JP6408274B2 - 通信装置及び制御方法 - Google Patents

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Description

本発明は、通信装置における電力消費を低減する技術に関する。
近年、IP(Internet Protocol)網を介して音声通信を行うIP電話の普及が進んでいる。IP電話の音声通信を中継する通信装置において、停電や電源の故障などのアクシデントが発生すると、通信装置への電力供給が停止されるため通信装置は停止する。そのため、利用者はIP電話を利用することができなくなる。このような問題を回避するため、通信装置には非常用のバッテリが搭載される場合がある。しかしながら、バッテリが供給可能な電力には限りがある。そのため、バッテリ駆動中の通信装置において、起動状態と停止状態とを繰り返す間欠動作を行うことによってバッテリの消費を低減させる技術が提案されている(例えば、非特許文献1及び2参照)。
図12は、従来のIP電話システムのシステム構成を示すシステム構成図である。
同図は、光通信回線を介してIP電話を行うIP電話システムの例である。電話機90−1及び90−2は、IP電話の利用者が通話に用いる電話機である。電話機90−1は、VoIPアダプタ91−1に接続される。電話機90−2は、VoIPアダプタ91−2に接続される。VoIPアダプタ91−1及び91−2は、電話機をVoIP(Voice over Internet Protocol)によるIP電話に対応させるためのアダプタ装置である。VoIPアダプタ91−1はONU92−1に接続される。VoIPアダプタ91−2はONU92−2に接続される。ONU(Optical Network Unit)92−1及び92−2は、光通信回線における加入者側の光回線終端装置である。ONU92−1及び92−2は、カプラ93を介してOLT94と通信する。カプラ93は、光通信回線において光信号の入出力を集約又は分配する機器である。
OLT(Optical Network Line Terminator)94は、光通信回線における局側の光回線終端装置である。OLT94は、ONU92−1及び92−2の通信を上位ネットワークとの間で中継する。上位ネットワークとは、各ONUを下流とした場合、OLT94の上流側に接続されたネットワークである。同図の例では、上位ネットワークにはL2スイッチ95やルータ96、SIPサーバ97などの装置が配置されている。SIPサーバ97は、SIP(Session Initiation Protocol)により端末間の呼接続を制御するサーバである。SIPサーバ97は、制御対象のSIPクライアントのアドレス情報を予め自装置に登録している。
同図の場合、SIPクライアントはVoIPアダプタ91−1及び91−2である。例えば、電話機90−1が発信元となって電話機90−2との間でIP電話を行う場合、SIPサーバ97は、VoIPアダプタ91−1の発信信号を受け付けると、VoIPアダプタ91−2のアドレス情報を参照し、VoIPアダプタ91−2に発信信号を中継する。VoIPアダプタ91−2は、電話機90−2に着信を通知する。電話機90−2においてオフフックの操作が行われると、SIPサーバ97は、VoIPアダプタ91−1に呼接続の確立が完了したことを通知する。VoIPアダプタ91−1及び91−2の間で呼接続が確立されると、VoIPアダプタ91−1及び91−2は、VoIPによる音声通信を開始する。
電力供給装置98は、ONU92−1に電力を供給する装置である。電力供給装置98には、同図の太線で示される電力系統から電力が供給される。
以下、説明を簡単にするために、特に区別しない限り電話機90−1及び90−2を電話機90と記載する。同様に、VoIPアダプタ91−1及び91−2をVoIPアダプタ91と記載する。同様にONU92−1及び92−2をONU92と記載する。なお、同図はIP電話システムの一例であり、IP電話システムの構成は同図と異なる構成であってもよい。例えば、OLT94に接続するONU92の数は、同図と異なる数であってもよい。また、例えば、各ONU92は、カプラ93を介さずOLT94に直接接続されてもよい。また、例えば、SIPサーバ97は、L2スイッチ95及びルータ96を介さずOLT94に直接接続されてもよい。
次に、ONU92及び電力供給装置98の詳細を説明する。同図における太線は、電力が供給される電路を表す。
ONU92は、需要部921−1〜921−3、制御部922及び電力供給部923を備える。需要部921−1〜921−3は、ONU92を構成する機能部であり、その動作に電力を必要とする機能部である。同図では、ONU92はこれら3つの需要部を備えるが、ONU92が備える需要部の数は同図と異なる数であってもよい。以下の説明では、特に区別しない限り需要部921−1〜921−3を需要部921と記載する。
制御部922は、自装置の間欠動作を制御する。具体的には、制御部922は、バッテリによる電力供給が開始されたことの通知を電力供給装置98から受ける。制御部922は、上記通知を受けると間欠動作を開始することを判断する。例えば、制御部922は、タイマー機能を有し、所定時間を計時するごとに、自装置への電力供給の停止を電力供給部923に指示する。
電力供給部923は、電力供給装置98から供給される電力を各需要部921に供給する。
