JP6409653B2 - エレベータの制御システム - Google Patents
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Description
エレベータの運転モードとして、呼びに応じた乗りかごの昇降を禁止する所定点検モードを有するエレベータの制御システムである。
エレベータの制御システムは、
第1状態または第2状態に切り替え可能な切替スイッチと、
最下階の乗場ドアが開状態と閉状態とのうちのいずれの状態にあるかを検知する検知部と、
乗りかごの昇降を制御する制御装置と、を備える。
制御装置は、
運転モードを所定点検モードに設定すると、乗場ドアを閉状態とした後、乗りかごを最下階から所定階まで上昇させ、
乗りかごの所定階への上昇後、切替スイッチの状態と乗場ドアの状態とに基づいて乗りかごの所定階から最下階への下降を制御するように構成されている。
制御装置は、
乗りかごの所定階への上昇後において、切替スイッチが第2状態から第1状態に切り替えられたときに乗場ドアが閉状態にあることが検知された場合、乗りかごを所定階から最下階に下降させない。
複数台のエレベータを構成する各エレベータの運転モードとして、呼びに応じた乗りかごの昇降を禁止する所定点検モードを有するエレベータの制御システムである。
エレベータの制御システムは、
各エレベータに対応させて設けられ、第1状態または第2状態に切り替え可能な切替スイッチと、
所定点検モードにおいて手動で開閉可能で各エレベータに対応させて設けられた最下階の乗場ドアが開状態と閉状態とのうちのいずれの状態にあるかを検知する、各エレベータに対応させて設けられた検知部と、
各エレベータの乗りかごの昇降を制御する制御装置と、を備える。
制御装置は、
一のエレベータの運転モードを所定点検モードに設定すると、一のエレベータに対応する乗場ドアを閉状態とした後、一のエレベータの乗りかごを最下階から所定階まで上昇させ、
一のエレベータの乗りかごの所定階への上昇後、一のエレベータに対応する切替スイッチの状態と一のエレベータに対応する乗場ドアの状態とに基づいて一のエレベータの乗りかごの所定階から最下階への下降を制御するように構成されている。
制御装置は、
一のエレベータの乗りかごの所定階への上昇後において、一のエレベータに対応する切替スイッチが第2状態から第1状態に切り替えられたときに一のエレベータに対応する乗場ドアが閉状態にあることが検知された場合、一のエレベータの乗りかごを所定階から最下階に下降させない。
エレベータは、通常、エレベータシャフト内に、乗りかご、シーブ、釣合おもり、巻き上げ機(図示せず)を有する。乗りかごは、巻き上げ機のモータ軸に設けられたシーブに巻き掛けられたメインロープを介して釣合おもりに連結される。
1.構成
1−1.概要
図1は、実施形態1に係るエレベータシステムの構成を示す図である。
1−2−1.基本構成
制御システムは、制御装置10、各種のスイッチ、及びインジケータを有する。
乗場ドア開閉検出スイッチ42やピットスイッチ41は、モータやブレーキへの給電経路を接続するか遮断するかに関係するスイッチである。給電経路は、乗場ドア38が閉状態(乗場ドア開閉検出スイッチ42がON状態)やピットスイッチ41がON状態のときに接続され(危険側)、乗場ドア38が開状態(乗場ドア開閉検出スイッチ42がOFF状態)やピットスイッチ41がOFF状態のときに遮断される(安全側)。また、給電回路は、この遮断を、制御装置10を介することなしに(故障時にも左右されることなしに)行うことが可能なように構成されている。危険側とは、給電経路が接続されることにより、モータが作動して乗りかご21が昇降する可能性がある側である。安全側とは、給電経路が接続されていないことにより、モータが作動して乗りかご21が昇降する可能性がない側である。
