JP6400929B2 - カードケース - Google Patents

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Description

本発明は、IDカード等を収納するカードケースに関する。
近年、社会における機密保持に対する関心が高まり、セキュリティに対する取り組みが強化されている。その一環として、勤怠管理や訪問客のエリア別入場制限など、IDカードによるセキュリティ管理が求められるようになった。そして、IDカードはその性質上、携帯性や視認性が要求されている。その結果、IDカードを周囲から見え易いように携帯可能なカードケースの需要が高まっている。
特に、外部からの力の作用や衝撃に強いハードタイプのカードケースの需要が高まっている。このハードタイプのカードケースは、カードの保護能力が高いだけでなく、複数枚のカードを収納可能にし、カードの出し入れも容易である。
このようなハードタイプのカードケースとしては、例えば、図4に示したようなものが挙げられる。この従来のカードケース100は、開口部100aからカードを出し入れし、カードケース100の裏壁面103に設けられた凸部104に形成された懸吊穴104aに、ベルトやリング、ナスカンといった吊着治具(不図示)を通して首から吊るして使用する。
しかしながら、このカードケース100では、カードケースの裏壁面103に凸部104を設けているために、形状が複雑で体積が大きくなり、重量も重くなり、梱包や移動の際に必要なスペースが大きくなっていた。また、カードケース100を成形するために必要な樹脂材料の量も多くなり、非経済的であった。また、構造が複雑であるために、金型の構成も複雑になってしまっていた。さらに、使用時にはカードケース100の裏壁面103のさらに後側で吊るされるので、使用時にカードケースが前傾姿勢になり、カードの視認性が悪くなっていた。
上記のような構造にせざるを得ない理由の一つは、懸吊穴が形成された懸吊部材が、カードを出し入れするための開口部の上方またはその近傍に配置されると、懸吊部材自体あるいは、使用時に懸吊穴に装着される吊着治具が邪魔になって、カードの出し入れが著しく困難になることであった。
仮に、このような不都合を避けるために、カードの出し入れのための開口部を、使用状態におけるカードケースの上面でなく側面に形成したとすると、使用者の運動による衝撃や振動でカードがカードケースから脱落し易くなる可能性があった。そして、カードがカードケースから脱落しないように、カードケース壁面の内側に突起を設ける対策が必要になったが、この対策を行った場合には、カードの出し入れの際に、突起とカードの表面とが擦れるため、カードを傷めることがあった。
特開2012−88458号公報 特開2009−268714号公報 特開2006−235793号公報
本発明は、上記したような従来技術の問題を鑑みて成されたものであり、その目的は、カードが好適に保護され、且つ、簡単な構成でカードがカードケースから脱落することを抑制しまたは、カードのカードケースへの出し入れを容易に行うことができる技術を提供することである。
上記目的を達成するための本発明は、平板状の表壁部及び裏壁部と、リブ状の側壁部とによって、カードを出し入れ可能に収納するハードタイプのカードケースであって、裏壁部における、カードの出し入れのための開口部付近には、懸吊穴を有する懸吊部が設けられ、この懸吊部は、その弾性変形によって、懸吊穴を有する部分が裏壁部に対して外側に、移動可能なように形成されることを最大の特徴とする。
より詳しくは、平板状の表壁部と、
平板状の裏壁部と、
前記表壁部と前記裏壁部の間に設けられ、前記表壁部と前記裏壁部とに挟まれることで、カードの側面が保持される側壁を形成するリブ状の側壁部と、
によって、カードを収納可能なカードケースであって、
前記側壁部の、前記カードの一辺に相当する部分が前記カードの出し入れ可能に開口されることで開口部が形成され、
前記裏壁部の前記開口部付近には、吊着治具を装着するための懸吊穴が設けられるとともに前記裏壁部に対して外側に弾性変形可能な懸吊部が設けられたことを特徴とする。
