JP6402217B2 - 半導体装置および半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置および半導体装置の製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、半導体装置および半導体装置の製造方法に関する。
半導体装置の製造方法において、支持体の上に絶縁層や再配線層等を形成した後に、支持体を除去することが行われている。特許文献1には、金属製支持体層と剥離層とが一体となって、配線回路基板から剥離する半導体装置の製造方法が記載されている。
特許第5042297号公報
しかしながら、特許文献1の半導体装置の製造方法では、剥離によって支持体を除去する場合、剥離可能な特殊な材料を使用する必要があり、また、加熱や照射等のため、剥離層の接着性や強度を低下させる設備や工程を必要とする問題点があった。
本発明の第1の態様によると、半導体装置の製造方法は、導電性の支持基板の上に絶縁層を形成することと、前記絶縁層の上に前記支持基板と接続されている配線層を形成することと、前記配線層の上に、半導体素子を配置して、前記半導体素子の接続端子を前記配線層に電気的に接続することと、前記支持基板および前記配線層を備えるパッケージ基板と前記半導体素子とを封止樹脂を用いて封止することと、封止された前記パッケージ基板の前記支持基板を、外部接続端子を含む導電パターンに基づき一部を残して除去することと、を含み、前記導電パターンに基づく一部の厚さは、90μm以上である
本発明の第2の態様によると、半導体装置の製造方法は、内部回路に接続された接続端子が形成された複数の半導体チップ形成領域を有する半導体ウェハを準備することと、それぞれの前記半導体チップ形成領域の前記接続端子が形成されている端子形成面に半導体素子側絶縁層を形成することと、前記半導体素子側絶縁層の上に前記接続端子と接続されている半導体素子側配線層を形成することと、前記半導体素子側配線層が形成されている半導体ウェハをダイシングし、半導体素子を取得することと、導電性基板を備えるパッケージ基板と、前記半導体素子とを封止することと、封止された前記パッケージ基板の前記導電性基板を、外部接続端子を含む導電パターンに基づき一部を残して除去することと、を備え、前記導電パターンに基づく一部の厚さは、90μm以上である
本発明の第3の態様によると、半導体装置は、半導体素子と、前記半導体素子の接続端子と接続されている配線層と、前記半導体素子において前記接続端子が形成されている端子形成面と、前記配線層との間に形成された第1絶縁層と、前記配線層と接続され、外部接続端子を含む導電パターン、および、少なくとも前記導電パターンの一部と分離して形成された支持用導電層を備える導電層と、前記配線層と、前記導電層との間に形成された第2絶縁層と、前記導電層に形成され、前記端子形成面よりも広い範囲に散らばって配置された外部接続端子と、を備え、前記支持用導電層の厚さは、90μm以上である
本発明によれば、様々な配線のパターンを可能にしながら、剥離等により支持体を除去する工程を必要とせず効率的に半導体装置を製造することが可能となる。
第1の実施形態の半導体装置を示す図であり、図1(A)は断面を模式的に示す図であり、図1(B)は回路を模式的に示す図である。 第1の実施形態の半導体装置を示す図であり、図2(A)は支持基板の残部のパターンを示す図であり、図2(B)は外部接続端子の形成面を模式的に示す図である。 第1の実施形態の半導体装置の内部の配線を模式的に示す図である。 図4(A)〜(D)は、第1の実施形態の半導体装置の製造方法を説明するための、各工程を模式的に示す断面図である。 図5(A)〜(D)は、図4に続く工程を模式的に示す断面図である。 図6(A)〜(C)は、図5に続く工程を模式的に示す断面図である。 図7(A)、(B)は、図6に続く工程を模式的に示す断面図である。 第1の実施形態の変形例1の半導体装置の回路を模式的に示す図である。 第1の実施形態の変形例2の半導体装置を示す図であり、図9(A)は断面を模式的に示す図であり、図9(B)は回路を模式的に示す図である。 第1の実施形態の変形例2の半導体装置の回路を模式的に示す図である。 図11(A)〜(D)は、第1の実施形態の変形例2の半導体装置の製造方法を説明するための、各工程を模式的に示す断面図である。 図12(A)〜(C)は、図11に続く工程を模式的に示す断面図である。 図13(A)〜(C)は、図12に続く工程を模式的に示す断面図である。 図14(A)、(B)は、図13に続く工程を模式的に示す断面図である。 図15(A)〜(C)は、図14に続く工程を模式的に示す断面図である。 図16(A)〜(C)は、図15に続く工程を模式的に示す断面図である。 第1の実施形態の変形例3の半導体装置を示す図であり、図17(A)は断面を模式的に示す図であり、図17(B)は回路を模式的に示す図である。
