JP6405231B2 - 作業具導入方法及び作業具導入装置 - Google Patents

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Description

本発明は、流体管に装着された外箱の内部にカッターなどの作業具を導入するための作業具導入方法及び作業具導入装置に関する。
近年、既設の水道管路を上流側で止水することなく不断水の状態を維持したまま、水道管の周壁をカッターで切削する、いわゆる不断水切削が行われている(例えば、特許文献1,2)。
図9に示すように、不断水切削では、切削箇所を取り囲むようにして水道管Kに外箱91が装着され、その外箱91に仕切弁92を介して収容箱93が接続される。外箱91の下方には図示しない別の管が接続され、その流路は不図示の仕切弁によって閉塞されている。収容箱93には、穿孔機97の軸に接続されたカッター94aが収容されている。外箱91と収容箱93の内部には、仕切弁92によって仕切られた密封空間が形成されている。仕切弁92を開いて穿孔機97の軸を進出させると、外箱91内にカッター94aが導入され、水道管Kの周壁が切削される。切削が完了したら、穿孔機97の軸を後退させてカッター94aを収容箱93内に戻し、仕切弁92を閉じる。
続いて水道管Kの下側の周壁を切削する場合には、図10のように、カッター94aよりも小径のカッター94bと、ストローク不足を補うための継足し軸95を使用する。カッター94bが仕切弁92と干渉しないように、不図示のクレーンによって穿孔機97が吊り上げられている。切削の際には、図11のように、仕切弁92を開き、穿孔機97を下降させて継足し軸95を挿入した後、穿孔機97の軸を進出させてカッター94bを外箱91内に導入する。水道管Kの下側の周壁を切削したら、穿孔機97の軸を後退させるとともに穿孔機97を上昇させ、カッター94bを収容箱93内に戻してから仕切弁92を閉じる。
かかる施工では、作業具であるカッター94bを外箱91内に導入するに際して、大型で重量物である穿孔機97をクレーンで吊り上げて昇降させる必要があることから、安全性の確保が困難である、カッター94bが位置ずれを起こしやすい、上方に障害物があると実施が妨げられる、といった問題を抱えていた。また、収容箱93の軸受96から継足し軸95が一旦離脱するため、カッター94bを収容箱93内に戻すときに継足し軸95が軸受96に的確に収まらなかったり、継足し軸95を軸受96に収めたときに軸受96に装着されているシール材が脱落したりする恐れがあった。
尚、ここでは不断水切削の例を示しているため、外箱内に導入する作業具としてカッターを使用し、導入機として穿孔機を使用しているが、これに限られない。例えば、外箱を装着した流体管に不断水状態で切換弁を設置する工事であれば、作業具としての切換弁を外箱の内部に導入する必要があり、そのような施工においても上記と同様の問題が存在する。
特許文献1では、収容箱に装着した進退規制機構によって軸部材を外箱に向けて送り出し、その軸部材に別の軸部材を取り外し可能に順次連結することにより、収容箱の外方へ延びる軸部材の長さを短縮できるようにした作業具導入方法が提案されている。しかし、この方法では、特殊な機構を備えた進退規制機構(不断水切削であれば穿孔機)が必要となり、既存の穿孔機を使用できないことから、実用上の適用範囲が大幅に制限される。
特開2013−108594号公報 特開2007−320019号公報
本発明は上記実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、穿孔機などの導入機の昇降動作を伴わずにストローク不足を補うことができる作業具導入方法及び作業具導入装置を提供することにある。
上記目的は、下記の如き本発明により達成できる。即ち、本発明に係る作業具導入方法は、継足し軸が挿入されたスライドパイプを収容箱の外方に装着し、前記継足し軸に接続された作業具を収容した前記収容箱を、流体管に装着された外箱に仕切弁を介して接続する第1の工程と、前記スライドパイプを前記継足し軸と共に前記収容箱内に挿入する第2の工程と、前記収容箱の外方に導入機を装着して、前記導入機の軸を前記継足し軸に接続する第3の工程と、前記導入機の軸を進出させて前記収容箱内の前記スライドパイプに挿入し、前記継足し軸を前記スライドパイプから突出させて前記作業具を前記外箱内に導入する第4の工程と、を備えるものである。
