JP6408412B2 - 床暖房システム - Google Patents

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Description

本発明は、熱媒流通管を備えた板状基材の表面に均熱用の金属製均熱シートを設けて放熱パネルを構成し、均熱シートを上側に位置させる状態で放熱パネルを敷設するとともに、その放熱パネルの上面に床仕上げ材を敷設し、熱媒流通管に流す熱媒の温度を制御する熱媒温度制御手段を床暖房リモコンに備えた床暖房システムに関する。
床暖房システムとしては、一般に、次のように構成されている。
すなわち、暖房対象空間である室内などに、放熱パネルと合板製のダミーパネルとが敷設され、それらのパネルの上部に床仕上げ材が敷設されている。
放熱パネルが、上面側に温水パイプなどの熱媒流通管を備えた板状基材の表面にアルミ箔などの均熱用の金属製均熱シートを設けて構成され、この放熱パネルが均熱シートを上側に位置させる状態で敷設されている。
このような床暖房システムでは、放熱パネルに供給する熱量を増やせば増やすほど室内への放熱量を増加させて暖房性能を高めることができる。ところが、放熱量を増やし過ぎると床仕上げ材の表面の温度が高くなり過ぎ、放熱パネルに供給する熱量を設定する必要がある。
また、床仕上げ材として、厚みの異なるものが使用されており、厚みが大きいときに供給熱量が少ないと、能力不足となり、運転開始初期においては、床仕上げ材の表面温度が所定の温度にまで上昇する時間が長くなって快適性が低下する不都合があった。一方、厚みが小さいときに運転開始初期の供給熱量が過剰になると、床仕上げ材の表面の温度が高くなり過ぎるとともに、一定温度にまで下がるのに時間を要し、皮膚を床仕上げ材の表面に密着させた状態で比較的長い時間寝てしまったようなときに低温やけどを生じる虞があるといった不都合があった(特許文献1参照)。
前述のような不都合を回避するために、従来では、床暖房システムの設置計画の段階で、敷設予定の床仕上げ材の厚みなどを考慮して運転開始初期の供給熱量の設定や制御方法の設定を決定し、それに対応する床暖房リモコンを選定していた。
床仕上げ材としては、一般的に、硬質の木質フローリングと、クッション材を重ね合わせた防音フローリングとがあり、いずれのものでも床仕上げ材の厚みが設定厚み以下の場合には、運転開始初期に流す熱媒としての温水の温度が例えば60℃に設定される。一方、床仕上げ材の厚みが設定厚みを超える場合に、運転開始初期に流す熱媒としての温水の温度が例えば75℃に設定される。これらの流す温水の温度を低い方に設定したものを一般床仕上げ材対応用床暖房リモコンとし、流す温水の温度を高い方に設定したものを特定床仕上げ材対応用床暖房リモコンとし、二種類の床暖房リモコンを準備していた。
すなわち、木質フロ−リングと防音フローリングのいずれであれ、その厚みの大小で床暖房リモコンを極力適切に選定できるようにしている。
特開2011−174682号公報
しかしながら、従来の場合、例えば、戸数が多いマンションにおいて、設計段階では、厚みが大きい防音フローリングの予定で、それに対応する特定床仕上げ材対応用床暖房リモコンを戸数分発注していたが、施工途中において施主側の都合で厚みの小さい防音フローリングに変更になったような場合、それに対応する一般床仕上げ材対応用床暖房リモコンを再発注せざるを得ず、多数の特定床仕上げ材対応用床暖房リモコンが無駄になるとともに不必要に経費が嵩むといった不都合があった。
また、防音フローリングの床仕上げ材の場合、クッション材に起因して熱が伝わりにくく、木質フローリングより薄くても、特定床仕上げ材対応用床暖房リモコンが必要となる場合がある。ところが、木質フローリングの場合と勘違いして一般床仕上げ材対応用床暖房リモコンを選定してしまい、運転開始初期の所定温度までの立ち上がりが遅くなって快適性を損なう不都合があった。逆に、一般床仕上げ材対応用床暖房リモコンが必要な場合に誤って特定床仕上げ材対応用床暖房リモコンを選定してしまい、床仕上げ材の表面の温度が高くなり過ぎ、前述したような低温やけどを招くといった不都合があった。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、請求項1に係る発明は、木質フローリングおよび防音フローリングのいずれに対しても、一つの床暖房リモコンで運転開始初期における初期値の設定を適切に行えるようにすることを目的とし、請求項2に係る発明は、運転開始初期における適切な初期値の設定を忘れることなく確実に行えるようにすることを目的とする。
