JP6403327B2 - 信号処理装置、水中探知装置、及びレーダ装置 - Google Patents

信号処理装置、水中探知装置、及びレーダ装置 Download PDF

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Description

本発明は、複数の受信素子のそれぞれで受波された受信波から得られる受信信号を処理する信号処理装置、当該信号処理装置を備えた水中探知装置、及びレーダ装置に関する。
従来より、複数の方位から到来する到来波を互いに判別するための様々な手法が知られている。例えば、非特許文献1には、相関行列に周波数平均を用いることにより、複数の方位から到来する到来波を互いに判別する手法が開示されている。また、非特許文献2には相関行列に空間平均を用いる手法が、非特許文献3には相関行列に時間平均を用いる手法が、それぞれ開示されている。
H.Wang他、「Coherent Signal-Subspace Processing for the Detection and Estimation of Angles of Arrival of Multiple Wide-Band Sources」、IEEE TRANSACTIONS ON ACOUSTICS, SPEECH, AND SIGNAL PROCESSING、IEEE、1985年8月、vol.33、No.4、P823-P831 Harry L. Van Trees、「Optimum Array Processing Part IV of Detection, Estimation, and Modulation Theory」、WILEY-INTERSCIENCE、chapter6.12.4、P605-P607 D.R. Van Rheeden他、「A Temporal Smoothing Approach to Direction of Arrival Estimation of Coherent Signals in Fading Channels」、Wireless Communications and Networking Conference、1999年、vol.1、P286-P290
ところで、上述のように単に時間平均、空間平均、周波数平均を利用して物標の方位を推定した場合、十分な分解能を得ることができない。
本発明は、上記課題を解決するためのものであり、その目的は、分解能の劣化を抑制しつつ、複数の方位から到来する到来波を互いに判別することである。
(1)上記課題を解決するために、この発明のある局面に係る信号処理装置は、複数の受信素子のそれぞれで受波された受信波から得られる受信信号に基づいて受信信号ベクトルを生成する信号ベクトル生成部と、異なるタイミングで生成された複数の前記受信信号ベクトルの中から対象受信信号ベクトルを選択する対象信号ベクトル選択部と、複数の前記対象受信信号ベクトルに基づいて、前記受信波が到来した方位を推定する物標方位推定部と、を備えている。
(2)好ましくは、前記対象信号ベクトル選択部は、前記受信信号ベクトルに含まれる複数の前記受信信号の強度のばらつき度合いに基づいて、前記対象受信信号ベクトルを選択する。
(3)更に好ましくは、前記ばらつき度合いは、標準偏差、最大値と最小値との差としての範囲、又は分散である。
(4)好ましくは、前記対象信号ベクトル選択部は、前記ばらつき度合いに基づく値が閾値以下となる前記受信信号ベクトルを前記対象受信信号ベクトルとして選択する。
(5)好ましくは、前記対象信号ベクトル選択部は、各前記受信信号ベクトルの相関行列を生成する相関行列生成部を有し、該相関行列生成部で生成された複数の前記相関行列の中から対象相関行列を選択することにより、前記対象受信信号ベクトルを選択する。
(6)更に好ましくは、前記対象信号ベクトル選択部は、複数の前記相関行列のそれぞれの時間的変化に基づいて、前記対象相関行列を選択する。
(7)更に好ましくは、前記時間的変化は、各前記相関行列の微分値である。
(8)更に好ましくは、前記対象信号ベクトル選択部は、前記微分値に基づく値が閾値以下となる前記相関行列を前記対象相関行列として選択する。
(9)好ましくは、前記閾値は、所定値として設定され、又は、ノイズレベルに応じて設定される。
(10)好ましくは、前記物標方位推定部は、ビームフォーミング法又は適応ビームフォーミング法を用いて前記受信波の方位を推定する。
