JP6406086B2 - 作業機械 - Google Patents

作業機械 Download PDF

Info

Publication number
JP6406086B2
JP6406086B2 JP2015062749A JP2015062749A JP6406086B2 JP 6406086 B2 JP6406086 B2 JP 6406086B2 JP 2015062749 A JP2015062749 A JP 2015062749A JP 2015062749 A JP2015062749 A JP 2015062749A JP 6406086 B2 JP6406086 B2 JP 6406086B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
magnet device
adsorption
state
attraction
magnet
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2015062749A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2016183448A (ja
Inventor
正則 米原
正則 米原
誠一 大西
誠一 大西
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kobelco Construction Machinery Co Ltd
Original Assignee
Kobelco Construction Machinery Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kobelco Construction Machinery Co Ltd filed Critical Kobelco Construction Machinery Co Ltd
Priority to JP2015062749A priority Critical patent/JP6406086B2/ja
Publication of JP2016183448A publication Critical patent/JP2016183448A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6406086B2 publication Critical patent/JP6406086B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Operation Control Of Excavators (AREA)
  • Shovels (AREA)
  • Load-Engaging Elements For Cranes (AREA)

Description

本発明は、作業機械に関するものである。
従来より、下部走行体と、下部走行体上に旋回可能に搭載された上部旋回体と、上部旋回体の前側に起伏可能に搭載されたアタッチメントとを備えた作業機械が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1には、バケットがキャブに干渉するのを防止するために、基端ブームの仰角やアームの揺動角度を検出しながら、基端ブームを上昇させる際にアームを自動的に前方に押し出すアーム回避動作を行うようにした構成が記載されている。
そして、アーム回避動作と同時にバケットを自動的に掘削方向に回動させることにより、基端ブームの上昇とアームの前方への押し出しが同時に続けられてもバケットの姿勢をほぼ水平に維持するようにしている。これにより、バケット内部に貯蔵された土がブーム上昇中に落下してしまうのを防止している。
特許第4446042号公報
ところで、バケットの代わりに、マグネット装置が設けられたアタッチメントでは、マグネット装置に吸着されたスクラップ等を搬送するのにあたって、マグネット装置を、吸着面が水平となる水平姿勢に維持することが好ましい。そのため、マグネット装置が設けられたアタッチメントにおいても、特許文献1に記載された制御を適用することが考えられる。
しかしながら、実際の作業現場では、マグネット装置でスクラップ等を吸着していない場合には、作業者がマグネット装置を自由に操作したいという要望があり、特許文献1の発明のように、常時、マグネット装置を水平姿勢に維持するようにフィードバック制御する構成では、操作性が悪くなるという問題がある。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的は、マグネット装置でスクラップ等を吸着した場合にのみ、マグネット装置を自動的に水平姿勢に維持できるようにすることにある。
本発明は、下部走行体と、該下部走行体上に旋回可能に搭載された上部旋回体と、マグネット装置が設けられて該上部旋回体の前側に起伏可能に搭載されたアタッチメントとを備えた作業機械を対象とし、次のような解決手段を講じた。
すなわち、第1の発明は、シリンダロッドの伸縮動作に伴って前記マグネット装置を揺動させることで、該マグネット装置の傾斜角度を調整するフロントシリンダと、
前記マグネット装置の傾斜角度を検出する角度検出部と、
前記マグネット装置が、吸着面に吸着対象物を吸着している吸着状態であるか、又は該吸着面に該吸着対象物を吸着していない非吸着状態であるかを判定する吸着判定部と、
前記吸着判定部によって前記吸着状態であると判定された場合に、前記角度検出部で検出された傾斜角度に基づいて、前記マグネット装置の吸着面が水平な水平姿勢となるように前記シリンダロッドを伸縮させる姿勢制御を行う一方、前記非吸着状態であると判定された場合に該マグネット装置の姿勢制御を解除する油圧制御部とを備えたことを特徴とするものである。
