JP6397147B1 - 機械式撹拌深層混合処理工法を用いた地盤改良工法と地盤改良装置 - Google Patents

機械式撹拌深層混合処理工法を用いた地盤改良工法と地盤改良装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6397147B1
JP6397147B1 JP2018021865A JP2018021865A JP6397147B1 JP 6397147 B1 JP6397147 B1 JP 6397147B1 JP 2018021865 A JP2018021865 A JP 2018021865A JP 2018021865 A JP2018021865 A JP 2018021865A JP 6397147 B1 JP6397147 B1 JP 6397147B1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vertical
horizontal
ground
rotating body
degrees
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2018021865A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2019138047A (ja
Inventor
正一 津國
正一 津國
哲人 川崎
哲人 川崎
啓介 大村
啓介 大村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Takenaka Civil Engineering and Construction Co Ltd
Original Assignee
Takenaka Civil Engineering and Construction Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Takenaka Civil Engineering and Construction Co Ltd filed Critical Takenaka Civil Engineering and Construction Co Ltd
Priority to JP2018021865A priority Critical patent/JP6397147B1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6397147B1 publication Critical patent/JP6397147B1/ja
Publication of JP2019138047A publication Critical patent/JP2019138047A/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Abstract

【課題】地中での拡径や、地中で曲った改良抗など全方位において所望の断面形状の地盤改良杭や地盤改良体を造成でき、施工性よく、低廉化が図れる全方位地盤改良工法と装置を提供する。【解決手段】水平軸部に接続されて鉛直面で回転自在な垂直部を備えた鉛直回転体3が、垂直軸部に軸支されて水平面で回転自在な水平部を備えた水平回転体の下端に設置されて成る回転装置の下端に、掘削撹拌装置6が設置され、回転装置の上端がロッド1の下端に取り付けられており、必要に応じて、回転装置により掘削撹拌装置6を鉛直面の所望方向Sに傾斜させると共に、水平面の所望方向に回転させ、撹拌深層混合処理を行い、所望形状の地盤改良杭や地盤改良体を全方位の所望範囲に造成する。【選択図】図1

