JP6367928B2 - 微小皮膚アブレーション装置のための容易な滑走剥削先端 - Google Patents

微小皮膚アブレーション装置のための容易な滑走剥削先端 Download PDF

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Description

本発明は、微小皮膚アブレーション装置(microdermabrasion device)、そのような装置を用いた角質層の少なくとも一部の制御された除去のための方法、及びそのような装置の特定の使用に関する。
微小皮膚アブレーション装置は、当該技術分野において知られている。米国特許第6,241,739号は、例えば、皮膚の外層を除去して、新たな活力が与えられた生き生きとした皮膚表面をもたらす、処置ツール及び組織収集システム並びにそれらを用いる方法に関し、それらはチューブの端に取り付けられる剥削付刃ツールを含み、チューブは真空源に接続される。真空は処置プロセス中に剥削先端と皮膚との間の密接な接触を維持するのを助け、除去した組織を収集容器に輸送する。
具体的には、この文献は、皮膚の外層の部分を除去する装置を記載しており、装置は、真空源と、処置されている表面から細胞を除去する剥削処置先端をその上に備えるチューブとを含み、チューブは、チューブを通じる内腔がチューブを取り囲む周囲圧力よりも少ない減圧をその内に有するよう、真空源に取り付けられ、剥削処置先端は、チューブ内の減圧を皮膚表面に適用する少なくとも1つの開口をその内に有し、真空は、処置されている皮膚が剥削先端との増大させられた接触面積を有するようにさせ、真空は、処置されている皮膚表面から除去される組織又は細胞を収集するようにも機能する。
更に、この文献は、表面細胞を除去し且つ望ましくない皮膚斑点を減少させるよう患者の皮膚表面を処置する方法を記載しており、方法は、剥削皮膚接触表面を備える管状の処置ツールを提供すること、処置チューブを取り囲む周囲圧力よりも少ない圧力を管状の処置ツール内の内腔を通じて提供すること、より少ない圧力が内腔を通じて皮膚表面に給送され間に、剥削皮膚接触表面を処置されるべき皮膚表面と接触させること、及び皮膚表面に亘って剥削皮膚接触表面を動かすことを含む。
米国特許第6,299,620号は、真皮内のネオコラゲネシスを誘発して皺を減少させ且つ皮層の構造を変更するよう処置中の皮膚表面層を非外傷性に除去するシステムを記載する。ある実施態様は、(i)皮膚表面を制御された方法において剥削する顕微鏡的ダイヤモンド破片を支持する弾性的な作業皮膚インターフェースを備える手持ち式器具と、(ii)皮膚インターフェースから皮膚壊死組織片を洗浄する減菌流体を皮膚インターフェースに提供する流体源と、(iii)流体を皮膚インターフェースに引っ張り、然る後、流体及び皮膚壊死組織片を処置部位から吸引する負圧源とを含む。皮膚インターフェースは、シリコーンのような弾性的な材料で形成されて、作業端が処置部位を横断して並進させられるときに作業端が撓んで皮膚表面と非外傷性に係合するのを可能にする。そのシステムは、流体で満たされたディスポーザブルカートリッジも手持ち式器具内で支持する。
米国特許第6,641,591号は、作業端を備える手持ち式器具を利用して表皮層を制御された方法において除去する器具及び技法を記載しており、それらは、(i)真空吸引システムと、(ii)皮膚への減菌流体又は薬剤の給送源と、(iii)作業端が患者の皮膚の上で動かされるときに患者の表皮の表面層を剥削すると同時に、治療目的のために皮膚内への流体の急速浸透を引き起こす特別な形状構造を有する、作業端における皮膚インターフェース表面とを含む。
米国特許出願公開第2007/005078号は、ヘッド部分と皮膚剥削ブラシとを備える皮膚剥削ヘッドを有する装置を含む、皮膚を剥削してその外側部分を除去するシステムを記載している。外側ヘッド部分は、ブラシの剛毛と共に皮膚と接触する配置のための縁(リム)を有する。気流がヘッド内に生成されて、皮膚を縁及び剛毛と係合させ、除去された皮膚部分を運ぶ。
米国特許出願公開第2003/187462号は、作業端とハンドル部分とを有するペン本体と、使用者の処置皮膚表面から細胞を除去するためにペン本体の作業端から外向きに延びるアブレーションヘッドを含む、ペン本体に取り付けられるアブレーションユニットとを含む、組織除去ペンを記載している。収集ユニットが、排出端と、作業端に向かって延ばされる吸込端とを有する、ペン本体に取り付けられる、収集導管と、収集導管の吸込端に交換可能に取り付けられ且つペン本体の作業端からアブレーションユニットのアブレーションヘッドに隣接する位置まで延ばされる、収集ヘッドとを含む。真空源が、収集導管の排出端に接続されて、処置皮膚表面から除去される細胞を収集するために収集ヘッド内に減圧をもたらす。
国際公開第01/41651号は、中空チューブの端の上に又は内に取り付けられる剥削付刃ツールを含み、中空チューブは真空源に接続される、皮膚の外側層を除去して新たな活力が与えられた生き生きとした皮膚表面をもたらす、処置ツール及び組織収集システムと、処置ツール及び組織収集システムを用いる方法とを記載している。真空は処置プロセス中に剥削先端と皮膚との間の密接な接触を維持するのを助け、除去される組織を収集容器に輸送する。チューブ内の剥削表面は、モータ駆動させられる剥削パッドである。チューブを通じた皮膚表面への真空の適用によってパッドと剥削ディスクとの間の接触がもたらされ或いは増大させられる。
