JP6409041B2 - 水準器 - Google Patents

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Description

本発明は、円柱状又は円筒状の被測定物の水平度を測定する際に用いる水準器に関するものである。
従来、手摺りやパイプ材などの円柱状又は円筒状の被測定物(以下、単に被測定物という)の水平度を測定する際に用いる水準器としては、例えば特開平11−173843号(以下、従来例という)に開示されるようなものがある。
この従来例は、水準基本体の被測定物と当接する底面に凹溝が設けられているとともに、この凹溝の左右両側の端縁部に磁石部が設けられていて、この水準器本体の底面を被測定物に当接させると凹溝内に被測定物の凸状形状(円弧の頂部)が入り込むとともに、凹溝の左右の端縁部が被測定物に二本線状態に当接し、夫々の端縁部に設けられた磁石部の吸着作用により水準器本体が被測定物に装着され、作業者が水準器本体を手で押さえることなく水準器本体を被測定物に装着した状態で被測定物の水平度を測定できる構成とされているものである。
特開平11−173843号公報
しかしながら、この磁石を装着手段に用いる従来例のような水準器は、装着対象が磁性体に限られており、木や合成樹脂などの非磁性体に対しては磁石が吸着しないので、この磁石の吸着作用による装着(固定)ができず、よって、被測定物が非磁性体の場合は、手で押さえながら測定しなければならず測定しづらいケースが往々にしてある。
本発明は、このような現状に鑑みなされたもので、被測定物が磁性体、非磁性体にかかわらず被測定物に容易に装着固定することができ、簡易に水平度の測定が可能となる実用性に優れた水準器を提供することを目的とする。
添付図面を参照して本発明の要旨を説明する。
円柱状又は円筒状の被測定物Aの水平度を測定する際に用いられる水準器であって、水平度測定用気泡管1と、この水平度測定用気泡管1が設けられる水準器本体部2と、この水準器本体部2を前記被測定物Aに着脱自在に装着させるための抱着部とからなり、前記水準器本体部2は、測定時に前記被測定物Aに沿設状態に装着される水平基体部3と、この水平基体部3に一体成形されるとともに該水平基体部3の長手方向に沿って対向配設された一対の気泡管支持部4とからなり、この気泡管支持部4で前記水平度測定用気泡管1の両端部を支持して該水平度測定用気泡管1が前記気泡管支持部4間に架設状態に設けられる構成とされ、前記抱着部は、弾性変形により前記被測定物Aに圧接状態で抱着する略C状に形成された複数の小径用抱着部5と、この小径用抱着部5よりも内径が大径に設定され弾性変形により前記被測定物Aに圧接状態で抱着する略C状に形成された複数の大径用抱着部6とからなる構成とされ、且つ、この小径用抱着部5と大径用抱着部6とは夫々、前記水平基体部3の長手方向両端部の夫々に、若しくは前記気泡管支持部4の夫々に一体成形により設けられて、この小径用抱着部5間及び前記大径用抱着部6間に前記水平度測定用気泡管1が配設されていることを特徴とする水準器に係るものである。
また、前記小径用抱着部5と前記大径用抱着部6の一方は、前記水平基体部3の長手方向の各端部若しくは各前記気泡管支持部4の上部に上方に向けて突設され、他方は前記水平基体部3の長手方向の各端部若しくは各前記気泡管支持部4の下部に下方に向けて突設されて、この小径用抱着部5と前記大径用抱着部6とが前記水平基体部3または前記気泡管支持部4を挟んで背向状態に設けられていることを特徴とする請求項1記載の水準器に係るものである。
また、前記小径用抱着部5と前記大径用抱着部6は、前記水平基体部3の長手方向の各端部若しくは各前記気泡管支持部4の下部に並設状態で下方に向けて突設されていることを特徴とする請求項1記載の水準器に係るものである。
