JP6400079B2 - アキュムレータの管理装置 - Google Patents

アキュムレータの管理装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6400079B2
JP6400079B2 JP2016509449A JP2016509449A JP6400079B2 JP 6400079 B2 JP6400079 B2 JP 6400079B2 JP 2016509449 A JP2016509449 A JP 2016509449A JP 2016509449 A JP2016509449 A JP 2016509449A JP 6400079 B2 JP6400079 B2 JP 6400079B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
accumulator
pack
management device
values
cover
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2016509449A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2016524780A (ja
Inventor
シルヴィ ジェニ
シルヴィ ジェニ
メラニー アリア
メラニー アリア
カロリーヌ クティエ
カロリーヌ クティエ
バロン エステル ル
バロン エステル ル
ソフィ メレ
ソフィ メレ
Original Assignee
コミッサリア ア レネルジー アトミーク エ オ ゼネルジ ザルタナテイヴ
コミッサリア ア レネルジー アトミーク エ オ ゼネルジ ザルタナテイヴ
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by コミッサリア ア レネルジー アトミーク エ オ ゼネルジ ザルタナテイヴ, コミッサリア ア レネルジー アトミーク エ オ ゼネルジ ザルタナテイヴ filed Critical コミッサリア ア レネルジー アトミーク エ オ ゼネルジ ザルタナテイヴ
Publication of JP2016524780A publication Critical patent/JP2016524780A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6400079B2 publication Critical patent/JP6400079B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01MPROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
    • H01M10/00Secondary cells; Manufacture thereof
    • H01M10/42Methods or arrangements for servicing or maintenance of secondary cells or secondary half-cells
    • H01M10/48Accumulators combined with arrangements for measuring, testing or indicating the condition of cells, e.g. the level or density of the electrolyte
    • H01M10/482Accumulators combined with arrangements for measuring, testing or indicating the condition of cells, e.g. the level or density of the electrolyte for several batteries or cells simultaneously or sequentially
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01MPROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
    • H01M10/00Secondary cells; Manufacture thereof
    • H01M10/42Methods or arrangements for servicing or maintenance of secondary cells or secondary half-cells
    • H01M10/48Accumulators combined with arrangements for measuring, testing or indicating the condition of cells, e.g. the level or density of the electrolyte
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01MPROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
    • H01M10/00Secondary cells; Manufacture thereof
    • H01M10/05Accumulators with non-aqueous electrolyte
    • H01M10/052Li-accumulators
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01MPROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
    • H01M10/00Secondary cells; Manufacture thereof
    • H01M10/42Methods or arrangements for servicing or maintenance of secondary cells or secondary half-cells
    • H01M10/425Structural combination with electronic components, e.g. electronic circuits integrated to the outside of the casing
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01MPROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
    • H01M10/00Secondary cells; Manufacture thereof
    • H01M10/42Methods or arrangements for servicing or maintenance of secondary cells or secondary half-cells
    • H01M10/425Structural combination with electronic components, e.g. electronic circuits integrated to the outside of the casing
    • H01M2010/4271Battery management systems including electronic circuits, e.g. control of current or voltage to keep battery in healthy state, cell balancing
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01MPROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
    • H01M2200/00Safety devices for primary or secondary batteries
    • H01M2200/20Pressure-sensitive devices
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01MPROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
    • H01M50/00Constructional details or processes of manufacture of the non-active parts of electrochemical cells other than fuel cells, e.g. hybrid cells
    • H01M50/50Current conducting connections for cells or batteries
    • H01M50/572Means for preventing undesired use or discharge
    • H01M50/574Devices or arrangements for the interruption of current
    • H01M50/578Devices or arrangements for the interruption of current in response to pressure
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/10Energy storage using batteries

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Electrochemistry (AREA)
  • General Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Secondary Cells (AREA)
  • Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
  • Protection Of Static Devices (AREA)
  • Charge And Discharge Circuits For Batteries Or The Like (AREA)