これによれば、カードケースにカードを出し入れする際には、懸吊部を裏壁部に対して外側に弾性変形させることにより、懸吊穴に装着された吊着治具が、カードの出し入れの邪魔になることを抑制できる。これにより、カードケースへのカードの出し入れをより円滑に行うことが可能になる。
また、本発明においては、前記懸吊部は、前記裏壁部の一部分が、一部を残して裏壁部の他の部分と切り離されることにより形成されてもよい。
すなわち、本発明においては、裏壁部に所定の切り欠き部を設けることで、裏壁部の一部分を、一部を残して裏壁部の他の部分と切り離すことによって、懸吊部を形成してもよい。そうすると、より簡単な構造で、裏壁部に懸吊部を設けることが可能になる。
また、本発明においては、前記懸吊部は、前記懸吊穴が設けられた懸吊穴形成部と、前記懸吊穴形成部が前記裏壁部に対して外側に変位した際に弾性変形する弾性変形部と、を有し、
前記懸吊穴形成部と前記弾性変形部の幅が異なるようにしてもよい。
すなわち、懸吊部において、懸吊穴の寸法は、吊着治具の寸法などの外的な要因で決定される。それに対し、懸吊部を裏壁部に対して外側に変形させる際に主に弾性変形する弾性変形部の幅や長さには自由度がある。そして、弾性変形部の幅と長さを適宜設定することで、懸吊部の弾性変形のし易さや変形量が決定される。
これに対し、本発明では、懸吊部を、懸吊穴が設けられた懸吊穴形成部と、懸吊穴形成部が裏壁部に対して外側に変位した際に弾性変形する弾性変形部と、によって形成し、懸吊穴形成部と弾性変形部の幅が異なるようにする。これにより、弾性変形部の寸法を適宜設定することができ、懸吊部の弾性変形のし易さや変形量を最適化することが可能になる。
また、本発明においては、前記懸吊穴は、ベルト状の吊着治具を装着可能な横長穴と、該横長穴の長手方向中央に凸状に設けられリング状の吊着治具を装着可能な凸状穴とを有するようにしてもよい。
そうすれば、各種の吊着治具を装着することが可能となり、且つ、リング状の吊着治具を装着した際に、カードケースがカードの法線に垂直な面内で傾いてしまうことを抑制できる。その結果、カードの視認性を向上させることができる。
また、本発明においては、懸吊穴は、該懸吊穴に前記吊着治具を装着して前記カードケースを吊した場合に、前記開口部が上方に開口するように形成されるようにしてもよい。すなわち、本発明では、上述のように、懸吊穴は裏壁部の開口部付近に設けられるので、懸吊穴に吊着治具を装着して吊した場合には、カードケースの自重の関係で、開口部をカードケースの上方に開口させることが可能となる。その結果、より円滑にカードケースへのカードの出し入れを行うことが可能になるとともに、使用者の運動などにより、カードケースに衝撃や振動が加わった場合に、カードがカードケースから脱落してしまうことを、より確実に抑制でき、使用者に安心感を与えることができる。
また、本発明においては、前記側壁部には、収納されたカードの側面を押圧し、側壁部における対向する面との間でカードを挟持する弾性部材が備えられるようにしてもよい。これによれば、カードをより確実にカードケース内に保持することが可能となり、使用者の運動などにより、カードケースに衝撃や振動が加わった場合に、カードがカードケースから脱落してしまうことを、さらに確実に抑制できる。
また、本発明においては、前記裏壁部には、指を挿入して収納されたカードの前記裏壁部に対向する面を前記開口部側に押し出すことが可能な押し出し穴が設けられるようにしてもよい。これによれば、前記弾性部材によって、カードがカードケース内に保持されている状態から、より容易にカードをカードケースから取り出すことが可能になる。
なお、本発明における課題を解決するための手段は、可能な限り組み合わせて使用することができる。
本発明によれば、カードケースにおいて、カードが好適に保護され、且つ、簡単な構成でカードがカードケースから脱落することを抑制でき、または、カードのカードケースへの出し入れを容易に行うことができる。
本発明の実施例1に係るカードケースの六面図である。 本発明の実施例1に係るカードケースの斜視図である。 本発明の実施例1に係るカードケースに吊着治具を装着した状態を示す斜視図である。 従来のカードケースの例を示す図である。