第1の発明では、マグネット装置でスクラップ等の吸着対象物を吸着した場合に、マグネット装置の姿勢制御が行われる。これにより、作業者が手動でマグネット装置の姿勢調整を行うことなく、マグネット装置を自動的に水平姿勢に維持することができる。
一方、マグネット装置で吸着対象物を吸着していない場合には、マグネット装置の姿勢制御が解除される。これにより、非吸着状態において作業者がマグネット装置を自由に操作することができる。
第2の発明は、第1の発明において、
前記マグネット装置を励磁状態又は消磁状態に切り換える吸着ボタンを備え、
前記吸着判定部は、前記吸着ボタンによって前記マグネット装置が励磁状態に切り換えられ且つ前記アタッチメントのブームが持ち上げられた場合に、前記吸着状態であると判定することを特徴とするものである。
第2の発明では、マグネット装置を励磁状態にして吸着対象物を吸着させ、アタッチメントのブームを持ち上げるといった通常のスクラップ搬送作業を行うだけで、マグネット装置が吸着状態であると判定されるので、作業者が特別な操作をすることなく、マグネット装置の姿勢制御を行うことができる。
第3の発明は、第1の発明において、
前記マグネット装置を前記アタッチメントのアームに対して揺動可能に支持するアームトップピンに設けられたロードセルを備え、
前記吸着判定部は、前記マグネット装置に吸着された前記吸着対象物の荷重が前記ロードセルによって検出された場合に、前記吸着状態であると判定することを特徴とするものである。
第3の発明では、アタッチメントのアームトップピンにロードセルを設けることで、吸着対象物の荷重を検出するようにしたから、マグネット装置が吸着状態であることを確実に判定することができる。
第4の発明は、第1乃至第3の発明のうち何れか1つにおいて、
前記マグネット装置の姿勢制御を行うか、又は姿勢制御を解除するかを選択的に切り換える切換スイッチを備えたことを特徴とするものである。
第4の発明では、切換スイッチによって、マグネット装置の姿勢制御を行うか、又は解除するかを選択的に切り換えることで、マグネット装置の姿勢制御を行うタイミングを作業者が決定することができる。つまり、マグネット装置で吸着対象物を吸着したとしても、マグネット装置の姿勢制御を行わないようにすることが可能となる。
本発明によれば、マグネット装置でスクラップ等の吸着対象物を吸着した場合に、マグネット装置の姿勢制御が行われるので、作業者が手動でマグネット装置の姿勢調整を行うことなく、マグネット装置を自動的に水平姿勢に維持することができる。一方、マグネット装置で吸着対象物を吸着していない場合には、マグネット装置の姿勢制御が解除されるので、非吸着状態において作業者がマグネット装置を自由に操作することができる。
本実施形態1に係る作業機械の構成を示す側面図である。 マグネット装置の傾斜角度を調整するための油圧制御回路図である。 ブーム、アーム、及びマグネット装置の傾斜角度の関係を説明する側面図である。 本実施形態2に係るマグネット装置の構成を一部拡大して示す側面図である。 本実施形態3に係る角度検出部の構成を示す側面図である。 吸着面が後方を向くようにマグネット装置を傾けた状態を示す図5相当図である。 吸着面が前方を向くようにマグネット装置を傾けた状態を示す図5相当図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。なお、以下の好ましい実施形態の説明は、本質的に例示に過ぎず、本発明、その適用物或いはその用途を制限することを意図するものではない。
《実施形態1》
図1は、本実施形態1に係る作業機械の構成を示す側面図である。図1に示すように、作業機械10は、クローラ式の下部走行体11と、下部走行体11上に旋回可能に搭載された上部旋回体12とを備えている。上部旋回体12の左側前方には、キャブ15が配設されている。上部旋回体12の中央前方には、アタッチメント20が起伏可能に搭載されている。
アタッチメント20は、基端部が上部旋回体12に回動可能に取り付けられたブーム21と、ブーム21の先端部に回動可能に取り付けられたアーム25と、アーム25の先端部に回動可能に取り付けられたマグネット装置30とを有する。
ブーム21は、ブームシリンダ22を伸縮させることにより、ブームフットピン23を中心に上部旋回体12の上下方向に回動される(図3参照)。アーム25は、アームシリンダ26を伸縮させることにより、ブームトップピン24を中心に上部旋回体12の前後方向に回動される。マグネット装置30は、フロントシリンダ35を伸縮させることにより、アームトップピン28を中心にアーム25の前後方向に回動される。
マグネット装置30は、本体部31と、本体部31の下端部に取り付けられたマグネット部32とを有する。本体部31は、アーム25の先端部に設けられたアームトップピン28を中心に揺動可能に支持されている。本体部31とアーム25とは、リンク部34を介して連結されている。リンク部34には、フロントシリンダ35のシリンダロッド36の先端部が連結されている。マグネット装置30は、シリンダロッド36の伸縮動作に伴ってリンク部34を介して揺動されることで、その傾斜角度が調整される。
マグネット部32は、押しボタン式の吸着ボタン53(図2参照)を押すことにより、励磁状態又は消磁状態に切り換え可能となっている。具体的に、マグネット装置30が消磁状態のときに吸着ボタン53を押すと、マグネット装置30が励磁状態に切り換えられる。また、マグネット装置30が励磁状態のときに吸着ボタン53を押すと、マグネット装置30が消磁状態に切り換えられる。マグネット装置30が励磁状態のときには、マグネット部32の吸着面にスクラップ等の吸着対象物Sが吸着される。
図2は、マグネット装置の傾斜角度を調整するための油圧制御回路図である。図2に示す実線は、油圧の油路を示し、図2に示す点線は、メカトロコントローラ50に入出力される信号の経路を示す。