Description

本発明は、地盤改良工法と地盤改良装置に関し、さらに言えば、セメント系の安定材と原位置土とを処理機によって撹拌・混合して地盤改良杭又は地盤改良体を造成し、軟弱な原地盤を固化して改良する機械式撹拌深層混合処理工法を用いて、原地盤の所望の範囲に地盤改良を行う地盤改良工法とそれに好適な地盤改良装置の技術分野に属する。
なお、本明細書において、前記「地盤改良杭」は、断面円形の鉛直なストレート杭のほか、節付き杭、又は一部を拡径したり傾斜したりして形成した特殊形状の杭(異形杭)を指し、前記「地盤改良体」は、前記地盤改良杭を一方向に連続的に造成して壁状に形成したものを指す。
機械式の深層混合処理工法で施工する地盤改良の断面は円形で、深度方向に一定である。例えば、格子状地盤改良工法を用いた液状化対策の場合、発生応力が最も厳しくなるのは深度の深い部分であるが、深度方向に断面を変えられないため、図9Aのような、地中で断面を大きく(拡径)した壁を施工することができない。
深度の深い部分だけ断面を大きくするためには、改良を2列施工する必要があるが、そのためには深度の浅い部分でも空打ちでの施工が必要となり、不経済である。地盤改良体の圧縮強度が高いが、引張強度は圧縮強度の10〜15%程度しか期待できない。また、引張強度には上限値が設けられているので、いくら圧縮強度を高くしても許容引張応力は高くならず、引張り応力がクリティカルな応力となる場合には、断面を大きくして対応するしかなく不経済である。このような場合、図9Bに示すように、リブを設けた断面を施工することができれば、改良を余分に打設する必要がないのでコスト削減につながる。また、機械式改良の施工で、図9Cに示すように、地中で方向を変えることができれば、既設構造物の耐震補強に用いることができる。
一方、噴射式撹拌工法を用いた場合、セメントミルクの吐出圧力とロッドの回転速度を変えることによって、地中で断面を変えることは可能である。しかし、噴射式撹拌工法では、地中で所定の出来形の改良ができている保証はなく、施工に対する信頼度が低い。それに対して機械式改良であれば、撹拌翼が通過した部分は確実に改良されているので、出来形に対する施工の信頼性が高い。
ここで、例えば、下記特許文献1に記載された地盤改良工法は、同文献1の図1〜図4に順に示したように、地盤を掘削・撹拌可能な撹拌翼3を備えた掘削・撹拌装置を用いた軟弱地盤の改良工法であって、改良が必要な軟弱地盤2まで、攪拌翼3を閉翼した状態で削孔した後(図1)、改良不要層1を除いた前記軟弱地盤2の上端から下端まで、攪拌翼3を所定角度開いて(図2)地盤を削孔する掘進工程と、前記撹拌翼3をさらに所定角度開くか全開し(図3)、回転させながら引き上げて削孔する引上工程とを交互に繰り返す。そして、改良材を軟弱地盤2中に吐出しつつ撹拌翼3を回転させて地盤を改良して改良が必要な軟弱地盤2の上端まで改良体4を造成(図4)する軟弱地盤の改良工法が開示されている。
また、特許文献2には、同文献2の図1に示したように、全体形状を略円錐形状に形成し、先端部に適宜形状の先掘刃4を付設し、且つ該上部にらせん状翼片5を一体的に形成してなるオーガーヘッド3の上部に、周部にらせん状凸部2を一体的に付設してなるケーシング1の下方に蝶番6等にて、オーガーヘッド3の一部を支軸とし、他方を油圧ジャッキ7等の可動扞の伸縮により、該オーガーヘッド3全体をケーシング1軸に対して一定の傾斜角度に折曲拡閉自在に取り付け設けた基礎地盤の掘孔装置が開示されている(図1左図)。この掘孔装置を用いて地中を回転掘進し、該掘進が所定の深度に到着すると、オーガーヘッド3部分を必要とする孔径d巾に折曲拡開し(図1右図)、該オーガーヘッド3による折曲拡開にて地中を回転掘削することにより、地中に径大な球根孔を掘孔し支持力強大な地盤層を築造しようとする地盤改良工法が記載されている。
特許第3697348号公報 特開平7−71033号公報
上述した特許文献1による工法では、円形断面しか施工することができないため、前述したような壁にリブを設けた断面の施工(図9B)は難しく拡径幅にも制限がある。