(11)好ましくは、前記複数の受信素子は、送信部から送信された送信波が物標で反射して帰来する反射波を、前記受信波として受波し、前記信号ベクトル生成部は、前記反射波から得られる前記受信信号に基づいて前記受信信号ベクトルを生成する。
(12)上記課題を解決するために、この発明のある局面に係る水中探知装置は、上述したいずれかの信号処理装置を備えている。
(13)上記課題を解決するために、この発明のある局面に係るレーダ装置は、上述したいずれかの信号処理装置を備えている。
本発明によれば、分解能の劣化を抑制しつつ、複数の方位から到来する到来波を互いに判別できる。
本発明の実施形態に係る水中探知装置の構成を示すブロック図である。 図1に示す信号処理部において到来波の方位推定が行われるまでに行われる処理を説明するための図である。 (A)は、本発明の実施形態に係る水中探知装置によって算出されるエコー強度のシミュレーション結果であって、方位方向及び距離方向に対するエコー強度を示すグラフであり、(B)は、従来の水中探知装置によって算出されるエコー強度のシミュレーション結果であって、(A)に対応させて示す図である。 各時刻での受信信号ベクトルごとに生成された相関行列を用いて算出された角度スペクトラムのグラフを説明するための図であって、(A)は各超音波振動子によって受信される受信信号の振幅の時間的変化の一例を示す図、(B)から(D)は、各時刻のときの相関行列に基づいて算出された角度スペクトラムのグラフである。 変形例に係る水中探知装置の構成を示すブロック図である。 図5に示す信号処理部において到来波の方位推定が行われるまでに行われる処理を説明するための図である。 変形例に係る水中探知装置の構成を示すブロック図である。 図7に示す信号処理部において到来波の方位推定が行われるまでに行われる処理を説明するための図である。 本発明の実施形態に係るレーダ装置の構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態に係る信号処理装置の構成を示すブロック図である。
本発明の実施形態に係る信号処理部30(信号処理装置)を備えた水中探知装置1について、図を参照して説明する。本発明の実施形態に係る水中探知装置1は、水中の物標(例えば魚群)を探知するために用いられる。水中探知装置1は、例えば漁船等の船舶に装備される。
[構成]
図1は、水中探知装置1の構成を示すブロック図である。水中探知装置1は、図1に示すように、トランスデューサ10(送信部、受信部)と、送信機11と、送受切替部15と、受信機20と、操作・表示装置40とを備えている。
トランスデューサ10は、超音波の送受信を行うため、例えば、船底に装備されて海中に露出されている。本実施形態におけるトランスデューサ10は、送信素子アレイ及び受信素子アレイの双方として動作する送受信素子アレイとして設けられている。トランスデューサ10は、複数の超音波振動子A(送受信素子、受信素子)を有している。複数の超音波振動子Aは、例えば一例として、互いに間隔をあけて直線状に配列されている。しかし、複数の超音波振動子Aの配置については、これに限らず、例えば、2次元状又は3次元状に配置されていてもよい。
送受切替部15は、送信時には、送信機11からトランスデューサ10に送信信号(パルス波)が送られる接続に切り替える。また、送受切替部15は、受信時には、トランスデューサ10によって超音波から変換された電気信号がトランスデューサ10から受信機20に送られる接続に切り替える。
送信機11は、操作・表示装置40において設定された条件に基づいてパルス波を生成する。また、送信機11は、送受切替部15を介して、該パルス波が所定時刻毎に各超音波振動子Aから送信されるように、該パルス波をトランスデューサ10に対して出力する。このパルス波により、各超音波振動子Aが駆動され、トランスデューサ10から所定時刻毎にパルス波(超音波)が放射される。
受信機20は、増幅部21と、A/D変換部22と、信号処理部30とを有している。増幅部21は、各超音波振動子Aから送受切替部15を介して送られてきた電気信号を増幅し、それらをA/D変換部22に対して出力する。A/D変換部22は、増幅部21から出力される受信信号をIQ検波等により複素デジタル信号に変換し、この複素デジタル信号に変換後の受信信号を信号処理部30に出力する。