本願発明者は、エレベータシャフトES(ピットPを含む)での作業(出入りする行動を含む)の終了時に、ピットスイッチ41をOFF状態(安全側)からON状態(危険側)に切り替えるのは、乗場ドア38が開状態(安全側)のときに行なうべきだと考えている。これは、エレベータシャフトES(ピットPを含む)の作業中(出入りする行動を含む)においては、ピットスイッチ41のOFF状態(安全側)と乗場ドア38の開状態(安全側)との少なくとも一方が必ず成立しているよう注意すべきだという思想に基づく。
制御装置10は、制御部と、記憶部と、入出力インタフェースとを有する。
エレベータの制御システムによるエレベータの運転制御動作について説明する。
図2Aは、実施形態1に係るエレベータの制御システムにおける作業員によるピット点検作業の流れを示すフローチャートである。なお、図2Aにおいて、実線で示す枠は作業員の作業内容を示し、破線は制御装置による制御内容あるいは制御状態を示す。制御装置による制御については、図2Aを参照して作業員の作業を説明した後、図2Bのフローチャートにより詳しく説明する。
エレベータの運転制御動作について説明する。図2Bは、実施形態1に係るエレベータの制御システムにおけるエレベータの運転制御動作を示すフローチャートである。なお、初期状態として、通常モードでエレベータ20の運転制御が行われているものとする。
ピット点検モードにおいてなんらかの異常が発生した場合、たとえば、最上階や最下階への走行中になんらかの異常により乗りかご21の昇降が非常停止した場合、その後、その要因が復旧したときに自動的に乗りかご21の昇降が再開すると、作業者に危険がおよぶ可能性がある。この課題に対処するため、本実施形態ではさらに以下の構成を採用している。
2−4−1.点検終了時の作業員の操作等
本実施形態のエレベータの制御システムは、点検終了時に、作業員により以下の操作がこの順序で行われ、その後、乗りかご21が最下階に到着してから所定時間が経過したときに、運転モードをピット点検モードから通常モードに復帰させる。
操作(1):最下階の乗場ドア38を開状態とする(上述のステップS109)。そして、乗場Sに出る。
操作(2):ピットスイッチ41をOFF状態からON状態に戻す(上述のステップS110)。
操作(3):最下階の乗場ドア38を閉状態とする(上述のステップS111)。
操作(4):最下階の乗場ボタン37を所定時間内に所定回数押す(上述のステップS112)。
制御システムは、上記(1)、(2)、(3)、(4)の操作が上記の順序で行われたか否かを判断する。上記(1)、(2)、(3)、(4)の操作が上記の順序で適切に行われない場合、運転モードをピット点検モードから通常モードに復帰させることは行わない。以下に、エレベータの制御システムにおける点検終了の判断動作(乗りかごの下降走行開始の判断動作)について詳しく説明する。
図4B(a)に示すように、Aモードにおいて、制御装置10は、ピットスイッチ41がOFF状態か否かを判断する(S21)。つまり、作業員が点検中か否かを判断する。
図4B(b)に示すように、Bモードにおいて、制御装置10は、ピットスイッチ41がON状態か否かを判断する(S22)。つまり、作業員が点検を終了したか否かを判断する。
図4B(c)に示すように、Cモードにおいて、制御装置10は、ピットスイッチ41がON状態か否かを判断する(S23)。
図4C(a)に示すように、Dモードにおいて、制御装置10はピットスイッチ41がON状態か否かを判断する(S25)。
図4C(b)に示すように、Eモードにおいて、制御装置10は最下階の乗場ボタン37の押下回数をクリアする(S27)。