Description

本出願は、電気化学発電装置の技術分野に属する。本発明は、より詳細には、アキュムレータをその使用中に監視し追跡することを可能にする装置及びその装置の使用方法に関する。換言すると、本発明は、電気化学アキュムレータの動作の管理と関連した技術分野を対象とする。
本出願の範囲内で、用語「アキュムレータ」は、セパレータによって分離され全体が電解質と接する正電極と負電極で構成された電気化学電池を指す。
アキュムレータは、開けることができまた検討される技術と実施される電気化学的メカニズムに応じて部分的に不浸透性又は完全に不浸透性のカバーによって外部環境から分離されることがある。したがって、材料と添加物(その一部は汚染物質又は有毒な可能性がある)は、外部環境を汚染する危険なしに隔室に収容される。その結果、全体は、以下で要素と呼ばれる単位物体を構成する。実際的な理由のため、また検討される貯蔵システムのエネルギーを増やすために、幾つかのアキュムレータ要素が、他のカバー内に収集されてバッテリ若しくはモジュール、更にはパックが構成される。モジュール又はパックは、直列及び/又は並列に接続された幾つかのアキュムレータを含むことができる。
構成する化学元素によって特徴付けられた様々なタイプのアキュムレータがある。例えば、アキュムレータが、リチウムイオンの可逆的な混入と放出を可能にする(合金を形成する金属内の挿入又は変換メカニズムによる)陰極と陽極を有するとき、アキュムレータは、リチウムイオン型のものであり、より一般的にはリチウムアキュムレータと呼ばれる。より正確には、リチウムイオンアキュムレータは、多くの場合ナノスケールの寸法を有し、またシリコン又はすず、更にはLi4Ti512スピネル型リチウム化酸化チタンを含む、黒鉛炭素又は金属合金からなる負電極(放電プロセス中は陰極)を含むことができる。陰極(放電プロセス中は陽極)は、例えば、コバルト(LiCoO2)及び/又はマンガン(LiMn24)及び/又はニッケル(Li(Co,Ni,Mn)O2)又はリチウム化リン酸鉄(LiFePO4)を含む遷移金属酸化物でよい。したがって、正電極と負電極間でリチウムイオンの可逆的交換が可能であり、放電時に陰極によって放電されるリチウムイオンは、陽極に混入され、充電時には逆の反応が起こる。電極は、リチウム塩が溶かされた有機溶液(一般に無水非プロトン有機溶媒からなる)に浸漬される。有機電解質の存在は、水に成分(活性物質、リチウム塩)を反応させるために必要とされ、このことは、本明細書で更に説明されるような水性電解質とは異なるリチウムアキュムレータの充電の最後の挙動を意味する。
リチウム電気化学電池を構成する要素は、様々に配置されうる。例えば、これらの様々な要素は、角柱又は円柱を構成するように互いに重ね合わされてもよい。電気化学電池を巻き付けることによって円柱形アキュムレータを得ることができる。多くの場合、この巻いたものは、電気化学電池が巻き付けられる中心コアを含むことができる。中心コア又はマンドレルは、金属又はプラスチックタイプのものでよい。電気化学電池の構成要素を外部環境から分離することを可能にする密閉カバーは、柔軟でヒートシールされてもよく、さらには端と縁が溶接された剛性ケースを構成するように剛性でもよい。したがって、カバーは、ステンレス鋼、アルミニウム型プラスチック、又は金属材料で構成されうる。
リチウムアキュムレータの通常使用は、電気化学電池の充電及び放電サイクルを含む。より正確には、リチウムイオンは、これらのサイクル中に電極を含む材料内に可逆的に移動するか挿入され、電極は、そのようなサイクル中にその結晶構造及び容積を変化させる酸化又は還元反応を受ける。電極が受ける変形により、アキュムレータが充電プロセスにあるか放電プロセスにあるかを知ることができる。これらのサイクルを特徴付けるために「充電状態」も使用される。
リチウムアキュムレータは、過充電又は過放電現象に対する非許容性によって、他のタイプのアキュムレータと区別される。実際には、リチウム電気化学電池は、有機電解質を含み、この有機電解質は、水性電解質と違って、長過ぎるか異常な充電サイクル中にアキュムレータに生じる過充電電流を(二次反応の存在により)消費できない。水性電解質は、従来の水電気分解反応(正電極で酸素を形成し、負電極で水素を形成する。それぞれ水の酸化と還元)によって、そのような過充電電流の消費を可能にする。リチウムアキュムレータの場合は、特別な添加物の導入を除き、有機電解質で、過充電電流の一部を消費する二次的かつ可逆的な電気化学反応が起こらないことがある。その結果、過充電電流は、リチウムが混入された電極材料の結晶構造とガス状態の電解質を劣化させる。このように形成されたガスは、パックカバーに閉じ込められてその内圧を高める。したがって、過充電電流が多過ぎると、アキュムレータをその外部環境から分離するカバーの爆燃が起こる可能性がある。過放電の場合は、黒鉛電極を保護する表層が、ガス状態で分解され、過リチウム化現象が正電極で起こって体積が増える。したがって、アキュムレータの過放電は、過充電と同じ効果を引き起こすことがある。また、過充電現象は、アキュムレータの熱暴走を引き起こしてこれらの構成要素及び/又は保護カバーを溶解させる可能性がある。パックのこのような不可逆的劣化を防ぐには、リチウムアキュムレータの充放電サイクルの許容限度を知る必要がある。換言すると、電流値からリチウムアキュムレータが過充電状態か過放電状態かを知る必要がある。これらの状態は、用語「セイフティ状態」と呼ばれる。
また、リチウムアキュムレータの構成要素は、その使用及びエージング中に、ガス状態で劣化される。そのように形成されたガスは、アキュムレータがセイフティ状態のときよりゆっくりと少しずつ放出される。前述のように、アキュムレータのエージングは、パックの爆発又はアキュムレータの熱暴走を引き起こすことがある。実際には、アキュムレータのエージングが進むと、電極が不均一に劣化し、電極の一方でのリチウム混入特性が変化することがある。したがって、電気化学反応が、電極で不均一になり、アキュムレータの熱暴走を引き起こす可能性がある。
安全上の理由で、アキュムレータのエージング状態(「健全状態」とも呼ばれる)を知ることも必要である。
パックの前述の状態のうちの1つを知り検出することを可能にする様々な装置がある。
例えば、パックがセイフティ状態にならないようにするために、パックカバーに安全弁を接続することができる。これにより、カバー内の圧力が臨界値を超えたとき、弁は、カバー内に収容されたガスを外部環境に放出する。この解決策は、一方で、カバー内に閉じ込められることが望ましい環境上有害な化合物を放出し、他方で、カバーの不透過性が不可逆的に破壊されるためアキュムレータが使用できなくなるので、きわめて厳しい。
温度ヒューズを使用することにより、パックの爆燃又は爆発の危険を制限することができ、パック温度がその正常動作温度より30℃〜50℃高い臨界値を超えたときに同一パック内にある電気化学電池を無効にすることができる。温度ヒューズが作動した後、アキュムレータとその外部環境との間の電気接続が不可逆的に切り換えられる。この解決策と関係するもう1つの欠点は、パック内の温度ヒューズが占めるスペースである。更に、付加的な温度ヒューズがパックに追加されたとき、電気接続の接触抵抗を最小にするように注意を払わなければならない(非特許文献1)。換言すると、パック内に1つ以上の温度ヒューズがあると、パック故障のリスクが高まり、電気化学電池をその外部環境から分離するカバー体積が増える。
別の選択肢によれば、パック内に分離要素(又は「シャットダウン」)を配置することができる。分離要素は、3つの高分子フィルムを含む。中心のポリエチレンフィルムは、他の2つのポリプロピレン周辺フィルムより低い融点を有する。周辺フィルムは、約110℃でその孔が閉塞し、それにより「化学的カットオフスイッチ」として働く。中心フィルムは、温度的により安定しており、電極間の物理的分離を維持することを可能にする。パックの内部温度が、80℃〜180℃の臨界値を超えると、パックは、電流の送出も受け取りもしなくなる。180℃を超えると、高分子のフィルムは、その機械的完全性を失い、電極が短絡する(非特許文献2)。前述の装置と同様に、分離要素は、セイフティ状態のときにパックを不可逆的に劣化させる。換言すると、この安全装置を作動させた後はパックを使用できなくなる。
パックがセイフティ状態で使用されるのを防ぐもう1つの解決策は、アキュムレータの過充電中に、正電極を構成する材料の代わりに酸化させることができるレドックスシャトル分子と呼ばれる添加物を、電気化学電池の電解質に入れることである。これらの分子は、過充電時にパックに注入された過剰電荷を吸収し、これにより過充電が終わるまで、陰極電位をレドックス分子の酸化電位に対して阻止する(非特許文献3)。
別の解決策によれば、パックの端子で電圧を測定し追跡することによって、パックの健全状態を監視することができる。
