JP6405569B2 - 車両のバンパカバー連結構造 - Google Patents

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Description

本発明は、バンパカバーの端縁に設けられた係合部を車両ボディに固定されたサポート部材の被係合部に係合させて、前記バンパカバーを車両ボディに連結する車両のバンパカバー連結構造に関する。
車両のバンパカバー連結構造に関する技術が特許文献1に記載されている。特許文献1に記載の技術は、図15に示すように、フロントバンパのバンパカバー100の後端上部を車両のフロントフェンダ102に連結する技術である。フロントフェンダ102の先端窪み部102kには、図16に示すように、樹脂製のバンパサポート104が固定されている。バンパサポート104には、一対の縦壁部104kによって溝状部104mが形成されており、その一方の縦壁部104kの上端位置に溝状部104mの開口を塞ぐように爪部104tが設けられている。
バンパカバー100の裏面には、バンパサポート104の爪部104tに当接して一方の縦壁部104kを押し広げるように弾性変形させ、溝状部104mに挿入されるフランジ状板部101が突出形成されている。そして、バンパカバー100のフランジ状板部101の所定位置にバンパサポート104の爪部104tが弾性的に係合可能な開口101hが形成されている。これにより、バンパカバー100のフランジ状板部101をバンパサポート104の溝状部104mに押し込んで、開口101hと爪部104tとを係合させることで、バンパカバー100を車両のフロントフェンダ102に連結することができる。
特開2014−88112号公報
上記した構造では、バンパカバー100の裏面に形成されたフランジ状板部101をバンパサポート104の溝状部104mに押し込み、開口101hと爪部104tとを係合させて、バンパカバー100を車両のフロントフェンダ102に連結する。このため、例えば、バンパカバー100を補修等するために、車両のフロントフェンダ102から外す場合には、バンパカバー100のフランジ状板部101の開口101hとバンパサポート104の爪部104tとの係合を解除する必要がある。フランジ状板部101の開口101h、及びバンパサポート104の爪部104tは、バンパカバー100の裏側に設けられているため、両者101h,104tの係合を解除するのは手間が掛かる。このため、バンパカバー100(フランジ状板部101)の開口101hとバンパサポート104の爪部104tとの係合を解除する際に両者101h,104tを変形、あるいは損傷させることがある。このため、バンパカバー100を再び車両のフロントフェンダ102に連結する際の連結信頼性が低下することになる。
本発明は、上記問題点を解決するためになされたものであり、本発明が解決しようとする課題は、バンパカバーの係合部と車両ボディのサポート部材の被係合部との係合を解除する際、前記係合部と被係合部とが変形、損傷等しないようにすることである。
上記した課題は、各請求項の発明によって解決される。請求項1の発明は、バンパカバーの端縁に設けられた係合部車両ボディに固定されたサポート部材の被係合部とを弾性変形を利用して係合させて、前記バンパカバーを車両ボディに連結する車両のバンパカバー連結構造であって、前記バンパカバーの端縁には、その端縁に沿って係合部と係合解除部とが形成されており、前記バンパカバーの端縁の係合部と前記サポート部材の被係合部とが係合している状態から前記バンパカバーをそのバンパカバーの端縁に沿う方向に移動させることで、前記サポート部材の被係合部を弾性変形させずに前記係合解除部を前記サポート部材の被係合部の位置まで導けるように構成されている。
本発明によると、バンパカバーの端縁の係合部とサポート部材の被係合部とが係合している状態から前記バンパカバーをそのバンパカバーの端縁に沿う方向に移動させ、係合解除部を前記サポート部材の被係合部の位置まで導くことができる。即ち、バンパカバーの端縁の係合部とサポート部材の被係合部とが係合している状態からバンパカバーをそのバンパカバーの端縁に沿う方向に移動させることで、バンパカバーをサポート部材から外せるようになる。このため、バンパカバーの係合部とサポート部材の被係合部間に無理な力を加えずに両者の係合を解除できるようになり、バンパカバーの係合部とサポート部材の被係合部とが損傷、あるいは変形しなくなる。このため、バンパカバーを車両ボディに再度連結する際の連結信頼性が低下しない。