電力供給装置98は、バッテリ981、検知部982及び変換器983を備える。
バッテリ981は、電力系統に異常が生じた際に、バックアップの電源として用いられるバッテリ装置である。
検知部982は、電力系統の異常を検知する。検知部982は、電力系統に異常が発生したことを検知すると、ONU92に電力を供給する電源をバッテリ981に切り替える。そして、検知部982は、電源をバッテリ981に切り替えたことをONU92の制御部922に通知する。
変換器983は、電力系統から出力される電力をONU92に供給可能な電力に変換する。例えば、変換器983は交流電圧を直流電圧に変換する。変換器983は、変換後の電力を電力供給部923に供給する。
図13は、ONU92の間欠動作の例を示す図である。
同図において、横軸は時間、縦軸は電力を表す。同図では、時刻t〜tの期間、時刻t〜tの期間及び時刻t〜tの期間において、ONU92への電力供給が停止されている(図中の「電源断」の期間)。そして、時刻t、t及びtにおいて電源が投入され、それぞれ時刻t、t及びtにONU92の起動が完了している(図中の「起動」の期間)。その後、時刻t〜tの期間、時刻t〜tの期間及び時刻t〜tの期間において、ONU92は通常の動作を行っている(図中の「通常動作」の期間)。
このような間欠動作を行うことにより、ONU92は、バッテリ981の電力消費を抑えることができる。
上位レイヤの再送を考慮したONU Deep Sleepの検討、氏川裕隆、鈴木謙一、吉本直人、電子情報通信学会 信学技報 CS2013-12(2013-7) Demonstration of Timer-based ONU Deep Sleep for Emergency Communication during Power Failure,Hirotaka Ujikawa,Takashi Yamada,and Naoto Yoshimoto,Globecom 2013 - Optical Network and System Symposium, 978-1-4799-1353-4/13/$31.00 2013 IEEE
しかしながら従来の技術では、間欠動作中の起動状態において十分に電力消費を抑えることができない場合があった。
上記事情に鑑み、本発明は、通信を中継する通信装置において、間欠動作中の電力消費をより低減することができる技術を提供することを目的としている。
本発明の一態様は、通信を行う端末の信号を中継し、自装置への電力供給を間欠的に行い自装置の電力消費を低減させる間欠動作を行う通信装置であって、前記信号に基づいて、通信の状態を検知する信号処理部と、前記端末の状態を検知するとともに、自装置への電力供給が停止されている電源断状態において、間欠動作中に必要な機能のみが動作する省電力状態で自装置を起動させるか否かを判定する起動判定部と、自装置の全ての機能が動作する通常状態において、間欠動作を自装置に実行させるか否かを、前記信号処理部及び前記起動判定部の検知結果に基づいて判定する間欠動作判定部と、自装置が省電力状態で起動している状態において、自装置への電力供給を停止するか否かを判定する電源断判定部と、前記電源断判定部あるいは前記間欠動作判定部の判定結果に基づいて、自装置への電力供給を停止する電力供給部と、前記起動判定部あるいは前記電源断判定部の判定結果に基づいて、自装置を通常状態又は省電力状態で起動させる起動部と、を備える通信装置である。
本発明の一態様は、上記の通信装置であって、前記信号処理部は、前記信号に基づいて、音声通信を開始するための発信信号が受信されたか否か、及び前記端末が音声通信中であるか否かを検知し、前記起動判定部は、前記端末がオフフックの状態であるかオンフックの状態であるか、を検知し、前記間欠動作判定部は、音声通信を開始するための発信信号が受信されたこと、前記端末が音声通信中であること、前記端末がオフフックの状態であること、の少なくとも1つが判定された場合、自装置に間欠動作を実行させないことを判定し、いずれも判定されなかった場合、自装置に間欠動作を実行させることを判定する。
本発明の一態様は、上記の通信装置であって、前記起動判定部は、自装置への電力供給が停止されている停止期間において、前記停止期間が所定の期間より長い場合、又は、前記端末がオフフックの状態になったことを検知した場合、自装置を省電力状態あるいは通常状態で起動させることを判定する。
本発明の一態様は、上記の通信装置であって、前記電源断判定部は、前記発信信号が受信されたこと、あるいは前記端末がオフフックの状態であることが判定された場合、自装置の起動状態を通常状態に移行させることを判定し、前記発信信号が受信されていないこと及び前記端末がオンフックの状態であることが判定され、自装置が省電力状態で起動している時間が所定の閾値よりも大きい場合、自装置への電力供給を停止することを判定する。
本発明の一態様は、上記の通信装置であって、前記電源断判定部によって、自装置の起動状態を通常状態に移行させることが判定された場合、通常状態と省電力状態との差分の機能を動作させ、自装置の起動状態を通常状態に移行させる追加起動部をさらに備える。