このために、電圧の変化は、検出されるほど十分に高くなければならない。しかし、幾つかのアキュムレータから成るパックでは、この測定は、パックに収容された全てのアキュムレータに拡張される。したがって、正常に動作している幾つかのアキュムレータからはアキュムレータの過充電を検出することができない。他方、パックの端子の電圧の測定は、測定された電圧が充電状態の値に固有でない限り、信頼できる情報を提供することができない。これは、例えば、アキュムレータが広範囲の充電状態で同じ電位を有する場合である。LiFePO4/Li4Ti512アキュムレータの場合は、両方の2つの活性物質LiFePO4とLi4Ti512が、広いプラトーを有する平らな電位曲線を有すると言うことができる。したがって、そのようなアキュムレータの電圧変化は、広範囲の充電状態でほとんど一定であり、したがって、電圧値は、要素の充電状態に固有ではない(非特許文献4)。この結果、各要素間の電圧差の測定に基づいて要素間の充電状態のバランスをとるのが複雑になる。更に、パックの動作条件(パックの端子での電流値、内部温度)が、パック挙動を変化させ、測定値の解釈を妨げることがある。したがって、アキュムレータは、未検出のセイフティ状態のことがある。
歪みゲージを使用してアキュムレータのプールの充電状態を知ることもできる。
例えば、特許文献1は、幾つかのアキュムレータ(前記文献の図2と図8)を含むパック(22)又は(48)の表面にそれぞれ接合された2つの歪みゲージ(24,26)又は4つの歪みゲージ(40,42,44,46)の使用について言及している。前記ゲージによって得られた測定値から、パック(22,48)の充電状態を知ることができる。
別の例によれば、特許文献2は、歪みゲージ(114)(図1)を含むテープ(118)に束ねられた幾つかのリチウムアキュムレータ(102)について言及している。歪みゲージは、テープ(118)の変形によって、アキュムレータのプールの体積変化を測定することができる。そのような測定値から、全てのアキュムレータ(102)の充電、安全及び健全状態を知ることができる。以下の図2は、特許文献2の図5に対応し、この図は、歪みゲージ(118)によって得られた測定値(504)が、全てのアキュムレータ(段落[036,038])の最小充電値を検出するのに不十分であることをはっきりと示している。このために、そのような測定値をアキュムレータの端子で得られた電圧測定値で完成させなければならない。
リチウムアキュムレータは、セイフティ状態で使用されるのを防ぎアキュムレータを最適な状態で確実に使用できるようにするために充電状態の厳密な管理と監視を必要とする繊細な技術である。このためには、充電状態を監視しアキュムレータの健全状態を知ることができることが求められる。したがって、本出願の目的は、アキュムレータの充電状態を監視し、健全状態を知ることを可能にする装置及びその使用方法を提供することである。
米国特許第6,407,553号 WO2011/072295号
Investigating electrical contact resistance losses in lithium-ion battery assemblies for hybrid and electric vehicles」P. Taheri, S. Hsieh, M. Bahrami, Journal of Power Sources, 196 (2011) 6525-6533 Battery Separators", P. Arora, Z. Zhang, Chem. Rev., 104 (2004) 4419-4462 Redox shuttles for safer lithium-ion batteries」Z. Chen, Y. Qin, K. Amine, Electrochimica Acta, 54 (2009) 5605-5613 Lithium Intercalation and Deintercalation Processes in Li4Ti5O12and LiFePO4」D.V.Safronov, S.A.Novikova, A.M.Skundin, and A.B.Yaroslavtsev, Inorganic Materials, 2012, Vol. 48, No.1, pp. 57-61.
本発明の目的は、前述の問題に対する解決策を提供することである。
本発明は、
−少なくとも3つの歪みゲージを含む複数の歪みゲージであって、少なくとも3つの別々の応力軸に沿った応力を測定するように構成された歪みゲージと、
−各ゲージが前記応力軸方向に受けた歪みを測定するための測定装置と、
−可逆的な電気スイッチと、
−測定装置によって得られた測定値に応じて、電気スイッチの開閉を制御するか、制御するように特別にプログラムされた計算装置とを含む、アキュムレータの管理装置に関する。
用語「応力軸」は、歪みゲージが、受ける機械的歪みを測定する軸を定義する。
スイッチは、装置をそのクライアント環境から電気的に接続しかつ/又は切断することを可能にする。クライアント環境は、前記装置に電気的に接続され、装置(例えば、アキュムレータ)を電気的に充電及び/又は充電する可能性のある全ての導電要素を指す。
計算装置は、第1の一連の値と、第1の一連の値と異なる第2の一連の値とを含む記憶装置を含むことができる。計算装置は、測定装置によって得られた測定値が第1の一連の値に属するときに電気スイッチを閉じるか、測定装置によって得られた測定値が第2の一連の値に属するときに電気スイッチを開くように制御することができる。
計算装置は、その初期状態に対して測定された歪みゲージの伸長−収縮(又は、牽引−圧縮)を計算するステップを含むアルゴリズムを実施することができる。計算装置は、記憶メモリに結合されたマイクロプロセッサを含むことができる。計算装置は、例えば、コンピュータでよい。
計算装置は、複数の歪みゲージによって測定された応力の漸進的変化の計算結果を、計算装置によって記憶された第1の一連の値又は第2の一連の値で識別するアルゴリズムを実施することができる。
応力の漸進的変化を計算するステップは、時間tにおける横座標(d(t))とモール円の半径(r(t))の計算を含むことができる。
計算装置は、d(t)とr(t)の計算値を表示するための表示装置を含むことができることがある。1対の値(d(t);r(t))は、直角基準系で示された関数f(t)として表わすことができ、値d(t)は縦座標に対応し、値r(t)は横座標に対応する。
複数の歪みゲージは、電流の出口と入口のための逆極性を有する接続端子を含むアキュムレータのカバーと接触されてもよく、それにより、歪みゲージが、カバーに加わる機械的応力を測定する。検討されるアキュムレータ技術により、前記カバーに収容された少なくとも1つのアキュムレータを不浸透的に収容するように気密でよい。
複数の歪みゲージは、カバーの1つ以上の外側面に固定、取り付け、又は接合されてもよく、内側面は、アキュムレータに対向する面である。これと反対に、歪みゲージは、カバーの内側面に対して又はアキュムレータの1つの要素に対して取り付けられたカバー内に位置決めされてもよい。ゲージの位置決めは、パックを構成するカバー又はアキュムレータが受ける応力を、最大振幅を有する信号によって測定するように最適化される。好ましいゲージの位置は、要素が最大歪みを有するゾーン内、円柱状要素の場合には基礎の高さの半分にある中央ゾーン上又は角柱要素の対角直線が近い角度で通るゾーン上である。
カバー内に収容されカバー上で使用可能なアキュムレータの接続端子は、管理装置に属する電気スイッチと、別のアキュムレータ自体のカバーに収容されその別のアキュムレータの少なくとも1つの接続端子とに接続されてもよい。アキュムレータの接続端子は、それ自体のカバーに収容された他の幾つかのアキュムレータの同じ極性を有する接続端子に接続されうることがある。このように作成されたアキュムレータの組立体は、第2のカバー内に、それぞれの負極性と正極性の2つの接続端子が前記カバー上にある状態で、収集されてもよい。
アキュムレータは、多くの場合マンドレルに巻き付けられた角柱又は円柱形状でよい。アキュムレータは、リチウムアキュムレータでもよく、同等設計(角柱、円柱)のニッケルーカドミウム又はニッケル−金属水素化物技術のアキュムレータでもよい。
本出願は、また、前述のような少なくとも2つのアキュムレータを収容するカバーを含むパックに関する。パックに収容された各アキュムレータは、それ自体の管理装置を含むことができる。
本発明は、また、アキュムレータの完全性を維持するために、第1の一連の測定値を計算装置の記憶装置に記録し、前記測定値が、アキュムレータの充放電時に測定装置によって得られる段階を含む、前述の管理装置を較正する方法に関する。
較正方法は、また、アキュムレータの完全性の不可逆的破壊を防ぐために、第2の一連の測定値を計算装置の記憶装置上に記録し、前記測定値が、アキュムレータを充放電する際に測定装置によって得られる段階を含むことができる。