請求項1に係る発明は、上述のような目的を達成するために、
熱媒流通管を備えた板状基材の表面に均熱用の金属製均熱シートを設けて放熱パネルを構成し、前記均熱シートを上側に位置させる状態で前記放熱パネルを敷設するとともに、前記放熱パネルの上面に床仕上げ材を敷設し、前記熱媒流通管に流す熱媒の温度を制御する熱媒温度制御手段を床暖房リモコンに備えた床暖房システムであって、
前記床仕上げ材の上から、前記床仕上げ材に荷重を掛けない状態と荷重を掛けた状態それぞれで前記均熱シートの位置を検出し、その検出結果に基づいて前記床仕上げ材の厚みを計測し、計測厚みデータを前記床暖房リモコンに送る厚み計と、
前記床暖房リモコンに備えられて、前記厚み計からの計測厚みデータに基づいて前記床仕上げ材が木質フローリングか防音フローリングかの種別を判別する木質・防音判別手段と、
前記床暖房リモコンに備えられて、前記木質・防音判別手段による前記床仕上げ材の種別の判別後に、前記厚み計からの計測厚みデータに基づいて運転開始初期に所定温度の熱媒を設定時間強制的に流す第1の制御方式か運転開始初期に第1の制御方式よりも高温の熱媒を設定時間強制的に流す第2の制御方式のいずれかを選択する制御方式選択手段と、
を備えさせ、運転開始初期において、前記厚み計からの計測厚みデータに基づいて前記制御方式選択手段で選択された制御方式に対応する初期設定値を前記熱媒温度制御手段に設定するように構成したことを特徴としている。
(作用・効果)
請求項1に係る発明の床暖房システムの構成によれば、床仕上げ材の放熱パネル側に、放熱パネルの熱媒流通管からの熱を平面方向に迅速かつ均一に伝達拡散させるためにアルミ箔などの金属製均熱シートが用いられていることに着目し、床仕上げ材に荷重を掛けない状態と荷重を掛けた状態それぞれで均熱シートの位置を検出することで床仕上げ材の厚みを計測し、その計測厚みデータに基づき、床暖房リモコンにおいて荷重の有無によって厚みに変化がある場合はクッション材が重ね合わせられた防音フローリングであり、厚みに変化が無ければ硬質の木質フローリングであると床仕上げ材の種別を判別する。
更に、床仕上げ材が木質フローリングか防音フローリングかの種別を判別した後において、それぞれの種別で、厚み計からの計測厚みデータに基づき、床暖房リモコンにおいて厚みが設定厚みより大きいかどうかを判断し、小さいときには所定温度の熱媒を流す第1の制御方式を選択し、逆に大きいときには第1の制御方式よりも高温の熱媒を流す第2の制御方式を選択する。
したがって、従来、一般床仕上げ材対応用床暖房リモコンと特定床仕上げ材対応用床暖房リモコンというように第1および第2の制御方式それぞれで個別に構成していた床暖房リモコンを一つの床暖房リモコンで構成でき、しかも、厚み計からの計測厚みデータに基づいて床仕上げ材の種別に対応した初期設定値を熱媒温度制御手段に自動的に設定することができ、木質フローリングおよび防音フローリングのいずれに対しても、一つの床暖房リモコンで運転開始初期における初期値の設定を適切に行うことができるから、設定ミスに起因する能力不足や低温やけどの虞を回避できて快適性を向上できる。
しかも、床暖房リモコンの選定作業を不要にできるとともに設計変更にも容易に対応できて経済的である。
請求項2に係る発明は、前述のような目的を達成するために、
請求項1に記載の床暖房システムにおいて、
熱媒温度制御手段の制御による試運転を行う試運転スイッチと、
床暖房リモコンに備えられて、制御方式選択手段で選択された制御方式に対応する初期設定値が前記熱媒温度制御手段に設定されるまで前記試運転スイッチによる試運転を禁止する試運転禁止手段と、を備えて構成する。
(作用・効果)
請求項2に係る発明の床暖房システムの構成によれば、床仕上げ材の種別に対応した運転開始初期における初期値を設定していないと試運転を行えないから、不測に設定を忘れるといったことなく、運転開始初期における初期値を適切に設定してから試運転に移行することになり、快適性を一層向上できる。
