JP6405061B2 - 真空設定を調整するために皮膚ドーム測定を伴う微小皮膚剥離装置 - Google Patents

真空設定を調整するために皮膚ドーム測定を伴う微小皮膚剥離装置 Download PDF

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Description

本発明は、微小皮膚剥離(マイクロダーマブレーション:microdermabrasion)装置、及びこのような装置を用いて角質層の少なくとも一部を制御して除去する方法に関する。
微小皮膚剥離装置は当該技術分野において公知である。特許文献1は、例えば、皮膚の外層を除去して再生された(revitalized)新たな皮膚表面を提供するための治療ツール及び組織収集システム、並びにこれらツール及びシステムを使用する方法を記載しており、それらツール及びシステムは、チューブの端部に取り付けられた剥離チップツールを含み、このチューブが真空源に接続される。真空によって、治療プロセス中に剥離チップと皮膚との間の緊密な接触を維持するのが補助され、除去された組織が収集容器に運ばれる。
特に、この文献は、真空源を含む、皮膚の外層の一部を除去するための装置と、治療される表面から細胞を取り除くための剥離治療チップを含むチューブとを記載しており、このチューブは、チューブ内(through)の管腔が、チューブを取り囲む周囲圧力よりも低い低下した圧力を有するように真空源に取り付けられ、剥離治療チップは、チューブ内の低下した圧力を皮膚表面に適用するための少なくとも1つの開口部を内部に有し、真空によって、治療される皮膚と剥離チップとの接触面積を増大させ、真空は、治療される皮膚表面から除去された組織又は細胞を収集するようにも機能する。さらに、この文献は、表面細胞を除去し、望ましくない皮膚のシミを減少させるために患者の皮膚表面を治療する方法を記載しており、この方法は、剥離する皮膚接触面にチューブ状治療ツールを提供するステップ、このチューブ状治療ツールの管腔内の圧力を治療チューブを取り囲む周囲圧力未満にするステップ、その低い圧力を管腔を介して皮膚表面に送達しながら、皮膚に接触する研磨面を治療される皮膚表面に接触させるステップ、及び皮膚に接触する研磨面を皮膚表面を横切って移動させるステップを含む。
特許文献2には、生物学的組織に物質を適用するための方法及び装置が記載されている。表面より下の標的を有する組織は、表面に開口部を提供するように引き伸ばされる。引き伸ばすことによって、材料が表面から標的に強制的に押し込まれる。第1の物質を、組織のクリーニングを促進するために引き伸ばされる間に適用してもよい。第2の物質を、その(引き伸ばされた)表面に適用してもよい。エネルギーを組織に加えてもよい。次に、組織を弛緩させて第2の物質を開口部を介して組織内に引き込む。組織は、負圧を適用することによって引き伸ばされ、負圧を除去することによって弛緩され得る。第1の物質は研磨材料であってもよい。第2の物質は、医薬品、保湿剤、ローション、又はこれらの任意の組合せである。第2の物質は、正圧を用いて生体組織に適用してもよい。物質を適用するための装置は、ハンドヘルド装置であってもよい。
特許文献3には、皮膚の最外層を剥離して皮膚表面を再生し、皮膚ダメージを修復するための皮膚表面再生装置が記載されており、この装置は、ハウジング、皮膚センサ、及び皮膚治療器を含む。皮膚治療器は、剥離チップ、第1の端部、透明部分、第1のフィルタ、及び第2の端部から構成され、これら全ては着脱可能で且つ交換可能である。皮膚治療器は、チューブ状ホースによって真空源に接続される。真空は、剥離チップとユーザの皮膚との緊密な接触と、剥離された皮膚屑の吸引との両方を提供する。皮膚治療器、特に剥離チップは、共通の材料で大量生産プロセスで製造され、そのため使い捨て可能で経済的である。
特許文献4には、周囲圧力より低い治療圧力を使用する皮膚若返りのための非侵襲性装置が記載されており、この文献は、方法及びコンピュータプログラム製品を提供する。非侵襲性装置は、皮膚接触面を有する吸引チャンバを含み、この吸引チャンバは、皮膚組織を吸引チャンバに露出させて皮膚組織の外面に吸引力を加えるための開口部を含む。吸引チャンバの開口部は10mm未満である。吸引チャンバは、この吸引チャンバを皮膚組織の外面に手動で適用できるように寸法決めされる。非侵襲性装置は、さらに、吸引チャンバ内の治療圧力(Pt)のレベルを制御し、且つ皮膚組織の表皮層と真皮層との間の界面に損傷を与えるための治療圧力の時間間隔(Δt)を空けた適用を制御するためのコントローラを含む。
特許文献5には、調整可能なマッサージ装置が、この装置の治療ヘッドに関連して生成される吸引効果に基づくマッサージ効果を有することが記載されている。この装置の治療ヘッドは、皮膚に接触する表面、フレーム、及び皮膚を持ち上げるための低圧吸引を生成する表面に関連する低圧チャンバを有する。装置は、皮膚組織の特性を測定するためのセンサと、得られた測定値に基づいて低圧吸引を所望の値に自動的に調整するための要素とを有する。特許文献6には、微小皮膚剥離装置が記載されている。この装置は、装置によって除去された皮膚断片が吸引される吸引経路と、この吸引経路に沿って吸引された皮膚断片の1つ又は複数の特性を決定するように構成された検出ユニットとを有する。この検出ユニットは、吸引経路に沿って吸引された皮膚断片の1つ又は複数の特性に基づいて、装置によって実行される剥離深さを決定するように構成される。この文献は、微小皮膚剥離装置の剥離動作の深さを決定する方法についても記載している。
特許文献7には、真空システムとデバイスチップとを含む微小皮膚剥離装置が記載されており、真空システムは、デバイスチップにチャネル入口を含むチャネルを有し、そのチャネル入口は、デバイスチップが皮膚の上を滑空するのを容易にするチャネル・リムによって取り囲まれる。デバイスチップは、チャネル入口から離れて配置された微小皮膚剥離ゾーンを含み、微小皮膚剥離ゾーンとチャネル・リムとの間に凹部が形成される。
米国特許第6,241,739号 米国特許出願公開第2006/189964号明細書 米国特許出願公開第2008/249537号明細書 国際公開第2014/191263号パンフレット 米国特許出願公開第2008/200778号明細書 国際公開第2014/136013号パンフレット 国際公開第2014/191149号パンフレット
上部皮膚層(いわゆる、角質層)を通常よりも早く再生するのを助けるために、「微小皮膚剥離(micro dermo abrasion)」、すなわち「微小皮膚剥離(microdermabrasion)」(MDA)技術が使用されている。従来では、クリスタル微小皮膚剥離システムは、ポンプ、接続チューブ、ハンドピース、及び真空源を含む。ポンプによって酸化アルミニウム等の不活性な結晶の高圧流を生成して皮膚を剥離するが、真空によって、この結晶及び剥離した皮膚細胞を除去する。ガス流中の粒子による剥離の代わりに、装置のチップのダイヤモンド表面等の粗い表面も使用することができる。これは、例えば(ダイヤモンド)微小皮膚剥離として知られている。クリスタル微小皮膚剥離システムとは異なり、(ダイヤモンド)微小皮膚剥離は、結晶から粒子(患者の鼻の中に吸入されたり、目の中に吹き飛ばされたりする可能性がある)を生成しない。
本発明は、とりわけ、固定剥離ゾーン(すなわち、移動剥離部分のない)を含む微小皮膚剥離装置、及び剥離ゾーンを剥離手段として使用し、こうして研磨粒子(の流れ)を用いずに皮膚を剥離するために使用され、真空によって吸引することができる微小皮膚剥離装置に特に関する。しかしながら、他の実施形態では、本発明は、微小皮膚剥離領域が移動し得る(すなわち、固定でない)及び/又は研磨粒子(の流れ)が適用される微小皮膚剥離装置にも関する。
