JP6403154B2 - シートの支持構造 - Google Patents

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Description

本発明は、自動車等の車両シートを車室フロアに支持するシートの支持構造に関する。
従来、自動車のシートは、シートに設けられたレッグなどと称される取付部材を、車室フロアを構成する部材にボルト等により締結して支持されるが、衝突等の衝撃により乗員に過大な荷重がかかったときに、乗員を拘束するシートベルトにも大きな荷重がかかるため、シートベルトの荷重がシート全体をねじる力として作用し、シートをフロアに固定するシートの取付部材に対してもねじれ方向に荷重がかかってシートが取付部材ごと回転するおそれがある。
このようなシートの回転を防止するために、例えば特許文献1に記載のようなシートの支持構造が提案されている。すなわち、図3に示すように、シート50を支持する構造として、フロアパネル51の上面に車幅方向のブラケット52を取り付け、その上面および前面に跨るようにして一対のL字状の補助ブラケット53を設け、両補助ブラケット53の上面の左右の両端には、上方に折曲したガイド部53aを形成し、補助ブラケット53の前面をボルト54によりブラケット52に固定する。
そして、シート50のシートクッション50aを構成する左右一角前後方のサイドフレーム55を車幅方向の2本の連結フレーム56,57により連結し、両サイドフレーム55の下面にそれぞれ固定された一対の可動レール58を、フロアパネル51に固定される一対の固定レール59の内部に摺動自在に嵌合し、両固定レール59の前端下面に固着された前部ブラケット60から前方に水平に延びる取付部61を、両補助ブラケット53の上面それぞれに重畳してボルト62により取付部61をブラケット52に固定する。
このとき、補助ブラケット53の上面の左右両端にガイド部53aを設けたため、両ガイド部53aにより取付部61を補助ブラケット53の上面に重畳する際に容易に位置決めできる。しかも、衝突時の荷重によりシート50にねじり力が作用しても、取付部61の動きが補助ブラケット53の両側のガイド部53aにより規制されるため、シート50にかかるねじり力による回転を規制することができる。
特開2009−119982号公報(段落0022〜0024および図1参照)
しかし、上記した特許文献1に記載のものでは、補助ブラケット53を固定するボルト54に加えて取付部61を補助ブラケット53に固定するボルト62が必要になり、部品点数が多くコストの上昇を招くという問題がある。
しかも、取付部61を上から見たつまり平面視したときの水平面における取付部61の回転に対してはガイド部53aがストッパとして機能して規制効果があるものの、ガイド部53aにより取付部61の左右端が上下方向に押さえられているわけはないので、取付部61を前から見たつまり正面視したときの垂直面における取付部61の回転をガイド部53aにより規制することができず、衝突時のシート50の回転を確実に抑制することはできないという問題がある。
本発明は、簡単な構成により、シートを嵩上げした状態に支持できるとともに、衝突時の荷重による水平面および垂直面におけるシートの回転を確実に規制できるようにすることを目的とする。
上記した目的を達成するために、本発明のシートの支持構造は、シートを車室フロアに支持するシートの支持構造において、シートを構成するシートクッションのシート側支持部材の前端に下方に垂下して設けられた垂下部材と、前記フロアに取り付けられたシートの高さを嵩上げする嵩上げ部材と、前記嵩上げ部材の前端部に設けられた上下方向の平板状の基部と、該基部の上部を除く一面側の周縁に一体形成されたフランジ部とを有する取付部材と、前記基部の前記一面に前記垂下部材が重ね合わされた状態で、車両前後方向を軸線として前記垂下部材を前記基部に固定するボルトおよびナットからなる固定具とを備え、前記垂下部材は、前記取付部材の前記フランジにより囲まれた状態で固定されることを特徴としている(請求項1)。
