JP6396116B2 - ポンプ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、太陽光発電システムを用いたポンプ装置に関する。
現在、太陽電池を用いてポンプを駆動するポンプ装置が知られている。また、太陽電池とともに集熱パネルにより太陽熱により内部の熱媒体を加熱し、発電及び水道水の加温を行う技術も知られている(例えば、特許文献1参照)。
太陽光を用いて発電や加熱を行う技術においては、天候によって発電や加熱能力が左右される。例えば、曇りや雨等においては、発電や加熱が行われず、また、晴れていても雲量が多い場合には、安定して発電が行われず、断続的にポンプに電力が供給され、ポンプが起動及び停止を繰り返す、所謂チャタリングが発生する、という問題がある。このため、ポンプの駆動源として、太陽電池と併せて、バッテリ(蓄電池)やコンデンサ(蓄電器)等の蓄電体を設ける太陽光発電システムを用いることで、天候の影響を極力受けず、安定してポンプを駆動する技術も知られている。
特許第3812821号公報
上述した太陽光発電システムを用いたポンプ装置においては、ポンプ装置に蓄電体を設けると、ポンプ装置の製造コストが増大する、という問題がある。しかし、蓄電体を有さない構成においては、チャタリングが発生し、ポンプや太陽光発電システムの制御を行う電子部品に負荷がかかり、故障が発生する可能性が高くなる虞がある。
故障の発生を防止するために高い耐久性を有する電子部品を用いると、部品コストが増大することから、蓄電体を有さない太陽光発電システムとしても、結果としてポンプ装置の製造コストを低減することができない虞もあった。
そこで本発明は、ポンプの駆動源に蓄電体を有さない太陽光発電システムを用いる構成であっても、ポンプのチャタリングを防止することが可能なポンプ装置を提供することを目的としている。
前記課題を解決し目的を達成するために、本発明のポンプ装置は次のように構成されている。
本発明の一態様として、ポンプ装置は、モータと、前記モータにより駆動されるポンプと、太陽光を電気エネルギに変換する太陽電池と、前記太陽電池に接続され、前記太陽電池で変換された前記電気エネルギを交流電力に変換するインバータと、前記ポンプを駆動可能な電流を閾値として記憶する記憶部と、前記インバータに接続され、前記インバータで変換された前記交流電力の交流電流と前記閾値とを比較し、前記インバータで変換された前記交流電流が前記閾値以上である場合に前記ポンプへ前記交流電流を供給し、前記交流電流が前記閾値よりも低い場合に前記ポンプへの前記交流電力の供給を停止する制御部と、前記ポンプの二次側の情報を検出する検出装置と、前記検出装置で検出された前記情報に基づいて、駆動する前記ポンプの停止の判断を行う制御装置と、を備え、前記制御部は、所定時間内に前記交流電流が前記閾値を所定の回数下回ったときに、前記交流電力の供給を停止し、前記制御装置は、前記ポンプの駆動の停止の判断後、前記ポンプが停止されるまでに強制的に強制駆動時間だけ前記ポンプを駆動し、前記所定の回数は、前記ポンプが前記所定時間と同じ時間の間に前記強制駆動時間が経過することによって停止できる回数よりも多い回数に設定される
本発明によれば、ポンプの駆動源に蓄電体を有さない太陽光発電システムを用いる構成であっても、ポンプのチャタリングを防止することが可能なポンプ装置を提供することが可能となる。
本発明の一実施形態に係るポンプ装置の構成を模式的に示す説明図。 同ポンプ装置に用いられるポンプユニットの構成を示す斜視図。 同ポンプ装置に用いられる太陽光発電ユニットの制御盤の構成を模式的に示す説明図。 同ポンプ装置の使用の一例を示す流れ図。
以下、本発明の一実施形態に係るポンプ装置1を、図1乃至図4を用いて説明する。
図1は本発明の一実施形態に係るポンプ装置1の構成を模式的に示す説明図、図2はポンプ装置1に用いられるポンプユニット11の構成を示す斜視図、図3はポンプ装置1に用いられる太陽光発電システム12の制御盤33の構成を模式的に示す説明図、図4はポンプ装置1の使用の一例として、太陽光発電システム12によるポンプユニット11への通電の一例を示す流れ図である。