また、前記大径用抱着部6は、中抜き部7を有する帯板状に形成されており、前記小径用抱着部5は、この大径用抱着部6に形成された前記中抜き部7に配設されていることを特徴とする請求項3記載の水準器に係るものである。
本発明は上述のように構成したから、様々な径の被測定物に対して、この被測定物が磁性体、非磁性体にかかわらず簡易な操作で容易に装着することができ、更に、水平度測定用気泡管を挟むように設けられている抱着部(大径用抱着部及び小径用抱着部)により水準器本体部が被測定物に安定的に装着されから精度良く水平度を測定することができ、しかも、水準器本体部と抱着部とが、言い換えると気泡管以外のパーツが一体成形されているので、生産性、耐久性の面でも優れた効果を発揮する極めて実用性に優れた画期的な水準器となる。
実施例1を示す斜視図である。 実施例1を示す側面図である。 実施例1の使用状態(手摺り部材の水平度を測定する状態)を示す斜視図であり、(a)は細めの手摺り部材に装着させた場合、(b)は太めの手摺り部材に装着させた場合である。 図3における説明正面図である。 実施例1の使用状態(手摺り部材の垂直度を測定する状態)を示す斜視図である。 実施例1の水平度測定用気泡管及び垂直度測定用気泡管を示す説明分解斜視図である。 実施例2を示す斜視図である。 実施例2を示す側面図である。 実施例2を示す底面側斜視図である。 実施例2の使用状態(手摺り部材の水平度を測定する状態)を示す斜視図であり、(a)は細めの手摺り部材に装着させた場合、(b)は太めの手摺り部材に装着させた場合である。 図10における説明正面図である。 実施例2の使用状態(手摺り部材の垂直度を測定する状態)を示す斜視図である。
好適と考える本発明の実施形態を、図面に基づいて本発明の作用を示して簡単に説明する。
本発明を被測定物Aに装着する際、測定対象となる被測定物Aの径が細めの場合は、小径用抱着部5を用いて装着し、被測定物Aの径が太めの場合は、大径用抱着部6を用いて装着する。
即ち、本発明は、被測定物Aの径に合わせて適宜な抱着部(小径用抱着部5と大径用抱着部6のいずれか)を用いて装着させることができる。
例えば、径が細めの被測定物Aに装着する場合は、C状に形成される小径用抱着部5の開口部5Aを被測定物Aに当接させて押し込むことで、小径用抱着部5が弾性変形し開口部5Aが拡開して小径用抱着部5内に被測定物Aが収納されるとともに、弾性変形した小径用抱着部5の復帰弾性により小径用抱着部5が被測定物Aに圧接状態で抱着し、この小径用抱着部5が被測定物Aに圧接抱着することで水準器本体部2が被測定物Aに対して安定的に固定された状態で装着される。尚、径が太めの被測定物Aに装着させる場合は、小径用抱着部5の代わりに大径用抱着部6を同様の操作で被測定物Aに抱着させることで水準器本体部2を被測定物Aに装着することができる。
即ち、本発明は、小径用抱着部5、大径用抱着部6の少なくとも大小二種類の抱着部を有し、これらの弾性変形を利用した被測定物Aへの圧接抱着により水準器本体部2を被測定物Aに装着することができる構成とされているので、被測定物Aの素材、即ち、被測定物Aが磁性体、非磁性体にかかわらず、単に抱着部を被測定物Aに対して押し込むだけの簡易な操作で容易に水準器本体部2を被測定物Aに装着させることができ、更に、弾性変形の範囲内において様々な径の被測定物Aに抱着することができるので、装着可能な径の範囲が広く、しかも、弾性変形によって生じる復帰弾性力で安定的に固定された状態で装着させることができる極めて使い勝手の良い実用性に優れた画期的な水準器となる。
