JP6403254B2 - 内燃機関 - Google Patents

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Description

本願発明は、車両用等の内燃機関に関するものである。
車両用の内燃機関は、一般に、1つの気筒に対して吸気弁と排気弁を2つずつ設けている。また、近年の内燃機関では、吸気ポートにインジェクタで燃料を噴射していることが殆どである。この場合、1つの気筒に対して1つのインジェクタから燃料を供給する場合と、1つの気筒に2つのインジェクタから燃料を供給する場合とがあり、前者の場合は、吸気ポートは先端部において枝分かれしており、集合部にインジェクタの先端を臨ませている。
他方、1つの気筒に2つのインジェクタで燃料を供給する場合は、1つの気筒に対応した吸気ポートは、クランク軸線方向に並んだ2つがセットになっており、各吸気ポートにそれぞれインジェクタを臨ませている。その例を、本願出願人は特許文献1に開示している。
特開平05−180049号公報
特許文献1のように、2つの吸気ポートを1セットにして各吸気ポートに燃料を噴射すると、吸気効率をアップできる等の利点があるが、まだ改良の余地があることが判明した。例えば、吸気マニホールドにおける2つの吸気路は互いに独立した管路になっているため、シール構造が複雑化するという問題があった。
また、2つの吸気路が互いに分離していると、各吸気ポートに所定の断面積を保持させるには互いの間隔を広げる等の対策をたてねばならず、すると、シリンダヘッが大型化してコストアップや重量増大を引き起こすおそれがあった。
本願発明はこのような現状に鑑みなされたものであり、1つの気筒に対する吸気ポートを2つに分離構成して各々に燃料を噴射することは特許文献1を踏襲しつつ、より改良された内燃機関を提供することを課題とするものである。
本願発明は、
吸気ポートを一側面に開口したシリンダヘッドと、前記シリンダヘッドの一側面に重ね配置された吸気マニホールドとを備えていて、前記吸気マニホールドに、前記吸気ポートに連通する吸気路を設けており
前記吸気ポートは1つの気筒に対応して2つがセットになっていて、セットになった2つの吸気ポートが隔壁を挟んでクランク軸線方向に並べて配置されており、各吸気ポートにインジェクタを配置している一方、
前記吸気マニホールドの吸気路も1つの気筒に対応して2つがセットになっていて、セットになった2つの吸気路が隔壁を挟んでクランク軸線方向に並べて配置されており、
前記シリンダヘッドにおける2つの吸気ポートを隔てる隔壁と吸気マニホールドにおける2つの吸気路を隔てる隔壁との間には、両隔壁が互いに対向しつつ当接しないように隙間が空いている」
という基本構成である。
そして、請求項1の発明では、上記基本構成において、
「前記シリンダヘッドにおける隔壁の前端は、前記シリンダヘッドの一側面よりも奥側に位置していると共に、クランク軸線方向から見て、前記吸気マニホールドに向けて凹んだ横向きV形又は円弧状に形成されており、従って、前記シリンダヘッドにおける隔壁の前端が前記シリンダヘッドの一側面から後退している寸法は、前記隔壁の上端及び下端から上下中途部に向けて大きくなるように変化しており、
前記シリンダヘッドにおける隔壁の前端が前記シリンダヘッドの一側面から後退している寸法の最小寸法は、前記シリンダヘッドの隔壁のうちその前端部の厚さ寸法より小さくて、前記シリンダヘッドにおける隔壁の前端が前記シリンダヘッドの一側面から後退している寸法の最大寸法は、前記シリンダヘッドにおける隔壁の前端部の上下幅寸法よりも遥かに小さくなっている」
という構成になっている。
請求項2の発明は、請求項1において、
