JP6405821B2 - 結像レンズおよび撮像装置 - Google Patents
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無限遠物体から近距離物体へのフォーカシングが行われる。
(1) 0.50 <f1/f< 0.90
を満足し、前記第2レンズ群の、負レンズ群が正レンズと負レンズの接合レンズで構成され、正レンズ群が1枚の正レンズで構成されている。
これら図1ないし図4は、結像レンズが「無限遠に合焦した状態」でのレンズ構成図である。
これら実施の形態の結像レンズは「結像させた像を撮像素子で撮像」する場合を想定され、図1〜図4において符号CGは「撮像素子のカバーガラス」を示している。
「無限遠物体から近距離物体へのフォーカシング」に際しては、第2レンズ群G2が像面Imに対して固定され、第1レンズ群G1が一体的に物体側へ移動される。
(1A) 0.55 <f1/f< 0.75
を満足するのが良い。
(2) 0.03<M1/f<0.10
を満足するのが良い。
(2A) 0.04<M1/f<0.08
を満足するのが良い。
(3) 0.10 <M2/f< 0.15
を満足するのが良い。
条件式(4)のパラメータにおいて、「D2a」は第2レンズ群を構成する負レンズ群と正レンズ群の空気間隔であり、「D2」は第2レンズ群の「負レンズ群の最も物体側のレンズ面から正レンズ群の最も像側のレンズ面」までの光軸上の距離である。
(6) 60.0 <νd< 95.0
(7) 0.005<Pg,F−(−0.001802×νd+0.6483)
<0.050 。
Pg,F=(ng−nF)/(nF−nC)
で定義される。
(8) 0.2<D1a/D1<0.5 。
以下に、図1ないし図4に実施の形態を示した結像レンズの具体的な実施例として、実施例1ないし4を挙げる。
F:Fナンバ
2ω:画角(無限遠に合焦した状態での画角)
R:曲率半径
D:面間隔
N:屈折率(上の説明における「nd」)
ν:アッベ数(上の説明における「νd」)
φ:光線有効径 。
f=75.0mm、F=2.83、2ω=12.2度
実施例1のデータを表1に示す。
可変間隔は、第1レンズ群と開口絞りの間隔(上のデータで「D7」)である。
実施例1における各条件式のパラメータの値を表3に示す。
f=75.0mm、F=F2.80、2ω=12.2度
実施例2のデータを表4に示す。
可変間隔のデータを表5に示す。
実施例2における各条件式のパラメータの値を表6に示す。
f=75.0mm、F=2.85、2ω=12.2度
実施例3のデータを表7に示す。
可変間隔のデータを表8に示す。
実施例3における各条件式のパラメータの値を表9に示す。
f=75.0mm、F=F2.82、2ω=12.2度
実施例4のデータを表10に示す。
可変間隔のデータを表11に示す。
実施例4における各条件式のパラメータの値を表12に示す。
図5は、実施例1の結像レンズが、無限遠物体にフォーカシングした状態における収差曲線図であり、図6は、結像倍率が−0.15倍になる物体にフォーカシングした状態における収差図、図7は、結像倍率が−0.3倍になる物体にフォーカシングした状態における収差図である。
図8は、実施例2の結像レンズが、無限遠物体にフォーカシングした状態における収差曲線図であり、図9は、結像倍率が−0.15倍になる物体にフォーカシングした状態における収差図、図10は、結像倍率が−0.3倍になる物体にフォーカシングした状態における収差図である。
図11は、実施例3の結像レンズが、無限遠物体にフォーカシングした状態における収差曲線図であり、図12は、結像倍率が−0.15倍になる物体にフォーカシングした状態における収差図、図13は、結像倍率が−0.3倍になる物体にフォーカシングした状態における収差図である。
図14は、実施例4の結像レンズが、無限遠物体にフォーカシングした状態における収差曲線図であり、図15は、結像倍率が−0.15倍になる物体にフォーカシングした状態における収差図、図16は、結像倍率が−0.3倍になる物体にフォーカシングした状態における収差図である。
物体側から像側へ向かって順次、正の屈折力を有する第1レンズ群G1、開口絞りS、正または負の屈折力を有する第2レンズ群G2を配してなり、第1レンズ群G1は、物体側から像側へ向かって順に、第1正レンズL11、第2正レンズL12、負レンズL13、第3正レンズL14を配してなり、第2レンズ群G2は、物体側から像側へ向かって順に、負レンズ群G2N、正レンズ群G2Pを配してなり、無限遠物体から近距離物体へのフォーカシングの際に、第2レンズ群G2は、像面Imに対して固定され、第1レンズ群G1は一体として物体側へ移動し、第1レンズ群G1の焦点距離:f1、無限遠物体にフォーカシングした状態における全系の焦点距離:fが、条件式:
