JP6407836B2 - 適応データ出力装置 - Google Patents

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Description

本発明は、鉄道の運転保安システムにおいて、複数の装置の動作状況又は検知状況を示す状況信号を入力し、当該状況信号の組み合わせに適応する適応データを出力する装置に関する。
鉄道には高い安全性が要求されるため、様々な安全対策が施され、保安のための様々なシステムが構築されている。列車の運転に際して事故が発生しないように運転の安全を確保する運転保安システムがその1つである。運転保安システムには、閉そくを確保するための装置、信号機の現示装置、信号相互間を連鎖させる装置、列車を自動的に減速または停止させる装置、自動運転をするための装置、列車を検知するための装置、踏切の安全を確保するための装置、等の様々な装置が含まれる。
運転保安システムに係る各装置には、可能な限り高い信頼性が要求される。保安のための装置であるため、当然である。例えば、電子制御で動作する装置であれば、CPU(Central Processing Unit)等の演算処理部を二系統にする構成がとられている(特許文献1参照)。
特開2013−161354号公報
鉄道の運転保安システムでは、複数の装置の動作状況又は検知状況を示す状況信号を入力し、当該状況信号の組み合わせに適応する適応データを出力する適応データ出力装置が利用されている。例えば、複数の信号機それぞれの現示を示す信号を入力し、これらの信号の組み合わせに対して、列車が進入可能な位置や距離を示すデータを出力する地上装置がそれである。この適応データ出力装置も、電子制御で動作するために、演算処理部を二系統とした構成が採用されている。
しかしながら、従来の適応データ出力装置では、各系統の演算処理部が同一の処理を実行しており、故障判断部が、各系統の演算処理部から出力されるデータを対比することで各系統の演算処理部の故障を判断し、最終的な適応データを出力している。そのため、信頼性を定量的に評価することが難しかった。
具体的には、定量的な信頼性は、故障率という数値で示すことができる。故障率を算定するためには、あらゆる故障の発生可能性を想定し、発生し得る故障の原因や故障箇所などを洗い出す必要がある。ところが、従来の適応データ出力装置は、処理部同士の関係や動作が複雑に絡み合っていたため、1つの故障可能性を取ってみても処理部1つ1つを切り離してその故障可能性に対する故障率を算定することが難しい場合があった。また、故障を検知する仕組みが随所に施されており、1箇所で故障検知の見逃しが発生した場合であっても他の箇所で故障検知ができる仕組みが施されているが、その仕組みが複雑であったために、装置全体の信頼性を定量的に評価することが難しい場合があった。また、各系統の演算処理部からのデータを対比する方法では、共通回路である故障判断部が複雑になり、装置の故障率を下げることが困難であった。
本発明は上述した課題を解決するために考案されたものであり、その目的とするところは、信頼性が高い構成でありながらも、その信頼性を定量的に評価し易い構成を有した適応データ出力装置を実現するための技術を提案することである。
上記課題を解決するための第1の発明は、
鉄道の運転保安システムにおいて、複数の装置の動作状況又は検知状況を示す状況信号を並列的に入力し、当該各装置の状況信号の組み合わせに適応する適応データ信号を伝送出力する適応データ出力装置(例えば図1の適応データ出力装置1)であって、
前記状況信号として取り得る組み合わせに対応する適応データを部分的に欠落させた第1の部分適応データを記憶する第1記憶部(例えば図1の第1記憶部14)を有し、実際に入力された前記状況信号の組み合わせに対応する前記第1の部分適応データを前記第1記憶部から読み出して第1の部分適応データ信号として出力する第1演算処理部(例えば図1の第1演算処理部10)と、
前記第1の部分適応データとは欠落部分が異なり、前記第1の部分適応データと合わせることで完全な適応データとすることができる第2の部分適応データを記憶する第2記憶部(例えば図1の第2記憶部24)を有し、実際に入力された前記状況信号の組み合わせに対応する前記第2の部分適応データを前記第2記憶部から読み出して第2の部分適応データ信号として出力する第2演算処理部(例えば図1の第2演算処理部20)と、
前記第1演算処理部から出力された前記第1の部分適応データ信号と、前記第2演算処理部から出力された前記第2の部分適応データ信号とを合成して完全な適応データを搬送する前記適応データ信号を生成して伝送出力を行う合成出力部(例えば図1の合成出力部30)と、
を備えた適応データ出力装置である。
