JP6399851B2 - 撮像装置、その制御方法、および制御プログラム - Google Patents

撮像装置、その制御方法、および制御プログラム Download PDF

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本発明は、デジタルカメラなどの撮像装置、その制御方法、および制御プログラムに関し、特に、撮影レンズユニットの交換が可能な撮像装置に関する。
一般に、撮像装置として所謂一眼レフカメラが知られており、従来、一眼レフカメラにおいては静止画撮影が主流である。ところが、一眼レフカメラの多機能化および高性能化によって、近年、動画撮影の需要が高まりつつある。また、従来から一眼レフカメラではオートフォーカスを行う際、専用のAFセンサを用いて位相差検出方式による焦点検出が行われていた。近年、加えて、一眼レフカメラにおいても、撮像素子で得られた画像信号の鮮鋭度を示す焦点信号を生成し焦点信号が最大となる位置にフォーカスレンズを移動させてAF制御を行う所謂コントラスト方式が行われつつある。コントラスト方式によるAF制御では、所謂ワンショットAFとしての「素早さ」および「正確さ」のみではなく、コンティニュアスAFとしての「自然さ」および「静かさ」などのピントを合わせる過程における品質も要求されている。
一眼レフカメラなどのレンズ交換式のカメラにおいて、上述の要求を実現するためには、撮影レンズユニット(以下レンズユニットと呼ぶ)において光学、メカ、および電気などのあらゆる側面における適切な設計が不可欠である。しかしながら、動画撮影の際のコンティニュアスAFを意識して設計されたレンズユニットばかりでなく、静止画撮影の際のワンショットAFを前提として設計されたレンズユニットも存在する。このため、カメラ本体では、装着されたレンズユニットに応じて可能な限り動画撮影に適したAF制御を行う必要がある。
例えば、レンズ交換式のカメラにおいて、撮影モードに応じたAF制御を行うようにしたものがある(特許文献1参照)。
特開2004−120011号公報
ところが、特許文献に記載のカメラにおいては、動画撮影と静止画撮影とにおいてAF制御を切り替えているだけであって、カメラ本体に装着されたレンズユニットの制御特性に応じてAF制御を行っていない。
ここで、コントラスト方式において、一般的なコンティニュアスAF制御であるウォブリング動作について説明する。
ウォブリング動作とは、フォーカスレンズを光軸に沿って連続的に振動させて、振動先の至近側/無限側の焦点信号の大小関係を確認しつつ、焦点信号が大きくなる方向に振動中心位置を移動させる動作である。ここでは、ピント合わせの必要が生じた場合には、焦点深度内において細かくフォーカスレンズを駆動させて合焦方向を探索することが可能となる。このため、誤った方向に大きくボケることなくスムーズなピント合わせを実現することができる。
例えば、顔検出又は被写体追尾などの技術と併用して、任意の被写体に対してピント合わせを行いたい場合などにウォブリング動作は有効である。さらに、手振れなどによってAF枠に対して被写体の出入りが生じた場合にもウォブリング動作は有効である。そして、焦点信号が変動してコンティニュアスAF制御の再起動が必要とされた場合においても、不用意なピント移動を抑制する効果が期待できる。
図6は、レンズ交換式のカメラで行われるウォブリング動作を説明するための図である。そして、図6(a)は動画撮影用のレンズユニットを装着した場合のウォブリング動作を示す図であり、図6(b)は静止画撮影用のレンズユニットを装着した場合の山登り動作を示す図である。
図6(a)に示すように、動画撮影用のレンズユニットを装着した際には、合焦時の位置から不意に焦点信号が変化しても、ウォブリングによって順次フォーカスレンズを振動させる。これによって、焦点信号が大きくなる方向に振動中心位置を移動させてピントの維持を行う。動画撮影用のレンズユニットにおいては、上述のようなウォブリング動作を行うコンティニュアスAFを意識して設計される。
ところが、図6(b)に示す静止画撮影用のレンズユニットを装着すると、フォーカスレンズ駆動のメカ的な制約に起因して上述のウォブリング動作で必要な小パルス駆動および連続的な反転動作を行うことができない。このため、AF開始とともに「山登り動作」を行うことを余儀なくされる。そして、合焦位置がそれほど変化していない場合においても、不用意にピントが変化して画像の品位が損なわれてしまう。
そこで、本発明の目的は、静止画撮影用のレンズユニットを装着した際においても安定してコンティニュアスAFを行うことのできる撮像装置、その制御方法、および制御プログラムを提供することにある。
上記の目的を達成するため、本発明による撮像装置は、光軸に沿って移動可能なフォーカスレンズを有するレンズユニットが着脱可能に装着された撮像装置であって、前記レンズユニットを介して被写体像が結像され、当該被写体像に応じた画像信号を出力する撮像手段と、前記画像信号が示す画像において被写体に対する焦点を検出する焦点検出領域を設定して、当該焦点検出領域から得られた焦点検出信号に応じて前記フォーカスレンズを前記光軸に沿って駆動制御して焦点調節を行う焦点調節手段とを有し、前記焦点調節手段は、制御モードとして、少なくとも前記フォーカスレンズを連続的に振動させつつ前記焦点検出信号の信号値の増減に応じて前記フォーカスレンズの振動の中心位置を移動させる第1の制御モードと、前記フォーカスレンズを同一の方向に移動させつつ前記焦点検出信号の信号値が最大となる位置を探索する第2の制御モードと、前記フォーカスレンズを停止させて前記焦点検出信号の信号値の変動を監視する第3の制御モードとを備え、前記第3の制御モードにおいて前記焦点検出信号の信号値の変動が所定の閾値以上のとき、他の前記制御モードへと移行し、前記撮像装置に装着された前記レンズユニットが前記第1の制御モードに対応していない場合において、前記第3の制御モードにおける前記閾値は、前記焦点検出領域の単位時間当たりの移動量に応じて異なることを特徴とする。
