JP6399788B2 - 放射線撮像装置、その駆動方法および放射線検査装置 - Google Patents

放射線撮像装置、その駆動方法および放射線検査装置 Download PDF

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Description

本発明は、放射線撮像装置、その駆動方法および放射線検査装置に関する。
放射線撮像装置(以下、単に「撮像装置」)は複数のセンサを備えており、被検者を通過して複数のセンサで検出された放射線に基づいて、該被検者の体内の情報を示す画像データを取得する。
特許文献1には、センサの構成例が開示されている。特許文献1の図10に記載のセンサは、放射線を検知する検知素子と、検知素子をリセットする第1リセット部と、第1リセット部によりリセットされた際の検知素子からの信号をクランプするクランプ部と、クランプ部をリセットする第2リセット部とを有する。また、該センサは、第1リセット部によりリセットされた後に放射線を検知した検知素子からの信号を受けたクランプ部の電圧を光信号(S信号)としてサンプリングする第1サンプリング部をさらに有する。また、該センサは、第2リセット部によりリセットされた際のクランプ部の電圧をノイズ信号(N信号)としてサンプリングする第2サンプリング部をさらに有する。
このような構成によると、センサから得られる信号から、熱等に起因するkTCノイズを除去しながら、センサ構成等に起因する固定パターンノイズを除去することが可能である。
特開2002−344809号公報
動画撮影を行う場合には、撮像装置は、複数のセンサからの信号読出を繰り返し行って、複数の画像データを取得し、得られた順に該複数の画像データをディスプレイ等に出力すればよい。複数のセンサからの信号読出を1回行って1つの画像データを取得するのに要する時間は、フレームレートとも称される。
動画撮影を行う場合、被検者の観察対象の部位や、その観察方法等、目的に応じて、撮影しながらフレームレートを変更(大きく、又は、小さく)する技術が求められる。例えば、フレームレートを大きくすると、複数の画像データが短い間隔で順に得られるため、動画がスムーズに再生され、フレームレートを小さくすると、検知素子で電荷を蓄積する時間を大きくすることができるため、センサ感度が向上する。例えば、観察対象の部位の動きを観察する場合にはフレームレートを大きくし、該部位の患部を詳細に観察する場合にはフレームレートを小さくしてもよい。
本発明の目的は、フレームレートを変更しながら放射線撮影を行うのに有利な技術を提供することにある。
本発明の一つの側面は放射線撮像装置にかかり、前記放射線撮像装置は、センサと、前記センサを駆動する駆動部とを備える放射線撮像装置であって、前記センサは、放射線を検知するための検知素子と、前記検知素子をリセットする第1リセット部と、前記検知素子からの信号に応じた電圧を保持する保持部と、前記保持部をリセットする第2リセット部と、前記保持部の電圧に応じた信号をサンプリングする第1サンプリング部と、前記保持部の電圧に応じた信号をサンプリングする第2サンプリング部と、を有しており、前記駆動部は、前記第1リセット部により前記検知素子をリセットした時の前記検知素子からの信号に応じた電圧を前記保持部が保持した後、前記検知素子が検知した放射線量に応じて変化した前記保持部の電圧に応じた第1信号を前記第1サンプリング部によりサンプリングする第1動作と、前記第1動作の後に前記第2リセット部により前記保持部をリセットしながら、該リセットされた前記保持部の電圧に応じた第2信号を前記第2サンプリング部によりサンプリングした後に前記第1リセット部により前記検知素子をリセットする第2動作と、を繰り返し行うように前記センサを駆動し、前記駆動部は、更に、ある前記第2動作を行ってから次の前記第1動作を開始するまでの期間が第1期間である第1モードでは、その期間に、前記第1リセット部により前記検知素子をリセットして前記第2リセット部により前記保持部をリセットする第3動作を実行し、ある前記第2動作を行ってから次の前記第1動作を開始するまでの期間が、前記第1期間よりも小さい第2期間である第2モードでは、前記第2動作が前記第3動作を兼ねるように前記センサを駆動し、外部から同期信号を受けており、前記第1モードでは、ある前記第2動作を行った後に最初に受けた前記同期信号に応答して前記第3動作を行い、その後、次の前記第1動作から前記第2動作までの一連の動作が完了するまでの間に前記同期信号を受けた場合には、前記第3動作を行わないことを特徴とする。
本発明によれば、フレームレートを変更しながら放射線撮影を行うのに有利である。
放射線検査装置のシステム構成例を説明するための図。 放射線検査装置の具体的な構成例を説明するための図。 センサユニットの構成例を説明するための図。 読出部の構成例を説明するための図。 放射線撮像装置の駆動方法の例を説明するための図。 単位センサの構成例を説明するための図。 センサの駆動タイミングチャートの例を説明するための図。 センサの駆動タイミングチャートの例を説明するための図。 センサの駆動タイミングチャートの例を説明するための図。 センサの駆動タイミングチャートの例を説明するための図。 センサの駆動タイミングチャートの例を説明するための図。 センサの駆動タイミングチャートの例を説明するための図。 センサの駆動タイミングチャートの例を説明するための図。 センサの駆動タイミングチャートの例を説明するための図。
(1. 放射線撮像装置の構成例)
図1は、放射線撮像システムに代表される放射線検査装置IA(以下、「検査装置IA」という)の全体構成例を示すシステムブロック図である。検査装置IAは、放射線撮像装置100(以下、「撮像装置100」という)と、処理部101と、表示部102と、放射線源制御部103と、放射線源104とを具備する。
撮像装置100は、放射線撮影により被検者の体内情報を示す画像データを取得し、該画像データを処理部101に出力する。処理部101は、該画像データを受けて画像処理を行う。また、処理部101は、各ユニットとの間で制御信号の授受を行い、検査装置IA全体のシステム制御を行うシステム制御部としても機能しうる。表示部102は、例えばディスプレイを含み、処理部101から画像データを受けて放射線画像を表示する。
放射線源制御部103は、放射線撮影の際には、撮像装置100と同期するように処理部101により制御され、処理部101からの制御信号に基づいて、放射線源104に制御信号を出力する。放射線源104は、放射線源制御部103からの制御信号に応答して、放射線撮影を行うための放射線(X線、α線、β線、γ線等)を発生する。
撮像装置100は、撮像部10と、撮像部10から信号を読み出す読出部20と、処理部101との間で信号の授受を行いながら撮像装置100内の各ユニットを制御する制御部109とを備える。
撮像部10は、センサパネル105(又はセンサアレイ)を含み、センサパネル105は、例えば複数のセンサユニット106が配列されて形成される。センサユニット106は、例えば、シリコンウエハを用いて公知の半導体製造プロセスによって作製されたセンサチップである。各センサユニット106には、複数のセンサが複数の行および複数の列を形成するように配列されている。隣接センサユニット106同士は、ダイシングによって物理的に分離されたものでもよいし、分離されてなくてもよい。例えば、ダイシング前に各センサユニット106を検査して、該検査結果が所定の基準を満たしたセンサユニット106を選択的に用いればよい。
なお、ここでは説明を容易にするため、センサユニット106が2行×14列を形成するように配列された構成を例示しているが、撮像部10の構成はこれらの数量に限られるものではない。