換言すると、第1の一連の測定値に属する値は、充電状態と関連付けられうる。第2の一連の測定値に属する値は、健全状態又は進行エージング状態と関連付けられうる。
管理装置は、較正された後で、パックの使用を最適に管理できるように上記パックと類似又は同一のパック上に取り付けられてもよい。
換言すると、本発明は、好ましい向きで位置決めされた歪みゲージの結合使用による管理装置及び管理装置を較正する方法に関する。次に、歪みゲージの測定値は、パックの充電状態又はセイフティ状態及び/又はエージング状態を識別するために互いに関連付けられる。管理装置によって、制御パックと類似又は同一のパックの前の状態のうちの1つを実時間で知ることができ好都合である。パックの状態により、管理装置は、パックの完全性を維持するためにパックをクライアント環境に対して接続又は切断することを可逆的に可能にする。
管理装置によって、アキュムレータを含むパックの動作又は使用を管理することができる。また、幾つかのアキュムレータを含むパックを構成する各アキュムレータの状態を正確に知ることができる。
本発明の更なる詳細及び特徴が、以下の添付図面に関して行われる以下の記述を読むことにより明らかになる。様々な図面の同一、類似又は同等な部分は、ある図から別の図への切り換えを容易にするために同じ参照数字が付与される。図に表わされた様々な部分は、図をより明瞭にするために必ずしも均一な倍率で描かれていない。
特許文献2の図1である。 特許文献2の図5である。 パック内にマンドレルのないリチウムアキュムレータのカバーに取り付けられた複数の歪みゲージを有する側面断面を表わす図である。 歪みゲージの幾つかの装置を表わす図である。 歪みゲージの幾つかの装置を表わす図である。 歪みゲージの幾つかの装置を表わす図である。 リチウムアキュムレータを含むパックに取り付けられた管理装置を表わす図である。 要素又はパックの充電サイクル中に、マンドレルのないリチウムアキュムレータを含むパックに取り付けられた複数の歪みゲージによって得られた測定値を表わす図である。 要素又はパックの放電サイクル時に、マンドレルのないリチウムアキュムレータを含むパックに取り付けられた複数の歪みゲージによって得られた測定値を表わす図である。 マンドレルのないリチウムアキュムレータを含むパックの端子での電圧の変化、並びに要素又はパックの充電サイクル中に管理装置によって測定されたカバーの最大及び最小主歪みの変化を表わす図である。 マンドレルのないリチウムアキュムレータを含むパックの端子での電圧の変化、及び要素又はパックの放電サイクル中に管理装置によって測定されたカバーの最大及び最小主歪みの変化を表わす図である。 幾つかの放充電サイクル中に、マンドレルのないリチウムアキュムレータを含むパックの端子での電圧の変化を表わす図である。 マンドレルのないリチウムアキュムレータを含むパックの放電時の調査関数の変化を表わす図である。 マンドレルのないリチウムアキュムレータを含むパックの充電時の調査関数の変化を表わす図である。 マンドレルのないリチウムアキュムレータを含むパックのクリティカル過充電時の調査関数の変化を表わす図である。 マンドレルのないリチウムアキュムレータを含むパックの状態の関数として調査関数が漸進的変化するゾーンを表わす図である。 マンドレルを備えたリチウムアキュムレータを含むパックの様々な充電サイクルに対応する幾つかの調査関数を表わす図であり、各充電サイクルは、数百サイクル離されている。 マンドレルを備えたリチウムアキュムレータを含むパックカバーに取り付けられた複数の歪みゲージの側面断面を表す図である。 マンドレルのない2つの異なるアキュムレータの要素のカバー上の複数の歪みゲージの幾つかの調査関数を表わす図である。
本発明は、リチウムアキュムレータを含むパックの充電状態とセイフティ性(既に上で定義された意味を有する)を監視し、前記パックのエージング状態を実時間で知ることを可能にする管理装置に関する。管理装置の例示的実施形態は、本開示の第1の部分に述べられる。第2の部分では、管理装置を較正し使用してパックを最適に使用することを可能にする例示的方法が述べられる。これらの2つの例示的実施形態は、組み合わせて新しい実施形態を構成できる幾つかの代替物又は変形物により完成される。
したがって、詳細な開示の第1の部分は、単一リチウムアキュムレータを含むパック20の充電又はセイフティ状態並びに健全状態を実時間で追跡することを可能にする例示的な管理装置に関する。本発明の理解をしやすくするために、管理装置100は、パック20に取り付けられるように表わされているが、管理装置は、必ずしもパック20を含まない。
一例では、パック20は、形が円柱状のリチウムアキュムレータ2を含む。アキュムレータは、LiFePO4/黒鉛タイプのものであり、分離要素8によって分離された陰極4と陽極6を含む。アキュムレータは、それ自体に中空円柱を構成するように巻き付けられる。アキュムレータは、その環境から、アルミニウムの密封カバー12によって分離される。カバーは、アキュムレータ形状と一致し、したがって、やはり円柱形のものである。アキュムレータは、例えば、商標「A123システム」(参考名ANR26650−M1(上記参照))で販売されているものでよい。パック20の寸法は、重量70gの場合、方向(0;j)に長さ65mm、方向(0;i)に直径26mmである。
管理装置100は、複数の歪みゲージ14を含み、各ゲージは、カバー12の外側面に取り付けられるか保持され、カバーの内側面は、アキュムレータ2に向いた面である。歪みゲージ14は、パック20の膨らみ部分、有利には前記パックの長さの半分の部分に取り付けられることが好ましい。これらの歪みゲージ14は、第1の歪みゲージ14A、第2の歪みゲージ14B及び第3の歪みゲージを14C含む(図4A)。歪みゲージは、その測定値の処理を単純化するために、カバー上のそれぞれの位置の関数として、三角回転方向にしたがって番号付けされる。3つの歪みゲージは全て、必ずしも3つの別々の方向又は応力軸に沿ってカバー12の応力を測定できるように位置合わせされ配置されるとは限らない。一例によれば、第1の歪みゲージ14Aは、その応力軸(CC’1)が第3の歪みゲージ14Cの応力軸(CC’3)と垂直になるように位置決めされる(図4A)。第2の歪みゲージ14Cは、その応力軸(CC’2)が前の両方の軸の間に位置決めされかつ応力軸(CC’1)及び(CC’2)と45°の角度になるように位置決めされる。複数の歪みゲージ14は、この例によれば、商標「Vishay」で販売され参考名C2A−13−125LR−350を有する矩形ゲージロゼットである。歪みゲージ14は、「コンスタンタン」型銅及びニッケル金属合金からなり、350Ωの抵抗値、アルミニウムと同等の23.2ppm/℃の熱膨張率に対応する13の温度自己補正(T.S.C.)を有し、各歪みゲージは、長さ3.18mmとゲート幅1.78mmとを有する。
各歪みゲージは、電力を供給する電圧源に接続されうる。各ゲージは、この同じゲージ14が受けた歪みεX(t)を実時間(t)で測定するための測定装置40に接続される(図5)。歪み測定値は、計算装置50(この場合、基準値を記憶するための装置と表示装置とを有するコンピュータ)に通信される。計算装置50は、ゲージの測定値から、選択されたアルゴリズムにしたがって計算を実行することを可能にする。このアルゴリズムの結果に応じて、計算装置は、パック20からの電圧端子をクライアント環境70に接続する電気スイッチ60の開閉を可逆的に制御することができる。用語「クライアント環境」は、パックの電圧端子に接続された全ての導電要素を示す。
したがって、本明細書で述べられる例示的な管理装置100は、前述の装置14、40、50及び60を含む(図5)。換言すると、管理装置100は、必ずしもパック20を含まない。
詳細な開示は、選択されたアルゴリズムに関する。より正確には、このアルゴリズムによって、管理装置100はパック20の動作を最良に管理することを可能にする。発明者は、意外にもパック20のカバー12の歪み(前記パックの充放電サイクル中に複数の歪みゲージ14によって測定される)が線形でないことに気付いた。図6と図7はそれぞれ、パック20の充放電サイクル中にゲージ14A、14B及び14Cによって測定されたカバー12の歪みを表わす。これらの2つの図で、同じ歪みゲージによって得られた一連の測定値(ε14A(t),ε14B(t),ε14C(t))が、完全充放電サイクルの場合、パックの充電状態の関数として線形ではないことは明らかである。更に、歪みゲージによって得られた測定値の振幅は、それらの応力軸の向きの関数として変化する(例えば、測定値ε14A(t)及びε14B(t)を参照)。曲線V(t)は、アキュムレータの端子の電圧の漸進的変化を表わす。