本発明によれば、静止画撮影用のレンズユニットを装着した際においても安定してコンティニュアスAFを行うことができる。
本発明の第1の実施形態による撮像装置の一例についてその構成を示すブロック図である。 図1に示すカメラで行われるコンティニュアスAF制御を説明するためのフローチャートである(その1)。 図1に示すカメラで行われるコンティニュアスAF制御を説明するためのフローチャートである(その2)。 図2Aおよび図2Bに示すウォブリング動作を説明するためのフローチャートである。 図3に示すウォブリング動作の際の時間の経過に連れたフォーカスレンズL105の位置を説明するための図である。 本発明の第2の実施形態によるカメラで行われるコンティニュアスAF制御を説明するためのフローチャートである(その1)。 本発明の第2の実施形態によるカメラで行われるコンティニュアスAF制御を説明するためのフローチャートである(その2)。 レンズ交換式のカメラで行われるウォブリング動作を説明するための図であり、(a)は動画撮影用のレンズユニットを装着した場合のウォブリング動作を示す図、(b)は静止画撮影用のレンズユニットを装着した場合のウォブリング動作を示す図である。
以下に、本発明の実施の形態による撮像装置の一例について図面を参照して説明する。
[第1の実施形態]
図1は、本発明の第1の実施形態による撮像装置の一例についてその構成を示すブロック図である。
図示の撮像装置は、例えば、レンズ交換式のカメラであり、カメラ本体C100には撮影レンズユニット(以下単にレンズユニットと呼ぶ)L100が装着されている。そして、レンズユニットL100は、カメラ本体C100に対して着脱可能である。
被写体像(光学像)がレンズユニットL100に規定された撮影光学系を介して、カメラ本体C100に備えられた撮像素子C101に結像する。撮影光学系は、第1の固定レンズ(第1レンズ群)L101、ズームレンズL102、絞りL103、第2の固定レンズ(第2レンズ群)L104を備えている。ここでは、第1レンズ群L101が被写体側に位置する。
ズームレンズL102は光軸に沿って移動可能であって変倍を行うためのレンズである。絞りL103は光量を調整するためのものである。さらに、撮影光学系は、変倍に伴う像面変動を補正するとともにフォーカス(ピント合わせ)を行うためのフォーカスレンズL105を有している。
なお、図1に示すレンズユニットL100においては、各レンズは1枚のレンズによって構成されていてもよく、複数枚のレンズによって構成されていてもよい。
カメラ本体C100に備えられた撮像素子C101は、CCDセンサ又はCMOSセンサであり、被写体像を光電変換してアナログ信号(電気信号)を出力する。なお、撮像素子C101を、赤(R)、緑(G)、青(B)の3原色の各々に対して1つ設けるようにしてもよい。
CDS/AGC/ADコンバータC102は撮像素子C101の出力であるフナログ信号をサンプリングして、ゲイン調整およびデジタル変換を行って、デジタル画像信号(カメラ信号)を出力する。カメラ信号処理回路C103はCDS/AGC/ADコンバータC102の出力であるカメラ信号に対して各種の画像処理を行って、画像データを生成する。
カメラ信号処理回路C103には、被写体検出部C1031および焦点信号抽出部C1032が備えられている。被写体検出部C1031は、前述のカメラ信号に対して既知の顔認識処理を行って、撮影画面における人物の顔領域を検出する。そして、被写体検出部C1031はその検出結果を焦点信号抽出部C1032に送る。
顔認識処理においては、例えば、カメラ信号における各画素の階調色に応じて肌色領域を抽出する、そして、予め登録された顔の輪郭プレートと肌色領域とのマッチング度に応じて顔領域を検出する。さらには、抽出された目、鼻、および口などの顔の特徴点からパターン認識を行って顔領域を検出するようにしてもよい。なお、被写体検出部C1031を、被写体を追尾する機能を備えた被写体追尾処理回路としてもよい。
焦点信号抽出部C1032は、被写体検出部C1031で検出された被写体領域(つまり、顔領域)に応じて、焦点検出の際に用いる領域(焦点検出領域)を決定する。そして、焦点信号抽出部C1032は、CDS/AGC/ADコンバータC102からの出力であるカメラ信号において焦点検出領域に対応する画素の出力から、高周波成分および当該高周波成分から生成した輝度差成分などを抽出して焦点検出信号(以下単に焦点信号と呼ぶ)を生成する。
この焦点信号は、コントラスト評価値信号とも呼ばれ、撮像素子C101からの出力に基づいて生成される画像の鮮鋭度(コントラスト状態)を示す。この鮮鋭度は撮影光学系の焦点状態によって変化するので、結果的に焦点信号は撮影光学系の焦点状態を示す信号となる。