請求項1に係る発明によれば、シートの高さを嵩上げする嵩上げ部材の前端部に、上下方向の平板状の基部と、該基部の上部を除く一面側の周縁に一体形成されたフランジ部とを有する取付部材を設け、シート側支持部材の前端に下方に垂下して設けられた垂下部材基部の一面に重ね合わせた状態で、フランジ部が垂下部材を囲むように固定具により垂下部材を基部に固定するため、垂下部材が基部の一面に重ね合わせる際にフランジ部により簡単に位置決めすることができて作業性の向上を図ることができる。
しかも、衝突時の荷重によりシートにねじり力がかかっても、垂下部材と基部とが重なった状態で固定具により固定されるので、シートを上から見たときの水平面におけるシートの回転を規制することができ、垂下部材の周囲をフランジ部が囲むように固定されるので、垂下部材および取付部材を前後に重ねるように形成することで、シートを前から見たときの垂直面におけるシートの回転を規制することができ、簡単な構成により、シートを嵩上げした状態に支持できるとともに、衝突時の荷重による水平面および垂直面におけるシートの回転を確実に規制できる。
本発明に係るシートの支持構造の一実施形態におけるシートの分解斜視図である。 図1の一部のある状態における断面図である。 従来例の斜視図である。
本発明に係るシートの支持構造を運転席側シートに適用した一実施形態について、図1および図2を参照して詳細に説明する。なお、本実施形態でいう前後、左右とはシートに着座した状態で見た前後、左右を意味する。
図1は車両に搭載された運転席シート1を示し、前後方向にスライド自在に配設されたシートクッション1aと、リクライニング機構によりシートバックフレームがシートクッションフレームに傾倒自在に結合されたシートバック1bと、シートバック1bに取り付けられたヘッドレスト1cとを備えている。ここで、シートクッション1aのシートクッションフレームに組み付けられた左右一対のインナレール2aが、一対のアウタレール2bそれぞれに摺動自在に嵌合してなるスライド機構2により、シート1が前後方向にスライドする。
このスライド機構2は、例えばシートクッション1aの前下方に設けられたスライドハンドル3をアンロック操作することにより、ロック機構のロックが解除されてシート1が前後方向にスライドすることができる状態になり、スライドハンドル3のアンロック操作を止めると、ロック機構が作動してインナレール2aに係止部材が係止し、シート1がスライド不能に保持される。
ところで、スライド機構2の両アウタレール2bは本発明におけるシート側支持部材に相当し、これら両アウタレール2bの前端下面にはL字ブラケット5の上板がそれぞれ固着され、両L字ブラケット5の上板の前縁から下向きに略90°屈曲した前板5aが、下方に垂下した本発明における垂下部材としての役目を果たす。ここで、L字ブラケット5の前板5aの左右の両端が、図2に示すように前方に屈曲されて補強用の屈曲片5bが形成されている。
さらに、シート1の高さを嵩上げするために、車室フロアFのシート設置位置に上方に立ち上がった立上がり部Faが形成され、この立上がり部Faの上面に、左右一対の前後方向の嵩上げ部材7が載置され、両嵩上げ部材7の前端部間および後端部間が連結部材8,9によりそれぞれ連結されている。
また、両嵩上げ部材7の前端部それぞれに取付部材11,12が取り付けられており、これら取付部材11,12はそれぞれ、上下方向の平板状の基部11a,12aと、基部11a,12aの上部を除く一面側の周縁に一体形成されたフランジ部11b,12bとを有し、基部11a,12aの下端部がボルト14によりフロアFの立上がり部Faに固定されている。そして、図1、図2に示すように、基部11a,12aの下端部それぞれに、上記した垂下部材としてのL字ブラケット5の前板5aが前後に重ね合わされた状態で、基部11a,12aおよびL字ブラケット5の前板5aが、固定具としてのボルト15および立上がり部Faの裏面側のナット16の螺合によって共締めされ、取付部材11,12およびL字ブラケット5がフロアFに固定される。このとき、両取付部材11,12の基部11a,12aは大きさが異なっており、左側の取付部材11の基部11aの方が大きく形成されている。
