JP6398321B2 - 車両診断装置及び車両診断方法 - Google Patents

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Description

本発明は、車両の状態を診断する車両診断装置及び車両診断方法に関する。
車両の販売店等において、車載された制御装置に記録されている診断情報に基づいて車両の診断を行う技術が知られている(特許文献1参照)。
特開2010−143404号公報
ユーザが車両の自己診断情報を取得できたとしても、その診断情報に対してユーザ自身がどのように行動するべきかを判断できないという問題がある。
本発明が解決しようとする課題は、車両の自己診断情報に応じて、ユーザが適切な行動を判断できる情報を提供することである。
本発明は、車両の自己診断情報と分析情報とが予め対応づけられた診断分析情報を参照して取得した自己診断情報を分析し、車両の状態の分析結果に応じて、ユーザの行動を指示する指示情報を提供することにより、上記課題を解決する。
本発明によれば、車両の自己診断情報が異常を示す場合に、ユーザ自身が適切な行動をとることができる。
本発明の実施形態に係る車両メンテナンス情報管理システムの構成を説明するブロック図である。 本発明の実施形態に係る車両診断装置、情報処理サーバの各構成を説明するブロック図である。 本発明の実施形態に係る診断分析情報の一例を示す図である。 本発明の実施形態に係る車両診断装置の制御手順を示すフローチャートである。 本発明の実施形態に係る診断分析情報の他の例を示す図である。 本発明の実施形態に係る車両診断情報処理サーバの制御手順を示すフローチャートである。
<第1実施形態>
以下、図面に基づいて本発明の本実施形態の車両メンテナンス情報管理システム1について説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係る車両メンテナンス情報管理システム1の構成の概要を示す図である。図1に示すように、本発明の実施の形態に係る車両メンテナンス情報管理システム1は、車両のユーザが使用する車両診断装置100と、車両に搭載された車載装置1000と、情報処理サーバ200とを有する。情報処理サーバ200、車両診断装置100、及び車載装置1000は、直接に又は他の装置を介して相互に通信が可能である。本実施形態の車載装置1000は、車両診断装置100を介して情報処理サーバ200と相互に通信する。車両診断装置100は、車両に搭載された装置として構成してもよいし、スマートフォンなどの可搬の端末装置として構成してもよい。
図1に示すように、車載装置1000の車両コントローラ2は、自己診断機能21を有し、車載された各種装置の異常を示すDTCコード(:Diagnostic trouble Coad)を含む車両の機能に関係するデータ、信号授受の障害を検知するFail Flagデータを出力する。Fail Flagデータは、各種装置の本来の機能の発揮が不可能となったことを示す情報である。本実施形態の車両診断装置100は、車載装置1000から、各種装置の異常を示すDTCコードを含む車両の機能に関係のあるデータを取得する。本実施形態の車両診断装置100は、車載装置1000からFail Flagデータを取得する。
図1に示すように、各車両に搭載された車両診断装置100は、取得したDTCコードを含む車両の機能に関係するデータ、及び/又はFail Flagデータを情報処理サーバ200へ送出する。情報処理サーバ200は、複数の車両に搭載された各車両診断装置100から収集した各種のデータをデータベース240に蓄積する。情報処理サーバ200は、収集した各種のデータを処理し、得られた情報を、ユーザが利用する車両診断装置100、サービス提供部門の顧客サービス情報管理装置300、販売部門の販売情報管理装置400、サポート部門のサポート情報管理装置500、R&D(:Research and development)の研究開発情報管理装置600の何れか一つ以上の装置へ送出する。
本実施形態において、サービス提供部門とは、車両を製造及び/又は販売する会社の、車両のユーザに対して車両の販売、修理、メンテナンス、操作等に関する情報を提供する部門である。サービス提供部門は、ユーザから得た情報を、同じ会社内の販売部門、サポート部門、R&Dなどの他の部門へフィードバックする。
本実施形態において、販売部門とは、車両を製造及び/又は販売する会社における、車両販売の営業、車両の販売を行う部門である。販売部門は、ユーザから得た情報を、同じ会社内のサービス提供部門、サポート部門、R&Dなどの他の部門へフィードバックする。
本実施形態において、サポート部門とは、販売部門、R&D、サービス提供部門の運営に必要な情報を取得、管理、及び出力する部門である。一例であるが、サポート部門は、車両の修理に必要な部品の在庫を管理する。サポート部門は、サービス提供部門を介して取得したユーザの修理要求に応じて必要な部品を特定する。サポート部門は、その部品の在庫状況からサービス提供部門へ入庫(配送)できる日時を算出し、サービス提供部門へ連絡する。