以下では、適宜図面を参照しながら、第1の実施形態の半導体装置および半導体装置の製造方法等について説明する。以下の実施形態において、特に言及がない限り、半導体装置の外部接続端子を備える面を半導体装置の底面とし、上下方向を当該底面に垂直な方向にとり、半導体装置の底面から内側へ向かう向きを上向きとする。また、以下の実施形態において、「接続する」の語は、接続された2つの物が導通可能である意味を含む。
図1は、本実施形態の半導体装置1を模式的に示す概念図である。図1(A)は半導体装置1の底面に垂直な断面を回路を簡略化して模式的に示す図であり、図1(B)は、半導体装置1の底面と半導体装置1の内部の回路を重ねて模式的に示す図である。
半導体装置1は、半導体素子100と、パッケージ基板200と、モールド樹脂30とを含む。半導体素子100は、半導体チップ10と、パッド11a,11bと、柱状構造体12a,12bと、はんだめっき13a,13bとを備える。パッケージ基板200は、第1絶縁層21と、第2絶縁層22と、第2絶縁層導通部23a,23bと、配線層24a,24bと、導電層240a,240b,240sと、はんだボール25a,25bとを備える。図1(B)では、導電層より上層の部分が破線で示されている。
なお、本実施形態では、パッケージ基板200に1層の配線層24(以下、配線層24a,24b等を総称して、配線層24と呼ぶ。パッド11、柱状構造体12、はんだめっき13、第2絶縁層導通部23、導電層240、はんだボール25等についても同様である。また、導電層240a、240b、240sを総称して導電層240と呼ぶこともある)を設けているが、複数の配線層24を設けてもよい。また、信頼性向上のためのパッド形成等の別の目的で、導電層240とはんだボール25との間に絶縁層および導体層を形成してもよい。さらに、パッケージ基板200は、はんだボール25が形成されていない場合も含めてパッケージ基板200と呼ぶ。
半導体素子100のパッド11が形成されている面を端子形成面Sと呼ぶ。端子形成面Sには、図1(B)に示されるように複数のパッド11が2列に並んで配置されている。各パッド11は、柱状構造体12、はんだめっき13を介して配線層24と接続されている。半導体素子100と配線層24との間には、モールド樹脂30や、第1絶縁層21が形成されている。
配線層24は、第2絶縁層22の上に形成され、第2絶縁層22に沿って所定のパターンの配線を形成する。配線層24は、第2絶縁層22の開口部に形成された第2絶縁層導通部23を介して導電層240に接続する。導電層240は、第2絶縁層22に接して形成されており、ソルダーレジスト層29に導電層240の少なくとも一部の表面が覆われている。ソルダーレジスト層29は、半導体装置1の底面の一部を覆い、ソルダーレジスト層29の開口部には、導電層240に形成されたはんだボール25が露出している。
なお、図1には図示されていないが、半導体チップ10の端子形成面Sには、パッシベーション層等が配設され得る。
パッド11aに接続される配線を見ていくと、当該配線は、パッド11aから柱状構造体12a、はんだめっき13aと、半導体装置1の底面に略垂直に配線が形成され、配線層24aに接続される。パッド11aからの配線は、半導体装置1の底面に沿った方向に伸びている配線層24aにより、半導体装置1の底面の辺縁部に配置されたはんだボール25aおよび導電層240aに、第2絶縁層導通部23aを介して接続されている。パッド11aからの配線では、導電層240aは半導体装置1の底面に沿った方向には延在せず、外部接続端子として形成される。以下の実施形態において、外部接続端子とは、導電層240の一部に接している、はんだボール25aおよび/またははんだボール25bを指す。
パッド11bに接続される配線を見ていくと、当該配線は、パッド11bから柱状構造体12b、はんだめっき13bと、半導体装置1の底面に略垂直に配線が形成され、配線層24bに接続される。パッド11bからの配線は、半導体装置1の底面に沿った方向に伸びている配線層24bにより、導電層240bに、第2絶縁層導通部23bを介して接続されている。導電層240bは、半導体装置1の底面に沿った方向に伸びており、はんだボール25bに接続される。パッド11bからの配線では、導電層240bは半導体装置1の端子位置を再配線する再配線層を構成している。
なお、配線層24および導電層240の配線のパターンは特に限定されない。また、パッド11とはんだボール25とを接続する配線を構成する複数の上記各部分は、適宜一体的に構成することができる。
導電層240は、好ましくは、板状の金属の一部を、図1(B)に示されるような所定の配線のパターンに従って除去して形成したものである。各導電層240の間は、ソルダーレジスト層29が埋めて絶縁している。導電層240は、パッケージ基板等を製造する際に用いられる導電性の支持基板の一部を除去して形成したものがさらに好ましい。