信号処理部30は、A/D変換部22から出力される受信信号を処理して角度スペクトラムを生成するとともに、該角度スペクトラムに基づき到来波の到来方向および強度を推定する処理を行う。また、信号処理部30は、角度スペクトラムに基づいて映像信号を生成する処理を行う。信号処理部30は、生成した映像信号を操作・表示装置40に出力する。信号処理部30については、詳しくは後述する。
操作・表示装置40は、表示部41と、操作部42とを有している。表示部41は、映像信号に応じた映像を表示画面に表示する。操作部42は、例えば種々の入力キーなどを有し、超音波の送受信や映像表示に必要な種々の設定や種々のパラメータなどを入力できるように構成されている。
[信号処理部]
信号処理部30は、受信信号を処理して到来波の到来方向および強度を推定する処理を行う。信号処理部30は、詳しくは後述するが、到来波の到来方向を推定する際に用いられる受信信号ベクトルのうち、所定の条件を満たす受信信号ベクトルを選択する。そして、信号処理部30は、当該受信信号ベクトルを用いて到来波の到来方向を推定することにより、物標の方位を正確に導出することができる。以下、信号処理部30について詳細に説明する。
信号処理部30は、図1に示すように、信号ベクトル生成部31と、相関行列生成部32と、閾値設定部33と、対象信号ベクトル選択部34と、時間平均処理部36と、到来波演算部37(物標方位推定部)とを備えている。
図2は、信号処理部30において到来波の方位推定が行われるまでに行われる処理を説明するための図である。図2では、トランスデューサ10を構成する各超音波振動子A(j=1,2,…)が各時刻t(i=1,2,…)で信号を受信している状態を模式的に示している。
信号ベクトル生成部31は、各超音波振動子A(j=1,2,…)によって各時刻t(i=1,2,…)に受信された受信信号x(t)に基づき、複数の超音波振動子によって時刻t毎に得られる受信信号ベクトルX(=[x(t),x(t),x(t),…,x(t),…])を生成する。
相関行列生成部32は、信号ベクトル生成部31によって生成された受信信号ベクトルXに基づき、時刻t毎に相関行列R(=[X ])を生成する。
閾値設定部33は、相関行列生成部32で生成された相関行列Rに基づき、閾値dRmaxを設定する。閾値dRmaxは、到来波の到来方向を推定するための対象相関行列を選択するために用いられるものである。閾値dRmaxは、各相関行列R(i=1,2,…)に対応して生成される。具体的には、閾値dRmaxは、相関行列Rの微分行列のノルム||dR/dt||の標準偏差SDに所定の係数αを乗算した値である(dRmax=α×SD(||dR/dt||))。相関行列Rの微分行列の要素は相関行列Rの要素の微分となる。これにより、閾値設定部33によって、ノイズの影響及び各エコーのパワーのばらつきが加味された適切な閾値が設定される。
対象信号ベクトル選択部34は、対象相関行列選択部35を有している。対象相関行列選択部35は、相関行列生成部32で生成された時刻t毎の相関行列Rの中から、到来波の到来方向を推定するために用いられる対象相関行列を選択する。具体的には、対象相関行列選択部35は、各相関行列Rのうち、該各相関行列Rの微分のノルムが閾値dRmax以下の相関行列を、対象相関行列RSJTn(n=1,2,…)として選択する。一方、各相関行列Rのうち、該各相関行列の微分のノルムが閾値dRmaxを超える相関行列については、対象相関行列RSJTnから除外する。これにより、対象信号ベクトル選択部34は、結果的に、複数の受信信号ベクトルの中から、到来方向の推定に用いられる対象受信信号ベクトルを選択していることになる。
時間平均処理部36は、対象相関行列RSJTn(n=1,2,…)を平均する処理(時間平均処理)を行う。これにより、時間平均処理部36は、平均相関行列RAVEを算出する。
到来波演算部37は、時間平均処理部36で算出された平均相関行列RAVEに基づいて到来波の方向及び強度を算出する。到来波演算部37は、平均相関行列RAVEを用いてMUSIC法、Capon法、サブスペース空間の分析を使用したビームフォーマ等によって、到来波の角度スペクトラムを導出する。到来波演算部37は、このように算出した到来波の角度スペクトラムから映像信号を生成し、この映像信号を操作・表示装置40に出力する。