本実施形態において、R&Dとは、車両を製造及び/又は販売する会社の、研究・開発を行う部門である。R&Dは、他の部門から得た情報に基づいて、車両の販売、修理、メンテナンス、操作等に役立つ情報をサービス提供部門へ提供する。R&Dは、他の部門から得た情報に基づいて、車両販売の営業、車両の販売に役立つ情報を販売部門へ提供する。R&Dは、販売部門、R&D、サービス提供部門の運営に役立つ情報をサポート部門へ提供する。
なお、上述した各部門の情報の授受は、車両メンテナンス情報管理システム1において、各部門が備える通信可能な装置間において行われる。本実施形態では、サービス提供部門の顧客サービス情報管理装置300と、販売部門の販売情報管理装置400と、サポート部門のサポート情報管理装置500(部品管理情報、作業管理情報を含む)と、R&Dの研究開発情報管理装置600との間で相互に、各種の情報に授受が行われる。
図2は、車両メンテナンス情報管理システム1の具体的なブロック構成の一例を示す図である。図2に示すように、本実施形態の車両メンテナンス情報管理システム1では、車両診断装置100、情報処理サーバ200、車載装置1000、顧客サービス情報管理装置300、販売部門の販売情報管理装置400、サポート部門のサポート情報管理装置500、R&D(:Research and development)の研究開発情報管理装置600が通信ネットワーク3000を介して相互に通信可能なように接続されている。
以下、車両メンテナンス情報管理システム1を構成する各装置について説明する。
まず、本実施形態の車載装置1000について説明する。
本実施形態の車載装置1000は、外部との通信を行う通信装置1と、車載装置1000の制御を司る車両コントローラ2と、車両の駆動を制御する駆動制御装置3と、車両の操舵量、操舵方向、操舵速度を制御する操舵装置4と、車両の状態情報を検知するセンサ5と、車室内、車両の外部周囲の映像撮像するカメラ6と、車両の経路を探索し、ユーザを案内するナビゲーション装置7と、車両の走行を支援する走行支援装置8と、車両のユーザに情報を提示する出力装置9とを備える。上述した各装置は、CAN(Controller Area Network)などの車載通信ネットワークにより情報の授受が可能である。なお、本実施形態の車載装置1000を構成する装置は特に限定されず、出願時に知られた装置を適宜に本実施形態の車載装置1000として採用することができる。
本実施形態の車載装置1000の車両コントローラ2は、車両に搭載された各装置の状態を調和させる機能を実現するコンピュータである。本実施形態の車両コントローラ2は、自己診断機能21を備える。自己診断機能21は、自車両に搭載される各装置の状態を監視し、異常(障害、故障を含む。以下同じ)の発生を検出した場合には、その検出結果を車両のユーザに伝達する。本実施形態の自己診断機能21は、出願時に知られるOBD(:On board diagnostics)であってもよい。一般に、自己診断機能21は、異常の発生を検出した場合には、所定のコードを出力する。従来においては、自己診断機能21が出力するコードを専用の端末装置に送り、車両の点検を専門とする整備士がコードの内容を解析する。
本実施形態のセンサ5は、車速センサ51、舵角センサ52、車両の姿勢を検出する姿勢センサ53、ソナーなどの障害物センサ54を含む。車速センサ51により検出される車速情報や舵角センサ52により検出される舵角情報は、車両の駆動制御、車両の走行支援等に利用される。姿勢センサ53により検出される車両の姿勢情報は、同様に、車両の駆動制御や車両の走行支援等に利用される。車両の姿勢情報は、ヨー角、ピッチ角を含む。障害物センサ54により検出される障害物の情報は、障害物との接近を避けるように車両の駆動や操舵を制御する処理に用いられる。
本実施形態のカメラ6が取得した画像情報は、アラウンドビューモニタ(登録商標)機能において利用される。また、画像情報は、障害物の検出や、自車両の走行レーンの検出、自車両の追従対象の検出、道路標識などの文字認識などに用いられる。
本実施形態の走行支援装置8は、ABS(アンチ・ブロックド・ブレーキングシステム:Anti-locked braking system 以下同じ)81、TCS(トラッキング・コントロール・システム:Traction Control System 以下同じ)82、VDC(ビークル・ダイナミクス・コントロール:Vehicle Dynamics Control)83、障害物検知装置84、車線認識装置85、自動運転補助装置86を有する。
ここで、走行支援装置8の各装置について説明する。
本実施形態のABS装置81は、急ブレーキ又は低摩擦路でブレーキをかけた場合などにタイヤがロックされる(回転が停止する)ことを防止する装置である。ABS装置81は、車両の走行安全を保つとともに、ステアリング操舵により障害物を回避できる可能性を高める。本実施形態のABS装置81は各車輪軸に取り付けられた車速センサ51が検出した車輪速情報に基づいてブレーキを最適に制御する。滑走発生防止機能を備える他の装置を用いてもよい。