導電層240は、製造工程の反りを減少させる程度に半導体装置1の剛性を向上し保護するため、所定の厚さを有していることが好ましい。導電層240の厚さは、50μm以上が好ましく、90μm以上がより好ましく、130μm以上がさらに好ましい。半導体装置1が厚くなり過ぎないように、導電層240の厚さは適宜500μm以下、300μm以下等に設定される。
図1(B)に示すように、外部接続端子となるはんだボール25は、導電層240に形成され、半導体素子100の端子形成面Sよりも広い範囲に散らばって配置されている。これにより、外部接続端子が配置される間隔を広くとる等、設計の自由度を高くすることができる。
なお、はんだボール25等で構成される外部接続端子の配置の態様は特に限定されない。
本実施形態の半導体装置1では、導電層240の一部240sは、パッド11と接続されていない。導電層240sは、導電層240a、240b等と離間している。つまり、導電層240sの側面(半導体装置1の底面に垂直な面)の一部は、ソルダーレジスト層29を隔ててパッド11と接続されている導電層240と対向している。導電層240sが導電層240a、240bそれぞれと分離された隙間にはソルダーレジスト層29が充填されている。これにより、導電層240sは導電層240を静電遮蔽するシールド層として機能し得る。以下の実施形態では、導電層240sをシールド層として導電層240a、240bとは区別する。導電層240sは、半導体装置1の反りを防ぐための支持用導電層として機能し得る。
半導体チップ10は、集積回路、大規模集積回路等の電子回路を含んで構成される。第1絶縁層21および第2絶縁層22は、それぞれポリイミド樹脂等を含む。柱状構造体12は導体ではんだめっき13等を介して配線層24と接続可能であればその態様は特に限定されないが、銅を含むことが好ましい。配線層24および第2絶縁層導通部23は、それぞれ銅等の金属を含んで構成され、一体的に形成され得る。導電層240は、銅、ステンレス、ニッケル等の金属を含んで構成されることが好ましい。はんだめっき13およびはんだボール25の態様は特に限定されず、接続される素子や接続方法の特徴に応じて、適宜構成を変更してもよい。
図2は、半導体装置1の底面の構成を説明するための図であり、図2(A)は、導電層240のパターンを示す図である。導電層240は、端子として機能し得る、底面側から見て円形状の導電層240aと、端子として機能し得る円形状の部分と配線として機能し得る線状の部分とが一体として形成された導電層240bを含んで構成される。
導電層240および導電層240sは、第2絶縁層22の半導体素子100の接合面とは反対側に形成され、第2絶縁層22の50%以上を覆っていることが好ましく、70%以上を覆っていることがより好ましく、90%以上を覆っていることがさらに好ましい。導電層240および240sに覆われる半導体装置1の底面の割合が高い程、導電層240の剛性により半導体装置1の反りを低減することができる。
図2(B)は、半導体装置1の底面図である。はんだボール25に相当する部分は、明確化のため、ハッチングで示した。導電層240aおよび導電層240bにそれぞれ対応する外部接続端子であるはんだボール25aおよび25bが示されている。
図3は、導電層240を除いた半導体装置1の回路を模式的に示す図である。半導体チップ10のそれぞれのパッド11a,11bには柱状構造体12a,12bおよびはんだめっき13a,13bがそれぞれ形成され、対応する第2絶縁層導通部23a,23bまで配線層24a,24bを介してそれぞれ接続されている。
(半導体装置1の製造方法)
以下では、半導体装置1の製造方法の流れを説明する。図4から図7までを参照しながら半導体素子100をモールドして半導体パッケージとする方法を説明する。半導体装置1は、例えば縦横数十cmの大きさのパネルを用い、以下の製造方法により低コストで効率的に量産することが可能である。図4(A)〜(D)、図5(A)〜(D)、図6(A)〜(C)、図7(A)(B)は時系列順に示されている。
図4(A)は、半導体装置1の製造の工程1の説明するための図である。工程1では、支持基板40にポリイミドコーティングを行う。支持基板40を用意した後、支持基板40の上にポリイミド樹脂を塗布し、第2絶縁層導通部23(図1)のパターンに基づいたパターンでフォトマスクを使用して露光、現像、硬化する。形成されたポリイミド樹脂の層は第2絶縁層22に相当する。
図4(B)は、半導体装置1の製造の工程2を説明するための図である。工程2では、電解めっきのためのシード層41を支持基板40および第2絶縁層22の上に形成する。シード層41は、UBM(Under Bump Metallurgy)として機能する、チタンおよび/または銅等を含む1以上の薄膜をスパッタ工法等により形成する。