図1に示すように、ポンプ装置1は、ポンプユニット11と、太陽光発電システム12と、を備えている。ポンプ装置1は、ポンプユニット11の一次側が井戸等の供給源13に接続されるとともに、ポンプユニット11の二次側が、給水タンク等の供給先14に接続される。ポンプ装置1は、太陽光発電システム12のみを電力供給源としてポンプユニット11を駆動することで、ポンプユニット11により供給源13の水を供給先14に供給可能に形成されている。
図1及び図2に示すように、ポンプユニット11は、モータ21が一体に組み立てられたポンプ22と、ポンプ22及び供給源13を接続する吸込管23と、ポンプ22及び供給先14を接続する吐出管24と、ポンプ22の二次側の流量及び圧力を検出する検出装置25と、モータ21及び検出装置25に接続された制御装置26と、を備えている。また、ポンプユニット11は、例えば、ポンプ22の二次側に設けられたアキュムレータ27、並びに、モータ21、ポンプ22、検出装置25及び制御装置26を覆うカバー28を備えている。
モータ21は、太陽光発電システム12から供給された電力により駆動される。ポンプ22は、モータ21により駆動され、吸込管23から吸い込まれた水を吐出管24を介して二次側に給水する。吸込管23は、その端部にフィルタ23aが設けられ、供給源13に配置される。吐出管24は、その端部が供給先14に接続される。なお、吐出管24は、例えば、その中途部に蛇口等の供給部24aが設けられていても良い。
検出装置25は、制御装置26に信号線を介して接続され、検出したポンプ22の二次側の流量及び圧力を制御装置26に送信可能に形成されている。
制御装置26は、太陽光発電システム12及びモータ21に接続され、太陽光発電システム12から供給された電力をモータ21に通電し、モータ21を駆動可能、且つ、モータ21の駆動を制御可能に形成されている。換言すると、制御装置26は、ポンプ22の駆動を制御可能に形成されている。制御装置26は、第1記憶部26aを有している。第1記憶部26aには、ポンプ22の駆動及び停止を判断する閾値が記憶されている。
制御装置26は、主要な機能として、検出装置25で検出されたポンプ22の二次側の圧力や流量等の情報(状況)に基づいて、ポンプ22の駆動を停止する停止機能を有している。例えば、当該停止機能は、検出装置25で検出された流量と、第1記憶部26aに閾値として記憶された所定の流量とを比較し、所定の流量よりもポンプ22の二次側の流量が低い場合には、所定の時間経過後にポンプ22の駆動を停止する機能である。
当該停止機能の具体例を説明する。先ず、制御装置26は、第1記憶部26aに記憶された所定の流量と、検出装置25で検出されたポンプ22の二次側の流量を比較する。所定の流量よりもポンプ22の二次側の流量が低い場合には、制御装置26は、水の供給が不要であると判断し、ポンプ22の停止を判断する。
ポンプ22の停止を判断後に、制御装置26は、第1記憶部26aに記憶された所定の時間だけポンプ22を駆動し、その後、さらに所定の流量とポンプ22の二次側の流量とを所定の期間(時間)比較する。
例えば、制御装置26は、ポンプ22を停止する判断後、10秒だけポンプ22を駆動し、その後、さらに、所定の流量とポンプ22の二次側の流量とを2秒をかけて比較する。即ち、制御装置26がポンプ22を停止する判断をした後、所定の時間経過した後であっても、水の供給が不要な状態が維持されているか否かを判断する。
所定の時間経過後であっても、ポンプ22の二次側の流量が所定の流量よりも低い場合には、ポンプ22を停止する。所定の時間経過後に、ポンプ22の二次側の流量が所定の流量以上である場合には、ポンプ22の駆動を継続する。
このように、当該停止機能は、ポンプ22の二次側の流量が所定の流量よりも低下した場合に所定の時間だけポンプ22を強制的に駆動し、当該所定の時間が経過しても、ポンプ22の二次側の流量が所定の流量よりも低い場合にのみ、ポンプ22の駆動を停止する機能である。この停止機能は、瞬間的又は短時間的な流量の低下に基づくポンプ22の駆動停止を防止し、過度なポンプ22の駆動及び停止であるチャタリングを防止するために、所定の時間だけ停止の判断を継続する機能である。