撮像部10の上には、例えば、放射線を光に変換するシンチレータ(不図示)が配されており、撮像部10は、該シンチレータからの光に基づいて画像データを取得する。ここでは、放射線をシンチレータにより光に変換して該光を光電変換する、いわゆる間接変換型の構成を例示したが、放射線を電気信号に(直接)変換する、いわゆる直接変換型の構成でもよい。
読出部20は、例えば、マルチプレクサ131〜138と、差動アンプ等を含む信号増幅部141〜148と、アナログデジタル変換(AD変換)を行うAD変換部151〜158とを有する。マルチプレクサ131等は、信号読出の対象となるセンサを列ごとに選択する列選択部を形成し、信号増幅部141等およびAD変換部151等は、該選択された列のセンサの信号を出力する出力部を形成する。
撮像部10の上辺部および下辺部には、信号の授受又は電源の供給を行うための複数の電極が配列される。電極は、フライングリード式プリント配線板(不図示)により外部回路に接続される。例えば、撮像部10からの信号は、電極を介して読出部20により読み出され、また、制御部109からの制御信号は、電極を介して撮像部10に供給される。
制御部109は、各種インターフェースを介して、処理部101との間で制御信号の授受を行い、また、画像データを処理部101に出力する。制御用インターフェース110は、動作モードや各種パラメータなどの設定情報や撮影情報の他、撮像装置100の動作状態などの装置情報の授受を行うためのインターフェースである。画像データインターフェース111は、撮像装置100で得られた画像データを処理部101に出力するためのインターフェースである。
その他、制御部109は、撮像装置100が撮影可能な状態になったことを、READY信号112により処理部101に通知する。処理部101は、制御部109からのREADY信号112に応答して、放射線の照射開始(曝射)のタイミングを、外部同期信号113により制御部109に通知する。制御部109は、曝射許可信号114がイネーブル状態の間に、放射線源制御部103に制御信号を出力して放射線照射を開始させる。
以上のような構成により、制御部109は、処理部101との間で制御信号および同期信号の授受を行い、撮像部10その他の各ユニットの駆動制御や動作モード制御を行う。そして、制御部109は、読出部20のAD変換部151等によりAD変換された各センサユニット106の画像データ(デジタルデータ)を1つのフレームデータに合成し、処理部101に出力する。
図2は、検査装置IAの一例であるCアーム型放射線透視診断装置IA(以下、「診断装置IA」という)の構成例を示す模式図である。本構成では、処理部101等の各ユニットが台車dl上に搭載されており、ユーザは、診断装置IAを移動することが可能である。そして、寝台bsの上に被検者obを載せて放射線撮影を行う。診断装置IAは、静止画撮影を行うこともできるし、動画撮影を行うこともできる。
撮像装置100および放射線源104は、C型アームcrによって固定されている。撮像装置100は、C型アームcrから取り外すことが可能な構成でもよく、該取り外した撮像装置100を他の検査装置に用いることも可能である。
その他、処理部101は、無線LAN等、画像データを遠隔地に転送するための通信手段を有していてもよく、これによって遠隔地のユーザに該画像データを転送することも可能である。また、処理部101は、光ディスク等、画像データを保存するためのデータ保存手段を有していてもよく、これによって他の時間に該画像データに基づく放射線画像を表示部102に表示することも可能である。
(2. センサユニットの構成例)
図3は、1つのセンサチップであるセンサユニット106の構成例を示している。各センサユニット106は、複数のセンサsと、複数のセンサsを駆動するための垂直走査回路303と、複数のセンサsから信号読出を行うための水平走査回路304と、を備える。
複数のセンサsは、例えばm行×n列を形成するように配列されている。図中では、例えば第1行かつ第2列のセンサは「s(1、2)」と示されている。詳細は後述するが、各センサsでは、信号成分に相当するS信号と、ノイズ成分に相当するN信号とがそれぞれ保持されており、S信号およびN信号は、各センサsから個別に出力される。
垂直走査回路303および水平走査回路304は、例えばシフトレジスタで構成されており、制御部109からの制御信号に基づいて動作する。垂直走査回路303は、制御信号に基づいて、信号読出の対象のセンサsを行ごとに駆動する駆動部として機能する。具体的には、垂直走査回路303は、制御線305を介して複数のセンサsに制御信号を供給し、当該制御信号に基づいて複数のセンサsを行単位で駆動する。水平走査回路304は、制御信号に基づいて、センサsを列ごとに選択し、該選択された各列のセンサsの信号を順に出力させる(水平転送)。具体的には、水平走査回路304は、垂直走査回路303により駆動されたセンサsの信号(S信号およびN信号)を、列信号線306及び307並びにアナログ出力線308及び309を介して、順に外部に出力させる。
センサユニット106は、センサsで保持されたS信号を読み出すための端子Eと、センサsで保持されたN信号を読み出すための端子Eと、を有する。また、センサユニット106はセレクト端子ECSをさらに有し、端子ECSで受ける信号が活性化されることによって、該センサユニット106の各センサsの信号が、端子E及びEを介して読み出される。
より具体的には、各センサsは、S信号を出力するための端子tsと、N信号を出力するための端子tnとを有する。端子tsは列信号線306に接続されており、端子tnは列信号線307に接続されている。列信号線306及び307は、水平走査回路304からの制御信号に応答して導通状態になるスイッチSWを介して、アナログ出力線308及び309に接続されている。アナログ出力線308及び309の信号は、端子ECSが受ける信号に応答して導通状態になるスイッチSWCSを介して、端子E及びEから出力される。
また、センサユニット106は、垂直走査回路303および水平走査回路304を制御するための制御信号を受ける端子をさらに有する。端子VSTは、垂直走査回路303に入力されるスタートパルスを受ける。端子CLKVは、垂直走査回路303に入力されるクロック信号を受ける。端子HSTは、水平走査回路304に入力されるスタートパルスを受ける。端子CLKHは、水平走査回路304に入力されるクロック信号を受ける。これらの各制御信号は、制御部109から供給される。
以上の構成により、センサユニット106では、各センサsは行単位で制御され、各列のセンサsの信号(S信号およびN信号)が順に出力され(水平転送が為され)、信号読出が為される。
(3. 読出部の構成例)
図4は、読出部20の回路構成の一部を示している。端子Eからの信号は、信号増幅部141の反転入力端子(図中で「−」と示す)に入力され、端子Eからの信号は、信号増幅部141の非反転入力端子(図中で「+」と示す)に入力される。信号増幅部141では、端子Eからの信号と端子Eからの信号との差分(信号値の差分)が増幅され、該差分に応じた信号がAD変換部151に出力される。AD変換部151は、CLKAD端子でクロック信号を受けており、該クロック信号に基づいて、信号増幅部141からの信号をAD変換(アナログデジタル変換)する。該AD変換された信号は、ADOUT端子を介して制御部109に出力される。
なお、ここでは説明を容易にするため、信号増幅部141およびAD変換部151を例示して述べたが、マルチプレクサ131をさらに含む場合についても同様である。
(4. センサユニットの駆動方法の例)
