JP6400967B2 - 基板処理装置 - Google Patents

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Description

この発明は、基板を回転させながら処理する基板処理装置に関する。
半導体ウエハ等の略円形の基板を回転させながらその主面に処理液を供給することにより、基板を処理する基板処理装置においては、その主面を水平方向に向けて保持した基板を回転させる基板保持機構が使用される。この基板保持機構は、基板の端縁と当接することにより基板を保持する複数のチャックを備えている。これら複数のチャックは、基板を保持する保持位置と、基板を搬送アーム等との間で受け渡しするための受渡位置との間を移動可能となっている。
これら複数のチャックは、基板を保持した状態で回転することになる。一方、これらの複数のチャックを保持位置と受渡位置の間で移動させるためには、モータ等の駆動源を備えたチャックの移動機構を配設する必要がある。この移動機構を、基板を保持した複数のチャックとともに回転させる構成とした場合には、回転部材が大型化し、基板を高速回転させることが困難となるという問題が生ずる。
特許文献1には、磁石を昇降させることにより、6本のチャッキングピンのうち、3本ずつのチャッキングピンを交互に基板をチャッキングする位置に移動させるスピンヘッドが開示されている。
特開2008−135750号公報
例えば、特許文献1に記載されたように、基板を保持するためのチャックに連結された従動磁石と、これらのチャックを移動させるための駆動機構に連結された駆動磁石との間に生じる磁力によりチャックを移動させる構成を採用した場合には、移動機構とチャックとを連結することなく、チャックを基板とともに回転させることができることから、回転部材を大型化することなく、基板を高速で回転させることが可能となる。
しかしながら、このような構成を採用した場合には、チャックの位置を確認することができないという問題が生ずる。すなわち、このような構成を採用した場合には、駆動磁石を移動させるための移動機構により駆動磁石を正しい位置まで移動させていたとしても、駆動機構とチャックとが機械的に接続されていないことから、実際にチャックが保持位置にあるのか受渡位置にあるのかを確実に確認することができないことになる。
一方、チャックの実際の位置を検出するための検出機構を、チャックと機械的に接続された位置に配設した場合には、この検出機構を基板とともに回転させる必要が生じ、結局、回転部材が大型化し、基板を高速で回転させるための支障となる。
この発明は上記課題を解決するためになされたものであり、磁力を利用してチャックを移動させる場合においても、チャックの位置を確実に検出することが可能な基板処理装置を提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明は、基板を回転させながら基板に処理液を供給して処理する基板処理装置であって、モータの駆動により回転する回転チャンバーと、前記回転チャンバーに配設され、前記基板の端縁に当接することにより前記基板を保持する複数のチャックと、前記回転チャンバーに配設された従動磁石の移動に伴って、前記複数のチャックを、前記基板を保持する保持位置と前記基板を受け渡し可能な受渡位置との間で同期して移動させる、前記回転チャンバーに配設された開閉機構と、固定チャンバーと、前記固定チャンバーに配設され、前記従動磁石を移動させるための駆動磁石と、前記駆動磁石を移動させるための移動機構と、前記複数のチャックの移動に伴って移動する移動部材に対して光を照射する投光部と、前記移動部材において反射された光を受光する受光部とを有し、前記投光部から前記移動部材に照射され前記移動部材で反射して前記受光部により受光された光から前記移動部材の移動を検出する、前記固定チャンバーに配設されたセンサー機構と、を備え、前記従動磁石および前記開閉機構は前記回転チャンバー内に収納されるとともに、前記駆動磁石、前記移動機構および前記センサー機構は前記固定チャンバー内に収納されることを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記従動磁石を備え、前記回転チャンバー内に昇降可能に配設された第1昇降板と、前記駆動磁石を備え、前記固定チャンバー内において前記第1昇降板と対向配置された第2昇降板と、を備え、前記開閉機構は、前記複数のチャックと前記第1昇降板とに接続され、前記第1昇降板の昇降動作に伴って、前記複数のチャックを、前記基板を保持する保持位置と前記基板を受け渡し可能な受渡位置との間で同期して移動させるとともに、前記移動機構は、前記第2昇降板を昇降させるための、前記固定チャンバー内に配設された昇降機構から構成され、前記センサー機構は、前記投光部から前記第1昇降板に光を照射し、前記受光部により前記第1昇降板で反射した光を受光する。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の発明において、前記複数のチャックが前記保持位置に向かう方向に前記第1昇降板を付勢するバネを備える。