表示装置C104はカメラ信号処理回路C103で生成された画像データに応じた画像を表示する。記録装置C105はカメラ信号処理回路C103で生成された画像データを磁気テープ、光ディスク、又は半導体メモリなどの記録媒体に記録する。
カメラマイクロコンピュータ(撮像装置制御部:以下カメラマイコンという)C106はカメラ信号処理回路C103の出力(つまり、焦点信号)に基づいて、フォーカスアクチュエータ(フォーカスレンズ駆動源)L108を制御してフォーカスレンズL105を光軸に沿って移動させる。なお、この動作は主にカメラマイコンC106に備えられた焦点調節制御部C1061によって行われる。
レンズユニットL100には、レンズマイクロコンピュータ(レンズ制御部:以下レンズマイコンという)L106が備えられている。このレンズマイコンL106はカメラマイコンC106と通信を行って各種情報を相互に送受信する。レンズマイコンL106にはレンズAF制御部L1061が備えられ、レンズAF制御部L1061は焦点調節制御部C1061によって求められたフォーカスレンズL105の目標位置に基づいて、フォーカスアクチュエータL108を駆動制御してフォーカス制御を行う。
また、レンズAF制御部L1061は、変倍の際にはズームトラッキングデータ(ズームトラッキングカム)に基づいて、ズームレンズアクチュエータ(ズームレンズ駆動源)L107を駆動制御して、ズームレンズL102を移動させるズームトラッキング制御を行う。これによって、変倍に伴う像面変動(ボケ)を防止する。
ズームアクチュエータL107およびフォーカスアクチュエータL108の各々は、ステッピングモータ、DCモータ、振動型モータ、およびボイスコイルモータなどを備えている。
図2Aおよび図2Bは、図1に示すカメラで行われるコンティニュアスAF制御を説明するためのフローチャートである。なお、図示のフローチャートに係る処理は、カメラマイコンC106に備えられた焦点調節制御部C1061の制御下で行われる。
カメラマイコンC106はレンズマイコンL106との通信によってフォーカスレンズL105の駆動および位置の管理を行う。コンティニュアスAF制御を開始すると、カメラマイコンC106は、カメラ本体C100に装着されたレンズユニットL100が動画撮影用レンズであるか否かを判定する(ステップS301)。
ここで、動画撮影用レンズとは、ウォブリング動作に必要なフォーカスレンズL105の小パルス駆動および連続的な反転動作が可能であるレンズである。さらに、動画撮影用レンズとは、コンティニュアスAFに要求される「自然」で「静か」な制御が実現可能な光学的、メカ的、および電気的に適切な設計がなされたレンズをいう。
レンズユニットL100が動画撮影用レンズであると(ステップS301において、YES)、カメラマイコンC106は動画撮影用レンズの初期設定として、コンティニュアスAFの制御状態(制御モードともいう)をウォブリング(第1の制御モード)に設定する(ステップS302)。一方、レンズユニットL100が動画撮影用レンズでないと(ステップS301において、NO)、つまり、静止画撮影用レンズであると、カメラマイコンC106は静止画撮影用レンズの初期設定として、コンティニュアスAFの制御状態を山登り(第2の制御モード)に設定する(ステップS303)。
ステップS302又はS303の処理の後、カメラマイコンC106は現在の制御状態を判定する(ステップS304)。制御状態がウォブリングであると、カメラマイコンC106は、合焦状態にあるか否かを判定する合焦判別処理を行う(ステップS305)。
例えば、カメラマイコンC106はフォーカスレンズL105の位置の履歴に応じて所定回数、同一のエリアで往復していると合焦状態にあると判定する。なお、合焦状態の判定に用いる条件は、カメラの性能目標および動画対応レンズのフォーカス駆動特性などに応じて自由に決定することができる。
続いて、カメラマイコンC106は合焦判別処理の結果に応じて合焦であるか否かを判定する(ステップS306)。合焦でないと(ステップS306において、NO)、カメラマイコンC106は、撮像画面において焦点検出領域が移動中であるか否かを判定する(ステップS307)。
ここで、焦点検出領域が移動中であるとは、例えば、顔検出の際又は被写体追尾の際にコンティニュアスAFの対象となる被写体が撮像画面で2次元方向に移動することに伴って、焦点検出領域の座標が動的に変化する状態をいう。
つまり、焦点検出領域が移動中であるとは、被写体自体の動きが速い場合又は被写体の前を障害物が横切って追尾対象を誤る場合を意味することになる。このような場合には、焦点検出領域が固定されている場合に比べて焦点信号の変動量が大きくなるので、不用意に山登り動作に移行しないことが望ましい。
焦点検出領域が移動中でないと(ステップS307において、NO)、カメラマイコンC106は、ステップS310の方向判別処理に使用する閾値Aを設定する(ステップS308)。焦点検出領域が移動中であると(ステップS307において、YES)、カメラマイコンC106は、ステップS310の方向判別処理に使用する閾値Bを設定する(ステップS309)。閾値Bは閾値Aよりも大きい値とする。
カメラマイコンC106はウォブリング動作の結果に応じて合焦点の存在する方向が特定できるか否かを判定する方向判別処理を行う(ステップS310)。