なお、当該停止機能において用いられる、検出装置25で検出された流量が所定の流量よりも低いと判断してからポンプ22を停止するまでの間に強制的にポンプ22を駆動する所定の時間(強制駆動時間)は、第1記憶部26aに閾値として設定される。この強制駆動時間は、上述した12秒といったように、ポンプ装置1の用途に応じて適宜設定される。また、停止機能は、流量に基づいてポンプ22の駆動及び停止を判断する構成を説明したが、圧力に基づいて判断する構成であってもよく、ポンプ22の二次側の他の情報(状況)に応じて判断する構成であってもよい。
また、制御装置26は、ポンプ22の停止後に、再びポンプ22を起動する機能を有している。なお、当該ポンプ22の再起動の条件は、適宜設定可能であり、ポンプ22の二次側の圧力の変化であってもよく、例えば、供給先14がタンクの場合には、フロートスイッチや液位検出装置等によるタンク内の水位の変化であってもよい。
太陽光発電システム12は、複数の太陽電池31と、太陽電池31を支持し、固定する支持部32と、太陽電池31に接続された制御盤33と、を備えている。太陽電池31は、太陽光を電気エネルギに変換可能に形成されている。
具体的には、太陽電池31は、太陽光により直流電力を発電可能に形成されている。太陽電池31は、例えば複数設けられ、天候が快晴又は晴れであり、太陽電池31に所定の日光が照射されたときに、ポンプユニット11を駆動可能な電圧及び電流を発電可能な能力に形成されている。
図3に示すように、制御盤33は、太陽電池31に接続されている。制御盤33は、太陽電池31で発電された直流電力を交流電力に変換するインバータ41と、インバータ41で変換された交流電力の電圧及び電流を検出する電力検出装置42と、第2記憶部(記憶部)43と、制御部44と、ポンプユニット11の制御装置26と接続されるインターフェイス(I/F)45と、を備えている。
制御盤33は、例えば、外郭部材33a内に、インバータ41、電力検出装置42、第2記憶部43、制御部44及びI/F45を収納する。また、制御盤33は、インバータ41、電力検出装置42、第2記憶部43、制御部44及びI/F45が、信号線46を介して接続される。
インバータ41は、太陽電池31で発電された直流電力を交流電力に変換するDC/ACインバータである。インバータ41は、変換した交流電力をI/F45を介してポンプユニット11に供給可能に形成されている。インバータ41は、太陽電池31及びポンプユニット11に接続される。
電力検出装置42は、インバータ41に接続され、インバータ41で変換された交流電力の電圧(交流電圧)及び電流(交流電流)を検出可能に形成されている。また、電力検出装置42は、検出した情報を制御部44に送信可能に形成されている。
第2記憶部43は、ポンプユニット11に電力を供給した情報(以下、「通電情報」と称する)を記憶可能に形成されている。第2記憶部43には、予め定められた閾値として、第1閾値、第2閾値、第3閾値及び第4閾値が記憶されている。
第1閾値は、ポンプユニット11のモータ21を駆動可能な電流値である。第2閾値は、ポンプユニット11への通電停止を判断する電流値である。第2閾値は、ポンプ装置1の使用条件、ポンプユニット11の性能、太陽電池31の性能等により、適宜設定可能である。
第3閾値は、ポンプユニット11への通電後に、当該通電を停止するための判断値として、例えば、所定の時間及び太陽電池31からの出力電流が所定の時間の間に第2閾値を下回る所定の回数である。
第4閾値は、ポンプユニット11への通電後に当該通電が停止した場合に、所定の時間だけ通電の停止を維持する所定の停止時間である。
また、制御部44は、主要な機能として、以下の機能(1)乃至(3)を有している。
(1)太陽電池31で発電された電力をポンプユニット11に通電する機能。
(2)天候に応じて、ポンプユニット11への通電を停止する機能。
(3)天候に応じて、ポンプユニット11への通電の時間を変更する機能。
以下、機能(1)乃至機能(3)について説明する。
機能(1)は、太陽電池31で発電された直流電力をインバータ41で交流電流に変換するとともに、太陽電池31で発電された電流が、モータ21を駆動可能な電流である場合に、制御装置26に電力を供給する機能である。