この作業具導入方法によれば、収容箱の外方に導入機を装着して、その導入機の軸を進出させることにより、収容箱内のスライドパイプに挿入されている継足し軸が突出し、それに伴って作業具が外箱内に導入されるので、導入機の昇降動作を伴わずにストローク不足を補うことができる。その結果、安全性を容易に確保できる、作業具の位置ずれが抑えられる、上方の障害物を回避して実施しやすい、といった点で有益である。
この作業具導入方法では、前記継足し軸を前記スライドパイプから突出させたときに、前記スライドパイプの先端部に設けた軸受により前記継足し軸を支持することが好ましい。これにより、スライドパイプから突出させた継足し軸が安定し、作業具を精度良く外箱内に導入することができる。また、継足し軸をスライドパイプ内に戻すときに、継足し軸を的確に収められるとともに、軸受のシール材が脱落するなどの不具合を生じにくい。
この作業具導入方法では、第1の工程と第2の工程では、前記スライドパイプに対する前記継足し軸の軸方向の移動を規制しておき、第3の工程で前記導入機の軸を前記継足し軸に接続した後、その規制を解除してから第4の工程に移行することが好ましい。これにより、継足し軸がスライドパイプから不意に脱落する事態を防ぎ、作業具を外箱内に円滑に導入することができる。
また、本発明に係る作業具導入装置は、流体管に装着される外箱と、前記外箱に仕切弁を介して接続される収容箱と、前記収容箱に装着され、前記収容箱の外方と内方との間で変位可能なスライドパイプと、前記スライドパイプに挿入される継足し軸と、前記収容箱に収容された状態で、前記スライドパイプに挿入された前記継足し軸に接続される作業具と、前記スライドパイプを前記継足し軸と共に前記収容箱内に挿入した状態で前記収容箱の外方に装着され、前記継足し軸に接続される軸を有する導入機と、を備え、前記収容箱に装着した前記導入機の軸を進出させて前記収容箱内の前記スライドパイプに挿入することにより、前記継足し軸が前記スライドパイプから突出するように構成されたものである。
この作業具導入装置は、上述した作業具導入方法を実施するうえで有用であり、したがって導入機の昇降動作を伴わずにストローク不足を補うことができる。それ故、安全性を容易に確保できる、作業具の位置ずれが抑えられる、上方の障害物を回避して実施しやすい、といった点で有益である。
この作業具導入装置は、前記継足し軸を前記スライドパイプから突出させたときに、前記スライドパイプの先端部に設けた軸受により前記継足し軸が支持されるものが好ましい。これにより、スライドパイプから突出させた継足し軸が安定し、作業具を精度良く外箱内に導入することができる。また、継足し軸をスライドパイプ内に戻すときに、継足し軸を的確に収められるとともに、軸受のシール材が脱落するなどの不具合を生じにくい。
この作業具導入装置は、前記スライドパイプに対する前記継足し軸の軸方向の移動を規制する規制部材を備えるものが好ましい。これにより、継足し軸がスライドパイプから不意に脱落する事態を防ぎ、作業具を外箱内に円滑に導入することができる。
本発明に係る作業具導入装置の一例を示す縦断面図 図1におけるX部の拡大図 スライドパイプを継足し軸と共に収容箱内に挿入した状態を示す縦断面図 収容箱の外方に穿孔機を装着した状態を示す縦断面図 継足し軸の後端部の周辺を示す拡大図 カッターを外箱内に導入して水道管の周壁を切削する状態を示す縦断面図 水平方向に沿って作業具を導入する場合の好ましい実施形態を示す縦断面図 図7におけるY部の拡大図 従来の作業具導入装置の一例を示す縦断面図 従来の作業具導入装置の一例を示す縦断面図 図10の装置において穿孔機を下降した状態を示す縦断面図
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。本実施形態では、作業具としてのカッターを外箱内に導入して、既設の水道管の下側の周壁を切削する不断水切削の例を示す。かかる施工では、上側の周壁を切削する場合に比べてカッターの送り量が多くなるため、導入機である穿孔機のストローク不足が問題となりやすい。