また、水準器本体部2が被測定物Aに装着された状態においては、本発明は、水準器本体部2(水平基体部3)の長手方向両端部の夫々に、若しくは気泡管支持部4の夫々に大径用抱着部5と小径用抱着部6とが設けられ、この大径用抱着部5間及び小径用抱着部6間に水平度測定用気泡管1が配設される構成とされているから、即ち、被測定物Aに対して水準器本体部2を適度な間隔をおいて複数個所で装着固定する構成とされているから、被測定物Aに対して水準器本体部2が安定的に装着されることとなり、位置ずれや落下の心配がなく安定した測定が可能となる。
また更に、本発明は、水準器本体部2を構成している水平基体部3と気泡管支持部4とが一体成形されており、且つ、大径用抱着部5及び小径用抱着部6が夫々水平基体部3若しくは気泡管支持部4に一体成形されている。即ち、本発明は、本発明を構成する水平基体部3と気泡管支持部4と大径用抱着部5と小径用抱着部6とが一体成形された構成とされているので、製造時はこれらの水平基体部3と気泡管支持部4と大径用抱着部5と小径用抱着部6を組み付けする作業がなく、例えば、製造工程において、一体成形品の水準器本体部2に水平度測定用気泡管1を取り付けるだけの極めて簡易な組み付け作業とすることも可能となるので、製造工数がかからず製造コストを抑えることができ、しかも、パーツ同士が一体成形されることで耐久性も向上し、破損しにくく扱い易くなり操作性も向上する。
このように、本発明は、様々な径の被測定物Aに対して、この被測定物Aが磁性体、非磁性体にかかわらず簡易な操作で容易に装着することができ、更に、水平度測定用気泡管1を挟むように設けられている抱着部(大径用抱着部5及び小径用抱着部6)により水準器本体部2が被測定物Aに安定的に装着され、精度良く測定することができ、しかも、気泡管以外のパーツ(水準器本体部2及び抱着部)が一体成形されることで生産性、耐久性の面で優れた効果を発揮する極めて実用性に優れた画期的な水準器となる。
本発明の具体的な実施例1について図1〜図6に基づいて説明する。
本実施例は、本発明の水準器を手摺り用水準器として構成した場合である。
具体的には、本実施例は、水平度測定用気泡管1と、この水平度測定用気泡管1が設けられる水準器本体部2と、この水準器本体部2を被測定物Aとしての手摺り部材Aに着脱自在に装着させるための抱着部とからなる構成とされている。
より具体的には、更に垂直度測定用気泡管8を有し、被測定物Aの垂直度も測定できるように構成されている。
以下、本実施例に係る構成各部について詳述する。
本実施例の水準器本体部2は、測定時に手摺り部材Aに沿設状態に装着される水平基体部3と、この水平基体部3に一体成形されるとともに水平基体部3の長手方向に沿って対向配設された一対の気泡管支持部4とからなる構成とされている。
具体的には、本実施例の水準器本体部2は、上下方向に対向配設された一対の水平基体部3、具体的には、上側に配設される上側水平基体部3A及び下側に配設される下側水平基体部3Bと、この上側水平基体部3Aと下側水平基体部3Bに挟まれるようにして上側水平基体部3Aと下側水平基体部3Bの夫々の正面側端部間に設けられた正面側気泡管支持部4Aと、背面側端部間に設けられた背面側気泡管支持部4Bとからなり、この正面側気泡管支持部4Aと背面側気泡管支持部4Bとで水平度測定用気泡管1の両端部を支持して水平度測定用気泡管1が正面側気泡管支持部4A、背面側気泡管支持部4B間に架設状態に設けられる構成とされている。
より具体的には、上側水平基体部3A及び下側水平基体部3Bは、夫々枠状に形成されており、本実施例の水準器本体部2は、この枠状の上側水平基体部3Aと下側水平基体部3Bの夫々の端部同士で正面側気泡管支持部4A及び背面側気泡管支持部4Bを挟持した形状に形成され、上面部、下面部、右側面部及び左側面部の夫々に開口部を有するフレーム形状に形成され、この各開口部が水準器本体部2内に配設される水平度測定用気泡管1を視認するための水平度測定用気泡管視認用窓部9となる構成とされている。