「前記2つの吸気ポート及び吸気路が平行に延びるように見える断面視で、前記シリンダヘッドにおける隔壁の前端部は丸みを帯びた断面形状であり、前記吸気マニホールドにおける隔壁の後端部は角張った断面形状である
という構成になっている。
なお、ここでいう「前端」は、吸気マニホールドに向いた端という意味であり、車両の前後は意味しない。実施形態でいう「前向きも」も同様である。
本願発明では、シリンダヘッドの隔壁と吸気マニホールドの隔壁とは当接していないため、加工誤差があっても隔壁同士が当たるようなことはなくて、加工に手間をかけることなく、吸気マニホールドの端面とシリンダヘッドの一側面とを密着させることができる。このため、シール性に優れている。特に、シリンダヘッドは鋳造品であることが多く、切削加工品や樹脂成形品、ダイキャスト品に比べて加工精度は低いため、本願発明の構成とすることで、製造に手間を掛けることなく高いシール性を確保できる。
また、2つの吸気ポート及び吸気路がそれぞれ1セットになっているため、Oリングやガケスット等でシールするに際しては、2つの吸気ポート及び吸気路を1単位としてシールしたらよい。このため、シール構造を簡単化してコストの抑制や組み付け作業の手間軽減に貢献できる。
更に、1セットを成す2つの吸気ポート及び2つの吸気路は、それぞれ薄い隔壁を挟んで近接させることができるため、シリンダヘッドや吸気マニホールドをコンパクト化しつつ必要な吸気量を確保することができる。このコンパクト化によっても、コスト抑制に貢献できる。
シリンダヘッドは鋳造品であることが普通であり、この場合、吸気ポートの部分は鋳型の中子になるが、吸気ポートが完全に分離していると、中子同士が互いに分離して支持手段がなくなるため、鋳造が厄介になる。これに対して、本願発明のように、シリンダヘッドの隔壁をシリンダヘッドの一側面の奥側に位置させると、シリンダヘッドの鋳造に際しては、吸気ポートに対応した中子を隙間の部分の中子で繋ぐことができるため、鋳造の容易性が格段に向上する。
また、請求項2のように、シリンダヘッドの隔壁は丸みを帯びた断面形状に設定すると、中子の製造が一層容易になると共に湯による折損も防止できて好適である。また、吸気マニホールドの隔壁の側面に沿って流れてきた吸気を、隣の吸気ポートに流入しないようにガイドして、吸気の直進性を確保できる利点もある。特に、本願発明では、吸気マニホールドの隔壁をシリンダヘッドの隔壁より薄くしているため、吸気マニホールドの隔壁に沿って流れてきた吸気はシリンダヘッドの隔壁の端面に当たる傾向を呈するため、請求項2の構成にすると好適である。
そして、中子の安定性・堅牢性を高めるには、シリンダヘッドの隔壁がシリンダヘッドの一側面から奥側に入り込んでいる寸法を、隣り合った吸気ポート同士の吸気の流入を阻止する範囲内でできるだけ大きくするのが好ましいが、請求項2のように、シリンダヘッドの隔壁は丸みを帯びた断面形状としつつ、吸気マニホールドの隔壁は角張った顔面形状に設定すると、吸気ポートを流れる吸気の直進性が吸気マニホールドの隔壁でガイドされるため、隔壁同士の間隔をできるだけ広げつつ、隣り合った吸気ポートの間に吸気が入り込むことを防止して、吸気性能を向上できる。
従って、請求項2では、各吸気ポートを流れる吸気に高い直進性を付与して燃焼性能を向上させつつ、隔壁同士の間隔をできるだけ広げて、シリンダヘッドの鋳造の容易性を向上させることができる(一方の吸気ポートから他方の吸気ポートに吸気が流入すると、燃料と空気との混合比率が不均一化して、完全燃焼が阻害されるおそれがある。)。
更に本願発明のように、シリンダヘッドにおける隔壁の前端は吸気ポートの奥側に位置していると、鋳造用中子のうち、隣り合った吸気ポートを繋ぐ部分の堅牢性をアップできるため、鋳造の容易性を一層向上できる。