この第1の発明によれば、第1演算処理部は、状況信号として取り得る組み合わせに対応する適応データを部分的に欠落させた第1の部分適応データを記憶する第1記憶部を有しており、実際に入力された状況信号の組み合わせに対応する第1の部分適応データを読み出して第1の部分適応データ信号として出力する。他方、第2演算処理部は、第1の部分適応データとは欠落部分が異なり、第1の部分適応データと合わせることで完全な適応データとすることができる第2の部分適応データを記憶する第2記憶部を有しており、実際に入力された状況信号の組み合わせに対応する第2の部分適応データを読み出して第2の部分適応データ信号として出力する。このため、第1演算処理部と第2演算処理部とは、互いに相手系統のデータを持たないため、系統間の独立性を高めることができる。そして、合成出力部が、第1の部分適応データ信号と第2の部分適応データ信号とを合成して、完全な適応データを搬送する適応データ信号を生成して伝送出力する。
然して、第1演算処理部から出力される第1の部分適応データ信号も、第2演算処理部から出力される第2の部分適応データ信号も、どちらも完全な適応データを搬送しておらず、また、搬送しているデータの内容が異なる。そのため、装置全体の信頼性を定量的に評価する際には、第1演算処理部、第2演算処理部、合成出力部のそれぞれを切り離して別個独立に故障率を算定することで、装置全体の故障率を比較的簡単に算出することができる。すなわち、信頼性の定量的な評価を容易にすることができる。また、故障率の算定に当たり、想定する故障の発生箇所を容易に判断することができるため、装置全体の故障率の算定を容易にすることができる。
また、第2の発明は、
前記第1演算処理部と、前記第2演算処理部と、前記合成出力部とが、別々の電源およびクロック信号を用いて動作し、且つ、互いの信号の入出力インターフェースが絶縁されている、
第1の発明の適応データ出力装置である。
この第2の発明によれば、第1演算処理部、第2演算処理部および合成出力部の電源およびクロック信号までもが別個独立になり、さらに、互いの信号の入出力インターフェースが絶縁される。このため、第1演算処理部、第2演算処理部および合成出力部の動作独立性が高まり、装置全体の信頼性の定量的な評価が一層容易になる。
また、第3の発明は、
前記第1記憶部が、前記適応データ信号で搬送される適応データのデータフォーマットと同じデータフォーマットを有し、欠落部分のデータを所定データとした前記第1の部分適応データを記憶し、
前記第2記憶部が、前記適応データ信号で搬送される適応データのデータフォーマットと同じデータフォーマットを有し、欠落部分のデータを所定データとした前記第2の部分適応データを記憶し、
前記合成出力部が、前記第1の部分適応データ信号と、前記第2の部分適応データ信号とを順次合成していくことで前記適応データ信号を生成する、
第1又は第2の発明の適応データ出力装置である。
この第3の発明によれば、第1の部分適応データおよび第2の部分適応データが適応データと同じデータフォーマットであり、欠落部分には所定データが格納されたデータとなるため、合成出力部での合成処理を簡単化することができる。従って、信頼性の向上を図ることができる。
また、第4の発明は、
前記第1演算処理部が、前記第2演算処理部が入力した前記状況信号の組み合わせを前記第2演算処理部から取得し、当該取得した組み合わせと、前記第1演算処理部に入力された状況信号の組み合わせとを比較し、異なる場合には入力された状況信号の組み合わせを未確定とし、一致する場合には入力された状況信号の組み合わせを確定として、確定した状況信号の組み合わせに対応する前記第1の部分適応データを読み出して前記第1の部分適応データ信号を出力し、
前記第2演算処理部が、前記第1演算処理部が入力した前記状況信号の組み合わせを前記第1演算処理部から取得し、当該取得した組み合わせと、前記第2演算処理部に入力された状況信号の組み合わせとを比較し、異なる場合には入力された状況信号の組み合わせを未確定とし、一致する場合には入力された状況信号の組み合わせを確定として、確定した状況信号の組み合わせに対応する前記第2の部分適応データを読み出して前記第1の部分適応データ信号を出力する、
第1〜第3の何れかの発明の適応データ出力装置である。
この第4の発明によれば、第1演算処理部および第2演算処理部が、互いに入力された状況信号の組み合わせをやり取りして、自身に入力された状況信号の組み合わせとの一致を確認することができる。よって、入力される状況信号の変化時における第1演算処理部と第2演算処理部の取り込みタイミングのズレによる状況信号の取得違いを防ぐとともに、信頼性の向上を図ることができる。
また、第5の発明は、
前記適応データが、データ本体と誤り検出符号とを含んで構成され(例えば図4参照)、
前記第1の部分適応データおよび前記第2の部分適応データが、完全な前記誤り検出符号を含み、互いの欠落箇所が異なるように前記データ本体を部分的に欠落させて構成されている(例えば図4参照)、
第1〜第4の何れかの発明の適応データ出力装置である。
この第5の発明によれば、第1の部分適応データおよび第2の部分適応データは、適応データのうちのデータ本体が部分的に欠落されているが、誤り検出符号については完全なデータが含まれる。
