JP6400339B2 - 衣類乾燥機 - Google Patents

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Description

本発明の実施形態は衣類乾燥機に関する。
従来より、洗濯乾燥機など衣類乾燥機においては、乾燥室に通風路が連通され、この通風路を通して加熱した空気が乾燥室に供給されることにより、衣類を乾燥させるようにしたものが供されている。
しかして、このものでは、上記通風路が乾燥室に蛇腹状等の可撓性を有する接続ホースで連通されており、このため、衣類を乾燥させる乾燥運転を行うのに伴って衣類から散出するリント(糸くず)が、接続ホースに堆積しやすく、その堆積量が乾燥運転を繰返し行うことにより多くなると、通風路の空気の通りが悪くなり、乾燥運転時間の長延化や乾燥性能の悪化を招来するおそれがある。
これに対して、通風路に空気を高速で送りこむことにより、リントを風力で除去する考えがある(例えば特許文献1参照)。
特開2013−255531号公報
しかしながら、上述のように考えられたものでも、乾燥室に連通した通風路の接続ホースに堆積するリントを除去するには、効果が充分ではなかった。
そこで、乾燥室に連通した通風路の接続ホースに堆積するリントを充分効果的に除去することのできる衣類乾燥機を提供する。
本実施形態の衣類乾燥機は、第1に、揺動可能に設けられた乾燥室と、この乾燥室に可撓性を有する接続ホースで連通させて設けられた通風路と、この通風路を通して前記乾燥室に給気するファンと、前記通風路に設けられて前記乾燥室に供給される空気を加熱する加熱手段とを具備し、前記接続ホースに堆積したリントを除去するリント除去動作の実行を可能としたものであって、そのリント除去動作時には、前記乾燥室を閉塞した状態で、前記ファンの回転速度を高低に変化させることを特徴とする。
本実施形態の衣類乾燥機は、第2に、揺動可能で乾燥室を構成する回転槽と、この回転槽を回転駆動する駆動装置と、前記回転槽に可撓性を有する接続ホースで連通させて設けられた通風路と、この通風路を通して前記回転槽内に給気するファンと、前記通風路に設けられて前記回転槽内に供給される空気を加熱する加熱手段とを具備し、前記接続ホースに堆積したリントを除去するリント除去動作の実行を可能としたものであって、そのリント除去動作時には、前記回転槽内に対する給気量を大きくすると共に、前記回転槽を回転させることを特徴とする。
本実施形態の衣類乾燥機は、第3に、揺動可能で乾燥室を構成する回転槽と、この回転槽を回転駆動する駆動装置と、前記回転槽に可撓性を有する接続ホースで連通させて設けられた通風路と、この通風路を通して前記回転槽内に給気するファンと、前記通風路に設けられて前記回転槽内に供給される空気を加熱する加熱手段とを具備し、前記接続ホースに堆積したリントを除去するリント除去動作の実行を可能としたものであって、そのリント除去動作時には、前記回転槽揺動系の共振回転速度で該回転槽を回転させることを特徴とする。
第1の実施形態を示すリント除去動作の説明図 衣類乾燥機(洗濯乾燥機)全体の、一部を破断した概略縦断側面図 衣類乾燥機(洗濯乾燥機)全体の、一部を破断した概略縦断背面図 循環装置とヒートポンプの概略構成図 電気的構成のブロック図 運転全般の制御内容を示すフローチャート 第2の実施形態を示す図1相当図 第3の実施形態を示す図1相当図 第4の実施形態を示す図1相当図 リント除去動作時の給水量を示す図 第5の実施形態を示す図1相当図 第6の実施形態を示す図1相当図
以下、洗濯乾燥機に適用して、その第1の実施形態につき、図1から図6を参照して説明する。
まず、図2及び図3には、洗濯乾燥機、中でもドラム式(横軸形)洗濯乾燥機の全体構成を示しており、外箱1の内部に水槽2を配設し、水槽2の内部に回転槽(ドラム)3を配設している。回転槽3は、洗濯室兼用の乾燥室を構成するものであり、周側壁の全域に通水及び通風兼用の孔4を有する多孔状を成している。
上記水槽2及び回転槽3は又、ともに軸方向が前後(図3で左右)の横軸円筒状を成すものであり、それをサスペンション5により前上がり(図3で左上がり)の傾斜状態で揺動可能に弾性支持している。なお、サスペンション5は、この場合、例えば磁気粘性流体を使用したアクティブサスペンションなど減衰力可変形のものを採用している。