本発明に係る床暖房システムの設備構成を示す概略縦断面図である。 図1の一部切欠き平面図である。 要部の縦断面図である。 本発明に係る床暖房システムにおける床仕上げ材の種別判別方法の説明に供する図3の要部の拡大断面図であり、(a)は厚み計を床仕上げ材上に載置した状態を示し、(b)は厚み計に荷重を掛けた状態を示す。 本発明に係る床暖房システムの制御系の構成を示すブロック図である。 本発明に係る床暖房システムの制御系の動作説明に供するフローチャートである。 本発明に係る床暖房システムの制御系の動作説明に供するフローチャートである。
次に、本発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明する。
図1は、本発明に係る床暖房システムの設備構成を示す概略縦断面図、図2は、図1の一部切欠き平面図であり、暖房対象空間である室内1などの床に、放熱パネル2と合板製のダミーパネル3とが敷設され、それらのパネル2,3の上部に床仕上げ材4が敷設されている。
図3の要部の縦断面図、および、図4の要部の拡大断面図に示すように、放熱パネル2が、上面側に温水パイプなどの熱媒流通管5を備えた板状基材6の表面に、アルミ箔などの均熱用の均熱シート7を設けて構成され、この放熱パネル2が均熱シート7を上側に位置させる状態で敷設されている。
図4の(a)の要部の拡大断面図に示すように、床仕上げ材4上に厚み計8を載置し、床仕上げ材4に荷重を掛けない状態で床仕上げ材4の厚みを計測して非荷重厚みとし、一方、図4の(b)の要部の拡大断面図に示すように、床仕上げ材4に荷重Wを掛けた状態で床仕上げ材4の厚みを計測して荷重厚みとし、非荷重厚みと荷重厚みとの差に基づいて床仕上げ材4の種別を判別するようになっており、次に説明する。
図5は、床暖房システムの制御系の構成を示すブロック図であり、厚み計8が床暖房リモコン9に接続され、その床暖房リモコン9に熱源機10が接続されている。後述する運転開始初期の設定値の設定が完了した後は、厚み計8は床暖房リモコン9との接続を解除される。
厚み計8は、コイルに電流を流し、金属体との距離によって発生する渦電流の値が変化することを利用して、出力電圧値を計測することにより、均熱シート7までの距離、すなわち床仕上げ材4の厚みを計測するように構成されている。
熱源機10には、試運転スイッチ11、熱媒流通管5に流す温水を生成する燃焼バーナ12、その燃焼バーナ12に供給する燃料ガスの流量を調整するガス流量制御弁13、ガス流路を開閉して燃料ガスの供給または供給停止を行うガス流路開閉弁14、熱媒流通管5に流す温水の流量を調整する循環ポンプ15、および、熱媒流通管5に供給する温水の温度を測定する水温センサ16が備えられている。
床暖房リモコン9には、室温センサ17、温度設定部18、運転スイッチ19、制御部20、ブザー21および運転ランプ22が備えられている。
制御部20には、床仕上げ材4の種別を判別する床仕上げ材種別判別手段23、制御方式格納部24、通水温度制御手段25および試運転禁止手段26が備えられている。
床仕上げ材種別判別手段23には、床仕上げ材4が木質フローリングか防音フローリングかを判別する木質・防音判別手段27と、制御方式選択手段28とが備えられている。
制御方式選択手段28では、次の第1の制御方式か第2の制御方式かを選択するようになっている。
第1の制御方式:運転開始初期に温度75℃の温水を60分間強制的に流し、60分経過した後の定常状態では、床暖房リモコン9の温度設定レベルに応じて温度60℃の温水を断続的に流す
第2の制御方式:運転開始初期に温度75℃の温水を60分間強制的に流し、60分経過した後の定常状態では、床暖房リモコン9の温度設定レベルに応じて温度75℃の温水を断続的に流す
これらの第1および第2の制御方式それぞれにおける、運転開始初期から定常状態にわたって制御される温水温度ならびに通湯時間のことを「運転開始初期の設定値」と称する。
運転開始初期ならびに定常状態における温水温度と通湯時間は、床仕上げ材4の厚みを考慮して設定される。
制御方式格納部24には、前述した第1および第2の制御方式それぞれに対応する運転開始初期の設定値が格納され、床仕上げ材種別判別手段23の制御方式選択手段28で床仕上げ材4の種別に対応した制御方式を選択するに伴い、その選択された制御方式の運転開始初期の設定値が通水温度制御手段25に設定されるようになっている。