また、第6の発明は、
前記第1演算処理部が、前記適応データ信号のフィードバック信号を入力し、前記適応データ信号で搬送された適応データを、前記第1記憶部に記憶された前記第1の部分適応データのうちの誤り検出符号で検査する処理を実行する、
前記第2演算処理部が、前記適応データ信号のフィードバック信号を入力し、前記適応データ信号で搬送された適応データを、前記第2記憶部に記憶された前記第2の部分適応データのうちの誤り検出符号で検査する処理を実行する、
第5の発明の適応データ出力装置である。
この第6の発明によれば、第1演算処理部および第2演算処理部それぞれが、二系統分の処理結果を含んで伝送出力される適応データの正否を検査することができる。このため、故障の検出能力を向上させ、信頼性の向上を図ることができる。
また、第7の発明は、
前記合成出力部が、前記伝送出力を遮断するか否かのスイッチ回路(例えば図1の動作接点HR1,HR2)を有し、
前記第1演算処理部が、前記検査の結果が不良の場合に前記スイッチ回路を遮断させ、
前記第2演算処理部が、前記検査の結果が不良の場合に前記スイッチ回路を遮断させる、
第6の発明の適応データ出力装置である。
この第7の発明によれば、第1演算処理部および第2演算処理部それぞれが、適応データ信号の正否を検査し、何れかの検査結果が不良となった場合には、適応データ信号の伝送出力が停止される。
また、第8の発明は、
前記状況信号が、所定位置より内方の信号機の現示、前記所定位置より内方の分岐器が選択している進路、および、前記所定位置より内方に位置する列車の位置のうちの何れかを示す信号であり、
前記適応データが、前記所定位置に位置する、或いは、前記所定位置の外方に位置する列車に対する運転支援又は走行制御のためのデータであり、
前記合成出力部が、前記所定位置の外方に位置する列車に向けて前記適応データを送信する地上送信機に、前記適応データ信号を伝送出力する、
第1〜第7の何れかの発明の適応データ出力装置である。
この第8の発明によれば、所定位置より内方の信号機の現示、所定位置より内方の分岐器が選択している進路、および、所定位置より内方に位置する列車の位置のうちの何れかを示す信号を状況信号として入力し、所定位置に位置する、或いは、所定位置の外方に位置する列車に対する運転支援又は走行制御のためのデータを適応データとした適応データ信号を伝送出力することができる。
適応データ出力装置の構成図。 第1記憶部が記憶する第1の部分適応データの構成例を示す図。 第2記憶部が記憶する第2の部分適応データの構成例を示す図。 適応データと、第1の部分適応データと、第2の部分適応データとの関係を示す図。 第1演算処理部および第2演算処理部が実行する処理の流れを示すフローチャート。
以下、本発明を適用した実施形態の一例を説明する。
本実施形態の適応データ出力装置1は、軌道を走行する列車に対して運転支援又は走行制御のためのデータを搬送する信号を地上送信機に伝送出力する地上装置である。運転支援又は走行制御のためのデータが適応データであり、地上送信機に伝送出力する信号が適応データ信号ASである。地上送信機は、受信した適応データ信号ASで搬送された適応データを列車に向けて送信する。
また、本実施形態の適応データ出力装置1は、鉄道の運転保安システムにおける複数の装置それぞれの動作状況又は検知状況を示す信号を状況信号CSとして並列に入力する。具体的には、軌道の所定位置より内方の信号機の現示、所定位置より内方の分岐器が選択している進路(開通方向ともいう)、および、所定位置より内方に位置する列車の位置のうちの何れかを示す信号を状況信号CSとして入力する。状況信号CSは、並列に入力される複数の信号の束である。各信号が、信号機1つ1つの現示や、分岐器1つ1つの開通方向(選択している進路)、列車それぞれの位置を示す信号である。
状況信号CSが示す状況は、鉄道の運転保安システムにおける複数の装置それぞれの動作状況又は検知状況を示す信号であるため、変化する時間間隔は列車の時間間隔に依存し、短くて数秒〜数十秒、場合によっては数分〜数十分である。そのため、電子制御で動作する適応データ出力装置1の内部動作周期に比べて極めて長い時間間隔で信号が変化するといえる。
図1は、適応データ出力装置1の回路構成を概略的に示した図である。
適応データ出力装置1は、大きく3つの回路ブロックを備える。第1演算処理部10と、第2演算処理部20と、合成出力部30とである。第1演算処理部10と第2演算処理部20とは、二系統の演算処理を実現するための回路ブロックであり、合成出力部30は、第1演算処理部10および第2演算処理部20それぞれからの出力信号を合成して適応データ信号ASを生成し、外部(本実施形態では地上送信機)へ伝送出力する回路ブロックである。