皮膚に圧力成分を加えた状況下での微小皮膚剥離の機械的作用の効果は、皮膚の弾性特性に依存し得る。例えば、過度に高い圧力がかけられると、皮膚が過度に引き伸ばされ、あざやふくれ等の副作用を招くことがあるが、一方で、過度に低い圧力では、最適な機械的マッサージを行うことができない。さらに、過度に高い圧力がかけられると、移動中の摩擦が大きくなり、装置の取扱いに悪影響を与える可能性がある。さらに、圧力又は真空がかけられた状態は、剥離効果及び/又はマッサージ効果に影響を及ぼす可能性がある。さらに、皮膚の特性、従って皮膚ドームの高さは、年齢だけでなく個々人で変化する。例えば、顔及びデコルテ(decollete)における異なる治療領域の中には、皮膚が他の領域よりも薄くて緩んだ(例えば、目の下)領域がある。全ての治療位置で同じ負圧設定を使用すると、それらのデリケートな領域で不快でより深刻な治療を招く可能性がある。一方で、皮膚が非常に堅い、額等の領域では、マッサージ及び剥離のレベルを高めることができる。最適な機械的マッサージ及び剥離を達成するには、最適な負圧設定を選択する必要がある。現在利用可能な微小皮膚剥離装置は、負圧設定において多種多様な設定を提供しておらず、最適な設定を決定することは消費者にとって非常に困難である。
従って、本発明の一態様は、好ましくは、上述した欠点の1つ又は複数を少なくとも部分的にさらに除去する別の微小皮膚剥離装置を提供することである。さらに、本発明の一態様は、好ましくは、上述した欠点の1つ又は複数をさらに少なくとも部分的に除去する、角質層の少なくとも一部を制御して除去するための別の方法を提供することである。
本発明では、負圧(underpressure)によって、例えば、皮膚ドームの高さ等の範囲を調整することができ、それによってマッサージ及び剥離のレベルが、全ての対象物又は治療位置(デリケートなものを含む)について一定である微小皮膚剥離装置を提供する。この装置は、例えば、皮膚の弾性特性に関連する皮膚への負圧の影響を測定するためのセンサを含む。測定結果は、一定且つ最適な治療効果を提供するための負圧設定の手動又は自動調節のための入力を提供することができる。測定は、1回又は複数回、及び1つ又は複数の身体領域で行うことができる。また、治療される皮膚への負圧を自動的に調整しながら、装置が皮膚の上を移動する間に連続的な測定をすることもできる。また、治療される皮膚への負圧を自動的に調整しながら、装置が皮膚の上を移動する間に定期的な測定をすることもできる。装置が皮膚の上を移動していない間で、必要と思われる場合には、治療される皮膚への負圧を自動的に調整しながら、装置の使用中に連続的な測定をすることもできる。
従って、第1の態様では、本発明は、真空システム及びデバイスチップ(チップ)を含む微小皮膚剥離装置(本明細書では「装置」とも呼ばれる)を提供する。真空システムは、デバイスチップの入口ゾーン(におけるチャネル入口)と流体連通しており、真空システムは、入口ゾーンに真空を適用するように構成され、入口ゾーンは、入口ゾーンの(内に突出する)皮膚の一部の皮膚パラメータを測定し、且つ対応するセンサ信号を与えるように構成されたセンサをさらに含む。デバイスチップは、(使用中に(特に、皮膚の上に微小皮膚剥離装置を移動させることによる装置の使用中に))皮膚の一部を剥離するように構成された微小皮膚剥離ゾーンをさらに含む。微小皮膚剥離装置は、センサ信号から導出されたセンサ信号情報、及びセンサ信号情報と真空設定との間の所定の関係の関数として(使用中に)真空を制御するように構成された制御ユニットをさらに有する。微小皮膚剥離装置は、特に、(大人の)ヒトによる使用のためのハンドヘルド装置である。
このような装置では、(特に、(皮膚と接触し真空と組み合わされた)装置を皮膚の上を動かすことによって生じる)マッサージ機能、及び(特に、微小皮膚剥離ゾーンによって引き起こされ、場合によっては(皮膚と接触する)微小皮膚剥離装置を皮膚の上を動かすことと組み合わせた)剥離機能は、異なるタイプの皮膚だけでなく、装置の動き又は装置による以前の治療等の態様さえも考慮に入れて、最適に実行することができる。このようにして、各タイプの皮膚及び各治療について、最適な真空条件を選択することができ、ユーザに都合の良い、最良の結果をもたらす。
以下では、ヒトの皮膚に微小皮膚剥離装置として適用される装置を参照して、この装置についてより詳細に説明する。しかしながら、装置及び添付の特許請求の範囲は、装置それ自体にも関係する。装置の適用又は使用は、装置が皮膚の上を移動すること(すなわち、皮膚に物理的に接触しながら移動すること、特に皮膚ドームが入口ゾーン内に突出しながら移動すること)を含むことができるが、適用又は使用は、固定した使用、すなわち、装置が皮膚の上を移動しない(皮膚に物理的に接触したままである)ことも含むことができる。
上述したように、センサは、特に、入口ゾーンにおける皮膚の一部の皮膚パラメータを測定し、且つ対応するセンサ信号を与えるように構成される。使用中に、皮膚の一部は、微小皮膚剥離装置の入口ゾーンに配置してもよい。真空システムによって適用される真空、すなわち入口ゾーンにおける負圧により、皮膚は入口ゾーン内に吸引される。センサは、入口ゾーン直前の皮膚及び/又は入口ゾーン内に吸引された皮膚を測定することができる。センサは、入口ゾーン内の皮膚の一部、すなわち入口ゾーン内に突出する皮膚の皮膚パラメータを測定するように構成することができる。こうして、センサは、入口ゾーン内の皮膚の一部の皮膚パラメータを測定するように構成することもできる。
「皮膚パラメータ」という用語は、特に、入口ゾーン内への皮膚の突出深さを指し得る。代替的又は追加的に、皮膚パラメータは、皮膚の色及び粗さのうちの1つ又は複数を指してもよい。こうして、センサは、特に、入口ゾーンにおける皮膚の突出深さ、(入口ゾーンにおける)皮膚の色、及び(入口ゾーンにおける)皮膚の粗さのうちの1つ又は複数を測定するように構成される。用語「皮膚パラメータ」は、複数の異なる皮膚パラメータを指してもよい。用語「センサ信号」は、複数のセンサ信号に関連してもよい。
さらに、測定された皮膚パラメータ(複数可)に関連するセンサ信号(複数可)は、(以下でさらに説明する)制御ユニット(のメモリ)に格納してもよい。センサ信号は、そのまま格納してもよく、又はセンサ信号を処理した後に格納してもよい。センサ信号と処理されたセンサ信号との両方が、本明細書では「センサ信号情報」として示される。例えば、センサ信号を処理した後に、皮膚の柔軟性又は弾力性、皮膚の厚さ、皮膚のタイプ、皮膚ゾーン等の情報を導出することができる。
センサ信号情報、及びセンサ信号情報と真空設定(所定の真空設定)との間の所定の関係に基づいて、制御ユニットは、真空を維持する、又は真空が所定の真空設定と異なる場合に、真空を所定の真空設定に変更することができる。「真空設定」という用語は、例えば、所定の負圧、又はポンプの設定(バイパスシステム(以下参照)の設定)に関する数値の1つ又は複数を指す。例えば、所定の設定は、深く突出した皮膚又は柔軟な皮膚又は眼窩周囲の皮膚(可能性のあるセンサ信号情報の全ての例)が、あまり深く突出しない皮膚又は堅い皮膚又は額の皮膚よりも低い真空に曝されるように規定することができる。さらに、制御ユニットは、オプションで、例えば、軽度又はそれ以上の重度の剥離が必要であるかどうか、及び/又は軽度又は重度のマッサージが必要かどうかを、皮膚から導出することもできる。微小皮膚剥離装置の構成(特に、真空及び剥離が結合又は分離される場合)に応じて、制御ユニットは、軽度又はそれ以上の重度の剥離に対応する真空を選択することができる。
こうして、一実施形態では、制御ユニットは、センサ信号情報から皮膚のタイプを判定し、皮膚タイプの関数として真空を制御するように構成される。ここで、「皮膚のタイプ」という用語は、例えば身体ゾーンを指し得るが、例えば肌年齢も指し得る。後者の肌年齢は、例えば皮膚の粗さから導出される。さらに、皮膚の堅さは、装置内の皮膚ドームの高さから導き出される。こうして、特定の実施形態では、制御ユニットは、センサ信号情報から身体ゾーンを判定し、身体ゾーンの関数として真空を制御するように構成される。例えば、制御ユニットは、皮膚が頬、額、眼窩周囲、脇の下、下肢等の皮膚であるかどうかを判定することができる。