通水温度制御手段25では、運転スイッチ19のONで運転を開始するに伴い、水温センサ16で測定される温水温度が運転開始初期の設定値で設定される温水温度になるように、熱源機10のガス流量制御弁13および循環ポンプ15を制御するようになっている。また、定常状態を経た後は、室温センサ17で測定される室温が温度設定部18で設定される室温になるように、熱源機10のガス流量制御弁13、ガス流路開閉弁14および循環ポンプ15を制御するようになっている。
試運転禁止手段26では、試運転スイッチ11がONに操作されても、床仕上げ材種別判別手段23の制御方式選択手段28で床仕上げ材4の種別に対応した制御方式を選択し、その選択された制御方式の運転開始初期の設定値が通水温度制御手段25に設定されるまで、試運転が開始されることを禁止するようになっている。
次に、床仕上げ材種別判別手段23の動作につき、図6のフローチャートを用いて説明する。
先ず、厚み計8を床仕上げ材4の上に載置して〔図4の(a)参照〕作業者が床暖房リモコン9に厚み計8を接続するに伴い、その接続されたことをステップS1で判断してステップS2に移行し、運転ランプ22を点滅して運転開始初期の設定値の設定中であることを報知してからステップS3に移行する。
ステップS3において、厚み計8によって、荷重を掛けない状態で床仕上げ材4の厚み(実際は厚みに対応した出力電圧値であるが、以下、厚みとして説明する)を計測し、それを非荷重厚みT1として床仕上げ材種別判別手段23の木質・防音判別手段27に受信させて格納するとともに、非荷重厚みT1の受信が完了したことをブザー21で知らせる(S4)。
次いで、作業者に、厚み計8を介して床仕上げ材4に荷重Wを掛けさせ、その荷重Wを掛けた状態で床仕上げ材4の厚みを計測し、それを荷重厚みT2として床仕上げ材種別判別手段23の木質・防音判別手段27に受信させる(S5)とともに、荷重厚みT2の受信が完了したことをブザー21で知らせる(S6)。
次いで、非荷重厚みT1と荷重厚みT2の差ΔT(=T1−T2)を算出して(S7)から、ステップS8に移行する。
ステップS8では、差ΔTがゼロ(0)に近いかどうかを判断する。すなわち、このステップ8が、床仕上げ材種別判別手段23の木質・防音判別手段27に相当する。差ΔTがゼロ(0)に近いとき、すなわち、荷重Wを掛けても厚みに変化が無いときには、床仕上げ材4の種別が硬質の木質フローリングであると判別し、一方、差ΔTがゼロ(0)に近くないとき、すなわち、荷重Wを掛けたときに収縮して厚みに差を生じるときには、クッション材が重ね合わされた防音フローリングであると判別する。
ステップS8において、木質フローリングであると判別したときには、ステップS9に移行し、厚み計8で計測された床仕上げ材4の厚みが15mm以下かどうか判断する。この判断における厚みデータとしては、非荷重厚みT1、荷重厚みT2、あるいは、両厚みT1,T2の平均値のいずれかを有効データとして使用すれば良い。
床仕上げ材4の厚みが15mm以下であるときには、ステップS10に移行して、制御方式選択手段28で第1の制御方式を選択し、制御方式格納部24から第1の制御方式に対応する運転開始初期の設定値を取り出して通水温度制御手段25に設定する。
一方、床仕上げ材4の厚みが15mmを超えるときには、ステップS11に移行して、制御方式選択手段28で第2の制御方式を選択し、制御方式格納部24から第2の制御方式に対応する運転開始初期の設定値を取り出して通水温度制御手段25に設定する。
ステップS8において、防音フローリングであると判別したときには、ステップS12に移行し、厚みの差ΔTが、例えば2mmなどの設定厚みTs以下かどうか判断する。
厚みの差ΔTが設定厚みTs以下であるときには、ステップS13に移行して、制御方式選択手段28で第1の制御方式を選択し、制御方式格納部24から第1の制御方式に対応する運転開始初期の設定値を取り出して通水温度制御手段25に設定する。
一方、厚みの差ΔTが設定厚みTsを超えるときには、ステップS14に移行して、制御方式選択手段28で第2の制御方式を選択し、制御方式格納部24から第2の制御方式に対応する運転開始初期の設定値を取り出して通水温度制御手段25に設定する。
ステップS10,S11,S13,S14のいずれかを経た後は、ステップS15に移行し、運転ランプ22の点滅を停止するとともにブザー21を鳴らし、運転開始初期の設定値の設定処理が完了したことを報知し、かつ、フラッグを立てて(F→1)後述するステップU2(図7参照)に割り込んで終了する。
