JP6399322B2 - 駆動伝達装置と当該装置を備えたプロセスユニット及び画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、初段減速ギヤが内歯ギヤ部を有する省スペースな駆動伝達装置と、当該駆動伝達装置を備えたプロセスユニット及び画像形成装置に関する。
従来、被駆動体を低回転・高トルクで駆動するギヤ伝動装置では、駆動源としての駆動モータの回転軸に取り付けられた駆動外歯ギヤと、これに噛み合う初段従動ギヤが、低回転・高トルクの動力伝達になるように設計されている。すなわち、駆動モータの駆動外歯ギヤは、増速のために歯数(又はピッチ円直径)が小さく設定され、これに対して初段従動ギヤのピッチ円直径は相対的に大きく設定され、これにより大きな減速比を達成している。
しかし、駆動モータの駆動外歯ギヤの歯数を少なくすると、初段従動ギヤとの噛み合い率を十分にとることができず、このことが回転ムラや騒音・振動の原因になっていた。この騒音・振動を低減するために、ギヤの噛み合い部にグリースを注入するなどの対策も取られているが、十分とはいえない。また、グリースを複数回注入すると当該注入の際にギヤ噛み合い部に異物等が混入する可能性も高まり、当該異物による異常音や回転精度の悪化、さらにはギヤ破損等の可能性が高まるおそれがあった。
このような課題を解決するため、特許文献1(特開平11−311302号公報)には、騒音・振動を低減する目的で、駆動モータの回転軸に取り付けられた駆動外歯ギヤに噛み合う初段従動ギヤを内歯ギヤで構成したギヤ伝動装置が開示されている。
しかし、特許文献1(特開平11−311302号公報)のギヤ伝動装置は、従動側の複数の回転軸を駆動モータの回転軸から順次離間させて配置しているため、異なる複数の駆動対象を駆動する場合には比較的大きなスペースが必要になるという課題がある。
本発明の目的は、駆動側から従動側に低回転・高トルク伝動となるギヤ列を、省スペース、高噛み合い率、低振動・低騒音、高耐久・高回転精度で構成可能な駆動伝達装置を提供することにある。
前記課題を解決するため、本発明は、支軸を中心とする環状の立設部を有し、該立設部の内周面に駆動外歯ギヤと噛み合う内歯ギヤ部が形成されるとともに、前記立設部の外周面に外歯ギヤ部が形成された第1回転部材と、前記第1回転部材と駆動伝達可能に設けられた第2回転部材とを有する駆動伝達装置において、前記内歯ギヤ部と前記外歯ギヤ部とが、前記立設部の半径方向で重複するように形成されていることを特徴とする駆動伝達装置である。
本発明の駆動伝達装置は、第1回転部材の内歯ギヤ部を駆動外歯ギヤと噛み合わせ、前記内歯ギヤ部の外側に位置する第1回転部材の外周面の外歯ギヤ部を介して被駆動体に駆動力を伝達するようにしたので、第1回転部材と第2回転部材を軸方向の共通の厚みスペース内で近接配置することができ、省スペースな減速ギヤ列を構成することができる。また、初段ギヤ伝達に内歯ギヤを使用しているので、高噛み合い率、低振動・低騒音、高耐久・高回転精度を実現することができる。
(A)は本発明の第1実施形態に係る駆動伝達装置の断面図、(B)は(A)のB−B線矢視断面図である。 本発明の第2実施形態に係る駆動伝達装置の断面図である。 本発明の第3実施形態に係る駆動伝達装置の断面図である。 本発明の第4実施形態に係る駆動伝達装置の断面図である。 本発明の第5実施形態に係る駆動伝達装置の断面図である。 本発明の実施形態に係る駆動伝達装置を使用した画像形成装置の概略断面図である。
以下、本発明の実施形態に係る駆動伝達装置を図面を参照して説明するが、各図面で共通又は対応する部品には共通の符号を付けることにより、重複した説明を適宜省略する。
(第1実施形態)
図1は第1実施形態の駆動伝達装置を示すもので、図1に示すように、駆動伝達装置は互いに平行状に対向した2枚の垂直な板状フレーム100、110を有する。左側の板状フレーム100の外側に、駆動源としての駆動モータ120が、座板130を介して取り付けられている。
駆動モータ120の回転軸120aは、座板130と板状フレーム100を水平方向に貫通して右側の板状フレーム110に向かって水平に突出している。駆動モータ120の回転軸120aの先端側に、駆動外歯ギヤ140が一体的に連結されている。駆動外歯ギヤ140のピッチ円は、大きな減速比を得るために小さく設定され、図示するように回転軸120aとほぼ同径とされている。