図4(C)は、半導体装置1の製造の工程3を説明するための図である。工程3では、めっきレジスト42をシード層41の上に形成し、配線層24(図1)のパターンに基づくパターンでフォトマスクにより露光し、現像する。
図4(D)は、半導体装置1の製造の工程4を説明するための図である。工程4では、電解めっきにより、第2絶縁層導通部23および配線層24を形成する。電解銅メッキにより、シード層41から、めっきレジスト42により囲まれた範囲内に第2絶縁層導通部23および配線層24に相当する導体層を形成する。
図5(A)は、半導体装置1の製造の工程5を説明するための図である。工程5では、シード層41および配線層24の上に形成されていためっきレジスト42を除去し、その後、配線層24同士が絶縁されるように、エッチングにより、露出しているシード層41を除去する。
図5(B)は、半導体装置1の製造の工程6を説明するための図である。工程6では、所定のパターンで第1絶縁層21を形成する。第2絶縁層22および配線層24の上にポリイミド樹脂を塗布し、半導体素子100の端子に相当するパターンに基づいたパターンでフォトマスクを使用して露光、現像、硬化する。半導体素子100の端子が配置される部分には開口部210が形成される。形成されたポリイミド樹脂の層は第1絶縁層21に相当する。
なお、第1絶縁層21はポリイミド樹脂に限られないが、第2絶縁層22と同じポリイミド樹脂を含む構成にすると、第2絶縁層22と同じ装置を用いて第1絶縁層21の形成を行えるため、効率よく半導体装置1の製造を行うことができる。
図5(C)は、半導体装置1の製造の工程7を説明するための図である。工程7では、半導体素子100を配線層24に接合する。半導体素子100を、端子形成面Sを下向きにして、位置決め、加熱、加圧し、配線層24にボンディング接合する。
図5(D)は、半導体装置1の製造の工程8を説明するための図である。工程8では、エポキシ樹脂30等を用いて、コンプレッションモールド等により、半導体素子100を封止する。
図6(A)は、半導体装置1の製造の工程9を説明するための図である。工程9では、支持基板40の半導体素子100が接合されている面とは反対側の面にエッチングレジスト43を塗布し、導電層240のパターン(図2(A)参照)に基づいたパターンでフォトマスクを使用して露光、現像する。
図6(B)は、半導体装置1の製造の工程10を説明するための図である。工程10では、エッチングにより導電層240,240sを残して支持基板40を除去する。支持基板40の除去は、エッチングにより、支持基板40の50%以上、好ましくは70%以上、さらに好ましくは90%以上を残して溶解除去する。溶解除去する際に残す支持基板40の割合が大きい程、導電層240,240sの剛性のため反りの少ない半導体装置1を提供することができる。
図6(C)は、半導体装置1の製造の工程11を説明するための図である。工程11では、第2絶縁層22の半導体素子100の接合面とは反対側に、導電層240,240sを覆うようにソルダーレジスト層29を塗布形成し、はんだボール搭載位置に開口部290を設ける。
図7(A)は、半導体装置1の製造の工程12を説明するための図である。工程12では、ソルダーレジスト層29の開口部290にはんだボール25を形成する。
図7(B)は、半導体装置1の製造の工程13を説明するための図である。工程13では、ダイシングブレード等を用いて個片化し、個片化された半導体装置1を取得する。
上述の実施の形態によれば、次の作用効果が得られる。
(1)本実施形態の半導体装置の製造方法は、封止されたパッケージ基板200の支持基板40を、外部接続端子を含む導電パターンに基づき一部を残して除去することと、を含む。これにより、支持基板の剥離のための設備や、支持基板の多くを除去するためのエッチング時間を必要とせず、様々な配線の設計が可能な半導体装置を提供することができる。
(2)本実施形態の半導体装置は、半導体素子100のパッド11と接続されている配線層24と、端子形成面Sと配線層24との間に形成された第1絶縁層21と、配線層24と接続され、外部接続端子を含む導電パターン240a,240b、および、少なくともこの導電パターンの一部と分離して形成された支持用導電層240sを備える導電層240と、配線層24と、導電層240との間に形成された第2絶縁層22と、導電層240に形成され、端子形成面Sよりも広い範囲に散らばって配置された外部接続端子と、を備える。これにより、支持基板の剥離のための設備や、支持基板の多くを除去するためのエッチング時間を必要とせず、外部接続端子の間隔が広く様々な配線の設計が可能な半導体装置を提供することができる。
(3)本実施形態の半導体装置において、導電層240は、銅、ステンレス、ニッケルからなる群から選択される少なくとも一以上の金属を備える。これにより、これらの金属を含む支持基板等を用いて、剛性の高く反りの少ない半導体装置を提供することができる。