また、シリンダヘッドの隔壁の前端面がシリンダヘッドの一側面と平行であると、吸気マニホールドの隔壁の側面に沿って流れてきた吸気がシリンダヘッドの隔壁の端面に衝突して、流れ抵抗が発生しやすくなることが懸念されるが、本願発明では、吸気マニホールドの隔壁の側面に沿って流れてきた吸気は、シリンダヘッドにおける隔壁の端面の傾斜面に案内されて、吸気ポートの奥側にガイドされる傾向を呈するため、吸気の流れ抵抗を抑制できる利点もある。
特に、吸気マニホールドの隔壁をシリンダヘッドの隔壁より薄くすると、吸気マニホールドを流れてきた吸気がシリンダヘッドの隔壁の端面に当たる傾向を呈するため、本願発明のようにシリンダヘッドの隔壁の前端をV形にすることは、好ましいと云える。
実施形態に係る内燃機関の部分的な概略正面図である。 シリンダヘッドの斜視図である。 サージタンク一体型吸気マニホールドの斜視図である(平行斜線は面の表示であり、断面表示ではない。)。 吸気マニホールドの背面図である。 吸気ポートの平断面図であり、図6の V-V視断面図である。 1つの吸気ポートの箇所の縦断正面図であり、インジェクタを取り付けた状態での図9のVI-VI 視断面図である。 (A)は吸気マニホールドを表示した状態での図9の部分拡大図、(B)は(A)のB−B視断面図である。 シリンダヘッドとヘッドカバーとの分離平面図である。 シリンダヘッドとインジェクタユニットとの分離平面図である。 (A)はインジェクタユニットの分離斜視図、(B)はインジェクタユニットの分離正面図である。
(1).実施形態の概要
次に、本願発明の実施形態を図面に基づいて説明する。まず、主として図1〜4を参照して、内燃機関の概略を説明する。本願発明は車両用の内燃機関に適用しており、図1に示すように、内燃機関は、従来と同様にシリンダブロック1とその上面に固定されたシリンダヘッド2とを備えており、シリンダヘッド2の上面にはヘッドカバー3を固定している。シリンダヘッド2及びシリンダブロック1の一端面には、タイミングチェーンを覆うフロントカバーが配置されているが、図では省略している。
本実施形態の内燃機関は、運転者から見て、クランク軸(図示せず)を左右横向きにした姿勢で車両のエンジンルームに配置されている。また、気筒軸線4を鉛直線5の方向に向けている(前傾状等にスラントさせてもよい。)。従って、上下方向は気筒軸線5の方向と一致している。前後方向は、車両の運転者から見た方向として定義している。正面視はクランク軸線方向から見た状態である。上記したとおり、左右方向はクランク軸線方向と同じになる。
シリンダヘッド2は左右横長の略四角形であって、その後面2aは下に行くに従って後ろにずれるように傾斜しており、この傾斜した後面2aに、吸気マニホールド6のフランジ6aをボルトで固定している。また、本実施形態の内燃機関は3気筒であり、そこで、図2に示すように、シリンダヘッド2には、クランク軸線7の方向に並んだ3つの点火プラグ挿通穴7が形成されている。シリンダヘッド2はアルミの鋳造品であり、吸気マニホールド6は、ナイロン樹脂等を素材とした樹脂成形品である。
シリンダヘッド2の周囲には、前後の長辺壁部9と左右の短辺壁部10とが一連に連続した状態で形成されており、1つの短辺壁部10には、カム軸11(図9参照)を下方から支持するサイド軸受け12が形成されている。また、シリンダヘッド2の内部のうち、各点火プラグ挿通穴7を挟んだ前後両側の部位にも、カム軸11を下方から支持する中間軸受け13を形成している。敢えて述べるまでもないが、軸受け12,13には、カム軸11を上から覆うカムキャップ14(図9参照)が、ボルトで固定されている。
なお、図2において示す符号15は、EGRガス取り出し口である。符号16で示すのは、冷却水通路の開口である。
吸気マニホールド6は図2〜4で示している。本実施形態の吸気マニホールド6はサージタンク17を一体に設けており、サージタンク17に図3(B)に示すように吸気入口18が空いている。吸気入口18には、図1に示すように、スロットルバルブ19が接続されている。