請求項2の発明は、バンパカバーの端縁に設けられた係合部を車両ボディに固定されたサポート部材の被係合部に係合させて、前記バンパカバーを車両ボディに連結する車両のバンパカバー連結構造であって、前記バンパカバーの端縁には、その端縁に沿って係合部と係合解除部とが形成されており、前記バンパカバーの端縁の係合部と前記サポート部材の被係合部とが係合している状態から前記バンパカバーをそのバンパカバーの端縁に沿う方向に移動させ、前記係合解除部を前記サポート部材の被係合部の位置まで導けるように構成されており、前記サポート部材には、前記バンパカバーの端縁に沿う方向にそのバンパカバーをガイド可能なガイド部が設けられており、前記サポート部材のガイド部は、前記バンパカバーの端縁を収納する溝状部と、その溝状部の側壁に形成されて前記バンパカバーの端縁を厚み方向から挟む複数の突起とから構成されている。このため、バンパカバーを端縁に沿う方向に移動させる際の作業が容易になる。また、サポート部材のガイド部に対するバンパカバーの端縁の摺動抵抗を小さくできる。
請求項3の発明によると、バンパカバーは、車幅方向に延びる第1カバー部と、車両前後方向に延びる第2カバー部と、前記第1カバー部と第2カバー部との間に設けられて、傾斜部を有する湾曲部とを備えており、前記湾曲部の傾斜部は、前記第1カバー部の上端に連続するとともに、その上端から車幅方向外側方向に離れるにつれて高くなるように傾斜しており、前記バンパカバーの端縁は、前記湾曲部の傾斜部の前方端縁に上下方向に延びるように設けられており、前記バンパカバーの端縁に沿う方向が上下方向である。
請求項4の発明によると、係合部と係合解除部間で、バンパカバーの端縁の断面形状が前記係合部の断面形状から係合解除部の断面形状まで徐々に変化する構成である。このため、バンパカバーの係合部とサポート部材の被係合部とが係合している状態からバンパカバーの係合解除部をスムーズにサポート部材の被係合部まで導けるようになる。
請求項5の発明によると、バンパカバーの係合部とサポート部材の被係合部との係合方向は、そのバンパカバーの端縁に沿う方向に対して直角方向であって車両前後方向と一致している。このため、バンパカバーを車両ボディに対して車両前後方向から押付けることで、バンパカバーの係合部とサポート部材の被係合部とを係合させることができる。
請求項6の発明によると、バンパカバーの係合解除部は、そのバンパカバーの係合部に対して下方に形成されている。これにより、バンパカバーを上方に動かすことで、バンパカバーをサポート部材から取外せるようになる。
請求項7の発明によると、サポート部材の被係合部は、バンパカバーの端縁が挿入可能な溝状に形成されて、その溝の開口縁に爪部が形成されており、前記バンパカバーの係合部は、そのバンパカバーの端縁が前記サポート部材の溝状の被係合部に挿入される際に前記爪部が係合する段差部であり、前記バンパカバーの係合解除部は、前記爪部が係合不能に構成された平坦部である。
請求項8の発明によると、サポート部材は、所定部位が車両ボディに固定されたランプユニットに連結された状態で、他の部位が前記車両ボディに固定されており、前記サポート部材のガイド部は、前記ランプユニットに沿って配置されている。
本発明によると、バンパカバーの係合部と車両ボディのサポート部材の被係合部との係合を解除する際、前記係合部と被係合部とが変形、損傷等しなくなる。
本発明の実施形態1に係るバンパカバー連結構造を備える車両の後方模式斜視図である。 車両ボディとリヤバンパカバーとを表す分解斜視図である。 リヤバンパカバーの右半分を左後方から見た斜視図である。 リヤバンパカバーの段差部と平坦部とを備える連結用端縁を表す斜視図(図3のIV矢視図)である。 リヤバンパカバーの連結用端縁における上部の段差部の平断面図(図4のV-V矢視断面図)である。 リヤバンパカバーの連結用端縁における下部の段差部の平断面図(図4のVI-VI矢視断面図)である。 リヤバンパカバーの連結用端縁における平坦部の平断面図(図4のVII-VII矢視断面図)である。 バンパサポートの固定状態を表す斜視図(図2のVIII矢視拡大図)である。 バンパサポートの斜視図である。 バンパサポートの被係合部を表す平断面図(図9のX-X矢視断面図)、及び被係合部と係合前におけるリヤバンパカバーの連結用端縁の平断面図である。 バンパサポートのガイド部を表す平断面図(図9のXI-XI矢視断面図)、及びガイド部と嵌合前におけるリヤバンパカバーの連結用端縁の平断面図である。 バンパサポートの被係合部とリヤバンパカバーの連結用端縁の段差部(係合部)との係合状態を表す平断面図である。 バンパサポートのガイド部とリヤバンパカバーの連結用端縁との嵌合状態を表す平断面図である。 リヤバンパカバーを車両ボディから外す状態を表す平断面図である。 従来の車両のバンパカバー連結構造を表す斜視図である。 図15のXVI-XVI矢視断面図である。