本実施形態のTSC装置82は、車両の発進時/加速時における車輪の空転を防止する。TSC装置82は、自車両自体の速度と各車輪の車輪速度から車輪の空転を検出し、エンジンから伝達される駆動力を低減して空転状態を解消する。本装置は、泥道、降雪時・降雪後の道路などの非舗装道路において、路面とタイヤとの摩擦係数が低下している場合に車両姿勢の安定性を高める。なお、空転防止装置としては、TSC装置82のほか、TRC(Traction Control)TCL(Traction Control)などの空転防止機能を備える他の装置を用いることができる。
本実施形態のVDC装置83は、自車両Vの運転操作に係る舵角及び車速に基づいて、ブレーキやエンジン出力の制御を自動的に行い、泥道、降雪時・降雪後の道路などの滑りやすい路面やカーブを曲がるときや障害物を回避するときにクルマの横滑りを軽減する。横滑防止装置としては、VDC装置83のほか、ESC装置などの横滑防止機能を備える他の装置を用いることができる。このESC装置は、泥道、降雪時・降雪後の道路などの滑りやすい路面やカーブを曲がるときや障害物を回避するときに、後輪の横滑り(オーバーステア)や前輪の横滑り(アンダーステア)が生じる場合がある。この場合に、検出した車両挙動に応じて自動加圧によるブレーキ制御及エンジントルクの制御により横滑りを防止して旋回時における車両の姿勢を安定させる。
本実施形態の障害物検知装置84は、ソナーなどの障害物センサ54、カメラ6の撮像画像に基づいて、障害物の存否を検出する。また、本実施形態の障害物検知装置84は、車速センサ51の車速情報、ナビゲーション装置7のGPS71の位置情報を用いて、自車両と障害物の位置関係を検出する。
本実施形態の車線認識装置85は、カメラ6の画像処理装置61により処理された画像データから道路のレーンマーカの位置を認識する。本実施形態の自動運転補助装置86は、車速センサ51の車速情報、舵角センサ52の操舵情報、姿勢センサ53の車両の姿勢情報に基づいて自車両の走行位置を算出し、自車両の走行位置がレーンマーカの位置と所定の関係を保つように、自車両の走行を制御する。自動運転補助装置86は、自車両の走行位置とレーンマーカの位置とに基づいて、自車両がレーンマーカに対して所定の位置に所在するように、操舵装置4を制御する。
本実施形態の出力装置9は、ディスプレイ91、スピーカ92を有する。出力装置9は、車両の診断結果、及び診断結果に対処するための指示情報を車両のユーザに提示する。
次に、車両のユーザが利用する車両診断装置100について説明する。
本実施形態の車両診断装置100は、制御装置10と、通信装置20と、出力装置30とを備える。車両診断装置100は、通信装置20を介して、外部の車載装置1000、情報処理サーバ200と相互に情報の送受信を行う。出力装置30は、ディスプレイ31とスピーカ32を含む。
本実施形態に係る車両診断装置100の制御装置10は、診断情報取得機能と、分析機能と、提示機能とを備えたコンピュータである。車両診断装置100は、上記機能を実現するためのソフトウェアと、上述したハードウェアの協働により各機能を実現する。
以下に、車両診断装置100の制御装置10が実現する各機能についてそれぞれ説明する。
まず、制御装置10の診断情報取得機能について説明する。本実施形態の車両診断装置100の制御装置10は、車両の自己診断情報を取得する。自己診断情報は、先述した、車載装置1000の車両コントローラ2が備える自己診断機能21が取得した情報である。本実施形態の制御装置10は、取得した自己診断情報を、車載装置1000側の通信装置1、通信ネットワーク3000、及び車両診断装置100の通信装置20を介して、車両診断装置100へ送出する。
次に、制御装置10の分析機能について説明する。本実施形態の車両診断装置100の制御装置10は、車両の自己診断情報と分析情報とが予め対応づけられた診断分析情報121を参照し、取得した自己診断情報から車両の状態を分析する。診断分析情報121は、自己診断情報の内容と、自己診断情報と車両の状態とを対応づける情報である。自己診断情報の内容とは、異常が検出された装置の特定情報、異常の内容、その異常の影響の内容を含む。また、検出された異常の発生回数、発生頻度の情報を含む。単発的な異常、発生頻度の低い異常に対しては、装置の機能に影響を与えないようにシステムが構築されている場合があるからである。
図3に、制御装置10が備える診断分析情報121の一例を示す。
本実施形態における診断分析情報121は、図2に示すように、車両の自己診断情報とその自己診断情報における異常が影響を与える車両の機能とが予め対応づけられた情報を含む。自己診断情報は、異常の発生箇所、及びその内容を特定するコード情報であってもよいし、異常が発生した対象装置の特定情報であってもよい。また、同図に示す例では、自己診断情報に、動作が可能な機能を特定する特定情報及び動作が不可能な機能を特定する特定情報対応づけられている。