請求項4に記載の発明は、請求項2または請求項3に記載の発明において、前記回転チャンバーと前記固定チャンバーにおける、前記投光部および受光部と前記第1昇降板との間の領域は、透光性部材から構成される。
請求項1に記載の発明によれば、駆動磁石と従動磁石との間の磁力を利用してチャックを移動させる場合においても、移動部材の移動をセンサー機構で検出することにより、チャックの位置を確実に検出することが可能となる。そして、従動磁石および開閉機構は回転チャンバー内に収納されるとともに、駆動磁石、移動機構およびセンサー機構は固定チャンバー内に収納されることから、これらの部材を処理液雰囲気下から隔離することが可能となる。
請求項2に記載の発明によれば、第1、第2昇降板の作用により複数のチャックを保持位置と受渡位置の間で同期して移動させることができるとともに、センサー機構により第1昇降板の位置を検出することで、チャックが保持位置にあるのか受渡位置にあるのかを確実に検出することが可能となる。
請求項3に記載の発明によれば、回転チャンバーが高速で回転した場合においても、バネの作用により基板を確実に保持することが可能となる。
請求項4に記載の発明によれば、透光性部材の作用により、回転チャンバーと固定チャンバーとを液密に構成することが可能となる。
この発明に係る基板処理装置の側面概要図である。 チャック11を回動させるための開閉機構の部分斜視図である。 チャックを回動させるための開閉機構の斜視図である。 半導体ウエハ100とチャック11との配置を示す説明図である。 センサー機構50付近の拡大図である。 第1昇降板31の高さ位置とセンサー機構50における受光部52の受光光量との関係を示すグラフである。 この発明に係る基板処理装置の主要な制御系を示すブロック図である。 受光光量と閾値との関係を示す説明図である。 受光光量と閾値との関係を示す説明図である。 この発明に係る基板処理装置を利用した基板処理工程を示すフローチャートである。 この発明の第2実施形態に係る移動部材71を示す正面図である。 移動部材71の平面図である。 移動部材73の平面図である。
以下、この発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1は、この発明に係る基板処理装置の側面概要図である。図2は、チャック11を回動させるための開閉機構の部分斜視図である。図3は、チャック11を回動させるための開閉機構の斜視図である。なお、図2および図3においては、後述する第1昇降板31のフランジ部39の図示を省略している。
この基板処理装置は、基板としての半導体ウエハ100を回転させながら、この半導体ウエハ100に処理液供給ノズル10から処理液を供給して処理を行うものであり、半導体ウエハ100を、その主面と平行な平面内において回転可能に保持する構成を有する。この基板処理装置は、モータ61の駆動により回転する回転チャンバー91と、固定チャンバー92とを備える。
回転チャンバー91には、オリフラ部分を除いて略円形の形状をなす半導体ウエハ100の端縁に当接することにより、この半導体ウエハ100を保持する6個のチャック11が配設されている。回転チャンバー91に配設されるチャック11の本数は、6個以外の本数としてもよい。このチャック11は、回転チャンバー91に配設された鉛直方向を向く回転軸21を中心に揺動することにより、後述する保持位置と受渡位置と退避位置との間を回動する構成となっている。
図1に示すように、回転チャンバー91内には、第1昇降板31が、図示を省略した案内機構により昇降可能な状態で配設されている。この第1昇降板31は、複数のバネ35の作用により、下方向に付勢されている。この第1昇降板31の下面には、リング状の従動磁石33が付設されている。