水槽2及び回転槽3は、ともに前面が開口しており、それに対して、外箱1の前面部のやゝ上向きに傾斜した上部には扉6によって開閉される衣類出入口(図示省略)を形成し、この衣類出入口と水槽2の前面の開口部とを図示しないベローズにより連ねている。
水槽2の背面にはモータ7を取付けている。このモータ7は、例えばアウターロータ形のブラシレスモータであり、回転槽3を直に回転駆動するようになっている。従って、モータ7は回転槽3を回転駆動する駆動装置として機能するものである。
このほか、水槽2の最下部である底部の最後部には、電動の排水弁8を有する排水管路9を接続して設け、この排水管路9により水槽2内の水を機外に排出するようにしている。
水槽2の下方(外箱1の奥底部)には通風ダクト10を配置している。この通風ダクト10は、図3に示すように、左右に長いボックスで、その一端部(図2で左側部)の上部に蛇腹状等の可撓性を有するダクト継手11を介して吸気ダクト12の一端部を接続している。吸気ダクト12は、外箱1内の奥部の一方側(図3で左側)を下部から上方へ、そして図2に示すように前方へと配管しており、他端部(上前端部)をフィルタ13に接続している。
フィルタ13は、もっぱら洗濯物(被乾燥衣類)から散出するリントを捕獲するものであり、このフィルタ13に蛇腹状等の可撓性を有する接続ホース14の一端部を接続し、該接続ホース14の他端部を、前記水槽2の前部の上部に形成した温風出口15に接続している。
一方、通風ダクト10の他端部(図3で右側部)にはファン16を連設している。このファン16は、詳細には、ケーシング16aの内部に送風羽根車16bを収容し、この送風羽根車16bをケーシング16aの外部に取付けたモータ16cにより回転駆動するもので、上記通風ダクト10の他端部には、ケーシング16aの入口部を連通させている。
そして、ファン16のケーシング16aの出口部には、蛇腹状等の可撓性を有するダクト継手17を介して給気ダクト18の一端部を接続している。給気ダクト18は、外箱1内の奥部の他方側(図3で右側)を下部から前記水槽2の背面部に前記モータ7部分を迂回させて配管しており、他端部(上端部)を、前記水槽2の後部の上部に形成した温風入口19(図2参照)に接続している。
これらの結果、前記接続ホース14、フィルタ13、吸気ダクト12、ダクト継手11、通風ダクト10、ファン16のケーシング16a、ダクト継手17、及び給気ダクト18により、前記水槽2の温風出口15と温風入口19とを接続して、水槽2の外部に通風路20を構成しており、すなわち、この通風路20は回転槽3(乾燥室)に接続ホース14で連通させて設けている。
ファン16は、回転槽3内の空気を、図2及び図3に矢印で示すように、水槽2内から上記通風路20を通して水槽2外に出した後、水槽2内に、そして回転槽3内に戻し供給する循環を行わしめるようになっており、もって、通風路20とファン16とにより回転槽3内の空気を循環させる循環装置21を構成している。
そして、通風路20中、通風ダクト10の内部には、上流側(図3で左側)に蒸発器22を配設しており、下流側(図3で右側)に凝縮器23を配設している。これらの蒸発器22及び凝縮器23は、図4に示す圧縮機24及び絞り器25とでヒートポンプ26を構成するもので、このヒートポンプ26においては、接続パイプ27によって、圧縮機24、凝縮器23、絞り器25、蒸発器22、及び圧縮機24の順に、それらをサイクル接続しており(冷凍サイクル)、圧縮機24が作動することによって、サイクルに封入した冷媒を循環させるようになっている。
図4には、ヒートポンプ26と併せて、前記水槽2と循環装置21(吸気ダクト12、通風ダクト10、ファン16、及び給気ダクト18)を概略的に示している。
このほか、図3には、前記外箱1の内上部に設けた給水弁28と、この給水弁28に連通する洗剤投入部を有する給水ケース29、この給水ケース29を前記水槽2に接続する蛇腹状等の可撓性を有する接続ホース30から成る給水装置31を示している。
