JP6409552B2 - 押しボタンスイッチ - Google Patents
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Description
また、一般に、前記冷凍冷蔵庫用ドアではゴムパッキンが用いられているが、前記ゴムパッキンの経年劣化を考慮すると、ドア開閉の検出位置から押し込み位置に達するまでに長い操作ストロークが必要とされている。
特に、中級,高級機種の冷凍冷蔵庫で採用されている観音開きのドアに使用されるドアスイッチには、両方のドアが閉められた時のみに可動接点が固定接点にONとなるものがある(例えば、実開平04−095288号公報)。このような冷凍冷蔵庫用スイッチでは、可動接点を固定接点に所定の接点圧で接触させるために、プランジャを押し込み位置まで押し込もうとすると、前記可動接点を駆動するプランジャに長い操作ストロークを必要とし、ドアスイッチを小型化できないという問題点がある。
本発明に係る課題は、前記問題点に鑑み、小型で操作ストロークの長い押しボタンスイッチを提供することにある。
また、プランジャの内向面から側方に突き出した操作腕部で可動接触片の前記操作舌片を操作し、接点を開閉できる。このため、押しボタンスイッチを大型化することなく、長い操作ストロークを確保しつつ、前記操作腕部で前記可動接触片を操作できる。
本実施形態によれば、前述の効果に加え、小型形状を維持したままで、2つの検出物を1つの可動接点で検出できる押しボタンスイッチが得られる。
本実施形態によれば、前述の効果に加え、小型形状を維持したままで、2つの検出物を個々に検出できる押しボタンスイッチが得られる。
本実施形態によれば、小型形状を維持したままで、より多くの多種多様な検出パターンを備えた押しボタンスイッチが得られる。
本実施形態によれば、操作体を備えたプランジャによる操作が円滑になり、操作感触が向上する。
本実施形態によれば、前記可動接触片の支点間距離が長くなるので、応力に対する疲労が少なくなり、耐久性が向上する。
本実施形態によれば、前記プランジャの摺動操作が円滑になり、スムーズなスイッチ操作が可能になる。
本実施形態によれば、前記プランジャの押圧部が外部からの衝撃力で破損するおそれが低減するとともに、デザイン性が向上する。
本実施形態によれば、設計が容易になるとともに、多種多様の操作が可能な押しボタンスイッチが得られる。
本実施形態によれば、設計が容易になるとともに、多種多様の操作が可能な押しボタンスイッチが得られるという効果がある。
第1実施形態は、図1ないし図25に示すように、例えば、観音開きのドアを有する冷凍冷蔵庫に取り付けられる押しボタンスイッチである。前記押しボタンスイッチは、左ドアだけを閉じた状態、右ドアだけを閉じた状態、左右のドアを同時に閉じた状態、および、左右のドアを同時に開いた状態という4種類の開閉状態を検出できる。
前記第2凹所14にも、前記第1凹所13と同様、支持突部18および位置決めリブ17を設けてある。
そして、第1プランジャ80の収納孔86に第1復帰バネ70を収納することにより、前記第1プランジャ80は前記第1復帰バネ70のバネ力で上方に付勢される。
そして、第2プランジャ90の収納孔96に第2復帰バネ71を収納することにより、前記第2プランジャ90は前記第2復帰バネ71のバネ力で上方に付勢される。
また、前記カバー100は、前記環状仕切り壁102,103の対向する内向面にガイド溝102a,103aを設けてある。前記ガイド溝102a,103aは、前記ベース10のガイド溝11a,12aにそれぞれ連続するものである。そして、前記中央凹所106の隅部に抜け止めリブ107,107を設けてある。さらに、前記カバー100は、長辺側の一方の側面に前記操作孔104,105に連通する水抜き孔108a,108bを設けてある。ついで、前記カバー100は、その下方開口縁部に沿って、前記ベース10の係合爪部25に係合する係合孔109を設けてある。
前記ベース10の端子孔21a,21b,21c,21dに、第1可動接点端子40の端子部44,第3可動接点端子60の端子部65,共通固定接点端子30の端子部34,第2可動接点端子50の端子部54をそれぞれ圧入する。このとき、共通固定接点端子30、および、第1,第2,第3可動接点端子40,50,60を前記ベースに10に組み付けると、前記可動接触片41,51,61自身のバネ力で、前記可動接点42a,52a,62aが固定接点31a,32a,33aにそれぞれ所定の圧力で接触する。
そして、前記ベース10の支持突部16,18に第1,第2復帰バネ70,71を挿通する。
一方、前記カバー100の操作孔104,105に第1,第2プランジャ80,90を下方側から組み付ける。そして、前記第1,第2プランジャ80,90の収納孔86,96内に前記第1,第2復帰バネ70,71を収納するように組み付け、前記ベース10の係合爪部25に前記カバー100の係合孔109を係合することにより、組立作業が完了する。