例えば、カメラマイコンC106は、フォーカスレンズL105の位置の履歴に応じて閾値A又は閾値B以上、同一の方向に振動中心位置が移動していると、合焦点の存在する方向を特定できると判定する。なお、合焦点の存在する方向を特定する際の条件は、カメラの性能目標および動画対応レンズのフォーカス駆動特性などに応じて自由に決定することができる。
次に、カメラマイコンC106は、方向判別処理の結果に応じて合焦点の存在する方向を特定できるか否かを判定する(ステップS311)。合焦点の存在する方向を特定できないと(ステップS311において、NO)、カメラマイコンC106は制御状態をウォブリングに設定(つまり、遷移)する(ステップS312)。
続いて、カメラマイコンC106はレンズマイコンL106を制御して、フォーカスレンズL105を光軸に沿って連続的に振動させる。そして、カメラマイコンC106は振動先の至近側/無限側の焦点信号の大小関係(つまり、増減)を確認しつつ、焦点信号が大きくなる方向に振動中心位置を移動させるウォブリング動作を行う(ステップS313)。その後、カメラマイコンC106はステップS304の処理に戻る。
なお、ウォブリング動作を行うに当たっては、フォーカスレンズL105の振動と中心位置移動に伴う1回当たりの像面移動量とをフォーカスL105の駆動量パラメータとして決定する必要がある。通常、駆動量パラメータはピントを合わせる過程の品質を考慮して、焦点深度内に設定される。基本的にはカメラの性能目標および動画対応レンズのフォーカス駆動特性などに応じて自由に決定することができる。
ステップS306において、合焦であると(ステップS306において、YES)、カメラマイコンC106は、ステップS329の処理に進む。また、合焦点の存在する方向を特定できると(ステップS311において、YES)、カメラマイコンC106は、ステップS316の処理に進む。
ステップS304において、制御状態が山登り(第2の制御モード)であると、カメラマイコンC106は、焦点信号が最大となるピークが検出されたか否かを判定するピーク判別処理を行う(ステップS314)。ここでは、例えば、カメラマイコンC106は、焦点信号値が最大値に対して所定量以上下降するとピークを検出されたと判定する。
なお、ピーク検出の際の条件は、カメラの性能目標および動画対応レンズのフォーカス駆動特性などに応じて自由に決定することができる。
続いて、カメラマイコンC106は、ピーク判別処理の結果に応じて、焦点信号の信号値が最大となるピークが検出されたか否かを判定する(ステップS315)。ピークが検出されないと(ステップS315において、NO)、カメラマイコンC106は制御状態を山登りに設定する(ステップS316)。
続いて、カメラマイコンC106はレンズマイコンL106を制御して、フォーカスレンズL105を所定の速度で光軸に沿って駆動し、焦点信号が最大となる位置を探索する山登り動作を行う(ステップS317)。その後、カメラマイコンC106はステップS304の処理に戻る。
なお、山登り動作を行うに当たっては、フォーカスレンズL105の駆動に伴う単位時間当たりの像面移動量をフォーカスL105の駆動量パラメータとして決定する必要がある。通常、この駆動量パラメータはピントを合わせる過程の品質を考慮して、焦点深度内に設定される。基本的にはカメラの性能目標および動画対応レンズのフォーカス駆動特性などに応じて自由に決定することができる。
ステップS315において、ピークが検出されると(ステップS315において、YES)、カメラマイコンC106は、ステップS320の処理に進む。
ステップS304において、制御状態がピーク戻し(第4の制御モード)であると、カメラマイコンC106は、フォーカスレンズL105が設定された目標位置に到達したか否かを判定する(ステップS318)。フォーカスレンズL105が目標位置に到達すると(ステップS318において、YES)、カメラマイコンC106は、カメラ本体C100に装着されたレンズユニットL100が動画撮影用レンズであるか否かを判定する(ステップS319)。
レンズユニットL100が動画撮影用レンズであると(ステップS319において、YES)、カメラマイコンC106はステップS312の処理に進む。一方、レンズユニットL100が動画撮影用レンズでないと(ステップS319において、NO)、カメラマイコンC106はステップS329の処理に進む。
フォーカスレンズL105が目標位置に到達しないと(ステップS318において、NO)、カメラマイコンC106は制御状態をピーク戻しに設定する(ステップS320)。そして、カメラマイコンC106は、検出したピーク位置を目標位置に設定して、フォーカスレンズL105を所定の速度で駆動させるピーク戻し動作を行う(ステップS321)。その後、カメラマイコンC106はステップS304の処理に戻る。
ステップS304において、制御状態が停止(第3の制御モード)であると、カメラマイコンC106は、カメラ本体C100に装着されたレンズユニットL100が動画撮影用レンズであるか否かを判定する(ステップS322)。レンズユニットL100が動画撮影用レンズでないと(ステップS322において、NO)、カメラマイコンC106は、撮像画面において焦点検出領域が移動中であるか否かを判定する(ステップS323)。
ここで、焦点検出領域が移動中であるとは、例えば、顔検出の際又は被写体追尾の際にコンティニュアスAFの対象となる被写体が撮像画面で2次元方向に移動することに伴って、焦点検出領域の座標が動的に変化する状態をいう。