本発明の一態様は、上記の通信装置であって、前記信号処理部は、前記信号に基づいて、通信を開始するための制御信号が受信されたか否か、前記端末が通信中であるか否か、を検知し、前記間欠動作判定部は、通信を開始するための制御信号が受信されたこと、前記端末が通信中であること、の少なくとも1つが前記信号処理部によって判定された場合、自装置に間欠動作を実行させないことを判定し、いずれも判定されなかった場合、自装置に間欠動作を実行させることを判定し、前記起動判定部は、自装置への電力供給が停止されている停止期間において、前記停止期間が所定の期間より長い場合、自装置を省電力状態あるいは通常状態で起動させることを判定し、前記電源断判定部は、前記制御信号が受信されたことが判定された場合、自装置の起動状態を通常状態に移行させることを判定し、前記制御信号が受信されていないことが判定され、自装置が省電力状態で起動している時間が所定の閾値よりも大きい場合、自装置への電力供給を停止することを判定する。
本発明の一態様は、通信を行う端末の信号を中継し、自装置への電力供給を間欠的に行い自装置の電力消費を低減させる間欠動作を行う通信装置が行う制御方法であって、前記信号に基づいて、通信の状態を検知する信号処理ステップと、前記端末の状態を検知するとともに、自装置への電力供給が停止されている電源断状態において、間欠動作中に必要な機能のみが動作する省電力状態で自装置を起動させるか否かを判定する起動判定ステップと、自装置の全ての機能が動作する通常状態において、間欠動作を自装置に実行させるか否かを、前記信号処理ステップ及び前記起動判定ステップにおける検知結果に基づいて判定する間欠動作判定ステップと、自装置が省電力状態で起動している状態において、自装置への電力供給を停止するか否かを判定する電源断判定ステップと、前記電源断判定ステップあるいは前記間欠動作判定ステップの判定結果に基づいて、自装置への電力供給を停止する電力供給ステップと、前記起動判定ステップあるいは前記電源断判定ステップの判定結果に基づいて、自装置を通常状態又は省電力状態で起動させる起動ステップと、を有する制御方法である。
本発明により、通信を中継する通信装置において、間欠動作中の電力消費をより低減することが可能となる。
第1実施形態のONU3の機能構成を示す機能ブロック図である。 第1実施形態のONU3の処理の流れを示すフローチャートである。 間欠動作判定処理の流れを示すフローチャートである。 起動判定処理の流れを示すフローチャートである。 電源断判定処理の流れを示すフローチャートである。 第1実施形態のONU3の間欠動作の例を示す図である。 第2実施形態のONU3aの機能構成を示す機能ブロック図である。 第3の実施形態のONU3bの機能構成を示す機能ブロック図である。 第3実施形態のONU3bの処理の流れを示すフローチャートである。 第3実施形態における電源断判定処理の流れを示すフローチャートである。 第3実施形態のONU3bの間欠動作の例を示す図である。 従来のIP電話システムのシステム構成を示すシステム構成図である。 ONU92の間欠動作の例を示す図である。
[第1実施形態]
図1は、第1実施形態のONU3の機能構成を示す機能ブロック図である。
なお、第1実施形態のONU3(通信装置の一例)を用いたIP電話システムにおける上位ネットワークの構成は、図12に示す従来構成と同様である。そのため、同図では、ONU3の上位ネットワークの構成の記載を省略している。
電話機1(端末の一例)は、利用者がIP電話による音声通信に用いる電話機である。電話機1は、VoIPアダプタ2に接続される。VoIPアダプタ2は、電話機をVoIPによるIP電話に対応させるためのアダプタ装置である。VoIPアダプタ2はONU3に接続される。ONU3は、光通信回線における加入者側の光回線終端装置である。ONU3は、カプラ4を介してOLT5と通信する。カプラ4は、光通信回線において光信号の入出力を集約又は分配する機器である。
ONU3は、バスで接続されたCPU(Central Processing Unit)やメモリや補助記憶装置などを備え、ONUプログラムを実行する。ONU3は、ONUプログラムの実行によって第1通信部31、第2通信部32、信号処理部33、通常起動部34、省電力起動部35、間欠動作判定部36、起動判定部37、電源断判定部38及び電力供給部39を備える装置として機能する。
なお、ONU3の各機能の全て又は一部は、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やPLD(Programmable Logic Device)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等のハードウェアを用いて実現されてもよい。ONUプログラムは、コンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録されてもよい。コンピュータ読み取り可能な記録媒体とは、例えばフレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置である。ONUプログラムは、電気通信回線を介して送信されてもよい。
第1通信部31は、LAN(Local Area Network)等の通信インターフェースを用いて構成される。第1通信部31は、VoIPアダプタ2と通信する。
第2通信部32は、LAN(Local Area Network)等の通信インターフェースを用いて構成される。第2通信部32は、OLT5と通信する。