た、特許文献2の掘孔装置は、ケーシング1の下方の蝶番6によってオーガーヘッド3の一部を支軸とし、他方を油圧ジャッキ7等の可動扞で伸縮させ、この先端のオーガーヘッド3のみをケーシング1軸に対して一定範囲の傾斜角度に折曲するものであり、ケーシング1全体が大きく傾斜できる構造ではない。したがって、鉛直方向の杭孔の直下に大きな球根部を造成することはできても、図9Cに示したような所望角度の斜め方向に改良杭を造成することはできない。リブを設けた断面の施工も困難である。
本発明の目的は、掘削撹拌装置を所望の角度・方向に回転して行う機械式地盤改良により、地中での拡径や、地中で曲がった改良ど所望の断面形状の地盤改良杭や地盤改良体を造成でき、施工性、経済性に優れた、機械式撹拌深層混合処理工法を用いた地盤改良工法とそれに好適な地盤改良装置を提供することにある。
また、本発明の目的は、狭小地(狭隘地)での施工にも好適で、既設構造物下の施工を実現し、既設構造物の耐震補強等に適用できて利便性に優れる、機械式撹拌深層混合処理工法を用いた地盤改良工法とそれに好適な地盤改良装置を提供することにある。
上記課題を解決するための手段として、請求項に記載した発明に係る機械式撹拌深層混合処理工法を用いた地盤改良工法は、ロッドの下端に回転装置を介して取り付けられた掘削撹拌装置を軟弱地盤掘削しながら軟弱地盤中に貫入させると共に、貫入吐出又は引上吐出により安定材を吐出させ、原位置土と撹拌・混合して地盤改良杭又は地盤改良体を造成する機械式撹拌深層混合処理工法であって、
前記回転装置は、水平軸部と、前記水平軸部の両端部に接続されて鉛直面で回転自在な左右の垂直部を備えた鉛直回転体であり、前記左右の垂直部が鉛直面で左右90度ずつ回転して最大180度の範囲で回転する構成で、前記鉛直回転体の上端を前記ロッドの下端へ接続し、前記鉛直回転体の前記左右の垂直部を前記掘削撹拌装置へ接続しており、
記鉛直回転体の前記左右の垂直部により前記掘削撹拌装置を前記最大180度の回転する範囲で鉛直面の所望方向に傾斜させ、撹拌深層混合処理を行い、所望形状の地盤改良杭又は地盤改良体を所望範囲に造成することを特徴とする。
請求項に記載した発明に係る機械式撹拌深層混合処理工法を用いた地盤改良工法は、ロッドの下端に回転装置を介して取り付けられた掘削撹拌装置を軟弱地盤掘削しながら軟弱地盤中に貫入させると共に、貫入吐出又は引上吐出により安定材を吐出させ、原位置土と撹拌・混合して地盤改良杭又は地盤改良体を造成する機械式撹拌深層混合処理工法であって、
前記回転装置は、鉛直回転体と水平回転体とを組み合わせてなり、
前記鉛直回転体は、水平軸部と、前記水平軸部の両端部に接続されて鉛直面で回転自在な左右の垂直部を備え、前記左右の垂直部が鉛直面で左右90度ずつ回転して最大180度の範囲で回転する構成で、前記鉛直回転体の上端を前記水平回転体へ接続し、前記鉛直回転体の前記左右の垂直部を前記掘削撹拌装置へ接続し、
前記水平回転体は、垂直軸部と、前記垂直軸部に軸支されて水平面で360度の範囲で回転自在な水平部とを備え、前記水平回転体の水平部を前記鉛直回転体へ接続し、前記水平回転体の前記垂直軸部を前記ロッドの下端へ接続しており、
記回転装置の前記鉛直回転体の前記左右の垂直部により前記掘削撹拌装置を前記最大180度の回転する範囲で鉛直面の所望方向に傾斜させると共に、前記回転装置の前記水平回転体の水平部により前記掘削撹拌装置を水平面の所望方向に回転させ、撹拌深層混合処理を行い、所望形状の地盤改良杭又は地盤改良体を所望範囲に造成することを特徴とする。
請求項に記載した発明に係る機械式撹拌深層混合処理工法を用いた地盤改良工法は、前記回転装置は、前記ロッドに代えて、バックホーのアームの下端に取り付けることを特徴とする。
請求項に記載した発明に係る地盤改良工法は、軟弱地盤掘削しながら軟弱地盤中に貫入され、貫入吐出又は引上吐出により安定材が吐出され、原位置土と撹拌・混合して、地盤改良杭又は地盤改良体を造成する機械式撹拌深層混合処理工法に用いられる地盤改良装置であって、
前記地盤改良装置は、回転装置と掘削撹拌装置とからなり、
前記回転装置は、水平軸部と、前記水平軸部の両端部に接続されて鉛直面で回転自在な左右の垂直部を備えた鉛直回転体であり、前記左右の垂直部が鉛直面で左右90度ずつ回転して最大180度の範囲で回転する構成で、前記鉛直回転体の前記左右の垂直部前記掘削撹拌装置が接続され、前記鉛直回転体の上端がロッド又はバックホーのアームの下端に取り付け自在であり、