吸気マニホールド6は樹脂製であって、上下3つのパーツを接合して構成されている。そして、3気筒であるため、左右方向に並んだ3つの枝管20を有しているが、各枝管20は、サージタンク17の前端部からいったん下向きに向かって上向きに方向を変えて前向きに開口しており、従って、楽器のホルンのような曲がり形態を成している。また、各枝管20の上半部は、サージタンク17に部分的に入り込んでいる。
図3(B)に示すように、吸気マニホールド6の後部上面には、枝管20の並び方向(左右方向)に延びるランド部21が形成されており、ランド部21には蓋板22を溶着している。ランド部21と蓋板22との合わせ面にはEGR通路(図示せず)が形成されており、EGR通路は、分岐通路を介して各枝管20に連通している。
ランド部21の一端にはフランジ23を設けており、フランジ23に、EGRパイプ(図示せず)の終端が固定される。従って、EGR通路はフランジ23の外面に開口しており、EGRパイプの始端は、図2示すEGRガス取り出し口15に接続される。
(2).吸気ポート・吸気マニホールドの吸気路
次に、シリンダヘッド2の吸気ポート27と吸気マニホールド6の吸気路とを、図5〜7も参照して説明する。本実施形態の内燃機関は3気筒であるが、1つの気筒25(図6参照)に対応して2つの吸気弁26を配置しているので、シリンダヘッド2には、1つの気筒25に対応して2つの吸気ポート27を1セットして、3セットの吸気ポート27が形成されている。なお、図6ではカムは省略している。説明は省略するが、排気弁も1つの気筒25に2つ設けている。
図5に示すように、各セットを構成する2つの吸気ポート27は隔壁28で隔てられているが、隔壁28の前端(吸気マニホールド6に向いた端部)は、シリンダヘッド2の後面2aよりも少し後ろに入り込んでいる。すなわち、隔壁28の前端はシリンダヘッド2の後面2aに至っていない。
他方、図3や図4から理解できるように、吸気マニホールド6における各枝管20の終端部はそれぞれ隔壁29で左右に仕切られており、このため、各枝管20の終端部は2つの吸気路30に分離されており、1つの吸気路30が1つの吸気ポート27に連通している。
そして、吸気マニホールド6の隔壁29は、フランジ6aの後面(シリンダヘッド2との重合面)と同一面を成している。従って、シリンダヘッド2の隔壁28と吸気マニホールド6の隔壁29との間には、隙間32が空いている。
この場合、シリンダヘッド2における隔壁28の前面は、吸気マニホールド6に向けて凹状の横向きV形(くの字形)になっている。従って、隔壁28の前面は、下から上に向けて吸気ポート27の奥側にずれる下部傾斜面33と、上から下に向けて吸気ポート27の奥側にずれる上部傾斜面34とで構成されており、上下傾斜面33,34の交叉部(前面の奥底部)は、吸気ポート27の上下中間部に位置している。
図7(A)に示すように、シリンダヘッド2における隔壁28の前面は、その上下中間部が最も後退するようにV形に凹んでいる。従って、シリンダヘッド2における隔壁28の前端がシリンダヘッド2の一側面2aから後退している寸法は、隔壁28の上端及び下端から上下中間部に向けて大きくなるように変化している。
そして、シリンダヘッド2における隔壁28の前端がシリンダヘッド2の一側面2aから後退している寸法の最大寸法は、図7(A)のとおり、シリンダヘッド2における隔壁28の前端部の上下高さ寸法(吸気ポート27の前端部の上下高さ寸法)よりも遥かに小さくなっている。