[実施形態1]
以下、図1から図14に基づいて本発明の実施形態1に係る車両のバンパカバー連結構造について説明する。本実施形態に係る車両のバンパカバー連結構造は、図1に示すように、ワンボックス車両10のボディ12にリヤバンパカバー20を正式にネジ等により取付ける前に、リヤバンパカバー20をボディ12の所定位置に連結する構造である。ここで、図中における前後左右、及び上下は前記ワンボックス車両10(以下、車両10という)の前後左右、及び上下に対応している。
<車両10のボディ12の概要について>
リヤバンパカバー連結構造について説明する前に、図1、図2に基づいて、車両10のボディ12の概要について簡単に説明する。車両10のボディ12の後部には荷物の積み下ろし等に使用されるドア開口部12hが形成されており、そのドア開口部12hがバックドア13(図2では省略)により開閉可能に構成されている。ボディ12のドア開口部12hの下辺部分には左右方向に延びる横梁部12y(図2参照)が設けられており、その横梁部12yの左右両側にドア開口部12hを構成する左右の後端支柱部12zが立設されている。そして、左右の後端支柱部12zにバックランプユニット14が取付けられている。また、ボディ12の後部の左右側面にはリヤホイールハウス12aを備えるリヤフェンダパネル12f等が設けられている。そして、ボディ12の横梁部12yと、左右のバックランプユニット14の下側と、左右のリヤフェンダパネル12fの下窪み部12kとがリヤバンパカバー20により覆われている。
<リヤバンパカバー20について>
リヤバンパカバー20は、図1〜図3に示すように、ボディ12の横梁部12yを車両後方から覆う後面カバー部22と、リヤフェンダパネル12fの下窪み部12kを車幅方向外側から覆う左右の側面カバー部24と、後面カバー部22と側面カバー部24間に設けられた左右の湾曲部25とから構成されている。そして、リヤバンパカバー20の左右の側面カバー部24と左右の湾曲部25とが左右対称に形成されている。リヤバンパカバー20の湾曲部25の上辺部分は、後側傾斜上板部25bと前側傾斜上板部25fとにより山形に形成されている。
リヤバンパカバー20の湾曲部25の後側傾斜上板部25bは、図2等に示すように、後面カバー部22の上端に形成された上端平板部22uと連続しており、その上端平板部22uから車幅方向外側に離れるにつれて高くなるように所定角度で傾斜している。そして、湾曲部25の後側傾斜上板部25bの傾斜角度は、図1に示すように、その後側傾斜上板部25bがバックドア13の端縁とバックランプユニット14の外周下側に合わせられるような角度に設定されている。リヤバンパカバー20の湾曲部25の前側傾斜上板部25fは、図2に示すように、側面カバー部24の上端に形成された上端平板部24uと連続しており、その上端平板部24uから車両後方に離れるにつれて高くなるように所定角度で傾斜している。そして、湾曲部25の前側傾斜上板部25fと後側傾斜上板部25bとの境界位置には頂部25tが形成されている。
リヤバンパカバー20には、図2、図3に示すように、後面カバー部22の上端平板部22uと湾曲部25の後側傾斜上板部25bとの前端部分に内フランジ部26が形成されている。内フランジ部26は、バックドア13の下端縁が重なる位置で、バックランプユニット14の下側位置まで形成されている。即ち、リヤバンパカバー20の湾曲部25の後側傾斜上板部25bには、図3に示すように、その後側傾斜上板部25bの上部を除く部分に内フランジ部26が形成されている。そして、リヤバンパカバー20の内フランジ部26がボディ12のドア開口部12hの端縁、即ち、横梁部12yの上部と後端支柱部12zの端縁とにネジ止めされるように構成されている。また、リヤバンパカバー20の側面カバー部24の前端縁にはリヤホイールハウス12aを構成する縦フランジ部27aが形成されており、側面カバー部24の下端縁には下端フランジ部27dが形成されている。そして、リヤバンパカバー20の側面カバー部24の縦フランジ部27aと下端フランジ部27dとがリヤフェンダパネル12fに、ネジ、及びクリップ等により固定される。