したがって、上記した実施形態によれば、シート1の高さを嵩上げする嵩上げ部材7,7に、上下方向の平板状の基部11a,12aと、基部11a,12aの上部を除く前面側の周縁に一体形成されたフランジ部11b,12bとを有する取付部材11,12を設け、スライド機構2の両アウタレール2bの前端部に、両L字ブラケット5の下方に垂下した前板5bを、基部11a,12aの前面それぞれに重ね合わせた状態で、固定具としてのボルト15、ナット16によりL字ブラケット5を取付部材11,12とともにフロアFに固定するため、両L字ブラケット5の前板5aそれぞれを取付部材11,12の基部11a,12aの前面に重ね合わせる際に、フランジ部11b,12bのガイド作用により簡単に位置決めすることができ、作業性の向上を図ることができる。
また、衝突時の荷重によりシート1にねじり力がかかっても、両L字ブラケット5の前板5aと取付部材11,12の基部11a,12aとが重なった状態でボルト15、ナット16により固定されるので、シート1を上から見たときの水平面におけるシート1の回転を規制することができ、両L字ブラケット5の前板5aそれぞれの周囲を、取付部材11,12のフランジ部11b,12bが囲むように固定されるので、両L字ブラケット5の前板5aを取付部材11,12の基部11a,12aそれぞれの前面に重ねることで、シート1を前から見たときの垂直面におけるシート1の回転をも規制することができ、簡単な構成により、シート1を嵩上げした状態に支持できるとともに、衝突時の荷重による水平面および垂直面におけるシート1の回転を確実に規制できる。
なお、本発明は上記した実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない限りにおいて上述したもの以外に種々の変更を行なうことが可能である。例えば、上記した実施形態では、アウタレール2bの前端部にL字ブラケット5を設け、嵩上げ部材7の前端部に取付部材11,12を設けた例を示したが、アウタレール2bの後端部にL字ブラケット5を設け、両嵩上げ部材7それぞれの後端部に取付部材11,12を設けてもよい。
また、上記した実施形態では、左右の取付部材11,12の大きさが異なっている場合について説明したが、両取付部材11,12は同じ形状、同じ大きさのものであってもよい。さらに、L字ブラケット5の前板5aを垂下部材として説明したが、垂下部材の形状はこれに限定されるものではなく、取付部材も同様に、上記した実施形態の形状に限られるものではない。
また、上記した実施形態では、本発明を運転席シート1に適用した例を示したが、助手席側シート或いは後部シートにも適用できるのはいうまでもない。この場合、スライド機構2のない後部シートの場合には、シートクッションフレームに取り付けられたシート側支持部材に垂下部材を設ければよい。
1 …シート
1a …シートクッション
2 …スライド機構
2b …アウタレール(シート側支持部材)
5 …L字ブラケット
5a …前板(垂下部材)
11,12 …取付部材
11a,12a …基部
11b,12b …フランジ部
15 …ボルト(固定具)
16 …ナット(固定具)

Claims (1)

  1. シートを車室フロアに支持するシートの支持構造において、
    シートを構成するシートクッションのシート側支持部材の前端に下方に垂下して設けられた垂下部材と、
    前記フロアに取り付けられたシートの高さを嵩上げする嵩上げ部材と、
    前記嵩上げ部材の前端部に設けられた上下方向の平板状の基部と、該基部の上部を除く一面側の周縁に一体形成されたフランジ部とを有する取付部材と、
    前記基部の前記一面に前記垂下部材が重ね合わされた状態で、車両前後方向を軸線として前記垂下部材を前記基部に固定するボルトおよびナットからなる固定具とを備え、
    前記垂下部材は、前記取付部材の前記フランジにより囲まれた状態で固定されることを特徴とするシートの取付構造。
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