特定の実施形態では、マッサージ効果を略一定に保つことが望ましい場合がある。こうして、一実施形態では、制御ユニットは、皮膚が入口ゾーン内に一定程度突出するのを維持するように構成される。こうして、入口ゾーンにおける皮膚深さを略一定にすることができる。
センサは、光センサ及び電気伝導率センサから構成されるグループから選択することができる。こうして、センサ信号は、光センサ信号、又は例えば電気伝導率センサ信号であってもよい。また、2つ以上の異なるタイプのセンサの組合せを使用してもよい。光センサは、特に、放射、反射、透過等の光学的現象を測定するように構成され、電気伝導率センサは、特に電気伝導率(すなわち、電気抵抗率)を測定するように構成される。センサは、1つ又は複数の方法で測定することができる。さらに、「センサ」という用語は、複数の(異なる)センサを指してもよい。特に、センサ(複数可)は、入口ゾーンにおける皮膚の突出深さ、皮膚の色、及び皮膚の粗さのうちの1つ又は複数を測定するように構成することができる。センサは、1回測定でもよく、連続的に測定してもよく、定期的に測定してもよい。センサは、1つの位置で測定してもよく、複数の位置で測定してもよい。こうして、実施形態では、制御ユニット及びセンサは、(i)色収差、(ii)三角測量、(iii)光透過、及び(iv)光反射から構成されるグループからの1つ又は複数を含む光学測定を適用するように構成され、センサは、特に、入口ゾーンにおける皮膚の突出深さ、皮膚の色、及び皮膚の粗さのうちの1つ又は複数を測定するように構成される。
入口ゾーンへの真空又は負圧の制御は、いくつかの方法で実行することができる。一実施形態では、制御ユニットは、ポンプによって供給される真空を(直接的に)変化させる。例えば、ポンプへの電力供給を制御してもよい。追加的に又は代替的に、例えばポンプを一定レベルに維持できるが、真空のリーク機構を制御することができる。リーク量が多くなると真空又は負圧が低下し、リーク量が少なくなる又はリークが無くなると真空度が増し、(従って)圧力が低下する(負圧がより大きくなる)。こうして、一実施形態では、真空システムは、ポンプと、(入口ゾーンから(周囲への))制御可能な真空リーク機構を含むバイパスシステムとを含み、制御ユニットは、制御可能な真空リーク機構を制御することによって入口ゾーンに適用される真空を制御するように構成される。こうして、真空システムは入口ゾーンと流体接触しており、バイパスシステムもまた入口ゾーンと流体接触している。バイパスシステムは、例えば、(チャネル内の1つ又は複数の位置に)制御可能なチャネル厚さを有する更なるチャネルを含む。例えば、バイパスシステムは、真空リーク機構を制御するための1つ又は複数のバルブを含むことができる。バイパスシステムを用いると、ポンプを定常状態でポンプ動作し続けることができるが、それにもかかわらず真空を調整することができる。バイパスシステムを含む真空システムを用いて(入口ゾーンへの)真空を制御するために、バイパスシステムは、真空リーク機構を制御するためのシングルバルブ(回転)又はダブルバルブ(回転)、非対称回転要素の1つ又は複数を含むことができる。バルブは、機械式バルブ、電磁式バルブ、圧力制御式バルブ(空気圧制御式)、孔を有する回転ディスクを含むことができ、孔の寸法を変化させ、及び/又はホイールの回転速度を変化させることができる。こうして、バイパスシステムは、(特に入口ゾーン以外の)周囲との流体接触による制御された真空リーク機構を提供することができる。従って、実施形態では、真空は、本質的にバイパスシステムのみを介して制御することができる。これはまた、比較的簡単なポンプも可能にする。
真空システムは、入口ゾーンにチャネル入口(又は「チャネル開口部」)を有するチャネルを含む。チャネルは、(真空を生成するための)ポンプ及び入口ゾーンに流体接続される。さらに、チャネルは、(オプションの)バイパスシステムと流体連通することができる。従って、真空システムは、負圧を複数の圧力(複数の圧力について以下も参照)に、例えば段階的に制御可能な負圧に適合可能であるという意味で特に制御可能である。
真空システムは、ポンプ等の真空源を含み、チャネル入口からポンプ等の真空源への方向に吸引流を与えるように構成される。こうして、デバイスチップにあるチャネル入口又は入口ゾーンは、真空ポンプの上流側に配置される。特に、デバイスは、5〜80kPaの範囲、特に15〜60kPaの範囲、例えば20〜40kPaの範囲の負圧(negative pressure)(負圧:underpressure)を供給するように構成することができる。これは、皮膚が入口ゾーンと接触して入口ゾーンを閉鎖するときに、デバイスが大気圧より低い15〜60kPaの範囲の圧力を供給することができることを特に意味する。こうして、負圧という用語は、特に、皮膚が入口ゾーンに接触しているときに、皮膚が真空システムの吸引によって入口ゾーン内に少なくとも部分的に吸引されて、周囲圧力に対して入口ゾーンに負圧をもたらすことを指す。こうして、特に、真空システムは、入口ゾーンから離れ、真空システム内にガスを吸引するように構成される。
一般に、入口ゾーンは、皮膚との良好な閉鎖接続が達成されるように構成される。特に、入口ゾーンは、リム(本明細書では「チャネル・リム」とも呼ばれる)を含む。このチャネル・リムは、デバイスチップの(僅かに)突出した部分であってもよい。チャネル・リムは、チャネル開口部の遠位部分又は端部分として見ることもできる。特に、このリムは、デバイスの使用中にユーザの皮膚と接触する。オプションで、このリムは、研磨材料を含む微小皮膚剥離領域を含むことができる(以下も参照)。
さらに、ユーザが微小皮膚剥離装置の設定に影響を与えることも望ましいことがある。例えば、ユーザは、例えば「軽」及び「強」、又は「軽」、「中」、及び「強」、又は「高」、「中」、「低」等のオプションを選択することができ、或いは治療される身体ゾーンを示すようにユーザインターフェイスを構成することができ、或いはユーザが特定のプログラム(例えば、顔及び腕)を選択できるようにユーザインターフェイスを構成すること等できる。ユーザインターフェイスは、オプションで、グラフィカルユーザインターフェイスを含んでもよい。さらに、オプションで、ユーザインターフェイスは、スマートフォン、iPhone(登録商標)、タブレット又は他の(携帯)電子装置上のアプリケーション等のリモートインターフェイスである。ユーザインターフェイスを介して情報を提供することで、制御ユニットは、真空システムに命令を与えるときに、制御ユニットが選択し得る可能性に制限を課すことができる。例えば、真空設定の範囲を限定してもよく、サブ選択(例えば、「強」又は「高」を選択する場合により強い真空)のみを許容してもよい。こうして、一実施形態では、微小皮膚剥離装置は、ユーザが真空の強度に関連するユーザ入力パラメータを選択できるように構成されたユーザインターフェイスをさらに有し、制御ユニットは、ユーザ入力パラメータの関数として真空を制御するように構成される。
微小皮膚剥離装置は、この微小皮膚剥離装置のセンサ信号の動作から決定するように構成こともできる。追加的に又は代替的に、微小皮膚剥離装置は、運動センサを含むことができる。微小皮膚剥離装置が動作を決定することができるときに、例えば微小皮膚剥離装置が、より柔軟性のある又はより柔軟性に乏しい皮膚領域への動きを認識し得る際に、真空も自動的に適合させることができる。こうして、微小皮膚剥離装置は、真空設定を予期することができる。こうして、さらに別の実施形態では、微小皮膚剥離装置は、オプションで、運動センサをさらに有してもよく、制御ユニットは、センサ信号から導出されたセンサ信号情報及び運動センサからの運動センサ信号情報から導出された運動センサ信号の1つ又は複数から、(使用中の)微小皮膚剥離装置の並進速度パラメータ及び並進方向パラメータの1つ又は複数を決定し、且つ並進速度パラメータ及び並進方向パラメータの1つ又は複数の関数として真空を制御するように構成される。「センサ信号情報」という用語は、そのようなセンサ信号から導出されたセンサ信号又は情報を指す。同様に、「運動センサ信号情報」という用語は、そのような運動センサ信号から導出されたセンサ信号又は情報を指す。「センサ信号」という用語は、特に、光センサ及び/又は電気伝導率センサからのセンサ信号を指す。