前記鉛直回転体の前記左右の垂直部により前記掘削撹拌装置が前記最大180度の回転する範囲で鉛直面の所望方向に傾斜され、所望形状の地盤改良杭又は地盤改良体が所望範囲に造成される構成であることを特徴とする。
請求項に記載した発明に係る地盤改良工法は、軟弱地盤掘削しながら軟弱地盤中に貫入され、貫入吐出又は引上吐出により安定材が吐出され、原位置土と撹拌・混合して、地盤改良杭又は地盤改良体を造成する機械式撹拌深層混合処理工法に用いられる地盤改良装置であって、
前記地盤改良装置は、回転装置と掘削撹拌装置とからなり、さらに前記回転装置は、鉛直回転体と水平回転体との組み合わせでなること、
前記鉛直回転体は、水平軸部と、前記水平軸部の両端部に接続されて鉛直面で回転自在な左右の垂直部を備え、前記左右の垂直部が鉛直面で左右90度ずつ回転して最大180度の範囲で回転する構成で、前記鉛直回転体の上端が前記水平回転体に接続され、前記鉛直回転体の前記左右の垂直部に前記掘削撹拌装置が接続され、
前記水平回転体は、垂直軸部と、前記垂直軸部に軸支されて水平面で360度の範囲で回転自在な水平部とを備え、前記水平回転体の水平部が前記鉛直回転体に接続され、前記水平回転体の前記垂直軸部がロッド又はバックホーのアームの下端に取り付け自在であり、
前記回転装置の前記鉛直回転体の前記左右の垂直部により前記掘削撹拌装置が前記最大180度の回転する範囲で鉛直面の所望方向に傾斜されると共に、前記回転装置の前記水平回転体の水平部により前記掘削撹拌装置が水平面の所望方向に回転され、所望形状の地盤改良杭又は地盤改良体が所望範囲に造成される構成であることを特徴とする。
請求項に記載した発明に係る地盤改良工法は、請求項4又は5に記載した地盤改良装置いおいて、前記掘削撹拌装置が油圧オーガー又は電動オーガーであることを特徴とする。
本発明に係る機械式撹拌深層混合処理工法を用いた地盤改良工法と地盤改良装置によれば、回転装置により掘削撹拌装置を所望の方向に傾斜・回転させて、自由な断面形状をした地盤改良体杭(地盤改良体)を効率よく施工でき、コストダウンに寄与する。例えば、格子状改良の格子壁や既設構造物下の施工を合理的に実現でき、狭小地(狭隘地)での施工にも好適で、既設構造物の耐震補強に適用できる等、利便性に非常に優れている。
本発明に係る地盤改良装置による機械式撹拌深層混合処理工法を用いた地盤改良工法の枢要な工程を示した概略図である。 図1の異なる実施例を示した全体図である。 Aは、いわゆるロングタイプの地盤改良装置を示した平面図であり、Bは、同正面図であり、Cは、同展開図である。 Aは、いわゆるショートタイプの地盤改良装置の使用方法を示した立面図であり、Bは、Aの地盤改良装置に設置される異なる回転装置を示した斜視図である。 A〜Cは、地盤改良工法の施工要領を概略的に示した説明図である。 A、Bは、図5に続く工程を概略的に示した説明図である。 傾斜した地盤改良体の施工要領を概略的に示した説明図である。 A〜Cは、リブを設けた地盤改良体の施工要領を概略的に示した説明図である。 A〜Cは、地盤改良工法で造成される各種改良杭又は改良体を概略的に例示した説明図である。 異なる実施例を示した立面図である。
次に、本発明に係る機械式撹拌深層混合処理工法を用いた地盤改良工法と、その工法に好適な地盤改良装置の実施例を図面に基づいて説明する。
の地盤改良工法は、ロッド1やバックホー7のアーム70の下端に適宜取り付けられた掘削撹拌装置6を軟弱地盤2掘削しながら軟弱地盤中に貫入させると共に、貫入吐出又は引上吐出によりセメントミルク等の安定材(図示は省略)を吐出させ、原位置土と撹拌・混合して、所望範囲に、地盤改良杭Aや地盤改良体Bを造成する機械式撹拌深層混合処理工法において好適に実施される。
図1と図2は、地盤改良装置による地盤改良工法の枢要な工程図である。当該地盤改良装置の構成については、図3を中心に説明する。