図5は、撮像装置100から信号読出を行うための読出動作ROのタイミングチャートを例示している。横軸を時間軸とし、縦軸には各制御信号を示す。ここでは説明を容易にするため、4つのセンサユニット106(106〜106)から信号読出を行う場合について述べる。
選択信号Sel(Sel0〜Sel3)は、信号読出の対象とするセンサユニット106を選択するための制御信号である。選択信号Sel0〜Sel3は、センサユニット106〜106に対応し、それぞれ、対応するセンサユニット106の端子ECSに入力される。例えば、センサユニット106を信号読出の対象とする場合には、Sel1をハイレベル(H)にし、その他の選択信号Sel0、2及び3を、ローレベル(L)にする。
その他の制御信号VST等は、各端子に入力される制御信号を示しており、例えば、端子VSTに入力される制御信号を信号VSTと示す。他の制御信号についても同様である。
信号VSTはスタートパルス信号であり、この信号に基づいて、選択信号Selにより選択されたセンサユニット106における第1行の各センサsが、垂直走査回路303によって選択される。信号CLKVはクロック信号であり、端子CLKVで該クロック信号を受けるたびに、選択されている行が第1行から第m行まで順にシフトされる(即ち、各センサsが、第1行から第m行まで行ごとに順に選択される)。
信号HSTはスタートパルス信号であり、この信号に基づいて、選択信号Selにより選択されたセンサユニット106における第1列の各センサsが、水平走査回路304によって選択される。信号CLKHはクロック信号であり、端子CLKHで該クロック信号を受けるたびに、選択されている列が第1列から第n列まで順にシフトされる(即ち、各センサsが、第1列から第n列まで行ごとに順に選択される)。
信号CLKADはクロック信号であり、前述のとおり、この信号に基づいて、各センサsのS信号とN信号との差分に応じた信号が、AD変換部108によってAD変換される。
まず、信号VSTおよび信号CLKVがHになった後、選択信号Sel0〜Sel3が順にHになり、センサユニット106〜106が順に選択される。ある選択信号SelがHになるタイミングで(又は、Hになった後)、信号HSTがHになり、その後、次の選択信号SelがHになるまでの間、クロック信号CLKH及びCLKADが入力される。
このような駆動方法によって、例えば、図中の第1期間T1では、センサユニット106〜106の其々から、第1行の各センサsからの信号読出が為される。具体的には、まず、センサユニット106の第1行の各センサsについて第1列から第n列まで、順に、該各センサsの信号のAD変換が為される。次に、センサユニット106の第1行の各センサsの信号のAD変換が同様に為される。その後、センサユニット106の第1行の各センサsの信号のAD変換が同様に為され、さらにその後、センサユニット106の第1行の各センサsの信号のAD変換が同様に為される。
第2期間T2(各センサユニット106の第2行の各センサsからの信号読出)以降についても第1期間T1と同様である。
(5. 単位センサの構成例)
図6は、センサユニット106に配列された単位センサsの回路構成を例示している。センサsは、例えば、第1部分ps1と第2部分ps2と第3部分ps3とを含む。
第1部分ps1は、フォトダイオードPDと、トランジスタM1〜M2と、フローティングディフュージョン容量CFD(以下、FD容量CFD)と、感度切り替え用の容量CFD’とを有する。
フォトダイオードPDは光電変換素子であり、照射された放射線に応じて前述のシンチレータで生じた光(シンチレータ光)を電気信号に変換する。具体的には、シンチレータ光の光量に応じた量の電荷がフォトダイオードPDで発生し、該発生した電荷量に応じたFD容量CFDの電圧が第2部分ps2に出力される。
なお、ここでは、前述の間接変換型の撮像部10を考えており、放射線を検知するための検知素子として、フォトダイオードPDを用いた構成を例示したが、他の光電変換素子が用いられてもよい。また、前述の直接変換型の撮像部10の場合には、該検知素子として、放射線を電気信号に直接変換する変換素子が用いられればよい。
感度切り替え用の容量CFD’は、センサsの放射線に対する感度を切り替えるために用いられ、トランジスタM1(スイッチ素子)を介してフォトダイオードPDに接続されている。信号WIDEが活性化されることによってトランジスタM1が導通状態になり、FD容量CFDと容量CFD’との合成容量の電圧が第2部分ps2に出力される。
このような構成により、センサsは、信号WIDEがHのときは低感度モードとなり、Lのときに高感度モードとなる。このように、センサsは、容量CFD’を用いるか否かで放射線に対する感度を変更することが可能である。
また、トランジスタM2は、信号PRESが活性化されることによってフォトダイオードPDの電荷をリセット(初期化)し、第2部分ps2に出力される電圧をリセットする。
第2部分ps2は、トランジスタM3〜M7と、クランプ容量CCLと、定電流源(例えばカレントミラー構成のトランジスタ)とを有する。トランジスタM3とトランジスタM4と定電流源とは電流経路を形成するように直列に接続されている。トランジスタM3のゲートに入力されるイネーブル信号ENが活性化されることによって、第1部分ps1からの電圧を受けるトランジスタM4がソースフォロワ動作を行い、第1部分ps1からの電圧に応じた電圧が出力される。
その後段には、トランジスタM5〜7とクランプ容量CCLとで構成されたクランプ回路が設けられている。具体的には、クランプ容量CCLの一方の端子n1が、第1部分ps1のトランジスタM3とトランジスタM4との間のノードに接続されており、他方の端子n2が、トランジスタM5を介してクランプ電圧VCLに接続されている。また、トランジスタM6とトランジスタM7と定電流源とは電流経路を形成するように直接に接続されており、端子n2は、トランジスタM7のゲートに接続されている。
このような構成により、第1部分ps1のフォトダイオードPDで生じるkTCノイズ(いわゆるリセットノイズ)が除去される。
具体的には、前述のリセット時における第1部分ps1からの電圧に応じた電圧がクランプ容量CCLの端子n1に入力される。また、クランプ信号PCLが活性化されることによりトランジスタM5が導通状態になり、クランプ電圧VCLがクランプ容量CCLの端子n2に入力される。これにより、クランプ容量CCLの両端子n1−n2間の電位差が、ノイズ成分としてクランプされる。換言すると、第2部分ps2は、フォトダイオードPDで生じた電荷に応じた電圧を保持することが可能であり、kTCノイズに相当する電圧をクランプ容量CCLにより保持する保持部として機能する。本構成では、第2部分ps2では、ソースフォロワ動作を行うトランジスタM4からフォトダイオードPDで生じた電荷に応じて出力された電圧から、該クランプされたノイズ成分が除去された電圧が保持される。
トランジスタM6のゲートは、イネーブル信号ENが供給され、イネーブル信号ENが活性化されることによってトランジスタM7がソースフォロワ動作を行い、トランジスタM7のゲート電圧に応じた電圧が第3部分ps3に出力される。例えば、フォトダイオードPDで電荷が発生することによってトランジスタM7のゲート電圧が変化し、該変化した電圧に応じた電圧が第3部分ps3に出力される。
第3部分ps3は、トランジスタM8、M10、M11及びM13と、アナログスイッチSW9及びSW12と、容量CS及びCN(キャパシタ)と、を有する。トランジスタM8及びM10とアナログスイッチSW9と容量CSとが形成するユニットを「第1のユニットUSHS」と称する。