「微小皮膚剥削」(micro dermo abrasion)又は「微小皮膚アブレーション」(microdermabrasion)(MDA)技法は、上方皮膚層(いわゆる角質層)が通常よりも迅速な方法において再生するのを助けるために用いられる。従来、結晶微小皮膚アブレーションシステムは、ポンプと、接続チューブと、ヘッドピースと、真空源とを含む。ポンプが酸化アルミニウムのような不活性結晶の高圧ストリームを創り出して皮膚を剥削する間に、真空が結晶及び剥離皮膚細胞を除去する。ガスストリーム中の粒子を用いたアブレーション(剥削)の代わりに、装置の先端のダイヤモンド表面のような粗面化表面も用い得る。これは、例えば、(ダイヤモンド)微小皮膚アブレーションとして知られている。結晶微小皮膚アブレーションシステムと異なり、(ダイヤモンド)微小皮膚アブレーションは、患者の鼻内に吸い込まれ或いは眼に流入することがある結晶からの粒子を生成しない。本発明は、とりわけ、静止アブレーションゾーンを備える(即ち、可動削剥部分のない)微小皮膚アブレーション装置、並びにアブレーションゾーンを削剥手段として用いる、従って、皮膚を削剥するのに用いられ且つ真空によって吸引されることがある削剥粒子の使用を伴わない、微小皮膚アブレーション装置に特に関する。しかしながら、他の実施態様において、本発明は、微小皮膚アブレーションゾーンが可動(即ち、非静止的)であってよい微小皮膚アブレーションゾーン装置にも関する。
従来技術の装置は、削剥有効性と使用の容易さとの間の最適化されたバランスを有しないことがある。装置における真空を下げることは、使用者がより少ない力で皮膚の上で動かすのを可能にするが、有効性を減少させる。真空を増大させることは、有効性を改良することがあるが、面(face)の上で動かすのをより困難にすることがあり、且つ/或いは適用の快適さを減少させることがある。更に、削剥組成(abrasive texture)の摩擦/アブレーションを増大させることは、適用の快適さを減少させることがある。同様に、削剥組成の摩擦/アブレーションを減少させることは、面の上の滑走(gliding)を向上させることがあるが、有効性を減少させることがある。
故に、好ましくは更に上述の欠点の1つ又はそれよりも多くを少なくとも部分的に取り除く、代替的な微小皮膚アブレーション装置を提供することが、本発明の特徴である。更に、好ましくは更に上述の欠点の1つ又はそれよりも多くを少なくとも部分的に取り除く、角質層の少なくとも一部の制御された除去についての代替的な方法を提供することが、本発明の特徴である。
驚くべきことに、特定の幾何学的構成によって、滑走力を減少させ得ること及び/又は同じ滑走力で処置領域を減少させ得ることが分かった。特に、本発明は、2つのゾーン、具体的には、2つのリングをもたらし、それらのうちの1つのゾーンは、削剥機能をもたらし、それらのうちの1つのゾーンは、(皮膚の上での滑走を容易化する)滑走機能をもたらす。例えば、2つのゾーン、具体的には、2つのリングを真空開口の周りに構成してよい。内側ゾーン、具体的には、真空開口の周りのリングは、滑走ゾーン(又は具体的には滑走リング)である。それはアブレーション/削剥機能を実質的に有さず、滑らかであってよい。故に、このゾーン、具体的には、リングは、(人間の)皮膚の上の装置先端の滑走を容易化する。外側ゾーン、具体的には、リングは、削剥ゾーンである。故に、このゾーン、具体的には、リングは、削剥粗さを有してよい。削剥組成(abrasive texture)の粗さ及び鋭利さは、処置目標及び使用者の個人的な好みに依存してよい。故に、このゾーン、具体的には、リングは、角質層の少なくとも一部の制御された除去のための削剥機能をもたらすように構成される。2つのゾーンの間には、具体的には、リングの間には、皮膚から更に離れた領域がある。この領域は、2つのゾーン、具体的には、リングを分離する。本発明は、リング状の微小皮膚アブレーションゾーン及び/又はリング状の通路縁(又は滑走ゾーン)に限定されない。
皮膚の上の容易な滑走のために、滑走ゾーン、具体的には、リング(具体的には、内側リング)が必要とされることがあり、それは装置の使用を容易にする。(リング)形状、材料粗さ、材料種類、表面地形学、塗膜、及び他の摩擦減少方法によって、摩擦を調整し得る。真空レベルを下げることは、摩擦を減少させることにも役立つが、これは余り望ましくないことがある。何故ならば、これは利益を制約するからである(上も参照)。外側ゾーン、具体的には、(外側)リングは、削剥組成を含む。組成鋭利度、組成粗さ、材料種類、リング形状、リング高さ等によって、削剥性を調整し得る。皮膚から更に離れるゾーン、具体的には、リングの間の領域は、重要な機能を有する。それは滑走領域を削剥領域から分離する。それは皮膚上の真空開口を閉じ得るために圧力を必要とすることがある滑走ゾーンに更に圧力をもたらしてよい。アブレーションと真空との間には非線形関係があってよいのに対し、従来技術システムでは、線形関係があってよい。これはアブレーション及び真空をより良好に最適化し得るという利点を有する。故に、装置は、2つの異なる機能を備える2つのゾーンを有してよい。真空は主要機能のうちの1つである。それも皮膚再生を向上させることがあるからである。より高い真空設定が用いられるとき又は真空開口がより大きいとき、真空効果はより大きくなる。削剥の量は、とりわけ、削剥組成の鋭利さ及び構造の粗さに依存する。滑走は先端が面の上で容易に動き且つ正に使用者が望む方法で面を処置するのを可能にするために重要である。滑走は摩擦が低いときに容易である。真空は摩擦を増大させることがある。真空の利益を失わずにこれを回避することはできない。摩擦を増大させることがある他の要因は、絡み合う皮膚(interlocking skin)に起因するアブレーションである。この機能は既述の利益のために必要とされる。しかしながら、アブレーションに対する圧力がより少ないならば、摩擦を下げ得る。削剥ゾーン、具体的には、リング(又は他の形状の微小皮膚アブレーションゾーン)を真空領域の外側に配置することによって、それに対する圧力はより低くてよい。従って、削剥ゾーンの摩擦はより低くてよく、従って、先端の滑走は改良される。圧力の量は削剥利益に達するために十分でなければならない。
更に、本装置は削剥材料と共に液体を用いる必要がない。これは使用の容易さ及び装置の寿命を増大させることがある。