上記ステップS9およびS12が床仕上げ材種別判別手段23の制御方式選択手段28に相当する。
次に、試運転禁止手段26の動作につき、図7のフローチャートを用いて説明する。
先ず、試運転スイッチ11がONされるのを待ち(U1)、ONに操作されたときに、ステップU2を経てステップU3に移行し、フラッグが立てられているかどうか(F=1かどうか)を判断する。
前述したステップS15での割り込みによってフラッグが立てられていなければ、すなわち、運転開始初期の設定値の設定処理が完了していなければ、ステップU1に戻し、フラッグが立てられるまでステップU1〜U3を循環する。
運転開始初期の設定値の設定処理が完了してフラッグが立てられているとき(F=1)には、ステップU4に移行して試運転を開始する。その後、試運転が終了したかどうか(U5)を判断し、試運転が終了するとステップU6に移行してフラッグを下ろして(F→0)から試運転禁止手段26の動作を終了する。この試運転の終了判断処理としては、例えば、試運転に要する時間の経過で判断するなど、各種の処理が可能である。
上記構成により、試運転スイッチ11がONに操作されても、床仕上げ材種別判別手段23の制御方式選択手段28で床仕上げ材4の種別に対応した制御方式を選択し、その選択された制御方式に対応する運転開始初期の設定値が通水温度制御手段25に設定されるまで、試運転が開始されることを禁止する。このため、実際の床仕上げ材4の種別に対応した運転開始初期の設定値が設定された状態で適切に試運転を行うことができる。
上記実施例では、防音フローリングで、厚みの差ΔTが設定厚みTs以下かどうか判断することによって第1の制御方式または第2の制御方式を選択するようにしているが、例えば、荷重を掛けない状態での非荷重厚みT1あるいは荷重を掛けた状態での荷重厚みT2それぞれで、厚みと必要な制御方式との関係を求めておき、判別可能な境界値となる厚みを設定厚みとし、非荷重厚みT1あるいは荷重厚みT2と設定厚みとを比較し、設定厚み以下のときに第1の制御方式を選択し、設定厚みを超えるときに第2の制御方式を選択するようにしても良い。
2…放熱パネル
4…床仕上げ材
5…熱媒流通管
6…板状基材
7…均熱シート
8…厚み計
9…床暖房リモコン
11…試運転スイッチ
25…通水温度制御手段(熱媒温度制御手段)
26…試運転禁止手段
27…木質・防音判別手段
28…制御方式選択手段

Claims (2)

  1. 熱媒流通管を備えた板状基材の表面に均熱用の金属製均熱シートを設けて放熱パネルを構成し、前記均熱シートを上側に位置させる状態で前記放熱パネルを敷設するとともに、前記放熱パネルの上面に床仕上げ材を敷設し、前記熱媒流通管に流す熱媒の温度を制御する熱媒温度制御手段を床暖房リモコンに備えた床暖房システムであって、
    前記床仕上げ材の上から、前記床仕上げ材に荷重を掛けない状態と荷重を掛けた状態それぞれで前記均熱シートの位置を検出し、その検出結果に基づいて前記床仕上げ材の厚みを計測し、計測厚みデータを前記床暖房リモコンに送る厚み計と、
    前記床暖房リモコンに備えられて、前記厚み計からの計測厚みデータに基づいて前記床仕上げ材が木質フローリングか防音フローリングかの種別を判別する木質・防音判別手段と、
    前記床暖房リモコンに備えられて、前記木質・防音判別手段による前記床仕上げ材の種別の判別後に、前記厚み計からの計測厚みデータに基づいて運転開始初期に所定温度の熱媒を設定時間強制的に流す第1の制御方式か運転開始初期に第1の制御方式よりも高温の熱媒を設定時間強制的に流す第2の制御方式のいずれかを選択する制御方式選択手段と、
    を備えさせ、運転開始初期において、前記厚み計からの計測厚みデータに基づいて前記制御方式選択手段で選択された制御方式に対応する初期設定値を前記熱媒温度制御手段に設定するように構成したことを特徴とする床暖房システム。
  2. 請求項1に記載の床暖房システムにおいて、
    熱媒温度制御手段の制御による試運転を行う試運転スイッチと、
    床暖房リモコンに備えられて、制御方式選択手段で選択された制御方式に対応する初期設定値が前記熱媒温度制御手段に設定されるまで前記試運転スイッチによる試運転を禁止する試運転禁止手段と、
    を備えている床暖房システム。
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