2つの板状フレーム100、110に対して、駆動モータ120の近傍で、水平方向に配設された支軸150の両端が支持されている。この支軸150に、第1回転部材160が回転可能に支持されている。第1回転部材160の支軸150に支持された中央部分は、複数のリブ166を放射状に形成した内側円筒部160eとされ、少ない材料で必要な強度を確保している。
この第1回転部材160は、前記駆動外歯ギヤ140に噛み合う従動内歯ギヤ部160aを有する。従動内歯ギヤ部160aは、駆動外歯ギヤ140の回転数を減速するために、駆動外歯ギヤ140の10倍程度大きなピッチ円に設定されている。
第1回転部材160の外周面には、駆動外歯ギヤ部160bが一体的に形成されている。この駆動外歯ギヤ部160bと従動内歯ギヤ部160aは、第1回転部材160の外側円筒部160cの内周面と外周面に位置する関係にある。
板状フレーム100、110の相互間に、第1回転部材160によって駆動される第2回転部材170が配設されている。この第2回転部材170の外周に形成された従動外歯ギヤ部170aが、第1回転部材160駆動外歯ギヤ部160bに噛み合っている。
第2回転部材170は、板状フレーム100、110に取り付けられた軸受180、190に回転自在に支持された回転軸200に一体化されている。この回転軸200は、被駆動体210に同軸的に連結されている。従って、この駆動伝達装置では、駆動モータ120の回転が、駆動外歯ギヤ140→第1回転部材160の従動内歯ギヤ部160a→駆動外歯ギヤ部160b→第2回転部材170の従動外歯ギヤ部170a→回転軸200→被駆動体210の経路で伝達される。
前記第1回転部材160と第2回転部材170は、用途に応じた適当な素材で形成することができる。比較的小さいトルクの場合は第1回転部材160と第2回転部材170を例えば樹脂で形成することができ、樹脂ギヤにすることでギヤ噛み合い騒音を効果的に低減することができる。
板状フレーム100の内側面に、第1回転部材160の外側円筒部160cの外縁を覆うように、円形のリブ101を形成してもよい。このようにリブ101を設けることで、第1回転部材160の環状溝161内で発生するギヤ噛み合い音が外部に放散するのを抑制することができる。リブ101は円形に完全連続している必要はなく、第2回転部材170との噛み合い部分を回避するため、或いは駆動外歯ギヤ140と従動内歯ギヤ部160aにグリースを補給等するために、リブ101の一部を適当な長さで切り欠いてもよい。また、回転軸200と被駆動体210は、必ずしも駆動外歯ギヤ140に最接近させる必要はなく、第1回転部材160の円周方向の任意の位置に配設することが可能である。
(第2実施形態)
図2は、本発明の第2実施形態を示すもので、第1回転部材160の外側円筒部160cを、左右両側から環状溝162、163を形成することで凹状に肉抜きしたものである。第1回転部材160を樹脂により金型成形した場合、従動内歯ギヤ部160aと駆動外歯ギヤ部160bの歯先相互間距離と歯底相互間距離の差が大きくなり、材料の熱収縮等によりギヤ精度を確保するのが難しくなる。そこで前記肉抜きにより肉厚を制御することで、従動内歯ギヤ部160aと駆動外歯ギヤ部160bを高精度ギヤとすることが可能となる。また、当該肉抜きにより、第1回転部材160の材料費の低減と軽量化を図ることができる。第2回転部材170も樹脂により金型成形する場合は、左右両側から環状溝171、172を形成することで同様に肉抜きすることができる。その他は、第1実施形態と同様である。
(第3実施形態)
図3は、本発明の第3実施形態を示すもので、駆動外歯ギヤ140と従動内歯ギヤ部160a、及び駆動外歯ギヤ部160b及び従動外歯ギヤ部170aを、それぞれ斜歯ギヤHとしたものである。第1回転部材160の内側と外側の斜歯ギヤHの組み合わせで、互いに逆方向のスラスト力Sが発生するように構成されている。斜歯ギヤHにすることにより、振動・騒音・回転精度・耐久性が向上する。さらに、スラスト力Sを逆方向に発生させることにより、第1回転部材160のスラスト方向の移動力をキャンセルすることができる。これにより、第1回転部材160のスラスト方向の移動による板状フレーム100又は110との摩擦・摩耗・騒音を解消することができる。