具体的には、通信装置1、車両コントローラ2、駆動制御装置3、操舵装置4、各センサ5、カメラ6、ナビゲーション装置7、走行支援装置8、出力装置9のそれぞれについて、異常が検出された装置を特定する自己診断情報に、動作可能な機能と、動作不可能な機能とが対応づけられている。本実施形態では、動作可能な機能及び動作不可能な機能とを対応づけたが、いずれか一方のみを対応づけてもよい。ある装置に関する異常が検出されたときに動作可能な機能が分かれば、安心して利用できる機能を分析することができる。また、有る装置に関する異常が検出されたときに動作不可能な機能が分かれば、動作結果を信頼してはならない機能を分析することができる。走行支援装置8のように複数の機能が存在する場合には、各走行支援装置81〜86ごとに、動作可能な機能と、動作不可能な機能とが対応づけることができる。センサ5についても同様に、各センサ51〜54ごとに、動作可能な機能と、動作不可能な機能とが対応づけることができる。
実施形態の車両診断装置100の制御装置10は、図3に示す診断分析情報121を参照し、取得した自己診断情報から車両の動作可能な機能又は前記車両の動作不可能な機能を分析する。制御装置10は、診断分析情報121を参照することにより、車両の自己診断情報に基づいて、動作可能な機能又は動作不可能な機能を分析することができる。自己診断情報だけでは、ある装置にある異常が発生したという情報しか分からない。本実施形態の車両診断装置100によれば、自己診断情報と車両の動作可能な機能又は前記車両の動作不可能な機能とを予め対応づけた診断分析情報121を参照し、車載装置1000のうちいずれかの装置に異常が発生した場合に、どの機能が継続して利用可能であるのか、どの機能が利用不可能であるかを判断できる。
次に、制御装置10の提示機能について説明する。本実施形態の車両診断装置100の制御装置10は、分析機能の分析結果に応じて、車両のユーザの行動に関する指示情報を生成する。そして、出力装置30を介して指示情報をユーザに提示する。指示情報は、例えば「ディーラー(販売店/メンテナンスサービス提供店)に直ちに相談してください」、「走行を中止してください」、「通常走行は可能ですが、A機能は利用できません」などのユーザの行動を示唆する内容を示す情報である。
ところで、従来、車両に搭載されている自己故障診断装置は、車載装置1000を構成する各装置に異常が発生した場合には、SAE、ISO及びJISの規格に準拠して定義された故障診断コードを出力する。故障診断コードが出力されると、車両は、自車両が備える警告灯を点滅させることなどにより、異常の発生をユーザに知らせる。しかし、ユーザは、何かしらの異常が発生したということしか分からない。その異常の内容、原因を分析するためには、故障診断コードを外部の診断器へ出力し、専門知識のある整備士などに判断させる必要がある。つまり、車両に異常が発生し、自己故障診断装置がそれを検出したとしても、ユーザは車両に発生した異常の内容を把握できない。車両の警告灯が点滅したら、直ちに販売店等へ車両を持ち込むという行動が最善である。ところが、遠距離のトリップ中であったり、近くにディーラー(販売店/メンテナンスサービス提供店)が存在しないという場合もある。このような場合に、異常の内容が分からないユーザは、適切な行動を判断することができない。
本実施形態の車両診断装置100は、分析結果に応じて導かれた指示情報がユーザに提示されるので、ユーザは車両の異常に対して適切な行動をとることができる。
また、本実施形態の制御装置10は、車両の動作不可能な機能を提示する。本実施形態の制御装置10は、動作不可能な機能がある状況において、動作不可能な状況に対処するユーザの行動内容122を参照して、分析された車両の動作不可能な機能に応じた指示情報を提示する。図3に、車両の動作不可能な機能に対応づけた行動内容の一例を示す。本実施形態において行動内容122は、「走行を中止してください。」又は「通常走行は継続可能です。」といった運転行動の制限を指示する情報を含む。さらに、本実施形態の行動内容122は、「サービスセンタへ電話してください。」、「直ちにディーラー(販売店/メンテナンスサービス提供店)へご相談ください。」といった相談の手順を指示する情報を含む。さらに、本実施形態の行動内容122は、「機能Aは動作しませんが、通常走行に問題はありません。」、「画像情報が提示できません。周囲の状況に注意してください。」などのユーザの行動のうち許可される行動を指示する情報を含む。
このような行動内容を示す情報によれば、ユーザは、車両の異常発生時にどのように行動すればよいかを適切に判断できる。従来のように、警告灯が点滅するだけでは、ユーザは、車載装置1000のどこに異常が発生したのか、その異常による影響はどの機能に及ぶのか、このまま走行していてよいのか、さらに、この異常にどのように対処すればよいかを判断することができない。ユーザが、自己診断コードを見ることができたとしても、上記内容を知ることはできない。本実施形態では、車載装置1000に異常が発生したときに、適切な行動を指示するので、ユーザは安心して車両の異常に対処できる。