また、第1演算処理部10、第2演算処理部20および合成出力部30は、それぞれが独立した別々の電源およびクロック信号を用いて動作する。すなわち、第1演算処理部10は、第1電源部51から供給される電源電力で、第1クロック生成部61が生成する第1クロックに基づいて動作する。第2演算処理部20は、第2電源部52から供給される電源電力で、第2クロック生成部62が生成する第2クロックに基づいて動作する。合成出力部30は、第3電源部53から供給される電源電力で、第3クロック生成部63が生成する第3クロックに基づいて動作する。
また、第1演算処理部10、第2演算処理部20および合成出力部30は、互いの信号の入出力インターフェースが絶縁されている。本実施形態では、絶縁用の回路としてフォトカプラを採用しているが、パルストランスなど、フォトカプラ以外の回路を採用して互いの信号の入出力を絶縁することとしてもよい。
このため、第1演算処理部10、第2演算処理部20および合成出力部30の動作独立性が高まるため、適応データ出力装置1全体の信頼性の定量的な評価が容易になる。すなわち、故障率の算定に当たって、故障し得る範囲を第1演算処理部10、第2演算処理部20および合成出力部30それぞれに分けて考えることができるため、適応データ出力装置1全体の故障率の算定が容易になる。
第1演算処理部10は、第1演算回路部12と、伝送出力遮断ドライバ16と、リレーQR1とを備える。
第1演算回路部12は、CPU(Central Processing Unit)等の演算装置やASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field Programmable Gate Array)等の集積回路、第1記憶部14となるメモリ等を有して構成される。第1演算回路部12は、第1記憶部14に記憶されたプログラムやデータ等に基づいて、入力された状況信号CSの組み合わせに対応する第1の部分適応データを第1記憶部14から読み出して第1の部分適応データ信号PS1として合成出力部30へ出力する。
第1記憶部14は、第1演算回路部12が実行するプログラムの他、図2に示すように、状況信号CSとして取り得る組み合わせそれぞれに対応する第1の部分適応データを記憶する。第1の部分適応データは、適応データを部分的に欠落させたデータである。
図4は、適応データと、第1の部分適応データと、第2演算処理部20の第2記憶部24に記憶される第2の部分適応データとの関係を示す図であり、データフォーマットを概略的に示す。適応データは、入力された状況信号CSに適応するデータであって、状況信号CSが示す状況に相応する列車の運転支援又は走行制御のために、地上通信機を通じて当該列車に伝達すべきデータである。適応データは、大きく、データ本体と、誤り検出符号とに分けられる。誤り検出符号は、伝送されたデータ本体の内容(ビット値のこと)を検査するためのデータである。勿論、データ本体および誤り検出符号を含めて、適応データ全体を検査するためのデータとしてもよい。
第1の部分適応データと第2の部分適応データとは、適応データを部分的に欠落されたデータとなっており、互いの欠落部分が異なる。このため、第1の部分適応データと第2の部分適応データとを組み合わせて合成することで、完全な適応データを作成することができるようになっている。より具体的には、第1の部分適応データと第2の部分適応データとは、適応データのうちのデータ本体を、所定ビットずつ交互に欠落させたデータとなっており、誤り検出符号については完全なデータを含んでいる。欠落させる所定ビットの単位は、1ビットずつでもよいし、数ビットずつでもよい。欠落部分には、欠落していることを示すデータ(例えばLowビット値や、NULL値)が格納される。なお、図2,図3の例では、交互に欠落させるビット数を4ビットとし、欠落部分にはLowビット値(=“0”)を格納することとしている。
従って、第1の部分適応データと第2の部分適応データとは、データフォーマットとしては適応データと同一であり、誤り検出符号は完全なデータを含んでいる。
第1演算回路部12は、入力された状況信号CSの組み合わせに対応する第1の部分適応データを第1記憶部14から読み出して、第1の部分適応データ信号PS1として出力するが、このとき出力される第1の部分適応データは、合成出力部30が伝送出力する適応データ信号ASで搬送される適応データと同じデータフォーマットとなる。
また、第1演算回路部12は、合成出力部30から、適応データ信号ASのフィードバック信号FSを入力する。フィードバック信号FSには、適応データが搬送されている。第1演算回路部12は、この適応データを、第1の部分適応データの完全な誤り検出符号で検査する。検査の結果、適応データに誤りがあると判断された場合には、適応データ出力装置1の故障が考えられるため、第1演算回路部12は、適応データ信号ASの伝送出力を遮断させる。