故に、第1の特徴において、本発明は、真空システムと装置先端(「先端」)とを含む、微小皮膚アブレーション装置(「装置」又は「MDA装置」)であって、真空システムは、装置先端に通路入口を備える通路を含み、通路入口は、(特に人間の)皮膚の上での装置先端の滑走を容易化するように特に構成される通路縁(「縁」)によって(周状に)取り囲まれ、装置先端は、付属の請求項において更に定められるように、通路入口から遠く離れて構成される微小皮膚アブレーションゾーン(「アブレーションゾーン」又は「削剥ゾーン」)を含み、凹部(「凹部」)が微小皮膚アブレーションゾーンと通路縁との間に構成される。具体的には、通路入口は、通路縁によって周状に取り囲まれ、微小皮膚アブレーションゾーンは、通路縁を周状に取り囲む。以下に更に示すように、そのような構成は従来的な装置よりも大きい処置(アブレーション)領域を可能にし、且つ/或いはより少ない真空を可能にする。故に、装置は、類似の又はより一層良好なアブレーション結果を伴って、皮膚のより迅速な及び/又はより便利な処置をもたらすことがある。従来的な装置では、より良好な処置は常により高い真空を暗示することがあるので、それは使用者にとって不便である。更に、液体を用いる必要や移動する削剥粒子を用いる必要はない。
一層更なる特徴において、本発明は角質層の少なくとも部分の制御された除去のための方法も提供し、方法は、ここに定めるような微小皮膚アブレーション装置を皮膚の部分と接触させること、及び真空通路に真空を適用しながら角質層の少なくとも部分を除去することを含む。
上記のように、微小皮膚アブレーション装置は先端を含み、装置が適用されるときに、先端の少なくとも部分は皮膚と接触する。アブレーションゾーンが配置され且つ通路入口が配置されるのも、この部分である。通路入口は、皮膚を吸い込み、それにより皮膚接触を維持するのを促進する、装置先端の部分である。真空システム、通路入口、及び通路縁(以下も参照)は、皮膚を(僅かに)通路開口内に吸い込むのを容易化することがある。その利点は、皮膚のマッサージ、及び皮膚との装置先端の接触の向上であり、壊死組織片(即ち、剥離皮膚細胞)の除去でもある。
真空システムは、通路入口からポンプのような真空源への方向における吸引流をもたらすように構成される、ポンプのような真空源を含んでよい。よって、装置先端にある通路入口は、真空ポンプの上流に構成される。具体的には、装置は、20〜40kPaの範囲内のような、特に5〜60kPaのような、5〜80kPaの範囲内の負圧をもたらすように構成されてよい。これは、皮膚が通路出口と接触し且つ通路出口を閉塞するときに、装置が大気圧よりも低い15〜60kPaの範囲内にある圧力をもたらし得ることを特に暗示することがある。故に、MDA装置で除去される皮膚からの壊死組織片は、通路入口を介して、そして、通路を介して、ポンプの方向において吸い込まれる。
一般的に、通路入口又は通路開口は、皮膚との良好な閉塞接続が達成されることがあるような方法において構成される。具体的には、通路開口は、ここでは「通路縁」とも呼ぶ縁(リム)を含む。この通路縁は装置先端の(僅かに)突出する部分であってよい。通路縁を通路開口の遠位部分又は端部分として見てもよい。具体的には、この縁は装置の使用中に使用者の皮膚と接触する。
通路縁は異なる形状を有してよいが、通路入口を(周状に)取り囲むように特に構成される。この縁はリング形状を有してよく、それは実質的に丸くてよい。しかしながら、縁は楕円形リング形状(卵形)のような歪められたリング形状を有してもよい。非円形又は非楕円形の形状のような、他の形状も可能であることがある。しかしながら、具体的には、通路入口全体は、その全周に亘って、そのような縁で取り囲まれる。故に、本発明は、通路縁が丸いリング形状を有し、凹部が丸いリング形状を有し、且つ微小皮膚アブレーションゾーンが丸いリング形状を有する、微小皮膚アブレーション装置の実施態様も提供する。しかしながら、本発明は、通路縁が卵形のリング形状を有し、凹部が卵形のリング形状を有し、且つ微小皮膚アブレーションゾーンが卵形のリング形状を有する、微小皮膚アブレーション装置の実施態様も提供する。しかしながら、丸い通路縁及び卵形の微小皮膚アブレーションゾーンのような組み合わせも可能である。具体的には、卵形の形状が使用者にとって便利であるように思われる。
上記のように、この通路縁は実質的に削剥特性を特に有さないが、(人間の)皮膚の上の装置先端の滑走を容易化するように構成される。故に、縁は比較的滑らかな表面を有してよい。通路縁を滑走リングのような滑走縁と呼んでもよい。具体的には、通路縁は鋭利な縁を有さず、丸められてよい。
更に、装置は微小皮膚アブレーションゾーン(「アブレーションゾーン」)を含む。このゾーンは通路入口の幾らかの距離に構成される。通路縁は通路入口へのエッジ(edge)をもたらしてよく、アブレーションゾーンはこのリム及び通路入口から遠く離れて構成される。具体的には、通路縁とこのアブレーションゾーンとの間には、幾らかの距離があり、より具体的には、それらの間には、凹部として示す凹部がある。故に、通路縁及びアブレーションゾーンは、この凹部に対して持ち上げられる。この物理的な異なる構成は、2つの機能、即ち、滑走及び削剥の分離を容易化する。アブレーションゾーンは、通路縁を少なくとも部分的に取り囲んでよいが、それを必ずしも完全に取り囲まない。しかしながら、特定の実施態様において、微小皮膚アブレーションゾーンは通路縁を(周状に)取り囲み、微小皮膚アブレーションゾーンと通路縁との間に凹部が構成される。上記のように、通路縁はリング形状を有してよい。故に、更なる具体的な実施態様において、通路縁はリング形状を有し、凹部はリング形状を有し、微小皮膚アブレーションゾーンはリング形状を有し、微小皮膚アブレーションゾーンは通路縁を取り囲み、凹部が微小皮膚アブレーションゾーンと通路縁との間に構成される。