図3(A)は、本実施形態に係る水中探知装置1によって算出されるエコー強度のシミュレーション結果であって、方位方向及び距離方向に対するエコー強度を示すグラフである。また、図3(B)は、従来の水中探知装置によって算出されるエコー強度のシミュレーション結果であって、図3(A)に対応させて示す図である。図3では、20°方向及び−60°方向から反射波が帰来している例を示している。すなわち、図3に示す例では、20°方向及び−60°方向に物標が存在している。また、図3では、エコーの強度を、ハッチングの濃度に対応させて示している。具体的には、エコー強度が強い領域ではハッチングの濃度が濃くなっており、エコー強度が弱い領域ではハッチングの高度が薄くなっているか、又は、ハッチングが省略されている。
図3(B)に示すように、従来の水中探知装置(対象相関行列の選択を行わず、生成した全ての相関行列に基づいてエコー強度を算出するように構成された水中探知装置)では、本実施形態に係る水中探知装置1と比べて、方位分解能が悪く(すなわち、物標に起因するエコー強度の方位方向の幅が広く)なっている。更に、従来の水中探知装置では、本来は存在しない物標の虚像(図3(B)の場合、70°〜90°付近に発生するエコー像)が生じる場合がある。これに対して、本実施形態に係る水中探知装置1によれば、受信信号に対して上述のような処理を行うことにより、図3(A)に示すように、方位分解能を向上することができ、更に、虚像の発生を抑制することができる。従って、探知対象となる物標の方位をより正確に把握することができる。
[対象相関行列について]
上述のように、対象相関行列選択部35では、各相関行列の微分のノルムが閾値dRmax以下の相関行列を、対象相関行列RSJTnとして選択する。言い換えれば、対象相関行列選択部35において選択されない相関行列は、上述したノルムが閾値を超える相関行列である。このような相関行列は、到来波の波面の立ち上がり部分(又は立ち下がり部分)における相関行列であり、例えば図2の場合では、t〜tの範囲内の各時刻における受信信号ベクトルに基づいて生成された相関行列R〜Rである。このような相関行列が、到来方向を推定するために用いられる対象相関行列から除外される理由を、以下で説明する。
図4は、各時刻での受信信号ベクトルごとに生成された相関行列を用いて角度スペクトラムを算出した場合の角度スペクトラムのグラフを説明するための図であって、(A)は各超音波振動子によって受信される受信信号の振幅の時間的変化の一例を示す図、(B)から(D)は、各時刻(t,t,t)のときの相関行列に基づいて算出された角度スペクトラムのグラフである。
例えば、複数の超音波振動子Aのうち1つの超音波振動子のみが物標からの反射波を受信している場合、その時刻tにおける相関行列によって算出される角度スペクトラムは、図4(B)に示すように、方位分解能が非常に低いグラフとなる。また、複数の超音波振動子のうちのいくつかが物標からの反射波を受信している場合、その時刻tにおける相関行列によって算出される角度スペクトラムは、図4(C)に示すようなグラフとなる。このグラフは、図4(B)のグラフに比べると方位分解能が高くなっているものの、方位分解能は十分とは言えない。これらに対して、複数の超音波振動子Aの全てで反射波を受信している場合、その時刻tにおける相関行列によって算出される角度スペクトラムは、図4(D)に示すように、方位分解能が非常に高いグラフとなる。
すなわち、本実施形態の対象相関行列選択部35は、方位分解能が低い角度スペクトラムを算出する原因となる相関行列(図2に示す例の場合、t〜tのときの相関行列)を対象相関行列から除外し、残りの相関行列(対象相関行列)に基づいて物標の方位を推定している。これにより、水中探知装置1の方位分解能を向上することができる。
[効果]
以上のように、本実施形態に係る水中探知装置1の信号処理部30では、複数の受信信号ベクトルの中から、物標の方位を推定するために用いられる対象受信信号ベクトルが選択される。こうすると、物標の方位分解能が劣化する要因となる受信信号ベクトルを除外し、残りの受信信号ベクトルで物標の方位を推定することが可能になる。
従って、信号処理部30では、分解能の劣化を抑制しつつ、複数の方位から到来する到来波を互いに判別できる。
また、信号処理部30では、複数の相関行列の時間平均を行う際に生成される各時刻での相関行列から必要な相関行列が選択されるため、受信信号ベクトルの信号処理を行う一連の流れの中で対象相関行列を選択することができる。
