JP6395215B2 - 還元剤供給装置及び噴射ノズル - Google Patents

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Description

本発明は、内燃機関の排気通路に還元剤を噴射するための還元剤供給装置、及びそのような還元剤供給装置に用いられる噴射ノズルに関する。
車両に搭載されるディーゼルエンジン等の内燃機関の排気中にはNOX(窒素酸化物)が含まれている。かかるNOXを還元して窒素や水蒸気等に分解することにより排気を浄化するための装置として、尿素SCR(Selective Catalystic Reduction)システムが実用化されている。尿素SCRシステムでは、還元剤として尿素水溶液が使用され、排気中のNOXがアンモニアと反応することにより、NOXが分解する。
かかる尿素SCRシステムは、排気通路に配置された選択還元触媒と、選択還元触媒よりも上流側の排気通路に尿素水溶液を噴射するための還元剤供給装置とを備える。選択還元触媒は、尿素水溶液が分解することにより生成されるアンモニアを吸着し、流入する排気中のNOXとアンモニアとの還元反応を促進する機能を有する。また、還元剤供給装置は、貯蔵タンク内に収容された尿素水溶液を圧送するポンプと、ポンプにより圧送される尿素水溶液を噴射する噴射弁と、ポンプ及び噴射弁の制御を行う制御装置とを備える。
尿素SCRシステムで使用される尿素水溶液は、濃度によって凍結温度が異なる。最も低い凍結温度でも、その温度はマイナス11℃程度である。停車中に尿素水溶液が凍結し、その体積が膨張すると、ポンプや噴射弁、尿素水溶液が流通する配管等が破損するおそれがある。そのため、内燃機関の停止時には、装置内に残留する尿素水溶液が貯蔵タンクに回収される。回収された尿素水溶液は、次回の内燃機関の始動時に装置内に再充填される。
特開2014−012992号公報
ここで、噴射弁の先端には、噴射孔が設けられたプレート部材が備えられる。噴射弁から尿素水溶液を噴射すると、尿素水溶液の液滴がプレート部材に付着し得る。内燃機関の運転中においては、排気通路や排気管は少なくとも200℃以上の高温の状態にあり、噴射弁の先端部分も高温の状態となる。ただし、尿素水溶液の噴射制御中には、比較的低温で保たれている尿素水溶液が、冷媒として機能し、プレート部材の熱を奪いつつ噴射される。また、尿素水溶液の噴射制御中には、尿素水溶液の噴射が行われるごとに液状の尿素水溶液がプレート部材に付着するため、実際には尿素水溶液の結晶化には至らない。
しかしながら、尿素水溶液の回収時には、新たに液状の尿素水溶液の液滴は生じない。また、内燃機関の停止直後においては、噴射弁の先端は依然として高温の状態である一方、冷媒として機能し得る尿素水溶液の噴射も停止する。したがって、尿素水溶液の回収時にプレート部材に付着している尿素水溶液は、尿素水溶液の噴射制御が停止している間に結晶化し得る。プレート部材に付着した尿素水溶液が結晶化すると、プレート部材に設けられている噴射孔が塞がれる。これでは、次回の内燃機関の始動時に、尿素水溶液の噴射が可能になるまでに時間を要することになる。
そこで、本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的とするところは、内燃機関の停止時に行われる尿素水溶液の回収制御後に、尿素水溶液の結晶化によって噴射孔が塞がれることのない、還元剤供給装置及び噴射ノズルを提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある観点によれば、貯蔵タンク内に収容された還元剤を吸い上げて圧送するポンプと、圧送される前記還元剤を内燃機関の排気通路に噴射する噴射ノズルであって、ノズル胴体、及び、前記ノズル胴体の先端に備えられて少なくとも一つの噴射孔が設けられたプレート部材を有する噴射ノズルと、前記ノズル胴体の先端を軸方向に見たときに前記プレート部材に重なる範囲に設けられ、前記プレート部材に近接して、又は、前記プレート部材に連続して設けられた液滴誘導部と、を備える、還元剤供給装置が提供される。
前記液滴誘導部は、少なくとも前記プレート部材の中心部よりも重力方向下方側に設けられてもよい。
前記液滴誘導部は、前記ノズル胴体の先端を軸方向に見たときに、前記噴射孔に重ならない範囲に設けられてもよい。