具体的には、先ず、第2記憶部43に記憶された第1閾値、及び、太陽電池31で発電され、インバータ41で交流に変換された電流を比較する。このとき、太陽電池31で発電された電流の値が第1閾値以上である場合には、ポンプユニット11のモータ21を駆動可能な電流と判断し、ポンプユニット11の制御装置26にI/F45を介して通電する。なお、太陽電池31で発電された電流値が第1閾値よりも低い場合には、制御装置26へ通電を行わない非通電状態を維持する。
このように、機能(1)は、ポンプユニット11を駆動可能な電流が太陽電池31で発電されたときに、当該発電された電力をポンプユニット11に供給する機能である。
機能(2)は、ポンプユニット11へ通電中に、太陽電池31で発電される電力に応じて天候を判断し、当該発電状況(天候)に応じて通電を制御し、断続的な通電を防止することでチャタリングの発生を防止する機能である。なお、機能(2)でいうチャタリングとは、ポンプ22が短時間の間に起動及び停止を繰り返す状態となるように、ポンプユニット11への通電及び停止が繰り返し行われる状態であり、太陽光発電システム12で発電された電力を要因とするものをいう。
具体的には、機能(2)は、機能(1)によるポンプユニット11への通電中に、インバータ41から出力される出力電流を第2閾値と比較し、出力電流が第2閾値よりも低い場合に、当該情報を第2記憶部43に記憶する。また、継続して、当該出力電流及び第2閾値の比較を継続する。次に、第2記憶部43に記憶された当該情報と第3閾値を比較し、第3閾値である所定の時間内に所定の回数だけ、出力電流が第2閾値を下回った場合には、ポンプユニット11への通電を停止する。
併せて、第2記憶部43に、ポンプユニット11への通電を停止した情報を記憶する。即ち、所定の時間内に所定の回数だけ、出力電流が第2閾値を下回った場合には、雲量が多い晴れ、曇り又は急激な天気の乱れと判断し、ポンプユニット11を駆動可能な安定した電流の発電が困難と判断し、ポンプユニット11への電力の供給を停止する。
その後、ポンプユニット11への通電停止後からの経過時間と、第2記憶部43に記憶された第4閾値とを比較し、当該経過時間が第4閾値以上となった場合には、再び機能(1)により太陽電池31で発電された電流を第1閾値と比較する。ポンプユニット11を駆動可能な電流が太陽電池31で発電されたと判断されると、ポンプユニット11への通電の停止を解除し、機能(1)によりポンプユニット11に通電が開始される。なお、経過時間が第4閾値よりも短い場合には、ポンプユニット11への通電停止を維持する。
このように機能(2)は、所定の時間及び所定の回数だけ、出力電流が第2閾値を下回った場合には、ポンプユニット11への通電を停止し、且つ、所定の停止時間だけポンプユニット11への非通電を維持し、チャタリングを防止する機能である。
なお、例えば、第3閾値の所定の時間及び所定の回数は、ポンプユニット11の停止機能の強制駆動時間と異なる時間及び回数に設定され、第2記憶部43に記憶される。例えば、ポンプユニット11の停止機能において、強制駆動時間が12秒である場合には、所定の時間及び所定の回数は、12秒で1回、24秒で2回、36秒で3回等の強制駆動時間及びその倍数とは異なる値に設定される。一例として、所定の時間は、停止機能の強制駆動時間である12秒よりも短い時間の11秒に設定され、また、所定の回数は、ポンプ22が停止機能により停止する回数よりも多い回数、例えば、2回と設定される。
強制駆動時間と第3閾値を異なる値に設定することで、ポンプユニット11の停止が、太陽光発電システム12からの通電の停止を要因とするものであるか、又は、ポンプ22の二次側の流量を要因とするものであるかが判断可能となる。当該判断を要しない場合には、強制駆動時間及び第3閾値を同じ値に設定してもよい。
機能(3)は、機能(2)でポンプユニット11への通電が停止された回数に応じて、第2記憶部43に記憶された所定の停止時間(第4閾値)を変更し、当該変更された停止時間に応じてポンプユニット11への非通電を維持する機能である。
具体的には、機能(2)で第2記憶部43に記憶されたポンプユニット11への通電が停止された回数を係数に置き換え、当該係数を第2記憶部43に記憶された停止時間に乗じ、停止時間を増加させる。