つまり、焦点検出領域が移動中であるとは、被写体自体の動きが速い場合又は被写体の前を障害物が横切って追尾対象を誤る場合を意味することになる。このような場合には、焦点検出領域が固定されている場合に比べて焦点信号の変動量が大きくなるので、特に、ウォブリング動作不可の静止画撮影用レンズを装着している場合には不用意にコンティニュアスAFを再開しないことが望ましい。
焦点検出領域が移動中でないと(ステップS323において、NO)、カメラマイコンC106は、ステップS326の被写体変化判別処理に使用する閾値Aを設定する(ステップS324)。焦点検出領域が移動中であると(ステップS323において、YES)、カメラマイコンC106は、ステップS326の方向判別処理に使用する閾値Bを設定する(ステップS325)。閾値Bは閾値Aよりも大きい値とする。
カメラマイコンC106は、コンティニュアスAFを再開すべき被写体の変化を検出したか否かを判定する被写体変化判別処理を行う(ステップS326)。例えば、カメラマイコンC106は、現在の焦点信号値がステップS305において合焦判別処理した際の焦点信号値に対して閾値A又は閾値B以上変化すると、被写体変化を検出したと判定する。なお、被写体変化検出の際の条件は、カメラの性能目標および動画対応レンズのフォーカス駆動特性などに応じて自由に決定することができる。
ここでは、上述の焦点検出領域が移動中である場合には、単位時間当たりの移動量が所定の閾値より大きい場合には被写体変化判別処理の条件を厳しくするようにしたが、被写体変化判別処理を行わないようにするなどして、カメラの性能目標および動画対応レンズのフォーカス駆動特性などを応じて自由に決定するようにしてもよい。
続いて、カメラマイコンC106は、被写体判別処理の結果に応じてコンティニュアスAFを再開すべき被写体変化を検出したか否かを判定する(ステップS327)。被写体変化を検出すると(ステップS327において、YES)、カメラマイコンC106は、カメラ本体C100に装着されたレンズユニットL100が動画撮影用レンズであるか否かを判定する(ステップS328)。
レンズユニットL100が動画撮影用レンズであると(ステップS328において、YES)、カメラマイコンC106はステップS312の処理に進む。一方、レンズユニットL100が動画撮影用レンズでないと(ステップS328において、NO)、カメラマイコンC106は、ステップS316の処理に進む。
被写体変化を検出しないと(ステップS327において、NO)、カメラマイコンC106は制御状態を合焦停止に設定する(ステップS329)。そして、カメラマイコンC106は合焦判別処理の焦点信号値を内蔵メモリに記憶して、フォーカスレンズL105を停止させる合焦停止動作(第3の制御モード)を行う(ステップS330)。この合焦停止動作では、カメラマイコンC106は、フォーカスレンズL105を停止させて焦点信号の信号値の変動を監視する。その後、カメラマイコンC106はステップS304の処理に戻る。
図3は、図2Aおよび図2Bに示すウォブリング動作を説明するためのフローチャートである。
ウォブリング動作を開始すると、カメラマイコンC106は初期設定としてウォブリング動作の制御状態を無限駆動に設定する(ステップS401)。続いて、カメラマイコンC106はウォブリング動作の現在の制御状態を判定する(ステップS402)。
ステップS402において、現在の制御状態が無限駆動であると、カメラマイコンC106は、既にフォーカスレンズL105を無限側に駆動済であるか否かを判定する(ステップS403)。無制限側に駆動済みであると(ステップS403において、YES)、カメラマイコンC106は、ステップS407の処理に進む。
一方、無制限側に駆動済みでないと(ステップS403において、NO)、カメラマイコンC106は、ステップS409で得た無限側における焦点信号とステップS417で得た至近側における焦点信号の大きさを比較して、無限側>至近側であるか否かを判定する(ステップS404)。
無限側>至近側であると(ステップS404において、YES)、カメラマイコンC106は、前述の駆動量パラメータに基づいてウォブリング動作の振動中心位置を無限側に移動させる(ステップS405)。これによって、ウォブリング動作中において徐々に合焦方向にフォーカスレンズL105を移動させることができる。そして、カメラマイコンC106は、ステップS406の処理に進む。
無限側≦至近側であると(ステップS404において、NO)、カメラマイコンC106は、前述の駆動量パラメータに基づいてフォーカスレンズL105を無限側に振動させる(ステップS406)。なお、振動量は振動中心位置からの変位量で規定されるので、ステップS405において振動中心位置を無限側に移動させた場合には結果的に振動量が大きくなる。
続いて、カメラマイコンC106はフォーカスレンズL105が目標位置に到達したか否かを判定する(ステップS407)。フォーカスレンズL105が目標位置に到達すると(ステップS407において、YES)、カメラマイコンC106は、制御状態を無限停止に設定する(ステップS410)。そして、カメラマイコンC106はステップS402の処理に戻る。
一方、フォーカスレンズL105が目標位置に到達しないと(ステップS407において、NO)、カメラマイコンC106は制御状態を無限駆動に設定する(ステップS408)。そして、カメラマイコンC106はステップS402の処理に戻る。