(1) 0.50 <f1/f< 0.90
を満足し、前記第2レンズ群G2の、負レンズ群G2Nが正レンズL21と負レンズL22の接合レンズで構成され、正レンズ群G2Pが1枚の正レンズL23で構成されている結像レンズ。
[2]
物体側から像側へ向かって順次、正の屈折力を有する第1レンズ群G1、開口絞りS、正または負の屈折力を有する第2レンズ群G2を配してなり、第1レンズ群G1は、物体側から像側へ向かって順に、第1正レンズL11、第2正レンズL12、負レンズL13、第3正レンズL14を配してなり、第2レンズ群G2は、物体側から像側へ向かって順に、負レンズ群G2N、正レンズ群G2Pを配してなり、無限遠物体から近距離物体へのフォーカシングの際に、第2レンズ群G2は、像面Imに対して固定され、第1レンズ群G1は一体として物体側へ移動し、第1レンズ群G1の焦点距離:f1、無限遠物体にフォーカシングした状態における全系の焦点距離:fが、条件式:
(1) 0.50 <f1/f< 0.90
を満足し、前記第1レンズ群G1の第1正レンズL11と第2正レンズL12の空気間隔:D1a、第1レンズ群G1の、第1正レンズL11の物体側面から、第3正レンズL14の像側面までの、光軸上の距離:D1が、条件式:
(8) 0.2 <D1a/D1< 0.5
を満足する結像レンズ。
[3]
[1]記載の結像レンズにおいて、第1レンズ群G1の第1正レンズL11と第2正レンズL12の空気間隔:D1a、第1レンズ群G1の、第1正レンズL11の物体側面から、第3正レンズの像側面までの、光軸上の距離:D1が、条件式:
(8) 0.2 <D1a/D1< 0.5
を満足する結像レンズ。
[1]ないし[3]の何れか1に記載の結像レンズにおいて、無限遠物体から近距離物体へのフォーカシングの際に、開口絞りSが、第2レンズ群G2とともに像面Imに対して固定される結像レンズ。
[1]ないし[4]の何れか1に記載の結像レンズにおいて、結像倍率:−0.15倍となる物体へ、無限遠物体からフォーカシングする際の第1レンズ群の移動量:M1、無限遠物体にフォーカシングした状態における全系の焦点距離:fが、条件式:
(2) 0.03 <M1/f< 0.10
を満足する結像レンズ。
[1]ないし[5]の何れか1に記載の結像レンズにおいて、結像倍率:−0.3倍となる物体へ、無限遠物体からフォーカシングする際の第1レンズ群G1の移動量:M2、無限遠物体にフォーカシングした状態における全系の焦点距離:fが、条件式:
(3) 0.10 <M2/f< 0.15
を満足する結像レンズ。
[1]ないし[6]の何れか1に記載の結像レンズにおいて、第2レンズ群G2の負レンズ群G2Nと正レンズ群G2Pの空気間隔:D2a、第2レンズ群G2の、負レンズ群の最も物体側のレンズ面から正レンズ群の最も像側のレンズ面までの光軸上の距離:D2が、条件式:
(4) 0.40 <D2a/D2< 0.70
を満足する結像レンズ。
[1]ないし[7]の何れか1に記載の結像レンズにおいて、レンズ材質の、d線に対する屈折率:nd、アッベ数:νd、および、g線,F線,C線に対する屈折率:ng,nF,nCにより、次式:
Pg,F=(ng−nF)/(nF−nC)
で定義される部分分散比:Pg,Fが、第1レンズ群G1の第1正レンズL11、第2正レンズL12の少なくとも一方に対して、条件式:
(5) 1.45 <nd< 1.65
(6) 60.0 <νd< 95.0
(7) 0.005 <Pg,F−(−0.001802×νd+0.6483)
< 0.050
を満足する結像レンズ。
[1]ないし[8]の何れか1に記載の結像レンズにおいて、第1レンズ群G1および第2レンズ群G2を構成する全てのレンズが球面レンズである結像レンズ。
[1]ないし[9]の何れか1に記載の結像レンズにおいて、第1レンズ群G1および第2レンズ群G2を構成する全てのレンズの材質が、無機固体材料である結像レンズ。
[1]ないし[10]の何れか1に記載の結像レンズを有する撮像装置。
L11 第1正レンズ
L12 第2正レンズ
L13 負レンズ
L14 第3正レンズ
S 開口絞り
G2 第2レンズ群
G2N 負レンズ群
G2P 正レンズ群
L21 正レンズ
L22 負レンズ
L23 正レンズ
CG 受光素子のカバーガラス
Im 像面
10 撮像装置
12 照明装置
20 制御手段
30 コンベヤ
WK ワーク
Claims (11)