一方、固定チャンバー92内には、第2昇降板32が、第1昇降板31と対向配置された状態で配設されている。この第2昇降板32は、図1に示すように、案内部材64に案内されて昇降するスライダー63と、支持部材65を介して連結されている。また、この第2昇降板32は、固定チャンバー92に配設されたエアシリンダ62のシリンダロッドと連結されている。このため、第2昇降板32は、エアシリンダ62の駆動により昇降する。この第2昇降板32の上面には、第1昇降板31の下面に付設されたリング状の従動磁石33と反発する特性を有するリング状の駆動磁石34が配設されている。
このため、エアシリンダ62の駆動により固定チャンバー92内の第2昇降板32が上昇した場合には、互いに反発する従動磁石33および駆動磁石34の作用により、回転チャンバー91内の第1昇降板31も上昇する。一方、エアシリンダ62の駆動により固定チャンバー92内の第2昇降板32が下降した場合には、第1昇降板31自身の自重およびバネ35の作用により、回転チャンバー91内の第1昇降板31も下降する。
なお、従動磁石33および駆動磁石34は、必ずしもリング状である必要はない。上述した第1昇降板31の昇降動作を実行可能であれば、複数個の磁石を第1昇降板31および第2昇降板32に配置してもよい。
図2に示すように、第1昇降板31には、連結部材25を介してカム板24が配設されている。このカム板24には、斜め方向を向く孔部23が穿設されている。そして、この孔部23には、回転軸21に付設された軸22の先端が係合している。このため、第1昇降板31が昇降した場合には、斜め方向を向く孔部23および軸22の作用により、回転軸21がその軸心を中心に回転する。この回転軸21の回転に伴い、チャック11も、回転軸21の軸心を中心として回動される。そして、チャック11の回転角度位置は、第1昇降板31の高さ位置によって決定されることになる。
このカム板24および軸22を備えたチャック11を回動させるための開閉機構は、6個のチャック11の各々について配設されている。なお、図3においては、連結部材25のみを表示し、カム板24および軸22の図示を省略している。
図4は、半導体ウエハ100とチャック11との配置を示す説明図である。なお、図4(a)はチャック11が受渡位置に配置された状態を、また、図4(b)はチャック11が保持位置に配置された状態を示している。
図4に示すように、チャック11は、半導体ウエハ100の端縁付近の下面を支持可能に半導体ウエハ100の下面と対向配置されたテーパー面よりなる支持部13と、半導体ウエハ100の端縁付近の上面と対向配置されたテーパー面よりなる案内部14とを備える。回転軸21から支持部13の先端までの距離は、回転軸21から案内部14の先端までの距離より大きくなっている。すなわち、このチャック11は、半導体ウエハ100を保持するための保持位置に配置された状態においては、半導体ウエハ100の回転中心に向かって延びる案内部14の先端は、半導体ウエハ100の回転中心に向かって延びる支持部13の先端より、半導体ウエハ100の回転中心から離隔した位置に配置されている。
第1昇降板31が上述した上昇位置に移動することにより、チャック11は、図2に示す状態から所定の角度(15〜45度)回転した角度位置に回動される。このときには、回転軸21から支持部13の先端までの距離と回転軸21から案内部14の先端までの距離との差により、図4(a)に示すように、チャック11における支持部13の先端は半導体ウエハ100の端縁より内側に配置され、チャック11における案内部14の先端は半導体ウエハ100の端縁より外側に配置される。この状態においては、半導体ウエハ100はチャック11における支持部13には支持されるが、上方には移動可能となっている。チャック11が図4(a)に示す受渡位置に配置された状態においては、チャック11により支持された半導体ウエハ100を、このチャック11と図示しない搬送アーム等との間で受け渡すことが可能となる。
第1昇降板31が上述した下降位置に移動することにより、チャック11は、図2に示す状態から若干(5〜10度)回転した角度位置に回動される。このときには、図4(b)に示すように、チャック11における支持部13と案内部14が半導体ウエハ100の端縁と当接する位置に配置される(すなわち、回動が停止される)。この状態においては、半導体ウエハ100はチャック11における支持部13と案内部14に当接することになる。チャック11が図4(b)に示す保持位置に配置された状態においては、半導体ウエハ100はチャック11により確実に保持される。