信号処理部33は、第1通信部31及び第2通信部32によって送受信される信号について、信号処理を行う。信号処理とは、第1通信部31と第2通信部32との間の信号の中継などの一般的なONUが備える処理の他、受信された信号から自装置の間欠動作において必要な情報を取得する処理である。具体的には、信号処理部33は、受信された信号からInviteフレームを検出する。Inviteフレームとは、SIPにおいて発信信号を示す情報である。信号処理部33は、Inviteフレームを検出すると、Inviteフレームが検出されたことを間欠動作判定部36及び電源断判定部38に通知する。また、信号処理部33は、受信された信号から呼び出しや通話等のIP電話のシーケンスが終了したことを検知すると、Inviteフレームが検出されなかったとして間欠動作判定部36及び電源断判定部38に通知する。
通常起動部34は、通常起動処理を行う。通常起動処理とは、自装置において電源が投入された後、自装置を通常状態に起動させる処理である。通常状態とは、自装置の全機能が動作する状態である。通常起動処理は、OLT5との間のリンクの確立処理及びSIPサーバへの登録処理を含んでも良い。
省電力起動部35は、省電力起動処理を行う。省電力起動処理とは、自装置において電源が投入された後、自装置を省電力状態に起動させる処理である。省電力状態とは、IP電話の着信に最低限必要な機能のみが動作する状態である。本実施形態では、第2通信部32、信号処理部33、起動判定部37、電源断判定部38及び電力供給部39が起動した状態を省電力状態とする。なお、ONU3が不揮発性メモリやハードディスクなどの記憶装置を備える場合、リンクの確立やSIPサーバへの登録に必要な情報がこれらの記憶装置に記憶されることによって、省電力状態におけるリンクの確立処理やSIPサーバへの登録処理が省略されてもよい。
間欠動作判定部36は、間欠動作判定処理を行う。間欠動作判定処理とは通常状態において間欠動作を開始するか否かを判定する処理である。間欠動作判定処理の詳細は後述する。
起動判定部37は、起動判定処理を行う。起動判定処理とは、間欠動作によって自装置が停止している状態(以下、「電源断状態」という。)において、省電力起動処理を行うか否かを判定する処理である。省電力起動処理の詳細は後述する。また、起動判定部37は、例えば電話機1とVoIPアダプタ2との間の信号線における抵抗あるいは電圧を測定し、測定結果から電話機1におけるオンフックの状態又はオフフックの状態を取得する。起動判定部37は、取得したオンフックの状態又はオフフックの状態を間欠動作判定部36及び電源断判定部38に通知する。なお、起動判定部37は、電源断状態においても動作するため、電源断状態においても動作可能となるように構成される必要がある。例えば、起動判定部37は専用のバッテリを備えるように構成されてもよい。
電源断判定部38は、電源断判定処理を行う。電源断判定処理とは、間欠動作のため自装置を電源断状態に移行させるか否かを判定する処理である。電源断判定処理の詳細は後述する。以下、ONU3が自装置を電源断状態に移行させる処理を電源断処理と呼ぶ。
電力供給部39は、外部の電力供給装置から供給される電力を自装置の各機能部に供給する。また、電力供給部39は、間欠動作判定部36又は電源断判定部38の指示に応じて電力の供給を停止し、電源断処理を実行する。
図2は、第1実施形態のONU3の処理の流れを示すフローチャートである。
なお、同図のフローチャートは、ONU3の電源が投入され、ONU3が通常起動処理を開始する前の状態から開始する。
まず、通常起動部34が、通常起動処理を行う(ステップS101)。通常起動処理が完了すると、間欠動作判定部36は、間欠動作判定処理を行う(ステップS102)。間欠動作判定処理において、間欠動作を行わないことが判定された場合(ステップS102−“間欠動作しない”)、間欠動作判定部36は、間欠動作判定処理を繰り返す。一方、間欠動作判定処理において、間欠動作を行うことが判定された場合(ステップS102−“間欠動作する”)、間欠動作判定部36は、電力供給部39に電源断処理の実行を指示する。電力供給部39は、電源断処理を実行する(ステップS103)。
電源断処理が実行されると、次に、起動判定部37が起動判定処理を行う(ステップS104)。起動判定処理において、省電力起動を行わないことが判定された場合(ステップS104−“省電力起動しない”)、起動判定部37は起動判定処理を繰り返す。一方、起動判定処理において、省電力起動を行うことが判定された場合(ステップS104−“省電力起動する”)、省電力起動部35は省電力起動処理を行う(ステップS105)。ONU3が省電力状態に起動されると、電源断判定部38は、電源断判定処理を行う(ステップS106)。電源断判定処理では、電源断処理を行うか、通常起動するか、判定処理を繰り返すかのいずれかが判定される。
電源断判定処理において、通常起動することが判定された場合(ステップS106−“通常起動する”)、ステップS101に進み、通常起動部34が通常起動処理を行う。一方、電源断判定処理において、電源断処理を行うことが判定された場合(ステップS106−“電源断する”)、ステップS103に進み、電力供給部39が電源断処理を実行する。一方、電源断判定処理において、通常起動処理又は電源断処理のいずれの実行も判断されなかった場合(ステップS106−“判定処理を繰り返す”)、電源断判定部38は、電源断判定処理を繰り返す。
図3は、間欠動作判定処理の流れを示すフローチャートである。