図1では、既設の水道管K(流体管の一例)に外箱1が装着されている。水道管Kの上側の周壁は、図9で例示したような事前の不断水切削により既に切削されている。外箱1は複数の分割体からなり、既設の水道管Kに対して外嵌可能に構成されている。これらの分割体は、ボルトとナットなどの締結具によって連結され、または溶接によって一体化される。外箱1には仕切弁2を介して収容箱3が接続され、それらの内部には仕切弁2によって仕切られた密封空間が形成されている。外箱1の内部は、穿孔H1を通じて水道管Kから流出した水で充満している。外箱1の下方には図示しない別の管が接続され、その流路は不図示の仕切弁により閉塞されている。
作業具であるカッター4は、水道管Kの下側の周壁を切削するために準備されたものであり、前工程で上側の周壁を切削したカッターとは別物である。カッター4は、穿孔H1を容易に通過できるように、その外径が穿孔H1の直径よりも少し小さく設定されている。継足し軸5は、後述する導入機としての穿孔機7のストローク不足を補う部材であり、その継足し軸5の先端にはカッター4が接続されている。継足し軸5は、シリンダに挿入されるピストンロッドのように、スライドパイプ6に挿入されている。
スライドパイプ6は、収容箱3に装着され、収容箱3の外方と内方との間で変位可能に構成されている。図1では、スライドパイプ6が収容箱3の外方に装着されている。図2に拡大して示すように、収容箱3には、スライドパイプ6を支持する軸受31が設けられている。軸受31には、収容箱3とスライドパイプ6との間を密封するシール材32が装着されている。これにより、スライドパイプ6は、収容箱3に対して密封状態を維持したまま、軸方向(図1における上下方向)に沿ってスライド移動することができる。
スライドパイプ6の先端部には、継足し軸5を支持する軸受61が設けられている。図1の継足し軸5は、スライドパイプ6に挿入されている状態で軸受61によって支持されている。図2のように、軸受61には、継足し軸5とスライドパイプ6との間を密封するシール材62が装着されている。これにより、継足し軸5は、スライドパイプ6に対して密封状態を維持したまま、軸方向に沿ってスライド移動することができる。スライドパイプ6の後端部には、中心に開口を有するフランジ63、フランジ63から軸方向に離れて位置するフランジ64、及び、それらの間に介在して両者を連結するリブ65が設けられている。
作業具導入方法としては、まず、図1のように、継足し軸5が挿入されたスライドパイプ6を収容箱3の外方に装着し、その継足し軸5に接続されたカッター4を収容した収容箱3を、水道管Kに装着された外箱1に仕切弁2を介して接続する(第1の工程に相当)。カッター4は、弁体21よりも上方に配置され、仕切弁2には干渉しない。続いて、仕切弁2を開き、外箱1と収容箱3とを連通させる。これにより収容箱3の内部にも水が流れ込むが、収容箱3とスライドパイプ6との間、及び、継足し軸5とスライドパイプ6との間は、それぞれ密封されているので漏水しない。
次に、図3に示すように、スライドパイプ6を継足し軸5と共に収容箱3内に挿入する(第2の工程に相当)。このとき、カッター4、継足し軸5及びスライドパイプ6の自重を利用して自動的に挿入してもよいが、水圧が大きい場合にはレバーホイストなどの牽引具の使用が好ましい。レバーホイストを利用する場合には、スライドパイプ6(のリブ65)と収容箱3とをチェーンで連結して水圧による反力を受け止めながら、そのチェーンをレバー操作により巻き取ることで挿入が円滑に行われる。スライドパイプ6のフランジ63が収容箱3のフランジ33に当接したら挿入を終了し、そのフランジ同士をボルトとナットからなる締結具などで接続してスライドパイプ6を収容箱3に固定する。
次に、図4に示すように収容箱3の外方に導入機である穿孔機7を装着し、その穿孔機7の軸70を継足し軸5に接続する(第3の工程に相当)。この例では、穿孔機7のフランジ71をスライドパイプ6のフランジ64に接続することで、穿孔機7を収容箱3に装着している。図5(a)は、図4の要部拡大図に相当し、軸70を継足し軸5に接続する前の状態を示している。図5(b)では、軸70を少し進出させて継足し軸5の後端に当接させ、それらをボルトなどの留め具72によって固着している。軸70と継足し軸5との接続を補強するため、バンドなどの補強部材を更に取り付けても構わない。