<リヤバンパカバー連結構造について>
リヤバンパカバー20は、ネジ、及びクリップ等により車両10のボディ12に正式に固定される前に、そのリヤバンパカバー20の湾曲部25の上部がリヤバンパカバー連結構造によりボディ12の所定位置に連結される。ここで、リヤバンパカバー連結構造は、車両10の左右両側において左右対称に設けられている。このため、図3〜図14に基づいて、代表して右側のリヤバンパカバー連結構造について説明する。
リヤバンパカバー連結構造は、リヤバンパカバー20に設けられた連結用端縁250と、ボディ12(後端支柱部12z)に固定され、前記連結用端縁250が係合可能なバンパサポート30(図2参照)とから構成されている。リヤバンパカバー20の連結用端縁250は、図2〜図4に示すように、内フランジ部26より上側に位置する湾曲部25の後側傾斜上板部25bの前端縁に設けられている。湾曲部25の後側傾斜上板部25bの連結用端縁250は、図4に示すように、上部側で肉厚寸法が大きくなるように構成されている。また、連結用端縁250の裏面250mには、上下方向に長いL字形凹部251がほぼ一定の幅寸法で形成されている。L字形凹部251は、連結用端縁250の前端エッジ部252に対して平行(上下方向)に延びる縦向き凹部251tと、その縦向き凹部251tの下端位置から前端エッジ部252の位置まで前方に延びる横向き凹部251yとからL字形に構成されている。
L字形凹部251の縦向き凹部251tの前側壁部は、前端エッジ部252に沿って上下方向に延びる段差部254となっており、後記するバンパサポート30の爪部33kが係合可能に構成されている。また、L字形凹部251(縦向き凹部251t)の上端壁部254uは、段差部254と係合したバンパサポート30の爪部33kに対して上方から当接可能に構成されている。
L字形凹部251は、縦向き凹部251tの上部位置から横向き凹部251yの位置まで、図4に示すように、凹部の深さ寸法が徐々に小さくなるように設定されている。このため、L字形凹部251(縦向き凹部251t)の段差部254の高さ寸法(深さ寸法)は、図5(図4のV-V断面図)に示すように、縦向き凹部251tの上部位置で最も大きく、縦向き凹部251tの下部に近づくにつれて徐々に小さくなる(図6(図4のVI-VI断面図)参照)。そして、L字形凹部251の横向き凹部251yでは、図7(図4のVII-VII断面図)に示すように、前端エッジ部252に至る位置まで段差部が存在しない平坦面となっている。このため、L字形凹部251の横向き凹部251yを、以後、平坦部251yと呼ぶことにする。
即ち、リヤバンパカバー20の後面カバー部22が本発明の第1カバー部、左右の側面カバー部24が本発明の第2カバー部に相当する。また、湾曲部25の後側傾斜上板部25bが湾曲部の傾斜部に相当し、後面カバー部22の上端平板部22uが本発明の第1カバー部の上端に相当する。また、リヤバンパカバー20の連結用端縁250が本発明のバンパカバーの端縁に相当する。
<バンパサポート30について>
バンパサポート30は、図8、図9に示すように、リヤバンパカバー20の連結用端縁250が係合可能なサポート部材であり、バックランプユニット14の右下位置でボディ12(後端支柱部12z)に固定されている。バンパサポート30は、図9に示すように、ボディ12に固定される固定フランジ部37と、バックランプユニット14のハウジング14hに連結されるランプ側連結部36とを備えている。固定フランジ部37は、略横向き台形状に形成されており、その固定フランジ部37の先端部にボルト(図示省略)が通されるボルト孔37hが形成されている。ランプ側連結部36は、図8、図10等に示すように、バックランプユニット14のハウジング14hの端縁を裏側から支えられるように構成されており、そのランプ側連結部36の上端左側面にハウジング14hに係合可能な鉤部36kが設けられている。
バンパサポート30のランプ側連結部36と固定フランジ部37間には、バックランプユニット14のランプレンズ14zの外周下側に沿って溝状のガイド部35が形成されている。バンパサポート30のガイド部35は、リヤバンパカバー20をそのリヤバンパカバー20の連結用端縁250に沿う方向にガイドする部分であり、前記連結用端縁250が車両後方から嵌め込まれるように構成されている。即ち、バンパサポート30のガイド部35の傾斜角度は、リヤバンパカバー20(湾曲部25)の後側傾斜上板部25bの傾斜角度と等しい角度に設定されている。