まず、間欠動作判定部36は、自装置の電力供給に異常が発生していないかを判定する(ステップS201)。例えば、間欠動作判定部36は、自装置に電力を供給する電源装置から出力される電力の有無を検知することによって、異常の発生を判定してもよい。その場合、例えば、間欠動作判定部36は、メインの電源装置から電力が出力されていること、又はバックアップの電源装置から電力が出力されていないことをもって、異常なしと判断してもよい。また、例えば、間欠動作判定部36は、メインの電源装置から電力が出力されていないこと、又はバックアップの電源装置から電力が出力されていることをもって、異常ありと判断してもよい。また、間欠動作判定部36は、電源装置や電力供給部39から電力供給に異常が発生したことの通知を受けるように構成されることによって、これらの通知に基づいて異常の発生を判定してもよい。間欠動作判定部36が、上記異常の発生を判定する方法は、上記と異なる他の方法であってもよい。
ステップS201において、電力供給に異常が発生していないと判定された場合(ステップS201−NO)、間欠動作判定部36は、間欠動作を行わないことを判定する(ステップS202)。一方、ステップS201において電力供給に異常が発生していると判定された場合(ステップS201−YES)、間欠動作判定部36は、電話機1がオンフックの状態であるか否かを判定する(ステップS203)。間欠動作判定部36は、起動判定部37の通知の有無に基づいて上記判定を行う。電話機1がオンフックの状態でない(オフフックの状態である)と判定された場合(ステップS203−NO)、ステップS202に進み、間欠動作判定部36は、間欠動作を行わないことを判定する。
一方、電話機1がオンフックの状態であると判定された場合(ステップS203−YES)、間欠動作判定部36は、Inviteフレームが受信されたか否かを判定する(ステップS204)。間欠動作判定部36は、信号処理部33の通知の有無に基づいて上記判定を行う。Inviteフレームが受信されたことが判定された場合(ステップS204−YES)、ステップS202に進み、他の電話機から通話発信が行われていると判断して間欠動作を行わないことを判定する。一方、Inviteフレームが受信されていないことが判定された場合(ステップS204−NO)、間欠動作判定部36は、通話が行われていないと判断して間欠動作を行うことを判定する(ステップS205)。
図4は、起動判定処理の流れを示すフローチャートである。
まず、起動判定部37は、電話機1がオフフックの状態であるか否かを判定する(ステップS301)。電話機1がオフフックの状態であると判定された場合(ステップS301−YES)、起動判定部37は、通話が行われようとしていると判断して、省電力起動処理を行うことを判断する(ステップS302)。一方、電話機1がオフフックの状態でない(オンフックの状態である)ことが判定された場合(ステップS301−NO)、起動判定部37は、電源断状態の継続時間(以下、「非アクティブ時間」という。)が所定の閾値Tより大きいか否かを判定する(ステップS303)。非アクティブ時間が閾値Tより大きい場合(ステップS303−YES)、ステップS302に進み、起動判定部37は、省電力起動処理を行うことを判断する。一方、非アクティブ時間が閾値T以下である場合(ステップS303−NO)、省電力起動処理を行わないことを判断する(ステップS304)。
図5は、電源断判定処理の流れを示すフローチャートである。
まず、電源断判定部38は、Inviteフレームが受信されたか否かを判定する(ステップS401)。電源断判定部38は、信号処理部33の通知の有無に基づいて上記判定を行う。Inviteフレームが受信されたことが判定された場合(ステップS401−YES)、電源断判定部38は、他の電話機から通話発信が行われていると判断して、通常起動処理を行うことを判断する(ステップS402)。一方、Inviteフレームが受信されていないことが判定された場合(ステップS401−NO)、電源断判定部38は、電話機1がオンフックの状態であるか否かを判定する(ステップS403)。
電話機1がオンフックの状態でない(オフフックの状態である)ことが判定された場合(ステップS403−NO)、ステップ402に進み、電源断判定部38は、通話が行われようとしていると判断して通常起動処理を行うことを判断する。一方、電話機1がオンフックの状態であることが判定された場合(ステップS403−YES)、電源断判定部38は、電源が投入されている状態の継続時間(以下、「アクティブ時間」という。)が所定の閾値Tより大きいか否かを判定する(ステップS404)。アクティブ時間が閾値Tより大きいことが判定された場合(ステップS404−YES)、電源断判定部38は、電源断処理を行うことを判断する(ステップS405)。一方、アクティブ時間が閾値T以下であることが判定された場合(ステップS404−NO)、電源断判定部38は、電源断判定処理を繰り返し実行することを判断する(ステップS406)。
このように構成された第1実施形態のONU3は、間欠動作中の起動処理において、IP電話が使用されていない場合には、省電力状態で起動し、IP電話の利用開始を待機する。この機能により、第1実施形態のONU3は、間欠動作中における電力消費をより低減することが可能となる。
図6は、第1実施形態のONU3の間欠動作の例を示す図である。