(第4実施形態)
図4は、本発明の第4実施形態を示すものである。第1回転部材160の外周面と第2回転部材170を外周面を、適度の摩擦を有する円筒面160d、170dとしている。そして両回転部材160、170の円筒面160d、170d同士の間に、ベルト220を掛け回している。図1〜図3がすべてギヤ伝動であるのに対し、図4はギヤ伝動とベルト伝動の組み合わせである。この場合、第1回転部材160の外周面の円筒面160dがトルク伝達部となる。
この実施形態では、ギヤ単体とプーリ単体を多段に組み合わせた場合に比べて大幅な省スペースとなる。また、ベルト220により長距離伝動が容易化され、また振動伝達をベルト220で遮断できる利点もある。円筒面160d、170dに歯車を形成してタイミングプーリとし、ベルト220をタイミングベルトにすることも可能である。それ以外は図1と同様である。なお、この第4実施形態においても、第1回転部材160と第2回転部材170を図2のように凹状に肉抜きしてもよいことは勿論である。
(第5実施形態)
図5は、本発明の第5実施形態を示すものである。駆動外歯ギヤ140の先端部にテーパ部141を形成し、第1回転部材160の環状溝161の内外周端縁にもテーパ部164、165を形成している。このようにテーパ部141、164、165を形成することにより、駆動外歯ギヤ140を第1回転部材160の環状溝161内に挿入して従動内歯ギヤ部160aに噛み合わせる際の作業が容易になる。また、ギヤの損傷を防止することができる。その他は、図1と同様である。
テーパ部141と、テーパ部164、165は、軸側又は溝側のいずれか一方に形成するだけでも駆動外歯ギヤ140をスムーズに環状溝161に挿入することができる効果が得られる。なお、図4のベルト伝動型でも前記テーパ部141、164、165を形成してよいことは勿論である。
前述した駆動伝達装置において、駆動モータ120が回転すると、その回転軸120aに連結された駆動外歯ギヤ140で第1回転部材160が回転され、この第1回転部材160の回転により第2回転部材170と被駆動体210が回転される。
駆動モータ120の回転数は、駆動外歯ギヤ140から従動内歯ギヤ部160aに伝達される第1段階で大きく減速され、駆動外歯ギヤ部160bから従動外歯ギヤ部170aに伝動される第2段階で、歯数比に応じた増速又は減速が行われる。図示例では駆動外歯ギヤ部160bのピッチ円を従動外歯ギヤ部170aのピッチ円よりも大きくしているので、第2段階でやや増速されるようになっている。
回転が伝達される際、駆動外歯ギヤ140と従動内歯ギヤ部160aの噛み合い部分は噛み合い率が増える。また、当該噛み合い部分が環状溝161内にあるので、回転駆動時の振動・騒音が低減するだけでなくギヤの噛み合い音が外部に漏れにくく、また潤滑用グリースが外部に飛散しにくい。さらに、前述したように板状フレーム100にリブ101を形成することで、騒音低減とグリース飛散防止の効果を高めることができる。
このように、本発明の実施形態では、駆動モータ120で駆動される駆動外歯ギヤ140に、第1回転部材160の従動内歯ギヤ部160aが噛み合っている。そしてこの従動内歯ギヤ部160aの外側にある駆動外歯ギヤ部160bが第2回転部材170の従動外歯ギヤ部170aと噛み合っている。従って、第1回転部材160と第2回転部材170を軸方向の共通の厚みスペース内で近接配置することができる。これにより、騒音低減とグリース飛散防止を図れるほか、以下の効果を得ることができる。
1)薄型で省スペースな減速ギヤ列を構成することができる。
2)従動外歯ギヤ部170aを有する第2回転部材170を第1回転部材160から軸方向に容易に脱着することが可能になり、装置の組立性と分解性を向上することができる。3)噛み合い率の増大により、駆動外歯ギヤ140と第1回転部材160の回転精度と耐久性を向上することができる。
4)駆動外歯ギヤ140と従動内歯ギヤ部160aの噛み合い部に対する異物の噛み込み可能性を低減することができる。