次のような変形も本発明の範囲内であり、上述の実施形態と組み合わせることが可能である。以下の変形例において、上述の実施形態と同様の構造、機能を示す部位に関しては、同一の符号で参照し、適宜説明を省略する。
(変形例1)
上述の実施形態において、導電層240を介し、半導体素子100の複数のパッド11が互いに接続されてもよい。
図8は、本変形例の半導体装置1aの回路を示す図である。本変形例の半導体装置1は、それぞれ配線層24c、24d、24e、24fを介し、パッド11c、11d、11eおよび11fに接続された導電層240iを備える。このようなパッド11同士の配線が可能であることにより、より高い自由度で半導体装置1の内部の配線を行うことができる。
導電層240iは、半導体素子100の接地端子に接続されていることも好ましい。すなわち、図8の例において、パッド11c〜fが接地端子の場合である。これにより、半導体装置1のグランド層を強化することができる。また、導電層240の50%以上、好ましくは、70%以上、さらに好ましくは90%以上は、半導体素子100の接地端子に接続されていることが好ましい。これにより、半導体装置1のグランド層をさらに強化することができる。
(変形例2)
上述の実施形態では、配線層24をパッケージ基板200に形成したが、半導体チップ10に配線層を形成した後、半導体チップ10と配線層を含む半導体素子101(図9)を支持基板40に接合して半導体装置を製造してもよい。
図9は、本変形例の半導体装置1bを模式的に示す概念図である。図9(A)は半導体装置1bの底面に垂直な断面を、回路を簡略化して模式的に示す図であり、図9(B)は、半導体装置1bの底面と半導体装置1bの内部の回路を重ねて模式的に示す図である。
半導体装置1bは、半導体素子101と、パッケージ基板201と、モールド樹脂30とを含む。半導体素子101は、半導体チップ10と、パッド11と、柱状構造体12と、はんだめっき13と、半導体素子側配線層14と、半導体素子側絶縁層16と、半導体素子側絶縁層導通部17とを備える。パッケージ基板201は、ソルダーレジスト層29と、導電層240,240sと、はんだボール25とを備える。図9(B)では、半導体素子101に対応する部分が破線で示されている。
なお、図9に図示されてはいないが、半導体チップ10の端子形成面Sには、パッシベーション層等が配設され得る(図11等参照)。
半導体素子側配線層14は、半導体素子側絶縁層16の半導体素子101とは反対側に形成され、半導体素子側絶縁層16に沿って所定のパターンの配線を形成する。半導体素子側配線層14は、柱状構造体12およびはんだめっき13を介して導電層240に接続する。導電層240は、絶縁層であるモールド樹脂30の下側に形成されており、ソルダーレジスト層29に導電層240,240sの少なくとも一部の表面が覆われている。
パッド11gに接続される配線を見ていくと、当該配線は、パッド11gからパッド導通部17gを介して半導体素子側配線層14gに接続される。半導体素子側配線層14gは、半導体装置1bの底面に沿った方向に伸びており、柱状構造体12gに接続する。柱状構造体12gは、半導体素子側配線層14gと導電層240gとを接続する。導電層240gは、柱状構造体12gを、半導体装置1の底面の辺縁部に配置されたはんだボール25gに接続する。
このように、配線層を半導体素子側絶縁層16の一面に形成すると、半導体素子側絶縁層16は、パッケージ側に絶縁層を形成する場合よりも薄く形成することが可能であるから、半導体装置1は全体の厚さTを薄くすることができる。半導体素子側絶縁層16の厚さは、4μm以上9μm以下が好ましく、4μm以上6μm以下がより好ましい。携帯電話等の部品の薄型化が要求される機器に搭載される場合、半導体装置1bの厚さTは、500μm以下が好ましく、300μm以下がさらに好ましい。
図10は、半導体装置1bの回路を模式的に示す図である。図10では、図9(B)と同様、半導体素子101に対応する部分は破線で示している。パッド11gは、半導体素子側配線層14gおよび導電層240gを介してはんだボール25gに接続されている。パッド11hは、半導体素子側配線層14hを介して柱状構造体12hと接続され、柱状構造体12hは2層目の配線層を介さずはんだボール25hと接続されている。
本実施形態の半導体装置1bでは、半導体素子101の端子形成面Sを含む平面に半導体素子側配線層14hおよび導電層240gの回路を射影したとき、半導体素子側配線層14hの射影された回路と導電層240gの射影された回路とが点Pにおいて交差する。このように、半導体装置1bは、少なくとも一部のパッド11の組について、それぞれ異なるパッド11に接続された半導体素子側配線層14と導電層240とを端子形成面Sに射影した場合に交差する配線構造を備えることが好ましい。