同図において、横軸は時間、縦軸は電力を表す。同図では、時刻t10〜t11の期間、時刻t13〜t14の期間及び時刻t16〜t17の期間において、ONU3への電力供給が停止されている(図中の「電源断」の期間)。そして、時刻t11、t14及びt17において電源が投入され、それぞれ時刻t12、t15及びt18にONU3の省電力状態での起動が完了している(図中の「省電力起動」の期間)。その後、時刻t12〜t13の期間、時刻t15〜t16の期間及び時刻t18〜t19の期間において、ONU3は省電力状態で動作している(図中の「省電力動作」の期間)。そして、時刻t19において通常起動処理が開始されている。時刻t20に通常起動処理が完了し、時刻20〜t21の期間において、ONU3は通常状態で動作している(図中の「通常動作」の期間)。省電力状態では、第2通信部32、信号処理部33、起動判定部37、電源断判定部38及び電力供給部39のみが起動しており、通常起動状態よりも動作する機能部が少ない。そのため、省電力状態において単位時間に消費される電力は通常起動状態よりも小さくなる。さらに、省電力起動は通常起動よりも起動する機能部が少ない。そのため、省電力起動に要する時間は通常起動に要する時間よりも短くなる。
このように、ONU3が省電力状態でIP電話の開始を待機することによって、待機中の消費電力が低減される。この省電力状態での待機によって、ONU3は間欠動作中における電力消費をより低減することが可能となる。
<変形例>
間欠動作判定部36は、間欠動作判定処理において、現在時刻から予め設定された所定時間遡った過去時刻までの間に、第1通信部31及び第2通信部32においてフレームの受信がない場合、間欠動作を行うことを判定してもよい。また、間欠動作判定部36は、IP電話の使用頻度が低い夜間にのみ間欠動作を行うことを判定してもよい。また、ONU3は、OLT5の指示により間欠動作を行うように構成されてもよい。ONU3に間欠動作を行わせるか否かの判定は、上記以外の基準に基づいて判定されてもよい。
起動判定部37は、起動判定処理のステップS301において電話機1がオフフック状態であることが判定された場合、通常起動処理を行うことを判定してもよい。
[第2実施形態]
図7は、第2実施形態のONU3aの機能構成を示す機能ブロック図である。
同図において、図1と同様の機能を有する機能部には図1と同じ符号を付すことにより説明を省略する。
ONU3aは、信号処理部33に代えて信号処理部33aを備える点、電源断判定部38に代えて電源断判定部38aを備える点、特定フレーム受信部40をさらに備える点でONU3と異なる。
信号処理部33aは、第1通信部31及び第2通信部32によって送受信される信号について、Inviteフレームの検出以外の信号処理を行う。例えば、第1通信部31と第2通信部32との間の信号の中継などの処理である。また、信号処理部33aは、受信された信号から呼び出しや通話等のIP電話のシーケンスが終了したことを検知すると、Inviteフレームが検出されなかったとして間欠動作判定部36に通知する。
電源断判定部38aは、電源断判定処理を行う。電源断判定処理において、電源断判定部38aは、Inviteフレームの検出の通知を特定フレーム受信部40より受け、電話機1のオンフック又はオフフックの状態の検出の通知を起動判定部37より受ける。
特定フレーム受信部40は、第2通信部32において受信された信号からInviteフレームを検出する。特定フレーム受信部40は、Inviteフレームを検出すると、Inviteフレームが検出されたことを電源断判定部38aに通知する。また、起動判定部37は、電話機1におけるオンフックの状態又はオフフックの状態を検出する。起動判定部37は、取得したオンフックの状態又はオフフックの状態を間欠動作判定部36及び電源断判定部38aに通知する。
このように構成された第2実施形態のONU3aでは、特定フレーム受信部40が、Inviteフレームの検出を行う。そのため、ONU3aは、省電力状態での起動中に信号処理部33aを動作させる必要がなくなる。この特定フレーム受信部40を備えることによって、第2実施形態のONU3aは、間欠動作中における電力消費をより低減し、また省電力起動時間を短縮することが可能となる。
[第3実施形態]
図8は、第3の実施形態のONU3bの機能構成を示す機能ブロック図である。
同図において、図7と同様の機能を有する機能部には図7と同じ符号を付すことにより説明を省略する。
ONU3bは、通常起動部34に代えて追加起動部41を備える点でONU3aと異なる。
追加起動部41は、省電力状態と通常状態との差分の機能のみを起動する。以下、この差分機能のみを起動する処理を、追加起動処理と呼ぶ。すなわち、追加起動部41は、第1実施形態又は第2実施形態における通常起動処理を行うことなく、省電力状態で起動しているONU3bを通常状態に移行させる。なお、本実施形態における通常起動処理は、省電力起動処理の後に追加起動処理を行うことによって実現される。
図9は、第3実施形態のONU3bの処理の流れを示すフローチャートである。
同図において、図2と同様の処理には図2と同じ符号を付すことによって、説明を省略する。
ステップS106の電源断判定処理において、通常起動処理を行うことが判定された場合(ステップS106−“通常起動する”)、追加起動部41は、追加起動処理を行う(ステップS501)。
図10は、第3実施形態における電源断判定処理の流れを示すフローチャートである。
同図において、図5と同様の処理には図5と同じ符号を付すことによって、説明を省略する。