更に、図5には制御装置32を示しており、この制御装置32は、前記外箱1の内部に配設していて、例えばマイクロコンピュータから成っており、洗濯乾燥機の運転全般を制御する制御手段として機能するようになっている。この制御装置32には、洗濯乾燥機の運転に係る操作を使用者がするための操作パネル(図示省略)における各種操作スイッチから成る操作部33から各種操作信号が入力されると共に、前記扉6の開閉を検知する扉センサ34から扉開閉検知信号が入力され、前記水槽2内の水位を検知するように設けた水位センサ35からは水位検知信号が、前記モータ7の回転数を検知することで回転槽3の回転数を検知する回転センサ36からは回転検知信号が、前記ファン16(モータ16c)の回転数を検知する回転センサ37からも回転検知信号が、それぞれ入力されるようにしている。
そして、制御装置32は、それらの入力並びにあらかじめ記憶された制御プログラムに基づいて、前記給水弁28と、前記モータ7、前記排水弁8、前記ファン16(モータ16c)、及び前記圧縮機24を、駆動回路38を介して駆動制御するようにしている。
次に、上記構成の洗濯乾燥機の作用を述べる。
上記構成の洗濯乾燥機においては、衣類を乾燥させる乾燥運転の終了後にリント除去動作が自動で実行されるようにしている。このために、前記操作パネルにはリント除去動作の実行を選択する操作キーを設けている。
又、上記構成の洗濯乾燥機の乾燥運転は、洗濯運転の後に、又は乾燥運転単独で選択実行されるようになっており、洗濯運転では洗濯行程及び脱水行程が順に、又はそれぞれ単独に選択実行される。
図6は、上述の操作に基づく、制御装置32による制御内容を示しており、電源が投入されると、制御装置32は作動を開始し(ステップS1)、前記操作パネルに対する使用者の操作に基づく運転コースの設定をする(ステップS2)。
次いで、設定した運転コースに乾燥運転が含まれるか否かの判断をし(ステップS3)、乾燥運転が含まれる(YES)と判断されれば、次に、リント除去動作の実行が選択されているか否かの判断をする(ステップS4)。
上記ステップS4で、リント除去動作の実行が選択されている(YES)と判断されれば、最後にリント除去動作を実行する方の設定コースの運転を実行する(S5)。
この場合の設定コースには、洗濯行程、脱水行程、及び乾燥行程がすべて順に、又は選択による組合わせ、もしくは選択による単独であり、そのうちの洗濯行程では、給水弁28を開放させることにより水槽2内に給水し、その後に回転槽3を低速で正逆両方向に交互に回転させる動作が行われる。
脱水行程では、排水弁8を開放させて水槽2内の水を排出した後、回転槽3を高速で一方向に回転させる動作が行われる。
乾燥運転は、乾燥行程を実行するものであり、乾燥行程は、回転槽3を低速で正逆両方向に交互に回転させつつ、回転槽3内に温風を供給する動作が行われる。
回転槽3内に温風を供給する動作は、詳しくは、ファン16を駆動すると共に、ヒートポンプ26の圧縮機24を駆動することで行われる。そのうちのファン16の駆動により、回転槽3内の空気が水槽2内から通風路20の吸気ダクト12を経て通風ダクト10内に流入される。
一方、ヒートポンプ26の圧縮機24の駆動により、ヒートポンプ26に封入した冷媒が圧縮機24により圧縮されて高温高圧の冷媒となり、その高温高圧の冷媒が凝縮器23を流れて、通風ダクト10内の空気と熱交換する。その結果、通風ダクト10内を通る空気が加熱され、反対に、凝縮器23内の冷媒は温度が低下して液化される。この液化された冷媒が、次に、絞り器25を通って減圧された後、蒸発器22を流れ、気化する。それにより、蒸発器22は通風ダクト10内を通る空気を冷却する。蒸発器22のパイプ21aを通過した冷媒は圧縮機24に戻る。
これらにより、前記水槽2内から通風ダクト10内に流入した空気は、蒸発器22で冷却されて除湿され、その後に凝縮器23で加熱されて温風化される。従って、蒸発器22は通風ダクト10内を通る空気の除湿をする除湿手段として機能するものであり、凝縮器23は同空気の加熱をする加熱手段として機能するものである。そして、温風化された空気は、ファン16により、給気ダクト18を経て水槽2内に供給され、更に回転槽3内に供給される。従って又、蒸発器22は通風路20を通して回転槽3内に供給される空気の除湿をする除湿手段として機能するものであり、凝縮器23は同空気の加熱をする加熱手段として機能するものである。
回転槽3内に供給された空気(温風)は、回転槽3内の衣類の水分を奪った後、水槽2内から吸気ダクト12を経て通風ダクト10内に流入する。かくして、蒸発器22及び凝縮器23を有する通風ダクト10と回転槽3との間を回転槽3内の空気が循環することにより、回転槽3内の衣類が乾燥される。従って、このときに、回転槽3は乾燥室として機能する。