また、機能(3)として、ポンプユニット11に通電しているときの電圧と、第2記憶部43に記憶された、ポンプユニット11への前回の通電時の電圧とを比較する。前回通電時の電圧が現在通電しているときの電圧よりも高い場合には、前回通電時よりも天気が悪いと判断し、前回通電時及び今回通電時の電圧差に応じて、停止時間を増加させる。ここで、電圧差と停止時間との関係は適宜設定可能である。
なお、機能(3)は、通電停止の回数及び電圧差の一方により、停止時間を増加させる機能であってもよく、また、電圧差を求める基準電圧は、前回通電時の電圧ではなく、第2記憶部43に予め記憶された基準電圧であってもよい。
次に、このように構成されたポンプ装置1を用いた給水について説明する。
先ず、太陽電池31に日光が照射されると、太陽電池31は発電を行う。制御部44は、機能(1)として、太陽電池31で発電された電力の電流が、ポンプユニット11を駆動可能な電流であるかどうかを判断する(ステップST1)。発電された電流が第1閾値よりも低い場合(ステップST1のNO)には、ポンプユニット11へ通電を行わず、継続して電流を監視する。
発電された電流が第1閾値以上の場合(ステップST1のYES)には、ポンプユニット11を駆動可能な電流が発電されていると判断し、ポンプユニット11に通電する(ステップST2)。これにより、ポンプユニット11の制御装置26を介してモータ21に電力が供給され、ポンプ22が駆動され、供給源13から供給先14に水が供給される。
次に、制御部44は、ポンプユニット11への通電を行いながら、出力電流の低下を監視する。具体的には、発電された電流と第1閾値とを比較し、出力電流が第3閾値の範囲で、例えば11秒以内(所定の時間内)に2回(所定の回数)、第2閾値を下回ったか否かを判断する(ステップST3)。発電された電流が、所定の時間内に所定の回数、第2閾値を下回っていない場合(ステップST3のNO)には、通電を継続する。
出力電流が、所定の時間内に所定の回数、第2閾値を下回った場合(ステップST3のYES)には、ポンプユニット11への通電を停止する(ステップST4)。これにより、ポンプ22の駆動が停止され、供給源13から供給先14への水の供給が停止する。なお、このとき、ポンプユニット11へ通電していたときの電圧、及び、ポンプユニット11への通電の停止の情報が第2記憶部43に記憶される。
次に、制御部44は、ポンプユニット11への通電停止後、経過時間をカウントし、経過時間と第4閾値とを比較する(ステップST5)。経過時間が第4閾値よりも低い場合、即ち、ポンプユニット11への通電停止後、所定の停止時間が経過していない場合(ステップST5のNO)には、通電停止を維持する。
ポンプユニット11への通電停止後、所定の停止時間が経過した場合(ステップST5のYES)には、再び、ステップST1に戻り、電流と第1閾値とを比較する。以後、太陽電池31による発電が停止されるまで、同様の工程を繰り返す。
このように、ポンプ装置1は、太陽光発電システム12により発電された電力がポンプユニット11に供給され、ポンプユニット11により供給源13から水が供給先14へ水が供給される。また、太陽電池31により発電された電力に基づいて、天候を判断し、ポンプユニット11への通電及び非通電を切り替え、太陽電池31による所定の電力が発電できたときのみ、ポンプユニット11へ通電を行う。
このように構成されたポンプ装置1によれば、太陽電池31で発電された電力の電流が、所定の時間に所定の回数だけポンプユニット11を駆動可能な電流である第1閾値よりも低くなった場合には、所定の時間だけ、ポンプユニット11への通電を停止することが可能となる。
この構成により、ポンプ装置1は、太陽電池31により十分且つ安定的に発電ができない天候、例えば、曇天時、雲量が多い晴れであって晴れ間が断続的に発生する天気、明け方又は夕暮れ等において、ポンプユニット11への通電を極力防止することが可能となる。換言すると、ポンプ装置1は、断続的にポンプユニット11を駆動可能な電流が発電される天候においては、ポンプユニット11への通電及び非通電が断続的に切り替わることを防止できる。