ステップS401において、Inviteフレームが受信されたことが判定された場合、又は、ステップS403において、電話機1がオンフックの状態でない(オフフックの状態である)ことが判定された場合、電源断判定部38bは、追加起動処理を行うことを判断する(ステップS601)。
このように構成された第3実施形態のONU3bでは、追加起動部41は、通常状態と省電力状態との差分の機能のみを起動することによって、省電力状態の自装置を通常状態に遷移させる。そのため、省電力状態から通常状態までの移行を、より迅速に行うことが可能となる。その結果、ONU3bは、間欠動作に係る電力消費をより低減することが可能となる。
図11は、第3実施形態のONU3bの間欠動作の例を示す図である。
同図において、横軸は時間、縦軸は電力を表す。同図では、時刻t30〜t31の期間、時刻t33〜t34の期間及び時刻t36〜t37の期間において、ONU3bへの電力供給が停止されている(図中の「電源断」の期間)。そして、時刻t31、t34及びt37において電源が投入され、それぞれ時刻t32、t35及びt38にONU3bの省電力状態での起動が完了している(図中の「省電力起動」の期間)。その後、時刻t32〜t33の期間、時刻t35〜t36の期間及び時刻t38〜t39の期間において、ONU3bは省電力状態で動作している(図中の「省電力動作」の期間)。そして、時刻t39において追加起動処理が開始されている。時刻t40に追加起動処理が完了し、時刻40〜t41の期間において、ONU3bは通常状態で動作している(図中の「通常動作」の期間)。
第1実施形態のONU3では、図6に示すように省電力状態から通常状態への移行に、
時刻t19から時刻t20までの時間がかかっている。これに対し、本実施形態では、ONU3bは、時刻t39から時刻t40までの時間で、省電力状態から通常状態に移行している。このように、省電力状態から通常状態への移行を、追加起動処理によって行うことにより、より迅速な通常状態への移行が可能となる。そして、通常状態への移行が迅速に行われることによって、省電力状態から通常状態への移行に要する電力消費が低減される。
以上、実施形態のONU3、3a及び3bを用いるシステムの例としてIP電話システムについて説明したが、上述したONU3、3a及び3bは、IP電話システム以外のシステムに用いられもよい。例えば、ONU3、3a及び3bは、SIPプロトコルを用いる他のアプリケーションを実行するシステムやテレメトリングを行うシステム、M2M(Machine to Machine)システムなどに用いられてもよい。また、こられのシステムで実行されるアプリケーションは1つに限定されず、複数のアプリケーションが組み合わされて実行されてもよい。その場合、電話機1やVoIPアダプタ2は、テレメトリングやM2Mシステム等で用いられる測定器やセンサ等の機器に置き換えられてもよい。また、この場合、SIPサーバ97は、前記測定器やセンサによって取得されたデータを集約するセンターサーバとして構成されてもよい。また、この場合、通常起動処理を行うか否かの判定は、前記のオンフック、オフフック検出状況あるいはInviteフレームの受信状況に基づく判定に限定されない。例えば、上記測定器やセンサに測定結果あるいはセンシング結果を要求するセンターサーバの制御信号に基づいて判定されてもよい。
上述した実施形態におけるONU3、3a及び3bをコンピュータで実現するようにしてもよい。その場合、この機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することによって実現してもよい。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムを送信する場合の通信線のように、短時間の間、動的にプログラムを保持するもの、その場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリのように、一定時間プログラムを保持しているものも含んでもよい。また上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであってもよく、さらに前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであってもよく、FPGA(Field Programmable Gate Array)等のプログラマブルロジックデバイスを用いて実現されるものであってもよい。
以上、この発明の実施形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計等も含まれる。
1…電話機, 2…VoIP(Voice over IP)アダプタ, 3、3a、3b…ONU(Optical Network Unit),31…第1通信部, 32…第2通信部, 33、33a…信号処理部, 34…通常起動部, 35…省電力起動部, 36…間欠動作判定部, 37…起動判定部, 38、38a、38b…電源断判定部, 39…電力供給部, 4…カプラ, 40…特定フレーム受信部, 41…追加起動部, 5…OLT(Optical Line Terminator), 90、90−1、90−2…電話機, 91、91−1、91−2…VoIPアダプタ, 92、92−1、92−2…ONU,921、921−1〜921−3…需要部, 922…制御部, 923…電力供給部 93…カプラ, 94…OLT, 95…L2スイッチ, 96…ルータ, 97…SIP(Session Initiation Protocol)サーバ, 98…電力供給装置, 981…バッテリ, 982…検知部, 983…変換器