この乾燥運転中には、回転槽3内の衣類から散出したリントが接続ホース14に付着する。そのリントは水槽2内から接続ホース14を経て出る空気に運ばれてフィルタ13を通過する過程で該フィルタ13に捕獲されるが、特にこの場合、接続ホース14は回転槽3内空気の出口となっており、しかも、フィルタ13の上流側に存在するため、リントが付着して堆積しやすい。
設定コースが終了すれば、運転を終了して(ステップS6)、扉センサ34の検知結果から、扉6が開放されたか否かの判断をする(ステップS7)。この扉6が開放されたか否かの判断は、回転槽3内から衣類が取出されたか否かの判断であって、扉6が開放された(YES)と判断されるまで、このステップS7を繰返して待機する。
ステップS7で、扉6が開放された(回転槽3内から衣類が取出された)と判断されれば、次に、扉センサ34の検知結果から、扉6が閉鎖されたか否かの判断をし(ステップS8)、この場合も、扉6が閉鎖された(YES)と判断されるまで、このステップS8を繰返して待機する。
ステップS8で、扉6が閉鎖されたと判断されれば、次に、リント除去動作を実行する(ステップS9)。図1は、本実施形態のリント除去動作の実行内容を示しており、ファン16の回転速度を高低に変化させるようにしている。この場合、「高」の回転速度は、例えば前記乾燥運転時のファン16の回転速度と同等としているが、それより高くても、あるいは若干低くても良い。又、「低」の回転速度は、駆動の休止によるものとしているが、回転速度を低めて駆動するものとしても良い。更に、その高低の切換え周期は、所定時間として例えば10〔秒〕間隔としており、すなわち、10〔秒〕間を「高」とし、次の10〔秒〕間を「低」とするのを複数回繰返すようにしている。
更に、この場合、リント除去動作は、扉6が閉じたことが検知されるのを条件に実行するのであるから、水槽2から回転槽3すなわち乾燥室を閉塞した状態で実行される。
これらにより、ファン16の回転速度を「高」としたときには、回転槽3内への給気量が増加し、回転槽3内の気圧が上昇することによって、サスペンション5により揺動可能に弾性支持された回転槽3(水槽2)は、その空気の送り込み先の方向(本実施形態では前方)に動き、それに接続ホース14が追従することで撓む。
一方、ファン16の回転速度を「低」としたときには、回転槽3内への給気量が低下し、回転槽3内の気圧も低下することによって、サスペンション5により揺動可能に弾性支持された回転槽3は、その空気の送り込み元の方向(本実施形態では後方)に戻り、それに接続ホース14も追従することで戻る。
これを繰返して回転槽3を前後に振動させるものであり、接続ホース14もそれに追従して前後に振動する。この振動により、接続ホース14に堆積されたリントを剥がし落として除去することができる。
このようにして本実施形態においては、乾燥室である回転槽3に連通した通風路20の接続ホース14に堆積したリントを充分効果的に除去することができるものであり、それによって、通風路20の空気の通りを良好に保ち得、乾燥運転時間の長延化や乾燥性能の悪化を招来することのないようにできる。
なお、接続ホース14から除去されたリントは、フィルタ13を通る空気に運ばれて該フィルタ13に捕獲されるものであり、もしくは水槽2内に運ばれて次の洗濯運転の際に排水とともに機外に排出される。
又、本実施形態においては、上記接続ホース14を通風路20に設けたフィルタ13に接続している。これにより、上述のように、接続ホース14から除去されたリントを直後にフィルタ13で捕獲でき、通風路20の他の部分への付着堆積を防止することができる。
更に、本実施形態においては、リント除去動作を乾燥運転の終了後に自動で実行できるようにしている。これにより、次回の乾燥運転を接続ホース14にリントの堆積のない清浄な状態で行うことが自動ででき、乾燥運転時間の長延化や乾燥性能の悪化を招来することの一層ないようにできる。
但し、このリント除去動作は、全運転の開始前に自動で実行するようにしても良く、このようにしても、当該運転時の乾燥運転を接続ホース14にリントの堆積のない清浄な状態で行うことが自動でできて、乾燥運転時間の長延化や乾燥性能の悪化を招来することの一層ないようにすることができる。更に、このリント除去動作は、自動でなく、マニュアル操作でそれのみを選択して行うようにしても良い。