の地盤改良装置は、掘削撹拌装置6の上部に回転装置たる鉛直回転体3が設置されている。前記鉛直回転体3は、図3及び図4Aに示したタイプ(以下、2次元タイプと言うことがある。)を基本とする。この2次元タイプの鉛直回転体3は、水平軸部30に接続されて、当該水平軸部30の両側において鉛直面で回転自在なベアリングを介する左右の垂直部31、31が、それぞれ垂直配置の支持部32、32に支持された構成である。この左右の垂直部31、31がそれぞれ鉛直面で左右90度ずつ回転でき、最大180度の範囲の所望角度で傾斜して回転する。前記垂直部31、31の下端は水平板状の下面部34に接続され、同下面部34の下面に、後述する掘削撹拌装置6が接続されている。
一方、前記支持部32、32の上端は水平なディスク状の上面部33に接続され、同上面部33の中央には上向きに突出する軸部50が設けられている。この鉛直回転体3の高さは、本実施例では一例として約0.5mで実施されている。前記軸部50が、後述するロッド1やバックホー7のアーム70に適宜取り付け自在とされている(図4A参照)。
また、図4Bに示したようなタイプ(以下、3次元タイプと言うことがある。)の回転装置5を地盤改良装置に適用する形態も好適に実施される。
すなわち、この地盤改良装置は、垂直軸部40に軸支されて水平面で回転自在なベアリングを介する水平部41を備えた水平回転体4の前記水平部41の下端に、前記した鉛直回転体3の垂直部32、32の上端が接続された構成である。前記垂直軸部40に軸部50を突設させ(図4A参照)、その軸部50によって前記2次元タイプと同様に、ロッド1又はバックホー7のアーム70に当該回転装置5が適宜取り付け自在となる。
よって、この3次元タイプの回転装置5によれば、後述する掘削撹拌装置6を、鉛直面で前記鉛直回転体3の垂直部31により最大180度の範囲で傾斜させると共に、水平面で水平回転体4の水平部41により360度の範囲で回転させることができ、それら傾斜角度と回転角度の組合せで自由な3次元の地盤改良を行うことができる。
次に、前記回転装置5の下端に接続される掘削撹拌装置6について説明する。なお、本実施例では、掘削撹拌装置6を油圧オーガーで実施する形態である。この油圧オーガー6は、一例として、モーターを内蔵し、バックホー7が備える油圧装置から油圧を受けて動作する構成で実施される。前記油圧オーガーの代わりに電動オーガーを用いても同様に実施できる。
掘削撹拌装置6は、図3に示したように、高さ約2mの内筒60と外筒61とより成り、前記内筒60が上述した回転装置5の下端の下面部34に設置されている。回転する前記外筒61の外周面62に撹拌翼63が取り付けられ、同外周面62の下端に、先端掘削ビット65を備えたロングタイプの螺旋状の掘削体64(一例として、高さ1m程度)が取り付けられている。
詳しくは、図中の符号66がセメントミルク吐出口、符号67がセメントミルクの中間吐出口、符号68がセメントミルク接続口で通常吐出と下方吐出の切替部、符号69が油圧の配管をそれぞれ示している。
図4は、前記図3の掘削撹拌装置6における先端の掘削体64が短いショートタイプ(一例として、高さ40cm程度)を示しており、それ以外の構成は図3のロングタイプと同様である(詳細説明は省略する)。
したがって、上述した2次元タイプの地盤改良装置によれば、図1に示したように、前記構成の鉛直回転体(回転装置)3の上端をロッド1の下端に設置するだけで、当該鉛直回転体3により、必要に応じて、掘削撹拌装置6を鉛直面の所望方向Sに傾斜させて、図9に例示したような所望形状の地盤改良杭Aを施工できる。
また、上述した3次元タイプの回転装置5を備えた地盤改良装置によれば、必要に応じて、回転装置5により掘削撹拌装置6を鉛直面の所望方向Sに傾斜させると共に、水平面における所望のT方向に回転させ、所望形状の地盤改良体B(又は地盤改良杭A)を、所望範囲に造成することができる。例えば、図6〜図8に示したような地盤改良体Bを造成することができる。
なお、図1に示したように、バックホー7のアーム70に取り付けたロッド1に回転装置5を設置するほか、バックホー7のアーム70に直接的に回転装置5を取り付ける形態でも実施可能である。また、図2に示したような据え置き型のボーリングマシン(ベースマシン)8で作動させるロッド1の下端に、地盤改良装置の回転装置5の上端を取り付けて実施することもできる。なお、前記ボーリングマシンは、据え置き型のほか、敷設レール上を走行可能な移動型でも同様に実施できる。特に、壁状の地盤改良体を造成するときは規則的に移動可能な移動型が好適である。