本実施形態において、運転モードがピット点検モードに切り替えられると、乗場ドア38を閉状態とした後、乗りかご21が最下階から最上階まで上昇される。そして、作業員がカウンタクリアランスの点検を終了すると、ピット点検モードの終了操作を行うこととなる。つまり、まず、最下階の乗場ドア38を開状態とし、乗場Sに出た後、ピットスイッチ41をOFF状態からON状態に戻し、最下階の乗場ドア38を閉状態とする。しかし、作業員は、手順を間違える場合がある。例えば、乗場ドア38を閉状態から開状態とする前に、ピットスイッチ41をOFF状態からON状態に切り替えることが考えられる。つまり、作業員が最下階下方のピットPから乗場Sに出る前にピットスイッチ41をOFF状態からON状態に切り替えることがあり得る。このような場合、本実施形態では、上記の閉状態の検知後、乗場ドア38が開状態となり、さらにその後閉状態となったことが検知されない限り、乗りかご21を最上階から最下階に下降させないようにした。つまり、上記の閉状態の検知後、乗場ドア38が開状態となり、さらにその後閉状態となったことを条件として、乗りかご21を最上階から最下階に下降させるようにした。これにより、作業員の安全が図られる。
本実施形態のエレベータの制御システムは、
エレベータ20の運転モードとして、呼びに応じた乗りかご21の昇降を禁止するピット点検モード(所定点検モード)を有するエレベータの制御システムである。
エレベータの制御システムは、
ON状態(第1状態)またはOFF状態(第2状態)に切り替え可能なピットスイッチ41(切替スイッチ)と、
最下階の乗場ドア38が開状態と閉状態とのうちのいずれの状態にあるかを検知する乗場ドア開閉検出スイッチ42(検知部)と、
乗りかご21の昇降を制御する制御装置10と、を備える。
制御装置10は、
運転モードをピット点検モードに設定すると、乗場ドア38を閉状態とした後、乗りかご21を最下階から最上階(所定階)まで上昇させ、
乗りかご21の最上階への上昇後、ピットスイッチ41の状態と乗場ドア38の状態とに基づいて乗りかご21の最上階から最下階への下降を制御するように構成されている。
制御装置10は、
乗りかご21の最上階への上昇後において、ピットスイッチ41がOFF状態からON状態に切り替えられたときに乗場ドア38が閉状態にあることが検知された場合、乗りかご21を最上階から最下階に下降させない。
制御装置10は、
乗りかご21の最上階への上昇後において、ピットスイッチ41がOFF状態からON状態に切り替えられたときに乗場ドア38が閉状態にあることが検知された場合、
当該閉状態の検知後、乗場ドア38が開状態となり、さらにその後閉状態になったことが検知されたことを条件として、乗りかご21を最上階から最下階に下降させる。
制御装置10は、
乗りかご21の最上階への上昇後において、ピットスイッチ41がOFF状態からON状態に切り替えられたときに乗場ドア38が開状態にあることが検知された場合、
当該開状態の検知後、乗場ドア38が閉状態になったことが検知されたことを条件として、乗りかご21を最上階から最下階に下降させる。
最下階の乗場Sに、利用者が呼びを登録するための乗場ボタン37が設けられ、
制御装置10は、ピット点検モードにおいてピットスイッチ41の状態と乗場ドア38の状態と乗場ボタン37に対する操作とに基づいて乗りかご21の最上階から最下階への下降を制御するように構成されている。
制御装置10は、
(a)乗りかご21の最上階への上昇後において、ピットスイッチ41がOFF状態からON状態に切り替えられたときに乗場ドア38が開状態にあることが検知され、その後、乗場ドア38が閉状態にとなったことが検知された場合、あるいは、
(b)乗りかご21の最上階への上昇後において、ピットスイッチ41がOFF状態からON状態に切り替えられたときに乗場ドア38が閉状態にあることが検知され、その後、乗場ドア38が開状態となり、さらにその後閉状態となったことが検知された場合、
直近の閉状態の検知後、乗場ボタン37が所定時間内に所定回数押下されると、乗りかご21を最上階から最下階に下降させる。
制御装置10は、
ピット点検モードにおける乗りかご21の最上階への上昇中または最下階への下降中に所定の異常を検知した場合、乗りかご21の昇降を停止し、その後、乗場ボタン37等の操作部(第2の所定の操作部)に対して所定の解除操作が行われない限り、乗りかご21の昇降を再開しない。