これらの結果が、特許文献2(図2)の技術的教示に反し、したがって、幾つかのアキュムレータを束ねるテープに取り付けられた歪みゲージによって得られた応力の測定値と全てのアキュムレータのフル充電状態との間に線形関係がある可能性があることに注意されたい。
各ゲージに関して、発明者は、カバー12上の応力軸の位置決めの関数としてこの歪みゲージによって提供された測定値の振幅変化を除去したかった。このために、発明者は、以前の充放電サイクル中の、カバー12の最大歪みEp(t)の軸方向の歪み振幅と、最小歪みEq(t)の軸方向の歪み振幅とを計算した(図8と図9)。最大歪みEp(t)の軸方向の歪み振幅は、以下の式1によって計算される。
Figure 0006400079
最小歪みEq(t)の軸方向の歪み振幅は、以下の式2によって計算される。
Figure 0006400079
図8に、充電サイクル中に、最小歪み(Eq(t))と関連付けられた曲線が、アキュムレータ2の充電の0%〜30%で実質的に線形に漸進的変化することが分かる。これを越えると、曲線Eq(t)は、アキュムレータの充電の60%まで減少し、次に再びアキュムレータの充電の100%まで増大する。
これと逆の現象は、アキュムレータ2の放電サイクル中に観察される(図9)。最大歪み(Ep(t))と関連した曲線の漸進的変化は、曲線Eq(t)のものと類似しているが、もっと小さい振幅のものである。曲線Eq(t)及びEp(t)の傾きによって、パック20内のアキュムレータ2が充電サイクルか放電サイクルかを識別することができる。
充電サイクルの場合、アキュムレータの0〜20%と75%〜90%の充電状態で、曲線Eq(t)及びEp(t)が、実質的に線形に漸進的変化する(図8)。パック20の端子で測定された電圧曲線(V(t))も、充電状態のもっと小さい範囲(即ち、0〜10%と95〜100%)で線形挙動を有することに注意されたい。また、これらの挙動は、パックの放電サイクル中の曲線Eq(t)、Ep(t)及びV(t)に関して観察可能である(図9)。
より広い充電範囲でパック20の充電状態を決定するために、発明者は、曲線Eq(t)、Ep(t)及びV(t)の情報を関連付けることを考えた。下の表1は、この相関関係によって、幾つかの範囲の充電値に関してアキュムレータ2の充電状態を確実に知ることができないことを示す。実際には、これらの測定値だけから、20%〜30%と55%〜75%の充電状態を区別することができない。
Figure 0006400079
これと同じことは、表2に示されたような放電サイクルについても当てはまる。以前の測定値から、82%〜64%と38%〜25%の充電状態範囲を区別できない。
Figure 0006400079
発明者は、曲線Ep(t)の傾きを計算することによってこれらの不確定を解決することを考えた。実際には、発明者は、この傾きが、当該の充電範囲の関数として変化することに気付いた。このため、充放電サイクルを充電又は放電の不確定範囲で実行して、これらの範囲の値を区別するのに十分な数の測定値を得た。この解決策により、V(t)の測定とEq(t)、並びにdEq(t)/dt及びこれらの3つの異なるデータ(Eq(t),dEq(t)/dt,V(t))の相関関係が計算される。この解決策は、技術的に実現可能であるが、発明者は、パック20の充電状態をより迅速かつ単純に決定することを可能にするアルゴリズムを使用することを望んだ。
発明者は、歪みゲージ14A、14B及び14Cによって得られた測定値を使用して、カバー12の応力の漸進的変化をモール円によるグラフ表示で表わすことを選択した。モール円の横座標d(t)は、以下の式3によって計算される。
Figure 0006400079
モール円の半径r(t)は、以下の式4によって計算される。
Figure 0006400079
値d(t)とr(t)は、計算装置50によって実時間で計算される。換言すると、アルゴリズムは、d(t)とr(t)を計算する段階を含む。
アルゴリズムは、計算される1対の値(d(t),r(t))を1対の基準値(d,r)のリストと比較することを可能にする別の計算段階を含む。計算される1対の値(d(t),r(t))が、クリティカル対(drc,rrc)と呼ばれる1対の基準値に対応するとき、計算装置は、パック20をそのクライアント環境70から電気的に分離するために、電気スイッチ60を開くか開き続けるように制御する。この反対に、計算される1対の値(d(t),r(t))が、正常対(drn,rrn)と呼ばれる1対の基準値に対応するとき、計算装置は、パック20をそのクライアント環境70に電気的に接続するために、電気スイッチ60を閉じるか閉じ続けるように制御する。
次に、前述のように管理装置100を較正する方法を、正常及びクリティカル基準値を決定する点から述べる。より正確には、制御パック20に取り付けられた管理装置100の対の基準値の決定を可能にする方法について述べる(図5)。制御パックは、正常動作状態と異常動作状態で充放電されて、測定された各対の値(d(t),r(t))が、1対のクリティカル又は正常基準値と関連付けられうる。制御パック20の異常動作状態は、セイフティ状態で現われる状態として定義される(上記参照)。以下の例示的な較正方法によれば、制御パック(定格容量Cn=2300mAhを有し、「A123システム」型で、参考名ANR26650−M1で販売されている)のアキュムレータ2は、(メーカによって推奨されるような)充電時の3.6Vと放電時の2.3Vの2つの電圧しきい値間で、Cn/5hの電流方式で3つの充放電サイクルを受ける(図10)。第3のサイクルの終わりの過充電は、要素の電圧がメーカによる推奨充電電圧の終わり(3.6V)を超えるような低い充電電流を加えることによって課される。したがって、要素の電圧は、ゆっくり増大して、3.6V〜3.8Vで許容過充電ゾーンに達し、次に3.8Vを超える電圧ではクリティカル過充電ゾーンに達する。
これらのサイクル中に、装置50は、対の値(d(t),r(t))を実時間で計算し、それらの値を記憶手段に記憶する。図10を使用することにより、各瞬間に、アキュムレータ内で、正常充電、正常放電、クリティカル過充電、クリティカル放電のどの状態であるかを識別することもできる。各対の値(d(t),r(t))に対して、図10を使用して、アキュムレータ状態に対応する状態を関連付けることができる。
対の値(d(t),r(t))を調査グラフ(即ち、横座標に値d(t)と縦座標に値r(t)を含む直交基準系)にグラフで表わすことができる。換言すると、対の値(d(t),r(t))は、調査グラフ内に実時間で描かれた調査曲線f(t)の座標でよい。
図11は、図10のグラフ上の0〜5時間、12〜17時間、24〜29時間で実行される放電サイクル中の調査曲線f(t)の漸進的変化を表わす。このサイクル中、値d(t)が減少し、値r(t)が増大する。調査関数f(t)は、縦座標軸の左側に向けて増大する。制御パックは、パックの正常放電挙動に対応する調査グラフ上のゾーンを決定するために、数回放電される。この例によれば、この正常放電のゾーンIは、(d=−5.56;r=4.01)と(d=6.61;r=1.77)の間である(図14)。
図12は、6〜11時間、18〜23時間、30〜35時間で行われたカットオフ電圧しきい値3.6Vの3つ全ての充電サイクル中と、図10のグラフ上のメーカにより推奨された最大電圧(3.8V)まで35〜55時間の許容過充電中の調査曲線f(t)の漸進的変化を表わす。正常充電状態では値d(t)が増大し値r(t)が減少し、許容過充電状態では値d(t)及びr(t)が増大することが分かる(図12)。正常充電(3.6V未満の電圧)に対応する調査グラフのゾーンは、(d=−9.39;r=4.57)と(d=8.47;r=5.30)の間の正常充電のゾーンIIに対応する(図14)。許容過充電(3.6V〜3.8Vの電圧)に対応するゾーンIIIは、(d=9.62;r=4.88)と(d=7.42;r=5.62)の間の許容過充電のゾーンに対応する(図14)。
充電電流が維持されて、その結果、電圧がその最大値まで上昇し、即ち、3.8Vの推奨最大充電カットオフしきい値を超えたとき、調査関数f(t)が、過充電の許容ゾーンから出ることに気付く(図13)。クリティカル過充電のゾーンIVは、(d=7.65;r=5.45)を超えるゾーンに対応する(図14)。換言すると、クリティカル過充電ゾーンは、d>7.65とr>5.45によって定義されたゾーンに対応する。
許容過放電ゾーンと非許容又はクリティカル過放電ゾーンは、同じように決定することができる。明瞭にするために、これらのゾーンは、図に表わされない。
調査関数f(t)によって、制御パックの状態を実時間で単純に図形表現することができ好都合である。上記ゾーンのうちの1つのゾーン内の調査曲線f(t)の位置の関数として、パックが充電状態とセイフティ状態のどちらであるかを知ることができる(図14)。