具体的には、伝送出力遮断ドライバ16へ遮断指示信号(Low信号)を出力する。伝送出力遮断ドライバ16は、チャージポンプ回路によって構成され、スイッチ回路である動作接点HR1の構成/開放の切り替えを司るリレーQR1の動作(扛上)/落下を制御する回路である。正常時には、第1演算回路部12は伝送出力遮断ドライバ16に対して一定周期でLow/Highを繰り返す交番信号を出力している。伝送出力遮断ドライバ16は、この一定周期でLow/Highを繰り返す交番信号の入力によってチャージポンプ回路が動作し、リレーQR1に対して所定電圧を印加する。この結果、リレーQR1が動作(扛上)した状態となり、動作接点HR1の両端間が構成した状態となる。
これに対して、適応データに誤りがあると判断された場合には、第1演算回路部12は伝送遮断ドライバ16に対して遮断指示信号(Low信号)を出力する。この場合、伝送出力遮断ドライバ16は、チャージポンプ回路が停止することで、リレーQR1に対する電圧印加を停止する。この結果、リレーQR1が落下し、動作接点HR1の両端間が開放した状態となる。
すなわち、伝送出力遮断ドライバ16は、一定周期でLow/Highを繰り返す交番信号が入力されていればリレーQR1に所定電圧を印加し続け、交番信号の入力が止まり、遮断指示信号(Low信号)が入力された場合には直ちに電圧印加を中止してリレーQR1を落下させる。これにより、動作接点HR1が開放状態となる。動作接点HR1は、適応データ信号ASを出力するための信号ラインに挿入されているため、動作接点HR1が開放状態となることで、直ちに適応データ信号ASの出力が遮断される。
第1演算処理部10について説明したが、二系統の他方の処理部である第2演算処理部20も同様の構成を備えている。
すなわち、第2演算処理部20は、第2演算回路部22と、伝送出力遮断ドライバ26と、リレーQR2とを備える。
第2演算回路部22は、CPU等の演算装置やASIC、FPGA等の集積回路、第2記憶部24となるメモリ等を有して構成される。第2演算回路部22は、第2記憶部24に記憶されたプログラムやデータ等に基づいて、入力された状況信号CSの組み合わせに対応する第2の部分適応データを第2記憶部24から読み出して第2の部分適応データ信号PS2として合成出力部30へ出力する。
第2記憶部24は、第2演算回路部22により実行されるプログラムの他、図3に示すように、状況信号CSとして取り得る組み合わせそれぞれに対応する第2の部分適応データを記憶する。第2の部分適応データは、図4を参照して上述した通りの構成を有している。また、第2演算回路部22が出力する第2の部分適応データ信号PS2で搬送される第2の部分適応データも、合成出力部30が伝送出力する適応データ信号ASで搬送される適応データと同じデータフォーマットとなる。
また、第2演算回路部22は、合成出力部30から、適応データ信号ASのフィードバック信号FSを入力する。フィードバック信号FSには、適応データが搬送されている。第2演算回路部22は、この適応データを、第2の部分適応データの完全な誤り検出符号で検査する。検査の結果、適応データに誤りがあると判断された場合には、適応データ出力装置1の故障が考えられるため、第2演算回路部22は、適応データ信号ASの伝送出力を遮断させる。具体的には、伝送出力遮断ドライバ26へ遮断指示信号(Low信号)を出力する。伝送出力遮断ドライバ26は、スイッチ回路である動作接点HR2の構成/開放の切り替えを司るリレーQR2の動作(扛上)/落下を制御する回路である。伝送出力遮断ドライバ26、リレーQR2、動作接点HR2は、それぞれ伝送出力遮断ドライバ16、リレーQR1、動作接点HR1と同様の構成を有する。動作接点HR2は、動作接点HR1とともに、適応データ信号ASを出力するための信号ラインに直列に挿入されている。このため、動作接点HR1が開放状態とならなくても、動作接点HR2が開放状態となることで、直ちに適応データ信号ASの出力が遮断される。
第1演算処理部10と、第2演算処理部20と、合成出力部30とは、独立したクロック信号に基づいて動作することを先述した。そのため、互いの動作にズレが生じる可能性がある。そのための対策として適応データ出力装置1は種々の構成を備えている。
先ず、第1演算回路部12と第2演算回路部22とは、お互いに、取り込んだ状況信号CSの組み合わせを示すデータを入出力する。そして、第1演算回路部12が取り込んだ状況信号CSの組み合わせと、第2演算回路部22が取り込んだ状況信号CSの組み合わせとが一致するかを、第1演算回路部12と第2演算回路部22とがお互いに照合する。第1演算回路部12と第2演算回路部22とは、動作クロック信号が異なることから、状況信号CSの取り込みタイミングにズレが生じるために照合を行うのである。もしも照合結果が不一致の場合には、第1演算回路部12と第2演算回路部22とは、今回取り込んだ状況信号CSを無視し、従前に取り込んだ状況信号CSに対応する第1の部分適応データ信号PS1、第2の部分適応データ信号PS2を出力する。また、照合結果の不一致が所定回数続いた場合には故障として伝送出力遮断ドライバ16,26へ遮断指示信号(Low信号)を出力する。