(画像形成装置)
前述した図1〜図5の駆動伝達装置は、各種の駆動機構に採用可能である。ここでは、図6の画像形成装置に適用する例を示す。この画像形成装置において、プロセスユニット1K,1Y,1M,1C、感光体ドラム2K,2Y,2M,2C、中間転写ベルト20、用紙搬送ローラとしての給紙ローラ30又は定着装置40の少なくともいずれか1つを、前述の駆動伝達装置によって駆動することができる。
図6はレーザプリンタの概略図である。画像形成装置は、複写機、プリンタ、ファクシミリの各単体はもちろんこと、これらの2つ以上を組み合わせた複合機であってもよい。
画像形成装置は、カラー画像の色分解成分に対応するブラック、イエロー、マゼンタ、シアンの各色の現像剤によって画像を形成する作像部として4つのプロセスユニット1K,1Y,1M,1Cを備えている。各プロセスユニット1K,1Y,1M,1Cは、互いに異なる色の未使用トナーを収容したトナーボトル6K,6Y,6M,6Cを有する。それ以外は同様の構成になっている。1つのプロセスユニット1Kを例にその構成を説明すると、プロセスユニット1Kは、感光体ドラム2K(感光体ドラム)と、ドラムクリーニング装置3Kと、帯電装置4K、現像装置5K等を有している。プロセスユニット1Kは画像形成装置の本体に対して着脱自在に装着され、一度に消耗部品を交換可能となっている。
各プロセスユニット1K,1Y,1M,1Cの上方には、露光器7が配設されている。この露光器7は、画像データに基づいてレーザダイオードからレーザ光を発するように構成されている。
また、各プロセスユニット1K,1Y,1M,1Cの下方には、第1転写部としての転写装置8が配設されている。転写装置8は、各感光体ドラム2K,2Y,2M,2Cに対向する4つの一次転写ローラ9K,9Y,9M,9C、各一次転写ローラ9K,9Y,9M,9Cと駆動ローラ21及び従動ローラ22に掛け渡され循環走行する中間転写ベルト20、駆動ローラ21に対向して配設した第2転写部としての二次転写ローラ23、ベルトクリーニング装置10等を有する。感光体ドラム2K,2Y,2M,2Cが各色の第1の感光体とすれば、中間転写ベルト20はそれらの像を合成した第2の感光体である。
画像形成装置の下部には、用紙Pを多数枚収容可能な給紙トレイ50と、給紙トレイ50から用紙Pを給紙路31に向けて送り出す給紙ローラ30が設けてある。給紙路31の末端付近には、用紙Pを一旦停止させるタイミングローラ対56が配設されている。
このタイミングローラ対56は、中間転写ベルト20の直近上流側に位置し、中間転写ベルト20上のトナー像と、用紙先端位置とを精度良く合わせるために、一度用紙Pをたるませる。そして、中間転写ベルト20上に形成されたトナー像が、二次転写ニップ部で用紙Pに転写される直前に、所定のタイミングで用紙Pを二次転写ニップ部に送り出す。
二次転写ローラ23と駆動ローラ21のニップ部の上方には、転写後搬送路32が配設されている。その転写後搬送路32の末端付近に、定着部としての定着装置40が設けてある。定着装置40は、図示しないハロゲンランプ等の発熱源を内包する定着ローラ40aと、この定着ローラ40aに対して所定の圧力で当接しながら回転する加圧ローラ40bを備えている。
定着装置40の上方に定着後搬送路41が配設してあり、定着後搬送路41の末端で、排紙路42と反転搬送路43に分岐している。定着後搬送路41の側方に、揺動軸44aを中心に揺動駆動する切替部材44が配設されている。排紙路42の末端には排紙ローラ対45が配設されている。反転搬送路43はその末端で給紙路31に合流し、反転搬送路43の途中には、反転搬送ローラ対46が配設してある。また、画像形成装置の上部には、上部カバーを内方へ凹ませた排紙トレイ47が配設されている。
転写装置8と給紙トレイ50の間には、廃トナーを収容する粉体収容器60(トナー収容器)が配設してある。粉体収容器60は画像形成装置本体に対して着脱自在に装着されている。
(画像形成装置の動作)