また、図7(B)は、シリンダヘッド2の隔壁28が最も後ろに後退している部分の断面であるが、この状態で、シリンダヘッド2の隔壁28がシリンダヘッド2の一側面2aから後退している寸法は隔壁28の厚さよりも小さくなっているから、シリンダヘッド2における隔壁28の上下両端がシリンダヘッド2の一側面2aから後退している寸法は、必然的に、シリンダヘッド2における隔壁28の厚さよりも小さくなっている。
また、シリンダヘッド2の隔壁28は、上下中間部が最も薄肉で、上方及び下方に行くに従って肉厚が厚くなっている。従って、吸気ポート27のうち隔壁28で内面を構成されている部分は円弧状になっている。また、2つの吸気ポート27が全体として小判形を成している。このため、各吸気ポート27は断面略円形になっている。また、図5及び図7(B)に示すように、シリンダヘッド2の隔壁28の前前面は、2つの吸気ポート27が平行に並んで見える平断面視で、丸みを帯びた断面形状になっている。すなわち、隔壁28の前端部は円弧状の横断面形状になっている。
他方、吸気マニホールド6において1セットを成す2つの吸気路30は、全体として小判形を成しており、1セットの吸気ポート27と1セットの吸気路30とは、全体としての外形は同一形状になっている。但し、吸気マニホールド6の隔壁29は上下全長にわたって等厚になっており、かつ、図7(B)に明示するように、吸気マニホールド6の隔壁29の厚さは、シリンダヘッド2の隔壁28よりも薄くなっている。また、吸気マニホールド6の壁29の後端は、平断面視で角張っている(極く僅かの丸みは持たせている。)。
上記のとおり、各枝管20には吸気マニホールド6のランド部21の箇所からEGRガスが供給されるが、吸気マニホールド6の隔壁29は、EGRガスの供給口よりも下流側に設けている。
図6に示すように、吸気ポート27は、先端に行くほど下にずれるように正面視で傾斜しつつ、ほぼ一直線の姿勢で延びている。このため、吸気は直進性を持って気筒に流入する。その結果、強いタンブルを形成できる。また、シリンダヘッド2の前部2aを傾斜させたことにより、シリンダヘッド2の前端には、シリンダブロック1の一側面の後ろにはみ出たオーバーハング部が形成されている。
他方、図1及び図3(A)に示すように、吸気マニホールド6のサージタンク17は、シリンダヘッド2との重合部であるフランジ6aよりも後ろ側にオーバーハングしている。すなわち、吸気マニホールド6には、フランジ6aよりも手前に張り出したオーバーハング部6bが形成されている。
そして、吸気マニホールド6のオーバーハング部6bを、シリンダヘッド2のオーバーハング部6bの下方に入り込ませている。このため、吸気マニホールド6をできるだけシリンダヘッド2に寄せることができて、内燃機関をコンパクト化することができる(デッドスペースを有効利用できる。)。
(3).隔壁28,29に関連したまとめ
本実施形態では、シリンダヘッド1の隔壁28と吸気マニホールド6の隔壁29とは当接していないため、シリンダヘッド2又は吸気マニホールド6に加工誤差があっても隔壁28,29同士が当たるようなことはなくて、シリンダヘッド2等に加工に手間をかけることなく、吸気マニホールド8のフランジ6aとシリンダヘッド2の後面2aとを密着させることができる。
このため、シール性に優れている。特に、シリンダヘッド2は鋳造品であるため、切削加工品や樹脂成形品、ダイキャスト品に比べて加工精度は低いが、本願発明の構成とすることで、製造の手間を掛けることなく高いシール性を確保できる。また、シリンダヘッド2の後面2aは鋳造後にフライス加工して平坦面に加工されるが、実施形態のように隔壁28を奥側に入り込ませる(隙間32を設ける)と、フライスカッターは隔壁28に当たらないため、隔壁28の前端にバリが出ることを防止できる。従って、バリの処理の手間がない利点もある。
また、2つの吸気ポート27及び吸気路30がそれぞれ1セットになっているため、Oリングやガケスット等でシールするに際しては、2つの吸気ポート27及び吸気路30を1単位としてシールしたらよい。このため、シール構造を簡単化して、コストの抑制や組み付け作業の手間軽減に貢献できる。