「(周状に)取り囲む」は、丸、正方形、三角形、長方形、楕円形(卵形)等である形状を含むのに留意のこと。「リング」という用語は、丸い又は楕円形のリングを特に示し、より一層具体的には、丸いリングを示す。周状に取り囲む縁及び/又は周状に取り囲むアブレーションゾーンの使用は、縁又はゾーンを指す。
具体的な実施態様において、凹部は、凹部底を有し、通路縁は、凹部底に対して、通路縁高さを有し、微小皮膚アブレーションゾーンは、凹部底に対して、微小皮膚アブレーションゾーン高さを有する。具体的には、通路縁高さ及び微小皮膚アブレーションゾーン高さは、最大で2mmまでのような、0〜5mmの範囲内の高さの差を有する。故に、高さの差は、ゼロ、即ち、等しい高さ、最大で2mmまでのような、最大で3mmのような、最大で5mmまでの高さであり得る。故に、縁は、例えば、微小皮膚アブレーションゾーンよりも2mm低いか或いは高くてよい。通路縁及びアブレーションゾーンは同じ高さを有してよい(高さの差はゼロであってよい)が、具体的には、0〜5mmの範囲内におけるような、高さの差がある。より大きい又はより小さい差は、真空又はアブレーションの所望の機能、及び/又はこれらの機能の所望の分離をもたらさないことがある。第1の実施態様において、通路縁はアブレーションゾーンよりも高い、即ち、先端を皮膚まで動かすとき、通路縁は原則として先ず皮膚に触れる。故に、ある実施態様において、通路縁高さ(h1)は、微小皮膚アブレーションゾーン高さ(h2)よりも大きい。しかしながら、第2の実施態様において、アブレーションゾーンは、通路縁よりも高い、即ち、先端を皮膚まで動かすとき、アブレーションゾーンは原則として先ず皮膚に触れる。故に、ある実施態様において、高さの差はゼロであり、他の実施態様において、高さの差は、ゼロmmより大きく5mm以下であるような、非ゼロである。高さの差の調整可能性の利点は、それにより削剥ゾーンの(皮膚に対する)圧力を調整し得ることである。このようにして、装置を異なる用途に適合させ得る。任意的に、装置は使用者による(例えば、回転運動による)高さの差の適合を可能にするように構成される。他の実施態様において、高さの差は一定である(具体的には、生成中に設定される)(その高さの差は、上記のように、ゼロ又は非ゼロであってよい)。
具体的には、縁は微小皮膚アブレーションゾーンよりも高いが、僅かにより低い縁も可能であることがある。具体的には、高さの差は、−2〜+5mmのような、特に−1〜+2mmの範囲内のような、−5〜+5mmの範囲内にある。具体的には、縁は、微小皮膚アブレーションゾーンよりも、例えば、少なくとも0.2mm高い、具体的には、少なくとも0.35mm高い。具体的には、これらの高さの差を用いるならば、比較的大きい微小皮膚アブレーションゾーン及び/又は比較的適度の真空に対して、良好な結果が得られる。「高さの差が「−2〜+5mm」の範囲内」又は「少なくとも0.2mmの高さの差」という句及び類似の句は、縁又は滑走ゾーンが、表示される値を備える微小皮膚アブレーションよりも高いことを示す。故に、−2mmの値は、縁が微小皮膚アブレーションゾーンよりも2mm低いことを示すのに対し、+5mmの値は、滑走ゾーンの縁が微小皮膚アブレーションゾーンよりも高いことを示す。
具体的には、(その通路縁を備える)通路開口は、適切な真空が得られるように構成される。具体的には、通路縁は、特に50〜75mmのような、45〜75mmのような、10〜200mmのような、10〜400mmの範囲内の真空面積(真空領域)を有する。この真空面積(真空領域)は、特に通路縁によって取り囲まれる面積(領域)である。
上記のように、真空ゾーンは、皮膚の上方部分のアブレーションを容易化する顕微鏡的構造の故のような、削剥特性を有する。そのような顕微鏡的構造は、例えば、粒子のようなアルミニウム構造及びダイヤモンド粒子のようなダイヤモンド構造で構成される群から選択されてよい。これらの構造は、アブレーション縁によって成り、即ち、取り付けられ或いは縁の部分である。具体的には、微小皮膚アブレーションゾーンは、5〜80μm又は120〜200μmのような、2〜300μmのような、1〜1000μmの範囲内の平均寸法を有する、微小皮膚アブレーションゾーンに取り付けられる、粒子状材料のような削剥構造を含む。代替的に又は追加的に、顕微鏡的構造は、例えば、炭化ケイ素粒子のような炭化ケイ素構造及び金属窒化物粒子のような金属窒化物構造で構成される群から選択されてよい。代替的に又は追加的に、顕微鏡的構造は、例えば、酸化アルミニウム粒子及び酸化アルミニウム構造のような金属酸化物構造で構成される群から選択されてよい。顕微鏡的構造の更なる選択肢は、例えば、ダイヤモンド構造、窒化ホウ素構造、炭化ケイ素構造(上も参照)、ガラスビード、スチールグリット構造、他の金属グリット構造、酸化ジルコニウム構造、及び石英構造から構成される群から選択されてよい。化学的組成及び/又は寸法の両方において、異なる種類の構造の組み合わせを適用してもよい。ある実施態様において、通路縁での削剥粒子の数の割合(quotient)は、微小皮膚アブレーションゾーンが含む削剥粒子の数の、具体的には10%以下、より具体的には5%以下、より一層具体的には1%以下、特に0.1%以下である。ある実施態様において、通路縁はそのような削剥粒子を全く含まない。通路縁によるそのような粒子のより少ない含有量又は不存在は滑走を容易化することがある。ここで与えられる数字は、通路縁及び微小皮膚アブレーションゾーンの機能性の間の差を示すよう、特定の実施態様のための表示として特に提供される。