次に、この画像形成装置の基本的動作について説明する。図3において、図示しない画像形成装置の制御部からの給紙信号によって給紙ローラ30が回転すると、給紙トレイ50に積載された用紙Pの最上位の用紙のみが分離されて給紙路31へ送り出される。用紙Pの先端がタイミングローラ対56のニップ部に到達すると、中間転写ベルト20上に形成されるトナー画像とタイミング(同期)をとると共に、用紙Pの先端スキューを補正するため、用紙Pに弛みを形成した状態で待機する。
作像動作について、1つのプロセスユニット1Kを例にして説明すると、まず、帯電装置4Kにて感光体ドラム2Kの表面を均一な高電位に帯電させる。画像データに基づいて露光器7から感光体ドラム2Kの表面にレーザビームLが照射され、照射された部分の電位が低下して静電潜像が形成される。トナーボトル6Kから未使用のブラックトナーを現像装置5Kに供給する。
現像装置5Kの現像ローラによって、静電潜像が形成された感光体ドラム2Kの表面部分にトナーを転移させ、ブラックのトナー画像を形成(現像)する。そして、感光体ドラム2K上に形成したトナー画像を中間転写ベルト20に転写する。
ドラムクリーニング装置3Kは、中間転写工程を経た後の感光体ドラム2K表面に付着している残留トナーを除去する。除去された残留トナーは、図示しない廃トナー搬送手段によって、プロセスユニット1K内にある廃トナー収容部へ送られ回収される。また、図示しない除電装置は、クリーニング後の感光体ドラム2Kの残留電荷を除電する。
各色のプロセスユニット1Y,1M,1Cにおいても、同様にして感光体ドラム2Y,2M,2C上にトナー画像が形成され、各色トナー画像が重なり合うように中間転写ベルト20に転写される。
各色トナー画像が重なり合うように中間転写ベルト20に転写されると、タイミングローラ対56と給紙ローラ30が駆動を開始し、中間転写ベルト20に重畳転写したトナー画像とタイミング(同期)をとって用紙Pを二次転写ローラ23へ送る。そして、二次転写ローラ23の二次転写ニップ部によって、送られてきた用紙Pに中間転写ベルト20上のトナー画像を転写する。
トナー画像を転写された用紙Pは転写後搬送路32を通って定着装置40へと搬送される。定着装置40に送り込まれた用紙Pは、定着ローラ40aと加圧ローラ40b間に挟まれ、その未定着トナー画像が加熱・加圧されて用紙Pに定着される。トナー画像が定着された用紙Pは、定着装置40から定着後搬送路41へ送り出される。
定着装置40から用紙Pを送り出したタイミングでは、切替部材44は図3の実線で示す位置にあり、定着後搬送路41の末端付近を開放している。そして、定着装置40から送り出された用紙Pは、定着後搬送路41を通過した後、排紙ローラ対45に挟み込まれ、排紙トレイ47へ排出される。
両面印刷を行う場合は、排紙ローラ対45によって搬送される用紙Pの後端が、定着後搬送路41を通り抜けると、切替部材44が図6の点線の位置に揺動して定着後搬送路41の末端付近が閉鎖される。これとほぼ同時に、排紙ローラ対45が逆回転し、用紙Pが逆送されて反転搬送路43へ進入する。
反転搬送路43内を搬送される用紙Pは、反転搬送ローラ対46を経て、タイミングローラ対56に至り、中間転写ベルト20上に形成された裏面用のトナー画像とタイミングを合わせて送り出される。そして、二次転写ローラ23を通過する際に用紙Pの裏面にトナー画像が転写される。用紙Pは、その裏面のトナー画像が定着装置40によって定着された後、定着後搬送路41、排紙路42、排紙ローラ対45を順次経由して排紙トレイ47へ排出される。
また、中間転写ベルト20上のトナー画像を用紙Pに転写した後、中間転写ベルト20上には残留トナーが付着している。この残留トナーは、ベルトクリーニング装置10によって中間転写ベルト20から除去される。中間転写ベルト20から除去されたトナーは、図示しない廃トナー搬送手段によって、粉体収容器60内に回収される。
以上、本発明の実施形態としての駆動伝達装置、プロセスユニット及び画像形成装置について説明したが、本発明は前記実施形態に限定されることなく、種々の変形が可能である。
1K,1Y,1M,1C:プロセスユニット
2K,2Y,2M,2C:感光体ドラム
3K,3Y,3M,3C:ドラムクリーニング装置
4K,4Y,4M,4C:帯電装置
5K,5Y,5M,5C:現像装置
6K,6Y,6M,6C:トナーボトル
7:露光器
8:転写装置
9K,9Y,9M,9C:一次転写ローラ
10:ベルトクリーニング装置