続いて、図4に基づいて、本発明の車両診断装置100の制御手順を説明する。
まず、ステップS11において、車両診断装置100の制御装置10は、車載装置1000の車両コントローラ2から車両の自己診断情報を取得する。車両は一台であってもよいし、複数台であってもよい。ステップS12において、制御装置10は、自己診断情報と分析情報とが予め対応づけられた診断分析情報121を参照する。
ステップS13において、制御装置10は、取得した自己診断情報を分析する。制御装置10は、自己診断情報と、自己分析情報における異常が影響を与える車両の機能とが予め対応づけられた情報を含む診断分析情報121を参照し、取得した自己診断情報に基づいて車両の動作可能な機能又は車両の動作不可能な機能を分析する。
そして、ステップS14において、制御装置10は、分析結果に応じて生成したユーザの行動に関する指示情報をユーザに提示する。分析結果が、車両の動作可能な機能又は車両の動作不可能な機能である場合には、車両に動作不可能な機能に応じた指示情報を作成する。この指示情報は、車両診断装置100の出力装置30を介して出力される。
最後に、ステップS15において、制御装置10は、取得した自己診断情報を情報処理サーバ200へ送出する。さらに、制御装置10は、分析結果を情報処理サーバ200へ送出する。情報処理サーバ200は、受信した自己診断情報、分析結果をデータベース240に記憶する。
第1実施形態の車両診断装置100によれば、以下の効果を奏する。
[1]本実施形態の車両診断装置100は、車両の診断情報と分析情報とが予め対応づけられた診断分析情報121を参照して取得した自己診断情報を分析し、車両の状態の分析結果に応じて、ユーザの行動に関する指示情報を提供するので、車両の自己診断情報が異常を示す場合であっても、ユーザ自身が適切な行動をとることができる。
[2]本実施形態の車両診断装置100は、予め、自己診断情報と車両の動作可能な機能又は車両の動作不可能な機能とを対応づけておくので、車載装置1000のうちいずれかの装置の機能に異常が発生した場合に、どの機能が継続して利用可能であるのか、どの機能が利用不可能なのかを判断できる。この結果、各機能の動作可否を含む分析結果から、ユーザに適切な行動を指示することができる。
[3]本実施形態の車両診断装置100は、車両の動作不可能な機能にユーザの行動内容を示す情報を対応づけるので、車載装置1000に異常が発生したときに、適切な行動を指示することができる。これにより、ユーザは安心して車両の異常に対処できる。
[4]本実施形態の車両診断方法を実行すると、上述の作用及び効果を奏する。
<第2実施形態>
以下、本発明の第2実施形態の車両メンテナンス情報管理システム1について説明する。本実施形態では、情報処理サーバ200が車両の状態を分析する。
車両メンテナンス情報管理システム1の構成は、第1実施形態と共通するので、その説明を援用する。車両メンテナンス情報管理システム1を構成する各装置も第1実施形態と共通するので、第1実施形態において記載した説明を援用する。
本実施形態の情報処理サーバ200について説明する。
本実施形態の情報処理サーバ200は、制御装置210と、通信装置220とを備える。情報処理サーバ200は、通信装置220を介して、外部の車載装置1000、車両診断装置100と相互に情報の送受信を行う。
本実施形態に係る情報処理サーバ200の制御装置210は、診断情報取得機能と、詳細情報要求機能と、分析機能と、提示機能とを備えたコンピュータである。車両診断装置100は、上記機能を実現するためのソフトウェアと、上述したハードウェアの協働により各機能を実現する。
以下に、情報処理サーバ200の制御装置210が実現する各機能についてそれぞれ説明する。
まず、制御装置210の診断情報取得機能について説明する。本実施形態の情報処理サーバ200の制御装置210は、通信可能な複数の車両の自己診断情報をそれぞれ取得する。車両の自己診断情報は、第1実施形態における自己診断情報と共通するので、その説明を援用する。制御装置210の診断情報取得機能は、後述する詳細情報を取得する。診断情報取得機能が取得する情報には、自己診断情報と詳細情報を含む。
次に、制御装置210の詳細情報要求機能について説明する。本実施形態の情報処理サーバ200の制御装置210は、取得した自己診断情報に異常情報が含まれている場合には、その異常情報が含まれる自己診断情報の詳細情報の送出を、その自己診断情報を送出した車両に要求する。自己診断情報の詳細情報とは、自己診断情報において異常が検出されたタイミングを含む所定時間内の出力情報、自己診断情報において異常が検出された装置と情報の授受を行う装置の出力情報、自己診断情報において異常が検出された装置の情報に基づいて処理を行う装置の出力情報などである。