ステップS402において、現在の制御状態が無限停止であると、カメラマイコンC106は、フォーカスレンズL105が目標位置に到達した後に撮像素子C101の出力に応じて得られたカメラ信号から無限側の焦点信号を取得する(ステップS409)。そして、カメラマイコンC106は、ステップS416の処理に進んで制御状態を至近駆動に設定する。その後、カメラマイコンC106はステップS402の処理に戻る。
ステップS402において、現在の制御状態が至近駆動であると、カメラマイコンC106は、既にフォーカスレンズL105を至近側に駆動済であるか否かを判定する(ステップS411)。至近側に駆動済みであると(ステップS411において、YES)、カメラマイコンC106は、ステップS415の処理に進む。
一方、至近側に駆動済みでないと(ステップS411において、NO)、カメラマイコンC106は、ステップS417で得た至近側における焦点信号とステップS409で得た無限側における焦点信号の大きさを比較して、至近側>無限側であるか否かを判定する(ステップS412)。
至近側>無限側であると(ステップS412において、YES)、カメラマイコンC106は、前述の駆動量パラメータに基づいてウォブリング動作の振動中心位置を至近側に移動させる(ステップS413)。これによって、ウォブリング動作中において徐々に合焦方向にフォーカスレンズL105を移動させることができる。そして、カメラマイコンC106は、ステップS414の処理に進む。
至近側≦無限側であると(ステップS412において、NO)、カメラマイコンC106は、前述の駆動量パラメータに基づいてフォーカスレンズL105を至近側に振動させる(ステップS414)。なお、振動量は振動中心位置からの変位量で規定されるので、ステップS413において振動中心位置を至近側に移動させた場合には結果的に振動量が大きくなる。
続いて、カメラマイコンC106はフォーカスレンズL105が目標位置に到達したか否かを判定する(ステップS415)。フォーカスレンズL105が目標位置に到達すると(ステップS415において、YES)、カメラマイコンC106は、ステップS418において制御状態を至近停止に設定する。そして、カメラマイコンC106はステップS402の処理に戻る。
一方、フォーカスレンズL105が目標位置に到達しないと(ステップS415において、NO)、カメラマイコンC106は、ステップS416において制御状態を至近駆動に設定する。そして、カメラマイコンC106はステップS402の処理に戻る。
ステップS402において、現在の制御状態が至近停止であると、カメラマイコンC106は、フォーカスレンズL105が目標位置に到達した後に撮像素子C101の出力に応じて得られたカメラ信号から至近側の焦点信号を取得する(ステップS417)。そして、カメラマイコンC106は、ステップS408の処理に進んで、制御状態を無限駆動に設定する。
図4は、図3に示すウォブリング動作の際の時間の経過に連れたフォーカスレンズL105の位置を説明するための図である。
図4において、カメラ信号の垂直同期信号に応じて無限停止、至近駆動、至近停止、および無限駆動が繰り返される。いま、ラベル”A”で示す時刻に撮像素子C101に蓄積された電荷に応じた焦点信号EVが得られたとする。この焦点信号EVは時刻Tにおいて焦点調節制御部C1061に取り込まれる。
また、ラベル”B”で示す時刻に撮像素子106に蓄積された電荷に応じた焦点信号EVが得られたとする。そして、この焦点信号EVは時刻Tで焦点調節制御部C1061に取り込まれる。時刻Tにおいて、焦点調節制御部C1061は焦点信号EVAおよびEVBを比較して、焦点信号EV>焦点信号EVであると、図示のように振動中心位置を移動する。
なお、カメラマイコンC106は、前述のウォブリング動作(第1の制御モード)、山登り動作(第2の制御モード)、ピーク戻し動作(第4の制御モード)、および合焦停止動作(第3の制御モード)を選択的に行うことになる。
このようにして、カメラマイコンC106に備えられた焦点調節制御部C106によってコンティニュアスAF制御を行う際、常に焦点信号が最大となるようにウォブリング、山登り、ピーク戻し、および合焦停止を繰り返しつつフォーカスレンズL105を駆動制御する。これによって、精度よく合焦状態を維持することが可能となる。また、静止画撮影用レンズを使用する際には、不容易にピントが変化して動画の品位が損なわれてしまうという不具合を解消することができる。
このように、本発明の第1の実施形態では、カメラ本体に静止画撮影用レンズを装着した際においても安定してコンティニュアスAF制御を行うことができる。
[第2の実施形態]
続いて、本発明の第2の実施形態によるカメラについて説明する。なお、第2の実施形態によるカメラの構成は図1に示すカメラと同様である。
図5Aおよび図5Bは、本発明の第2の実施形態によるカメラで行われるコンティニュアスAF制御を説明するためのフローチャートである。なお、図5Aおよび図5Bにおいて、図2Aおよび図2Bに示すフローチャートにおけるステップと同一のステップについては同一の参照符号を付して説明を省略する。
前述の第1の実施形態によるカメラで行われるコンティニュアスAF制御では、焦点検出領域の移動に応じて被写体変化判別処理の条件や合焦点方向判別処理の条件を変更している。一方、第2の実施形態によるカメラで行われるコンティニュアスAF制御では、手振れ状態に応じて被写体変化判別処理の条件や合焦点方向判別処理の条件を変更する。