更に、2つの吸気ポート27及び吸気路30がそれぞれ1セットになっていて、それぞれ薄い隔壁28,29を挟んで近接しているため、シリンダヘッド2や吸気マニホールド6をコンパクト化しつつ、吸気ポート27及び吸気路30の断面積をできるだけ大きくしつつ、必要な吸気量を確保することができる。この面からもコスト抑制に貢献できる。
さて、シリンダヘッド2は鋳造品であることから、鋳型のうち吸気ポート27に相当する部分は砂の中子になるが、隔壁28が吸気ポート27の後面2aまで延びていると、隣り合った吸気ポート27は互いに分離するため、吸気ポート27に対応した中子も分離することになり、このため、中子の支持手段がなくなって鋳造が厄介になる。これに対して、本実施形態では、隔壁28の手前に隙間32が存在するため、隣り合った棒状の中子は隙間の部分の中子を介して繋がっており、その結果、中子を安定的に支持して、鋳造の容易性を向上できる。
砂製の中子は角張った形状に形成するのが難しい(或いは、角張らせると湯で崩れやすい)が、実施形態のように、シリンダヘッド2における隔壁28の前端部を丸みを帯びた断面形状に設定すると、中子の製造が一層容易になると共に、湯で中子が破損することも防止できる。
更に、隔壁28の前端部に丸みを持たせると、吸気マニホールド6の隔壁29の側面に沿って流れてきた吸気が隣の吸気ポート27に流入しないようにガイドできる。特に、吸気マニホールド6の隔壁29シリンダヘッド2の隔壁28より薄い、吸気がシリンダヘッド2の隔壁28に当たる傾向を呈するため、吸気のガイド機能が強く発揮されて好適である。
上記のように、隣り合った棒状の中子を隙間32の箇所で繋ぐ場合、隙間32の箇所に位置する中子は、その強度を高めるにはできるだけ体積が大きいのがよい。しかし、隙間32の前後寸法が大き過ぎると、図7(B)に点線矢印で示すように、一方の吸気ポート27から他方の吸気に吸気が流れ込みやすくなり、すると、2つの吸気ポート27の吸気量が想定値に対して変化して、燃料と空気との混合密度が変化して燃焼性能を悪化させてしまうおそれがある。
これに対して、本実施形態のように、シリンダヘッド2における隔壁28の前端には丸みを持たせて、吸気マニホールド6における隔壁29の後端は角張らせると、吸気マニホールド6の隔壁29に沿って流れる吸気が直進性を持って隙間32の箇所を通過しやすくなるため、隙間32の前後間隔をできるだけ広げつつ、隣り合った吸気ポート27の間に吸気が流れ入り込むことを防止して、吸気性能を向上できる。従って、シリンダヘッド2の鋳造性を向上させつつ、機関の制御性能を向上できる。
更に、吸気マニホールド6の隔壁29の後端を角張らせると、図7(B)に矢印で示すように、隔壁29の真後ろに渦流Xが発生しやすくなるが、渦流Xは隙間の箇所でグルグル回っていることから、隙間32の箇所に、渦流Xによるバリアー部(空気溜まり部)が形成されて、これが吸気の通過を阻止する機能を発揮するため、吸気が点線矢印のように隙間32を通って隣り合った吸気ポート27に流れ込むことを防止できる。つまり、吸気によって吸気の流入を阻止できるのであり、このため、隣り合った吸気ポート27に吸気が流れ込むことを、簡単な構造で防止できる。
実施形態では、吸気マニホールド6における隔壁29の後端を単なる角形に形成しているが、平断面視で後ろ向きに開口したU型やV型となすことも可能であり、この場合も、渦流Xを形成して吸気の流れ込みを的確に阻止できる。
本実施形態のように、隙間32を横向きV形に形成すると、隙間32を形成するための中子の堅牢性をアップできるため、好適である。隙間32を、正面視で前向き凹状に湾曲させること(隔壁28の前面を正面視で弓なりに反らせること)によっても、同じ効果を得ることができる。