また、外部接続端子となるはんだボール25jを端子形成面Sに射影したとき、パッド11kと重なっている。このように、半導体装置1bは、少なくとも一部のパッド11の組について、一方のパッド11に接続された外部接続端子を端子形成面Sに射影すると、他方のパッド11と重なることが好ましい。
なお、あるパッド11と、端子形成面Sに射影された、当該パッド11に接続されたはんだボール25が重なる構成において、パッド11から、半導体素子側配線層14を介しパッド11とは異なる位置の柱状構造体12に接続された後、導電層240を介して再びパッド11と重なるはんだボール25の位置に戻ってくるように配線をしてもよい。このような配線も可能であることにより、さらに外部接続端子の配置の自由度を高めることができる。また、図10の説明で示したような回路の立体的な構成は、本書で説明される他の2層以上の配線層を備える半導体装置に適用することができる。
(半導体装置1bの製造方法)
以下では、半導体装置1bの製造方法の流れを説明する。図11から図14までを参照しながら半導体素子101の製造方法を説明し、図15および図16を参照しながら、半導体素子101をモールドして半導体パッケージとする方法を説明する。
図11から図14までは、半導体素子101に含まれる回路が複数個形成されている半導体ウェハ101Wに半導体素子側配線層14を形成する方法を模式的に示す図である。図11(A)〜(D)、図12(A)〜(C)、図13(A)〜(C)、図14(A)(B)は時系列順に示されている。
図11(A)は、半導体素子101の製造の第1工程の説明として、半導体ウェハ101Wを模式的に示す図である。半導体ウェハ101Wは、基板50と、半導体チップ形成領域Vtとを備える。基板50の上には、半導体チップ形成領域Vtが一定の間隔で形成され、各半導体チップ形成領域Vtは、パッド11と、パッシベーション層51と、パッド11と接続されている内部の電子回路(不図示)とを備える。この電子回路は半導体ウェハが個片化された後に半導体素子101の内部の回路等として機能する。半導体素子101の製造の第1工程では、半導体ウェハ101Wを製造または購入等により取得し、適宜異物、傷等の検査を行う。
図11(B)は、半導体素子101の製造の第2工程を説明するための図である。この第2工程では、パッシベーション層51の上に、半導体素子側絶縁層16を形成する。まず、パッシベーション層51の上に感光性のポリイミド樹脂をスピンコーター等で塗布する。その後、フォトマスクにより、半導体素子側絶縁層導通部17(図9)に対応する開口部510を備える所定のパターンが残るようにポリイミド樹脂を露光し、現像後、ポリイミド樹脂を加熱硬化させる。
図11(C)は、半導体素子101の製造の第3工程を説明するための図である。この第3工程では、めっきのためのシード層52を形成する。シード層52として、UBMとして機能する、チタンおよび/または銅等を含む1以上の薄膜をパッド11および半導体素子側絶縁層16の上にスパッタ工法等により形成する。
図11(D)は、半導体素子101の製造の第4工程を説明するための図である。この第4工程では、所定のパターンでフォトレジスト53をシード層52の上に形成する。感光性のめっきレジスト53をスピンコーター等によりシード層52の上に塗布し、半導体素子側配線層14(図9)のパターンに基づくパターンでフォトマスクにより露光し、現像する。
図12(A)は、半導体素子101の製造の第5工程を説明するための図である。この第5工程では、半導体素子側絶縁層導通部17および半導体素子側配線層14を形成する。電解銅メッキにより、シード層52から、フォトレジスト53により囲まれた範囲内に導体層を形成する。
図12(B)は、半導体素子101の製造の第6工程を説明するための図である。この第6工程では、シード層52の上に形成されていたフォトレジストを除去する。
なお、柱状構造体12(図9)を形成しない場合、第6工程でフォトレジストを除去した後、図13(C)で示される工程に進んでもよい。
図12(C)は、半導体素子101の製造の第7工程を説明するための図である。第7工程では、所定のパターンでドライフィルム54を形成する。まず、ドライフィルム状のフォトレジスト材を半導体素子側配線層14およびシード層52の上にラミネートする。その後、柱状構造体12(図9)のパターンに基づくパターンでフォトマスクにより露光し、現像する。
なお、柱状構造体12の径、高さ、および/または柱状構造体12が配置される間隔等に応じて液状レジストをフォトレジスト材54として用いてもよい。
図13(A)は、半導体素子101の製造の第8工程を説明するための図である。第8工程では、電解めっきにより、柱状構造体12およびはんだめっき13を形成する。電解銅メッキにより、半導体素子側配線層14をシードとして、ドライフィルム54により囲まれた範囲内に柱状の導体層12を形成する。その後、はんだめっき13を形成する。