カメラマイコンC106は合焦判別処理の結果に応じて合焦であるか否かを判定する(ステップS306)。合焦でないと(ステップS306において、NO)、カメラマイコンC106は、手振れを検出したか否かを判定する(ステップS607)。手振れを検出していないと(ステップS607において、NO)、カメラマイコンC106は、ステップS310の方向判別処理に使用する閾値Aを設定する(ステップS308)。
手振れを検出すると(ステップS607において、YES)、カメラマイコンC106は、ステップS310の方向判別処理に使用する閾値Bを設定する(ステップS309)。閾値Bは閾値Aよりも大きい値とする。また、ステップS322の処理において、レンズユニットL100が動画撮影用レンズでないと(ステップS322において、NO)、カメラマイコンC106は、手振れを検出しているか否かを判定する(ステップS623)。ここでは、手振れ量が閾値Aまたは閾値B以上であると、カメラマイコンC106は手振れを検出したと判定する。
手振れを検出する際には、例えば、ジャイロセンサ(図示せず)の検出出力に基づいて、カメラマイコンC106が手振れの検出を行う。また、画像における特徴点の移動ベクトルに基づいて手振れを検出するようにしてもよく、いずれにしても手振れが検出可能な手法を用いるようにすればよい。
手振れを検出した際には、手振れ不検出の場合に比べて、焦点信号の変動量が大きくなる。この結果、特に、ウォブリング動作が不可の静止画撮影用レンズを装着した際には不用意にコンティニュアスAFを再開しないことが望ましい。
なお、ここでは、手振れを検出した際には、単位時間当たりの移動量が所定の閾値より大きい場合には被写体変化判別処理の条件や合焦点方向判別処理の条件を厳しくすることとしたが、被写体変化判別処理を行わないようにするなどして、カメラの性能目標および動画対応レンズのフォーカス駆動特性などを応じて自由に決定するようにしてもよい。
このように、本発明の第2の実施形態においても、カメラ本体に静止画撮影用レンズを装着した際においても安定してコンティニュアスAF制御を行うことができる。
上述の説明から明らかなように、カメラ信号処理回路C103、カメラマイコンC106、レンズマイコンL106、およびフォーカスレンズ駆動源L108が焦点調節手段として機能する。
以上、本発明について実施の形態に基づいて説明したが、本発明は、これらの実施の形態に限定されるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の様々な形態も本発明に含まれる。
例えば、上記の実施の形態の機能を制御方法として、この制御方法を撮像装置に実行させるようにすればよい。また、上述の実施の形態の機能を有するプログラムを制御プログラムとして、当該制御プログラムを撮像装置が備えるコンピュータに実行させるようにしてもよい。なお、制御プログラムは、例えば、コンピュータに読み取り可能な記録媒体に記録される。
また、本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。つまり、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種の記録媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPUなど)がプログラムを読み出して実行する処理である。
C100 カメラ本体
C101 撮像素子
C103 カメラ信号処理回路
C1032 焦点信号抽出部
C106 カメラマイコン
C1061 焦点調節制御部
L100 レンズユニット
L105 フォーカスレンズ
L106 レンズマイコン
L1061 レンズAF制御部

Claims (8)

  1. 光軸に沿って移動可能なフォーカスレンズを有するレンズユニットが着脱可能に装着された撮像装置であって、
    前記レンズユニットを介して被写体像が結像され、当該被写体像に応じた画像信号を出力する撮像手段と、
    前記画像信号が示す画像において被写体に対する焦点を検出する焦点検出領域を設定して、当該焦点検出領域から得られた焦点検出信号に応じて前記フォーカスレンズを前記光軸に沿って駆動制御して焦点調節を行う焦点調節手段とを有し、
    前記焦点調節手段は、制御モードとして、少なくとも前記フォーカスレンズを連続的に振動させつつ前記焦点検出信号の信号値の増減に応じて前記フォーカスレンズの振動の中心位置を移動させる第1の制御モードと、前記フォーカスレンズを同一の方向に移動させつつ前記焦点検出信号の信号値が最大となる位置を探索する第2の制御モードと、前記フォーカスレンズを停止させて前記焦点検出信号の信号値の変動を監視する第3の制御モードとを備え、前記第3の制御モードにおいて前記焦点検出信号の信号値の変動が所定の閾値以上のとき、他の前記制御モードへと移行し、
    前記撮像装置に装着された前記レンズユニットが前記第1の制御モードに対応していない場合において、前記第3の制御モードにおける前記閾値は、前記焦点検出領域の単位時間当たりの移動量に応じて異なることを特徴とする撮像装置。