前記液滴誘導部は、複数設けられてもよい。
前記液滴誘導部は、前記プレート部材の直径よりも小さい直径の開口部を有する略円盤状であってもよい。
前記噴射ノズルの先端の外周面にはガスケットが設けられ、前記液滴誘導部は、前記ガスケットの一部であってもよい。
前記噴射ノズルの先端の外周面にはガスケットが設けられ、前記液滴誘導部は、前記ガスケットに固定されてもよい。
前記液滴誘導部は、前記プレート部材に設けられた突出部であってもよい。
前記液滴誘導部は、前記プレート部材に固定されてもよい。
前記液滴誘導部は、前記ノズル胴体に固定されてもよい。
また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、内燃機関の排気通路に還元剤を噴射するために用いられ、ノズル胴体と、前記ノズル胴体の先端に備えられ、少なくとも一つの噴射孔が設けられたプレート部材と、前記ノズル胴体の先端を軸方向に見たときに前記プレート部材に重なる範囲に設けられ、前記プレート部材に近接して、又は、前記プレート部材に連続して設けられた液滴誘導部と、を備える、噴射ノズルが提供される。
以上説明したように本発明によれば、内燃機関の停止時に行われる尿素水溶液の回収制御後に、尿素水溶液の結晶化によって噴射孔が塞がれることを防ぐことができる。
本発明の実施の形態にかかる還元剤供給装置を備えたSCRシステムの全体構成例を示す概略図である。 同実施形態にかかる噴射ノズルの先端部分の構成例を示す断面図及び正面図である。 液滴誘導部が設けられた噴射ノズルから尿素水溶液が噴射される様子を示す説明図である。 尿素水溶液がプレート部材の外面に付着した様子を示す説明図である。 プレート部材上で結晶化した尿素水溶液を示す説明図である。 液滴誘導部が設けられた噴射ノズルの先端部分に尿素水溶液が付着した様子を示す説明図である。 尿素水溶液が液滴誘導部に移動する様子を示す説明図である。 液滴誘導部上で結晶化した尿素水溶液を示す説明図である。 変形例1にかかる噴射ノズルの先端部分の構成例を示す断面図及び正面図である。 変形例1にかかる液滴誘導部上で結晶化した尿素水溶液を示す説明図である。 変形例2にかかる噴射ノズルの先端部分の構成例を示す断面図及び正面図である。 変形例3にかかる噴射ノズルの先端部分の構成例を示す断面図及び正面図である。 変形例4にかかる噴射ノズルの先端部分の構成例を示す断面図及び正面図である。 変形例4にかかる噴射ノズルの先端部分の別の構成例を示す断面図及び正面図である。 変形例5にかかる噴射ノズルの先端部分の構成例を示す断面図及び正面図である。 変形例5にかかる噴射ノズルの先端部分の別の構成例を示す断面図である。 変形例6にかかる噴射ノズルの先端部分の構成例を示す断面図である。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
<1.SCRシステムの全体構成例>
まず、図1を参照して、本発明の実施の形態にかかる還元剤供給装置20を備えた尿素SCRシステム10の全体構成例について説明する。図1は、尿素SCRシステム10の概略構成を示す図である。尿素SCRシステム10は、還元触媒13と、還元剤供給装置20とを備えている。また、尿素SCRシステム10は、還元剤供給装置20を構成する各制御要素の制御を行う制御装置100を備える。
尿素SCRシステム10は、還元剤として尿素水溶液を用いて排気中のNOXを還元し分解するシステムである。尿素水溶液は、例えば凍結温度が最も低い、32.5%濃度の尿素水溶液とすることができる。この場合の凍結温度は、約マイナス11℃である。
還元触媒13は、内燃機関5に接続された排気管11の途中に配設され、内燃機関5の排気中に含まれるNOXを選択的に還元する機能を有する。本実施形態では、還元剤供給装置20により噴射される尿素水溶液が分解して生成されるアンモニアが還元触媒13に吸着され、還元触媒13に流入する排気中のNOXがアンモニアにより選択的に還元される。
還元剤供給装置20は、還元触媒13よりも上流側の排気管11内に還元剤としての尿素水溶液を噴射する。尿素水溶液の噴射量は、排気中に含まれるNOXの濃度や、還元触媒13におけるアンモニアの吸着可能量等に基づいて、還元触媒13の下流側にNOXあるいはアンモニアが流出しないように制御される。