以下に図面を参照して、この発明を実施するための最良の形態を例示的に詳しく説明する。
<実施例1>
本実施例に係るカードケース1は、一枚または複数枚のカードを収納可能なカードケー
スである。図1には、本実施例に係るカードケース1の六面図を示す。図1(a)はカードケース1の正面図、図1(b)はカードケース1の底面図、図1(c)はカードケース1の裏面図である。同じく、図1(d)は上面図、図1(e)は左側面図、図1(f)は右側面図である。このカードケース1は、大まかには、透明なプラスチック製の表壁面2及び裏壁面3と、表壁面2と裏壁面3の左右側面側及び底面側の周縁に挟まれる形で設けられ、収納されたカードの側面に対向する側壁面を形成するリブ部4とにより構成されている。本実施例のカードケース1においては、上記した表壁面2、裏壁面3及びリブ部4によってカードを収納する空間が形成されている。そして、上面図1(d)に示すように、カードケース1の上面側が開放し開口部1aが形成されている。なお、ここで表壁面2は表壁部に、裏壁面3は裏壁部に相当する。また、リブ部4は側壁部に相当する。
リブ部4は、その厚みが、収納可能なカードの合計厚み以上に設定されている。すなわち、このリブ4の厚みを変更することにより収納できるカードの枚数を増減させることが可能である。また、開口部1aにおいて、裏壁面3は表壁面2より長く形成されており、カードを開口部1aから挿入する際のガイドの役割を果たしている。また、開口部1aにおける、裏壁面3が表壁面2より長く形成されている部分には、左右二箇所の押し込み凹部3bが形成されている。
この押し込み凹部3bの最も深い部分は、カードケース1の上方からカードを挿入した場合に、カードの上端がくる高さより若干低くなるように形成されている。また、表壁面2の、上述の押し込み凹部3bの最も深い部分に対向する場所にも、押し込み凹部2bが形成されている。これにより、カードをカードケース1に上方から挿入する場合に、例えば両手の親指で押し込むことで、しっかりとカードの下端が底面側のリブ部4に当接するまで挿入することが可能になっている。
裏壁面3の底面側の両脇の2箇所には押し出し穴としての穴部3aが形成されている。この穴部3aは、カードをカードケース1から取り出す際に、指で直接カードに触れ、押し出すためのものである。例えば両手または片手の親指でカードを上面側に押し出すことで、円滑にカードを開口部1aから排出することが可能になっている。この穴部3aは、親指を挿入することができ、且つ上方にある程度の移動距離が確保できる大きさであれば良い。
また、カードケース1は、図1(a)におけるリブ部4の左側面側に設けられ、リブ部4の内側に突出した弾性部材5を備えている。弾性部材5はゴム製であり、収納されたカードの左側面をカードの右側面側に押圧する。弾性部材5によって押圧されたカードは、右側面側のリブ部4と弾性部材5との間に狭持されて、カードケース1内に安定して保持される。弾性部材5は円柱形であり、その中心の穴部5aに表壁面2及び裏壁面3に固定された軸が貫通しており、軸を中心として回転自在である。
なお、本実施例のカードケース1の材質としては、具体的にはポリプロピレンを用いている。従って、カードケースが他のものにぶつかった際の音を小さくすることができ、軽量で耐久性も高くすることができる。しかしながら、材質は特に、ポリプロピレンに限定されるものではない。
次に、図1〜図3を用いて、カードケース1をストラップなどで懸吊するための構成について説明する。ここで、図2は、カードケース1の斜視図である。図3は、カードケース1にベルト状の吊着治具20及びリング30が接続された状態を示す斜視図である。裏壁面3には、懸吊穴10cが形成された懸吊部10が形成されている。この懸吊部10は、裏壁面3に形成された二箇所の切れ込み3cによって裏壁面3と独立して変形可能に形成されている。また、懸吊部10は、上面側の懸吊穴10cが形成されたヘッド部10a
の幅は広く、ヘッド部10aより底面側で帯状の変形部10bはヘッド部10aより幅が狭くなるように形成されている。ここで、ヘッド部10aは懸吊穴形成部に、変形部10bは弾性変形部に相当する。