図2に示すように、コントロールバルブ40は、メインポンプ41から吐出される作動油の給排方向を切り換えることで、フロントシリンダ35を伸縮させる。ここで、コントロールバルブ40は、非作業時においては、中立位置に切り換えられており、フロントシリンダ35の伸縮動作は行われない。
パイロット弁42は、操作レバー43の操作によって、パイロットポンプ44から吐出されるパイロット油の給排方向を切り換える。パイロット弁42とコントロールバルブ40とを繋ぐパイロットライン45には、シャトル弁46が接続されている。シャトル弁46は、後述するマグネット装置30の姿勢制御のための第1切換弁47及び第2切換弁48にも接続されている。シャトル弁46は、圧力の高い側に連通するチェックバルブで構成されている。
ここで、図2で左側のパイロットライン45からパイロット油が供給されると、コントロールバルブ40は、フロントシリンダ35のヘッド側(図2で右側)のシリンダ室に作動油が供給されるとともに、ロッド側(図2で左側)のシリンダ室の作動油がタンク49に戻る位置に切り換えられる。これにより、シリンダロッド36が伸びるので、マグネット部32の吸着面が後方を向くようにマグネット装置30が揺動する。
一方、図2で右側のパイロットライン45からパイロット油が供給されると、コントロールバルブ40は、フロントシリンダ35のロッド側のシリンダ室に作動油が供給されるとともに、ヘッド側のシリンダ室の作動油がタンク49に戻る位置に切り換えられる。これにより、シリンダロッド36が縮むので、マグネット部32の吸着面が前方を向くようにマグネット装置30が揺動する。
パイロットポンプ44から吐出されたパイロット油は、パイロット弁42に向かう途中で分岐して、第1切換弁47及び第2切換弁48にも供給される。第1切換弁47及び第2切換弁48は、メカトロコントローラ50からの制御信号を受けて、パイロット油の流通を許可又は遮断する位置に切り換え可能となっている。
ここで、メカトロコントローラ50から第1切換弁47に制御信号が出力されてパイロット油の流通が許可されると、フロントシリンダ35のヘッド側のシリンダ室に作動油が供給される位置にコントロールバルブ40が切り換えられ、フロントシリンダ35のシリンダロッド36が伸びる。
一方、メカトロコントローラ50から第2切換弁48に制御信号が出力されてパイロット油の流通が許可されると、フロントシリンダ35のロッド側のシリンダ室に作動油が供給される位置にコントロールバルブ40が切り換えられ、フロントシリンダ35のシリンダロッド36が縮む。
なお、第1切換弁47及び第2切換弁48の切り換えに伴うマグネット装置30の自動的な姿勢制御については、後述する。
メカトロコントローラ50は、油圧制御部51と、吸着判定部52とを有する。油圧制御部51は、フロントシリンダ35に対する作動油の給排を制御することで、マグネット装置30の動作を制御する。
吸着判定部52は、マグネット装置30が、マグネット部32の吸着面に吸着対象物Sを吸着している吸着状態であるか、又はマグネット部32の吸着面に吸着対象物Sを吸着していない非吸着状態であるかを判定する。
具体的に、吸着判定部52は、吸着ボタン53が押されてマグネット装置30が励磁状態に切り換えられ且つアタッチメント20のブーム21が持ち上げられた場合に吸着状態であると判定する。一方、吸着ボタン53が押されてマグネット装置30が消磁状態に切り替えられた場合に非吸着状態であると判定する。
角度検出部55は、アングルセンサ55a,55b,55cで構成されており、アタッチメント20のブーム21、アーム25、及びマグネット装置30を回動可能に支持するブームフットピン23、ブームトップピン24、及びアームトップピン28の近傍に配設されている(図3参照)。アングルセンサ55a,55b,55cで検出された傾斜角度を示す信号は、メカトロコントローラ50に送信される。なお、角度検出部55は、ブーム21、アーム25、及びマグネット装置30を揺動させる各シリンダのストロークを計測するストローク計で構成してもよい。
ところで、マグネット装置30を有するアタッチメント20では、マグネット装置30で吸着された吸着対象物Sを搬送するのにあたって、マグネット装置30を吸着面が水平な水平姿勢に維持することが好ましい。そこで、本実施形態では、マグネット装置30を自動的に水平姿勢に維持できるようにしている。
メカトロコントローラ50では、吸着判定部52において、マグネット装置30が吸着状態であるか、又は非吸着状態であるかが判定される。マグネット装置30が吸着状態であると判定された場合には、油圧制御部51は、角度検出部55で検出された傾斜角度に基づいて、第1切換弁47又は第2切換弁48に対して制御信号を出力する。
具体的に、マグネット装置30が吸着面を前方に向けた姿勢となっていた場合には、マグネット装置30を水平姿勢にするために、シリンダロッド36を伸ばす必要があるので、メカトロコントローラ50の油圧制御部51は、第1切換弁47に対して制御信号を出力する。
一方、マグネット装置30が吸着面を後方に向けた姿勢となっていた場合には、マグネット装置30を水平姿勢にするために、フロントシリンダ35のシリンダロッド36を縮める必要があるので、メカトロコントローラ50の油圧制御部51は、第2切換弁48に対して制御信号を出力する。
ここで、マグネット装置30の姿勢制御は、例えば、下記の(1)式を満たすように自動的にフィードバック制御することで行われる。図3に示すように、ブームフットピン23及びブームトップピン24の中心を繋ぐ第1の角度線L1とブームフットピン23から車両前方に向かって水平に延びる水平線Hとの間の角度をθ1、ブームトップピン24及びアームトップピン28の中心を繋ぐ第2の角度線L2と第1の角度線L1との間の角度をθ2、第2の角度線L2とアームトップピン28から車両前方に向かってマグネット装置30の傾斜方向に延びる線Mとの間の角度をθ3としたときに、下記の(1)式を満たすように制御される。