このため、ポンプ22の駆動源としてバッテリやコンデンサ等の蓄電体を有さないポンプ装置1であっても、太陽光発電システム12の発電を起因とする、ポンプ22の駆動及び停止の繰り返しであるチャタリングの発生を防止できる。チャタリングの発生を防止することで、ポンプ22の起動及び停止により制御装置26及び制御部44に過度な負荷が加わることを防止し、ポンプ装置1の耐久性の低下を防止可能となる。これにより、蓄電体や耐久性の高い電子部品をポンプ装置1に用いる必要がなく、製造コストを低減することができる。
また、ポンプ装置1は、ポンプ22の二次側の流量等によって制御装置26によりポンプ22の駆動を停止するまでのポンプ22の強制駆動時間と、太陽電池31の発電に基づいてポンプユニット11への通電の停止を判断する第3閾値とが異なる値に設定される。
このため、ポンプ装置1は、ポンプユニット11の停止時に、ポンプユニット11側の要因によるポンプ22の停止であるか、又は、太陽光発電システム12側の要因によるポンプ22の停止であるかの判断が可能となる。
また、ポンプユニット11への通電を停止する時間は、ポンプユニット11への通電が停止された回数、及び、前回のポンプユニット11への通電時の電圧と、現在のポンプユニット11の通電時の電圧との電圧差に基づいて変更される。このため、天候に応じて停止時間を適切に増加させることができる。即ち、天候が良好(晴れ)でない場合には、ポンプユニット11への通電を通常よりも長い時間停止させることで、チャタリングを極力防止することができる。
上述したように本発明の一実施形態に係るポンプ装置1によれば、ポンプ22の駆動源に蓄電体を有さず、太陽光発電システム12を用いて直接ポンプユニット11に通電する構成であっても、ポンプ22のチャタリングを防止することが可能となる。
なお、本発明は前記実施の形態に限定されるものではない。例えば、上述した例では、ポンプ装置1は、制御部44が機能(1)乃至機能(3)を有する構成を説明したがこれに限定されず、機能(3)を有さない構成、即ち、ポンプユニット11の通電後の停止時間を固定時間とする構成であってもよい。即ち、天候が良好でない場合であっても、チャタリングを防止しつつ、極力、ポンプユニット11により水を二次側に供給することが可能である。
また、機能(3)で変更された第4閾値は、夜間にポンプ装置1の電源を落とした場合にリセットする構成であってもよい。また、機能(3)で変更される第4閾値、即ち、増加される所定の停止時間の上限を設定してもよい。
さらに、上述した例では、制御部44の機能(1)として、太陽電池31で発電された電流を第2記憶部43に記憶された第1閾値と比較し、発電された電流がモータ21を駆動可能な電流である場合に、制御装置26に電力を供給する構成を説明したが、この構成は適宜設定可能である。
即ち、第2記憶部43は、制御盤33に設けられ、モータ21を駆動可能な電流と同一の値の短絡電流を通電可能な所定の回路であり、発電された電流に基づいて、当該回路に短絡電流を擬似的に通電させ、モータ21に駆動可能な電流が発電されているか否かを判断する構成であってもよい。この他、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形実施可能である。
以下に、本願出願の当初の特許請求の範囲に記載された発明と同等の記載を付記する。
[1]モータと、
前記モータにより駆動されるポンプと、
太陽光を電気エネルギに変換する太陽電池と、
前記太陽電池に接続され、前記太陽電池で変換された前記電気エネルギを交流電力に変換するインバータと、
前記ポンプを駆動可能な電流を閾値として記憶する記憶部と、
前記インバータに接続され、前記インバータで変換された前記交流電力の交流電流と前記閾値とを比較し、前記インバータで変換された前記交流電流が前記閾値以上である場合に前記ポンプへ前記交流電流を供給し、前記交流電流が前記閾値よりも低い場合に前記ポンプへの前記交流電力の供給を停止する制御部と、
を備えることを特徴とするポンプ装置。
[2]前記制御部は、所定時間内に前記交流電流が前記閾値を所定の回数下回ったときに、前記交流電力の供給を停止することを特徴とする[1]に記載のポンプ装置。