還元触媒13よりも上流側の排気管11には、排気温度を検出するための温度センサ15が設けられている。温度センサ15によって検出される排気温度は、還元触媒13の温度推定にも用いられる。ただし、温度センサ15の配置位置は、かかる例に限定されない。また、温度センサ15以外に、排気管11には、図示しないNOX濃度センサやアンモニア濃度センサ等が設けられていてもよい。
<2.還元剤供給装置の構成例>
次に、本実施形態にかかる還元剤供給装置20の全体構成の一例について説明する。図1に示すように、還元剤供給装置20は、還元触媒13よりも上流側で排気管11に固定された噴射弁31と、貯蔵タンク50内の尿素水溶液を噴射弁31に向けて圧送するポンプ41を有するポンプモジュール40とを備える。
噴射弁31とポンプモジュール40とは第1の供給通路57によって接続されている。第1の供給通路57には、噴射弁31に供給される尿素水溶液の圧力を検出するための圧力センサ43が備えられている。また、貯蔵タンク50とポンプモジュール40とは第2の供給通路58によって接続されている。さらに、ポンプモジュール40と貯蔵タンク50とは循環通路59によっても接続されている。かかる循環通路59は、第1の供給通路57から分岐し、貯蔵タンク50に接続されている。循環通路59の途中にはオリフィス45が備えられている。オリフィス45は、第1の供給通路57内の圧力を保持する一方、余剰の尿素水溶液を貯蔵タンク50側に通過させる機能を有する。
ポンプモジュール40に備えられたポンプ41は、例えば電動式のダイヤフラムポンプやモータポンプからなる。ポンプ41の出力は、制御装置100の制御信号に基づいて制御される。本実施形態では、制御装置100は、圧力センサ43により検出される尿素水溶液の圧力が所定の目標値に維持されるように、ポンプ41の出力をフィードバック制御する。
噴射弁31は、例えば、通電制御により開弁及び閉弁が切り替えられる電磁式噴射弁が用いられる。かかる噴射弁31は、コイルを含むアクチュエータを備え、当該コイルへの通電により発生する磁力によって弁体が移動して開弁する構造を有している。上述のとおり、噴射弁31に供給される尿素水溶液の圧力は一定の圧力で維持されており、制御装置100は、尿素水溶液の目標噴射量に応じて開弁時間を調節する。
ポンプモジュール40には流路切換弁71が備えられている。流路切換弁71は、ポンプ41により圧送される尿素水溶液が流れる方向を切り換える。尿素水溶液を排気通路内に噴射する場合において、流路切換弁71は、尿素水溶液が貯蔵タンク50側から噴射弁31側に流れるようにする。この場合、ポンプ41の吸入口が第2の供給通路58に接続され、ポンプ41の吐出口が第1の供給通路57に接続される。また、尿素水溶液を貯蔵タンク50に回収する場合において、流路切換弁71は、尿素水溶液が噴射弁31側から貯蔵タンク50側に流れるようにする。この場合、ポンプ41の吸入口が第1の供給通路57に接続され、ポンプ41の吐出口が第2の供給通路58に接続される。
ただし、尿素水溶液を貯蔵タンク50に回収する方法は、流路切換弁71によって流路を切り換える方法に限られない。ポンプ41として、逆回転可能なポンプを用いて、尿素水溶液を回収してもよい。あるいは、尿素水溶液回収制御用のポンプを備えた回収用の通路を設けて、尿素水溶液を回収してもよい。
また、本実施形態にかかる還元剤供給装置20は、内燃機関5の冷却水が循環可能に構成された第1の冷却水通路85及び第2の冷却水通路87を備える。第1の冷却水通路85及び第2の冷却水通路87は、内燃機関5に設けられたエンジン冷却装置60の冷却通路86から分岐して、再び冷却通路86に合流する。第1の冷却水通路85は貯蔵タンク50内を通って配設される。また、第2の冷却水通路87は噴射弁31の周囲を通って配設される。第1の冷却水通路85における、第2の冷却水通路87との分岐点よりも下流側には開閉弁81が設けられている。開閉弁81は制御装置100によって開弁及び閉弁が切り換えられ、第1の冷却水通路85の開閉が制御される。
このほか、ポンプモジュール40や第1の供給通路57、第2の供給通路58等の適宜の位置に、凍結した尿素水溶液を解凍するための電熱ヒータ等の加熱装置が備えられていてもよい。
<3.噴射弁の構成例>