また、シリンダヘッド2における隔壁28の前端がシリンダヘッド2の後面2aと平行であると、吸気マニホールド6から流れてきた吸気が隔壁28の前面に衝突して流れ抵抗が発生しやすくなることが有り得るが、実施形態のように隔壁28の前面を傾斜させると、図7(A)に矢印で示すように、吸気マニホールド6から流れてきた吸気は、隔壁28の傾斜面33,34に案内されて吸気ポート27の奥側にガイドされるため、吸気の流れ抵抗を抑制できる利点もある。
特に、実施形態のように吸気マニホールド6の隔壁28をシリンダヘッド2の隔壁28よりも薄くすると、吸気はシリンダヘッド2における隔壁28の前面に当たる傾向を呈するため、傾斜面33,34のガイド機能は大きな意義を有している。
(4).インジェクタ及びヘッドカバー
図6及び図7(A)に示すように、各吸気ポート27の箇所には、燃料噴射用のインジェクタ36を取付けている。このインジェクタ36とヘッドカバー3とを、従前の図に加えて図8〜10も参照して説明しておく。
インジェクタ36は円筒状のボデー37を備えており、ボデー37の先端に、中間径部38を介して小径のノズル39を設けている。シリンダヘッド2には、ボデー37の略半分程度が遊嵌する取付け穴40と、中間径部38が嵌まるシール穴41とが空いており、中間径部38にOリング(図示せず)を装着して、Oリングをシール穴41に嵌め込むことにより、インジェクタ36の先端部の位置決めとシールとが行われる。インジェクタ36は各吸気ポート27に配置されるので、図2に示すように、2つの吸気ポート27のセットに対応して2つの取付け穴40がセットになって形成されている。
図10に示すように、各インジェクタ36は、クランク軸線方向に長いデリバリ管(分配管)42に取付けている。従って、1本のデリバリ管42と6本のインジェクタ36とでインジェクタユニット43が構成されており、予めインジェクタユニット43を形成してから、インジェクタユニット43全体をシリンダヘッド2にセットする。
インジェクタ36におけるボデー37の後端には小径の導入管44が開口している一方、デリバリ管42には、各インジェクタ36のボデー37の後端部が嵌まるソケット45を並設しており、インジェクタ36のボデー37は、図8(B)に簡単に示すクリップ(ホルダー)46でソケット45に抜け不能に保持されている。各インジェクタ36のボデー37には、弁を内蔵した制御部47が分岐しており、ECUからの信号によって制御部47を駆動することにより、適正な量の燃料が吸気ポート27に噴射される。
デリバリ管42には左右2つのブラケット48が固定されており、ブラケット48がスペーサ49が介してシリンダヘッド2における一方の長辺壁部9の上面にボルト50で固定されている。このため、シリンダヘッド2における一方の長辺壁部9の上面には、ボルト50をねじ込む2つのインジェクタ用タップ穴51が空けられている。
2つのインジェクタ用タップ穴51のうちシリンダヘッド2の端部に位置したものは、一方の長辺壁部9から手前に大きく突出した第1後ろ向きリブ52に形成されている。他方のインジェクタ用タップ穴51は、一方の長辺壁部9から手前に少し突出した第2後ろ向きリブ53の箇所に形成されている。
他方、図8に示すように、ヘッドカバー3は、シリンダヘッド2における3つの壁部9,10の上面に重なるフランジ54を有している一方、シリンダヘッド2における壁部9,10に外向きのカバー用リブ55を設けて、カバー用リブ55にカバー用タップ穴56を空けており、ヘッドカバー3のフランジ54に設けた外向き突出部54aを、カバー用リブ55にボルト57(図1参照)で固定している。
なお、図示の例では全周にフランジ54を設けているが、シリンダヘッド2のカバー用タップ穴56の箇所のみにフランジを設けて、これをボルトで固定してもよい。