また、信号処理部30では、各相関行列の時間変化に基づいて、対象相関行列が選択される。これにより、分解能が劣化する要因となる相関行列を、対象相関行列から適切に除外することができる。
また、信号処理部30では、各相関行列の微分値に基づいて、対象相関行列が選択される。これにより、各相関行列の時間変化を、容易に導出することができる。
また、信号処理部30では、各相関行列の微分値に基づく値(具体的には、各相関行列の微分値のノルム)が閾値以下となる相関行列が、対象相関行列として選択される。言い換えると、上述した微分値に基づく値が閾値を超える相関行列(すなわち、方位分解能の劣化の要因となる相関行列)が対象相関行列から除外されるため、対象相関行列をより適切に選択することができる。
また、信号処理部30では、上述した閾値がノイズレベルに応じて設定される。具体的には、信号処理部30では、閾値dRmaxは、相関行列Rの微分のノルムの標準偏差に基づいて設定される。これにより、ノイズレベルに応じた適切な閾値を設定することができる。
また、信号処理部30では、適応ビームフォーミング法を用いて到来波の到来方向及びエコー強度の算出が行われるため、到来波の到来方向を正確に把握することができる。
また、水中探知装置1では、分解能の劣化を抑制しつつ、複数の方位から到来する到来波を互いに判別できる水中探知装置を提供できる。
[変形例]
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明はこれらに限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない限りにおいて種々の変更が可能である。
(1)図5は、変形例に係る水中探知装置1aの構成を示すブロック図である。本変形例に係る水中探知装置1aは、上記実施形態に係る水中探知装置1の場合と異なり、相関行列を生成する前に、装置の方位分解能に悪影響を及ぼす受信信号ベクトルを予め取り除いた後、その残りの受信信号ベクトル(対象受信信号ベクトル)から相関行列(対象相関行列)を生成するように構成されている。
図6は、図5に示す信号処理部30aにおいて到来波の方位推定が行われるまでに行われる処理を説明するための図である。本変形例に係る水中探知装置1aは、上記実施形態に係る水中探知装置1と比べて、信号処理部の構成が異なっている。具体的には、本変形例の信号処理部30aは、図5に示すように、信号ベクトル生成部31、閾値設定部38、対象信号ベクトル選択部39、対象相関行列生成部45、時間平均処理部36、及び到来波演算部37、を有している。これらのうち、信号ベクトル生成部31、時間平均処理部36、及び到来波演算部37については、上記実施形態の場合と構成及び動作が同じであるため、その説明を省略する。
閾値設定部38は、受信信号ベクトルX(=[x(t),x(t),x(t),…,x(t),…])に基づき、対象信号ベクトルを選択するために用いられる閾値dXmaxを設定する。具体的には、閾値dXmaxは、受信信号ベクトルXに含まれる全ての要素(受信信号)の強度の標準偏差SDの時間的な標準偏差SDに所定の係数βを乗算した値である。本変形例では、閾値dXmaxは、dXmax=β×SD(SD(x(t)))、と表すことができる。
対象信号ベクトル選択部39は、時刻t(i=1,2,…)毎の受信信号ベクトルXの中から、到来波の到来方向を推定するために用いられる対象信号ベクトルを選択する。具体的には、対象信号ベクトル選択部39は、各受信信号ベクトルXのうち、該各受信信号ベクトルXに含まれる全ての要素の強度の標準偏差が閾値dXmax以下の受信信号ベクトルを、対象受信信号ベクトルXSJTn(n=1,2,…)として選択する。一方、各受信信号ベクトルXのうち、該各受信信号ベクトルXに含まれる全ての要素の強度の標準偏差が閾値dXmaxを超える受信信号ベクトルについては、対象受信信号ベクトルXSJTnから除外する。
対象相関行列生成部45は、対象信号ベクトル選択部39で選択された対象受信信号ベクトルXSJTnのそれぞれにおいて、相関行列を生成する。この対象相関行列生成部45で生成される相関行列は、到来波の到来方位を推定するために用いられる対象相関行列RSJTnである。