第1のユニットUSHSにおいて、トランジスタM8と容量CSとはサンプルホールド回路を形成している。具体的には、制御信号TSを用いてトランジスタM8の状態(導通状態または非導通状態)を切り替えることによって、第2部分ps2からの信号を、S信号として容量CSに保持する。換言すると、第1のユニットUSHSは、S信号をサンプリングする第1サンプリング部として機能する。また、トランジスタM10は、そのソースフォロワ動作を行い、これによって該S信号は増幅される。該増幅されたS信号は、制御信号VSRを用いてアナログスイッチSW9を導通状態にすることより、端子tsから出力される。
第1のユニットUSHSと同様にして、トランジスタM11及びM13とアナログスイッチSW12と容量CNとは、端子tnから信号を出力する「第2のユニットUSHN」を形成している。第2のユニットUSHNではN信号が容量CNで保持される。換言すると、第2のユニットUSHNは、N信号をサンプリングする第2サンプリング部として機能する。また、前述のとおり、読出部20は、S信号とN信号との差分を、端子ts及びtnを介して読み出す。これにより、第2部分ps2に起因する固定パターンノイズ(FPN:Fitted Pattern Noise)が除去される。
以上、センサsでは、S信号およびN信号が容量CS及びCNに保持されており、該保持されているS信号およびN信号は、アナログスイッチSW9及びSW12を導通状態にすることにより、いわゆる非破壊読出で読み出される。即ち、トランジスタM8及びM11を非導通状態にしている間は、該保持されているS信号およびN信号を、任意のタイミングで読み出すことが可能である。
(6. 第1実施形態)
(6.1. 単位センサの駆動方法の例)
図7は、本実施形態に係るセンサsの駆動タイミングチャートを示している。ここでは説明を容易にするため、高感度モード(即ち、制御信号WIDEがL)の場合について述べる。
図7の(A)に示されるように、時刻t50では、動作モードの設定等、撮影を行うのに必要な情報の設定を行う。次に、時刻t51では、同期信号SYNCに応答して、各センサsおよびクランプ容量CCLをリセットするためのリセット駆動RDを行う。そして、時刻t60では、画像信号を読み出すためのサンプリング駆動SDを行う。その後、前述の読出動作RO(図5参照)を行う。
図7の(B)は、リセット駆動RDの具体的なタイミングチャートを示している。リセット駆動RDでは、同期信号SYNCに応答して、フォトダイオードPDをリセットするリセット動作と、kTCノイズに相当する電圧をクランプ容量CCLに保持する動作とを行う。
時刻t51では、イネーブル信号ENをHにしてトランジスタM3及びM6を導通状態にする。これにより、トランジスタM4及びM7がソースフォロア動作を行う状態になる。
時刻t52では、信号PRESをHにしてトランジスタM2を導通状態にする。これにより、フォトダイオードPDが基準電圧VRESに接続され、フォトダイオードPDがリセットされると共に容量CFDの電圧もリセットされる。また、該リセット時のトランジスタM4のゲート電圧に応じた電圧が、クランプ容量CCLの一方の端子n1(トランジスタM4側の端子)に供給される。
時刻t53では、信号PCLをHにしてトランジスタM5を導通状態にする。これにより、クランプ電圧VCLがクランプ容量CCLの端子n2(トランジスタM7側の端子)に供給される。
時刻t54では、信号PRESをLにしてトランジスタM2を非導通状態にする。これにより、クランプ容量CCLの端子n1は、上記リセット時のトランジスタM4のゲート電圧に応じた電圧にセットされる。
時刻t55では、信号PCLをLにしてトランジスタM5を非導通状態にする。これにより、端子n1と端子n2との電位差(基準電圧VRESにしたがう電圧とクランプ電圧VCLとの電位差)に応じた電荷がクランプ容量CCLに保持され、フォトダイオードPDの熱等に起因するkTCノイズがクランプされる。
時刻t56では、イネーブル信号ENをLにして、トランジスタM3及びM6を非導通状態にする。これにより、トランジスタM4及びM7を非動作状態にする。その後、前述の曝射許可信号114をH(許可状態)にする。
以上のようにして、リセット駆動RDの一連の動作が終了する。即ち、リセット駆動RDでは、フォトダイオードPDをリセットすると共に、クランプ容量CCLをリセットし、該リセットされたクランプ容量CCLにはkTCノイズに相当する電圧が保持される。その後、放射線の照射にしたがって、フォトダイオードPDでは、照射された放射線量に応じた電荷が発生する。
なお、リセット駆動RDは、全てのセンサについて一括で為され、制御タイミングのずれを防ぐことによって、隣接センサユニット間や隣接センサ間でのデータの連続性が維持される。
図7の(C)は、サンプリング駆動SDの具体的なタイミングチャートを示している。サンプリング駆動SDでは、フォトダイオードPDで発生した電荷量に応じた信号レベルをS信号としてサンプリングして容量CSに保持する動作を行う。また、サンプリング駆動SDでは、センサsの構成や各素子の製造ばらつき等に起因する固定パターンノイズに相当するノイズレベルをN信号としてサンプリングして容量CNに保持する動作を行う。
時刻t60では、イネーブル信号ENをHにしてトランジスタM3及びM6を導通状態にし、トランジスタM4及びM7がソースフォロア動作を行う状態になる。トランジスタM4のゲート電圧は、フォトダイオードPDで発生し蓄積された電荷量に応じて変化しており、該変化したゲート電圧に応じた電圧がクランプ容量CCLの端子n1に入力され、端子n1の電位が変化する。そして、該端子n1の電位変化にしたがって、クランプ容量CCLの端子n2の電位が変化する。
時刻t61では、信号TSをHにしてトランジスタM8を導通状態にする。これにより、端子n2の電位(上述の変化した端子n2の電位)に応じた電圧が容量CSに充電される。
時刻t62では、信号TSをLにしてトランジスタM8を非導通状態にする。これにより、上記電圧が容量CSに固定される(S信号のサンプリング)。また、時刻t62では、曝射許可信号114をL(禁止状態)にする。
時刻t63では、信号PCLをHにしてトランジスタM5を導通状態にする。これにより、クランプ電圧VCLがクランプ容量CCLの端子n2(トランジスタM7側の端子)に供給される。
時刻t64では、信号TNをHにしてトランジスタM11を導通状態にする。これにより、端子n2の電位(上述の供給された電圧VCL)に応じた電圧が容量CNに充電される。
時刻t65では、信号TNをLにしてトランジスタM11を非導通状態にする。これにより、上記電圧が容量CNに固定される(N信号のサンプリング)。
時刻t66では、信号PRESをHにしてトランジスタM2を導通状態にし、FD容量CFD(及びCFD’)の電圧をリセットして基準電圧VRESにすると共に、端子n1の電圧もリセットする。
時刻t67では、信号PRESをLにしてトランジスタM2を非導通状態にする。これにより、クランプ容量CCLの端子n1は、上記リセット時のトランジスタM4のゲート電圧に応じた電圧にセットされる。
最後に、時刻t68では信号PCLをLにしてトランジスタM5を非導通状態にし、時刻t69では、イネーブル信号ENをLにしてトランジスタM3及びM6を非導通状態(トランジスタM4及びM7を非動作状態)にする。
まとめると、サンプリング駆動SDでは、時刻t61〜t62でS信号のサンプリングを行う。そして、時刻t63〜t68でクランプ容量CCLの端子n2の電位をリセットし、その間、時刻t64〜t65でN信号のサンプリングした後に時刻t66〜t67でフォトダオードPDのリセットをする。