なお、前記ステップS9の後には、リント除去動作を終了して(ステップS10)、制御動作を終了する(S11)。
又、前記ステップS3で、乾燥運転が含まれない(NO)と判断されれば、乾燥運転を含まない他の行程による設定コースの運転を実行して(S12)、運転を終了し(ステップS13)、ステップS11に進む。
更に、前記ステップS4で、リント除去動作の実行が選択されていない(NO)と判断されれば、リント除去動作の実行しない他の行程による設定コースの運転を実行して(S14)、運転を終了し(ステップS15)、ステップS11に進む。
このほか、本実施形態においては、リント除去動作の実行を一度選択すると、それが記憶され、解除するまで毎回、乾燥運転の終了後にはリント除去動作が実行されるようにしている。これにより、毎回リント除去動作の実行を毎回選択する必要がないので、使い勝手を良くすることができる。
以上に対して、図7から図12は第2から第6の実施形態を示すもので、それぞれ、第1の実施形態と同一の部分には同一の符号を付して説明を省略し、異なる部分についてのみ述べる。
[第2の実施形態]
図7に示す第2の実施形態においては、リント除去動作時に、回転槽3内に対する給気量を大きくすると共に、回転槽3を回転させるようにしている。
この場合、ファン16の回転速度を乾燥運転時のそれより高く設定することで、回転槽3内への給気量を大きくし、同時に回転槽3を最初50〔rpm〕程度で回転させ、その後に400〔rpm〕程度に速度を上げて回転させるようにしている。
これにより、乾燥運転時の給気量では除去できない接続ホース14の堆積リントを、それより大きな給気量(風力)で剥がし落として除去することができるし、それと同時に回転槽3を回転させることで振動をも起こし、接続ホース14もそれに追従させて振動させるので、これによっても、接続ホース14に堆積されたリントを剥がし落として除去することができる。
[第3の実施形態]
図8に示す第3の実施形態においては、リント除去動作時に、回転槽3揺動系の共振回転速度で該回転槽3を回転させるようにしている。この場合、回転槽3揺動系とは、サスペンション5で揺動可能に弾性支持された水槽2、及びこの水槽2に一体的に設けられた回転槽3を指しているものであり、これらの共振回転速度は例えば170〔rpm〕であるから、リント除去動作時には回転槽3を例えば170〔rpm〕の速度で回転させるものである。
このようにすることにより、回転槽3が大きく振動するため、接続ホース14もそれに追従させて大きく振動させ、その振動により、該接続ホース14の堆積リントを剥がし落として除去することができる。
[第4の実施形態]
図9及び図10に示す第4の実施形態においては、リント除去動作時に、給水弁28を開放させて水槽2内に水を貯留し、この状態で回転槽3を回転させるようにしている。
このために、本実施形態のリント除去動作時には、最初に水槽2内に回転槽3の一部を浸漬する量の水を供給する。図10は、このときの給水量(貯留水位)を示しており、水槽2内には回転槽3の最下部から若干上方の部位を浸漬する量の水Wが供給され、貯留される。
次に、回転槽3を最初50〔rpm〕程度で回転させ、その後に400〔rpm〕程度に速度を上げて回転させる。これにより、回転槽3は、周側部の一部ずつが、水槽2内に貯留した水Wに順次入りつつ回転し、その水の抵抗を順次受けて振動する。これに接続ホース14が追従して振動するので、それにより、接続ホース14に堆積されたリントを剥がし落として除去することができる。
又、このとき、接続ホース14は、回転槽3の回転で巻き上げられた水が飛び入る位置に設けている。これにより、接続ホース14に堆積されたリントを、その飛び入る水の勢いと、含水によるリントの重量増加とにより、剥がし落として除去することもできる。
この場合、減衰力可変形のサスペンション5においては、例えば磁気粘性流体への通電をしないこと等により、減衰力を弱めた状態に設定することで、回転槽3が振動しやすくすると、接続ホース14に堆積されたリントの剥がし落とし効果を上げることができる。
このようにして接続ホース14に堆積されたリントの剥がし落としを行った後、水槽2内に再度給水し、その後に回転槽3を断続回転させる。これにより、剥がし落としたリントの付着した回転槽3を洗い、付着したリントを剥がす。
