JP6398885B2 - リーンバーンエンジン搭載車両の制御装置 - Google Patents
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Description
図1は、実施形態に係るリーンバーンエンジン1(以下、単にエンジン1という)の構成を示している。このエンジン1の燃料は、本実施形態ではガソリンである。燃料は、バイオエタノール等を含むガソリンであってもよい。ここに開示するエンジン1の燃料は、少なくともガソリンを含む液体燃料であれば、どのような燃料であってもよい。
図4は、エンジン1の運転制御に係るマップを例示している。このエンジン1は、所定負荷以下の低負荷域(図4における破線及び破線よりも下側の領域に相当)では、気筒11内のG/Fを30以上でかつ、空気過剰率λを1以上のリーンにする。低負荷域では、エンジン1の負荷に応じて、EGRシステム43によって既燃ガスを気筒11に導入する場合、及び、導入しない場合がある。既燃ガスを気筒11に導入しない場合は、気筒11内のG/FとA/Fとは実質的に同じであるため、A/Fを30以上とすればよい。低負荷域では、気筒11内の混合気を大幅にリーンにすることで、熱効率が向上すると共に、RawNOxの生成が抑制され、排気エミッション性能を向上させることができる。また、低負荷域においてポンプ損失が低減するため、燃費の向上に有利になる。
これに対し、触媒の未活性時には、エンジン1の運転状態が高負荷域内になることを抑制するよう、自動変速機8の変速状態を制御する。図6に示す制御例では、破線で示すように、時刻t13において、自動変速機8が2速から3速へシフトアップすることを保留する。これは、図5のフローにおいて、S3からS4及びS5を経てS7に至る流れである。シフトアップを保留することにより、等馬力線に沿ってエンジン1の運転状態が、高回転の低負荷側にシフトし、エンジン1の負荷が、破線で示すように、一点鎖線で示す所定負荷を超えることが防止される。エンジン1の運転状態は低負荷域内に留まり、RawNOxの生成が抑制される。その結果、触媒の未活性時においても、テールパイプエミッションが悪化してしまうことが防止される。図6に示す制御例では、触媒の未活性時に自動変速機8が2速から3速へとシフトアップするタイミングは、時刻t13からt14に遅延している。これは、時刻t14のシフトアップ直後にエンジン1の負荷が高まるものの、所定負荷を超えることは防止される。これは、図5のフローのステップS3からS4を経てS6に至る流れである。このように、触媒の未活性時には、シフトアップのタイミングが、活性時と比較して遅延することにより、自動変速機8のシフトアップのリズムは、若干乱れることになる。
以上説明したように、ここに開示するリーンバーンエンジン搭載車両の制御装置は、エンジン1の温度の高低に関わらず、低負荷域での運転時には、RawNOxが所定以下となるよう気筒11内のA/F又はG/Fを所定リーンにすると共に、低負荷域よりも負荷の高い高負荷域での運転時には、気筒11内のA/F又はG/Fを所定リーンよりもリッチにするよう構成されたリーンバーンエンジン1と、自動変速機8と、要求トルクに応じて、リーンバーンエンジン1の運転、及び、自動変速機8の変速状態を制御するよう構成されたパワートレイン制御部100と、を備える。そして、パワートレイン制御部100は、触媒の未活性時には、リーンバーンエンジン1の運転状態が低負荷域内となるように、自動変速機8の変速状態を制御する。
11 気筒
100 パワートレイン制御部(制御部)
101 エンジンECU(制御部)
102 変速機ECU(制御部)
192 触媒コンバータ
7 空調装置
8 自動変速機
Claims (3)
- エンジンの温度の高低に関わらず、低負荷域での運転時には、RawNOxが所定以下となるよう気筒内のA/F(気筒内の空気重量と気筒内に供給される燃料重量との比)又はG/F(気筒内の全ガス重量と気筒内に供給される燃料重量との比)を所定リーンにすると共に、前記低負荷域よりも負荷の高い高負荷域での運転時には、前記気筒内のA/F又はG/Fを前記所定リーンよりもリッチにするよう構成されたリーンバーンエンジンと、
前記リーンバーンエンジンの排気通路に介設されかつ、その活性時には、前記リーンバーンエンジンが前記高負荷域で運転していて前記気筒内のA/F又はG/Fが前記所定リーンよりもリッチであるときに、排気ガスの浄化を行うよう構成された触媒コンバータと、
