JP6396132B2 - スライドレールのブレーキ装置 - Google Patents
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このため、アウターメンバーおよびインナーメンバーの摺動面と、ボール間に隙間ができるので、インナーメンバーとアウターメンバー間にガタツキが発生していた。(図8に示す状態。)
次に、インナーメンバーがアウターメンバーの前方に引き出されると、ボール部分もインナーメンバー移動距離の2分の1前方に移動し、インナーメンバーが最も引き出された最大伸長状態では、ボール部分は、アウターメンバーの先端部分とインナーメンバーの後端部分間に位置する。
つまり、スライドレールの最大伸長状態では、インナーメンバーの先端部分と、アウターメンバーの先端部分とのガタツキ(離間寸法)が最大となり、インナーメンバーの後端部分とアウターメンバーの先端部分(ボールが位置する箇所)とのガタツキ(離間寸法)が最小となる。
又、ボールの径を小さくしたままで、軽い摺動力を維持しながら、引き出し方向でのアウターメンバーの先端部分の摺動面に絞り加工を施して、先端部分のみ嵌合力を強く調整し、ガタツキを防止する方法も提供されているが、上記加工は、スレイドレールを一本ずつ調節する必要があり、しかもその作業は高度の熟練を必要とするので、生産効率が悪く高価なものになる欠点があった。
この場合、上記ガタツキの問題は解決されるものの、摺動力が軽いままとなっているため、スライドレールが最大伸長状態となって停止するときに、アウターメンバーのストッパーとインナーメンバーのストッパーが衝突することによる大きな衝突衝撃が生じるという別の問題が発生することとなった。
この問題を解決するには、双方のストッパーに緩衝部材などの新たな部材を取り付ければよいが、その場合、部品点数が増え、コストアップにつながるという問題があった。
そして、アウターメンバーは、基板と、基板の両端部を内向き円弧状に屈曲させ、内面にボール摺動面と、ボール摺動面と基板内面に連続する変形案内面が形成された両折曲縁を有し、弾性当接部材の脱落防止部は、インナーメンバーが装着されていない状態では、ボール摺動面に嵌合するので取り付けが容易である。
図1から図3において、符号100は、スライドレールを示し、スライドレール100は、アウターメンバー1と、リテーナ2に回転自在に保持された複数個のボール4・・・を介して、アウターメンバー1に摺動自在に装着されたインナーメンバー3と、インナーメンバー3が引出される方向のアウターメンバー1の端部に設けられた弾性当接部材5より構成されている。
そして、インナーメンバー3の摺動方向の中央部やや後方に位置して、基板11の一部を上向きに突出させて、リテーナ後端ストッパー13が形成され、基板11の前端部には、左右方向に所定間隙を有して、互いに向き合って上向きに基板11を突出させた逆L字型のリテーナ前端ストッパー14、14が形成され、基板11の後端部には、基板11の一分を上方に折り曲げてアウターメンバー後端ストッパー17が形成されている。
そして、前記リテーナ前端ストッパー14、14間の所定間隙が、前記弾性当接部材5の嵌入部15となる。
符号16・・・は、アウターメンバー1を固定側(図示せず。)と連結する為の連結孔を示している。
そして、インナーメンバー3の摺動方向で基板31の後端部には下方に突出し、リテーナ2の基板21の後端面に当接するインナーメンバー後端ストッパー311が形成されている。
符号35・・・は、インナーメンバー3に連結される移動体(図示せず。)との連結孔を示している。
インナーメンバー3とアウターメンバー1が上下に重なった最短縮小状態で、リテーナ2の後端部がリテーナ後端ストッパー13に当接した状態となっている。
この状態からインナーメンバー3が引出される、リテーナ2は、ボール4・・・を介して、インナーメンバー3の摺動距離の2分の1の距離移動し、やがて、リテーナ2の前端部がリテーナ前端ストッパー14に当接し、同時にインナーメンバー3のインナーメンバー後端ストッパー311がリテーナ2の後端に当接して、インナーメンバー3の摺動は停止し、スライドレール100は最大伸長状態となる。
特に、ボール4の位置する箇所が支点となって、ボール4が位置しない箇所でのインナーメンバー3のガタツキが大きかった。
そして、位置決め部522は、リテーナ2の基板21内に嵌入可能で、かつ、リテーナ前端ストッパー14、14の収納側端面の一部に当接する大きさに形成され、スライドレール100の最大伸長時、リテーナ2の基板21前端部が位置決め部522に外嵌して、リテーナ前端ストッパー14、14に当接する。
すなわち、弾性当接基板51と位置決め部522によって、リテーナ前端ストッパー14、14を引出側と収納側から挟持する状態となり、弾性当接部材5は摺動方向への移動は阻止される。
そして、脱落防止部53、53は内向き円弧状のボール摺動面121、121に密嵌しているので、スライドレール100の厚み方向に逸脱することはない。(図3、図4に示す状態)