削剥粒子は20〜500粒子/mmの範囲内の密度において微小皮膚アブレーションゾーン内で特に利用可能である。具体的には、2〜200μmの大きさの粒子がこの密度において利用可能である。上記のように、通路リング又は滑走及び任意的な第2の滑走ゾーン(以下を更に参照)は、実質的に削剥粒子を有さず、或いは上記のように、微小皮膚アブレーションゾーンが含む削剥粒子の数の、具体的には10%以下、より具体的には5%以下、より一層具体的には1%以下を有する。故に、例えば、微小皮膚アブレーションゾーンが、mm当たり100μmの範囲内の1つ又はそれよりも多くの寸法で250粒子を有すると想定すると、滑走ゾーン(複数の滑走ゾーン)でのそのような粒子の数は、(それぞれ)25/mm以下の範囲内にあってよい。削剥粒子を、例えば、表面に接着して、微小皮膚アブレーションゾーンをもたらしてよい。しかしながら、代替的な選択肢も可能である。削剥表面を多くの方法において作製し得る。削剥粒子を接着してよく或いは金属メッキしてよい。材料を機械加工するか或いはサンディング(サンダー仕上げ)することによって削剥構造を固形材料から作製することもできる。レーザによる表面処理も可能である。また、射出成形によって削剥表面を創り出すこともできる。
ある実施態様において、微小皮膚アブレーションゾーンは静止的である、即ち、具体的には、微小皮膚アブレーションゾーンは、装置に対して動くように構成されない。更に他の実施態様において、微小皮膚アブレーションゾーンは動き得てもよい。例えば、微小皮膚アブレーションゾーンを振動させるように装置を構成してよい。任意的に又は追加的に、微小皮膚アブレーションゾーンを回転させるように装置を構成してよい。例えば、回転が行ったり来たりの小さな回転に過ぎないとき、そのような回転は振動運動を含んでもよい。
特に、通路縁は皮膚の上での装置先端の滑走を容易化することがある。従って、通路縁は滑走ゾーンを含んでよく或いは滑走ゾーンと考えられてよい。人間の皮膚の上で動くとき、通路縁は削剥ゾーンよりも低い接着摩擦を有する。例えば、人間の皮膚の上の通路縁の接着摩擦は、削剥ゾーンの接着摩擦の70%未満、具体的には50%未満、より一層具体的には、25%未満であってよい。条件が同じであるとき、削剥ゾーンの接着摩擦に対する通路縁の接着摩擦の(平均)割合は、(平均して)0.25以下のような、0.7以下である。人間として、具体的には20〜45の年齢の男性又は女性、特に女性が選び、皮膚は、具体的には、洗浄及び乾燥後の頬の皮膚であった。測定は室温で行った。参照目的のために、測定をどのように行い得るかの実施例が、Hendriks et al., “Influence of Surface Roughness Material and Climate Conditions” (2010) Tribology Letters Vol. 37(2) 361-373に記載されている。故に、通路縁は具体的には滑走ゾーンであり、(微小皮膚アブレーションゾーンと対照的に)実質的に削剥特性を有さない。
アブレーション(又は削剥性)を、例えば、アブレーション験器(abrasion tester)で測定してよい。当業者に明らかであるように、滑走ゾーンは、(測定可能であるならば)微小皮膚アブレーションゾーンについてのアブレーション値に比べて、具体的には10%未満、より具体的には5%未満、より一層具体的には1%未満のような、実質的により低いアブレーション値を有する。
ある実施態様において、通路縁又は滑走ゾーンは静止的である、即ち、具体的には、滑走ゾーンは装置に対して動くように構成されない。更に他の実施態様において、滑走ゾーンは動き得なくてよい。例えば、滑走ゾーンを振動させるように装置を構成してよい。任意的に又は追加的に、微小皮膚アブレーションゾーンを回転させるように装置を構成してよい。例えば、回転が行ったり来たりの小さい回転であるに過ぎないとき、そのような回転は振動運動を含んでもよい。例えば、滑走リング(滑走ゾーン)の振動は、皮膚の上の滑走を更に容易化させることがある。
そのようなMDA装置を用いるならば、角質層の少なくとも一部を人間の皮膚から除去し得る。これは美容処置のような非治療的処置において行われ得る。故に、本発明は、角質層の少なくとも一部の制御された除去のための方法も提供し、その方法は、ここに定められるような微小皮膚アブレーション装置を皮膚の一部と接触させること、及び真空通路に真空を適用しながら角質層の少なくとも一部を除去することを含む。本発明の方法及び装置の利点も、前記装置を用いて角質層の少なくとも一部を除去するときに使用者によって適用されなければならない横方向力(滑走力)を減少させるために、それ(それら)を用い得ることである。代替的に又は追加的に、前記装置を用いて角質層の少なくとも一部を除去するときの横方向力(滑走力)を減少させるために、ここに記載するような方法及び/又は装置を用い得る。更に、代替的に又は追加的に、前記装置を用いて角質層の少なくとも一部を除去するときに使用者によって適用されなければならない横方向の力を減少させるために、ここに記載するような方法及び/又は装置を用い得る。代替的に又は追加的に、真空レベルを実質的に増大させることなく、同じ真空レベルをしながら、或いは真空レベルを減少させさえしながら、処置効率を増大させるために、ここに記載する方法及び/又は装置を用い得る。代替的に又は追加的に、滑走力を実質的に増大させず、或いは減少させもさせずに、処置を増大させるために、ここに記載する方法及び/又は装置を用い得る。更に他の特徴では、装置及び方法を治療処置において又は治療処置のために用いてもよい。
一層更なる実施態様において、ここに記載するような微小皮膚アブレーション装置は、既述の微小皮膚アブレーションゾーンを周状に取り囲む第2の滑走ゾーンを更に含む。この第2の滑走ゾーンは、実質的に丸くてもよいリング形状を有してよい。しかしながら、第2の滑走ゾーンは、楕円のリング形状(卵形)のような、歪んだリング形状を有してもよい。非円形又は非卵形のような、他の形状も可能であってよい。しかしながら、具体的には、微小皮膚アブレーションゾーン全体は、その全周に亘って、そのような第2の滑走ゾーンで取り囲まれる。微小皮膚アブレーションゾーンと第2の滑走ゾーンとの間には、凹部があってよい。しかしながら、第2の滑走ゾーンは微小皮膚アブレーションゾーンに直ぐ隣接してもよい。第2の滑走ゾーンは微小皮膚アブレーションゾーンと同じ高さでよいが、より低い又はより高い高さでもよい。第2の滑走ゾーンは、皮膚の上を滑走するように特に構成される。故に、使用中、使用者は、滑走ゾーン、微小皮膚アブレーションゾーン、及び第2の滑走ゾーンが皮膚と接触した状態で、装置を皮膚の上で滑走させてよい。