また、バンパサポート30のガイド部35には、図9、及び図11の平断面図に示すように、溝の側壁面にリヤバンパカバー20の連結用端縁250を厚み方向から挟む突起35x,35yが形成されている。このため、リヤバンパカバー20をそのリヤバンパカバー20の連結用端縁250に沿う方向にガイドする際、連結用端縁250とガイド部35間の摺動抵抗を小さくできる。
バンパサポート30のランプ側連結部36の上部右側には、図9に示すように、前記ガイド部35の延長線上の位置に被係合部33が設けられている。被係合部33は、リヤバンパカバー20の連結用端縁250の上部に形成された段差部254が係合される部分である。被係合部33は、リヤバンパカバー20の連結用端縁250の上部を車両後方から押し込めるように断面U字溝状に形成されている。被係合部33には、図10の平断面図に示すように、断面U字溝の開口縁にその開口を狭めるように爪部33kが設けられている。ここで、バンパサポート30は樹脂製であり、爪部33kは断面U字溝状の被係合部33の開口を広げる方向に弾性変形可能に構成されている。
このため、被係合部33に対してリヤバンパカバー20の連結用端縁250が後方から押し込まれると、爪部33kは被係合部33の開口を広げる方向に弾性変形する。そして、リヤバンパカバー20の連結用端縁250のL字形凹部251がバンパサポート30の被係合部33の内側まで挿入されると、図12に示すように、爪部33kは樹脂の弾性力でL字形凹部251の段差部254と係合するようになる。リヤバンパカバー20(L字形凹部251)の段差部254とバンパサポート30(被係合部33)の爪部33kとが係合している状態では、L字形凹部251の上端壁部254uがバンパサポート30の爪部33kに対して上方から当接して、リヤバンパカバー20の下移動が禁止される。なお、バンパサポート30に対するリヤバンパカバー20の上移動は可能である。
<リヤバンパカバー20の連結、及び取外し手順について>
次に、リヤバンパカバー20の連結、及び取外し手順について説明する。リヤバンパカバー20を車両10のボディ12に対して連結する場合には、図2に示すように、左右の湾曲部25に設けられた後側傾斜上板部25bの連結用端縁250を後方からボディ12の左右に固定されたバンパサポート30にセットする。即ち、リヤバンパカバー20(湾曲部25)の連結用端縁250の上部をバンパサポート30の被係合部33に位置合わせし、連結用端縁250の高さ方向中央部をバンパサポート30のガイド部35に位置合わせして、リヤバンパカバー20の湾曲部25を前方に押圧する。
これにより、リヤバンパカバー20の連結用端縁250の上部がバンパサポート30の被係合部33に対して後方から押し込まれる。これにより、バンパサポート30の被係合部33の爪部33kは、その被係合部33の開口を広げる方向に弾性変形する。そして、図12に示すように、リヤバンパカバー20の連結用端縁250のL字形凹部251がバンパサポート30の被係合部33の内側まで挿入されると、爪部33kは樹脂の弾性力でL字形凹部251の段差部254と係合する。このとき、リヤバンパカバー20のL字形凹部251の上端壁部254uがバンパサポート30の爪部33kに対して上方から当接するため、リヤバンパカバー20の下移動が禁止される。
また、図13に示すように、リヤバンパカバー20の連結用端縁250の高さ方向中央部がバンパサポート30のガイド部35に嵌め込まれる。これにより、リヤバンパカバー20がボディ12の所定位置に連結される。この状態で、リヤバンパカバー20の内フランジ部26がボディ12のドア開口部12hの端縁にネジ止めされ、縦フランジ部27a、下端フランジ部27dがリヤフェンダパネル12fにネジ、及びクリップ等で止められる。これにより、リヤバンパカバー20がボディ12に正式に取付けられる。