θ3=θ1+θ2 ・・・(1)
このように、(1)式を満たすようにフロントシリンダ35の伸縮動作を自動的に制御すると、作業者が手動でマグネット装置30の姿勢調整を行うことなく、マグネット装置30を自動的に水平姿勢に維持することができる。
一方、吸着判定部52において、マグネット装置30が非吸着状態であると判定された場合には、油圧制御部51は、マグネット装置30の姿勢制御を解除する。つまり、マグネット装置30で吸着対象物Sを吸着していないときには、作業者が操作レバー43を操作することで、マグネット装置30を自由に操作できるようにしている。
このように、マグネット装置30を励磁状態にして吸着対象物Sを吸着させ、アタッチメント20のブーム21を持ち上げるといった通常のスクラップ搬送作業を行うだけで、マグネット装置30が吸着状態であると判定されるので、作業者が特別な操作をすることなく、マグネット装置30の姿勢制御を行うことができる。
なお、本実施形態では、ブーム21、アーム25、及びマグネット装置30の傾斜角度の関係に基づいてマグネット装置30が水平姿勢となっているかを検出しているが、マグネット装置30に電気式の傾斜計を搭載して、マグネット装置30の傾斜角度を直接検出するようにしてもよい。
また、図2に示すように、メカトロコントローラ50には、切換スイッチ56が接続されている。切換スイッチ56は、マグネット装置30の姿勢制御を行うか、又は姿勢制御を解除するかを選択的に切り換えるためのものであり、マグネット装置30の姿勢制御を行うタイミングを作業者が決定することができる。つまり、マグネット装置30で吸着対象物Sを吸着したとしても、マグネット装置30の姿勢制御を行わないようにすることが可能となる。
《実施形態2》
図4は、本実施形態2に係るマグネット装置の構成を一部拡大して示す側面図である。以下、前記実施形態1と同じ部分については同じ符号を付し、相違点についてのみ説明する。
図4に示すように、マグネット装置30は、本体部31と、本体部31の下端部に取り付けられたマグネット部32とを有する。本体部31は、アーム25の先端部に設けられたアームトップピン28を中心に揺動可能に支持されている。
アームトップピン28には、ロードセル29が設けられている。ロードセル29は、マグネット装置30に吸着対象物Sが吸着された場合に、その荷重を検出するためのものである。
吸着判定部52は、マグネット装置30が、マグネット部32の吸着面に吸着対象物Sを吸着している吸着状態であるか、又はマグネット部32の吸着面に吸着対象物Sを吸着していない非吸着状態であるかを判定する。
具体的に、吸着判定部52は、マグネット装置30に吸着された吸着対象物Sの荷重がロードセル29によって検出された場合に、吸着状態であると判定する。一方、ロードセル29によって荷重が検出されない場合には、非吸着状態であると判定する。
このように、アタッチメント20のアームトップピン28にロードセル29を設けることで、吸着対象物Sの荷重を検出するようにしたから、マグネット装置30が吸着状態であることを確実に判定することができる。
《実施形態3》
図5は、本実施形態3に係る角度検出部の構成を示す側面図である。図5に示すように、角度検出部55は、検出レバー61と、検出センサ62と、ストッパ63とを有する。
検出レバー61の上端部は、マグネット装置30の本体部31に設けられた中心軸61aを中心に回動可能に支持されている。これにより、検出レバー61は、上端部から下端部にかけて垂直方向に沿って延びるように回動して、マグネット装置30が揺動した場合でも垂直姿勢に維持される。
検出センサ62は、本体部31に埋め込まれた近接センサ等で構成されている。検出センサ62は、マグネット装置30が水平姿勢であるときに、検出レバー61を挟んで前後にそれぞれ配設されている。ここで、マグネット装置30の揺動動作に伴って検出レバー61が回動すると、検出レバー61の下端部が前後どちらか一方の検出センサ62に重なり合う。このとき、検出センサ62は、マグネット装置30が傾いた姿勢となっていることを示す検出信号を出力する。
ストッパ63は、検出レバー61を挟んで前後にそれぞれ配設され、本体部31に取り付けられている。前側のストッパ63は、吸着面が後方を向くようにマグネット装置30が傾いたときに検出レバー61に当接して、検出レバー61の下端部と前側の検出センサ62とが重なり合う位置に検出レバー61を規制する(図6参照)。
一方、後側のストッパ63は、吸着面が前方を向くようにマグネット装置30が傾いたときに検出レバー61に当接して、検出レバー61の下端部と後側の検出センサ62とが重なり合う位置に検出レバー61を規制する(図7参照)。
油圧制御部51は、吸着判定部52でマグネット装置30が吸着状態であると判定され且つ検出センサ62で検出レバー61を検出した場合に、マグネット装置30の姿勢制御を行う。具体的に、前側の検出センサ62によって検出レバー61を検出した場合には、フロントシリンダ35のシリンダロッド36を縮めるように制御する。一方、後側の検出センサ62によって検出レバー61を検出した場合には、フロントシリンダ35のシリンダロッド36を伸ばすように制御する。
以上説明したように、本発明は、マグネット装置でスクラップ等を吸着した場合にのみ、マグネット装置を自動的に水平姿勢に維持できるという実用性の高い効果が得られることから、きわめて有用で産業上の利用可能性は高い。
10 作業機械
11 下部走行体
12 上部旋回体
20 アタッチメント
21 ブーム
25 アーム
28 アームトップピン
29 ロードセル
30 マグネット装置
35 フロントシリンダ
36 シリンダロッド
51 油圧制御部
52 吸着判定部
53 吸着ボタン
55 角度検出部
56 切換スイッチ
S 吸着対象物