実施形態2に係るエレベータの制御システムについて説明する。実施形態1では1台のエレベータ20を有するエレベータシステムの制御システムについて説明したが、実施形態2では、複数台のエレベータ20を有するエレベータシステムの制御システムについて説明する。なお、実施形態1と同一あるいはほぼ同一の構成要素の説明は適宜省略し、相違点を中心として説明する。
本実施形態のエレベータシステムは、エレベータ20として、3台のエレベータ20A、20B、20Cを有する(図5参照)。以下において、各エレベータ20A〜20Cを区別せず「エレベータ20」という場合がある。なお、本発明は、2台あるいは4台以上のエレベータ20を有するエレベータシステムに対しても適用可能である。
実施形態2のエレベータの制御システムは、
複数台のエレベータ20を構成する各エレベータ20の運転モードとして、呼びに応じた乗りかご21の昇降を禁止するピット点検モード(所定点検モード)を有するエレベータの制御システムである。
エレベータの制御システムは、
各エレベータ20に対応させて設けられ、ON状態(第1状態)またはOFF状態(第2状態)に切り替え可能なピットスイッチ41(切替スイッチ)と、
各エレベータ20に対応させて設けられた最下階の乗場ドア38が開状態と閉状態とのうちのいずれの状態にあるかを検知する、各エレベータ20に対応させて設けられた乗場ドア開閉検出スイッチ42(検知部)と、
各エレベータ20の乗りかご21の昇降を制御する制御装置10と、を備える。
制御装置10は、
一のエレベータ20の運転モードをピット点検モードに設定すると、一のエレベータ20に対応する乗場ドア38が閉状態とした後、一のエレベータ20の乗りかご21を最下階から最上階(所定階)まで上昇させ、
一のエレベータ20の乗りかご21の最上階への上昇後、一のエレベータ20に対応するピットスイッチ41の状態と一のエレベータ20に対応する乗場ドア38の状態とに基づいて一のエレベータ20の乗りかご21の最上階から最下階への下降を制御するように構成されている。
制御装置10は、
一のエレベータ20の乗りかご21の最上階への上昇後において、一のエレベータ20に対応するピットスイッチ41がOFF状態からON状態に切り替えられたときに一のエレベータ20に対応する乗場ドア38が閉状態にあることが検知された場合、一のエレベータ20の乗りかご21を最上階から最下階に下降させない。
制御装置10は、
一のエレベータ20の乗りかご21の最上階への上昇後において、一のエレベータ20に対応するピットスイッチ41がOFF状態からON状態に切り替えられたときに一のエレベータ20に対応する乗場ドア38が閉状態にあることが検知された場合、
当該閉状態の検知後、一のエレベータ20に対応する乗場ドア38が開状態になり、さらにその後閉状態になったことが検知されたことを条件として、一のエレベータ20の乗りかご21を最上階から最下階に下降させる。
制御装置10は、
一のエレベータ20の乗りかご21の最上階への上昇後において、一のエレベータ20に対応するピットスイッチ41がOFF状態からON状態に切り替えられたときに一のエレベータ20に対応する乗場ドア38が開状態にあることが検知された場合、
当該開状態の検知後、一のエレベータ20に対応する乗場ドア38が閉状態になったことが検知されたことを条件として、一のエレベータ20の乗りかご21を最上階から最下階に下降させる。
最下階の乗場Sに、利用者が呼びを登録するための乗場ボタン37が設けられており、
制御装置10は、ピット点検モードにおいて一のエレベータ20に対応するピットスイッチ41の状態と一のエレベータ20に対応する乗場ドア38の状態と乗場ボタン37に対する操作とに基づいて一のエレベータ20の乗りかご21の最上階から最下階への下降を制御するように構成されている。