20:中間転写ベルト
21:駆動ローラ
22:従動ローラ
23:二次転写ローラ
30:給紙ローラ
31:給紙路
32:転写後搬送路
40:定着装置
40a:定着ローラ
40b:加圧ローラ
41:定着後搬送路
42:排紙路
43:反転搬送路
44:切替部材
44a:揺動軸
45:排紙ローラ対
46:反転搬送ローラ対
47:排紙トレイ
50:給紙トレイ
56:タイミングローラ対
60:粉体収容器
100、110:板状フレーム
101:リブ
120:駆動モータ
120a:回転軸
130:座板
140:駆動外歯ギヤ
141:テーパ部
150:支軸
160:第1回転部材
160a:従動内歯ギヤ部
160b:駆動外歯ギヤ部
160c:外側円筒部
160d:円筒面
161:環状溝
162、163:環状溝(肉抜き)
164、165:テーパ部
170:第2回転部材
170a:従動外歯ギヤ部
171、172:環状溝(肉抜き)
180、190:軸受
200:回転軸
210:被駆動体
220:ベルト
H:斜歯ギヤ
L:レーザビーム
P:用紙
特開平11−311302号公報

Claims (13)

  1. 駆動源と、
    駆動源に設けられた駆動外歯ギヤと、
    支軸を中心とする環状の立設部を有し、該立設部の内周面に前記駆動外歯ギヤと噛み合う内歯ギヤ部が形成されるとともに、前記立設部の外周面に外歯ギヤ部が形成された第1回転部材と、
    前記第1回転部材の前記外歯ギヤ部に噛み合う従動外歯ギヤ部を備えた第2回転部材とを有する駆動伝達装置において、
    前記内歯ギヤ部と前記外歯ギヤ部とが、前記立設部の半径方向で重複するように形成されるととともに、前記駆動外歯ギヤ及び前記内歯ギヤ部160aを斜歯ギヤにしたことを特徴とする駆動伝達装置。
  2. 前記第1回転部材の外歯ギヤ部及び前記第2回転部材の従動外歯ギヤ部は、斜歯ギヤであることを特徴とする請求項1に記載の駆動伝達装置。
  3. 前記内歯ギヤ部の軸方向全幅と前記外歯ギヤ部の軸方向一部とが半径方向で重複するように形成されていることを特徴とする請求項1又は2の駆動伝達装置。
  4. 前記内歯ギヤ部の軸方向長さが前記外歯ギヤ部の軸方向長さよりも短いことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項の駆動伝達装置。
  5. 前記環状の立設部と前記支軸との間に第2立設部が設けられ、当該第2立設部と前記環状の立設部との間に環状凹部が形成されていることを特徴とする請求項1からのいずれか1項の駆動伝達装置。
  6. 前記第2立設部は、前記第1回転部材の前記支軸の周りに、複数のリブを放射状に形成した円筒部であることを特徴とする請求項の駆動伝達装置。
  7. 前記支軸の両端がそれぞれフレームで支持され、当該フレーム相互間に前記第1回転部材と前記第2回転部材が配設されていることを特徴とする請求項1からのいずれか1項の駆動伝達装置。
  8. 前記内歯ギヤ部と前記外歯ギヤ部が、互いに逆方向のスラスト力を生じるように傾斜された斜歯ギヤで構成されていることを特徴とする請求項1からのいずれか1項の駆動伝達装置。
  9. 前記第1回転部材と第2回転部材の少なくとも一方が凹状に肉抜きされていることを特徴とする請求項1からのいずれか1項の駆動伝達装置。
  10. 前記駆動外歯ギヤの先端部と、前記内歯ギヤ部の端縁に、それぞれテーパ部が形成されていることを特徴とする請求項1からのいずれか1項の駆動伝達装置。
  11. 前記第2回転部材に対して、画像形成装置の感光体、中間転写体、定着装置又は用紙搬送装置のいずれか1つが、被駆動体として連結されていることを特徴とする請求項1から10のいずれか1項の駆動伝達装置。
  12. 請求項1から10のいずれか1に記載の駆動伝達装置を備え、当該駆動伝達装置の前記第2回転部材に対して、感光体ドラム、現像ローラ、用紙搬送ローラの少なくとも1つが被駆動体として連結されていることを特徴とするプロセスユニット。
  13. 請求項11の駆動伝達装置又は請求項12のプロセスユニットを備えていることを特徴とする画像形成装置。
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