次に、本実施形態にかかる還元剤供給装置20に備えられた噴射弁31の構成について詳細に説明する。図1に示すように、本実施形態において、噴射弁31は、排気管11に設けられた分岐管12の端部に固定されている。このとき、分岐管12を介した熱伝達や、排気通路の排気熱によって、噴射弁31のアクチュエータ部分が損傷しないように、噴射弁31は、ガスケットを介して分岐管12に固定されている。
図2は、噴射弁31の先端部分を拡大して示す断面図及び正面図を示す。本実施形態において、噴射弁31は、第2の冷却水通路87の一部を成す冷却水通路(図示せず)を有する冷却ハウジング39内に挿入され、固定されている。内燃機関5の運転中においては、内燃機関5の冷却水が冷却ハウジング39内を通って循環し、噴射弁31の過熱が防止される。
噴射弁31は、筒状のノズル胴体33を備え、ノズル胴体33の先端部には、少なくとも一つの噴射孔37aが設けられたプレート部材37が設けられる。図2に示したプレート部材37は、3つの噴射孔37aを有する。ノズル胴体33内には、アクチュエータにより進退動が制御される弁体と、弁体が当接する弁座部とが配置される。弁体が弁座部から離間している間、尿素水溶液は噴射孔37aを介して噴射され、弁体が弁座部に当接している間、尿素水溶液の噴射は停止される。図2では、アクチュエータ、弁体及び弁座部の図示は省略されている。
噴射弁31及び冷却ハウジング39の先端側には、ガスケット35が設けられている。ガスケット35は、噴射弁31及び冷却ハウジング39への熱伝達を低減するとともに、噴射弁31と冷却ハウジング39との隙間に排気微粒子等が侵入することを抑制する。かかるガスケット35は、ノズル胴体33の外径に近似する大きさの開口部35aを有する。開口部35aの周囲は噴射弁31側に曲げられて後退している。ノズル胴体33の先端側の端部の位置は、ガスケット35の開口部35aのエッジの位置に略一致している。これにより、ノズル胴体33が、直接排気熱に曝されにくくなっている。
本実施形態では、噴射弁31の端部に、プレート部材37の外面に近接して設けられた液滴誘導部110a,110bが設けられている。かかる液滴誘導部110a,110bは、内燃機関5の停止後に、プレート部材37の外面に付着する尿素水溶液を誘導して、プレート部材37上に滞留することを防ぐ。これにより、プレート部材37上で尿素水溶液が結晶化することによる噴射孔37aの閉塞が抑制される。液滴誘導部110a,110bの先端は、プレート部材37に近接しているのみならず、当接していてもよい。
本実施形態において、液滴誘導部110a,110bは、ガスケット35の一部をノズル胴体33の内径側に延在させることにより形成されている。一方の液滴誘導部110aは、プレート部材37の中心部よりも重力方向上方側に設けられ、他方の液滴誘導部110bは、プレート部材37の中心部よりも重力方向下方側に設けられる。液滴誘導部110a,110bは、重力方向上方側及び下方側以外にも設けられてよい。ただし、プレート部材37に付着した液滴は重力方向下方側に溜まるために、少なくとも、プレート部材37の中心部よりも重力方向下方側に液滴誘導部110a,110bを設けることが好ましい。
また、尿素水溶液の噴射制御中において、尿素水溶液の噴霧を大きく遮ることのないように、ノズル胴体33の先端を軸方向に見たときに、液滴誘導部110a,110bは、噴射孔37aに重ならないように設けられる。例えば、図3に示すように、噴射弁31から尿素水溶液Uが噴射されるときに、尿素水溶液Uの噴霧は、液滴誘導部110a,110bにより遮られることがない。また、液滴誘導部110a,110bがこのように設けられることにより、液滴誘導部110a,110bに付着した尿素水溶液が結晶化した場合に、噴射孔37aが塞がれることを抑制することもできる。かかる液滴誘導部110a,110bの幅は適宜設定される。
次に、かかる構成の液滴誘導部110a,110bによって噴射孔37aの閉塞が抑制される様子について説明する。液滴誘導部が設けられない場合の尿素水溶液の結晶化の様子について説明した後に、液滴誘導部110a,110bが設けられている場合の尿素水溶液の結晶化の様子について説明する。
図4及び図5は、液滴誘導部が設けられていない噴射弁31の先端部分を拡大して示す断面図である。液滴誘導部が設けられない場合、尿素水溶液の噴射制御の停止後にプレート部材37に付着した尿素水溶液の液滴は、図4に示すように、プレート部材37上に滞留する。かかる尿素水溶液は、時間の経過に伴い、図5に示すように、プレート部材37上で結晶化し、噴射孔37aは尿素水溶液の結晶Cによって塞がれる。したがって、次回の内燃機関5の始動時に、尿素水溶液の噴射を速やかに開始することができない。