自己診断情報における異常が一時的なものであれば、機能に障害が生じないように設計されている装置もある。本実施形態では、自己診断情報における異常が一時的なものであるのか、一時的なものではないかを判断するために、自己診断情報において異常が検出された装置から異常が検出されたタイミングを含む所定時間内の出力情報を詳細情報として車載装置1000に要求する。
また、本実施形態の制御装置210は、自己診断情報における異常が一の装置だけの異常に由来するものであるのか、自己診断情報における異常が他の複数の装置の異常に影響するものであるのか、自己診断情報における異常が他の装置の異常により惹起されたものであるかを判断する。このために、制御装置210は、自己診断情報において異常が検出された装置と関連のある他の装置の出力情報を詳細情報として車載装置1000に要求する。異常が検出された装置と関連のある装置とは、異常が検出された装置が、他の装置から取得した情報に基づいて演算された情報を出力する場合における「他の装置」である。「他の装置」の出力情報を詳細情報として検証することにより、自己診断情報において検出された異常の真の原因を確認することができる。
本実施形態において、制御装置10は、異常情報が含まれる自己診断情報を分析するために必要な詳細情報の内容と、自己診断情報とを対応づけて記憶する。予め自己診断情報と詳細情報とを対応づけておくことにより、取得した自己診断情報について、迅速に内容を特定して車載装置1000又は車両診断装置100に詳細情報を要求できる。これにより、異常の発生タイミングにおける詳細な情報を取得することができるので、異常の原因を高い精度で特定できる。
次に制御装置210の分析機能について説明する。本実施形態の情報処理サーバ200の制御装置210は、車両の自己診断情報と分析情報とが予め対応づけられた診断分析情報121を参照し、要求により取得した詳細情報と自己診断情報とから、車両の状態を分析し、その分析の結果を出力する。制御装置210は、分析結果を車両診断装置100へ送出してもよいし、車載装置1000へ送出してもよい。
本実施形態の情報処理サーバ200の制御装置210が有する診断分析情報121の一例を図5に示す。図5に示すように、診断分析情報121は、自己診断情報と、異常発生箇所(装置)と、動作可能な機能と動作不可能な機能とが対応づけられている。
次に、提示機能について説明する。本実施形態の情報処理サーバ200の制御装置210は、分析機能の分析結果に応じたユーザの行動に関する指示情報を提示する。本実施形態の制御装置210は、自己診断情報(取得した詳細情報を含む)から分析された動作可能な機能又は動作不可能な機能の特定情報を含む分析情報と、ユーザの行動の内容とが対応づけられた行動情報2122を有する。行動情報2122の一例を、図5に示す。本実施形態の制御装置210は、図5に示す行動情報2122を参照することにより、自己診断情報の分析結果からユーザの行動に関する指示情報を導くことができる。この指示情報を車両診断装置100を介してユーザに提示することにより、自己診断情報に異常が生じたときの適切な行動をユーザに示すことができる。
また、情報処理サーバ200は、通信装置220を介して、外部の顧客サービス情報管理装置300、販売情報管理装置400、サポート情報管理装置500、研究開発情報管理装置600と、相互に情報の送受信を行う。
本実施形態における、顧客サービス情報管理装置300は、車両購入者である顧客に対するサービスを提供するディーラーなどの販売店/メンテナンスサービス提供店に配置される。顧客サービス情報管理装置300は、顧客が所有する車両ごとに、修理が完了した車両が入庫する時期の情報、車両の修理に必要な部品の配達時期の情報などを管理する。販売情報管理装置400は、車両販売情報を管理する営業部門に配置される。販売情報管理装置400は、販売した車両ごとに、車両の情報を管理する。サポート情報管理装置500、車両に関する情報処理を行う相談窓口部門に配置される。サポート情報管理装置500は、各車両に対する質問や相談に関する情報を管理する。研究開発情報管理装置600は、研究・開発を行う研究開発情報管理部門に配置される。研究開発情報管理装置600は、各車両の技術的な問い合わせや、意見などに関する情報を管理する。
情報処理サーバ200は、上記顧客サービス情報管理装置300、販売情報管理装置400、サポート情報管理装置500、研究開発情報管理装置600の要求に応じて、必要とされる情報を提供する。例えば、販売情報管理装置400は、各車両の自己診断情報とその異常が生じた装置の修繕に必要な部品の特定情報とが対応づけられた修繕情報を有する。また、販売情報管理装置400は、車両の修繕に必要な部品の特定情報の手配先、手配に要する日数などの手配情報を有する。情報処理サーバ200は、図5に示すように、自己診断情報とその異常が生じた装置の修繕に必要な部品の特定情報とが対応づけられた修繕情報を記憶してもよい。情報処理サーバ200は、図5に示すように、車両の修繕に必要な部品の特定情報の手配先、手配に要する日数などの手配情報を前述した修繕情報に対応づけて記憶してもよい。