図13(B)は、半導体素子101の製造の第9工程を説明するための図である。第9工程では、ドライフィルム54を除去する。
図13(C)は、半導体素子101の製造の第10工程を説明するための図である。第10工程では、シード層52の一部を除去する。エッチングにより、露出しているシード層52を除去し、それぞれの半導体素子側配線層14の間を絶縁し、不要な導体部分を除去する。
図14(A)は、半導体素子101の製造の第11工程を説明するための図である。第14工程では、バックグラインドにより基板50を所定の厚さにまで薄くする。
図14(B)は、半導体素子101の製造の第12工程を説明するための図である。第12工程では、基板50をダイシングブレード等を用いて個片化する。個片化されたそれぞれの素子が半導体素子101となる。
図15および16は、半導体装置1bの製造方法における半導体素子101を封止して半導体パッケージとする工程を模式的に示す図である。図15(A)〜(C)、図16(A)〜(C)は時系列順に示されている。
図15(A)は、半導体装置1bの製造の工程Iを説明するための図である。工程Iでは、半導体素子101を支持基板40に接合する。半導体素子101を、端子形成面Sを下向きにして、フリップ接合する。
図15(B)は、半導体装置1bの製造の工程IIを説明するための図である。工程IIでは、エポキシ樹脂30等を用いて、半導体素子101を封止する。
図15(C)は、半導体装置1bの製造の工程IIIを説明するための図である。工程IIIでは、支持基板40の半導体素子101が接合されている面とは反対側の面にエッチングレジスト43を塗布し、導電層240のパターン(図9(B)参照)に基づいたパターンでフォトマスクを使用して露光、現像する。
図16(A)は、半導体装置1bの製造の工程IVを説明するための図である。工程IVでは、エッチングにより導電層240,240sを残して支持基板40を除去する。支持基板40の除去は、エッチングにより、支持基板40の50%以上、好ましくは70%以上、さらに好ましくは90%以上を残して溶解除去する。
図16(B)は、半導体装置1bの製造の工程Vを説明するための図である。工程Vでは、モールド樹脂30の導電層240が形成されている面に、導電層240,240sを覆うようにソルダーレジスト層29を塗布形成し、はんだボール搭載位置に開口部を設け、はんだボール25を当該開口部に形成する。
図16(C)は、半導体装置1の製造の工程VIを説明するための図である。工程VIでは、ダイシングブレード等を用いて個片化し、個片化された半導体装置1bを取得する。
(1)本変形例の半導体装置の製造方法は、半導体ウェハ101Wの、半導体チップ10のパッド11が形成されている端子形成面Sに沿って半導体素子側絶縁層16を形成することと、半導体素子側絶縁層16の上にパッド11と接続されている半導体素子側配線層14を形成することと、半導体素子側配線層14が形成されている半導体ウェハ101Wをダイシングし、半導体素子101を取得することと、を備える。これにより、配線層をパッケージ側に形成する場合よりも、半導体装置の反りを抑えることができる。
(2)本変形例の半導体装置およびその製造方法において、半導体素子101の半導体素子側配線層14の上に、半導体素子側配線層14と導電層240とを接続する導電性の柱状構造体12が形成される。これにより、半導体チップ10と導電層240との距離をより長くとることができるため、絶縁信頼性を向上させ、半導体装置の反りの吸収をしやすくなる。
(変形例3)
上述の実施形態の半導体装置1では、配線層24により端子位置の再配線を行ったが、導電層240のみにより再配線を行ってもよい。
図17(A)は、本変形例の半導体装置1cの断面を模式的に示す図である。半導体装置1cは、上述の実施形態の半導体素子100と、パッケージ基板201とを備える。導電層240が配線の導電パターンを備える他、配線層を有していない。
図17(B)は、本変形例の半導体装置1cの回路を模式的に示す図である。パッド11は、柱状構造体12およびはんだめっき13を介して、導電層240に接続されている。導電層240は、モールド樹脂30の半導体素子100の端子が露出される側に形成され、半導体装置1cの底面に沿った方向に伸び、はんだボール25に接続される。
本変形例の半導体装置1cは、導電層240のみにより再配線を行っているため、半導体装置1cをより薄くすることができる。
本発明は上記実施形態の内容に限定されるものではない。本発明の技術的思想の範囲内で考えられるその他の態様も本発明の範囲内に含まれる。
1…半導体装置、10…半導体チップ、12…柱状構造体、14…半導体素子側配線層、21…第1絶縁層、22…第2絶縁層、24…配線層、100,101…半導体素子、200,201…パッケージ基板、240,240i,240s…導電層、S…端子形成面。