図6〜図8は、内燃機関5の停止時に尿素水溶液の噴射制御が停止した状態での、噴射弁31先端の尿素水溶液の様子を示す説明図である。図6に示すように、尿素水溶液の噴射制御が停止すると、プレート部材37の外面に尿素水溶液Uの液滴が付着する。このとき、プレート部材37に近接して液滴誘導部110a,110bが設けられていることから、プレート部材37の外面に付着する尿素水溶液Uは、プレート部材37上に滞留することなく、液滴誘導部110a,110bを伝って移動する。内燃機関5の停止時においては、液滴誘導部110a,110bは高温状態になっており、尿素水溶液Uは液滴誘導部110a,110b上で極短時間で容易に結晶化し始める。
図7に示すように、尿素水溶液Uの結晶Cは液状の尿素水溶液Uを吸収しやすいために、プレート部材37上の尿素水溶液Uは、さらに液滴誘導部110a,110b側に移動する。かかる尿素水溶液Uの移動と結晶化とが繰り返され、プレート部材37上の尿素水溶液Uは、短時間のうちに液滴誘導部110a,110bに移動する。このようにして、図8に示すように、液滴誘導部110a,110b及びガスケット35上において、尿素水溶液の結晶Cが生長する。
液滴誘導部110a,110b及びガスケット35上の尿素水溶液の結晶は、次の内燃機関5の始動後、尿素水溶液の噴射制御が開始されると、液状の尿素水溶液によって融解する。したがって、尿素水溶液の結晶が永久に成長し続けるものではなく、尿素水溶液の噴射制御が停止するごとに、上記のようにして、プレート部材37上の尿素水溶液が液滴誘導部110a,110b及びガスケット35上で結晶化する。したがって、尿素水溶液の噴射制御の停止後に噴射弁31の先端部に尿素水溶液が残留する場合であっても、尿素水溶液の結晶Cによって噴射孔37aが塞がれることを防ぐことができる。
<4.液滴誘導部の変形例>
以上、本実施形態にかかる噴射弁31の液滴誘導部110a,110bについて説明した。液滴誘導部110a,110bは、種々の形態に変形することができる。以下、液滴誘導部の変形例について説明する。
(4.1.変形例1)
図9及び図10は、変形例1にかかる液滴誘導部120を示す説明図である。図9は、噴射弁31の先端部分を拡大して示す断面図及び正面図を示す。図10は、液滴誘導部120上で尿素水溶液が結晶化した様子を示す説明図である。図2に示す液滴誘導部110a,110bがガスケット35の一部を延在させて形成されていたのに対して、変形例1にかかる液滴誘導部120は、ガスケット35とは別部材からなり、ガスケット35に接合されている。
かかる液滴誘導部120は、ガスケット35に接合された棒状の液滴誘導部120である。かかる液滴誘導部120の一端側は噴射弁31側に曲げられ、プレート部材37に近接して配置される。液滴誘導部120は、プレート部材37の中心部よりも重力方向下方側に設けられている。また、変形例1にかかる液滴誘導部120も、噴射孔37aに重ならないように設けられている。
液滴誘導部120とガスケット35との接合方法は特に限定されない。例えば、溶接や耐熱性接着剤による接合等により、液滴誘導部120をガスケット35に接合することができる。図9に示す液滴誘導部120は1個のみ設けられているが、複数の液滴誘導部120が設けられてもよい。また、液滴誘導部120の幅は適宜設定することができる。
変形例1にかかる液滴誘導部120においても、尿素水溶液の噴射制御の停止後に、プレート部材37上に生じる尿素水溶液の液滴が液滴誘導部120を伝って移動し、液滴誘導部120及びガスケット35上で結晶化する。したがって、噴射孔37aを塞ぐようにしてプレート部材37上で尿素水溶液が結晶化することを防止することができる。
(4.2.変形例2)
図11は、変形例2にかかる液滴誘導部130を示す説明図である。図11は、噴射弁31の先端部分を拡大して示す断面図及び正面図を示す。かかる液滴誘導部130は、プレート部材37の直径よりも小さい直径の開口部130aを有する略円盤状の部材からなる。液滴誘導部130は、径方向外側の部分においてガスケット35に接合されている。また、開口部130aの周囲はプレート部材37側に曲げられて後退している。開口部130aの周囲のエッジは、プレート部材37に近接して配置される。液滴誘導部130は、噴射孔37aに重ならないように設けられる。