以上のようにして、サンプリング駆動SDの一連の動作が終了する。即ち、サンプリング駆動SDでは、フォトダイオードPDで発生した電荷量に応じた信号レベルをS信号としてサンプリングして容量CSに保持すると共に、固定パターンノイズに相当するノイズレベルをN信号としてサンプリングして容量CNに保持する。
なお、サンプリング駆動SDは、前述のリセット駆動RDと同様に、各センサユニット106の制御タイミングのずれを防ぐため、全てのセンサについて一括で為されうる。
その後に為される読出動作ROでは、前述のとおり、S信号とN信号との差分に応じた信号が順にAD変換され、画像データとして出力される。
(6.2. フレームレートの変更方法の例)
図8は、動画撮影時にフレームレートを変更する場合の駆動タイミングチャートを示している。動画撮影を行う場合には、前述のリセット駆動RD、サンプリング駆動SDおよび読出動作ROを繰り返し行う。これらの一連の動作で読み出される1つの画像データは「フレーム」とも称され、あるフレームの信号読出が完了した後は、次のフレームの信号読出が開始される。
ここで、フォトダイオードPDのリセットが為されてからS信号のサンプリングが為されるまでの時間は、フォトダイオードPDで生じた電荷を蓄積する電荷蓄積時間に相当する。図8の(A)〜(D)は、電荷蓄積時間を固定しながらフレームレートを変えた場合のタイミングチャートであり、(A)、(B)、(C)、(D)の順に、フレームレートが大きい。フレームレートは、被検者の観察対象の部位やその観察方法等、撮影条件に応じて、適宜、変更されればよい。
図8の(A)は、上記4つの例の中でフレームレートが最も小さい第1のフレームレートのタイミングチャートであり、前述の図7を簡易化して示したものである。この例では、読出動作ROが完了した後に、リセット駆動RDを行う。
図8の(B)は、第1のフレームレートよりも大きい第2のフレームレートにした場合のタイミングチャートである。この例では、読出動作ROを行っている間に、リセット駆動RDを行う。図6を参照しながら述べたように、トランジスタM8及びM11を非導通状態にしている間は、容量CS及びCNに保持されているS信号およびN信号は、任意のタイミングで読み出される。よって、サンプリング駆動SDで、容量CS及びCNに保持されたS信号およびN信号は、リセット駆動RDによってリセットされずに、読出動作ROによって適切に読み出される。
図8の(C)は、第2のフレームレートよりも大きい第3のフレームレートにした場合のタイミングチャートである。この例では、サンプリング駆動SDにおけるイネーブル信号ENがLになる前に同期信号SYNCを受けており、イネーブル信号ENがHのまま、次のリセット駆動RDが開始される。換言すると、あるサンプリング駆動SDにおけるイネーブル信号ENのパルスと、その次のリセット駆動SDにおけるイネーブル信号ENのパルスと、が1つのパルスになっている。このような駆動方法によっても、容量CS及びCNに保持されたS信号およびN信号は、リセット駆動RDによってリセットされずに、読出動作ROによって適切に読み出される。
図8の(D)は、第3のフレームレートよりも大きい第4のフレームレートにした場合のタイミングチャートである。この例では、サンプリング駆動SDにおける信号PRES及びPCLがLになる前に同期信号SYNCを受けており、信号PRES及びPCLがHのまま、次のリセット駆動RDが開始される。換言すると、あるサンプリング駆動SDにおける信号PRES及びPCLのパルスと、その次のリセット駆動SDにおける信号PRES及びPCLのパルスとが、それぞれ1つのパルスになっている。このような駆動方法によっても、容量CS及びCNに保持されたS信号およびN信号は、リセット駆動RDによってリセットされずに、読出動作ROによって適切に読み出される。
別の観点では、図8の(D)の例では、時刻t201〜204に例示されるように、リセット駆動RDが省略されているとも言える。図7の(C)を参照しながら述べたように、本実施形態に係るサンプリング駆動SDでは、時刻t63〜t68でトランジスタM5を導通状態にしながら、N信号のサンプリングを行った後にフォトダオードPDのリセットを行っている。そのため、この例では、サンプリング駆動SDがリセット駆動RDを兼ねる形で、フレームレートを大きくすることが可能になる。
ここで、図9を参照しながら、連続撮影を行う場合の駆動タイミングチャートを例示する。この例では、曝射許可信号はHに維持されており、同期信号SYNCを受けるたびにサンプリング駆動SDを行う。ここでは比較のため、前述の電荷蓄積時間が、図8の各例と同じになるように駆動する場合を考える。
サンプリング駆動SDの動作内容は、図7を参照しながら述べたサンプリング駆動SDと同様である。例えば、時刻t221で同期信号SYNCを受けて、サンプリング駆動SDと同様の動作を開始する。サンプリング駆動SDが終了する時刻を時刻t222とする。サンプリング駆動SDは、リセット駆動RDを兼ねている。
再び、図8の(D)の例を参照すると、第4のフレームレートは、図9の例の連続撮影と同等のフレームレートである。よって、(D)の例によると、サンプリング駆動SDがリセット駆動RDを兼ねる形で、連続撮影と同等のフレームレートである第4のフレームレートで動画撮影を行うことが可能である。
以上、本実施形態によると、フレームレートを変更しながら放射線撮影を行うのに有利である。
(6.3. 比較例)
図10の(A)〜(D)は、動画撮影時にフレームレートを変更する場合の駆動タイミングチャートの比較例を、図8の(A)〜(D)と同様に示している。
本比較例では、(A)の拡大図に示されるサンプリング駆動SD’を行う。サンプリング駆動SD’では、時刻t61’〜t63’でS信号のサンプリングを行う。次に、時刻t64’〜t66’でフォトダオードPDのリセットをしながら時刻t65’〜t69’でクランプ容量CCLの端子n2の電位をリセットし、その間、時刻t67’〜t68’でN信号のサンプリングを行っている。
図10の(A)〜(C)の3つの例では、図8(A)〜(C)と同様にして、フレームレートを大きくすることができる。
しかしながら、図10の(D)の例では、信号PRESを、信号TNをLにした後の時刻t115’で、再びHにする。そして、信号PRESのパルス幅を保証する必要があるため、所定時間が経過した後に曝射許可信号がHになる。その結果、曝射許可信号がLの期間(曝射無効の期間、即ち、時刻t114’〜t116’)が、図8の(D)の例(時刻t202〜t203)と比べて大きくなっている。そのため、図10の(D)の例では、図9を参照しながら述べた連続撮影と同等のフレームレートを達成することができない。
よって、本実施形態によると、フレームレートを変更しながら放射線撮影を行うのに有利であり、また、動画撮影時のフレームレートを大きくするのにも有利である。
(6.4. 本実施形態の変形例)
図11は、第1の変形例として、動画撮影において、ある1つの画像データを取得している間に、同期信号SYNCを受けた場合の駆動タイミングチャートを示している。例えば、時刻t231で、同期信号SYNCを受けているが、この時点では、該画像データを取得するためのサンプリング駆動SDが完了していないため、リセット駆動RDは開始されない。その後、サンプリング駆動SDが完了し、その時刻を時刻t232とする。さらにその後の時刻t233で、同期信号SYNCを受けており、この時点では上記サンプリング駆動SDが完了しているので、該同期信号SYNCに応答してリセット駆動RDが開始される。