さらに別の実施形態では、制御ユニットは、所望の剥離又は達成された(effected)剥離(すなわち、達成された(achieved)剥離)の1つ又は複数の関数として真空を制御するようにさらに構成される。例えば、微小皮膚剥離装置は、(本明細書では、マッサージ効果と剥離効果が分離される実施形態も記載されているが)より大きい真空でより強い剥離効果を誘導するように構成してもよい。こうして、制御ユニットが、例えばユーザの入力に基づいて特定の剥離が必要であることをセンサ信号から判定すると、或いは例えば特定のゾーンが特定の時間に亘って剥離された事実により、剥離の必要が低いと判定すると、真空が低下して(すなわち、負圧がより小さくなり)、剥離が減少し得る。
制御ユニットは、一時的なメモリを含むことができる。オプションで、制御ユニットは、センサ信号情報を格納するための(遠隔の)永久的なメモリも有する。このようにして、例えば、制御ユニットは、ヒトの皮膚の少なくとも一部のマップを生成することができる。このようにして、皮膚(治療)の進行又は劣化に関する情報を導出することもでき、その情報に基づいて、制御ユニットは、真空設定をさらに適合することができる。さらに、制御ユニットは、治療に使用される真空条件及び時間等の治療情報を格納することができる。それに基づいて、制御ユニットは、更なる治療を示唆するように構成することができる。例えば、微小皮膚剥離装置は、特定のゾーンの治療を中止するか、又は特定のゾーンの治療を継続するよう指示を与えることができる。そのような情報は、ディスプレイ上に提供してもよく、及び/又は音声信号を介して提供してもよく、及び/又は振動信号を介して提供してもよい。ディスプレイ及び(グラフィカル)ユーザインターフェイスは、単一のユニットに統合してもよい。こうして、センサ信号情報だけでなく、経時的な進展、及びその結論を、例えば、センサ装置のディスプレイ上に(又はアプリを用いて;上記参照)表示させることができる。こうして、さらに別の実施形態では、制御ユニットは、(a)センサ信号情報及び(b)治療情報の1つ又は複数を格納するように構成され、制御ユニットは、(i)センサ信号情報及び治療情報の1つ又は複数の関数として真空を制御することと、(ii)センサ信号情報及び治療情報の1つ又は複数から検索された情報をディスプレイに表示することとのうちの1つ又は複数を実行するようにさらに構成される。
微小皮膚剥離装置には多くの種類がある。
例えば、研磨粒子が、皮膚へのガス流によって(入口ゾーンに又はその前方に)推し進められ、それによって皮膚を剥離するために使用してもよく、又は、微小皮膚剥離装置は、研磨材料を含む領域を有しており、この領域は、微小皮膚剥離装置が皮膚の上を移動するときに剥離機能を有する。前者(ガス流)の実施形態では、研磨材料は流れの中に供給される研磨粒子を含み、後者(研磨材料を含む領域)の実施形態では、研磨材料は固定化され、例えばリムに含まれる。
オプションで、微小皮膚剥離装置は、研磨材料を含む可動(回転)要素(特に、移動する微小皮膚剥離ゾーン)を含むことができる。このような実施形態では、研磨材料は、固定化されており、例えば、回転可能なリム等の可動要素によって構成される。実施形態では、「回転(rotation)」又は「回転する(rotating)」という用語は、オプションで、「振動(oscillation)」又は「振動する(oscillating)」ことも指すことができる。こうして、実施形態では、用語「回転」及び類似の用語は完全な回転を指すが、他の実施形態では、用語「回転」及び類似の用語は、回転軸の間で360°未満の回転を指す。
当然ながら、2つ以上の実施形態の組合せを適用することもできる。
原理的には、これら全ての実施形態について、本発明は、剥離した材料を除去するために真空が使用され、オプションでマッサージ特性についても真空が使用される全ての場合において、有用であり得る。こうして、特定の実施形態では、微小皮膚剥離装置は、ガス流中の研磨材料を微小皮膚剥離ゾーンに供給するように構成された研磨材料システムをさらに有する。「研磨材料(”abrasive material”)」及び「剥離材料(abrading material)」という用語は、実質的に同じ材質を指してもよく、そのような材料の実施形態の粒子特性は、以下に規定される(例えば、「粒子材料」に関する情報を参照)。代替的に(又はオプションで追加的に)、(微小皮膚剥離装置の)微小皮膚剥離ゾーンは、固定化された研磨材料を含む微小皮膚剥離領域を含む。
特定の幾何学的形状によって、滑空(gliding)力を減少させることができ、及び/又は同じ滑空力の治療領域を増大させることができることが見出された。特に、実施形態では、本発明は、2つのゾーン、特に2つのリングを提供し、そのうちの1つのゾーンが剥離機能を提供し、そのうちの1つ(他方)のゾーンが(皮膚の上の滑りを容易にする)滑空機能を提供する。例えば、真空開口部の周りに2つのゾーン、特に2つのリングを配置することができる。真空開口部の周りの内側ゾーン、特に(内側)リングは、滑空ゾーン(又は特に滑空リング)である。その内側ゾーンは、実質的に剥離(abrasion)/研磨(abrasive)機能を有さず、平滑であり得る。従って、この(内側)ゾーン、特に(内側)リングは、デバイスチップが(ヒトの)皮膚の上を滑空するのを容易にする。外側ゾーン、特に(外側)リングは、剥離ゾーン又は領域である。こうして、この(外側)ゾーン、特に(外側)リングは、研磨粗さを有することができる。剥離の質感の粗さ及び鋭さ(sharpness)は、治療目標及びユーザの個人的な好みに依存し得る。こうして、この(外側)ゾーン、特に(外側)リングは、角質層の少なくとも一部を制御して除去するための剥離機能を提供するように構成される。2つのゾーンの間、特にリング同士の間には、皮膚からさらに離れた領域がある。この領域は、2つのゾーン、特にリング同士を分離する。本発明は、リング形状の微小皮膚剥離領域及び/又はリング形状のチャネル・リム(又は滑空ゾーン)に限定されない。
滑空ゾーン、特にリング(特に内側リング)は、皮膚の上を滑空し易くするために必要なことがあり、装置を使い易くすることができる。摩擦は、(リング)形状、材料の粗さ、材料の種類、表面形状、コーティング及び他の摩擦低減方法によって調整することができる。真空度を下げることもまた摩擦の低減に役立つが、これは利点(上記参照)が制限されるので望ましくない場合がある。外側ゾーン、特に(外側の)リングは、剥離の質感を含む。剥離性は、肌(texture)の鋭さ、肌の粗さ、材料の種類、リング形状、リングの高さ等によって調整することができる。ゾーン同士の間、特にリング同士の間の、皮膚からさらに離れた領域は、重要な機能を有する。この領域は、滑空領域を剥離領域から分離する。その領域は、さらに、皮膚上の真空開口部を閉じることができるように圧力を必要とし得る滑空ゾーンに圧力を与えることができる。
さらに別の態様では、本発明は、角質層の少なくとも一部を制御して除去する方法を提供し、この方法は、本明細書で規定されるような微小皮膚剥離装置を皮膚の一部と接触させ、入口ゾーンに真空を適用しながら、角質層の少なくとも一部を除去するステップを含む。
特に、(そのチャネル・リムを有する)チャネル開口部は、適切な真空領域が得られるように構成される。チャネル開口部、特にチャネル・リムは、10〜400mmの範囲の、例えば10〜200mm等の範囲の、例えば少なくとも20mmの、特に少なくとも45mmの、特に45〜75mmの範囲の、特に50〜75mmの範囲の真空領域を有する(又は提供する)。この真空領域は、特にチャネル・リムによって囲まれた領域である。これは、特に、入口ゾーンの面積(断面積)でもある。