前記リーンバーンエンジンの出力トルクを変速しかつ、駆動輪に出力するよう構成された自動変速機と、
要求トルクに応じて、前記リーンバーンエンジンの運転、及び、前記自動変速機の変速状態を制御するよう構成された制御部と、を備え、
前記制御部は、触媒の未活性時に、要求トルクに応じて前記自動変速機の変速比を小に変更することに伴い、前記リーンバーンエンジンの運転状態が前記低負荷域から前記高負荷域に移行しようとするときには、前記自動変速機の変速比を小に変更することを保留することによって、前記リーンバーンエンジンの運転状態を前記低負荷域内にして前記気筒内のA/F又はG/Fを前記所定リーンのままにするリーンバーンエンジン搭載車両の制御装置。
- エンジンの温度の高低に関わらず、低負荷域での運転時には、RawNOxが所定以下となるよう気筒内のA/F(気筒内の空気重量と気筒内に供給される燃料重量との比)又はG/F(気筒内の全ガス重量と気筒内に供給される燃料重量との比)を所定リーンにすると共に、前記低負荷域よりも負荷の高い高負荷域での運転時には、前記気筒内のA/F又はG/Fを前記所定リーンよりもリッチにするよう構成されたリーンバーンエンジンと、
前記リーンバーンエンジンの排気通路に介設されかつ、その活性時には、前記リーンバーンエンジンが前記高負荷域で運転していて前記気筒内のA/F又はG/Fが前記所定リーンよりもリッチであるときに、排気ガスの浄化を行うよう構成された触媒コンバータと、
前記リーンバーンエンジンの出力トルクを変速しかつ、駆動輪に出力するよう構成された自動変速機と、
要求トルクに応じて、前記リーンバーンエンジンの運転、及び、前記自動変速機の変速状態を制御するよう構成された制御部と、を備え、
前記制御部は、触媒の未活性時に、要求トルクに応じて前記リーンバーンエンジンの負荷が高まることに伴い、前記リーンバーンエンジンの運転状態が前記低負荷域から前記高負荷域に移行しようとするときには、前記自動変速機の変速比を大に変更することによって、前記リーンバーンエンジンの運転状態を前記低負荷域内にして前記気筒内のA/F又はG/Fを前記所定リーンのままにするリーンバーンエンジン搭載車両の制御装置。 - 請求項1又は2に記載のリーンバーンエンジン搭載車両の制御装置において、
前記リーンバーンエンジンの冷却水を利用して、車室内の暖房を行うよう構成された空調装置をさらに備え、
前記制御部は、触媒の未活性時及び活性時において、前記空調装置の暖房要求時でかつ、前記リーンバーンエンジンの冷却水温が所定温度以下の時には、
要求トルクに応じて前記自動変速機の変速比を小に変更することに伴い、前記リーンバーンエンジンの運転状態が前記低負荷域から前記高負荷域に移行しようとするときには、前記リーンバーンエンジンの運転状態が前記低負荷域内となって前記気筒内のA/F又はG/Fを前記所定リーンにするように、前記自動変速機の変速比の変更を保留し、
要求トルクに応じて前記リーンバーンエンジンの負荷が高まることに伴い、前記リーンバーンエンジンの運転状態が前記低負荷域から前記高負荷域に移行しようとするときには、前記リーンバーンエンジンの運転状態が前記低負荷域内となって前記気筒内のA/F又はG/Fを前記所定リーンにするように、前記自動変速機の変速比を大に変更するリーンバーンエンジン搭載車両の制御装置。
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JP2015122599A JP6398885B2 (ja) | 2015-06-18 | 2015-06-18 | リーンバーンエンジン搭載車両の制御装置 |
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JP2015122599A JP6398885B2 (ja) | 2015-06-18 | 2015-06-18 | リーンバーンエンジン搭載車両の制御装置 |
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Family Applications (1)
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JP2015122599A Active JP6398885B2 (ja) | 2015-06-18 | 2015-06-18 | リーンバーンエンジン搭載車両の制御装置 |
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