制御装置10は、
(a)一のエレベータ20の乗りかご21の最上階への上昇後において、一のエレベータ20に対応するピットスイッチ41がOFF状態からON状態に切り替えられたときに一のエレベータ20に対応する乗場ドア38が開状態にあることが検知され、その後、一のエレベータ20に対応する乗場ドア38が閉状態にとなったことが検知された場合、あるいは、
(b)一のエレベータ20の乗りかご21の最上階への上昇後において、一のエレベータ20に対応するピットスイッチ41がOFF状態からON状態に切り替えられたときに一のエレベータ20に対応する乗場ドア38が閉状態にあることが検知され、検知された後、一のエレベータ20に対応する乗場ドア38が開状態となり、さらにその後、一のエレベータ20に対応する乗場ドア38が閉状態となったことが検知された場合、
直近の閉状態の検知後、乗場ボタン37が所定時間内に所定回数押下されると、一のエレベータ20の乗りかご21を最上階から最下階に下降させる。
制御装置10は、
ピット点検モードにおける一のエレベータ20の乗りかご21の最上階への上昇中または最下階への下降中に所定の異常を検知した場合、乗りかご21の昇降を停止し、その後、乗場ボタン37等の操作部(第2の所定の操作部)に対して所定の解除操作が行われない限り、一のエレベータ20の乗りかご21の昇降を再開しない。
上記各実施形態では、ステップS24で乗場ドア38が開状態でない(ステップS24でNO)、つまり閉状態であると判断された場合、開状態であると判断されるまでステップS24の判断を繰り返し行い、以後種々の判断を行う。しかし、ステップS24で乗場ドア38が開状態でない(ステップS24でNO)と判断された時点で本フローチャートによる処理を終了し、乗りかご21を最上階から最下階に下降させず、ピット点検モードを維持するようにしてもよい。この場合でも、作業員が誤った操作を行ったにもかかわらず、作業員の安全は図られる。なお、乗りかご21の最上階から最下階への下降は、作業員が作業手順を確認した上で行えるようにすればよい。なお、ステップS24においては、閉状態が所定時間継続しているか否かを判断してもよい。
20,20A,20B,20C エレベータ
21 乗りかご
22 シーブ
23 釣合おもり
24 メインロープ
25 テールコード
31 かご内非常停止スイッチ
32 かご内点検スイッチ
37 乗場ボタン
38 乗場ドア
39 ランタン
40 乗場インジケータ
41 ピットスイッチ
42 乗場ドア開閉検出スイッチ
51 かご内インジケータ
52 戸開ボタン
53 行先階ボタン
54 点検運転操作器
S 乗場
ES エレベータシャフト
P ピット
Claims (10)
- エレベータの運転モードとして、呼びに応じた乗りかごの昇降を禁止する所定点検モードを有するエレベータの制御システムであって、
第1状態または第2状態に切り替え可能な切替スイッチと、
最下階の乗場ドアが開状態と閉状態とのうちのいずれの状態にあるかを検知する検知部と、
前記乗りかごの昇降を制御する制御装置と、を備え、
前記制御装置は、
運転モードを前記所定点検モードに設定すると、前記乗場ドアを閉状態とした後、前記乗りかごを最下階から所定階まで上昇させ、
前記乗りかごの前記所定階への上昇後、前記切替スイッチの状態と前記乗場ドアの状態とに基づいて前記乗りかごの前記所定階から最下階への下降を制御するように構成されており、
前記制御装置は、
前記乗りかごの前記所定階への上昇後において、前記切替スイッチが前記第2状態から前記第1状態に切り替えられたときに前記乗場ドアが閉状態にあることが検知された場合、前記乗りかごを前記所定階から最下階に下降させず、
当該閉状態の検知後、前記乗場ドアが開状態となり、さらにその後閉状態となったことが検知されたことを条件として、前記乗りかごを前記所定階から最下階に下降させる、
エレベータの制御システム。 - 前記制御装置は、