換言すると、あるサンプリング駆動SDが完了した後、最初の同期信号SYNCに応答してリセット駆動RDを開始し、その後、サンプリング駆動SDを行って、信号読出ROを行う。一方で、サンプリング駆動SDが完了するまでの間に同期信号SYNCを受けた場合にはリセット駆動RDは開始されない。本駆動方法によると、動画撮影での撮像装置100の誤動作を防止するのにも有利である。
図12は、第2の変形例として、あるサンプリング駆動SDからその次のリセット駆動RDまでの間、一部の信号をHに維持する場合の駆動タイミングチャートを示している。この例は、図8の(B)を参照しながら述べた第2のフレームレートに対応する。図8の(B)の例では、信号EN、PRES及びPCLは、あるサンプリング駆動SDの後からその次のリセット駆動RD前までの期間では、Lであった。一方で、本変形例では、図12に例示されるように、信号EN、PRES及びPCLは、あるサンプリング駆動SDからその次のリセット駆動RDまでの間(例えば、時刻t305〜t307の間)、Hに維持されている。本駆動方法によっても、撮像装置100は動作可能である。なお、撮像装置100の消費電力を低減する観点からは、信号ENについては、例えば時刻t305〜t306の間ではLにするとよい。
(7. 第2実施形態)
前述のリセット駆動RD(図7参照)によるとフォトダイオードPDおよびクランプ容量CCLがリセットされる。しかしながら、放射線撮影の開始直後では、センサsの第3部分ps3の各部分の電位が不定になっている虞、例えば、サンプリング用の容量CS及びCNに残留電荷が存在する等の虞がある。この状態で、上記リセット駆動RDを行ってサンプリング駆動SDおよび読出動作ROを行うと、放射線画像に残像や斑等が生じる虞がある。そのため、放射線撮影の開始後の最初のフレームの信号読出を行う場合には、該第3部分ps3についても適切にリセットするとよい。
図13は、本実施形態に係るセンサsの駆動タイミングチャートを示している。放射線撮影の開始後、まず、時刻t401〜t408で、本実施形態に係るリセット駆動RD2を行う。次に、時刻t409〜t411で、サンプリング駆動SDを行い、その後、読出動作ROを行う。その後は、前述の第1実施形態と同様に、リセット駆動RD、サンプリング駆動SDおよび読出動作ROの一連の動作を繰り返し行う。
リセット駆動RD2によると、時刻t401では、信号ENをH(トランジスタM3及びM6が導通状態になって、トランジスタM4及びM7がソースフォロワ動作を開始)にする。次に、時刻t402〜t407では、信号PCLをH(クランプ容量CCLの端子n2の電位をリセット)にする。その間、時刻t403〜t404で、信号TS及びTNをH(容量CS及びCNをリセット、具体的には、容量CS及びCNの双方でN信号を保持することと等価)にする。また、時刻t405〜406で、信号PRESをH(フォトダイオードPDをリセット)にする。最後に、時刻t408で、信号ENをL(トランジスタM3及びM6が非導通状態になって、トランジスタM4及びM7がソースフォロワ動作を終了)にする。
なお、リセット駆動RD2は、前述のリセット駆動RDと同様に、各センサユニット106の制御タイミングのずれを防ぐため、全てのセンサについて一括で為されうる。
本実施形態によっても、第1実施形態と同様の効果が得られる他、放射線撮影の開始後の最初のフレームの信号読出で得られる放射線画像の品質を向上させるのにも有利である。
(8. 第3実施形態)
撮影中にフレームレートを変更(大きく、又は、小さく)する場合、サンプリング駆動SD後のリセット駆動RDのタイミングが変わるため、容量CS及びCNでの電荷のリーク量が異なる。具体的には、フレームレートが小さい場合には、フレームレートが大きい場合に対して、サンプリング駆動SDが終了してからリセット駆動RDが開始されるまでの時間が大きいため、容量CS及びCNの電荷のリーク量が大きい。このことは、放射線画像の品質の低下をもたらしうる。そのため、フレームレートが小さい場合には、前述のリセット駆動RD2を行うとよい。
図14は、本実施形態に係るセンサsの駆動タイミングチャートを示している。この例では、電荷蓄積時間を一定に維持しながら、途中でフレームレートを変更している。
放射線撮影の開始後、まず、時刻t501〜t502でリセット駆動RD2を行う。次に、時刻t503〜t504で、サンプリング駆動SDを行い、その後、時刻t505〜t506で、読出動作ROを行っている間にリセット駆動RDを行う。同様に、時刻t507以降、リセット駆動RD、サンプリング駆動SDおよび読出動作ROの一連の動作を繰り返し行う。そして、時刻t512以降では、フレームレートが変更され、フレームレートを小さくしている。ここで、読出動作ROが完了した後の時刻t513〜t514では、リセット駆動RD2を行い、その後、サンプリング駆動SDおよび読出動作ROを行う。
ここで、読出動作ROを行っている間にリセット駆動RD2を行うと、容量CS及びCNに保持されているS信号およびN信号が読み出される前にリセットされてしまう。そのため、リセット駆動RD2は、例えば、時刻t513〜t514に例示されるように、読出動作ROが完了した後に為されるとよい。
本実施形態によると、第1実施形態と同様の効果が得られる他、互いに異なるフレームレートで得られる放射線画像の品質を向上させるのにも有利である。
(9. その他)
以上、いくつかの好適な実施形態を述べたが、本発明はこれらに限られるものではなく、目的等に応じて、その一部を変更してもよいし、各実施形態を組み合わせてもよい。また、本発明は、フォトダイオードPD等の検知素子と、クランプ容量CCL等の保持部と、これらを個別にリセットするリセット部と、S信号およびN信号を個別にサンプリングするサンプリング部とを含むセンサであれば、適用することが可能である。よって、センサsの構成例やセンサsの駆動方法の例は、各実施形態で例示された態様に限られるものではない。
また、本発明は、上述の各実施形態は、プログラムないしソフトウェアをコンピュータにより実行することによっても為されうる。具体的には、例えば、上述の各実施形態の機能を実現するプログラムが、ネットワーク又は各種記憶媒体を介して、システムないし装置に供給される。システムないし装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)は、その後、該プログラムを読み出して実行する。
s:センサ、303:垂直走査回路、PD:フォトダイオードM2:リセット用のトランジスタ、CCL:クランプ容量、M5:クランプ容量リセット用のトランジスタ、M8:S信号サンプリング用のトランジスタ、CS:S信号サンプリング用の容量、M11:N信号サンプリング用のトランジスタ、CN:N信号サンプリング用の容量。

Claims (11)

  1. センサと、前記センサを駆動する駆動部とを備える放射線撮像装置であって、
    前記センサは、
    放射線を検知するための検知素子と、
    前記検知素子をリセットする第1リセット部と、
    前記検知素子からの信号に応じた電圧を保持する保持部と、
    前記保持部をリセットする第2リセット部と、
    前記保持部の電圧に応じた信号をサンプリングする第1サンプリング部と、
    前記保持部の電圧に応じた信号をサンプリングする第2サンプリング部と、
    を有しており、
    前記駆動部は、
    前記第1リセット部により前記検知素子をリセットした時の前記検知素子からの信号に応じた電圧を前記保持部が保持した後、前記検知素子が検知した放射線量に応じて変化した前記保持部の電圧に応じた第1信号を前記第1サンプリング部によりサンプリングする第1動作と、