また、本実施例の水準器本体部2は、正面側気泡管支持部4Aに貫通孔が形成されており、この貫通孔に水平度測定用気泡管1を挿通して、この水平度測定用気泡管1を正面側気泡管支持部4A、背面側気泡管支持部4B間に架設状態に配設することができるように構成されている。
また更に、本実施例の水準器本体部2は、この水準器本体部2内に配設された水平度測定用気泡管1と直交状態に設けられている正面側気泡管支持部4Aの外面に、垂直度測定用気泡管8を取り付ける垂直度測定用気泡管取付部10が設けられた構成とされている。
また、本実施例の水準器本体部2は、上側水平基体部3Aと下側水平基体部3Bの夫々の両端部が正面視(背面視)V字状に形成されており、この両端部のV字状端面11が測定時の基準面となる構成とされ、本実施例を手摺り部材Aに装着する際、このV字状端面11の基準面を手摺り部材Aに当接するように装着することで、水準器本体部2が手摺り部材Aに対して平行に装着される構成とされている。
また、本実施例の抱着部は、弾性変形により手摺り部材Aに圧接状態で抱着する略C状に形成された複数の小径用抱着部5と、この小径用抱着部5よりも内径が大径に設定され弾性変形により手摺り部材Aに圧接状態で抱着する略C状に形成された複数の大径用抱着部6とからなり、具体的には、一対の小径用抱着部5、即ち二体の小径用抱着部5と、一対の大径用抱着部6、即ち二体の大径用抱着部6とからなり、水準器本体部2に一体成形されている。
より具体的には、本実施例は、小径用抱着部5と大径用抱着部6の一方が、水平基体部3の長手方向の各端部若しくは各気泡管支持部4の上部に上方に向けて突設され、他方が水平基体部3の長手方向の各端部若しくは各気泡管支持部4の下部に下方に向けて突設されて、この小径用抱着部5と大径用抱着部6とが水平基体部3または気泡管支持部4を挟んで背向状態に設けられる構成とされている。
更に具体的に説明すると、本実施例の小径用抱着部5は、細め(直径30mm前後)の手摺り部材Aへの抱着に適するように内径が設定され、水準器本体部2の上側水平基体部3Aの両端部に開口部5Aを上方に向けた状態で突設され、また、大径用抱着部6は、太め(直径40mm前後)の手摺り部材Aへの抱着に適するように内径が小径用抱着部5よりも大径に設定され、水準器本体部2の下側水平基体部3Bの両端部に開口部6Aを下方に向けた状態で突設されている。
即ち、本実施例は、小径用抱着部5、大径用抱着部6の夫々が水準器本体部2の長手方向両端部に夫々配置されることで、水平度測定用気泡管1がこの小径用抱着部5間及び大径用抱着部6間に配設され、水平度測定用気泡管1の両端部で抱着(固定)することで水準器本体部2(水平度測定用気泡管1)が手摺り部材Aに対して安定的に装着される構成とされている。
また、小径用抱着部5、大径用抱着部6の夫々は、先端部(開口部の開口縁)に手摺り部材Aをスムーズに抱着部内に導入するための誘い込み部12が設けられている構成とされ、具体的には、小径用抱着部5、大径用抱着部6の夫々の両先端部がハ字状を呈するように外側に向けて折曲されており、このハ字状に形成された先端部が誘い込み部12とされている。
即ち、本実施例は、径が細めの被測定物Aに装着する場合は、小径用抱着部5の開口部5Aを被測定物Aに当接させて押し込むと、誘い込み部12によりスムーズに押し込み操作されて、小径用抱着部5が弾性変形し開口部5Aが拡開して小径用抱着部5内に被測定物Aが収納され、この小径用抱着部5内に収納された手摺り部材Aに対して弾性変形した小径用抱着部5が復帰弾性により圧接状態で抱着し、この小径用抱着部5の被測定物Aに対する圧接抱着によって水準器本体部2が被測定物Aに対して安定的に固定装着され、この水準器本体部2を手で押さえることなく、手摺り部材Aに装着された水準器本体部2の側面部に形成された水平度測定用気泡管視認用窓部9または水準器本体部2の上側