以下、図5〜図8を用いて、特には3次元タイプの回転装置5を備えた地盤改良装置による地盤改良工法の実施例について説明する。なお、以下に説明する手順はあくまでも一例に過ぎないことを念のため特記しておく。
図5Aに示したように、油圧オーガー(掘削撹拌装置)6を地中に略鉛直に挿入した後、回転装置5により、当該油圧オーガー6を鉛直面で90度傾斜させる(図5B)。しかる後、図5Cのように平面方向から見て、油圧オーガー6を水平面でT方向に360度回転させて地盤改良し、平面視円形状の地盤改良体Bを造成する。その水平なT方向の回転手段としては、回転装置5の水平回転体4を用いて行えばよいが、ロッド1を回転させることで行うことも可能である。
つづいて、図6Aのように、前記油圧オーガー6の位置を順次下げていき、前記図5Cに示したような水平面で360度回転させる地盤改良の作業を繰り返し行うことで、円柱状の地盤改良体Bを造成できる。このように当該小型の地盤改良装置によって、大断面の改良体Bを造成することができる。
なお、図6Bに示したように、前記図5Cの水平面で360度回転させる地盤改良の作業を行う深度と、行わない深度を設定して施工することで、大径改良部と小径改良部とを交互に形成する改良体Bを造成することもできる。
図7は、傾斜した地盤改良体の施工例を示している。
ロッド1を傾斜させた状態で地中に挿入し、回転装置5により油圧オーガー6を90度傾斜させる(図5A、B参照)。かかる状態で斜め2次元断面の大規模な地盤改良を行える。
また、3次元断面の地盤改良を行うには、油圧オーガー6をさらに水平面で360度回転させて前記図5Bのように施工すれば、大断面の斜めの地盤改良体Bを造成できる。水平面の360度回転は、前記のように回転装置5を用いて行えばよいが、ロッド1を回転させて行ってもよい。
図8は、地中壁(格子状改良壁を含む。)にリブを設ける施工例を示している。
図示を省略したロッド1を略鉛直に地中に挿入し、そのまま地盤改良を行う(図5A参照)。所定深度に到達した段階で、回転装置5により油圧オーガー6を90度傾斜させて(図5B参照)地盤改良を行う。しかる後、回転装置5により油圧オーガー6を元の略鉛直状態に戻して地盤改良を行う。その断面を示したのが図8Bであり、図8AにおけるI−I断面で、狭い範囲の地盤改良となっている。その後、回転装置5により油圧オーガー6を90度傾斜させて地盤改良を行う。その断面を示したのが図8Cであり、図8AにおけるII−II断面で、広い範囲の地盤改良となっている。このように、回転装置5により油圧オーガー6を90度傾斜させた状態で地盤改良を行う場合と、略鉛直状態で地盤改良を行う場合を交互に繰り返して行うことにより、リブCが所定深度で設けられた地中壁(改良体B)を造成することができる(図8A)。
以上に本発明の実施例を図面に基づいて説明したが、本発明は、図示例の限りではなく、その技術的思想を逸脱しない範囲において、当業者が通常に行う設計変更、応用のバリエーションの範囲を含むことを念のために言及する。
例えば、前記2次元タイプや3次元タイプに用いられる鉛直回転体3について、上記実施例では、水平軸部30と垂直部31とを(ボール)ベアリング式で接合しているがこれに限定されず、図10に例示するように、歯車式15で実施することもできる。なお、図10中の符号16は、前記掘削撹拌装置6の異なる実施例を示している。このように、掘削撹拌装置の形態は特に限定されず、従来一般に用いられる(稼働部を搭載していない)掘削撹拌装置をそのまま用いることができる等、本発明の汎用性は高い。
1 ロッド
2 軟弱地盤
3 鉛直回転体
30 水平軸部
31 垂直部
4 水平回転体
40 垂直軸部
41 水平部
5 回転装置
50 軸部
6 掘削撹拌装置
60 内筒
61 外筒
62 外周面
63 撹拌翼
64 掘削体
7 バックホー
70 アーム
A 地盤改良杭
B 地盤改良体
S 所望方向
T 所望方向