上述したように、剥離ゾーンは、皮膚の上部の剥離を容易にする微細構造等による剥離特性を有する。そのような微細構造は、例えば、粒子等のアルミナ構造、及びダイヤモンド粒子等のダイヤモンド構造から構成されるグループから選択してもよい。これらの構造は、剥離リムによって構成され、すなわちリム又はリムの一部に取り付けられる。特に、微小皮膚剥離領域は、微小皮膚剥離ゾーンに取り付けられた、1〜1000μm、例えば2〜300μm、5〜80μm、又は120〜200μmの範囲の平均寸法を有する粒子材料等の研磨構造を含む。これらの寸法は、研磨粒子を伴うガス流が流される場合にも適用され得る。代替的に又は追加的に、微細構造は、例えば、炭化ケイ素粒子等の炭化ケイ素構造、及び金属窒化物粒子等の金属窒化物構造から構成されるグループから選択してもよい。代替的又は追加的に、微細構造は、例えば、酸化アルミニウム粒子及び酸化アルミニウム構造等の金属酸化物構造から構成されるグループから選択してもよい。微細構造の更なるオプションは、例えば、ダイヤモンド構造、窒化ホウ素構造、炭化ケイ素構造(上記参照)、ガラスビーズ、スチールグリット構造、他の金属グリット構造、酸化ジルコニウム構造、及び石英構造から構成されるグループから選択してもよい。化学組成及び/又は寸法の両方において、異なる種類の構造の組合せも適用し得る。一実施形態では、チャネル・リムにおける研磨粒子の含有量(the quotient of the number of abrasive particles)は、特に、微小皮膚剥離領域に含まれる研磨粒子の数の10%以下、特に5%以下、さらに特に1%以下、特に0.1%以下である。一実施形態では、このような研磨粒子は、チャネル・リムによって全く構成されない。チャネル・リムによるこのような粒子のより少ない含有量又は不存在は、滑空(滑り)を容易にし得る。ここに与えられた数は、特定の実施形態について、チャネル・リムの機能性と微小皮膚剥離領域の機能性との間の差を示す指標として特に提供される。
研磨粒子は、特に、微小皮膚剥離領域において、20〜500個の粒子/mmの範囲の密度で利用可能である。特に、(微小皮膚剥離ゾーンにおいて移動可能であるか、又は固定化されている)2〜200μmの大きさの粒子がこの密度で利用可能である。上述したように、チャネルリング又は滑空ゾーン、及びオプションの第2の滑空ゾーン(以下参照)は、実質的に研磨粒子を有していないか、又は上に示したように、微小皮膚剥離領域に含まれる研磨粒子の数の特に10%以下、より具体的に5%以下、さらに具体的に1%以下である。こうして、例えば、微小皮膚剥離領域が1mm当たり100μmの範囲の1つ又は複数の寸法を有する250個の粒子を有すると仮定すると、滑空ゾーン(複数可)におけるそのような粒子の数は、(それぞれ)25個/mm以下の範囲となり得る。研磨粒子は、例えば、微小皮膚剥離領域を提供するために、表面に接着してもよい。しかしながら、代替のオプションも可能である。研磨面は多くの方法で作製することができる。研磨粒子は、接着又は金属メッキすることができる。研磨構造は、材料を機械加工又は研磨することによって固体材料から作製することもできる。レーザーによる表面治療も可能である。また、射出成形によって、研磨面を形成することができる。
一実施形態では、微小皮膚剥離領域は固定されており、すなわち、特に、微小皮膚剥離領域は、デバイスに対して移動するように構成されていない。さらに別の実施形態では、微小皮膚剥離領域は移動することができる。例えば、装置は、微小皮膚剥離領域を振動させるように構成してもよい。オプションで又は追加的に、装置は、微小皮膚剥離領域を回転させるように構成してもよい。このような回転は、例えば、回転が僅かな回転だけで前に進められるとき、振動運動を含むこともできる(「振動(oscillation)」を説明する上記も参照)。
このようなMDA装置を用いることで、角質層の少なくとも一部をヒトの皮膚から除去することができる。これは、美容治療等の非治療的治療で行うことができる。こうして、本発明はまた、角質層の少なくとも一部を制御して除去する方法も提供し、この方法は、本明細書で規定される微小皮膚剥離装置を皮膚の一部に接触させ、真空チャネルに真空を適用しながら、角質層の少なくとも一部を除去するステップを含む。本発明の方法及び装置の利点は、装置によって角質層の少なくとも一部を除去するときに、この装置をユーザが加えるべき横方向の力(滑空力)を低減させるために使用できることである。代替的に又は追加的に、本明細書に記載の方法及び/又は装置は、この装置で角質層の少なくとも一部を除去するときに横方向の力(滑空力)を低減するために使用することができる。さらに代替的に又は追加的に、本明細書に記載の方法及び/又は装置は、この装置で角質層の少なくとも一部を除去するときに、ユーザが加えるべき横方向の力を低減するために使用することができる。代替的に又は追加的に、本明細書に記載の方法及び/又は装置は、実質的に真空度を上げずに、同じ真空度を維持しながら、又は真空度をさらに低下させながら、治療効率を高めるために使用することができる。代替的に又は追加的に、本明細書に記載の方法及び/又は装置は、滑空力を実質的に増大させずに、又はさらに軽減しながらも、治療を高めるために使用することができる。さらに別の態様では、装置及び方法はまた、治療処置において、又は治療処置のために使用され得る。
特許文献7に記載されている更なる変形形態体及び実施形態もまた、本発明と組み合わせて使用し得る。特許文献7は参照により本明細書に組み込まれる。
MDA装置の態様を概略的に示す図である。 MDA装置の態様を概略的に示す図である。 MDA装置の態様を概略的に示す図である。 MDA装置の態様を概略的に示す図である。 MDA装置の態様を概略的に示す図である。 測定実施形態を概略的に示す図である。 測定実施形態を概略的に示す図である。 測定実施形態を概略的に示す図である。 バイパスシステムの可能な実施形態を概略的に示す図である。 バイパスシステムの可能な実施形態を概略的に示す図である。 バイパスシステムの可能な実施形態を概略的に示す図である。 バイパスシステムの可能な実施形態を概略的に示す図である。 装置の制御の態様を概略的に示す図である。 装置の制御の態様を概略的に示す図である。
本発明の実施形態について、添付の概略図を参照して単なる例として以下に説明する。図において、対応する参照符号が対応する部分を示す。
概略図は、必ずしも一定の縮尺ではない。
図1aは、所望の特定の実施形態又はその一部を含んでもよい、及び所望の特定の実施形態に依存して他の部分を含まない可能性のあるオプションの変形形態を含む、微小皮膚剥離(マイクロダーマブレーション:microdermabrasion)装置1の一実施形態を概略的に示す。図1aは、真空システム100及びデバイスチップ200を含む微小皮膚剥離装置1を示す。ここで、真空システム100は、デバイスチップ200の入口ゾーン1200にチャネル入口120を有するチャネル110を含む。真空システム100は、入口ゾーン1200に真空を適用するように構成される。このために、真空システム100は、ポンプ105も含む。チャネル開口部は、10〜400mmの範囲の(例えば、少なくとも45mmの)、特に45〜400mmの範囲の真空領域を提供する。さらに、入口ゾーン1200は、入口ゾーン1200における皮膚の一部の皮膚パラメータを測定し、対応するセンサ信号を与えるように構成されたセンサ400を含む。皮膚は、参照符号Sの線で示されており、当然ながら微小皮膚剥離装置1の一部ではない。ここでは、例として、4つのセンサが概略的に示されている。これらのセンサは、例えば光センサであってもよい。これらのセンサは、例えば電極が皮膚と物理的に接触しているときに(皮膚の)電気伝導率を測定するように構成することもできる。こうして、参照符号400で示される項目は、例えば、抵抗又は導電率が測定される電極のセット(例えば、参照符号430で示される)も指し、制御ユニット500等の装置1は、電極間に電位差を印加することができる。