このとき、第1プランジャ80の操作体84が、第1可動接点端子40の操作舌片43および第3可動接点端子60の操作舌片63を押圧する。また、第2プランジャ90の操作体94が、第2可動接点端子50の操作舌片53および第3可動接点端子60の操作舌片64を押圧する。このため、可動接点42aが固定接点31aから開離し、可動接点52aが固定接点32aから開離するとともに、可動接点62aが固定接点33aから開離している。
特に、本実施形態では、前記取付孔111の開口縁部が1段低くなっている。このため、前記押しボタンスイッチを取り付けても、前記面板101と取付板110とが面一になる。この結果、外部からの衝撃力が前記押しボタンスイッチに作用する可能性が低くなり、故障しにくいだけでなく、デザインとして美麗になるという利点がある。
すなわち、第1,第2プランジャ80,90を収納した空間と、共通固定接点端子30等を収納した空間とは、前記ベース10の仕切り壁11,12と、前記カバー100の環状仕切り壁102,103とで仕切られている。このため、共通固定接点端子30等を配置した空間内に外部からの水滴,食品汁等が侵入,付着することを防止できる。
また、前記共通固定接点端子30等は、前記ベース10の底面から一段高い段部20に組み付けられている。このため、万一、前記ベース10の第3凹所15内に食品汁が浸入しても、固定接点31a,32a,33aに付着しにくい。
そして、第1,第2プランジャ80,90か復帰位置に復帰している場合には、第1,第2復帰バネのバネ力により、前記操作腕部83,93の基部が、前記カバー100の環状仕切り壁102,103の下端部に圧接している。このため、水等の侵入を効果的に防止できる。
さらに、前記第1,第2プランジャ80,90の押圧部82,92の外周縁部が円弧面であり、前記カバー100の操作孔104,105の内周面に線接触している。このため、水滴,食品汁の侵入を防止できる。特に、前記食品汁が前記押圧部82,92と前記操作孔104,105との隙間に溜まり、凝固しても、スイッチの開閉操作に伴って前記凝固状態が破壊され、正常動作するという利点がある。
ついで、前記カバー100には操作孔104,105に連通する水抜き孔108a,108bを設けてある。このため、前記操作孔104,105に水等が浸入しても、前記水抜き孔108a,108bを介して外部に流出させることができ、水等が内部深くに侵入することを防止できる。
また、前記第1,第2プランジャ80,90の操作腕部83,93は、略L字形状に屈曲している。このため、操作孔104,105内に進入した水は前記操作腕部83,93を伝って内部に侵入することがない。特に、図4および図5に示すように、前記操作腕部83,93の角部83a,93aが前記カバー100のガイド溝102a,103aにそれぞれ嵌合しているので、沿面距離が長くなり、水等がより一層浸入しにくくなるという利点がある。
まず、操作前の復帰位置に第1,第2プランジャ80,90がある場合、図9および図10に示すように、第1プランジャ80の操作体84の操作面84aが、可動接触片41の操作舌片43と、可動接触片61の操作舌片63とを押圧している。また、第2プランジャ90の操作体94の操作面94aが、第2可動接点端子50の操作舌片53と、第3可動接点端子60の操作舌片64を押圧している。このため、可動接点42a,52a,62aは、固定接点31a,32a,33aからそれぞれ開離している。
さらに、図15および図16に示すように、前記第1プランジャ80を押し下げると、前記操作体84の操作面84aが操作舌片43から離れ、操作舌片43への負荷が全くなくなり、可動接点42aが固定接点31aに所定の圧力で接触する。
なお、前記第3可動接点端子60の可動接触片61は、その操作舌片64がプランジャ90の操作体94に位置規制されているので、可動接点62aが固定接点33aに接触することはない。
そして。前記第1プランジャ80に対する押し下げ操作を解除すると、第1復帰バネ70のバネ力で前記第1プランジャ80が押し戻され、元に位置に復帰する。このため、前記操作体84が上昇し、操作面84aが操作舌片43を押し戻し、可動接点42aが固定接点31aから開離する。
さらに、前記第2プランジャ90を押し下げると、前記操作体94の操作面94aが操作舌片53から離れ、図18に示すように、前記操作体94から操作舌片53への負荷が全くなくなり、可動接点52aが固定接点32aに所定の圧力で接触する。
なお、前記第3可動接点端子60の可動接触片61は、その操作舌片63が第1プランジャ80の操作体84に位置規制されているので、可動接点62aが固定接点33aに接触することはない。
そして、前記第2プランジャ90に対する押し下げ操作を解除すると、第2復帰バネ71のバネ力で前記第2プランジャ90が押し戻され、元に位置に復帰する。このため、前記操作体94が上昇し、操作面94aが操作舌片53を押し戻し、可動接点52aが固定接点32aから開離する。
さらに、前記第1,第2プランジャ80,90を更に押し下げると、前記操作体84,94の操作面84a,94aが操作舌片43,63,64,53から離れ、操作体84,94から可動接触片41,61,51への負荷が全くなくなり、可動接点42a,62a,52aが固定接点31a,33a,32aに所定の圧力でそれぞれ接触する。