この時、脱落防止部53、53はボール摺動面121、121から変形案内面122、122に押し付けられるため、必然的に脱落防止部間53、53の直線距離が縮まり、脱落防止部の脱落防止部間の直線距離が縮まることによって、弾性当接基板51は、脱落防止部53、53によって左右両端から押された状態となる。
そのため、弾性当接基板51は、アウターメンバーの基板側11に湾曲状態に弾性変形する。
そして、弾性当接基板51がアウターメンバーの基板側11に湾曲状態に弾性変形することによって、弾性当接基板51に、インナーメンバー3が常にアウターメンバー1から離間する方向の弾溌力が発生する。
すなわち、インナーメンバー3が、スライドレール100の厚み方向で、アウターメンバーから離間する方向に常に弾溌力を付勢されているので、アウターメンバー1とインナーメンバー3のガタツキは防止され、インナーメンバー3の折曲縁32、32の下端縁に弾性当接基板51は弾性的に接触しているだけであるから、摺動力に影響を与えることはほとんどない。
11 基板
12、12 左右の折曲縁
121、121 ボール摺動面
14、14 リテーナ前端ストッパー
15 嵌入部
100 スライドレール
2 リテーナ
3 インナーメンバー
31 基板
32、32 左右の折曲縁
321,321 ボール摺動面
4 ボール
5 弾性当接部材
51 弾性当接基板
52 固定部
521 嵌入脚部
522 位置決め部
53、53 左右の脱落防止部
54、54 左右の連続部分
Claims (2)
- 少なくとも一つのアウターメンバーと、リテーナに回転自在に保持された複数個のボールを介してアウターメンバーに摺動自在としたインナーメンバーからなり、スライドレールの最大伸長状態では、インナーメンバーの先端部分と、アウターメンバーの先端部分とのガタツキ(離間寸法)が最大となり、インナーメンバーの後端部分とアウターメンバーの先端部分とのガタツキ(離間寸法)が最小となるスライドレールの厚み方向で、インナーメンバーがアウターメンバーから離間する方向に、インナーメンバーに常に弾性的に当接する弾性当接部材を、インナーメンバーが引出される方向のアウターメンバーの端部に設けたスライドレールにおいて、アウターメンバーは、基板と、基板の両端部を内向き円弧状に屈曲させ、内面にボール摺動面と、ボール摺動面と基板内面に連続する変形案内面が形成された両折曲縁を有し、弾性当接部材は、インナーメンバーに弾性的に当接する弾性当接基板と、アウターメンバーの一部と連係して摺動方向への移動を防止する固定部と、摺動方向以外の方向への脱落を防止する脱落防止部より合成樹脂材にて一体に形成され、インナーメンバーが装着されていない状態では、脱落防止部はボール摺動面に嵌合し、インナーメンバーが装着された状態では、インナーメンバーの折曲縁の端部が弾性当接基板に弾圧して、脱落防止部はボール摺動面から変形案内面に押し付けられると同時に、弾性当接基板は、アウターメンバーの基板側に湾曲状態に弾性変形して、インナーメンバーが常にアウターメンバーから離間する方向に弾溌力を付与し、かつ、スライドレールの最短縮小状態で、弾性当接基板とアウターメンバーの基板は、所定間隔を有し、スライドレールの最大伸長状態で、弾性当接基板とアウターメンバーの基板は接触するように設定され、スライドレールの最短縮小状態より、スライドレールの最大伸長状態でインナーメンバーに対しての弾溌力が増すことを特徴とするスライドレールのブレーキ装置。
- 弾性当接基板は、脱落防止部との連設箇所よりアウターメンバーの基板側で厚みを大きく形成したことを特徴とする請求項1に記載のスライドレールのブレーキ装置。
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JP2014185911A JP6396132B2 (ja) | 2014-09-12 | 2014-09-12 | スライドレールのブレーキ装置 |
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JP2014185911A JP6396132B2 (ja) | 2014-09-12 | 2014-09-12 | スライドレールのブレーキ装置 |
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ID=55756772
Family Applications (1)
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JP2014185911A Active JP6396132B2 (ja) | 2014-09-12 | 2014-09-12 | スライドレールのブレーキ装置 |
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