同様に、通路縁及び微小皮膚アブレーションゾーンに関して上で定めたように、第2の滑走ゾーンは、アブレーションゾーンと比較されるとき、削剥特性がないか或いは削剥特性が実質的により少ない。ある実施態様において、第2の滑走ゾーンでの削剥粒子の数の(%における)割合は、微小皮膚アブレーションゾーンが含む削剥粒子の数の、具体的には10%未満、より具体的には5%未満、より一層具体的には1%未満であり、具体的には0.1%未満である。ある実施態様において、第2の滑走ゾーンはそのような削剥粒子を全く含まない。第2の滑走ゾーンによるそのような粒子のより少ない含有量又は不存在は、滑走を容易化することがある。ここで与えられる数は、第2の滑走ゾーン及び微小皮膚アブレーションゾーンの機能性の間の差を示すよう、特定の実施態様についての表示として特に提供される。故に、滑走ゾーン(複数の滑走ゾーン)は、皮膚上の滑走を容易化するように特に構成され、微小皮膚アブレーションゾーンは、皮膚を削剥するように特に構成される(上も参照)。
「上流」及び「下流」という用語は、流体の伝搬に関する品目(items)又は構成(features)の配置に関し、一般的に、上流はより高い圧力にあり、下流はより低い圧力にある。
「実質的に構成される」におけるような、ここにおける「実質的に」という用語は、当業者によって理解されるであろう。「実質的に」という用語は、「全体的に」、「完全に」、「全て」等を備える実施態様を含んでもよい。故に、実施態様では、形容詞の「実質的に」を取り外してもよい。適用可能である場合、「実質的に」という用語は、95%以上のような90%以上、具体的には99%以上、より具体的には100%を含む99.5%以上に関してもよい。「含む」という用語は、「含む」が「構成される」を意味する実施態様を含んでもよい。「及び/又は」という用語は、「及び/又は」の前後で述べられる品目のうちの1つ又はそれよりも多くに特に関する。例えば、「品目1及び/又は品目2」という句及び類似の句は、品目1及び品目2のうちの1つ又はそれよりも多くに関してよい。「含む」という用語は、ある実施態様では、「構成される」を指すが、他の実施態様では、「少なくとも規定の種で構成され、任意的に1つ又はそれよりも多くの他の種で構成される」も指してよい。
更に、本記載及び請求項中の第1、第2、及び第3という用語、並びに類似表現は、類似の要素の間を区別するために用いられ、順次的又は年代的な順序を必ずしも記載しない。そのように用いられる用語は適切な環境の下で置換可能であること並びにここに記載する本発明の実施態様はここに記載し且つ例示する順序以外の順序で動作し得ることが理解されなければならない。
ここにおける装置は、とりわけ、動作中に記載される。当業者に明らかであるように、本発明は動作の方法又は動作中の装置に限定されない。
上述の実施態様は本発明を限定するというよりもむしろ例示すること並びに当業者は多くの代替的な実施態様を付属の請求項の範囲から逸脱せずに設計し得ることが留意されなければならない。請求項において、括弧の間に配置される如何なる参照符号も請求項を限定するものと解釈されてはならない。「含む」という動詞及びその活用形の使用は、請求項に述べられる以外の要素又はステップの存在を排除しない。ある要素に先行する不定冠詞は、そのような要素が複数存在することを排除しない。幾つかの別個の要素を含むハードウェアを用いて並びに適切にプログラムされたコンピュータを用いて本発明を実施してよい。幾つかの手段を列挙する装置の請求項では、これらの手段の幾つかを1つの同一の品目のハードウェアによって具現してよい。特定の手段が相互に異なる従属項において引用されているという単なる事実は、これらの手段の組み合わせを有意に用い得ないことを示さない。
本発明は、更に、本記載中に記載し且つ/或いは添付の図面中に示す特徴的な構成のうちの1つ又はそれよりも多くを含む装置に当て嵌まる。本発明は、更に、本記載中に記載し且つ/或いは添付の図面中に示す特徴的な構成のうちの1つ又はそれよりも多くを含む方法又はプロセスに関する。
追加的な利点をもたらすために、この特許において議論する様々な特徴を組み合わせ得る。更に、構成の一部は1つ又はそれよりも多くの分割出願のための基礎を形成し得る。
添付の概略図を参照して、ほんの一例として、本発明の実施態様を記載する。図面において、対応する参照記号は、対応する部分を示す。
図面は必ずしも原寸通りでない。
MDA装置の幾つかの特徴を概略的に示す図である。 MDA装置の幾つかの特徴を概略的に示す図である。 MDA装置の幾つかの特徴を概略的に示す図である。 アブレーションゾーン及び通路縁の幾つかの構造を概略的に示す図である。 アブレーションゾーン及び通路縁の幾つかの構造を概略的に示す図である。 アブレーションゾーン及び通路縁の幾つかの構造を概略的に示す図である。 滑走ゾーン及びアブレーションゾーンゾーンが1つに組み合わせられた構成の皮膚垂直変位比較を(mmにおいて)示す図である。 別個の滑走ゾーン及びアブレーションゾーンゾーンを備える構成の皮膚垂直変位比較を(mmにおいて)示す図である。