前記乗りかごの前記所定階への上昇後において、前記切替スイッチが前記第2状態から前記第1状態に切り替えられたときに前記乗場ドアが開状態にあることが検知された場合、
当該開状態の検知後、前記乗場ドアが閉状態になったことが検知されたことを条件として、前記乗りかごを前記所定階から最下階に下降させる、
請求項1に記載のエレベータの制御システム。 - エレベータの運転モードとして、呼びに応じた乗りかごの昇降を禁止する所定点検モードを有するエレベータの制御システムであって、
第1状態または第2状態に切り替え可能な切替スイッチと、
最下階の乗場ドアが開状態と閉状態とのうちのいずれの状態にあるかを検知する検知部と、
前記乗りかごの昇降を制御する制御装置と、を備え、
最下階の乗場に、利用者が呼びを登録するための乗場ボタンが設けられ、
前記制御装置は、
運転モードを前記所定点検モードに設定すると、前記乗場ドアを閉状態とした後、前記乗りかごを最下階から所定階まで上昇させ、
前記乗りかごの前記所定階への上昇後、前記切替スイッチの状態と前記乗場ドアの状態と前記乗場ボタンに対する操作とに基づいて前記乗りかごの前記所定階から最下階への下降を制御するように構成されており、
前記制御装置は、
前記乗りかごの前記所定階への上昇後において、前記切替スイッチが前記第2状態から前記第1状態に切り替えられたときに前記乗場ドアが閉状態にあることが検知された場合、前記乗りかごを前記所定階から最下階に下降させず、
当該閉状態の検知後、前記乗場ドアが開状態となり、さらにその後閉状態となったことが検知され、さらに、
直近の閉状態の検知後、前記乗場ボタンが所定時間内に所定回数押下されると、前記乗りかごを前記所定階から最下階に下降させる、
エレベータの制御システム。 - 前記制御装置は、
前記乗りかごの前記所定階への上昇後において、前記切替スイッチが前記第2状態から前記第1状態に切り替えられたときに前記乗場ドアが開状態にあることが検知された場合、
当該開状態の検知後、前記乗場ドアが閉状態となったことが検知され、さらに、
直近の閉状態の検知後、前記乗場ボタンが所定時間内に所定回数押下されると、前記乗りかごを前記所定階から最下階に下降させる、
請求項3に記載のエレベータの制御システム。 - 前記制御装置は、
前記所定点検モードにおける前記乗りかごの前記所定階への上昇中または前記最下階への下降中に所定の異常を検知した場合、前記乗りかごの昇降を停止し、その後、第2の所定の操作部に対して所定の操作が行われない限り、前記乗りかごの昇降を再開しない、
請求項1から請求項4のいずれか1項に記載のエレベータの制御システム。 - 複数台のエレベータを構成する各エレベータの運転モードとして、呼びに応じた乗りかごの昇降を禁止する所定点検モードを有するエレベータの制御システムであって、
各エレベータに対応させて設けられ、第1状態または第2状態に切り替え可能な切替スイッチと、
各エレベータに対応させて設けられた最下階の乗場ドアが開状態と閉状態とのうちのいずれの状態にあるかを検知する、各エレベータに対応させて設けられた検知部と、
各エレベータの乗りかごの昇降を制御する制御装置と、を備え、
前記制御装置は、
一のエレベータの運転モードを前記所定点検モードに設定すると、前記一のエレベータに対応する乗場ドアを閉状態とした後、前記一のエレベータの乗りかごを最下階から所定階まで上昇させ、
前記一のエレベータの乗りかごの前記所定階への上昇後、前記一のエレベータに対応する切替スイッチの状態と前記一のエレベータに対応する乗場ドアの状態とに基づいて前記一のエレベータの乗りかごの前記所定階から最下階への下降を制御するように構成されており、
前記制御装置は、
前記一のエレベータの乗りかごの前記所定階への上昇後において、前記一のエレベータに対応する切替スイッチが前記第2状態から前記第1状態に切り替えられたときに前記一のエレベータに対応する乗場ドアが閉状態にあることが検知された場合、前記一のエレベータの乗りかごを前記所定階から最下階に下降させず、