Claims (4)

  1. 下部走行体と、該下部走行体上に旋回可能に搭載された上部旋回体と、マグネット装置が設けられて該上部旋回体の前側に起伏可能に搭載されたアタッチメントとを備えた作業機械であって、
    シリンダロッドの伸縮動作に伴って前記マグネット装置を揺動させることで、該マグネット装置の傾斜角度を調整するフロントシリンダと、
    前記マグネット装置の傾斜角度を検出する角度検出部と、
    前記マグネット装置が、吸着面に吸着対象物を吸着している吸着状態であるか、又は該吸着面に該吸着対象物を吸着していない非吸着状態であるかを判定する吸着判定部と、
    前記吸着判定部によって前記吸着状態であると判定された場合に、前記角度検出部で検出された傾斜角度に基づいて、前記マグネット装置の吸着面が水平な水平姿勢となるように前記シリンダロッドを伸縮させる姿勢制御を行う一方、前記非吸着状態であると判定された場合に該マグネット装置の姿勢制御を解除する油圧制御部とを備えたことを特徴とする作業機械。
  2. 請求項1において、
    前記マグネット装置を励磁状態又は消磁状態に切り換える吸着ボタンを備え、
    前記吸着判定部は、前記吸着ボタンによって前記マグネット装置が励磁状態に切り換えられ且つ前記アタッチメントのブームが持ち上げられた場合に、前記吸着状態であると判定することを特徴とする作業機械。
  3. 請求項1において、
    前記マグネット装置を前記アタッチメントのアームに対して揺動可能に支持するアームトップピンに設けられたロードセルを備え、
    前記吸着判定部は、前記マグネット装置に吸着された前記吸着対象物の荷重が前記ロードセルによって検出された場合に、前記吸着状態であると判定することを特徴とする作業機械。
  4. 請求項1乃至3のうち何れか1つにおいて、
    前記マグネット装置の姿勢制御を行うか、又は姿勢制御を解除するかを選択的に切り換える切換スイッチを備えたことを特徴とする作業機械。
JP2015062749A 2015-03-25 2015-03-25 作業機械 Active JP6406086B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015062749A JP6406086B2 (ja) 2015-03-25 2015-03-25 作業機械