[3]前記ポンプの二次側の情報を検出する検出装置と、
前記検出装置で検出された前記情報に基づいて、駆動する前記ポンプの停止の判断を行う制御装置と、を備え、
前記制御装置は、前記ポンプの駆動の停止の判断後、前記ポンプが停止されるまでに強制的に強制駆動時間だけ前記ポンプを駆動し、
前記所定時間及び所定回数は、前記強制駆動時間と異なる値に設定されることを特徴とする[2]に記載のポンプ装置。
[4]前記記憶部は、前記ポンプへの前記交流電力の供給を停止後に前記供給を停止する所定の停止時間が記憶されており、
前記制御部は、前記交流電力の供給の停止後の前記交流電力の供給を、前記記憶部に記憶された前記停止時間の経過後に行うことを特徴とする[2]に記載のポンプ装置。
[5]前記記憶部は、前記制御部により、前記ポンプへの前記交流電力の供給を停止した回数を記憶し、
前記制御部は、前記交流電力の供給を停止した回数に基づいて前記停止時間を変更することを特徴とする[4]に記載のポンプ装置。
[6]前記記憶部は、前記交流電力の供給時に前記太陽電池で発電された電圧を記憶し、
前記制御部は、前記記憶部に記憶された前記電圧と、前記太陽電池で発電された電圧とを比較し、電圧の差に基づいて前記停止時間を変更することを特徴とする[4]に記載のポンプ装置。
1…ポンプ装置、11…ポンプユニット、12…太陽光発電システム、13…供給源、14…供給先、21…モータ、22…ポンプ、23…吸込管、23a…フィルタ、24…吐出管、24a…供給部、25…検出装置、26…制御装置、26a…第1記憶部、27…アキュムレータ、28…カバー、31…太陽電池、32…支持部、33…制御盤、33a…外郭部材、41…インバータ、42…電力検出装置、43…第2記憶部(記憶部)、44…制御部、45…インターフェイス(I/F)、46…信号線。

Claims (4)

  1. モータと、
    前記モータにより駆動されるポンプと、
    太陽光を電気エネルギに変換する太陽電池と、
    前記太陽電池に接続され、前記太陽電池で変換された前記電気エネルギを交流電力に変換するインバータと、
    前記ポンプを駆動可能な電流を閾値として記憶する記憶部と、
    前記インバータに接続され、前記インバータで変換された前記交流電力の交流電流と前記閾値とを比較し、前記インバータで変換された前記交流電流が前記閾値以上である場合に前記ポンプへ前記交流電流を供給し、前記交流電流が前記閾値よりも低い場合に前記ポンプへの前記交流電力の供給を停止する制御部と、
    前記ポンプの二次側の情報を検出する検出装置と、
    前記検出装置で検出された前記情報に基づいて、駆動する前記ポンプの停止の判断を行う制御装置と、
    を備え
    前記制御部は、所定時間内に前記交流電流が前記閾値を所定の回数下回ったときに、前記交流電力の供給を停止し、
    前記制御装置は、前記ポンプの駆動の停止の判断後、前記ポンプが停止されるまでに強制的に強制駆動時間だけ前記ポンプを駆動し、
    前記所定の回数は、前記ポンプが前記所定時間と同じ時間の間に前記強制駆動時間が経過することによって停止できる回数よりも多い回数に設定されることを特徴とするポンプ装置。
  2. 前記記憶部は、前記ポンプへの前記交流電力の供給を停止後に前記供給を停止する所定の停止時間が記憶されており、
    前記制御部は、前記交流電力の供給の停止後の前記交流電力の供給を、前記記憶部に記憶された前記停止時間の経過後に行うことを特徴とする請求項1に記載のポンプ装置。
  3. 前記記憶部は、前記制御部により、前記ポンプへの前記交流電力の供給を停止した回数を記憶し、
    前記制御部は、前記交流電力の供給を停止した回数に基づいて前記停止時間を変更することを特徴とする請求項2に記載のポンプ装置。
  4. 前記記憶部は、前記交流電力の供給時に前記太陽電池で発電された電圧を記憶し、
    前記制御部は、前記記憶部に記憶された前記電圧と、前記太陽電池で発電された電圧とを比較し、電圧の差に基づいて前記停止時間を変更することを特徴とする請求項2に記載のポンプ装置。
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