水平基体部3Aに形成された水平度測定用気泡管視認用窓部9から水平度測定用気泡管1の気泡位置を確認しながら手摺り部材Aの水平度を確認、調整することができ、また、径が太めの被測定物Aに装着する場合は、上下反転させて、大径用抱着部6の開口部6Aを被測定物Aに当接させて押し込むと、誘い込み部12によりスムーズに押し込み操作されて、大径用抱着部6が弾性変形し開口部6Aが拡開して大径用抱着部6内に被測定物Aが収納され、この大径用抱着部6内に収納された手摺り部材Aに対して弾性変形した大径用抱着部6が復帰弾性により圧接状態で抱着し、この大径用抱着部6の被測定物Aに対する圧接抱着によって水準器本体部2が被測定物Aに対して安定的に固定装着され、この水準器本体部2を手で押さえることなく、手摺り部材Aに装着された水準器本体部2の側面部に形成された水平度測定用気泡管視認用窓部9または水準器本体部2の下側水平基体部3Bに形成された水平度測定用気泡管視認用窓部9から水平度測定用気泡管1の気泡位置を確認しながら手摺り部材Aの水平度を確認、調整することができる構成とされている。
本発明の具体的な実施例2について図7〜図12に基づいて説明する。
本実施例は、実施例1の手摺り用水準器を別形態に構成したものである。
具体的には、実施例1は、小径用抱着部5と大径用抱着部6とが水準器本体部2を挟んで上下方向に背向状態に設けられている構成とされているのに対し、本実施例は、小径用抱着部5と大径用抱着部6とが水平基体部3の長手方向の各端部若しくは各気泡管支持部4の下部に並設状態で下方に向けて突設された構成とされているものである。
以下、本実施例に係る構成各部について詳述する。
本実施例の水準器本体部2は、平板状に形成された水平基体部3と、この水平基体部3の正面側端部間に設けられた正面側気泡管支持部4Aと、背面側端部間に設けられた背面側気泡管支持部4Bとからなり、この正面側気泡管支持部4Aと背面側気泡管支持部4Bとで水平度測定用気泡管1の両端部を支持して水平度測定用気泡管1が正面側気泡管支持部4A、背面側気泡管支持部4B間に架設状態に設けられる構成とされている。
また、本実施例の水準器本体部2は、水平基体部3の底面部に凹条溝部13が形成されており、この凹条溝部13の溝縁13Aが測定時の基準面となる構成とされ、本実施例を手摺り部材Aに装着する際、この基準面となる凹条溝部13の溝縁13Aを手摺り部材Aに当接するように装着することで、水準器本体部2が手摺り部材Aに対して平行に装着される構成とされている。
また、本実施例の抱着部は、実施例1同様、弾性変形により手摺り部材Aに圧接状態で抱着する略C状に形成された一対の小径用抱着部5と、この小径用抱着部5よりも内径が大径に設定され弾性変形により手摺り部材Aに圧接状態で抱着する略C状に形成された一対の大径用抱着部6とからなり、水準器本体部2に一体成形されている。
具体的には、本実施例は、小径用抱着部5と大径用抱着部6の双方が、水平基体部3の長手方向の各端部に下方に向けて突設される構成とされている。
より具体的には、本実施例の大径用抱着部6は、中抜き部7を有する帯板状に形成されており、小径用抱着部5は、この大径用抱着部6に形成された中抜き部7内に配設される構成とされている。
言い換えると、本実施例の大径用抱着部6は、間隔をおいて並設される一対の大径用抱着片14と、この一対の大径用抱着片14の先端部間に架設される誘い込み部12とからなる構成とされ、この一対の大径用抱着片14の間に形成される中抜き部7に、この大径用抱着部6より内径が小径に設定された小径用抱着部5が配設される構成とされている。
即ち、本実施例は、小径用抱着部5、大径用抱着部6が上述のように構成されることにより、より持ち易く、更に、デザイン性にも優れた形状となるように構成されている。