    前記第1動作の後に前記第2リセット部により前記保持部をリセットしながら、該リセットされた前記保持部の電圧に応じた第2信号を前記第2サンプリング部によりサンプリングした後に前記第1リセット部により前記検知素子をリセットする第2動作と、
    を繰り返し行うように前記センサを駆動し、
    前記駆動部は、更に、
    ある前記第2動作を行ってから次の前記第1動作を開始するまでの期間が第1期間である第1モードでは、その期間に、前記第1リセット部により前記検知素子をリセットして前記第2リセット部により前記保持部をリセットする第3動作を実行し、
    ある前記第2動作を行ってから次の前記第1動作を開始するまでの期間が、前記第1期間よりも小さい第2期間である第2モードでは、前記第2動作が前記第3動作を兼ねる
    ように前記センサを駆動し、
    外部から同期信号を受けており、
    前記第1モードでは、ある前記第2動作を行った後に最初に受けた前記同期信号に応答して前記第3動作を行い、その後、次の前記第1動作から前記第2動作までの一連の動作が完了するまでの間に前記同期信号を受けた場合には、前記第3動作を行わない
    ことを特徴とする放射線撮像装置。
  2. センサと、前記センサを駆動する駆動部とを備える放射線撮像装置であって、
    前記センサは、
    放射線を検知するための検知素子と、
    前記検知素子をリセットする第1リセット部と、
    前記検知素子からの信号に応じた電圧を保持する保持部と、
    前記保持部をリセットする第2リセット部と、
    前記保持部の電圧に応じた信号をサンプリングする第1サンプリング部と、
    前記保持部の電圧に応じた信号をサンプリングする第2サンプリング部と、
    を有しており、
    前記駆動部は、
    前記第1リセット部により前記検知素子をリセットした時の前記検知素子からの信号に応じた電圧を前記保持部が保持した後、前記検知素子が検知した放射線量に応じて変化した前記保持部の電圧に応じた第1信号を前記第1サンプリング部によりサンプリングする第1動作と、
    前記第1動作の後に、前記第2リセット部により前記保持部をリセットしながら、該リセットされた前記保持部の電圧に応じた第2信号を前記第2サンプリング部によりサンプリングした後に前記第1リセット部により前記検知素子をリセットする第2動作と、
    を繰り返し行うように前記センサを駆動し、
    前記駆動部は、更に、
    ある前記第2動作を行ってから次の前記第1動作を開始するまでの期間が第1期間である第1モードでは、その期間に、前記第1リセット部により前記検知素子をリセットして前記第2リセット部により前記保持部をリセットする第3動作を実行し、
    ある前記第2動作を行ってから次の前記第1動作を開始するまでの期間が、前記第1期間よりも小さい第2期間である第2モードでは、前記第3動作を行わない
    ように前記センサを駆動し、
    外部から同期信号を受けており、
    前記第1モードでは、ある前記第2動作を行った後に最初に受けた前記同期信号に応答して前記第3動作を行い、その後、次の前記第1動作から前記第2動作までの一連の動作が完了するまでの間に前記同期信号を受けた場合には、前記第3動作を行わない
    ことを特徴とする放射線撮像装置。
  3. 前記センサからの信号を出力するための出力部をさらに備え、
    前記出力部は、前記第1サンプリング部によりサンプリングされた前記第1信号と、前記第2サンプリング部によりサンプリングされた前記第2信号との信号値の差に応じた信号を出力する
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の放射線撮像装置。
  4. センサと、前記センサを駆動する駆動部とを備える放射線撮像装置であって、
    前記センサは、
    放射線を検知するための検知素子と、
    前記検知素子をリセットする第1リセット部と、
    前記検知素子からの信号に応じた電圧を保持する保持部と、
    前記保持部をリセットする第2リセット部と、
    前記保持部の電圧に応じた信号をサンプリングする第1サンプリング部と、
    前記保持部の電圧に応じた信号をサンプリングする第2サンプリング部と、
    を有しており、
    前記駆動部は、
    前記第1リセット部により前記検知素子をリセットした時の前記検知素子からの信号に応じた電圧を前記保持部が保持した後、前記検知素子が検知した放射線量に応じて変化した前記保持部の電圧に応じた第1信号を前記第1サンプリング部によりサンプリングする第1動作と、
    前記第1動作の後に前記第2リセット部により前記保持部をリセットしながら、該リセットされた前記保持部の電圧に応じた第2信号を前記第2サンプリング部によりサンプリングした後に前記第1リセット部により前記検知素子をリセットする第2動作と、
    を繰り返し行うように前記センサを駆動し、
    前記駆動部は、更に、
    ある前記第2動作を行ってから次の前記第1動作を開始するまでの期間が第1期間である第1モードでは、その期間に、前記第1リセット部により前記検知素子をリセットして前記第2リセット部により前記保持部をリセットする第3動作を実行し、
    ある前記第2動作を行ってから次の前記第1動作を開始するまでの期間が、前記第1期間よりも小さい第2期間である第2モードでは、前記第2動作が前記第3動作を兼ねる
    ように前記センサを駆動し、
    前記センサからの信号を出力するための出力部をさらに備え、
    前記出力部は、前記第1サンプリング部によりサンプリングされた前記第1信号と、前記第2サンプリング部によりサンプリングされた前記第2信号との信号値の差に応じた信号を出力し、
    ある前記第2動作を行ってから次の前記第1動作を開始するまでの期間が前記第1期間よりも小さく且つ前記第2期間よりも大きい第3期間である第3モードをさらに含み、
    前記駆動部は、
    前記第1モードでは、前記出力部が前記信号値の差に応じた信号を出力した後に、前記第3動作を行うと共に、前記第3動作でリセットされた前記保持部の電圧に応じた信号を前記第1サンプリング部によりサンプリングして、該信号を前記第2サンプリング部によりサンプリングする第4動作を実行し、
    前記第3モードでは、前記出力部が前記信号値の差に応じた信号を出力している間に、前記第3動作及び前記第4動作のうちの前記第3動作を実行する
    ように前記センサを駆動する
    ことを特徴とする放射線撮像装置。
  5. センサと、前記センサを駆動する駆動部とを備える放射線撮像装置であって、
    前記センサは、
    放射線を検知するための検知素子と、
    前記検知素子をリセットする第1リセット部と、
    前記検知素子からの信号に応じた電圧を保持する保持部と、
    前記保持部をリセットする第2リセット部と、
    前記保持部の電圧に応じた信号をサンプリングする第1サンプリング部と、
    前記保持部の電圧に応じた信号をサンプリングする第2サンプリング部と、
    を有しており、
    前記駆動部は、
    前記第1リセット部により前記検知素子をリセットした時の前記検知素子からの信号に応じた電圧を前記保持部が保持した後、前記検知素子が検知した放射線量に応じて変化した前記保持部の電圧に応じた第1信号を前記第1サンプリング部によりサンプリングする第1動作と、
    前記第1動作の後に、前記第2リセット部により前記保持部をリセットしながら、該リセットされた前記保持部の電圧に応じた第2信号を前記第2サンプリング部によりサンプリングした後に前記第1リセット部により前記検知素子をリセットする第2動作と、