- 物体側から像側へ向かって順次、正の屈折力を有する第1レンズ群、開口絞り、正または負の屈折力を有する第2レンズ群を配してなり、
第1レンズ群は、物体側から像側へ向かって順に、第1正レンズ、第2正レンズ、負レンズ、第3正レンズを配してなり、
第2レンズ群は、物体側から像側へ向かって順に、負レンズ群、正レンズ群を配してなり、
無限遠物体から近距離物体へのフォーカシングの際に、第2レンズ群は、像面に対して固定され、第1レンズ群は一体として物体側へ移動し、
第1レンズ群の焦点距離:f1、無限遠物体にフォーカシングした状態における全系の焦点距離:fが、条件式:
(1) 0.50 <f1/f< 0.90
を満足し、
前記第2レンズ群の、負レンズ群が正レンズと負レンズの接合レンズで構成され、正レンズ群が1枚の正レンズで構成されている結像レンズ。 - 物体側から像側へ向かって順次、正の屈折力を有する第1レンズ群、開口絞り、正または負の屈折力を有する第2レンズ群を配してなり、
第1レンズ群は、物体側から像側へ向かって順に、第1正レンズ、第2正レンズ、負レンズ、第3正レンズを配してなり、
第2レンズ群は、物体側から像側へ向かって順に、負レンズ群、正レンズ群を配してなり、
無限遠物体から近距離物体へのフォーカシングの際に、第2レンズ群は、像面に対して固定され、第1レンズ群は一体として物体側へ移動し、
第1レンズ群の焦点距離:f1、無限遠物体にフォーカシングした状態における全系の焦点距離:fが、条件式:
(1) 0.50 <f1/f< 0.90
を満足し、
前記第1レンズ群の第1正レンズと第2正レンズの空気間隔:D1a、第1レンズ群の、第1正レンズの物体側面から、第3正レンズの像側面までの、光軸上の距離:D1が、条件式:
(8) 0.2 <D1a/D1< 0.5
を満足する結像レンズ。 - 請求項1記載の結像レンズにおいて、
第1レンズ群の第1正レンズと第2正レンズの空気間隔:D1a、第1レンズ群の、第1正レンズの物体側面から、第3正レンズの像側面までの、光軸上の距離:D1が、条件式:
(8) 0.2 <D1a/D1< 0.5
を満足する結像レンズ。 - 請求項1ないし3の何れか1項に記載の結像レンズにおいて、
無限遠物体から近距離物体へのフォーカシングの際に、開口絞りが、第2レンズ群とともに像面に対して固定される結像レンズ。 - 請求項1ないし4の何れか1項に記載の結像レンズにおいて、
結像倍率:−0.15倍となる物体へ、無限遠物体からフォーカシングする際の第1レンズ群の移動量:M1、無限遠物体にフォーカシングした状態における全系の焦点距離:fが、条件式:
(2) 0.03 <M1/f< 0.10
を満足する結像レンズ。 - 請求項1ないし5の何れか1項に記載の結像レンズにおいて、
結像倍率:−0.3倍となる物体へ、無限遠物体からフォーカシングする際の第1レンズ群の移動量:M2、無限遠物体にフォーカシングした状態における全系の焦点距離:fが、条件式:
(3) 0.10 <M2/f< 0.15
を満足する結像レンズ。 - 請求項1ないし6の何れか1項に記載の結像レンズにおいて、
第2レンズ群の負レンズ群と正レンズ群の空気間隔:D2a、第2レンズ群の、負レンズ群の最も物体側のレンズ面から正レンズ群の最も像側のレンズ面までの光軸上の距離:D2が、条件式:
(4) 0.40 <D2a/D2< 0.70
を満足する結像レンズ。 - 請求項1ないし7の何れか1項に記載の結像レンズにおいて、
レンズ材質の、d線に対する屈折率:n d 、アッベ数:ν d 、および、g線,F線,C線に対する屈折率:n g ,n F ,n C により、次式:
P g,F =(n g −n F )/(n F −n C )
で定義される部分分散比:P g,F が、第1レンズ群の第1正レンズ、第2正レンズの少なくとも一方に対して、条件式:
(5) 1.45 <n d < 1.65
(6) 60.0 <ν d < 95.0
(7) 0.005 <P g,F −(−0.001802×ν d +0.6483)
< 0.050
を満足する結像レンズ。 - 請求項1ないし8の何れか1項に記載の結像レンズにおいて、
第1レンズ群および第2レンズ群を構成する全てのレンズが球面レンズである結像レンズ。 - 請求項1ないし9の何れか1項に記載の結像レンズにおいて、
第1レンズ群および第2レンズ群を構成する全てのレンズの材質が、無機固体材料である結像レンズ。 - 請求項1ないし10の何れか1項に記載の結像レンズを有する撮像装置。
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