したがって、調査グラフ内の調査関数f(t)の位置が、制御パックの動作サイクル数の関数として変化することが分かる。この現象は、図15に、幾つかの動作サイクルを行う前後に行われる、マンドレルを有するLiCoO2−LiMn244/C型アキュムレータの3つの正常充電及び放電サイクルに関して示される。このとき、検討される要素は、定格容量Cn3000mAhと定格電圧3.78Vで参考名ICR 18650−30Aの「Samsung」要素である。その寸法は、重量が48gの場合、長さ65mmと直径18mmである。本明細書に示された例で使用されるゲージは、銅とニッケルの金属合金(コンスタンタン)から成る商標「Vishay」、参考照名C2A−06−062LR−120の三角形ゲージロゼットである。これは、120Ωの抵抗値を有し、06温度自己補正(TSC)は、鋼の膨張係数と同一の11.3ppm/℃の熱膨張係数に対応する。ロゼットの各ゲージは、長さ1.52mmとゲート幅1.27mmを有する。
この図では、アキュムレータが新しいとき、調査関数f1(t)が、−10〜515のd(t)の値と、0〜330のr(t)の値とによって区切られたゾーン内にあることが分かる。145回の充放電サイクルの後で、関数f2(t)は、−400〜185のd(t)の値と−685〜1020のr(t)の値とよって区切られた調査グラフの第2のゾーンに移動する。したがって、調査グラフ内の関数f(t)の移動により、アキュムレータの健全状態を実時間で追跡することができる。前と同じように、オペレータは、制御パックのエージング状態を、計算された各対の値(d(t);r(t))に関連付けることができる。
前述の較正方法から、前述の対の基準値(dr;rr)を決定することができる。より正確には、制御パック(図5)に取り付けられた管理装置100によって計算された対の値(d(t);r(t))は、以下のように参照される。−正常放電ゾーン、正常充電ゾーン、許容過充電のゾーン又は許容過放電ゾーンに属するときは正常(drn,rrn)、又は
−上に定義されたゾーンのいずれかに属さないときはクリティカル(drc,rrc)。
このように、管理装置100は、制御パックと同一又は類似のパック20と共に使用されるのに適する。
次に管理装置100の使用方法を述べる。本発明による管理装置が、前述の手段14,40,50,60(図5)を含むことに注意されたい。管理装置を使用する例示的方法は、任意の順序で実行される以下の段階、
−パック20のカバー12上に複数の歪みゲージ14に取り付ける段階と、
−パック20の少なくとも1つの電圧端子に電気スイッチ60を接続する段階と、
−計算装置50のスイッチを入れて上で選択されたアルゴリズムを実行できるようにする段階とを含むことができる。
次に例示的な管理装置100の変形例について述べる。
歪みゲージは、変形されたときに測定可能な電圧を生成する圧電材料からなるか圧電材料を含むことができる。
また、歪みゲージ14A,14B,14Cが、その応力軸が値d(t)及びr(t)の計算を容易にする角度をなすように配置されうる。ゲージの応力軸は、その間に、例えば45°、60°、120°などの単純な値を有する角度をなすことができる。ゲージは、デルタロゼット型幾何学形状(図4B)又は図4Cに表わされた構成にしたがって配置されてもよい。
また、複数の歪みゲージ14は、測定される歪み振幅に対応するゲージ定格因子と最大歪み、抵抗値及び膨張率によって特徴付けられた矩形ゲージロゼットでよい。また、温度に関係なくまた各ゲージ用の温度制御システムを備えることなく、前述の歪みゲージの歪み測定値の精度を改善するために、測定ゲージが取り付けられたものと同じ性質の支持板に取り付けられたフリーゲージ(温度の影響を受けない)を追加し、その応答を他のゲージによって記録された歪みに対して減算することもできる。また、温度プローブを使用して室温を測定し、次に較正後に歪みゲージによって測定された歪み値に補正を適用することができる(温度の関数としてのゲージ歪みの「ブランク」測定)。
別の変形例によれば、計算装置50に関して、パック20のユーザが調査関数f(t)を実時間で見ることを可能にする表示インタフェースを含むことができる。
計算装置50は、また、パック20のユーザが、アキュムレータの充電状態及び/又は放電状態を調査グラフでの関数f(t)の挙動の関数として監視することを可能にするキーボード型インタフェースを含むことができる。
1つの応用例によれば、管理装置100は、円柱又は角柱形アキュムレータ2を含むパック20上に取り付けられうる。
別の例示的な応用例によれば、管理装置100は、LiMn24−LiCoO2/黒鉛(LMO−LCO/G)型の円柱形リチウムアキュムレータ2を含むパック20に取り付けられてもよい。アキュムレータは、プラスチック又は金属の中心コア又はマンドレル10に巻き付けられてもよい(図16)。本明細書で述べたパックは、例えば、定格容量3000mAhと定格電圧3.78Vを特徴とするアキュムレータを含む、参照名ICR 18650−30A、商標「Samsung」で販売されている。素子の寸法は、重量が48gの場合、方向(0;j)の長さ65mmと方向(0;i)の直径18mmである。
更に別の応用例によれば、パック20は、幾つかのアキュムレータを含むことができ、その接続端子は、パックの接続端子に接続される。各アキュムレータは、前記アキュムレータをパックに電気的に接続し切断することができるように、それ自体の管理装置100を含むことができる。より正確には、各アキュムレータの電気スイッチ60は、このアキュムレータの接続端子とパックの接続端子との間に、両方の端子を可逆的に接続又は切断できるように接続される。
更に別の応用例によれば、歪みゲージは、保護カバー12の内側、又はアキュムレータ2の外側の金属コレクタ上に接合されるか取り付けられてもよい。歪みゲージ14A、14B及び14Cは、例えば、カバーの内側面上、アキュムレータ外の金属コレクタ上、アキュムレータ2の最終巻線の電極を支持する金属板上、又は角柱形アキュムレータの最終層上に接合されてもよい。ゲージは、また、アキュムレータ2を作成する要素をまとめることを可能にするプラスチックカバー又はフィルムに接合されてもよい。
次に、詳細な開示は、管理装置100を使用するための方法の幾つかの変形例について述べる。
パック20の各タイプについて、パック20のカバー12上の複数の歪みゲージ14の最適位置を経験的に決定することができる。実際には、調査関数f(t)の挙動が、実質的に、同一パック上の歪みゲージの装置の位置の関数として変化することが分かった。図17では、第1の充放電サイクルに関して、パックの長さの半分fA(t)とパックの接続端子のうちの1つfB(t)における歪みゲージ装置14の位置決めに対応する調査関数の挙動が表わされる。また、図17では、歪みゲージ装置14が半分の長さfC(t)でありまた同じパックの接続端子fD(t)であるときのパックの第3の動作サイクルに対応する調査関数の挙動も表わされる。
また、調査関数の挙動は、実質的に、アキュムレータを構成する材料の性質、単位面積(基本重量)当たりの活性材料の量、アキュムレータ形状、巻数とアキュムレータを構成する要素のスタック数、マンドレルが巻かれたものの中心にあるかどうか、パックカバーの形状と性質(プラスチック、ステンレス鋼、アルミニウムなど)の関数として変化することが分かった。
例えば、マンドレル(図16)に巻き付けられた円柱形アキュムレータは、パック20の保護カバー12をよりはっきりと変形させる。
これと反対に、アキュムレータ2が、中心マンドレルを含まないとき、体積膨張が、巻かれたものの内方と外方に向けて起こり、したがって、歪みゲージによって記録される歪みが、アキュムレータ2によって受ける歪みをあまり忠実に反映しない。換言すると、円柱形アキュムレータ内の中心マンドレルの存在により、マンドレルを含まない同じアキュムレータよりも、その状態に関するより正確な情報を得ることができる。
前記ゲージが放電アキュムレータに接合されたときに歪みゲージの歪みの変化が大きくなることが分かった。したがって、アキュムレータが放電状態又は完全放電状態のとき、歪みゲージをパックカバー上又はカバー内にあるアキュムレータ上に取り付けることが推奨される。
結論として、本発明は、リチウムアキュムレータ又は同等設計(例えば、ニッケルーカドミウム又はニッケル金属水素化物)を有する他のアキュムレータタイプを含むパックを管理するための装置、並びに前記装置を使用する方法に関する。この管理装置によって、パックの充電状態又は安全性、並びにそのエージング状態を実時間で追跡することができる。これらの情報から、管理装置は、パックとそのクライアント環境の間の接続部分を監視して、パックを不可逆的に劣化させるか又はその環境にリスクとなる可能性のあるパックの乱用を回避する。管理装置の動作は、パックにおいて可逆的であり、パックを劣化させず好都合である。
2 アキュムレータ
14A,14B,14C 歪みゲージ
40 測定装置
50 計算装置
60 電気スイッチ
100 管理装置