Claims (5)

  1. 自装置を介して通信を行う端末の信号を中継するとともに、自装置への電力供給を間欠的に行うことで自装置の電力消費を低減させる間欠動作を行う通信装置であって、
    自装置が中継する前記信号に基づいて、前記端末が通信を開始するための制御信号が受信されたか否かを検知する信号処理部と、
    前記端末のフックの状態を検知するとともに、間欠動作中の状態であって自装置への電力供給が停止されている電源断状態において、間欠動作中の状態であって必要な機能のみが動作する省電力状態又は自装置の全ての機能が動作する通常状態で自装置を起動させるか否かを、前記端末のフックの状態に基づいて判定する起動判定部と、
    自装置が通常状態で起動している状態において、間欠動作を自装置に実行させるか否かを、前記端末のフックの状態及び前記信号処理部の検知結果に基づいて判定する間欠動作判定部と、
    自装置が省電力状態で起動している状態において、自装置への電力供給を停止するか、又は自装置を通常状態で起動させるかを、前記端末のフックの状態及び前記信号処理部の検知結果に基づいて判定する電源断判定部と、
    前記電源断判定部あるいは前記間欠動作判定部の判定結果に基づいて、自装置への電力供給を停止する電力供給部と、
    前記起動判定部あるいは前記電源断判定部の判定結果に基づいて、自装置を通常状態で起動させるか、又は前記起動判定部の判定結果に基づいて、自装置を省電力状態で起動させる起動部と、
    を備え
    前記起動判定部は、前記端末がオフフックの状態である場合に、自装置を前記省電力状態又は前記通常状態で起動させることを判定し、
    前記間欠動作判定部は、前記端末がオンフックの状態でありかつ前記制御信号の受信が検知されていない場合に、自装置に間欠動作を実行させることを判定し、
    前記電源断判定部は、前記制御信号の受信が検知された場合、又は前記制御信号の受信が検知されずかつ前記端末がオフフックの状態である場合に、自装置の起動状態を通常状態に移行させることを判定する、
    通信装置。
  2. 前記起動判定部は、前記端末がオンフックの状態でありかつ自装置への電力供給が停止されている停止期間が所定の期間より長い場合、自装置を省電力状態で起動させることを判定する、
    請求項1に記載の通信装置。
  3. 前記電源断判定部は、前記制御信号の受信が検知されずかつ前記端末がオンフックの状態でありかつ自装置が省電力状態で起動している時間が所定の閾値よりも大きい場合、自装置への電力供給を停止することを判定する、
    請求項1に記載の通信装置。
  4. 前記電源断判定部によって、自装置の起動状態を通常状態に移行させることが判定された場合、通常状態と省電力状態との差分の機能を動作させ、自装置の起動状態を通常状態に移行させる追加起動部をさらに備える、
    請求項1に記載の通信装置。
  5. 自装置を介して通信を行う端末の信号を中継するとともに、自装置への電力供給を間欠的に行うことで自装置の電力消費を低減させる間欠動作を行う通信装置が行う制御方法であって、
    自装置が中継する前記信号に基づいて、前記端末が通信を開始するための制御信号が受信されたか否かを検知する信号処理ステップと、
    前記端末のフックの状態を検知するとともに、間欠動作中の状態であって自装置への電力供給が停止されている電源断状態において、間欠動作中の状態であって必要な機能のみが動作する省電力状態又は自装置の全ての機能が動作する通常状態で自装置を起動させるか否かを、前記端末のフックの状態に基づいて判定する起動判定ステップと、
    自装置が通常状態で起動している状態において、間欠動作を自装置に実行させるか否かを、前記端末のフックの状態及び前記信号処理ステップの検知結果に基づいて判定する間欠動作判定ステップと、
    自装置が省電力状態で起動している状態において、自装置への電力供給を停止するか、又は自装置を通常状態で起動させるかを、前記端末のフックの状態及び前記信号処理ステップの検知結果に基づいて判定する電源断判定ステップと、
    前記電源断判定ステップあるいは前記間欠動作判定ステップの判定結果に基づいて、自装置への電力供給を停止する電力供給ステップと、
    前記起動判定ステップあるいは前記電源断判定ステップの判定結果に基づいて、自装置を通常状態で起動させるか、又は前記起動判定ステップの判定結果に基づいて、自装置を省電力状態で起動させる起動ステップと、
    を有し、
    前記起動判定ステップでは、前記端末がオフフックの状態である場合に、自装置を前記省電力状態又は前記通常状態で起動させることを判定し、
    前記間欠動作判定ステップでは、前記端末がオンフックの状態でありかつ前記制御信号の受信が検知されていない場合に、自装置に間欠動作を実行させることを判定し、
    前記電源断判定ステップでは、前記制御信号の受信が検知された場合、又は前記制御信号の受信が検知されずかつ前記端末がオフフックの状態である場合に、自装置の起動状態を通常状態に移行させることを判定する、
    制御方法。
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