変形例2にかかる液滴誘導部130とガスケット35との接合方法についても特に限定されない。溶接又は耐熱性接着剤による接合により、液滴誘導部130をガスケット35に接合することができる。変形例2にかかる液滴誘導部130によっても、尿素水溶液の噴射制御の停止後に、噴射孔37aを塞ぐようにしてプレート部材37上で尿素水溶液が結晶化することを防止することができる。
(4.3.変形例3)
図12は、変形例3にかかる液滴誘導部140を示す説明図である。図12は、噴射弁31の先端部分を拡大して示す断面図及び正面図である。かかる液滴誘導部140は、プレート部材37に固定され、プレート部材37から離間する方向に延在する棒状部材からなる。液滴誘導部140は、プレート部材37の外面に対して垂直に設けられてもよいし、垂直方向下方側に向けて傾けて設けられてもよい。
かかる液滴誘導部140は、噴射孔37aから離れた位置において、プレート部材37に固定されている。また、液滴誘導部140は、プレート部材37の中心部よりも重力方向下方側において、プレート部材37に固定されることが好ましい。また、変形例3にかかる棒状の液滴誘導部140は、1本だけでなく、複数本設けられてもよい。
変形例3にかかる液滴誘導部140とプレート部材37との接合方法についても特に限定されない。溶接又は耐熱性接着剤による接合により、液滴誘導部140をプレート部材37に接合することができる。変形例3にかかる液滴誘導部140によっても、尿素水溶液の噴射制御の停止後に、噴射孔37aを塞ぐようにしてプレート部材37上で尿素水溶液が結晶化することを防止することができる。
(4.4.変形例4)
図13及び図14は、変形例4にかかる液滴誘導部150,160を示す説明図である。図13及び図14は、噴射弁31の先端部分を拡大して示す断面図及び正面図である。変形例3にかかる液滴誘導部140が、プレート部材37とは別の棒状の部材からなり、プレート部材37に固定されていたのに対して、変形例4にかかる液滴誘導部150,160は、プレート部材37を変形させた突出部からなる。
図13に示す液滴誘導部150が、比較的高さのある柱状の突出部であるのに対し、図14に示す液滴誘導部160は、比較的高さが低く、かつ、比較的面積が大きい突部である。かかる液滴誘導部150,160は、例えばプレス加工により形成することができる。
かかる液滴誘導部150,160についても、噴射孔37aから離れた位置に設けられることが好ましく、また、プレート部材37の中心部よりも重力方向下方側に設けられることが好ましい。また、突出部からなる液滴誘導部150,160は、一つだけでなく複数設けられてもよい。変形例4にかかる液滴誘導部150によっても、尿素水溶液の噴射制御の停止後に、噴射孔37aを塞ぐようにしてプレート部材37上で尿素水溶液が結晶化することを防止することができる。
(4.5.変形例5)
図15は、変形例5にかかる液滴誘導部170を示す説明図である。図15は、噴射弁31の先端部分を拡大して示す断面図及び正面図である。上記実施形態にかかる液滴誘導部110a,110b及び変形例1,2にかかる液滴誘導部120,130がガスケット35の一部であるか、ガスケット35に固定されており、また、変形例3,4にかかる液滴誘導部140,150,160がプレート部材37に固定されるか、プレート部材37の一部であるのに対し、変形例5にかかる液滴誘導部170は、冷却ハウジング39に固定されている。
液滴誘導部170は、棒状の部材からなり、一端側が冷却ハウジング39に接合され、他端側がプレート部材37に近接して設けられている。かかる液滴誘導部170は、噴射孔37aに重ならないように設けられている。また、液滴誘導部170は、プレート部材37の中心部よりも重力方向下方側において、プレート部材37に近接して配置されることが好ましい。また、かかる液滴誘導部170は、1本だけでなく、複数本設けられてもよい。
また、図15に示す例では、冷却ハウジング39がガスケット35を介して取り付けられているが、図16に示すように、ガスケットが用いられない場合においても、液滴誘導部190が冷却ハウジング39に接合されてもよい。変形例5にかかる液滴誘導部170,190と冷却ハウジング39との接合方法についても特に限定されない。溶接又は耐熱性接着剤による接合により、液滴誘導部170,190を冷却ハウジング39に接合することができる。