懸吊穴10cは、カードケース1にストラップを装着するための吊着治具20がベルト状のものである場合に、当該ベルトが貫通できるような横長のベルト貫通部10dと、吊着治具が紐や金属のリング、ナスカン等である場合に、紐、リングやナスカンが貫通可能な凸状のリング貫通部10eとが形成されている。また、リング貫通部10eは、ベルト貫通部10dの長手方向中央部に形成されている。よって、吊着治具が、ベルト状の幅広のものであっても、リング状の幅狭のものであっても、カードケース1を使用者の首に吊した状態で、カードの法線の周りに傾くことを抑制できる。ここで、ベルト貫通部10dは横長穴に、リング貫通部10eは凸状穴に相当する。
この懸吊部10は、上記のように形成されているため、吊着治具20を装着した状態で、例えば吊着治具20やリング30をカードケース1の外側(換言すると後側)に引っ張ることで、懸吊部10自体を、図3に矢印で示す方向に撓ませることができる。そうすると、吊着治具20を開口部1aから退避させることができるので、カードケース1の開口部1aからのカードの出し入れを円滑に行うことが可能である。なお、カードケース1は通常、プラスチック素材により形成されているので、懸吊部10は弾性変形する。従って、吊着治具20やリング30をカードケース1の外側に引っ張ることを止めると、懸吊部10は初期位置に復帰し、裏壁面3と略同一平面を形成する。そして、懸吊部10の弾性変形による吊着治具20の開口部1aからの退避作業は繰り返し実施することが可能である。
また、本実施例においては懸吊部10が裏壁面3と同一平面に形成されているため、例えば、裏壁面3の後側に、吊着治具を通すための穴を有する突起を設けた場合のように、吊着治具20などを用いて使用者の首に吊した場合に、カードケース1全体が前に傾いてしまうことがない。また、裏壁面3の後側に、吊着治具を通すための穴を有する突起を設けた場合と比較して、カードケース全体を薄く、軽くすることが可能になる。これにより、梱包の際の必要体積を低減することができる。また、一般的なカードケースの重量は、20g前後であるのに対し、本実施例に記載のカードケースでは、重量を10g程度に抑えることができるので、装着感を向上することが可能である。
これは、裏壁面3の後側に、吊着治具を通すための穴を有する突起を設ける場合には、当該突起には曲げやねじりなどの複雑な力が作用するため、ある程度高い剛性と強度が必要となり、肉厚にする必要が生じることに起因する。それに対し、本実施例におけるカードケース1では、懸吊部10が裏壁面3と同一平面に形成されているため、懸吊穴10cには単純に平面内の力しか作用しないので、裏壁面2及び懸吊部10の厚みも薄くすることが可能になる。
以上、説明したとおり、本実施例におけるカードケース1によれば、一枚または複数枚のカードを収納することができるとともに、収納するカードの厚みの合計値がリブ部4の厚み以下であれば、カードを厚み方向に押圧する力は作用しない。また、弾性部材5によって、収納されたカードの側面を押圧して反対側のリブ部4と弾性部材5とでカードの側面を挟んで固定する。よって、カードの表面に組み込まれたICチップなどを傷つけることなく、カードを安定して収納することができる。一般的なカードケースでは、カードを安定して保持するために、カードケース内にカード表面を抑えるため突起を備えている場合もあるが、本実施例ではそのような突起を必要としないので、カード表面を傷めることもない。
また、裏壁面3に形成された二箇所の切れ込み3cによって形成され、懸吊穴10cを有する懸吊部10を備えているので、吊着治具20を装着した状態で、吊着治具20をカードケース1の外側に引っ張ることで、懸吊部10自体を外側に撓ませることができる。これにより、カードケース1の開口部1aから吊着治具20を退避させることができる。従って、カードケース1の開口部が、カードケース1の上面に形成されている場合でも、簡単な構成でカードケース1へのカードの出し入れをより円滑に行うことが可能である。
