本体部の原稿供給口における下側の縁部と両側方の縁部とに亘る部分から張り出して形成されたメイントレイおよび前記メイントレイの末端寄りの部分に回動可能に連結されたカバートレイを備える供給トレイと、
    前記供給トレイの下方に形成され、前記本体部から排出される前記原稿を受ける排出トレイと、
    前記メイントレイに前記原稿の供給方向に直交する幅方向に沿ってスライド可能に支持され、前記供給トレイに載置された前記原稿における前記幅方向両端の縁部を案内する一対のスライドガイド部と、を備え、
    前記カバートレイは、前記メイントレイの延長部を形成する第1位置と、前記メイントレイにおける前記原稿が載置される面を上側から覆う第2位置との間で回動可能であり、
    前記メイントレイおよび前記第2位置の前記カバートレイは、前記原稿供給口を塞ぎ、
    前記メイントレイは、前記本体部の原稿供給口における両側方の縁部から張り出して形成された一対の側壁部を有し、
    前記一対の側壁部各々に、前記一対のスライドガイド部に対向する第1凹部が形成されており、
    前記カバートレイにおける、前記第2位置において前記第1凹部各々に対向する部分に第2凹部が形成されている、原稿搬送装置。
  4. 内部に原稿の搬送路が形成された本体部と、
    前記本体部に供給される前記原稿が載置される供給トレイと、
    前記供給トレイの下方に形成され、前記本体部から排出される前記原稿を受ける排出トレイと、を備え、
    前記供給トレイは、
    前記本体部の原稿供給口における下側の縁部と両側方の縁部とに亘る部分から張り出して形成されたメイントレイと、
    前記メイントレイの末端寄りの部分に回動可能に連結されたカバートレイと、を備え、
    前記カバートレイは、前記メイントレイの延長部を形成する第1位置と、前記メイントレイにおける前記原稿が載置される面を上側から覆う第2位置との間で回動可能であり、
    前記メイントレイおよび前記第2位置の前記カバートレイは、前記原稿供給口を塞ぎ、
    前記メイントレイは、前記本体部の前記原稿供給口における両側方の縁部から張り出して形成された一対の側壁部を有し、
    前記一対の側壁部の少なくとも一方の上面に、下方側へ抉れた欠け部が形成されており、
    前記カバートレイは、前記第2位置において前記欠け部との間に間隔を隔てて前記欠け部の上方を覆う庇部を有する、原稿搬送装置。
  5. 請求項1から請求項のいずれか1項に記載の原稿搬送装置を有し、前記原稿搬送装置によって搬送される前記原稿の画像を読み取る画像読取装置と、
    前記画像読取装置によって読み取られた前記原稿の画像をシート材に形成する画像形成部と、を備える画像形成装置。
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