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015062749A JP6406086B2 (ja) 2015-03-25 2015-03-25 作業機械

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016183448A JP2016183448A (ja) 2016-10-20
JP6406086B2 true JP6406086B2 (ja) 2018-10-17

Family

ID=57241668

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015062749A Active JP6406086B2 (ja) 2015-03-25 2015-03-25 作業機械

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6406086B2 (ja)

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62111894A (ja) * 1985-11-05 1987-05-22 日立建機株式会社 過負荷防止装置
JP2571299B2 (ja) * 1990-04-26 1997-01-16 株式会社クボタ バックホウの制御装置
SE503880C2 (sv) * 1994-03-23 1996-09-23 Jan Erik Johansson Magnetseparator
JP4446042B2 (ja) * 2004-09-06 2010-04-07 Ihi建機株式会社 油圧ショベルの干渉防止制御装置
DE202005016489U1 (de) * 2005-10-20 2007-03-01 Liebherr-Hydraulikbagger Gmbh Hydraulikbagger mit eingebauter Magnettraverse
JP2007178362A (ja) * 2005-12-28 2007-07-12 Shin Caterpillar Mitsubishi Ltd 作業機械におけるアタッチメントデータ補正方法および作業機械
JP5481269B2 (ja) * 2010-05-06 2014-04-23 キャタピラー エス エー アール エル 作業機械のフロント制御装置
JP2014173949A (ja) * 2013-03-07 2014-09-22 Hitachi Constr Mach Co Ltd 作業機械の荷重計測装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2016183448A (ja) 2016-10-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4113486B2 (ja) 自動ローダーバケット配向制御装置
JP6521691B2 (ja) ショベル
JP6447295B2 (ja) 作業機械
US9951494B2 (en) System and method for positioning a lift arm on a power machine
JP6406087B2 (ja) 作業機械
US20230129066A1 (en) Work machine and control method for work machine
KR20230110610A (ko) 건설 기계
JP6406086B2 (ja) 作業機械
JP6435949B2 (ja) 作業機械
JP5160208B2 (ja) 高所作業装置
JP2007092285A (ja) 作業機
JP6447294B2 (ja) 作業機械
JP2012017589A (ja) フロントローダの制御装置
US10597846B2 (en) System and method for positioning a lift arm on a power machine
JP6896558B2 (ja) 作業機械
JP2021031964A (ja) 建設機械
JP5457959B2 (ja) 自動作業機
WO2020255998A1 (ja) 作業機
JP2018071271A (ja) 建設機械
JP7564061B2 (ja) 作業機械の防眩制御システムおよび作業機械の防眩制御方法
JP2002030690A (ja) アタッチメント水平機構付き掘削作業車
JP2004345856A (ja) 高所作業車のレベリング装置
CA3097540C (en) System and method for positioning a lift arm on a power machine
JP2022106036A (ja) 建設機械
JPS61221424A (ja) フロントロ−ダの作業具水平制御装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20171109

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180821

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20180822

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180903

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6406086

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250