Claims (6)

  1. ロッドの下端に回転装置を介して取り付けられた掘削撹拌装置を軟弱地盤掘削しながら軟弱地盤中に貫入させると共に、貫入吐出又は引上吐出により安定材を吐出させ、原位置土と撹拌・混合して地盤改良杭又は地盤改良体を造成する機械式撹拌深層混合処理工法であって、
    前記回転装置は、水平軸部と、前記水平軸部の両端部に接続されて鉛直面で回転自在な左右の垂直部を備えた鉛直回転体であり、前記左右の垂直部が鉛直面で左右90度ずつ回転して最大180度の範囲で回転する構成で、前記鉛直回転体の上端を前記ロッドの下端へ接続し、前記鉛直回転体の前記左右の垂直部を前記掘削撹拌装置へ接続しており、
    記鉛直回転体の前記左右の垂直部により前記掘削撹拌装置を前記最大180度の回転する範囲で鉛直面の所望方向に傾斜させ、撹拌深層混合処理を行い、所望形状の地盤改良杭又は地盤改良体を所望範囲に造成することを特徴とする、機械式撹拌深層混合処理工法を用いた地盤改良工法。
  2. ロッドの下端に回転装置を介して取り付けられた掘削撹拌装置を軟弱地盤掘削しながら軟弱地盤中に貫入させると共に、貫入吐出又は引上吐出により安定材を吐出させ、原位置土と撹拌・混合して地盤改良杭又は地盤改良体を造成する機械式撹拌深層混合処理工法であって、
    前記回転装置は、鉛直回転体と水平回転体とを組み合わせてなり、
    前記鉛直回転体は、水平軸部と、前記水平軸部の両端部に接続されて鉛直面で回転自在な左右の垂直部を備え、前記左右の垂直部が鉛直面で左右90度ずつ回転して最大180度の範囲で回転する構成で、前記鉛直回転体の上端を前記水平回転体へ接続し、前記鉛直回転体の前記左右の垂直部を前記掘削撹拌装置へ接続し、
    前記水平回転体は、垂直軸部と、前記垂直軸部に軸支されて水平面で360度の範囲で回転自在な水平部とを備え、前記水平回転体の水平部を前記鉛直回転体へ接続し、前記水平回転体の前記垂直軸部を前記ロッドの下端へ接続しており、
    記回転装置の前記鉛直回転体の前記左右の垂直部により前記掘削撹拌装置を前記最大180度の回転する範囲で鉛直面の所望方向に傾斜させると共に、前記回転装置の前記水平回転体の水平部により前記掘削撹拌装置を水平面の所望方向に回転させ、撹拌深層混合処理を行い、所望形状の地盤改良杭又は地盤改良体を所望範囲に造成することを特徴とする、機械式撹拌深層混合処理工法を用いた地盤改良工法。
  3. 前記回転装置は、前記ロッドに代えて、バックホーのアームの下端に取り付けることを特徴とする、請求項1又は2に記載した機械式撹拌深層混合処理工法を用いた地盤改良工法。
  4. 軟弱地盤掘削しながら軟弱地盤中に貫入され、貫入吐出又は引上吐出により安定材が吐出され、原位置土と撹拌・混合して、地盤改良杭又は地盤改良体を造成する機械式撹拌深層混合処理工法に用いられる地盤改良装置であって、
    前記地盤改良装置は、回転装置と掘削撹拌装置とからなり、
    前記回転装置は、水平軸部と、前記水平軸部の両端部に接続されて鉛直面で回転自在な左右の垂直部を備えた鉛直回転体であり、前記左右の垂直部が鉛直面で左右90度ずつ回転して最大180度の範囲で回転する構成で、前記鉛直回転体の前記左右の垂直部前記掘削撹拌装置が接続され、前記鉛直回転体の上端がロッド又はバックホーのアームの下端に取り付け自在であり、
    前記鉛直回転体の前記左右の垂直部により前記掘削撹拌装置が前記最大180度の回転する範囲で鉛直面の所望方向に傾斜され、所望形状の地盤改良杭又は地盤改良体が所望範囲に造成される構成であることを特徴とする、地盤改良装置。
  5. 軟弱地盤中掘削しながら軟弱地盤中に貫入され、貫入吐出又は引上吐出により安定材が吐出され、原位置土と撹拌・混合して、地盤改良杭又は地盤改良体を造成する機械式撹拌深層混合処理工法に用いられる地盤改良装置であって、
    前記地盤改良装置は、回転装置と掘削撹拌装置とからなり、さらに前記回転装置は、鉛直回転体と水平回転体との組み合わせでなること、
    前記鉛直回転体は、水平軸部と、前記水平軸部の両端部に接続されて鉛直面で回転自在な左右の垂直部を備え、前記左右の垂直部が鉛直面で左右90度ずつ回転して最大180度の範囲で回転する構成で、前記鉛直回転体の上端が前記水平回転体に接続され、前記鉛直回転体の前記左右の垂直部に前記掘削撹拌装置が接続され、
    前記水平回転体は、垂直軸部と、前記垂直軸部に軸支されて水平面で360度の範囲で回転自在な水平部とを備え、前記水平回転体の水平部が前記鉛直回転体に接続され、前記水平回転体の前記垂直軸部がロッド又はバックホーのアームの下端に取り付け自在であり、
    前記回転装置の前記鉛直回転体の前記左右の垂直部により前記掘削撹拌装置が前記最大180度の回転する範囲で鉛直面の所望方向に傾斜されると共に、前記回転装置の前記水平回転体の水平部により前記掘削撹拌装置が水平面の所望方向に回転され、所望形状の地盤改良杭又は地盤改良体が所望範囲に造成される構成であることを特徴とする、地盤改良装置。
  6. 前記掘削撹拌装置が油圧オーガー又は電動オーガーであることを特徴とする、請求項4又は5に記載した地盤改良装置。
JP2018021865A 2018-02-09 2018-02-09 機械式撹拌深層混合処理工法を用いた地盤改良工法と地盤改良装置 Active JP6397147B1 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018021865A JP6397147B1 (ja) 2018-02-09 2018-02-09 機械式撹拌深層混合処理工法を用いた地盤改良工法と地盤改良装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018021865A JP6397147B1 (ja) 2018-02-09 2018-02-09 機械式撹拌深層混合処理工法を用いた地盤改良工法と地盤改良装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP6397147B1 true JP6397147B1 (ja) 2018-09-26
JP2019138047A JP2019138047A (ja) 2019-08-22