デバイスチップ200は、(使用中に)皮膚の一部を剥離する(abrade)ように構成された微小皮膚剥離ゾーン1240をさらに含む。ここでは、通常組み合わされていないが、この図の紙面の関係上組み合わされた2つの変形形態が示されている。ここで、微小皮膚剥離装置1は、ガス流中の研磨材料(abrading material)241(上記で規定した粒子/粒子材料等)を微小皮膚剥離ゾーン1240に供給するように構成された研磨材料システム300をさらに含む。このために、研磨材料システム300は、研磨材料を入口ゾーンに供給するチャネル310と、この入口ゾーン1200内の出口320とを含む。粒子は、皮膚Sに衝突し、それにより皮膚Sを剥離する。しかしながら、ここでは、微小皮膚剥離ゾーン1240が、固定化された研磨材料241を有する微小皮膚剥離ゾーン1240を含む変形形態が示されている。微小皮膚剥離ゾーン1240及び入口ゾーン1200は、少なくとも部分的に一致してもよい。
参照符号510は、ユーザが真空の強度に関連するユーザ入力パラメータを選択できるように構成されたユーザインターフェイスを示す。制御ユニット500は、ユーザ入力パラメータの関数として真空を制御するように構成することができる。
さらに、図1aの微小皮膚剥離装置は、(ここではバルブを含む)制御可能な真空リーク機構を有するバイパスシステム600を用いて示される。参照符号610は、真空がリークする(すなわち、空気が(周囲から)入口ゾーン1200内に導入される)チャネルである(さらに、図3a〜図3dも参照)。制御ユニット500は、制御可能な真空リーク機構を制御することによって入口ゾーンに適用される真空を制御するように構成することができる。
参照符号410は、オプションの運動センサを示す。制御ユニット500は、センサ信号から導出された1つ又は複数のセンサ信号情報と、運動センサ410による運動センサ信号から導出された運動センサ信号情報とから、(使用中の)微小皮膚剥離装置1の並進速度パラメータ及び並進方向パラメータの1つ又は複数を決定し、且つ並進速度パラメータ及び並進方向パラメータの1つ又は複数の関数としての真空を制御するように構成することができる。
図1bは、微小皮膚剥離装置1の実施形態を概略的に示す。この装置1は、ポンプ105及びチャネル110を含む真空システム100を有する。さらに、この装置1は、デバイスチップ200を有する。ポンプ105は、チャネル110内に空気を吸引することができる。チャネル110は、デバイスチップ200にチャネル入口120を有する。換言すると、デバイスチップは、真空システム100のチャネル110の一部であるチャネル入口120を有する。デバイスチップ200は、微小皮膚剥離領域240を含む微小皮膚剥離ゾーン1240をさらに有する。
参照符号111は(仮想的な)チャネル軸線を示す。微小皮膚剥離領域240は、それ自体公知の研磨構造(図示せず)(上記も参照)を含んでもよい。
図1cは、微小皮膚剥離装置の一実施形態の上面図を概略的に示す。チャネル・リム220(の頂部)からチャネル軸線111までの距離がd1で示され、剥離ゾーン240(の頂部)からチャネル軸線111までの距離がd2で示され、ここでd2>d1である。
図1dは、微小皮膚剥離装置の一実施形態の断面図を概略的に示す。ここで、チャネル・リム220は、凹底部231に対してチャネル・リム高さh1を有する。さらに、微小皮膚剥離領域240は、凹底部231に対して微小皮膚剥離領域高さh2を有する。例えば、チャネル・リム高さh1及び微小皮膚剥離領域高さh2は、0〜5mmの範囲内の高さの差h3を有する。図1dのチャネル・リム220(又は滑空(gliding)ゾーン)と剥離ゾーン240との両方が、チャネル軸線の方向に湾曲を有するものとして概略的に示されていることに留意されたい。そのような湾曲した表面は、微小皮膚剥離法を実施するときに快適となり得る。リム220の頂部は、参照符号221で示されており、剥離ゾーンの頂部は、参照符号241で示されている。チャネル入口120は、チャネル・リム220によって(周囲が)取り囲まれている。このチャネル・リム220は、デバイスチップ200が皮膚(図示せず)の上を滑空するのを容易にすることができる。微小皮膚剥離領域240は、チャネル入口120から離れて配置され、微小皮膚剥離領域240とチャネル・リム220との間に形成された凹部230を有する。
本発明は、ハンドヘルド装置に限定されるものではなく、分離装置、すなわち、特に真空を与えるための主要部を有する装置と、主要部から少なくとも部分的に独立して動くことができる剥離治療部に用いるチューブとに関連してもよい。チューブは可撓性チューブであってもよい。
図1eは、図1cとともに、円形ゾーン(図1c)から楕円ゾーン(図1e)に変化するチャネル・リム220及び剥離ゾーン240のいくつかの可能な変形形態も概略的に示しているが、剥離ゾーンの全体(周囲)を取り囲まない円形チャネル・リムも可能である。
図1c、図1d、及び図1eを参照すると、これらの実施形態では、微小皮膚剥離領域240は固定(静置)される。このような実施形態では、微小皮膚剥離領域240は、チャネル軸線111に対して平行に又は垂直に移動できない。しかしながら、他の実施形態では、微小皮膚剥離領域240は、振動又は回転することができる。例えば、微小皮膚剥離領域240は、チャネル軸線に対して(略)平行な方向に振動することができる。従って、実施形態では、高さの差h3は、振動によって使用中に変化し得る。他の種類の振動も可能である。実施形態では、微小皮膚剥離領域240は、例えばチャネル軸線111の周りに回転することもできる。実施形態では、高さの差h3は、ユーザが調整可能である。
図2a〜図2cは、いくつかの測定実施形態を概略的に示す。図2aは、例えば三角測量(対角線測定)が使用される実施形態を示す。皮膚の参照符号S2及びS3は、それぞれ表皮及び真皮を示す。参照符号S4は、(垂直矢印で示されている)真空によって入口ゾーン1200内に突出している皮膚ドームを示す。参照符号520及び401は、それぞれ光源及び光センサを示す。光源は、皮膚の方向に光ビーム521を生成する。皮膚によって反射された光(参照符号522で示される)は、光センサ401によって測定される。従って、図2aは、原理的には、皮膚の放射及び皮膚の反射率の1つ又は複数を測定するための設定も示す。光源520は、光源520及び光センサ401がセンサ400(ここでは三角測量のために使用される)として一緒に構成されるので、センサ400の一部と考えることができることに留意されたい。
図2bは、図2aに概略的に示されているのと実質的に同じ実施形態を概略的に示しているが、図2bでは、真空システム100及びバイパスシステム600を含むいくつかの更なる要素が示されている。制御ユニット500を使用して、破線矢印によって示されるようにバイパスシステム600及び真空システム100を制御することができる。さらに、制御ユニット500は、ディスプレイ530上に情報を表示することができる。こうして、本発明の一実施形態では、皮膚上に負圧を生成するための微小皮膚剥離治療チップが含まれる。負圧は、治療チップのエッジ部で皮膚を密封することによって治療チップ内に皮膚ドームを形成する。光源は皮膚ドームの角度に位置付けされ、その光ビームは皮膚ドームの頂部に向けられ、集光器(コレクタ)に反射される。この目的のために、治療チップは波長に対して透過性を有する。コレクタに反射される光の角度によって、皮膚ドームの高さが決定される。皮膚ドームの高さ又は関連する最適な真空設定に関する情報は、装置ハウジングに表示することができ、又はその情報を使用して、真空ポンプを調整する又は制御されたリーク機構を変化させることによって、負圧レベルを調整することができる。光源及びコレクタは、治療チップ内に入れ子状にすることもできる。
図2cは、透過(transmission)が使用される実施形態を概略的に示す。こうして、センサ400は、(光源520及び光センサ401を使用して)透過を測定するように構成されたセンサを含む。これは、特に、皮膚ドームの高さや皮膚突起部の因子を測定することを対象とした比較的簡単なオプションである。当然ながら、この方法は、上述したような他の光測定と組み合わせてもよい。