変形例5にかかる液滴誘導部170,190によっても、尿素水溶液の噴射制御の停止後に、噴射孔37aを塞ぐようにしてプレート部材37上で尿素水溶液が結晶化することを防止することができる。
(4.6.変形例6)
図17は、変形例6にかかる液滴誘導部180を示す断面図である。変形例6にかかる液滴誘導部180は、ノズル胴体33に接合されて固定されている。かかる液滴誘導部180は、例えば、尿素水溶液の噴霧の量を調節する調量弁等が排気管の外に配置され、ノズル胴体33が排気管の内部に挿入されている還元剤供給装置に適用可能である。
変形例6にかかる液滴誘導部180は、一端側がノズル胴体33の外周面に接合され、他端側がプレート部材37の外面に近接して設けられる。かかる液滴誘導部180は、噴射孔37aに重ならないように設けられている。また、液滴誘導部180は、プレート部材37の中心部よりも重力方向下方側において、プレート部材37に近接して配置されることが好ましい。また、かかる液滴誘導部180は、1本だけでなく、複数本設けられてもよい。
変形例6にかかる液滴誘導部180とノズル胴体33との接合方法についても特に限定されない。溶接又は耐熱性接着剤による接合により、液滴誘導部180をノズル胴体33に接合することができる。変形例6にかかる液滴誘導部180によっても、尿素水溶液の噴射制御の停止後に、噴射孔37aを塞ぐようにしてプレート部材37上で尿素水溶液が結晶化することを防止することができる。
以上説明したように、本実施形態にかかる還元剤供給装置20は、尿素水溶液を噴射する噴射ノズルのノズル胴体33の先端に備えられるプレート部材37に近接して、又は、プレート部材37に連続して、液滴誘導部110a,110b、120,130,140,150,160,170,180,190を備える。これにより、尿素水溶液の噴射制御の停止時に、プレート部材37の外面に生じる液滴が液滴誘導部110a,110b、120,130,140,150,160,170,180,190を伝って移動し、噴射孔37aを塞ぐことのない位置で尿素水溶液が結晶化する。したがって、次回の内燃機関5の始動時においても、速やかに尿素水溶液の噴射制御を開始することができる。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について詳細に説明したが、本発明はかかる例に限定されない。本発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
5 内燃機関
10 尿素SCRシステム
11 排気管
12 分岐管
13 還元触媒
20 還元剤供給装置
31 噴射弁
33 ノズル胴体
35 ガスケット
37 プレート部材
37a 噴射孔
39 冷却ハウジング
40 ポンプモジュール
41 ポンプ
43 圧力センサ
50 貯蔵タンク
71 流路切換弁
100 制御装置
110a,110b 液滴誘導部
120,130,140,150,160,170,180,190 液滴誘導部
U 尿素水溶液
C 結晶

Claims (12)

  1. 貯蔵タンク内に収容された還元剤を吸い上げて圧送するポンプと、
    圧送される前記還元剤を内燃機関の排気通路に噴射する噴射ノズルであって、ノズル胴体、及び、前記ノズル胴体の先端に備えられて少なくとも一つの噴射孔が設けられたプレート部材を有する噴射ノズルと、
    前記ノズル胴体の先端を軸方向に見たときに前記プレート部材に重なる範囲に設けられ、前記プレート部材に近接して、又は、前記プレート部材に連続して設けられた液滴誘導部と、
    を備え、
    前記液滴誘導部は、複数設けられる、還元剤供給装置。
  2. 前記液滴誘導部は、少なくとも前記プレート部材の中心部よりも重力方向下方側に設けられる、請求項1に記載の還元剤供給装置。
  3. 前記液滴誘導部は、前記ノズル胴体の先端を軸方向に見たときに、前記噴射孔に重ならない範囲に設けられる、請求項1又は2に記載の還元剤供給装置。
  4. 貯蔵タンク内に収容された還元剤を吸い上げて圧送するポンプと、