図1a及び1bは、微小皮膚アブレーション装置1の実施態様を概略的に描いている。この装置1は、ポンプ105及び通路110を備える、真空システム100を含む。更に、この装置1は、装置先端200を含む。ポンプ105は、空気を通路110内に吸い込み得る。通路110は、装置先端200に通路入口120を有する。換言すれば、装置先端は、真空システム100の通路110の一部である通路入口120を有する。通路入口120は、通路縁220によって(周状に)取り囲まれている。この通路縁220は、皮膚(図示せず)上の装置先端200の滑走(gliding)を容易化することがある。装置先端200は、通路入口120から遠く離れて構成される微小皮膚アブレーションゾーン240を更に含み、凹部230が微小皮膚アブレーションゾーン240と通路縁220との間に構成される。図1bは、一例として、リング形状の通路縁220と、凹部230と、アブレーションゾーン240とを有する、装置先端200の実施態様を、三次元図において概略的に描いている。リング形状の通路縁220、凹部230、及びアブレーションゾーン240は、全て、通路入口120を(周状に)取り囲んでいるが、凹部230は、通路縁220から遠く離れ、アブレーションゾーン240は、通路縁220及び凹部230から遠く離れている。参照番号111は、(垂直)通路軸を示している。微小皮膚アブレーションゾーン240は、それ自体は既知である剥削構造(図示せず)を含んでよい。
図1cは、頂面図を概略的に示している。通路縁220(の頂上)から通路軸111までの距離はd1で示され、アブレーションゾーン(の頂上)からの距離はd2で示され、d2>d1である。図1dは、断面図を概略的に描いている。ここで、通路縁220は、凹部底231に対して、通路縁高さh1を有する。更に、微小皮膚アブレーションゾーン240は、凹部底231に対して、微小皮膚アブレーションゾーン高さh2を有する。例えば、通路縁高さh1及び微小皮膚アブレーションゾーン高さh2は、0〜5mmの範囲における高さの差h3を有する。図1dにおいて、通路縁220(又は滑走ゾーン)及びアブレーションゾーンゾーン240の両方は、通路軸111の方向において湾曲を有するように概略的に描かれていることに留意のこと。そのような湾曲表面は、微小皮膚アブレーション方法を行うときに快適であることがある。通路縁220の頂上を参照番号221で示し、アブレーションゾーンゾーン240の頂上を参照番号241で示している。
本発明は、手持ち式装置に限定されず、分割装置、即ち、例えば、特に真空をもたらすための、主要部分と、主要部分から少なくとも部分的に独立して移動させ得る、削剥処置部分を備えるチューブとを備える、装置に関してもよい。チューブは、可撓チューブであってよい。
図1cは、更なる変形を概略的に描写している。参照番号250は、真空通路110を部分的に遮断してよい中央要素を含む。そのような中央要素250は、例えば偶然の大型片の流入から装置を保護することがある。更に、この実施態様は、一例として、その長さに亘って異なる寸法を有する通路入口120を示している。上方部分又は下流部分121はより広く、下方部分又は上流分(即ち、真空源により近い部分(図示せず))はより狭い。通路軸から通路入口の壁までの距離を、参照符号d4及びd3でそれぞれ示している。丸い通路縁220、丸い通路入口120、及び丸い微小皮膚アブレーションゾーン240の場合、参照符号d1,d2,d3,d4は、それぞれの半径と同じであることに留意のこと。この概略図において、h4は、通路入口又は入口ゾーンの高さを示している。ここに記載し且つ/或いは描く他の実施態様へも当て嵌まることがある特性値を以下の表から選択してよい。
Figure 0006367928
上記のように、上の値は、図1eに概略的に描く装置に適用可能であるだけでないことがある。上のパラメータのうちの1つ又はそれよりも多くを備える装置の微小皮膚アブレーション特性も、上記の特性を特にもたらすことがあるように思われる。更に、これらの値は、しかしながら、丸い縁、凹部、及び微小皮膚アブレーションゾーンを必ずしも暗示しないことに留意のこと。1つ又はそれよりも多くの値は、高さ又は幅に亘って異なってもよく、例えば、卵形の縁又は卵形の微小皮膚アブレーションゾーンのうちの1つ又はそれよりも多くを含んでもよい。
図2a及び2bは、図1cと共に、円形ゾーン(1c)から楕円形ゾーン(2b)まで異なる、通路縁220及びアブレーションゾーン240の幾つかの可能な変形を概略的に描いており、円形の通路縁でもよいが、図2aにおいてアブレーションゾーン240を非完全に(周状に)取り囲む。
微小皮膚アブレーション装置1は、図2cにおいて概略的に描くように、微小皮膚アブレーションゾーン240を周状に取り囲む第2の滑走ゾーン260を更に含んでもよい。図2cは卵形の幾何学的構成を示しているが、第2の滑走ゾーン260はそのような幾何学的構成に限定されないことに留意のこと。第2の滑走ゾーン260は、微小皮膚アブレーションゾーン240を部分的にのみ取り囲んでもよい(図2a中の微小皮膚アブレーションゾーン240及び通路縁220についての類似バージョンを参照)。図2cにおいて、第2の滑走ゾーン260は、微小皮膚アブレーションゾーン240に直ぐ隣接しており、それらの間に凹部を備えない。しかしながら、それらの間の凹部があり得てもよい。図2a〜2cの頂面図は、滑走ゾーン220と、微小皮膚アブレーションゾーン240と、第2の滑走ゾーン260との間の高さの差を示していない。しかしながら、高さの差があってよい。
図3a〜3bは、伝統的な先端(3a)を備える及びここに記載するような先端(3b)を備える、仮想の皮膚上の(垂直)変位を(mmにおいて)概略的に描いている。故に、特にここに記載する装置を用いて角質層の少なくとも一部を除去するときに使用者によって適用されなければならない横方向の力を減少させるためにも本発明を用い得る。横方向の力を矢印で示している。参照符号R2は、剥削ゾーンの半径を示し、L2は、通路入口120の、特に通路縁220の対向部分の間の長さを示している。円形の通路縁の場合、これは直径であってよい。図3b中のR1は、通路縁の半径を示している。参照符号L1は、装置先端200の全幅を示している。