  2. 前記焦点調節手段は、前記第3の制御モードにおいて、前記焦点検出信号の信号値の変動が前記閾値以上のとき、前記撮像装置に装着された前記レンズユニットが前記第1の制御モードに対応している場合には、前記第1の制御モードへ移行し、前記撮像装置に装着された前記レンズユニットが前記第1の制御モードに対応していない場合には、前記第2の制御モードへ移行することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記焦点調節手段は、前記第3の制御モードにおいて、前記撮像装置に装着された前記レンズユニットが前記第1の制御モードに対応していない場合に、前記焦点検出領域の単位時間当たりの移動量から前記焦点検出領域が移動中であると判定された場合には前記被写体の変化を検出するための閾値として第1の閾値を設定し、前記焦点検出領域の単位時間当たりの移動量から前記焦点検出領域が移動中でないと判定された場合には、前記第1の閾値よりも小さい第2の閾値を設定することを特徴とする請求項1又は2に記載の撮像装置。
  4. 撮影の際に手振れがあったか否かを検出する検出手段を備え、
    前記焦点調節手段は、前記第3の制御モードにおいて、前記撮像装置に装着された前記レンズユニットが前記第1の制御モードに対応していない場合に、手振れを検出した場合には前記焦点検出信号の信号値の変動の前記閾値として第3の閾値を設定し、手振れを検出していない場合には、前記第3の閾値よりも小さい第4の閾値を設定することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の撮像装置。
  5. 前記焦点調節手段は、前記第1の制御モードにおいて、合焦点の存在する方向の判別を行う際の同一の方向に前記振動の中心位置が移動している回数を規定する閾値に基づいて、前記合焦点の存在する方向を判別できたか否かを決定することを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の撮像装置。
  6. 前記焦点調節手段は、前記第1の制御モードにおいて、前記焦点検出領域の単位時間当たりの移動量から前記焦点検出領域が移動中であると判定された場合には合焦点の存在する方向の判別を行う際の同一の方向に前記振動の中心位置が移動している回数を規定する閾値として第5の閾値を設定し、前記焦点検出領域の単位時間当たりの移動量から前記焦点検出領域が移動中でないと判定された場合には、前記第5の閾値よりも小さい第6の閾値を設定することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の撮像装置。
  7. 光軸に沿って移動可能なフォーカスレンズを有するレンズユニットが着脱可能に装着され、前記レンズユニットを介して被写体像が結像されて当該被写体像に応じた画像信号を出力する撮像手段を備える撮像装置の制御方法であって、
    前記画像信号が示す画像において被写体に対する焦点を検出する焦点検出領域を設定して、当該焦点検出領域から得られた焦点検出信号に応じて前記フォーカスレンズを前記光軸に沿って駆動制御して焦点調節を行う焦点調節ステップを有し、
    前記焦点調節ステップは、制御モードとして、少なくとも前記フォーカスレンズを連続的に振動させつつ前記焦点検出信号の信号値の増減に応じて前記フォーカスレンズの振動の中心位置を移動させる第1の制御モードと、前記フォーカスレンズを同一の方向に移動させつつ前記焦点検出信号の信号値が最大となる位置を探索する第2の制御モードと、前記フォーカスレンズを停止させて前記焦点検出信号の信号値の変動を監視する第3の制御モードとを備え、前記第3の制御モードにおいて前記焦点検出信号の信号値の変動が所定の閾値以上のとき、他の前記制御モードへと移行し、
    前記撮像装置に装着された前記レンズユニットが前記第1の制御モードに対応していない場合において、前記第3の制御モードにおける前記閾値は、前記焦点検出領域の単位時間当たりの移動量に応じて異なることを特徴とする制御方法。
  8. 光軸に沿って移動可能なフォーカスレンズを有するレンズユニットが着脱可能に装着され、前記レンズユニットを介して被写体像が結像されて当該被写体像に応じた画像信号を出力する撮像手段を備える撮像装置で用いられる制御プログラムであって、
    前記撮像装置が備えるコンピュータに、
    前記画像信号が示す画像において被写体に対する焦点を検出する焦点検出領域を設定して、当該焦点検出領域から得られた焦点検出信号に応じて前記フォーカスレンズを前記光軸に沿って駆動制御して焦点調節を行う焦点調節ステップを実行させ、
    前記焦点調節ステップは、制御モードとして、少なくとも前記フォーカスレンズを連続的に振動させつつ前記焦点検出信号の信号値の増減に応じて前記フォーカスレンズの振動の中心位置を移動させる第1の制御モードと、前記フォーカスレンズを同一の方向に移動させつつ前記焦点検出信号の信号値が最大となる位置を探索する第2の制御モードと、前記フォーカスレンズを停止させて前記焦点検出信号の信号値の変動を監視する第3の制御モードとを選択的に行い、前記第3の制御モードにおいて前記焦点検出信号の信号値の変動が所定の閾値以上のとき、他の前記制御モードへと移行し、
    前記撮像装置に装着された前記レンズユニットが前記第1の制御モードに対応していない場合において、前記第3の制御モードにおける前記閾値は、前記焦点検出領域の単位時間当たりの移動量に応じて異なることを特徴とする制御プログラム。
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