情報処理サーバ200は、自身が記憶する又は販売情報管理装置400が記憶する修繕情報、手配情報を参照し、分析機能の分析結果から、車両の修繕に必要な部品の特定情報及びその部品の手配情報を含む部品情報を生成する。情報処理サーバ200は、生成した部品情報を、車両の修繕を行うサービス提供部門の顧客サービス情報管理装置300へ出力する。このように、自己診断情報の分析結果から、正常状態の回復のために必要な部品の部品情報を得られるので、異常が生じた車両の修繕を迅速に行うことができる。
続いて、図6に基づいて、本発明の情報処理サーバ200の制御手順を説明する。
まず、ステップS21において、情報処理サーバ200の制御装置210は、車載装置1000の車両コントローラ2から車両の自己診断情報を取得する。車両は一台であってもよいし、複数台であってもよい。ステップS22において、制御装置210は、異常情報が含まれる自己診断情報の詳細情報を、その自己診断情報を送出した車両の車載装置1000に送出するように要求する。制御装置210は、自己診断情報を所定時間に渡って取得した情報や、異常情報が検出された自己診断情報の対象となる装置と関連のある他の装置の自己診断情報を、詳細情報として、車両の車載装置1000に要求する。この要求に呼応して、車両の車載装置1000は、指定された自己診断情報の詳細情報を送出する。
ステップS23において、制御装置210は、自己診断情報と分析情報とが予め対応づけられた診断分析情報2121を参照する。ステップS24において、制御装置210は、取得した自己診断情報を分析する。この自己診断情報は、詳細情報として取得された自己診断情報を含む。制御装置210は、自己診断情報と、自己分析情報の異常が影響を与える車両の機能とが予め対応づけられた情報を含む診断分析情報2121を参照し、取得した自己診断情報に基づいて車両の動作可能な機能又は車両の動作不可能な機能を分析する。
そして、ステップS25において、制御装置210は、分析結果を車両診断装置100の出力装置30を介してユーザに提示する。同様に、ステップS26において、制御装置210は、分析結果に応じて生成したユーザの行動に関する指示情報を車両診断装置100の出力装置30を介してユーザに提示する。分析結果が、車両の動作可能な機能又は車両の動作不可能な機能である場合には、車両に動作不可能な機能に応じた指示情報を作成する。この指示情報は、車両診断装置100の出力装置30を介して出力される。
ステップS24の後、ステップS31において、制御装置210は、分析結果に応じて部品情報を生成する。続くステップS32において、制御装置210は、顧客サービス情報管理装置300に部品情報を送出する。
第2実施形態の車両診断装置100によれば、以下の効果を奏する。
[1]本実施形態の情報処理サーバ200は、取得した自己診断情報に異常情報が含まれている場合には、自己診断情報の詳細情報を要求し、要求に応じて取得した詳細情報を含む自己診断情報に基づいて、車両の診断情報と分析情報とが予め対応づけられた診断分析情報を参照し、取得した自己診断情報の詳細情報から車両の状態を分析して出力する。本発明によれば、車両から取得した自己診断情報に異常情報が含まれている場合には、車両側から取得した詳細情報を含む自己診断情報に基づいて車両の状態を正確に診断できる。
[2]本実施形態の情報処理サーバ200は、異常情報が含まれる自己診断情報を分析するために必要な詳細情報の内容と、自己診断情報とを対応づけて記憶するので、予め自己診断情報と詳細情報とを対応づけておくことにより、取得した自己診断情報について、迅速に内容特定して、車載装置1000又は車両診断装置100に詳細情報を要求できる。これにより、異常の発生タイミングにおける詳細な情報を取得することができるので、異常の原因を高い精度で特定できる。
[3]本実施形態の情報処理サーバ200は、分析結果に応じてユーザの行動に関する指示情報を提示するので、自己診断情報に異常が生じたときの適切な行動をユーザに示すことができる。
[4]本実施形態の情報処理サーバ200は、自己診断情報の分析結果から、正常状態の回復のために必要な部品の部品情報を得るので、異常が生じた車両の修繕を迅速に行うことができる。
[5]本実施形態の車両診断情報処理方法が実行されることにより、上記情報処理サーバ200と同様の作用効果を奏する。
なお、以上説明した実施形態は、本発明の理解を容易にするために記載されたものであって、本発明を限定するために記載されたものではない。したがって、上記の実施形態に開示された各要素は、本発明の技術的範囲に属する全ての設計変更や均等物をも含む趣旨である。
すなわち、本明細書では、本発明に係る車両診断装置を、制御装置10と、通信装置20と、出力装置30とを備える車両診断装置100を例にして説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。