第1演算回路部12および第2演算回路部22の一方が、状況信号CSが変化する直前のタイミングで取り込み、他方が、状況信号CSが変化した直後のタイミングで取り込んだ場合には、取り込んだ状況信号CSに不一致が生じる。しかし、次の取り込みタイミングにおいては、同じ状況信号CSを取り込む可能性が極めて高い。動作クロック信号の周期に比べて、状況信号CSが変化する時間間隔は極めて長いからである。
この構成により、取り込みタイミングのズレによって、第1演算処理部10が参照した状況信号CSと第2演算処理部20が参照した状況信号CSとが異なり、第1の部分適応データ信号PS1と第2の部分適応データ信号PS2とが互いに不適合の信号となることを防止する。
また、第1演算回路部12から第1の部分適応データ信号PS1が出力されるタイミングと、第2演算回路部22から第2の部分適応データ信号PS2が出力されるタイミングとのズレを防止するため、第1演算回路部12および第2演算回路部22は、合成出力部30が有する合成用クロック生成部38が生成したクロック信号CCを共通に利用する。すなわち、第1演算回路部12および第2演算回路部22は、第1の部分適応データ信号PS1および第2の部分適応データ信号PS2の出力を、共通のクロック信号CCに基づいて行う。より具体的には、クロック信号CCの立ち上がり或いは立ち下がりに基づいて、1ビットずつ第1の部分適応データ信号PS1および第2の部分適応データ信号PS2を出力する。これにより、合成出力部30にとっては、第1の部分適応データ信号PS1と第2の部分適応データ信号PS2とが、同じビット順で同じタイミングで入力されることとなる。
次に、もう1つの回路ブロックである合成出力部30について説明する。合成出力部30は、合成部32と、変調回路34と、復調回路36と、合成用クロック生成部38と、接点HR1と、接点HR2とを備え、第1演算処理部10から出力された第1の部分適応データ信号PS1と、第2演算処理部20から出力された第2の部分適応データ信号PS2とを合成して完全な適応データを搬送する適応データ信号ASを生成して伝送出力する回路ブロックである。
合成部32は、第1の部分適応データ信号PS1と第2の部分適応データ信号PS2とを、合成用クロック生成部38が生成したクロック信号CCに基づいて合成し、完全な適応データを生成して出力する回路部である。上述した通り、第1の部分適応データと第2の部分適応データとは、適応データと同じデータフォーマットであり(図4参照)、第1の部分適応データ信号PS1と第2の部分適応データ信号PS2とは、同じビット順で同じタイミングで合成部32に入力される。従って、合成部32は、クロック信号CCに基づいて、第1の部分適応データ信号PS1が示すビット値と、第2の部分適応データ信号PS2が示すビット値とを、論理回路による論理演算によって合成することができる。例えば、データの欠落部分を示すビット値をLowとするならば、論理回路はOR回路を用いて構成することができる。
合成部32によって合成された信号(適応データ)は、直列接続された接点HR1および接点HR2を介して変調回路34に出力される。変調回路34は、地上送信機への伝送に係る通信プロトコルに従った変調を行うことで、合成部32によって合成された信号(適応データ)を搬送する適応データ信号ASを生成して伝送出力する回路である。
伝送出力された適応データ信号ASは、フィードバック信号FSとして第1演算処理部10および第2演算処理部20にフィードバックされる。しかし、適応データ信号ASには変調がかかっているため、これを除去するための復調回路36を通じて、フィードバック信号FSとして第1演算処理部10および第2演算処理部20にフィードバックされる。
次に、図5を参照して、第1演算処理部10および第2演算処理部20が実行する処理の流れについて説明する。図5は、第1演算処理部10および第2演算処理部20が実行する処理の流れを示すフローチャートである。
まず、第1演算処理部10および第2演算処理部20は、状況信号CSを取り込み(ステップA2)、取り込んだ状況信号CSの組み合わせデータを相手系統に出力し(ステップA4)、相手系統から、相手系統が取り込んだ状況信号CSの組み合わせデータを入力する(ステップA6)。そして、お互いに取り込んだ状況信号CSが一致するかを照合する(ステップA8)。一致する場合には(ステップA10:YES)、カウンタ値をリセットし(ステップA11)、第1演算処理部10であれば、取り込んだ状況信号CSの組み合わせに対応する第1の部分適応データを第1記憶部14から読み出し、第2演算処理部20であれば、取り込んだ状況信号CSの組み合わせに対応する第2の部分適応データを第2記憶部24から読み出して、最新の部分適応データとして選択・更新する(ステップA12)。
仮に、照合した結果、一致しない場合には(ステップA10:NO)、カウンタ値を“1”加算し(ステップA13)、カウンタ値が所定値(例えば“2”以上の値が好適であるが、“1”でも構わない)以上であれば(ステップA14:YES)、適応データ信号ASの伝送出力を遮断して(ステップA22)処理を終了する。カウンタ値が所定値以上でなければ(ステップA14:NO)、ステップA12をスキップして、部分適応データの更新を行わず、ステップA15以降の処理を進める。