Family

ID=63668548

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018021865A Active JP6397147B1 (ja) 2018-02-09 2018-02-09 機械式撹拌深層混合処理工法を用いた地盤改良工法と地盤改良装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6397147B1 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7282698B2 (ja) * 2020-01-07 2023-05-29 株式会社竹中土木 地盤改良装置

Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60178043U (ja) * 1984-04-27 1985-11-26 不動建設株式会社 軟弱地盤処理機
JPH04131420A (ja) * 1990-09-25 1992-05-06 Tsujino Kensetsu:Kk 地盤改良工法および該工法の施工に使用するオーガー装置
JPH08296252A (ja) * 1995-04-26 1996-11-12 Takenaka Komuten Co Ltd 削孔機の押し込み装置と押し込み方法
JPH10306437A (ja) * 1997-04-30 1998-11-17 Tone Chika Gijutsu Kk 拡翼走行式地盤改良装置およびこれを用いた地盤改良方法
JPH10306438A (ja) * 1997-04-30 1998-11-17 Tone Chika Gijutsu Kk 拡翼式地盤改良装置およびこれを用いた地盤改良方法
JP2005054375A (ja) * 2003-08-05 2005-03-03 Fudo Constr Co Ltd 混合処理装置及び方法
JP3697348B2 (ja) * 1998-03-25 2005-09-21 ライト工業株式会社 軟弱地盤の改良工法
JP2007162337A (ja) * 2005-12-14 2007-06-28 Shimizu Corp 地盤改良装置および液状化防止工法

Patent Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60178043U (ja) * 1984-04-27 1985-11-26 不動建設株式会社 軟弱地盤処理機
JPH04131420A (ja) * 1990-09-25 1992-05-06 Tsujino Kensetsu:Kk 地盤改良工法および該工法の施工に使用するオーガー装置
JPH08296252A (ja) * 1995-04-26 1996-11-12 Takenaka Komuten Co Ltd 削孔機の押し込み装置と押し込み方法
JPH10306437A (ja) * 1997-04-30 1998-11-17 Tone Chika Gijutsu Kk 拡翼走行式地盤改良装置およびこれを用いた地盤改良方法
JPH10306438A (ja) * 1997-04-30 1998-11-17 Tone Chika Gijutsu Kk 拡翼式地盤改良装置およびこれを用いた地盤改良方法
JP3697348B2 (ja) * 1998-03-25 2005-09-21 ライト工業株式会社 軟弱地盤の改良工法
JP2005054375A (ja) * 2003-08-05 2005-03-03 Fudo Constr Co Ltd 混合処理装置及び方法
JP2007162337A (ja) * 2005-12-14 2007-06-28 Shimizu Corp 地盤改良装置および液状化防止工法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2019138047A (ja) 2019-08-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101824049B1 (ko) 지반개량장치 및 이를 이용한 지반개량공법
JP6397147B1 (ja) 機械式撹拌深層混合処理工法を用いた地盤改良工法と地盤改良装置
JP5380064B2 (ja) 杭穴掘削方法及び杭穴掘削ヘッド
JP4372661B2 (ja) 拡頭杭の施工方法
JP2548617B2 (ja) 中掘工法によるコンクリートパイル設置方法および掘削装置
JP2006348644A (ja) 掘削ヘッド及び掘削機
JP2004137722A (ja) 地中杭造成の掘削攪拌ビットとそれを用いた地盤改良工法
JP6196482B2 (ja) 傾斜状撹拌翼及びこれを備える地中撹拌装置
KR100802943B1 (ko) 오거스크류용 오버커팅헤드장치
JP7051567B2 (ja) 掘削撹拌ヘッド
JP2000328864A (ja) コンクリート基盤補強用コンクリート杭を構築する削孔用拡径ビット
JP7244312B2 (ja) 地中拡径装置および拡径部形成方法
JP6374430B2 (ja) 地盤改良工法及び地盤改良装置
JP2006177156A (ja) 地盤改良装置
KR20170074642A (ko) 말뚝기초 시공방법
JP3003193U (ja) 回転式地盤改良装置
JP2014034763A (ja) 拡幅掘削方法
JPH108487A (ja) 地中構造物の補修工法及びその装置
JP2002061177A (ja) 住宅用基礎地盤の湿式柱状体の製造方法
JP3081799U (ja) ソイル柱施工装置
JP2024002371A (ja) 排土装置および杭打ち機
JP2005350914A (ja) 中空パイルの埋設工法及びこれに使用する掘削装置
JP2021080764A (ja) 拡翼掘削機とケーソン躯体の沈設方法
JP2005029988A (ja) 基礎杭施工用の掘削治具
JPH06207411A (ja) 掘削機用攪拌装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180313

A871 Explanation of circumstances concerning accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871

Effective date: 20180313

A975 Report on accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005

Effective date: 20180319

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180327

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20180510

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180628

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180814

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180830

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6397147

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250