一方、半導体ウエハ100がチャック11と当接する位置に配置されていない状態においては、チャック11が保持位置で停止することなく、さらに回転する。このときには、チャック11は、図2に示す回転軸21に付設された軸22の先端が孔部23の端部に当接する退避位置まで回転した後に、または、第1昇降板31が案内部14の下端に到達した後に停止する。この状態においては、第1昇降板31は、上述した下降位置よりさらに下方の退避位置まで下降することになる。
図1に示すように、固定チャンバー92内には、第1昇降板31の高さ位置を検出するためのセンサー機構50が配設されている。
図5は、センサー機構50付近の拡大図である。
このセンサー機構50は、投光部51と受光部52とを備える。回転チャンバー91におけるセンサー機構50と第1昇降板31におけるフランジ部39との間の領域には、孔部が形成されており、この孔部内には石英等の透光性部材53が配設されている。また、固定チャンバー92におけるセンサー機構50と第1昇降板31におけるフランジ部39との間の領域には、孔部が形成されており、この孔部内には石英等の透光性部材54が配設されている。
投光部51から出射した光は、透光性部材54および透光性部材53を介して、第1昇降板31の下面、好ましくは下面におけるフランジ部39に照射される。そして、第1昇降板31におけるフランジ部39で反射した光は、透光性部材53および透光性部材54を介して、受光部52に到達し、受光部52により受光される。
図6は、第1昇降板31の高さ位置とセンサー機構50における受光部52の受光光量との関係を示すグラフである。このグラフにおいて縦軸は受光光量を示し、横軸は第1昇降板31の下面と透光性部材53の下面との距離(mm)を示している。
このグラフに示す範囲においては、第1昇降板31が上昇し、センサー機構50から離隔するにつれて、受光部52による受光光量が大きくなっている。このため、この受光光量を観察することにより、第1昇降板31の高さ位置を認識することができる。
図7は、この発明に係る基板処理装置の主要な制御系を示すブロック図である。
この基板処理装置は、装置の制御に必要な動作プログラムが格納されたROMと、制御時にデータ等が一時的にストアされるRAMと、論理演算を実行するCPUとを有し、装置全体を制御する制御部80を備える。この制御部80は、上述した回転チャンバー91を回転させるためのモータ61と、第2昇降板32を昇降するためのエアシリンダ62と、センサー機構50とに接続されている。チャック11の開閉動作や、回転チャンバー91の回転動作は、この制御部80により制御される。また、この制御部80は、図6に示す第1昇降板31の高さ位置とセンサー機構50における受光部52の受光光量との関係を記憶する記憶部81を備える。
図8および図9は、受光光量と閾値との関係を示す説明図である。
図7に示す記憶部81には、第1昇降板31の高さ位置とセンサー機構50における受光部52の受光光量との関係が記憶されている。そして、第1昇降板31が図8において符号Aで示す上昇位置に配置されたときの光量と、符号Bで示す下降位置に配置されたときの光量と、符号Cで示す退避位置に配置されたときの光量とが記憶されている。制御部80は、図8において符号Aで示す第1昇降板31が上昇位置に配置されたときの光量と符号Bで示す第1昇降板31が下降位置に配置されたときの光量との中間の光量を、第1昇降板31が上昇位置にあるか下降位置にあるかを判断するための閾値S1と認定する。また、制御部80は、図8において符号Bで示す第1昇降板31が下降位置に配置されたときの光量と符号Cで示す第1昇降板31が退避位置に配置されたときの光量との中間の光量を、第1昇降板31が下降位置にあるか退避位置にあるかを判断するための閾値S2と認定する。
これにより、センサー機構50における受光部52の受光光量から、第1昇降板31の高さ位置を認定することが可能となる。そして、第1昇降板31の高さ位置から、チャック11が上述した受渡位置、保持位置または退避位置のうちのどの位置に配置されているのかを認識することが可能となる。
なお、図9に示すように、第1昇降板31の高さ位置とセンサー機構50における受光部52の受光光量との関係は、透光性部材53、54の汚れやその他の要因により変化する。図9において実線で示す第1昇降板31の高さ位置とセンサー機構50における受光部52の受光光量との関係が、破線のように変化した場合においては、各閾値S1、S2をS1b、S2bに変更する必要がある。この閾値S1b、S2bの変更は、一定時間毎にオペレータにより実行してもよく、制御部80の制御により自動的に実行してもよい。