本明細書では、本発明に係る診断情報取得手段と、分析手段と、提示手段とを備える車両診断装置の一例として、診断情報取得機能と、分析機能と、提示機能とを実行する制御装置10を備える車両診断装置100を例にして説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。
本明細書では、本発明に係る車両診断情報処理装置を、制御装置210と、通信装置220とを備える情報処理サーバ200を例にして説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。
本明細書では、本発明に係る診断情報取得手段と、詳細情報要求手段と、分析手段と、を備える車両診断情報処理装置の一例として、診断情報取得機能と、詳細情報要求機能と、分析機能と、を実行する制御装置210を備える情報処理サーバ200を例にして説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。
さらに、本明細書では、本発明に係る提示手段をさらに備える車両診断情報処理装置の一例として、提示機能をさらに実行する制御装置210を備える情報処理サーバ200を例にして説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。
本明細書では、本発明に係る車両診断装置の一例である車両診断装置100と、車両診断情報処理装置の一例である情報処理サーバ200と、車両の一例である車載装置1000とを有する車両メンテナンス情報管理システム1を例にして説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。
1…車両メンテナンス情報管理システム
100…車両診断装置
10…制御装置
20…通信装置
30…出力装置
200…情報処理サーバ
210…制御装置
220…通信装置
1000…車載装置
1…通信装置
2…車両コントローラ
3…駆動制御装置
4…操舵装置
5…センサ
51…車速センサ
52…舵角センサ
53…姿勢センサ
54…障害物センサ
6…カメラ
61…画像処理装置
7…ナビゲーション装置
71…GPS
8…走行支援装置
81…ABS
82…TCS
83…VDC
9…出力装置
91…ディスプレイ
92…スピーカ

Claims (6)

  1. 車両において異常が検出された装置を特定する情報を含む自己診断情報を取得する診断情報取得手段と、
    前記自己診断情報と、前記装置の異常が検出されたときに動作可能な機能及び動作不可能な機能とが予め対応づけられた診断分析情報を参照し、前記自己診断情報から前記車両の状態を分析する分析手段と、
    前記分析手段の分析結果に応じた、前記動作不可能な機能に関する情報及び前記車両の走行の可否に関する情報である指示情報を、ユーザに提示する提示手段と、を有することを特徴とする車両診断装置。
  2. 前記診断情報取得手段が車載装置から前記自己診断情報を取得したとき、前記車載装置に対して、前記自己診断情報の詳細情報の送出を要求する請求項1に記載の車両診断装置。
  3. 前記自己診断情報の詳細情報は、前記異常が検出されたタイミングを含む所定時間に渡って取得された出力情報、前記自己診断情報において前記異常が検出された装置と情報の授受を行う他の装置の出力情報、又は前記自己診断情報において前記異常が検出された装置の情報に基づいて処理を行う他の装置の出力情報である請求項2に記載の車両診断装置。
  4. 前記自己診断情報において前記異常が検出された前記装置の修繕に必要な部品を特定する情報である修繕情報を取得し、前記修繕情報を外部の情報管理装置へ出力する、請求項1〜3の何れか一項に記載の車両診断装置。
  5. 前記提示手段は、前記車両の前記動作不可能な機能に対応づけられ、前記機能が前記動作不可能である状況における前記ユーザの行動内容を示す情報を参照し、前記分析された前記車両の前記動作不可能な前記機能に応じて前記ユーザの行動内容を示す情報を含む前記指示情報を生成し、生成した前記指示情報に含まれる前記ユーザの行動内容を示す情報を提示することを特徴とする請求項1〜4の何れか一項に記載の車両診断装置。
  6. 診断情報取得手段と、分析手段と、提示手段とを備えるコンピュータを用いて、車両を診断する車両診断方法であって、
    前記診断情報取得手段が、前記車両において異常が検出された装置を特定する情報を含む自己診断情報を取得するステップと、
    前記分析手段が、前記自己診断情報と、前記装置の異常が検出されたときに動作可能な機能及び動作不可能な機能とが予め対応づけられた診断分析情報を参照し、前記取得した前記自己診断情報から前記車両の状態を分析するステップと、
    前記提示手段が、前記車両の状態の分析結果から生成された、前記動作不可能な機能に関する情報及び前記車両の走行の可否に関する情報である指示情報を、ユーザに提示するステップと、を実行する車両診断方法。
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