即ち、本実施例は、径が細めの被測定物Aに装着する場合は、実施例1同様、小径用抱着部5の被測定物Aに対する圧接抱着によって水準器本体部2が被測定物Aに対して安定的に固定装着される構成とされ、また、径が太めの被測定物Aに装着する場合は、大径用抱着部6の開口部6Aを被測定物Aに当接させて押し込むと、誘い込み部12によりスムーズに押し込み操作されて、大径用抱着部6が弾性変形し開口部6Aが拡開して大径用抱着部6内に被測定物Aが導入されて、この大径用抱着部6内に位置する小径用抱着部5の先端部(誘い込み部12)に当接し、更に押し込み操作することで大径用抱着部6が更に弾性変形して拡開動作するとともに、小径用抱着部5が弾性変形し開口部6Aが拡開して小径用抱着部5及び大径用抱着部6内に被測定物Aが収納され、この小径用抱着部5及び大径用抱着部6内に収納された手摺り部材Aに対して弾性変形した小径用抱着部5及び大径用抱着部6の夫々が復帰弾性により圧接状態で抱着し、この小径用抱着部5及び大径用抱着部6の被測定物Aに対する圧接抱着によって水準器本体部2が被測定物Aに対して安定的に固定装着される構成とされている。
即ち、本実施例は、太めの手摺り部材Aに装着させる場合は、小径用抱着部5、大径用抱着部6の双方で手摺り部材Aを抱着して装着される構成とされている。
その余の構成は実施例1と同様である。
尚、本発明は、実施例1,2に限られるものではなく、各構成要件の具体的構成は適宜設計し得るものである。
1 水平度測定用気泡管
2 水準器本体部
3 水平基体部
4 気泡管支持部
5 小径用抱着部
6 大径用抱着部
7 中抜き部
A 被測定物

Claims (4)

  1. 円柱状又は円筒状の被測定物の水平度を測定する際に用いられる水準器であって、水平度測定用気泡管と、この水平度測定用気泡管が設けられる水準器本体部と、この水準器本体部を前記被測定物に着脱自在に装着させるための抱着部とからなり、前記水準器本体部は、測定時に前記被測定物に沿設状態に装着される水平基体部と、この水平基体部に一体成形されるとともに該水平基体部の長手方向に沿って対向配設された一対の気泡管支持部とからなり、この気泡管支持部で前記水平度測定用気泡管の両端部を支持して該水平度測定用気泡管が前記気泡管支持部間に架設状態に設けられる構成とされ、前記抱着部は、弾性変形により前記被測定物に圧接状態で抱着する略C状に形成された複数の小径用抱着部と、この小径用抱着部よりも内径が大径に設定され弾性変形により前記被測定物に圧接状態で抱着する略C状に形成された複数の大径用抱着部とからなる構成とされ、且つ、この小径用抱着部と大径用抱着部とは夫々、前記水平基体部の長手方向両端部の夫々に、若しくは前記気泡管支持部の夫々に一体成形により設けられて、この小径用抱着部間及び前記大径用抱着部間に前記水平度測定用気泡管が配設されていることを特徴とする水準器。
  2. 前記小径用抱着部と前記大径用抱着部の一方は、前記水平基体部の長手方向の各端部若しくは各前記気泡管支持部の上部に上方に向けて突設され、他方は前記水平基体部の長手方向の各端部若しくは各前記気泡管支持部の下部に下方に向けて突設されて、この小径用抱着部と前記大径用抱着部とが前記水平基体部または前記気泡管支持部を挟んで背向状態に設けられていることを特徴とする請求項1記載の水準器。
  3. 前記小径用抱着部と前記大径用抱着部は、前記水平基体部の長手方向の各端部若しくは各前記気泡管支持部の下部に並設状態で下方に向けて突設されていることを特徴とする請求項1記載の水準器。
  4. 前記大径用抱着部は、中抜き部を有する帯板状に形成されており、前記小径用抱着部は、この大径用抱着部に形成された前記中抜き部に配設されていることを特徴とする請求項3記載の水準器。
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