以上のように、本変形例に係る信号処理部30aは、上記実施形態に係る信号処理部30の場合と比べて、対象相関行列RSJTnを生成する過程が異なるものの、上記実施形態の場合と同様の対象相関行列RSJTnを生成することができる。これにより、上記実施形態の場合と同様、分解能の劣化を抑制しつつ、複数の方位から到来する到来波を互いに判別できる。
また、信号処理部30aでは、各受信信号ベクトルに含まれる複数の受信信号の強度のばらつき度合いに基づいて、対象受信信号ベクトルが選択される。これにより、分解能が劣化する要因となる受信信号ベクトルを、対象受信信号ベクトルから適切に除外することができる。
また、信号処理部30aでは、各受信信号ベクトルに含まれる全ての要素の強度の標準偏差に基づいて、対象受信信号ベクトルが選択される。これにより、各受信信号ベクトルに含まれる各受信信号の時間的変化を、容易に導出することができる。
また、信号処理部30aでは、各受信信号ベクトルに含まれる全ての要素の強度の標準偏差に基づく値が閾値以下となる受信信号ベクトルが、対象受信信号ベクトルとして選択される。言い換えると、上述した標準偏差に基づく値が閾値を超える受信信号ベクトル(すなわち、方位分解能の劣化の要因となる受信信号ベクトル)が対象受信信号ベクトルから除外されるため、対象受信信号ベクトルをより適切に選択することができる。
なお、本変形例では、各受信信号ベクトルに含まれる全ての要素のばらつき度合いとして、標準偏差を用いたが、これに限らず、その他のばらつき度合い、例えば、範囲(最大値と最小値の差)、分散等を利用することもできる。
(2)上記実施形態では、対象相関行列RSJTnを選択するための閾値dRmaxを、各相関行列Rの微分値に基づいて算出したが、これに限らず、各相関行列Rの全要素の値のばらつき度合い(例えば、標準偏差、範囲(最大値と最小値の差)、分散等)に基づいて設定してもよい。
図2及び図4を参照して説明すると、対象相関行列として選択したい相関行列は、例えば時刻t及び時刻tのそれぞれで生成される相関行列のように、受信信号ベクトルに含まれる各受信信号の値のばらつき度合いが小さい相関行列である。言い換えれば、対象相関行列から除外したい相関行列は、例えば時刻t〜tのそれぞれで生成される相関行列のように、受信信号ベクトルに含まれる各受信信号の値のばらつき度合いが大きい相関行列である。よって、本変形例のように、各受信信号の値のばらつき度合いが大きい相関行列を対象相関行列から除外することで、上記実施形態の場合と同様、適切に対象相関行列を選択することができる。
(3)上記実施形態では、複数の対象相関行列を時間平均して平均相関行列RAVEを算出したが、これに限らず、空間平均を組み合わせて平均相関行列を算出してもよい。
(4)上記実施形態では、平均相関行列RAVEを算出する際、各対象相関行列RSJTnに重み付けを行わずに平均処理を行ったが、これに限らず、各対象相関行列RSJTnに重み付けを行った後、平均処理を行ってもよい。
(5)図7は、変形例に係る水中探知装置1bの構成を示すブロック図である。上述した実施形態及び変形例における到来波の到来方向の推定手法の一例としては、トランスデューサ10によって受信された信号に基づいて平均相関行列RAVEを生成した後、この平均相関行列RAVEの固有値及び固有ベクトルを算出し、これらの固有値及び固有ベクトルに基づいて到来波の到来方向を推定する手法が挙げられる。しかし、本変形例に係る水中探知装置1bでは、平均相関行列RAVEを生成することなく、当該平均相関行列RAVEの固有値及び固有ベクトルが算出される。具体的には、本変形例では、特異値分解を行うことにより、平均相関行列RAVEの固有値及び固有ベクトルが算出される。
本変形例に係る水中探知装置1bの信号処理部30bは、図7に示すように、信号ベクトル生成部31、閾値設定部38、対象信号ベクトル選択部39、データ行列生成部46、特異値分解部47、及び到来波演算部37a、を有している。これらのうち、信号ベクトル生成部31、閾値設定部38、及び対象信号ベクトル選択部39については、図5の場合と同様であるため、その説明を省略する。
図8は、図7に示す信号処理部30bにおいて到来波の方位推定が行われるまでに行われる処理を説明するための図である。データ行列生成部46は、対象信号ベクトル選択部39によって選択された対象受信信号ベクトルXSJTn(n=1,2,…,N)から、データ行列X(=[XSJT1,XSJT2,…])を生成する。
特異値分解部47は、データ行列生成部46で生成されたデータ行列Xを、次の式(1)のように分解(特異値分解)する。