Claims (10)

  1. アキュムレータ(2)を管理するための装置(100)であって、
    −少なくとも3つの歪みゲージ(14A,14B,14C)を含む複数の歪みゲージ(14)であって、少なくとも3つの別々の応力軸に沿った応力を測定するように配置された歪みゲージと、
    −各々の前記歪みゲージがその応力軸方向に受けた歪みを測定するための測定装置(40)と、
    −可逆的電気スイッチ(60)と、
    −前記測定装置(40)によって得られた測定値から、前記アキュムレータ(2)の充電状態を決定することが可能であり、前記充電状態により前記電気スイッチ(60)の開閉を制御する計算装置(50)と、を備え、
    前記計算装置(50)が、複数の前記歪みゲージ(14)によって測定された前記応力の漸進的変化を計算する段階を含むアルゴリズムを実施し、
    前記応力の漸進的変化を計算する段階が、時間tにおける横座標(d(t))とモール円の半径(r(t))を計算することを含む、アキュムレータの管理装置(100)。
  2. 前記計算装置(50)が、第1の一連の値と、前記第1の一連の値と異なる第2の一連の値とを含む記憶手段を含み、前記計算装置が、
    −前記測定装置(40)によって得られた前記測定値が前記第1の一連の値に属するときに前記電気スイッチ(60)を閉じ、又は、
    −前記測定装置(40)によって得られた前記測定値が前記第2の一連の値に属するときに前記電気スイッチ(60)を開くように制御する、請求項1に記載のアキュムレータの管理装置(100)。
  3. 前記計算装置(50)が、複数の前記歪みゲージ(14)によって測定された前記応力の漸進的変化の計算結果を、前記計算装置によって記憶された前記第1の一連の値又は前記第2の一連の値で識別するアルゴリズムを実施する、請求項に記載のアキュムレータの管理装置(100)。
  4. 複数の前記歪みゲージ(14)が、接続端子を含むカバー(12)と接して保持され、また少なくとも1つの接続端子を有する少なくとも1つのアキュムレータ(2)を含み、それにより、前記歪みゲージ(14A,14B,14C)が、前記カバー(12)に加わる機械的応力を測定する、請求項1〜のいずれか一項に記載のアキュムレータの管理装置(100)。
  5. 前記カバー(12)の接続端子が、前記管理装置(100)と前記アキュムレータ(2)の前記接続端子とに属する前記電気スイッチ(60)に接続された、請求項に記載のアキュムレータの管理装置(100)。
  6. 前記アキュムレータ(2)が、マンドレル(10)に巻き付けられた、請求項4又は5に記載のアキュムレータの管理装置(100)。
  7. 前記アキュムレータ(2)が、リチウムアキュムレータである、請求項4〜6のいずれか一項に記載のアキュムレータの管理装置(100)。
  8. 接続端子を備えたカバー(12)を有し、前記カバー(12)に収容された少なくとも2つのアキュムレータ(2)に属する前記接続端子に接続されたパック(20)であって、前記各アキュムレータ(2)が、請求項4又は5に記載の管理装置(100)を含むパック(20)。
  9. 前記計算装置(50)の記憶装置に第1の一連の測定値を記録する段階を含み、前記測定値が、前記アキュムレータの完全性を維持するために、前記アキュムレータ(2)の充放電時に前記測定装置(40)によって得られる、請求項4〜8のいずれか一項に記載の管理装置(100)を較正する方法。
  10. 前記計算装置(50)の記憶装置上に第2の一連の測定値を記録する段階を含み、前記測定値が、前記アキュムレータの完全性の不可逆的破壊を防ぐために、前記アキュムレータ(2)の充放電時に、前記測定装置(40)によって得られる、請求項4〜9のいずれか一項に記載の管理装置(100)を較正する方法。
JP2016509449A 2013-04-23 2014-04-23 アキュムレータの管理装置 Active JP6400079B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
FR1353708A FR3004856B1 (fr) 2013-04-23 2013-04-23 Dispositif de gestion d'un accumulateur
FR1353708 2013-04-23
PCT/EP2014/058247 WO2014173956A1 (fr) 2013-04-23 2014-04-23 Dispositif de gestion d'un accumulateur