    を繰り返し行うように前記センサを駆動し、
    前記駆動部は、更に、
    ある前記第2動作を行ってから次の前記第1動作を開始するまでの期間が第1期間である第1モードでは、その期間に、前記第1リセット部により前記検知素子をリセットして前記第2リセット部により前記保持部をリセットする第3動作を実行し、
    ある前記第2動作を行ってから次の前記第1動作を開始するまでの期間が、前記第1期間よりも小さい第2期間である第2モードでは、前記第3動作を行わない
    ように前記センサを駆動し、
    前記センサからの信号を出力するための出力部をさらに備え、
    前記出力部は、前記第1サンプリング部によりサンプリングされた前記第1信号と、前記第2サンプリング部によりサンプリングされた前記第2信号との信号値の差に応じた信号を出力し、
    ある前記第2動作を行ってから次の前記第1動作を開始するまでの期間が前記第1期間よりも小さく且つ前記第2期間よりも大きい第3期間である第3モードをさらに含み、
    前記駆動部は、
    前記第1モードでは、前記出力部が前記信号値の差に応じた信号を出力した後に、前記第3動作を行うと共に、前記第3動作でリセットされた前記保持部の電圧に応じた信号を前記第1サンプリング部によりサンプリングして、該信号を前記第2サンプリング部によりサンプリングする第4動作を実行し、
    前記第3モードでは、前記出力部が前記信号値の差に応じた信号を出力している間に、前記第3動作及び前記第4動作のうちの前記第3動作を実行する
    ように前記センサを駆動する
    ことを特徴とする放射線撮像装置。
  6. 前記出力部は、前記信号値の差をアナログデジタル変換する変換部を有する
    ことを特徴とする請求項3乃至5のいずれか1項に記載の放射線撮像装置。
  7. 前記駆動部は、
    外部から同期信号を受けており、
    前記第1モードでは、ある前記第2動作を行った後に最初に受けた前記同期信号に応答して前記第3動作及び前記第4動作を行い、その後、次の前記第1動作から前記第2動作までの一連の動作が完了するまでの間に前記同期信号を受けた場合には、前記第3動作及び前記第4動作を行わず、
    前記第3モードでは、ある前記第2動作を行った後に最初に受けた前記同期信号に応答して前記第3動作を行い、その後、次の前記第1動作から前記第3動作までの一連の動作が完了するまでの間に前記同期信号を受けた場合には、前記第3動作を行わない
    ことを特徴とする請求項4又は5に記載の放射線撮像装置。
  8. 請求項1乃至7のいずれか1項に記載の放射線撮像装置と、
    放射線を発生する放射線源と、を具備する
    ことを特徴とする放射線検査装置。
  9. 前記放射線検査装置は、Cアーム型放射線透視診断装置を含む
    ことを特徴とする請求項8に記載の放射線検査装置。
  10. センサと、前記センサを駆動する駆動部とを備える放射線撮像装置の駆動方法であって、
    前記センサは、放射線を検知するための検知素子と、前記検知素子をリセットする第1リセット部と、前記検知素子からの信号に応じた電圧を保持する保持部と、前記保持部をリセットする第2リセット部と、前記保持部の電圧に応じた信号をサンプリングする第1サンプリング部と、前記保持部の電圧に応じた信号をサンプリングする第2サンプリング部と、を有しており、
    前記駆動部による前記放射線撮像装置の駆動方法は、
    前記第1リセット部により前記検知素子をリセットした時の前記検知素子からの信号に応じた電圧を前記保持部が保持した後、前記検知素子が検知した放射線量に応じて変化した前記保持部の電圧に応じた第1信号を前記第1サンプリング部によりサンプリングする第1動作と、前記第1動作の後に、前記第2リセット部により前記保持部をリセットしながら、該リセットされた前記保持部の電圧に応じた第2信号を前記第2サンプリング部によりサンプリングした後に前記第1リセット部により前記検知素子をリセットする第2動作と、を繰り返し行う工程を有しており、
    前記工程では、
    ある前記第2動作を行ってから次の前記第1動作を開始するまでの期間が第1期間である第1モードでは、その期間に、前記第1リセット部により前記検知素子をリセットして前記第2リセット部により前記保持部をリセットする第3動作をさらに実行し、
    ある前記第2動作を行ってから次の前記第1動作を開始するまでの期間が、前記第1期間よりも小さい第2期間である第2モードでは、前記第3動作の実行を抑制し、
    前記第1モードでは、ある前記第2動作を行った後に最初に前記駆動部が受けた同期信号に応答して前記第3動作を行い、その後、次の前記第1動作から前記第2動作までの一連の動作が完了するまでの間に前記駆動部が同期信号を受けた場合には、前記第3動作を行わない
    ことを特徴とする放射線撮像装置の駆動方法。
  11. センサと、前記センサを駆動する駆動部と、前記センサからの信号を出力するための出力部と、を備える放射線撮像装置の駆動方法であって、
    前記センサは、放射線を検知するための検知素子と、前記検知素子をリセットする第1リセット部と、前記検知素子からの信号に応じた電圧を保持する保持部と、前記保持部をリセットする第2リセット部と、前記保持部の電圧に応じた信号をサンプリングする第1サンプリング部と、前記保持部の電圧に応じた信号をサンプリングする第2サンプリング部と、を有しており、
    前記出力部は、前記第1サンプリング部によりサンプリングされた第1信号と、前記第2サンプリング部によりサンプリングされた第2信号との信号値の差に応じた信号を出力し、
    前記駆動部による前記放射線撮像装置の駆動方法は、
    前記第1リセット部により前記検知素子をリセットした時の前記検知素子からの信号に応じた電圧を前記保持部が保持した後、前記検知素子が検知した放射線量に応じて変化した前記保持部の電圧に応じた前記第1信号を前記第1サンプリング部によりサンプリングする第1動作と、前記第1動作の後に、前記第2リセット部により前記保持部をリセットしながら、該リセットされた前記保持部の電圧に応じた前記第2信号を前記第2サンプリング部によりサンプリングした後に前記第1リセット部により前記検知素子をリセットする第2動作と、を繰り返し行う工程を有しており、
    前記工程では、
    ある前記第2動作を行ってから次の前記第1動作を開始するまでの期間が第1期間である第1モードでは、その期間に、前記第1リセット部により前記検知素子をリセットして前記第2リセット部により前記保持部をリセットする第3動作をさらに実行し、
    ある前記第2動作を行ってから次の前記第1動作を開始するまでの期間が、前記第1期間よりも小さい第2期間である第2モードでは、前記第3動作の実行を抑制し、
    ある前記第2動作を行ってから次の前記第1動作を開始するまでの期間が前記第1期間よりも小さく且つ前記第2期間よりも大きい第3期間である第3モードをさらに含み、
    前記第1モードでは、前記出力部が前記信号値の差に応じた信号を出力した後に、前記第3動作を行うと共に、前記第3動作でリセットされた前記保持部の電圧に応じた信号を前記第1サンプリング部によりサンプリングして、該信号を前記第2サンプリング部によりサンプリングする第4動作を実行し、
    前記第3モードでは、前記出力部が前記信号値の差に応じた信号を出力している間に、前記第3動作及び前記第4動作のうちの前記第3動作を実行する
    ことを特徴とする放射線撮像装置の駆動方法。
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