そして、前記第1,第2プランジャ80,90に対する押し下げ操作を解除すると、第1,第2復帰バネ70,71のバネ力で前記第1,第2プランジャ80,90が押し戻され、元に位置に復帰する。このため、前記操作体84,94が上昇し、操作面84a,94aが操作舌片43,53および操作舌片63,64をそれぞれ押し戻し、可動接点42a,62a,52aが固定接点31a,33a,32aからそれぞれ開離する。
なお、本実施形態によれば、第1,第2プランジャ80,90を操作するだけで、可動接点42a,52aが固定接点31a,32aにそれぞれ接触する押しボタンスイッチが得られる。
なお、本実施形態によれば、第1,第2プランジャ80,90を同時に操作した場合にのみ、可動接点62aが固定接点33aに接触する押しボタンスイッチが得られる。
本実施形態に係る押しボタンスイッチは、図43および図44に示すように、大略、ベース10と、共通固定接点端子30と、第1可動接点端子40と、第1復帰バネ70と、第1プランジャ80と、カバー100と、で構成されている。基本構造は前述の第1実施形態とほぼ同様であるので、同一部分には同一番号を附して説明を省略する。
11,12 仕切り壁
11a,12a ガイド溝
13 第1凹所
14 第2凹所
15 第3凹所
16 支持突部
17 位置決めリブ
18 支持突部
20 段部
21a,21b,21c,21d 端子孔
22 コネクタ部
23 迫り出し部
30 共通固定接点端子
31 第1固定接点片
31a 第1固定接点
32 第2固定接点片
32a 第2固定接点
33 第3固定接点片
33a 第1固定接点
34 端子部
40 第1可動接点端子
41 可動接触片
42 可動接点片
42a 可動接点
43 操作舌片
44 端子部
50 第2可動接点端子
51 可動接触片
52 可動接点片
52a 可動接点
53 操作舌片
54 端子部
60 第3可動接点端子
61 可動接触片
62 可動接点片
62a 可動接点
63,64 操作舌片
64 端子部
70 第1復帰バネ
71 第2復帰バネ
80 第1プランジャ
81 鍔部
82 押圧部
83 操作腕部
84 操作体
84a 操作面
85 ガイド溝
86 収納孔
90 第2プランジャ
91 鍔部
92 押圧部
93 操作腕部
94 操作体
94a 操作面
95 ガイド溝
96 収納孔
100 カバー
101 面板
102,103 環状仕切り壁部
102a,103a ガイド溝
104,105 操作孔
107 抜け止めリブ
108a 水抜き孔
108b 水抜き孔
110 取付板
111 取付孔
Claims (7)
- ベースとカバーとからなるハウジングと、
前記カバーに押し下げ可能に取り付けられ、かつ、内向面から側方に突き出した操作腕部の先端に操作体を有する少なくとも1つのプランジャと、
前記プランジャの押し下げ操作で駆動する可動接触片と、
前記可動接触片に設けた可動接点と、
前記可動接点に接離可能に配置された固定接点と、を備える押しボタンスイッチであって、
前記可動接触片が、
前記可動接点を設けた可動接点片と、
前記可動接点片の両側にそれぞれ配置され、かつ、前記可動接点片と一体に回動するように連結された操作舌片と
を有し、
一対の前記プランジャで一対の前記操作舌片をそれぞれ操作することにより、前記可動接点が前記固定接点に接離されることを特徴とする押しボタンスイッチ。 - 前記可動接点片の両側の一方に前記操作舌片を配置した第1可動接触片と、前記第1可動接触片との間を仕切る仮想面を中心として鏡像関係となるように形成した第2可動接触片とを、前記ハウジング内でかつ前記可動接触片の両側に対称となるようにそれぞれ配置し、一対の前記プランジャで、前記第1可動接触片の前記操作舌片と前記第2可動接触片の前記操作舌片とをそれぞれ操作することにより、前記第1可動接触片の第1可動接点と前記第2可動接触片の第2可動接点とが、第1固定接点および第2固定接点にそれぞれ接離されることを特徴とする請求項1に記載の押しボタンスイッチ。
- 前記操作体が、前記操作舌片の表面上を摺動する操作面を有することを特徴とする請求項1または2に記載の押しボタンスイッチ。
- 前記可動接触片が略U字形状に屈曲していることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載の押しボタンスイッチ。
- 前記操作舌片が、前記プランジャに向けて迫り出すように屈曲していることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項に記載の押しボタンスイッチ。
- 前記プランジャの押圧部が、前記ハウジングの表面と面一であることを特徴とする請求項1ないし5のいずれか1項に記載の押しボタンスイッチ。
- 一対の前記プランジャが、両者を仕切る仮想面を中心として鏡像関係となるように形成されていることを特徴とする請求項1ないし6のいずれか1項に記載の押しボタンスイッチ。
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