図9に明示するように、一方の長辺壁部9における3つのカバー用リブ55は、1セットになっている2つの吸気ポート27の間の箇所に位置している。すなわち、1セットを成している2つの吸気ポート27の間の箇所にカバー用リブ55が形成されている。
そして、機関の組立に当たっては、予めインジェクタユニット43をセットしておいて、各インジェクタ36を一斉に取付け穴40に嵌め入れてから、ブラケット48をシリンダヘッド2に固定しているが、本実施形態では、カバー用リブ55が左右セットを成す吸気ポート27の間に位置しているため、カバー用リブ55を目印として、各インジェクタ36を取付け穴49に容易かつ正確に嵌め入れることができる。このため、インジェクタユニット43の取付けを簡単かつ正確に行える。
すなわち、インジェクタ36のノズル39をシリンダヘッド2に当てることなく、各ノズル39を取付け穴40に挿入できるのであり、これにより、ノズル39の損傷のような不具合を防止しつつ、インジェクタユニット43を手際よく取付けできるのである。
本願発明は、実際の内燃機関に具体化できる。従って、産業上利用できる。
2 シリンダヘッド
2a シリンダヘッドの前面(一側面)
3 ヘッドカバー
6 吸気マニホールド
7 クランク軸線
9,10 シリンダヘッドの壁部
17 サージタンク
25 気筒
26 吸気弁
27 吸気ポート
28 シリンダヘッドの隔壁
29 吸気マニホールドの隔壁
30 吸気マニホールドの吸気路
32 隙間
33,34 シリンダヘッドにおける隔壁の傾斜面
36 インジェクタ

Claims (2)

  1. 吸気ポートを一側面に開口したシリンダヘッドと、前記シリンダヘッドの一側面に重ね配置された吸気マニホールドとを備えていて、前記吸気マニホールドに、前記吸気ポートに連通する吸気路を設けており
    前記吸気ポートは1つの気筒に対応して2つがセットになっていて、セットになった2つの吸気ポートが隔壁を挟んでクランク軸線方向に並べて配置されており、各吸気ポートにインジェクタを配置している一方、
    前記吸気マニホールドの吸気路も1つの気筒に対応して2つがセットになっていて、セットになった2つの吸気路が隔壁を挟んでクランク軸線方向に並べて配置されており、
    前記シリンダヘッドにおける2つの吸気ポートを隔てる隔壁と吸気マニホールドにおける2つの吸気路を隔てる隔壁との間には、両隔壁が互いに対向しつつ当接しないように隙間が空いている構成であって、
    前記シリンダヘッドにおける隔壁の前端は、前記シリンダヘッドの一側面よりも奥側に位置していると共に、クランク軸線方向から見て、前記吸気マニホールドに向けて凹んだ横向きV形又は円弧状に形成されており、従って、前記シリンダヘッドにおける隔壁の前端が前記シリンダヘッドの一側面から後退している寸法は、前記隔壁の上端及び下端から上下中途部に向けて大きくなるように変化しており、
    前記シリンダヘッドにおける隔壁の前端が前記シリンダヘッドの一側面から後退している寸法の最小寸法は、前記シリンダヘッドの隔壁のうちその前端部の厚さ寸法より小さくて、前記シリンダヘッドにおける隔壁の前端が前記シリンダヘッドの一側面から後退している寸法の最大寸法は、前記シリンダヘッドにおける隔壁の前端部の上下幅寸法よりも遥かに小さくなっている、
    内燃機関。
  2. 記2つの吸気ポート及び吸気路が平行に延びるように見える断面視で、前記シリンダヘッドにおける隔壁の前端部は丸みを帯びた断面形状であり、前記吸気マニホールドにおける隔壁の後端部は角張った断面形状である、
    請求項1に記載した内燃機関。
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