ステップA15では、最新の部分適応データを、部分適応データ信号として合成出力部30へ出力する(ステップA15)。第1演算処理部10であれば第1の部分適応データ信号PS1、第2演算処理部20であれば第2の部分適応データ信号PS2として出力する。
次に、第1演算処理部10および第2演算処理部20は、適応データ信号ASのフィードバック信号FSを入力する(ステップA16)。そして、適応データ信号ASで搬送された適応データを、部分適応データのうちの完全な誤り検出符号で検査する(ステップA18)。第1演算処理部10であれば第1の部分適応データの誤り検出符号で、第2演算処理部20であれば第2の部分適応データの誤り検出符号で検査する。
検査の結果、適応データに誤りが無く、適正なデータであった場合には(ステップA20:YES)、ステップA2へ処理を戻して、ステップA2〜A20の処理を繰り返す。適応データに誤りがあり、不良と判断された場合には(ステップA20:NO)、適応データ信号ASの伝送出力を遮断する(ステップA22)。第1演算処理部10であれば、伝送出力遮断ドライバ16へ遮断指示信号(Low信号)を出力し、第2演算処理部20であれば、伝送出力遮断ドライバ26へ遮断指示信号(Low信号)を出力する。
[作用効果]
以上の本実施形態によれば、第1演算処理部10は、状況信号CSとして取り得る組み合わせに対応する適応データを部分的に欠落させた第1の部分適応データを記憶する第1記憶部14を有しており、実際に入力された状況信号CSの組み合わせに対応する第1の部分適応データを読み出して第1の部分適応データ信号PS1として出力する。他方、第2演算処理部20は、第1の部分適応データとは欠落部分が異なり、第1の部分適応データと合わせることで完全な適応データとすることができる第2の部分適応データを記憶する第2記憶部24を有しており、実際に入力された状況信号の組み合わせに対応する第2の部分適応データを読み出して第2の部分適応データ信号PS2として出力する。このため、第1演算処理部と第2演算処理部とは、互いに相手系統のデータを持たないため、系統間の独立性を高めることができる。そして、合成出力部30が、第1の部分適応データ信号と第2の部分適応データ信号とを合成して、完全な適応データを搬送する適応データ信号ASを生成して伝送出力する。
第1演算処理部10から出力される第1の部分適応データ信号PS1も、第2演算処理部20から出力される第2の部分適応データ信号PS2も、どちらも完全な適応データを搬送しておらず、また、搬送しているデータの内容が異なる。そのため、装置全体の信頼性を定量的に評価する際には、第1演算処理部10、第2演算処理部20、合成出力部30のそれぞれを切り離して別個独立に故障率を算定することで、装置全体の故障率を比較的簡単に算出することができる。すなわち、信頼性の定量的な評価を容易にすることができる。また、故障率の算定に当たり、想定する故障の発生箇所を第1演算処理部10、第2演算処理部20、合成出力部30の何れかに絞り込むことが容易にできるため、装置全体の故障率の算定を容易にすることができる。
また、第1演算処理部10、第2演算処理部20および合成出力部30の電源およびクロック信号が別個独立であり、さらに、互いの信号の入出力インターフェースが例えばフォトカプラにより絶縁されている。このため、第1演算処理部10、第2演算処理部20および合成出力部30の動作独立性が高まり、装置全体の信頼性の定量的な評価が一層容易になる。
[変形例]
本発明を適用した実施形態の一例を説明したが、本発明を適用可能な形態は、上述した実施形態に限られるものではない。
例えば、所定位置に設置された信号機の信号現示を制御するための信号を適応データ信号ASとして出力する装置や、ある踏切の遮断機への動作指示信号を適応データ信号ASとして出力する装置、ある転てつ機への転換指示信号を適応データ信号ASとして出力する装置等に、本発明の適応データ出力装置を適用することもできる。また、小規模な走行区間内の連動装置として、本発明の適応データ出力装置を利用することも可能である。
また、地上装置ばかりでなく、車上装置として利用することも可能である。
1 適応データ出力装置
10 第1演算処理部
12 第1演算回路部
14 第1記憶部
20 第2演算処理部
22 第2演算回路部
24 第2記憶部
30 合成出力部
32 合成部
34 変調回路
36 復調回路
38 合成用クロック生成部
CS 状況信号
AS 適応データ信号

Claims (8)

  1. 鉄道の運転保安システムにおいて、複数の装置の動作状況又は検知状況を示す状況信号を並列的に入力し、当該各装置の状況信号の組み合わせに適応する適応データ信号を伝送出力する適応データ出力装置であって、