Claims (12)

  1. 導電性の支持基板の上に絶縁層を形成することと、
    前記絶縁層の上に前記支持基板と接続されている配線層を形成することと、
    前記配線層の上に、半導体素子を配置して、前記半導体素子の接続端子を前記配線層に電気的に接続することと、
    前記支持基板および前記配線層を備えるパッケージ基板と前記半導体素子とを封止樹脂を用いて封止することと、
    封止された前記パッケージ基板の前記支持基板を、外部接続端子を含む導電パターンに基づき一部を残して除去することと、
    を含み、
    前記導電パターンに基づく一部の厚さは、90μm以上である半導体装置の製造方法。
  2. 請求項1に記載の半導体装置の製造方法において、
    前記支持基板の除去は、エッチングにより、前記支持基板の50%以上を残して溶解除去する半導体装置の製造方法。
  3. 請求項1または2に記載の半導体装置の製造方法において、
    前記外部接続端子は、前記半導体素子の接続端子が形成されている端子形成面よりも広い範囲に散らばって配置されている半導体装置の製造方法。
  4. 請求項1から3までのいずれか一項に記載の半導体装置の製造方法において、
    前記支持基板の前記導電パターンに基づいた一部の50%以上は、前記半導体素子の接地端子に接続されている半導体装置の製造方法。
  5. 請求項1から4までのいずれか一項に記載の半導体装置の製造方法において、
    内部回路に接続された前記接続端子が形成された複数の半導体チップ形成領域を有する半導体ウェハを準備することと、
    それぞれの前記半導体チップ形成領域の前記接続端子が形成されている端子形成面の上に半導体素子側絶縁層を形成することと、
    前記半導体素子側絶縁層の上に前記接続端子と接続されている半導体素子側配線層を形成することと、
    前記半導体素子側配線層が形成されている半導体ウェハをダイシングし、前記半導体素子を取得することと、
    を備える半導体装置の製造方法。
  6. 請求項5に記載の半導体装置の製造方法において、
    前記半導体素子の前記半導体素子側配線層の上に、導電性の柱状構造体を形成することを備える半導体装置の製造方法。
  7. 内部回路に接続された接続端子が形成された複数の半導体チップ形成領域を有する半導体ウェハを準備することと、
    それぞれの前記半導体チップ形成領域の前記接続端子が形成されている端子形成面に半導体素子側絶縁層を形成することと、
    前記半導体素子側絶縁層の上に前記接続端子と接続されている半導体素子側配線層を形成することと、
    前記半導体素子側配線層が形成されている半導体ウェハをダイシングし、半導体素子を取得することと、
    導電性基板を備えるパッケージ基板と、前記半導体素子とを封止することと、
    封止された前記パッケージ基板の前記導電性基板を、外部接続端子を含む導電パターンに基づき一部を残して除去することと、
    を備え
    前記導電パターンに基づく一部の厚さは、90μm以上である半導体装置の製造方法。
  8. 半導体素子と、
    前記半導体素子の接続端子と接続されている配線層と、
    前記半導体素子において前記接続端子が形成されている端子形成面と、前記配線層との間に形成された第1絶縁層と、
    前記配線層と接続され、外部接続端子を含む導電パターン、および、少なくとも前記導電パターンの一部と分離して形成された支持用導電層を備える導電層と、
    前記配線層と、前記導電層との間に形成された第2絶縁層と、
    前記導電層に形成され、前記端子形成面よりも広い範囲に散らばって配置された外部接続端子と、を備え
    前記支持用導電層の厚さは、90μm以上である半導体装置。
  9. 請求項8に記載の半導体装置において、
    前記導電層は、前記第2絶縁層の前記半導体素子が配置されている側とは逆側の面に形成され、前記第2絶縁層の50%以上を覆っている半導体装置。
  10. 請求項8または9に記載の半導体装置において、
    前記第1絶縁層は、前記端子形成面に沿って配置された半導体素子側絶縁層であり、
    前記配線層は、前記第1絶縁層に沿って配置された半導体素子側配線層である半導体装置。
  11. 請求項8から10までのいずれか一項に記載の半導体装置において、
    前記導電層は、銅、ステンレス、ニッケルからなる群から選択される少なくとも一以上の金属を備える半導体装置。
  12. 請求項8から11までのいずれか一項に記載の半導体装置において、
    導電性の柱状構造体を備え、
    前記配線層と前記導電層とは、前記柱状構造体を介して接続される半導体装置。
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