[数1]
X=USV ・・・(1)
上式(1)において、Sは対角行列であり、その対角要素が特異値と呼ばれる。また、U及びVは、列ベクトルが互いに直交するユニタリ行列であり、それぞれが特異ベクトルと呼ばれる。なお、式(1)におけるUは左特異ベクトル、Vは右特異ベクトル、とも呼ばれる。
到来波演算部37aは、特異値分解部47で算出された左特異ベクトルUから、平均相関行列RAVEの固有ベクトルを算出する。また、到来波演算部37aは、特異値分解部47で算出された特異値から、平均相関行列RAVEの固有値を算出する。
ここで、データ行列Xと平均相関行列RAVEとの関係は、次の式(2)で与えられる。
Figure 0006403327
式(2)において、XX=R、とした場合、データ行列Xの特異値の2乗は、Rの固有値に等しい。また、データ行列Xの左特異ベクトルUは、Rの固有ベクトルに等しい。到来波演算部37aは、これらの関係を用いて、平均相関行列RAVEの固有値及び固有ベクトルを算出する。そして、到来波演算部37aは、上述のように算出された固有値及び固有ベクトルに基づいて、上記実施形態の場合と同様、到来波の到来方向、及び到来波のエコー強度の算出を行う。
以上のように、本変形例に係る水中探知装置1bのように特異値分解を利用しても、上記実施形態の場合と同様、分解能の劣化を抑制しつつ、複数の方位から到来する到来波を互いに判別できる。
(6)上記実施形態及び上記変形例では、適応ビームフォーミング法を用いて到来波の到来方向を推定する例を挙げて説明したが、これに限らず、ビームフォーミング法を用いて到来波の到来方向を推定してもよい。
(7)上記実施形態及び上記変形例では、探知装置の一例として水中探知装置を挙げて説明したが、これに限らず、レーダ装置に適用することもできる。
図9は、本発明の実施形態に係るレーダ装置1cの構成を示すブロック図である。レーダ装置1cは、海上の物標(例えば他船)を探知するために用いられる。レーダ装置1cは、例えば漁船等の船舶に装備される。
以下、レーダ装置1cについて、上記実施形態に係る水中探知装置1と異なる点について主に説明し、水中探知装置1と同様の構成の説明については、図面において同一の符号を付すことで又は同一の符号を引用して説明することで、省略する。
[構成]
図9に示すように、レーダ装置1cは、アンテナ10a(送信部、受信部)と、送信機11と、送受切替部15と、受信機20と、操作・表示装置40とを備えている。
アンテナ10aは、電磁波の送受信を行うため、例えば船上に装備されている。本変形例におけるアンテナ10aは、送信素子アレイ及び受信素子アレイの双方として動作する。アンテナ10aは、送信素子及び受信素子の双方として動作するアンテナ素子B(送受信素子、受信素子)を複数有している。これらのアンテナ素子Bは、例えば、直線状に配列されている。しかし、複数のアンテナ素子Bの配置については、これに限らず、例えば、2次元状又は3次元状に配置されていてもよい。
そして、レーダ装置1cの送信機11、送受切替部15、受信機20、操作・表示装置40は、送信波及び受信波として電磁波を取り扱う点を除き、上記実施形態に係る水中探知装置1の場合と同様に動作する。
従って、レーダ装置1cによれば、上記実施形態に係る水中探知装置1の場合と同様、分解能の劣化を抑制しつつ、複数の方位から到来する到来波を互いに判別できる。
(8)図10は、本発明の実施形態に係る信号処理装置30dの構成を示すブロック図である。信号処理装置30dは、信号ベクトル生成部31と、対象信号ベクトル選択部39と、物標方位推定部37bと、を有している。
上記実施形態及び変形例では、相関行列の各要素の値、又は受信信号ベクトルの各受信信号の値に基づいて閾値を設定したが、これに限らない。具体的には、本実施形態では、閾値として、予め設定された所定値が用いられる。
また、上記実施形態及び変形例では、適応ビームフォーミング法又はビームフォーミング法を用いて到来波の到来方向を推定する例を挙げて説明したが、これに限らず、到来波の到来方向を推定できる方法であれば、どのような方法であってもよい。
(9)上述した実施形態及び変形例では、送信部として設けられたトランスデューサ又はアンテナから送信された送信波の反射波を受信し、当該反射波の方位を推定した。すなわち、上述した実施形態及び変形例では、本発明の適用例として、いわゆるアクティブ方式の探知装置を例に挙げて説明したが、これに限らない。具体的には、本発明は、送信素子を有さずに受信素子のみを有する、いわゆるパッシブ方式の探知装置に適用することもできる。