    前記状況信号として取り得る組み合わせに対応する適応データを部分的に欠落させた第1の部分適応データを記憶する第1記憶部を有し、実際に入力された前記状況信号の組み合わせに対応する前記第1の部分適応データを前記第1記憶部から読み出して第1の部分適応データ信号として出力する第1演算処理部と、
    前記第1の部分適応データとは欠落部分が異なり、前記第1の部分適応データと合わせることで完全な適応データとすることができる第2の部分適応データを記憶する第2記憶部を有し、実際に入力された前記状況信号の組み合わせに対応する前記第2の部分適応データを前記第2記憶部から読み出して第2の部分適応データ信号として出力する第2演算処理部と、
    前記第1演算処理部から出力された前記第1の部分適応データ信号と、前記第2演算処理部から出力された前記第2の部分適応データ信号とを合成して完全な適応データを搬送する前記適応データ信号を生成して伝送出力を行う合成出力部と、
    を備えた適応データ出力装置。
  2. 前記第1演算処理部と、前記第2演算処理部と、前記合成出力部とは、別々の電源およびクロック信号を用いて動作し、且つ、互いの信号の入出力インターフェースが絶縁されている、
    請求項1に記載の適応データ出力装置。
  3. 前記第1記憶部は、前記適応データ信号で搬送される適応データのデータフォーマットと同じデータフォーマットを有し、欠落部分のデータを所定データとした前記第1の部分適応データを記憶し、
    前記第2記憶部は、前記適応データ信号で搬送される適応データのデータフォーマットと同じデータフォーマットを有し、欠落部分のデータを所定データとした前記第2の部分適応データを記憶し、
    前記合成出力部は、前記第1の部分適応データ信号と、前記第2の部分適応データ信号とを順次合成していくことで前記適応データ信号を生成する、
    請求項1又は2に記載の適応データ出力装置。
  4. 前記第1演算処理部は、前記第2演算処理部が入力した前記状況信号の組み合わせを前記第2演算処理部から取得し、当該取得した組み合わせと、前記第1演算処理部に入力された状況信号の組み合わせとを比較し、異なる場合には入力された状況信号の組み合わせを未確定とし、一致する場合には入力された状況信号の組み合わせを確定として、確定した状況信号の組み合わせに対応する前記第1の部分適応データを読み出して前記第1の部分適応データ信号を出力し、
    前記第2演算処理部は、前記第1演算処理部が入力した前記状況信号の組み合わせを前記第1演算処理部から取得し、当該取得した組み合わせと、前記第2演算処理部に入力された状況信号の組み合わせとを比較し、異なる場合には入力された状況信号の組み合わせを未確定とし、一致する場合には入力された状況信号の組み合わせを確定として、確定した状況信号の組み合わせに対応する前記第2の部分適応データを読み出して前記第1の部分適応データ信号を出力する、
    請求項1〜3の何れか一項に記載の適応データ出力装置。
  5. 前記適応データは、データ本体と誤り検出符号とを含んで構成され、
    前記第1の部分適応データおよび前記第2の部分適応データは、完全な前記誤り検出符号を含み、互いの欠落箇所が異なるように前記データ本体を部分的に欠落させて構成されている、
    請求項1〜4の何れか一項に記載の適応データ出力装置。
  6. 前記第1演算処理部は、前記適応データ信号のフィードバック信号を入力し、前記適応データ信号で搬送された適応データを、前記第1記憶部に記憶された前記第1の部分適応データのうちの誤り検出符号で検査する処理を実行する、
    前記第2演算処理部は、前記適応データ信号のフィードバック信号を入力し、前記適応データ信号で搬送された適応データを、前記第2記憶部に記憶された前記第2の部分適応データのうちの誤り検出符号で検査する処理を実行する、
    請求項5に記載の適応データ出力装置。
  7. 前記合成出力部は、前記伝送出力を遮断するか否かのスイッチ回路を有し、
    前記第1演算処理部は、前記検査の結果が不良の場合に前記スイッチ回路を遮断させ、
    前記第2演算処理部は、前記検査の結果が不良の場合に前記スイッチ回路を遮断させる、
    請求項6に記載の適応データ出力装置。
  8. 前記状況信号は、所定位置より内方の信号機の現示、前記所定位置より内方の分岐器が選択している進路、および、前記所定位置より内方に位置する列車の位置のうちの何れかを示す信号であり、
    前記適応データは、前記所定位置に位置する、或いは、前記所定位置の外方に位置する列車に対する運転支援又は走行制御のためのデータであり、
    前記合成出力部は、前記所定位置の外方に位置する列車に向けて前記適応データを送信する地上送信機に、前記適応データ信号を伝送出力する、
    請求項1〜7の何れか一項に記載の適応データ出力装置。
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