そして、その後に、排水弁8を開放させつつ回転槽3を回転させることによる排水脱水を行って、回転槽3から剥がし落としたリントを廃水と共に機外に排出する。
このようにしても、接続ホース14に堆積しがちなリントを充分効果的に除去することができる。
[第5の実施形態]
図11に示す第5の実施形態においては、上記第4の実施形態におけるリント除去動作時の給水を回転槽3の回転時にも続けて行うようにしている。
このようにすることにより、リント除去動作時の回転槽3の回転時における貯水量を増して、接続ホース14に堆積されたリントの剥がし落としをすることができる。
[第6の実施形態]
図12に示す第6の実施形態においては、第4の実施形態(第5の実施形態でも良い)におけるリント除去動作時に、ファン16を回転させるようにしている。
このようにすることにより、風力によるリントの剥がし効果が加えられると共に、水の飛ばし効果も風力で増し、接続ホース14に堆積しがちなリントの一層効果的な除去ができる。
以上説明した衣類乾燥機は、上記実施形態にのみ限定されるものではなく、特に機全体としては、上述の横軸形に限られず、水槽及び回転槽を縦軸状に有する縦軸形であっても良いし、又、本来的には洗濯と乾燥の両機能を有する洗濯乾燥機に限られず、乾燥機能のみを有する衣類乾燥機に適用できる。更に、除湿手段及び加熱手段も、上述の蒸発器及び凝縮器には限られず、水冷又は空冷の除湿器と電熱ヒータ等であっても良いなど、要旨を逸脱しない範囲内で適宜変更して実施し得る。
そのほか、本発明の幾つかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると共に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
図面中、2は水槽、3は回転槽(乾燥室)、7はモータ(駆動装置)、13はフィルタ、14は接続ホース、16はファン、20は通風路、22は蒸発器(除湿手段)、23は凝縮器(加熱手段)、31は給水装置、32は制御装置(制御手段)を示す。

Claims (5)

  1. 揺動可能に設けられた乾燥室と、
    この乾燥室に可撓性を有する接続ホースで連通させて設けられた通風路と、
    この通風路を通して前記乾燥室に給気するファンと、
    前記通風路に設けられて前記乾燥室に供給される空気を加熱する加熱手段とを具備し、
    前記接続ホースに堆積したリントを除去するリント除去動作の実行を可能としたものであって、
    そのリント除去動作時には、前記乾燥室を閉塞した状態で、前記ファンの回転速度を高低に変化させることを特徴とする衣類乾燥機。
  2. 揺動可能で乾燥室を構成する回転槽と、
    この回転槽を回転駆動する駆動装置と、
    前記回転槽に可撓性を有する接続ホースで連通させて設けられた通風路と、
    この通風路を通して前記回転槽内に給気するファンと、
    前記通風路に設けられて前記回転槽内に供給される空気を加熱する加熱手段とを具備し、
    前記接続ホースに堆積したリントを除去するリント除去動作の実行を可能としたものであって、
    そのリント除去動作時には、前記回転槽内に対する給気量を大きくすると共に、前記回転槽を回転させることを特徴とする衣類乾燥機。
  3. 揺動可能で乾燥室を構成する回転槽と、
    この回転槽を回転駆動する駆動装置と、
    前記回転槽に可撓性を有する接続ホースで連通させて設けられた通風路と、
    この通風路を通して前記回転槽内に給気するファンと、
    前記通風路に設けられて前記回転槽内に供給される空気を加熱する加熱手段とを具備し、
    前記接続ホースに堆積したリントを除去するリント除去動作の実行を可能としたものであって、
    そのリント除去動作時には、前記回転槽揺動系の共振回転速度で該回転槽を回転させることを特徴とする衣類乾燥機。
  4. 前記通風路にリントを捕獲するフィルタが設けられ、前記接続ホースがそのフィルタに接続されていることを特徴とする請求項1からのいずれか一項記載の衣類乾燥機。
  5. 前記リント除去動作が、衣類を乾燥させる乾燥運転の終了後に自動で実行されることを特徴とする請求項1からのいずれか一項記載の衣類乾燥機。
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