次に、この発明に係る基板処理装置を使用して半導体ウエハ100を処理液で処理するときの基板処理工程について説明する。図10は、この発明に係る基板処理装置を利用した基板処理工程を示すフローチャートである。
半導体ウエハ100を処理するときには、最初に、半導体ウエハ100を搬入する(ステップS1)。具体的には、制御部80がエアシリンダ62を駆動することにより、第2昇降板32を上昇位置に移動させる。第2昇降板32を上昇位置に移動させることにより、互いに反発する従動磁石33および駆動磁石34の作用によって回転チャンバー91内の第1昇降板31も上昇位置に移動する。この状態においては、チャック11は、回転軸21を中心として回動し、図4(a)に示す受渡位置に配置される。そして、半導体ウエハ100が図示しない搬送アームによって、6個のチャック11上に搬送される。これにより、図4(a)に示すように、半導体ウエハ100は、その端縁がチャック11における支持部13に当接した状態で、6個のチャック11により支持される。
このときには、制御部80はセンサー機構50における受光光量に基づいて、第1昇降板31の高さ位置を特定することにより、チャック11が受渡位置に配置されていることを確認する。制御部80が、チャック11が受渡位置に配置されていないと判断した場合には、エラー信号等が送信される。
次に、6個のチャック11により半導体ウエハ100を保持する(ステップS2)。具体的には、制御部80がエアシリンダ62を駆動することにより、固定チャンバー92内の第2昇降板32を下降位置に移動させる。これにより、回転チャンバー91内の第1昇降板31は、自重およびバネ35の作用により、下降位置に移動する。この状態においては、チャック11は、回転軸21を中心として回転され、図4(b)に示す保持位置に近づくように回動される。
6個のチャック11は、軸22、カム板24および連結部材25等からなる開閉機構を介して第1昇降板31に連結されている。このため、6個のチャック11が回動するときには、第1昇降板31の昇降動作に伴って、互いに完全に同期して回動される。従って、略円形をなす半導体ウエハ100の直径に誤差があった場合においても、半導体ウエハ100の中心を常に一定の位置(回転チャンバー91の中心)に配置することができ、半導体ウエハ100が偏心して保持されることを防止することが可能となる。そして、この時のチャック11による半導体ウエハ100の保持力は、バネ35の作用により、一定に維持される。
このときには、制御部80はセンサー機構50における受光光量に基づいて、第1昇降板31の高さ位置を特定することにより、チャック11が保持位置に配置されていることを確認する。制御部80が、チャック11が保持位置に配置されていないと判断した場合には、エラー信号等が送信される。
6個のチャック11による半導体ウエハ100の保持動作が完了すれば、制御部80は、モータ61を駆動させることにより、回転チャンバー91を、チャック11および半導体ウエハ100とともに回転させる(ステップS3)。
チャック11に保持されて回転する半導体ウエハ100が所定の回転数となれば、制御部80は処理液供給ノズル10から半導体ウエハ100の主面に向けて処理液を供給する(ステップS4)。
この状態において半導体ウエハ100の回転を継続して半導体ウエハ100を処理液により処理する(ステップS5)。
このように、半導体ウエハ100を処理液により処理する場合において、この基板処理装置では従動磁石33を備えた第1昇降板31や、軸22、カム板24および連結部材25等からなる開閉機構等を回転チャンバー91内に収納すると共に、駆動磁石34を備えた第2昇降板32や、この第2昇降板32の昇降機構を固定チャンバー92内に収納していることから、これらの部材を処理液雰囲気下から隔離することが可能となる。
半導体ウエハ100に対する処理液を使用した処理が終了すると(ステップS6)、制御部80は処理液供給ノズル10からの処理液の供給を停止する。そして、回転チャンバー91とともに半導体ウエハ100を高速回転させ、乾燥処理を行う。半導体ウエハ100が乾燥すれば、回転チャンバー91の回転を停止する(ステップS7)。