    圧送される前記還元剤を内燃機関の排気通路に噴射する噴射ノズルであって、ノズル胴体、及び、前記ノズル胴体の先端に備えられて少なくとも一つの噴射孔が設けられたプレート部材を有する噴射ノズルと、
    前記ノズル胴体の先端を軸方向に見たときに前記プレート部材に重なる範囲に設けられ、前記プレート部材に近接して、又は、前記プレート部材に連続して設けられた液滴誘導部と、
    を備え、
    前記噴射ノズルの先端の外周面にはガスケットが設けられ、前記液滴誘導部は、前記ガスケットの一部である、還元剤供給装置。
  5. 貯蔵タンク内に収容された還元剤を吸い上げて圧送するポンプと、
    圧送される前記還元剤を内燃機関の排気通路に噴射する噴射ノズルであって、ノズル胴体、及び、前記ノズル胴体の先端に備えられて少なくとも一つの噴射孔が設けられたプレート部材を有する噴射ノズルと、
    前記ノズル胴体の先端を軸方向に見たときに前記プレート部材に重なる範囲に設けられ、前記プレート部材に近接して、又は、前記プレート部材に連続して設けられた液滴誘導部と、
    を備え、
    前記噴射ノズルの先端の外周面にはガスケットが設けられ、前記液滴誘導部は、前記ガスケットに固定される、還元剤供給装置。
  6. 貯蔵タンク内に収容された還元剤を吸い上げて圧送するポンプと、
    圧送される前記還元剤を内燃機関の排気通路に噴射する噴射ノズルであって、ノズル胴体、及び、前記ノズル胴体の先端に備えられて少なくとも一つの噴射孔が設けられたプレート部材を有する噴射ノズルと、
    前記ノズル胴体の先端を軸方向に見たときに前記プレート部材に重なる範囲に設けられ、前記プレート部材に近接して、又は、前記プレート部材に連続して設けられた液滴誘導部と、
    を備え、
    前記液滴誘導部は、前記プレート部材に設けられた突出部である、還元剤供給装置。
  7. 前記液滴誘導部は、前記プレート部材に固定される、請求項1〜のいずれか1項に記載の還元剤供給装置。
  8. 前記液滴誘導部は、前記ノズル胴体に固定される、請求項1〜のいずれか1項に記載の還元剤供給装置。
  9. 内燃機関の排気通路に還元剤を噴射するために用いられ、
    ノズル胴体と、
    前記ノズル胴体の先端に備えられ、少なくとも一つの噴射孔が設けられたプレート部材と、
    前記ノズル胴体の先端を軸方向に見たときに前記プレート部材に重なる範囲に設けられ、前記プレート部材に近接して、又は、前記プレート部材に連続して設けられた液滴誘導部と、
    を備え、
    前記液滴誘導部は、複数設けられる、噴射ノズル。
  10. 内燃機関の排気通路に還元剤を噴射するために用いられ、
    ノズル胴体と、
    前記ノズル胴体の先端に備えられ、少なくとも一つの噴射孔が設けられたプレート部材と、
    前記ノズル胴体の先端を軸方向に見たときに前記プレート部材に重なる範囲に設けられ、前記プレート部材に近接して、又は、前記プレート部材に連続して設けられた液滴誘導部と、
    を備える噴射ノズルであって、
    前記噴射ノズルの先端の外周面にはガスケットが設けられ、前記液滴誘導部は、前記ガスケットの一部である、噴射ノズル。
  11. 内燃機関の排気通路に還元剤を噴射するために用いられ、
    ノズル胴体と、
    前記ノズル胴体の先端に備えられ、少なくとも一つの噴射孔が設けられたプレート部材と、
    前記ノズル胴体の先端を軸方向に見たときに前記プレート部材に重なる範囲に設けられ、前記プレート部材に近接して、又は、前記プレート部材に連続して設けられた液滴誘導部と、
    を備える噴射ノズルであって、
    前記噴射ノズルの先端の外周面にはガスケットが設けられ、前記液滴誘導部は、前記ガスケットに固定される、噴射ノズル。
  12. 内燃機関の排気通路に還元剤を噴射するために用いられ、
    ノズル胴体と、
    前記ノズル胴体の先端に備えられ、少なくとも一つの噴射孔が設けられたプレート部材と、
    前記ノズル胴体の先端を軸方向に見たときに前記プレート部材に重なる範囲に設けられ、前記プレート部材に近接して、又は、前記プレート部材に連続して設けられた液滴誘導部と、
    を備え、
    前記液滴誘導部は、前記プレート部材に設けられた突出部である、噴射ノズル。
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