次に、図6に示すように、穿孔機7の軸70を進出させて収容箱3内のスライドパイプ6に挿入し、継足し軸5をスライドパイプ6から突出させてカッター4を外箱1内に導入する(第4の工程に相当)。カッター4は、穿孔機7が備える不図示の駆動手段により回転しながら下降し、外箱1内に導入されることで水道管Kの周壁を切削し、これにより穿孔H2が形成される。切削が完了したら、軸70を後退させて図4の位置までカッター4を上昇させる。切り取られた切削片Pは、カッター4のセンタードリル41で引っ掛けて回収される。
このように、作業具であるカッター4を外箱1内に導入するに際して、導入機である穿孔機7は収容箱3に装着されたままの状態であり、クレーンで吊り上げた穿孔機の昇降動作を伴わない。それでいて、スライドパイプ6から継足し軸5を突出させることにより、穿孔機7のストローク不足を補うことができる。その結果、安全性を容易に確保できる、カッター4の位置ずれが抑えられる、上方の障害物を回避して実施しやすい、といった点で有益である。
本実施形態では、図6のように、継足し軸5をスライドパイプ6から突出させたときに、スライドパイプ6の先端部に設けた軸受61により継足し軸5が支持される。これにより、突出させた継足し軸5が安定し、カッター4を精度良く外箱1内に導入することができる。また、継足し軸5をスライドパイプ6内に戻すときに、継足し軸5を的確に収められるとともに、軸受61のシール材62(図2参照)が脱落するなどの不具合を生じにくい。継足し軸5が常に軸受61で支持されることにより、安全性は大幅に向上する。本実施形態では軸70が継足し軸5よりも小径であるため、かかる構成が特に有用である。
本実施形態の装置は、スライドパイプ6に対する継足し軸5の軸方向の移動を規制する規制部材8を備える。これを利用して、第1の工程(図1参照)と第2の工程(図3参照)では、スライドパイプ6に対する継足し軸5の軸方向の移動を規制している。図5(a)で拡大して示すように、規制部材8は、継足し軸5の後端部の側面に着脱自在に取り付けられ、継足し軸5の後端部がフランジ63と係合し得るように外周側に張り出している。規制部材8は、C字状の割りリングにより構成されているが、継足し軸5の移動を規制できるものであれば、これに限られない。
そして、第3の工程では、図5(b)のように穿孔機7の軸70を継足し軸5に接続した後、図5(c)のようにその規制を解除してから、第4の工程(図6参照)に移行する。この規制の解除は、継足し軸5の後端部から規制部材8を取り外すことにより行われる。このように継足し軸5の移動を一時的に規制することで、継足し軸5がスライドパイプ6から不意に脱落する事態を防ぎ、カッター4を外箱1内に円滑に導入することができる。
フランジ63とフランジ64との間には、作業者が手を入れて作業することができる隙間が形成されている。したがって、規制部材8や留め具72の着脱作業は、その隙間を介して行うことができる。そのような隙間が設けられるように、リブ65は、軸周りにおいて断続的に設けられ、例えば軸周りにおける4〜8箇所に等間隔で配置されている。
水道管Kの周壁を切削した後(即ち、カッター4を外箱1内に導入した後)は、上記と逆の手順で作業が行われる。具体的には、軸70を後退させてカッター4を上昇させた後、継足し軸5の移動を規制するために規制部材8を装着し、軸70と継足し軸5との接続を解除する(図4参照)。次いで、穿孔機7を収容箱3から取り外し(図3参照)、スライドパイプ6を継足し軸5と共に収容箱3内から抜去したうえで仕切弁2を閉じる(図1参照)。不図示の排水口を介して収容箱3を水抜きした後、仕切弁2と収容箱3との接続を解除してカッター4などを撤去する。
上記の工事によれば、不断水の状態を維持したまま、水道管Kを上下に貫通する貫通孔(穿孔H1,H2)が形成される。既述のように外箱1の下方側は不図示の仕切弁により閉塞されており、その仕切弁を介して任意の方向に分岐管を設けることができる。本実施形態では、水道管Kの下側の周壁を不断水切削する例を示したが、水道管の上側の周壁または側方の周壁(例えば半径相当分)を不断水切削する場合にも、本発明を適用することでストローク不足を解消できる。
本実施形態では、作業具であるカッター4を上下方向に沿って外箱1内に導入する例を示したが、これに限られず、作業具を水平方向に沿って外箱内に導入するものでも構わない。その場合、穿孔時(作業具の導入時)における継足し軸5及びスライドパイプ6の撓みや振動を抑制するための機構を設けることが望ましい。図7,8では、そのような機構が、スライドパイプ6に設けた調心部66と収容箱3に設けた押圧部34とにより構成された例を示している。尚、かかる機構は、上下方向に沿って作業具を導入する工事で使用しても構わない。