しかる後、半導体ウエハ100を搬出する(ステップS8)。具体的には、制御部80がエアシリンダ62を駆動することにより、第2昇降板32を上昇位置に移動させる。これにより、第1昇降板31も上昇位置に移動する。この状態においては、チャック11は、回転軸21を中心として回動し、図4(a)に示す受渡位置に配置される。そして、半導体ウエハ100が図示しない搬送アームによって搬出される。
このときにも、制御部80はセンサー機構50における受光光量に基づいて、第1昇降板31の高さ位置を特定することにより、チャック11が受渡位置に配置されていることを確認する。制御部80が、チャック11が受渡位置に配置されていないと判断した場合には、エラー信号等が送信される。
半導体ウエハ100の搬出後には、制御部80がエアシリンダ62を駆動することにより、第2昇降板32を下降位置に移動させる。これにより、第1昇降板31も下降する。このときには、半導体ウエハ100がチャック11と当接する位置に配置されていないことから、チャック11は保持位置で停止することなく、退避位置までさらに回転する。これにより。第1昇降板31が下降位置よりさらに下方の退避位置まで下降する。
このときには、制御部80はセンサー機構50における受光光量に基づいて、第1昇降板31の高さ位置を特定することにより、チャック11が退避位置に配置されていることを確認する。制御部80が、チャック11が退避位置に配置されていないと判断した場合には、エラー信号等が送信される。
以上のように、この発明に係る基板処理装置においては、駆動磁石34を昇降させる移動機構と機械的に連結されていないチャック11の開閉動作を、回転チャンバー91とは離隔して配置されたセンサー機構50により確認することが可能となる。これにより、駆動磁石34と従動磁石33との間の磁力を利用してチャック11を移動させる場合においても、第1昇降板31の移動をセンサー機構50で検出することにより、チャック11の位置を確実に検出することが可能となる。
以下、この発明の他の実施形態を図面について説明する。図11は、この発明の第2実施形態に係る移動部材71を示す正面図であり、図12は、移動部材71の平面図である。
上述した第1実施形態においては、この発明に係る移動部材として、チャック11を回動させるための第1昇降板31を利用し、この第1昇降板31の移動に伴う高さ位置の変化をセンサー機構50により検出している。これに対して、この第2実施形態においては、6個のチャック11のうちのいずれか1個のチャック11を回動させるための回転軸21に付設された移動部材71を利用して、チャック11の移動状態を確認する構成を採用している。
図11に示すように、回転チャンバー91に配設された回転軸21の下端部には、移動部材71が付設されている。この移動部材71は、第1実施形態における第1昇降板31のフランジ部39に代えて、フランジ部39に相当する高さ位置に配設されている。また、固定チャンバー92における移動部材71と対向する位置には、第1実施形態と同様のセンサー機構50が配設されている。そして、チャック11の回動に伴って回転軸21が回動した場合には、図12に示す移動部材71における3個の領域71a、71b、71cのいずれかがセンサー機構50と対向配置されるように構成されている。より具体的には、チャック11が受渡位置に配置されたときには、領域71aがセンサー機構50と対向配置され、チャック11が保持位置に配置されたときには、領域71bがセンサー機構50と対向配置され、チャック11が退避位置に配置されたときには、領域71cがセンサー機構50と対向配置される。
図12に示すように、移動部材71における領域71aには3個の孔部72が形成されており、領域71bには1個の孔部72が形成されている。一方、領域71cには孔部は形成されていない。このため、移動部材71におけるいずれの領域がセンサー機構50と対向配置されるのかにより、センサー機構50における受光部52の受光光量が変化することになる。より具体的には、チャック11が受渡位置に配置されたときには受光光量が最も小さくなり、チャック11が退避位置に配置されたときには受光光量が最も大きくなり、チャック11が保持位置に配置されたときには受光光量が中間的な値となる。このようにして、センサー機構50により受光光量を検出することにより、チャック11がいずれの位置に配置されているのかを判定することが可能となる。
なお、図11および図12に示す実施形態においては、孔部72を形成することで、各領域71a、71b、71cの反射率を変化させることにより受光部52への入射光量を変化させているが、移動部材71の表面の反射率等を各領域71a、71b、71c毎に順次異ならせることや、移動部材71とセンサー機構50との距離を各領域71a、71b、71c毎に順次異ならせることにより、受光部52への入射光量を変化させる構成を採用してもよい。