次に、修理等のため、リヤバンパカバー20をボディ12から外す場合には、前記ネジ、及びクリップ等を外した状態で、リヤバンパカバー20をバンパサポート30のガイド部35に沿って上方に移動させる。これにより、リヤバンパカバー20の連結用端縁250がバンパサポート30のガイド部35に沿って、そのガイド部35、及び被係合部33に対して上方に移動する。この結果、リヤバンパカバー20の連結用端縁250の段差部254は、バンパサポート30の被係合部33の爪部33kと係合している状態で、その爪部33kに対して上方に移動する。そして、図14に示すように、リヤバンパカバー20の連結用端縁250の横向き凹部251y、即ち、平坦部251yがバンパサポート30(被係合部33)の爪部33kの位置まで到達した段階で、段差部254と爪部33kとの係合が解除される。これにより、バンパサポート30からリヤバンパカバー20の連結用端縁250を容易に外せるようになる。
<本実施形態に係るリヤバンパカバー連結構造の長所について>
本実施形態に係るリヤバンパカバー連結構造によると、リヤバンパカバー20の連結用端縁250(端縁)の段差部254(係合部)とバンパサポート30(サポート部材)の被係合部33とが係合している状態からリヤバンパカバー20を連結用端縁250(端縁)に沿う方向に移動させ、平坦部251y(係合解除部)をバンパサポート30の被係合部33の位置まで導くことができる。即ち、リヤバンパカバー20の連結用端縁250(端縁)の段差部254(係合部)とバンパサポート30(サポート部材)の被係合部33とが係合している状態からリヤバンパカバー20を連結用端縁250(端縁)に沿う方向に移動させることで、リヤバンパカバー20をバンパサポート30から外せるようになる。このため、リヤバンパカバー20の段差部254(係合部)とバンパサポート30の被係合部33間に無理な力を加えずに両者254,33の係合を解除できるようになり、リヤバンパカバー20の段差部254(係合部)とバンパサポート30の被係合部33とが損傷、あるいは変形することがない。このため、リヤバンパカバー20を車両ボディ12に再度連結する際の連結信頼性が低下しなくなる。
また、リヤバンパカバー20の連結用端縁250(端縁)の段差部254(係合部)と平坦部251y(係合解除部)間で、リヤバンパカバー20の連結用端縁250の断面形状が前記段差部254の断面図形状から平坦部251yの断面形状まで徐々に変化する。このため、リヤバンパカバー20の段差部254とバンパサポート30(サポート部材)の被係合部33とが係合している状態からリヤバンパカバー20の平坦部251yをスムーズにバンパサポート30の被係合部33まで導けるようになる。また、バンパサポート30には、リヤバンパカバー20の連結用端縁250に沿う方向にそのリヤバンパカバー20をガイド可能なガイド部35が設けられている。このため、リヤバンパカバー20を連結用端縁250に沿う方向に移動させる際の作業が容易になる。
また、リヤバンパカバー20を車両ボディ12に対して車両前後方向から押付けることで、リヤバンパカバー20の段差部254(係合部)とバンパサポート30(サポート部材)の被係合部33とを係合させることができる。そして、リヤバンパカバー20を上方に動かすことで、そのリヤバンパカバー20をバンパサポート30から容易に取外せるようになる。また、バンパサポート30のガイド部35は、溝状部の側壁に形成されてリヤバンパカバー20の連結用端縁250を厚み方向から挟む複数の突起35x,35yとから構成されているため、バンパサポート30のガイド部35に対するリヤバンパカバー20の連結用端縁250の摺動抵抗を小さくできる。
<変更例>
ここで、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更が可能である。例えば、本実施形態では、リヤバンパカバー20の連結用端縁250にL字形凹部251を形成して段差部254(係合部)と平坦部251y(係合解除部)とを設ける例を示した。しかし、リヤバンパカバー20の連結用端縁250にL字形凹部251を形成する代わりに、略L字形の切欠部等を形成して段差部254(係合部)と係合解除部とを設けることも可能である。また、L字形凹部251の一部を切欠く構成でも可能である。また、本実施形態では、バンパサポート30(サポート部材)をバックランプユニット14の近傍で車両ボディ12に固定する例を示した。しかし、リヤバンパカバー20の形状によっては、バンパサポート30の固定位置を適宜変更することも可能である。また、本実施形態では、リヤバンパカバー20の連結構造について本発明を適用したが、フロントバンパカバーの連結構造について本発明を適用することも可能である。
12・・・・・ボディ(車両ボディ)
14・・・・・バックランプユニット
20・・・・・リヤバンパカバー(バンパカバー)
250・・・・連結用端縁(端縁)
254・・・・段差部(係合部)