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016524780A JP2016524780A (ja) 2016-08-18
JP6400079B2 true JP6400079B2 (ja) 2018-10-03

Family

ID=48906316

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016509449A Active JP6400079B2 (ja) 2013-04-23 2014-04-23 アキュムレータの管理装置

Country Status (5)

Country Link
US (1) US10020546B2 (ja)
EP (1) EP2989677B1 (ja)
JP (1) JP6400079B2 (ja)
FR (1) FR3004856B1 (ja)
WO (1) WO2014173956A1 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR3018911B1 (fr) 2014-03-19 2016-05-06 Commissariat Energie Atomique Structure souple avec jauge de deformation, application aux accumulateurs au lithium a emballages souples
FR3034260B1 (fr) * 2015-03-23 2019-07-05 Commissariat A L'energie Atomique Et Aux Energies Alternatives Procede de determination d'au moins un etat de securite d'un accumulateur electrochimique au lithium au moyen de jauge(s) de contrainte
JP6927008B2 (ja) * 2017-12-12 2021-08-25 トヨタ自動車株式会社 二次電池システムおよび二次電池のsoc推定方法
WO2024062053A1 (en) * 2022-09-21 2024-03-28 Polestar Performance Ab Detecting battery failure through pressure sensing

Family Cites Families (22)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3474237A (en) * 1966-10-03 1969-10-21 Automation Ind Inc Strain gage rosette calculator
JPS5834577A (ja) * 1981-08-26 1983-03-01 Toshiba Corp 過充電検知方法
JPS63268445A (ja) 1987-04-24 1988-11-07 Nec Home Electronics Ltd ニツケル・カドミウム2次電池の急速充電方法
JPH05152003A (ja) * 1991-11-27 1993-06-18 Hitachi Maxell Ltd 組電池の充電方法
FR2693795B1 (fr) 1992-07-15 1994-08-19 Commissariat Energie Atomique Jauge de contrainte sur support souple et capteur muni de ladite jauge.
US6407553B1 (en) * 1999-12-08 2002-06-18 Lockhead Martin Corporation Strain gages for determining charge of a battery having a thin walled pressure vessel
US6596439B1 (en) * 2000-04-26 2003-07-22 Quallion Llc Lithium ion battery capable of being discharged to zero volts
ATE334483T1 (de) * 2000-10-20 2006-08-15 Ray O Vac Corp Elektrochemische zellen und verfahren und vorrichtung zur regulierung deren aufladung
JP2004087168A (ja) * 2002-08-23 2004-03-18 Mitsui Chemicals Inc 非水電解液およびそれを含むリチウム二次電池
JP2008109742A (ja) * 2006-10-24 2008-05-08 Sony Corp 充電システム、バッテリー及び充電装置
KR101293206B1 (ko) * 2007-06-12 2013-08-05 주식회사 엘지화학 2차전지 카트리지 모듈의 부풀림 검출/보호 시스템 및 그방법, 이에 보호받는 2차전지 카트리지 모듈
JP2010040324A (ja) * 2008-08-05 2010-02-18 Kawasaki Heavy Ind Ltd 電池モジュールの充電状態推定方法およびこれを利用した充電方法
FR2936102B1 (fr) 2008-09-12 2010-10-29 Commissariat Energie Atomique Procede de preparation d'un materiau composite silicium/ carbone, materiau ainsi prepare et electrode notamment electrode negative, comprenant ce materiau.
JP5320953B2 (ja) 2008-10-02 2013-10-23 日産自動車株式会社 組電池の性能検出装置及び制御装置
FR2944865B1 (fr) 2009-04-27 2011-06-24 Commissariat Energie Atomique Capteur de contrainte et son procede de realisation.
WO2011072295A2 (en) * 2009-12-11 2011-06-16 A123 Systems, Inc. System and method for estimating a state of a battery pack
DE102010013017A1 (de) * 2010-03-26 2011-09-29 Daimler Ag Sicherungseinrichtung für Batterien bzw. Batterieanordnungen
JP2012139408A (ja) * 2010-12-29 2012-07-26 Hoya Corp 電子内視鏡及び電子内視鏡システム
JP5693302B2 (ja) * 2011-03-09 2015-04-01 三菱重工業株式会社 電池システム
JP5501286B2 (ja) * 2011-04-28 2014-05-21 日立ビークルエナジー株式会社 蓄電装置
FR2981643B1 (fr) 2011-10-25 2013-12-27 Commissariat Energie Atomique Procede de preparation d'un materiau composite silicium/carbone, materiau ainsi prepare, et electrode notamment electrode negative, comprenant ce materiau.
FR2990064B1 (fr) 2012-04-25 2014-05-23 Commissariat Energie Atomique Accumulateur electrochimique au lithium du type lithium-air

Also Published As

Publication number Publication date
FR3004856B1 (fr) 2016-05-06
US20160072158A1 (en) 2016-03-10
FR3004856A1 (fr) 2014-10-24
US10020546B2 (en) 2018-07-10
WO2014173956A1 (fr) 2014-10-30
JP2016524780A (ja) 2016-08-18
EP2989677A1 (fr) 2016-03-02
EP2989677B1 (fr) 2017-06-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6144291B2 (ja) 健康状態監視用の参照電極を備えたリチウム充電式セル
KR101337153B1 (ko) 리튬 이차 전지의 이상 충전 상태 검출 장치 및 검사 방법
KR101023352B1 (ko) 전지의 안전성 평가방법 및 평가장치
Liu et al. Failure study of commercial LiFePO4 cells in overcharge conditions using electrochemical impedance spectroscopy
CN108736058B (zh) 二次电池系统,充电方法,以及车辆
CN107799837B (zh) 二次电池的恢复方法和再利用方法
EP3442073B1 (en) Battery cell capable of measuring internal temperature
JP2009145137A (ja) 二次電池の検査方法
KR101881091B1 (ko) 합금으로 만들어진 음극을 포함하는 리튬 이온 셀이 완전히 충전되는 때를 결정하는 방법, 이와 결부된 셀 및 배터리
JP7172599B2 (ja) 蓄電素子のsoc推定装置、蓄電装置、蓄電素子のsoc推定方法
JP7065962B2 (ja) 内部短絡試験用二次電池、それを用いた二次電池内部短絡試験方法及び装置
JP6400079B2 (ja) アキュムレータの管理装置
KR102654635B1 (ko) 배터리의 용량상태 결정방법 및 그를 이용한 용량감소 측정방법
JP2004273139A (ja) リチウム二次電池
KR20170112490A (ko) 단위배터리 모듈 및 배터리 셀의 열화도 산출방법
JP4987944B2 (ja) 非水電解質二次電池
CN102893440A (zh) 一种用于蓄电池系统的安全测试的蓄电池单元模拟装置
KR100670455B1 (ko) 이차 전지용 권취장치
JP6791702B2 (ja) 二次電池モジュール
KR20210081611A (ko) 배터리 셀의 스웰링 특성 분석용 파우치 및 이를 이용한 배터리 셀의 스웰링 특성 분석 방법
Polasek et al. Testing of batteries used in electric cars
Love et al. Performance loss of lithium ion polymer batteries subjected to overcharge and overdischarge abuse

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170413

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170919

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20171218

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180116

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20180424

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180711

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20180720

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180807

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180904

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6400079

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250