本発明は、とりわけ、最適な負圧設定に関するフィードバックを提供するために皮膚ドームの高さの測定値を使用し、このフィードバックを自動又は手動負圧選択に使用することができる。高い負圧は、より大きな皮膚ドームを生じさせ、その結果、より高い治療効果をもたらし、逆もまた同様である。本発明は、皮膚の機械的特性とは無関係に、制御可能な皮膚ドームの高さをもたらすことができ、制御可能な機械的マッサージ力及び皮膚の剥離さえももたらす。
皮膚ドームの高さ測定のために、既知の測定システムを、色収差(垂直測定)、三角測量(対角線測定)、光透過(水平測定)等の治療装置又は治療チップで実施することができる。
測定値は、ソフトウェアによって、選択した設定について皮膚ドームの高さ較正定数に対してチェックすることができる。実際の皮膚ドームの高さが所定割合より多くずれた場合に、負圧は、(a)真空ポンプのモータを調整すること、及び(b)閉鎖された真空システムからの空気漏れ量を制御することの一方又は両方で変更される。
一実施形態では、単一の静的(単一の位置)又は複数の静的測定をもたらす測定モードが選択される。数値スコア又は光の色は、皮膚ドームの高さを示し、ユーザは、案内により対応する負圧設定を手動で選択するように指示される。特に、測定結果に基づいて少なくとも負圧が自動的に選択される。
連続モードでの治療と並行して測定が行われ、皮膚ドームの高さの顔マップがもたらされ、結果として異なる身体領域に対して理想的な設定又は複数の設定がもたらされる。さらに、連続モードでの治療と並行して測定が行われ、測定された皮膚ドームの高さに対して負圧設定が連続的に調整される。(初期の)皮膚ドームの測定値は、装置に保存され、皮膚ドームに関連するいくつかの皮膚特性(例えば、弾力性)の進行を示すように表示され、ユーザの改善を示すことができる。
さらに、装置は、皮膚ドームの連続測定とスポット測定とを区別するための運動センサをさらに装備することができる。治療中に装置が動かされない(転換点に位置する)ときに、圧力が解放され、それによって消費者は、皮膚からシステムを容易に取り外すことができる(消費者によって現在の問題として示されている)ように設定することができる。
例示的な方法の実施形態では、以下のステップを実行することができる。
ステップ1:ユーザは治療設定(例えば、高、中、低)を選択する。
ステップ2:装置を皮膚治療領域上に置く。
ステップ3:装置をオンにし、1つ又は複数の固定された負圧設定で皮膚ドームの高さを測定する。
ステップ4:選択された治療設定(例えば、高、中、低)に基づいて、適切なレベルの負圧が、残りの治療のために装置に適用される。
別の例示的な方法の実施形態では、以下のステップを実行することができる。
ステップ1:ユーザが治療設定(例えば、高、中、低)を選択する。
ステップ2:装置を皮膚治療領域上に置く。
ステップ3:装置をオンにし、装置の移動中に、皮膚ドームを、治療レベルによって選択されたのと同じレベルに保ち、均一な皮膚治療を得る。
図3a〜図3dは、バイパスシステムのいくつかの変形形態を概略的に示す。これらの図は、調整された負圧レベルを皮膚に与える異なる実施形態を示す。オプションAは、真空リーク機構を制御するためのシングル又はダブルバルブ(回転)を示す。オプションBは、真空リーク機構を制御するための非対称の回転要素を示す。オプションCは、真空リーク機構を制御するバルブを示す。このようなバルブには、例えば、機械式バルブ、電磁式バルブ、圧力制御式バルブ(空気圧制御式)等が挙げられる。オプションDは、孔を有する回転ディスクを示し、この孔の寸法を変化させてもよく、及び/又はホイール回転速度を変化させてもよい。水平矢印で示されているように、空気が(バイパスシステムを介して)真空システム内に吸引されるので、真空が周囲にリークする。
図4aは、いくつかの情報/データストリームを概略的に示す。センサ信号P1及びオプションの運動信号P2は、制御ユニット500によって受信される。また、ユーザインターフェイスによって提供される情報P3は、制御ユニット500によって収集してもよい。この情報は、メモリM(又はオプションで遠隔メモリ)に格納される予め規定された設定に基づいて、真空O2に対する命令に処理される。さらに、オプションで情報をディスプレイO1に表示してもよい。研磨材料システムO3(図1aの参照符号300も参照)が利用可能であるときも、このシステムを制御することができる。参照符号Pはプロセッサを指す。
真空設定に影響を及ぼす可能性のある実質的に全ての態様が、そのようなシステムが利用可能であれば、研磨材料システムの設定に影響を及ぼすこともあり得ることに留意されたい。
図4bは、センサ信号P1をメモリに直接的に格納することができるが、センサ信号P1が、より高いレベルのデータ(メタデータ)を提供するために最初に処理され、次にメモリに格納されることも示す。ここで、メモリは一時的な又は永久的なメモリであってもよい。データはセンサ信号のデータであってもよいが、情報記憶は、皮膚のタイプ、皮膚の柔軟性等のこれらの生データ又は処理データであってもよい。
装置の使用中に、装置、より具体的には真空システムは、特に、入口ゾーンに真空を適用する。こうして、特に装置、より具体的には真空システムは、特に、入口ゾーンに真空を適用するように構成される。
装置の使用中に、装置、より具体的にはセンサは、特に、入口ゾーンにおける皮膚の一部の皮膚パラメータを測定し、対応するセンサ信号を与える。こうして、特に装置、より具体的にはセンサは、特に、入口ゾーンにおける皮膚の一部の皮膚パラメータを測定し、対応するセンサ信号を与えるように適合される。
装置の使用中に、微小皮膚剥離ゾーンは、(装置のユーザによる)装置の皮膚上の手動移動により、及び/又は装置の回転及び/又はそのような微小皮膚剥離ゾーンの振動により移動し、それによって装置は皮膚の一部を剥離する。こうして、特に、装置は、(それら運動によって)皮膚の一部を剥離するように適合される。
装置の使用中に、装置、より具体的には制御ユニットは、センサ信号から導出されたセンサ信号情報と、センサ信号情報と((オプションのバイパスシステムを含む)真空システムについての)真空設定との間の所定の関係との関数として真空を制御する。使用中に、制御ユニットは、(プロセッサを用いて)センサ信号をセンサ信号情報に処理することができる。こうして、特に装置、より具体的には制御ユニットは、センサ信号から導出されたセンサ信号情報と、センサ信号情報と真空設定との間の所定の関係との関数として真空を制御するのに特に適している。さらに、特に装置、より具体的には制御ユニットは、(プロセッサを用いて)センサ信号をセンサ信号情報に処理するのに特に適している。
用語「上流」及び「下流」は、流体の伝播に対する項目又は特徴の配置に関するものであり、一般的には上流の圧力が高く、下流の圧力がより低い。
本明細書において「実質的に」という用語(例えば、実質的に構成される等)は、当業者によって理解されるであろう。「実質的に」という用語は、「全体的に」、「完全に」、「全て」等の実施形態も含むことができる。こうして、実施形態では、形容詞を実質的に削除し得る。適用可能であれば、「実質的に」という用語は、90%以上、例えば95%以上、特に99%以上、さらに具体的には99.5%以上、100%を含むことに関連してもよい。「備える、有する、含む(comprises)」という用語は、用語「備える、有する、含む(comprises)」が「〜から構成される(consists of)」を意味する実施形態も含む。「及び/又は」という用語は、特に、「及び/又は」の前後で述べられる1つ又は複数の項目に関連する。例えば、「項目1及び/又は項目2」という語句及び同様の語句は、項目1及び項目2の1つ又は複数に関連し得る。用語「備える、有する、含む(comprising)」は、ある実施形態では、「〜から構成される(consisting of)」を指すが、別の実施形態では、少なくとも規定された種(species)、及びオプションで1つ又は複数の他の種を含むことも指し得る。