当該閉状態の検知後、前記一のエレベータに対応する乗場ドアが開状態となり、さらにその後閉状態となったことが検知されたことを条件として、前記一のエレベータの乗りかごを前記所定階から最下階に下降させる、
エレベータの制御システム。 - 前記制御装置は、
前記一のエレベータの乗りかごの前記所定階への上昇後において、前記一のエレベータに対応する切替スイッチが前記第2状態から前記第1状態に切り替えられたときに前記一のエレベータに対応する乗場ドアが開状態にあることが検知された場合、
当該開状態の検知後、前記一のエレベータに対応する乗場ドアが閉状態になったことが検知されたことを条件として、前記一のエレベータの乗りかごを前記所定階から最下階に下降させる、
請求項6に記載のエレベータの制御システム。 - 複数台のエレベータを構成する各エレベータの運転モードとして、呼びに応じた乗りかごの昇降を禁止する所定点検モードを有するエレベータの制御システムであって、
各エレベータに対応させて設けられ、第1状態または第2状態に切り替え可能な切替スイッチと、
各エレベータに対応させて設けられた最下階の乗場ドアが開状態と閉状態とのうちのいずれの状態にあるかを検知する、各エレベータに対応させて設けられた検知部と、
各エレベータの乗りかごの昇降を制御する制御装置と、を備え、
最下階の乗場に、利用者が呼びを登録するための各エレベータで共用の乗場ボタンが設けられ、
前記制御装置は、
一のエレベータの運転モードを前記所定点検モードに設定すると、前記一のエレベータに対応する乗場ドアを閉状態とした後、前記一のエレベータの乗りかごを最下階から所定階まで上昇させ、
前記一のエレベータの乗りかごの前記所定階への上昇後、前記一のエレベータに対応する切替スイッチの状態と前記一のエレベータに対応する乗場ドアの状態と前記乗場ボタンに対する操作とに基づいて前記一のエレベータの乗りかごの前記所定階から最下階への下降を制御するように構成されており、
前記制御装置は、
前記一のエレベータの乗りかごの前記所定階への上昇後において、前記一のエレベータに対応する切替スイッチが前記第2状態から前記第1状態に切り替えられたときに前記一のエレベータに対応する乗場ドアが閉状態にあることが検知された場合、前記一のエレベータの乗りかごを前記所定階から最下階に下降させず、
当該閉状態の検知後、前記一のエレベータに対応する乗場ドアが開状態となり、さらにその後、前記一のエレベータに対応する乗場ドアが閉状態となったことが検知され、さらに、
直近の閉状態の検知後、前記乗場ボタンが所定時間内に所定回数押下されると、前記一のエレベータの乗りかごを前記所定階から最下階に下降させる、
エレベータの制御システム。 - 前記制御装置は、
前記一のエレベータの乗りかごの前記所定階への上昇後において、前記一のエレベータに対応する切替スイッチが前記第2状態から前記第1状態に切り替えられたときに前記一のエレベータに対応する乗場ドアが開状態にあることが検知された場合、
当該開状態の検知後、前記一のエレベータに対応する乗場ドアが閉状態となったことが検知され、さらに、
直近の閉状態の検知後、前記乗場ボタンが所定時間内に所定回数押下されると、前記一のエレベータの乗りかごを前記所定階から最下階に下降させる、
請求項8に記載のエレベータの制御システム。 - 前記制御装置は、
前記所定点検モードにおける前記一のエレベータの乗りかごの前記所定階への上昇中または前記最下階への下降中に所定の異常を検知した場合、前記一のエレベータの乗りかごの昇降を停止し、その後、第2の所定の操作部に対して所定の解除操作が行われない限り、前記一のエレベータの乗りかごの昇降を再開しない、
請求項6から請求項9のいずれか1項に記載のエレベータの制御システム。
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