(10)上記実施形態及び上記変形例では、探知装置の具体例として、水中探知装置及びレーダ装置を例に挙げて説明したが、これに限らず、例えば、超音波診断装置等の医療機器に適用することもできる。
本発明は、複数の受信素子のそれぞれで受波された受信波から得られる受信信号を処理する信号処理装置、当該信号処理装置を備えた水中探知装置、及びレーダ装置として広く適用することができるものである。
1,1a,1b 水中探知装置(探知装置)
1c レーダ装置(探知装置)
30,30a〜30c 信号処理部(信号処理装置)
30d 信号処理装置
31 信号ベクトル生成部
34,39 対象信号ベクトル選択部
37,37a 到来波演算部(物標方位推定部)
37b 物標方位推定部
超音波振動子(受信素子)
アンテナ素子(受信素子)

Claims (13)

  1. 複数の受信素子のそれぞれで受波された受信波から得られる受信信号に基づいて受信信号ベクトルを生成する信号ベクトル生成部と、
    異なるタイミングで生成された複数の前記受信信号ベクトルの中から対象受信信号ベクトルを選択する対象信号ベクトル選択部と、
    複数の前記対象受信信号ベクトルに基づいて、前記受信波が到来した方位を推定する物標方位推定部と、
    を備えていることを特徴とする、信号処理装置。
  2. 請求項1に記載の信号処理装置において、
    前記対象信号ベクトル選択部は、前記受信信号ベクトルに含まれる複数の前記受信信号の強度のばらつき度合いに基づいて、前記対象受信信号ベクトルを選択することを特徴とする、信号処理装置。
  3. 請求項2に記載の信号処理装置において、
    前記ばらつき度合いは、標準偏差、最大値と最小値との差としての範囲、又は分散であることを特徴とする、信号処理装置。
  4. 請求項2又は請求項3に記載の信号処理装置において、
    前記対象信号ベクトル選択部は、前記ばらつき度合いに基づく値が閾値以下となる前記受信信号ベクトルを前記対象受信信号ベクトルとして選択することを特徴とする、信号処理装置。
  5. 請求項1に記載の信号処理装置において、
    前記対象信号ベクトル選択部は、各前記受信信号ベクトルの相関行列を生成する相関行列生成部を有し、該相関行列生成部で生成された複数の前記相関行列の中から対象相関行列を選択することにより、前記対象受信信号ベクトルを選択することを特徴とする、信号処理装置。
  6. 請求項5に記載の信号処理装置において、
    前記対象信号ベクトル選択部は、複数の前記相関行列のそれぞれの時間的変化に基づいて、前記対象相関行列を選択することを特徴とする、信号処理装置。
  7. 請求項6に記載の信号処理装置において、
    前記時間的変化は、各前記相関行列の微分値であることを特徴とする、信号処理装置。
  8. 請求項7に記載の信号処理装置において、
    前記対象信号ベクトル選択部は、前記微分値に基づく値が閾値以下となる前記相関行列を前記対象相関行列として選択することを特徴とする、信号処理装置。
  9. 請求項4又は請求項8に記載の信号処理装置において、
    前記閾値は、所定値として設定され、又は、ノイズレベルに応じて設定されることを特徴とする、信号処理装置。
  10. 請求項1から請求項9のいずれか1項に記載の信号処理装置において、
    前記物標方位推定部は、ビームフォーミング法又は適応ビームフォーミング法を用いて前記受信波が到来した方位を推定することを特徴とする、信号処理装置。
  11. 請求項1から請求項10のいずれか1項に記載の信号処理装置において、
    前記複数の受信素子は、送信部から送信された送信波が物標で反射して帰来する反射波を、前記受信波として受波し、
    前記信号ベクトル生成部は、前記反射波から得られる前記受信信号に基づいて前記受信信号ベクトルを生成することを特徴とする、信号処理装置。
  12. 請求項1から請求項11のいずれか1項に記載の信号処理装置を備えた、水中探知装置。
  13. 請求項1から請求項11のいずれか1項に記載の信号処理装置を備えた、レーダ装置。
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