本発明の実施態様において(図3bを参照)、R1は、例えば、0.5〜1mmのような、0.3〜5mmの範囲内にあってよく、R2は、0.75〜1.5mmのような、0.3〜5mmの範囲内にあってよい。L2は、例えば、4〜50mm、特に5〜12mmの範囲内にあってよく、L1は、8〜80mm、特に12〜25mmの範囲内にあってよい。中間凹部230を備える別個の通路縁220及び微小皮膚アブレーションゾーン240を備えないシステムにおいて(図3aを参照)、L1は、例えば、約15mmであってよく、L2は、約6mmであってよく、半径R2は、約2.25mmであってよい。
図3a〜3bの基礎である計算を有限要素解析によって行った。単一リングの先端及び二重リングの先端の挙動を調査した。3つの層、即ち、圧縮不能な異方性の弾性脂肪層、伸張中の繊維向きを考慮する圧縮不能な異方性の弾性皮層、及びその襞(folds)の影響を考慮する圧縮不能な異方性の角質層で、皮膚をモデル化した。先端は皮膚と比べて剛的であると想定される。削剥部分について、1.0の接着摩擦係数が想定され、他の先端部分について、0.5が想定される。先端を回転させて皮膚と接触させる。装置を用いる人々の観察は、面(face)に沿って動かされる先端が傾斜させられるのが普通であることを我々に示した。従って、先端を傾斜させた。0、15、25、35及び50kPaの真空レベルをシミュレート(擬態)した。
図1b、1c、1d、1e、2a、2b、2c及び3bを参照すると、微小皮膚アブレーションゾーン240を実施態様において固定してよい(静止的にしてよい)。そのような実施態様において、微小皮膚アブレーションゾーン240は、通路軸111と平行に又は垂直に動かなくてよい(動くことができなくてよい)。しかしながら、他の実施態様において、微小皮膚アブレーションゾーン240は、振動又は回転することができてよい。例えば、微小皮膚アブレーションゾーン240は、通路軸と(実質的に)平行な方向において振動してよい。よって、実施態様において、高さの差h3は、振動の故に使用中に異なってよい。他の種類の振動も可能であってよい。実施態様において、微小皮膚アブレーションゾーン240は、例えば、通路軸111の周りで、回転することができてよい。実施態様において、高さの差h3は使用者によって調節可能であってよい。
通路縁(及び凹部)を周状に取り囲むが、例えばブラシを含む、ここに記載する微小皮膚アブレーションゾーンを備えない微小皮膚アブレーション装置は、より少ない所望の特性を有し、且つ/或いは寸法及び/又は真空パラメータを選択するのにより少ない柔軟性を有するように思われる。例えば、ブラシを備えるならば、真空は、本発明の装置(及び方法)を用いるよりも、同じ効果のためにより高くてよい。
上記のように、代替的に又は追加的に、通路縁又は滑走ゾーン220も、より装置に対して構成してよい。例えば、通路縁220を振動させるように装置を構成してよく、それにより、摩擦を減少させることがある。

Claims (12)

  1. 真空システムと、
    装置先端とを含み、
    前記真空システムは、前記装置先端に通路入口を備える通路を含み、前記通路入口は、通路縁によって取り囲まれ、前記装置先端は、前記通路入口から遠く離れて構成される微小皮膚アブレーションゾーンを含み、凹部が前記微小皮膚アブレーションゾーンと前記通路縁との間に構成され、前記通路入口は、前記通路縁によって周状に取り囲まれ、前記微小皮膚アブレーションゾーンは、前記通路縁を周状に取り囲み、前記通路縁は、皮膚の上での前記装置先端の滑走を容易にする滑走ゾーンを含む、
    微小皮膚アブレーション装置。
  2. 前記通路縁は、丸いリング形状を有し、前記凹部は、丸いリング形状を有し、前記微小皮膚アブレーションゾーンは、丸いリング形状を有する、請求項1に記載の微小皮膚アブレーション装置。
  3. 前記通路縁は、卵形のリング形状を有し、前記凹部は、卵形のリング形状を有し、前記微小皮膚アブレーションゾーンは、卵形のリング形状を有する、請求項1に記載の微小皮膚アブレーション装置。
  4. 前記凹部は、凹部底を有し、前記通路縁は、前記凹部底に対して、通路縁高さを有し、前記微小皮膚アブレーションゾーンは、前記凹部底に対して、微小皮膚アブレーションゾーン高さを有し、前記通路縁高さ及び前記微小皮膚アブレーションゾーン高さは、最大で5mmまでの範囲内の高さの差を有する、請求項1乃至3のうちのいずれか1項に記載の微小皮膚アブレーション装置。
  5. 前記通路縁高さ及び前記微小皮膚アブレーションゾーン高さは、最大で3mmまでの範囲内の高さの差を有する、請求項4に記載の微小皮膚アブレーション装置。
  6. 前記通路縁高さは、前記微小皮膚アブレーションゾーン高さよりも大きい、請求項4又は5に記載の微小皮膚アブレーション装置。
  7. 10〜400mmの範囲内の真空面積を有する、請求項1乃至6のうちのいずれか1項に記載の微小皮膚アブレーション装置。
  8. 当該微小皮膚アブレーション装置は、5〜80kPaの範囲内の負圧をもたらすように構成される、請求項1乃至7のうちのいずれか1項に記載の微小皮膚アブレーション装置。
  9. 45〜75mmの範囲内の真空面積を有する、請求項1乃至8のうちのいずれか1項に記載の微小皮膚アブレーション装置であって、当該微小皮膚アブレーション装置は、15〜60kPaの範囲内の負圧をもたらすように構成される、微小皮膚アブレーション装置。
  10. 前記微小皮膚アブレーションゾーンは、2〜300μmの範囲内の平均寸法を有する前記微小皮膚アブレーションゾーンに取り付けられる削剥構造を含む、請求項1乃至9のうちのいずれか1項に記載の微小皮膚アブレーション装置。
  11. 0.7以下の、前記微小皮膚アブレーションゾーンの接着摩擦に対する前記通路縁の接着摩擦の割合を有する、請求項1乃至10のうちのいずれか1項に記載の微小皮膚アブレーション装置。
  12. 前記微小皮膚アブレーションゾーンを周状に取り囲む第2の滑走ゾーンを更に含む、請求項1乃至11のうちのいずれか1項に記載の微小皮膚アブレーション装置。
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