図13は、さらに他の実施形態に係る移動部材73の平面図である。
この実施形態においては、第2実施形態の移動部材71の代わりに移動部材73を使用している。この移動部材73には、図12に示す移動部材71に形成されたような孔部72は形成されていない。しかしながら、この移動部材73がセンサー機構50とどの程度対向するかにより投光部51から照射され移動部材73により反射された後受光部52に入射する光の量が移動部材73の角度位置によって変化することを利用して、チャック11がいずれの位置に配置されているのかを判定することが可能となる。
なお、図11から図13に示す実施形態においては、チャック11を回動させる回転軸21に移動部材71、73を連結し、移動部材71、73を、回転軸21とともに回転軸21を中心として回動させる構成を採用しているが、例えば、チャック11の移動に伴って水平方向に往復移動する移動部材の移動を、センサー機構50により検出する構成を採用してもよい。
10 処理液供給ノズル
11 チャック
12 第2チャック
13 支持部
14 案内部
21 回転軸
22 軸
23 孔部
24 カム板
25 連結部材
31 第1昇降板
32 第2昇降板
33 従動磁石
34 駆動磁石
35 バネ
39 フランジ部
50 センサー機構
51 投光部
52 受光部
53 透光性部材
54 透光性部材
61 モータ
62 エアシリンダ
63 スライダー
64 案内部材
71 移動部材
73 移動部材
80 制御部
81 記憶部
91 回転チャンバー
92 固定チャンバー
100 半導体ウエハ

Claims (4)

  1. 基板を回転させながら基板に処理液を供給して処理する基板処理装置であって、
    モータの駆動により回転する回転チャンバーと、
    前記回転チャンバーに配設され、前記基板の端縁に当接することにより前記基板を保持する複数のチャックと、
    前記回転チャンバーに配設された従動磁石の移動に伴って、前記複数のチャックを、前記基板を保持する保持位置と前記基板を受け渡し可能な受渡位置との間で同期して移動させる、前記回転チャンバーに配設された開閉機構と、
    固定チャンバーと、
    前記固定チャンバーに配設され、前記従動磁石を移動させるための駆動磁石と、
    前記駆動磁石を移動させるための移動機構と、
    前記複数のチャックの移動に伴って移動する移動部材に対して光を照射する投光部と、前記移動部材において反射された光を受光する受光部とを有し、前記投光部から前記移動部材に照射され前記移動部材で反射して前記受光部により受光された光から前記移動部材の移動を検出する、前記固定チャンバーに配設されたセンサー機構と、
    を備え
    前記従動磁石および前記開閉機構は前記回転チャンバー内に収納されるとともに、前記駆動磁石、前記移動機構および前記センサー機構は前記固定チャンバー内に収納されることを特徴とする基板処理装置。
  2. 請求項1に記載の基板処理装置において、
    前記従動磁石を備え、前記回転チャンバー内に昇降可能に配設された第1昇降板と、
    前記駆動磁石を備え、前記固定チャンバー内において前記第1昇降板と対向配置された第2昇降板と、を備え、
    前記開閉機構は、前記複数のチャックと前記第1昇降板とに接続され、前記第1昇降板の昇降動作に伴って、前記複数のチャックを、前記基板を保持する保持位置と前記基板を受け渡し可能な受渡位置との間で同期して移動させるとともに、
    前記移動機構は、前記第2昇降板を昇降させるための、前記固定チャンバー内に配設された昇降機構から構成され、
    前記センサー機構は、前記投光部から前記第1昇降板に光を照射し、前記受光部により前記第1昇降板で反射した光を受光する基板処理装置。
  3. 請求項2に記載の基板処理装置において、
    前記複数のチャックが前記保持位置に向かう方向に前記第1昇降板を付勢するバネを備える基板処理装置。
  4. 請求項2または請求項3に記載の基板処理装置において、
    前記回転チャンバーと前記固定チャンバーにおける、前記投光部および受光部と前記第1昇降板との間の領域は、透光性部材から構成される基板処理装置。
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