さらに、明細書及び特許請求の範囲における第1、第2、第3等の用語は、類似の要素を区別するために使用され、必ずしも連続的又は時間的な順序を記述するために使用されない。そのように使用される用語は、適切な状況下で交換可能であり、本明細書に記載された本発明の実施形態は、本明細書に記載又は図示されている以外の順序で動作可能であることを理解されたい。
本明細書の装置は、とりわけ、動作中の装置について説明されるものである。当業者には明らかなように、本発明は、動作方法又は動作中の装置に限定されない。
上述した実施形態は本発明を限定するものではなく、当業者は、添付の特許請求の範囲から逸脱することなく多くの代替実施形態を設計できることに留意されたい。特許請求の範囲において、括弧内に置かれた参照符号は、特許請求の範囲を限定するものとして解釈すべきではない。「〜を備える、有する、含む(to comprise)」という動詞及びその活用形の使用は、請求項に記載された要素又はステップ以外の要素又はステップの存在を排除するものではない。ある要素に先行する冠詞「1つの(”a”, “an”)」は、複数のそのような要素の存在を排除するものではない。本発明は、いくつかの別個の要素を含むハードウェアによって、及び適切にプログラムされたコンピュータによって実施することができる。いくつかの手段を列挙する装置の請求項において、これらの手段のいくつかは、ハードウェアの同一の項目によって具体化することができる。特定の手段が互いに異なる従属請求項に列挙されているという単なる事実は、これらの手段の組合せが有利に使用できないことを示すものではない。
本発明は、明細書に記載された及び/又は添付図面に示された1つ又は複数の特徴を有する装置にさらに適用される。本発明は、さらに、明細書に記載された及び/又は添付図面に示された1つ又は複数の特徴を含む方法又はプロセスに関する。
この特許に記載された様々な態様は、更なる利点を与えるために組み合わせることができる。さらに、当業者であれば、実施形態を組み合わせることができ、また2つ以上の実施形態を組み合わせることができることを理解するであろう。さらに、機能のいくつかは、1つ又は複数の分割出願の基礎を形成することができる。

Claims (15)

  1. 真空システム及びデバイスチップを含む微小皮膚剥離装置であって、
    前記真空システムは、前記デバイスチップの入口ゾーンにおいてチャネル入口と流体連通しており、前記真空システムは、前記入口ゾーンに真空を適用するように構成され、前記入口ゾーンは、前記入口ゾーンにおける皮膚の一部の皮膚パラメータを測定し、且つ対応するセンサ信号を与えるように構成されたセンサをさらに含み、
    前記デバイスチップは、前記皮膚の一部を剥離するように構成された微小皮膚剥離ゾーンをさらに含み、
    当該微小皮膚剥離装置は、前記センサ信号から導出されたセンサ信号情報、及び前記センサ信号情報と真空設定との間の所定の関係の関数として前記真空を制御するように構成された制御ユニットをさらに有する、
    微小皮膚剥離装置。
  2. 前記制御ユニットは、前記センサ信号情報から前記皮膚のタイプを判定し、該皮膚のタイプの関数として前記真空を制御するように構成される、請求項1に記載の微小皮膚剥離装置。
  3. 前記制御ユニットは、前記センサ信号情報から身体ゾーンを判定し、該身体ゾーンの関数として前記真空を制御するように構成される、請求項1に記載の微小皮膚剥離装置。
  4. 前記制御ユニットは、前記皮膚が前記入口ゾーン内に一定程度突出するのを維持するように構成される、請求項1乃至3のいずれか一項に記載の微小皮膚剥離装置。
  5. 前記真空システムは、ポンプと、制御可能な真空リーク機構を含むバイパスシステムを有し、前記制御ユニットは、前記制御可能な真空リーク機構を制御することによって前記入口ゾーンに適用される前記真空を制御するように構成される、請求項1乃至4のいずれか一項に記載の微小皮膚剥離装置。
  6. 前記センサは、光センサ及び電気伝導率センサから構成されるグループから選択される、請求項1乃至のいずれか一項に記載の微小皮膚剥離装置。
  7. 前記制御ユニット及び前記センサは、(i)色収差、(ii)三角測量、(iii)光透過、及び(iv)光反射から構成されるグループからの1つ又は複数を含む光測定を適用するように構成され、前記センサは、特に、前記入口ゾーンにおける前記皮膚の突出深さ、前記皮膚の色、及び前記皮膚の粗さのうちの1つ又は複数を測定するように構成される、請求項1乃至のいずれか一項に記載の微小皮膚剥離装置。
  8. 運動センサをさらに有し、前記制御ユニットは、前記センサ信号から導出されたセンサ信号情報及び前記運動センサからの運動センサ信号から導出された運動センサ信号情報の1つ又は複数から、当該微小皮膚剥離装置の並進速度パラメータ及び並進方向パラメータの1つ又は複数を決定し、且つ前記並進速度パラメータ及び前記並進方向パラメータの1つ又は複数の関数として前記真空を制御するように構成される、請求項1乃至のいずれか一項に記載の微小皮膚剥離装置。
  9. 前記制御ユニットは、(a)センサ信号情報及び(b)治療情報の1つ又は複数を格納するように構成され、前記制御ユニットは、(i)前記センサ信号情報及び前記治療情報の1つ又は複数の関数として前記真空を制御することと、(ii)前記センサ信号情報及び前記治療情報の1つ又は複数から導出された情報をディスプレイに提供することとの1つ又は複数を実行するようにさらに構成される、請求項1乃至のいずれか一項に記載の微小皮膚剥離装置。
  10. ガス流中の研磨材料を前記微小皮膚剥離ゾーンに供給するように構成された研磨材料システムをさらに有する、請求項1乃至のいずれか一項に記載の微小皮膚剥離装置。
  11. 前記微小皮膚剥離ゾーンは、固定された研磨材料を含む微小皮膚剥離領域を含む、請求項1乃至10のいずれか一項に記載の微小皮膚剥離装置。
  12. 前記制御ユニットは、所望の剥離又は達成された剥離の1つ又は複数の関数として前記真空を制御するようにさらに構成される、請求項1乃至11のいずれか一項に記載の微小皮膚剥離装置。
  13. 前記チャネル入口は、チャネル・リムによって取り囲まれ、前記デバイスチップは、前記チャネル入口から離れて配置された微小皮膚剥離領域を含み、該微小皮膚剥離領域は、前記微小皮膚剥離領域と前記チャネル・リムとの間に形成された凹部を含み、前記チャネル入口は、前記チャネル・リムによって周囲が取り囲まれ、前記微小皮膚剥離領域は、前記チャネル・リムの周囲を取り囲み、且つ10〜400mmの範囲の真空面積を有し、当該微小皮膚剥離装置は、5〜80kPaの範囲の負圧を供給するように構成される、請求項1乃至12のいずれか一項に記載の微小皮膚剥離装置。
  14. ユーザが前記真空の強度に関連するユーザ入力パラメータを選択できるように構成されたユーザインターフェイスをさらに有し、前記制御ユニットは、前記ユーザ入力パラメータの関数として前記真空を制御するように構成される、請求項1乃至13のいずれか一項に記載の微小皮膚剥離装置。
  15. 請求項1乃至13のいずれか一項に記載の微小皮膚剥離装置の作動方法であって、当該作動方法は、
    前記微小皮膚剥離装置のセンサが、前記入口ゾーンにおける皮膚の一部の皮膚パラメータを測定し、且つ対応するセンサ信号を与えるステップと、
    前記微小皮膚剥離装置の制御ユニットが、前記センサ信号から導出されたセンサ信号情報、及び前記センサ信号情報と真空設定との間の所定の関係の関数として前記真空を制御するステップと、
    前記微小皮膚剥離装置の研磨材料システムが、ガス流中の研磨材料を前記微小皮膚剥離ゾーンに供給するステップと、を含む、
    方法。
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