251y・・・平坦部(係合解除部)
30・・・・・バンパサポート(サポート部材)
33k・・・・爪部
33・・・・・被係合部
35・・・・・ガイド部
35x・・・・突起
35y・・・・突起

Claims (8)

  1. バンパカバーの端縁に設けられた係合部車両ボディに固定されたサポート部材の被係合部とを弾性変形を利用して係合させて、前記バンパカバーを車両ボディに連結する車両のバンパカバー連結構造であって、
    前記バンパカバーの端縁には、その端縁に沿って係合部と係合解除部とが形成されており、
    前記バンパカバーの端縁の係合部と前記サポート部材の被係合部とが係合している状態から前記バンパカバーをそのバンパカバーの端縁に沿う方向に移動させることで、前記サポート部材の被係合部を弾性変形させずに前記係合解除部を前記サポート部材の被係合部の位置まで導けるように構成されている車両のバンパカバー連結構造。
  2. バンパカバーの端縁に設けられた係合部を車両ボディに固定されたサポート部材の被係合部に係合させて、前記バンパカバーを車両ボディに連結する車両のバンパカバー連結構造であって、
    前記バンパカバーの端縁には、その端縁に沿って係合部と係合解除部とが形成されており、
    前記バンパカバーの端縁の係合部と前記サポート部材の被係合部とが係合している状態から前記バンパカバーをそのバンパカバーの端縁に沿う方向に移動させ、前記係合解除部を前記サポート部材の被係合部の位置まで導けるように構成されており、
    前記サポート部材には、前記バンパカバーの端縁に沿う方向にそのバンパカバーをガイド可能なガイド部が設けられており、
    前記サポート部材のガイド部は、前記バンパカバーの端縁を収納する溝状部と、その溝状部の側壁に形成されて前記バンパカバーの端縁を厚み方向から挟む複数の突起とから構成されている車両のバンパカバー連結構造。
  3. 請求項1又は請求項2のいずれかに記載された車両のバンパカバー連結構造であって、
    前記バンパカバーは、車幅方向に延びる第1カバー部と、車両前後方向に延びる第2カバー部と、前記第1カバー部と第2カバー部との間に設けられて、傾斜部を有する湾曲部とを備えており、
    前記湾曲部の傾斜部は、前記第1カバー部の上端に連続するとともに、その上端から車幅方向外側方向に離れるにつれて高くなるように傾斜しており、
    前記バンパカバーの端縁は、前記湾曲部の傾斜部の前方端縁に上下方向に延びるように設けられており、
    前記バンパカバーの端縁に沿う方向が上下方向である車両のバンパカバー連結構造。
  4. 請求項1から請求項3のいずれかに記載された車両のバンパカバー連結構造であって、
    前記係合部と係合解除部間で、前記バンパカバーの端縁の断面形状が前記係合部の断面形状から係合解除部の断面形状まで徐々に変化する構成である車両のバンパカバー連結構造。
  5. 請求項1から請求項4のいずれかに記載された車両のバンパカバー連結構造であって、
    前記バンパカバーの係合部と前記サポート部材の被係合部との係合方向は、そのバンパカバーの端縁に沿う方向に対して直角方向であって車両前後方向と一致している車両のバンパカバー連結構造。
  6. 請求項5に記載された車両のバンパカバー連結構造であって、
    前記バンパカバーの係合解除部は、そのバンパカバーの係合部に対して下方に形成されている車両のバンパカバー連結構造。
  7. 請求項1から請求項6のいずれかに記載された車両のバンパカバー連結構造であって、
    前記サポート部材の被係合部は、前記バンパカバーの端縁が挿入可能な溝状に形成されて、その溝の開口縁に爪部が形成されており、
    前記バンパカバーの係合部は、そのバンパカバーの端縁が前記サポート部材の溝状の被係合部に挿入される際に前記爪部が係合する段差部であり、
    前記バンパカバーの係合解除部は、前記爪部が係合不能に構成された平坦部である車両のバンパカバー連結構造。
  8. 請求項2から請求項7のいずれかに記載された車両のバンパカバー連結構造であって、
    前記サポート部材は、所定部位が車両ボディに固定されたランプユニットに連結された状態で、他の部位が前記車両ボディに固定されており、
    前記サポート部材のガイド部は、前記ランプユニットに沿って配置されている車両のバンパカバー連結構造。
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