図7,8に示すように、調心部66は、スライドパイプ6の先端部の近傍から外周側に張り出し、その先端が収容箱3の内面に近付けられている。押圧部34は、調心部66を内周側に向けて押圧する押圧部材35と、その押圧部材35の周囲の隙間を密封するシール材36とを備える。この例では、押圧部材35がボルトで構成されている。押圧部材35により調心部66を押圧することで、スライドパイプ6の先端部が芯出し(センタリング)された状態で支持固定され、その結果、継足し軸5及びスライドパイプ6の撓みや振動を抑制できる。
本実施形態では、作業具としてカッター4を使用し、導入機として穿孔機7を使用する不断水切削の例を示したが、これに限られるものではなく、工事の目的に応じて、これらとは別種の部材や機具を作業具または導入機として使用できる。例えば、不断水状態(不断流状態)において、作業具としての切換弁を外箱内に導入して流路内に設置したり、作業具としての蓋体を外箱内に導入して仮止水したりしてもよい。また、上記の穿孔機7はカッター4を回転させる駆動手段を備えていたが、作業具の回転を必要としない場合は、そのような駆動手段を備えない導入機を使用しても構わない。
前述の実施形態では、流体管として水道管を例に挙げたが、本発明はこれに限られるものではなく、水以外の各種の液体や気体、若しくは、液体と気体とが混在した流体などに用いられる流体管に適用できる。
本発明は上述した実施形態に何ら限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で種々の改良変更が可能である。
1 外箱
2 仕切弁
3 収容箱
4 カッター(作業具に相当)
5 継足し軸
6 スライドパイプ
7 穿孔機(導入機に相当)
8 規制部材
31 軸受
32 シール材
61 軸受
62 シール材
70 穿孔機の軸
K 水道管(流体管の一例)

Claims (6)

  1. 継足し軸が挿入されたスライドパイプを収容箱の外方に装着し、前記継足し軸に接続された作業具を収容した前記収容箱を、流体管に装着された外箱に仕切弁を介して接続する第1の工程と、
    前記スライドパイプを前記継足し軸と共に前記収容箱内に挿入する第2の工程と、
    前記収容箱の外方に導入機を装着して、前記導入機の軸を前記継足し軸に接続する第3の工程と、
    前記導入機の軸を進出させて前記収容箱内の前記スライドパイプに挿入し、前記継足し軸を前記スライドパイプから突出させて前記作業具を前記外箱内に導入する第4の工程と、を備える作業具導入方法。
  2. 前記継足し軸を前記スライドパイプから突出させたときに、前記スライドパイプの先端部に設けた軸受により前記継足し軸を支持する請求項1に記載の作業具導入方法。
  3. 第1の工程と第2の工程では、前記スライドパイプに対する前記継足し軸の軸方向の移動を規制しておき、第3の工程で前記導入機の軸を前記継足し軸に接続した後、その規制を解除してから第4の工程に移行する請求項1または2に記載の作業具導入方法。
  4. 流体管に装着される外箱と、
    前記外箱に仕切弁を介して接続される収容箱と、
    前記収容箱に装着され、前記収容箱の外方と内方との間で変位可能なスライドパイプと、
    前記スライドパイプに挿入される継足し軸と、
    前記収容箱に収容された状態で、前記スライドパイプに挿入された前記継足し軸に接続される作業具と、
    前記スライドパイプを前記継足し軸と共に前記収容箱内に挿入した状態で前記収容箱の外方に装着され、前記継足し軸に接続される軸を有する導入機と、を備え、
    前記収容箱に装着した前記導入機の軸を進出させて前記収容箱内の前記スライドパイプに挿入することにより、前記継足し軸が前記スライドパイプから突出するように構成された作業具導入装置。
  5. 前記継足し軸を前記スライドパイプから突出させたときに、前記スライドパイプの先端部に設けた軸受により前記継足し軸が支持される請求項4に記載の作業具導入装置。
  6. 前記スライドパイプに対する前記継足し軸の軸方向の移動を規制する規制部材を備える請求項4または5に記載の作業具導入装置。
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