また、上記した懸吊部10においては、懸吊穴10cが形成されたヘッド部10aの幅は広く、ヘッド部10aより底面側の帯状の変形部10bの幅はヘッド部10aより狭く、ヘッド部10aの幅と変形部10bの幅が異なるように寸法設定されている。換言すると、変形部10bの幅は、ヘッド部10aの幅と関係なく決められている。従って、懸吊部10を弾性変形させる際の荷重の大きさを高い自由度で調整することができる。その結果、懸吊治具20またはリング30をカードケース1の外側に適切な力で引っ張ることで、懸吊部10外側に撓ませることができる。
また、上記した懸吊部10においては、懸吊穴10cは、ベルトが貫通可能な横長のベルト貫通部10dと、紐、リングやナスカンが貫通可能な凸状のリング貫通部10eとを有する。また、リング貫通部10eは、ベルト貫通部10dの長手方向中央部に形成されている。従って、幅広い種類の吊着治具を装着することが可能であり、また、吊着治具がリング状の幅狭のものであっても、カードケース1を使用者の首に吊した状態で、カードケース1が、カードの法線の周りに傾くことを抑制できる。
また、上記した懸吊部10は、裏壁面3の一部分が、一部を残して裏壁面3の他の部分と切り離されることにより形成されているので、懸吊部10をより簡単な構成で設けることが可能である。しかしながら、懸吊部10は必ずしもこの構成である必要はない。弾性を有する別部材を裏壁面3の開口部1a付近に固着することで構成しても構わない。また、ヘッド部10aと変形部10bの形状、幅の関係も上記の実施例と同等のものに限定する必要はない。さらに、懸吊穴10cの形状も、特定の吊着治具が装着できればよく、上記の実施例と同等のものに限定する必要はない。
1・・・カードケース
2・・・表壁面
3・・・裏壁面
3a・・・穴部
3c・・・切れ込み
4・・・リブ部
5・・・弾性部材
10・・・懸吊部
10a・・・ヘッド部
10b・・・変形部
10c・・・懸吊穴
10d・・・ベルト貫通部
10e・・・リング貫通部

Claims (6)

  1. 平板状の表壁部と、
    平板状の裏壁部と、
    前記表壁部と前記裏壁部の間に設けられ、前記表壁部と前記裏壁部とに挟まれることで、カードの側面が保持される側壁を形成するリブ状の側壁部と、
    によって、カードを収納可能なカードケースであって、
    前記側壁部の、前記カードの一辺に相当する部分が前記カードの出し入れ可能に開口されることで開口部が形成され、
    前記裏壁部の前記開口部付近には、吊着治具を装着するための懸吊穴が設けられるとともに前記裏壁部に対して外側に弾性変形可能な懸吊部が設けられ
    前記懸吊部は、前記裏壁部に切れ込み部を設けることで、前記裏壁部の一部分が、一部を残して裏壁部の他の部分と切り離されることにより形成されたことを特徴とするカードケース。
  2. 前記懸吊部は、前記懸吊穴が設けられた懸吊穴形成部と、前記懸吊穴形成部が前記裏壁部に対して外側に変位した際に弾性変形する弾性変形部と、を有し、
    前記懸吊穴形成部と前記弾性変形部の幅が異なることを特徴とする請求項1に記載のカードケース。
  3. 前記懸吊穴は、ベルト状の吊着治具を装着可能な横長穴と、該横長穴の長手方向中央に凸状に設けられリング状の吊着治具を装着可能な凸状穴とを有することを特徴とする請求項1または2に記載のカードケース。
  4. 前記懸吊穴は、該懸吊穴に前記吊着治具を装着して前記カードケースを吊した場合に、前記開口部が上方に開口するように形成されたことを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載のカードケース。
  5. 前記側壁部には、収納されたカードの側面を押圧し、側壁部における対向する面との間でカードを挟持する弾性部材が備えられたことを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載のカードケース。
  6. 前記裏壁部には、指を挿入して収納されたカードの前記裏壁部に対向する面を前記開口部側に押し出すことが可能な押し出し穴が設けられたことを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載のカードケース。
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