JP6395162B1 - 高周波放電点火装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】従来の高周波放電点火装置の構造では、カップリング回路と金属製の筐体間との容量成分が電気的な経路となり、この経路に電位差が生じて容量放電電流が流れることにより、外部に放射ノイズを放射し、周辺機器の誤動作を引き起こしてしまう。【解決手段】金属製の第1の筐体を接地することで、カップリング回路から発生する放射ノイズはシールドされる。また、第1の筐体と第2の筐体とがお互いに接触しないように、第1の筐体を金属製の第2の筐体で内包し、第2の筐体をエンジンブロックに接続することで接地することによって、カップリング回路と第1の筐体との間の容量成分によって発生する放射ノイズは第2の筐体によってシールドされる。これにより、高周波放電点火装置周辺の機器への影響を抑えることができる。【選択図】図1

Description

本発明は、主に内燃機関に用いられる高周波放電点火装置に関するものである。
近年、環境保全、燃料枯渇の問題が提起されており、自動車業界においてもこれらの対応が急務となっている。この対応の一例として、過給機を利用したエンジンダウンサイジングにより燃料消費量を改善する方法がある。
しかし、過給機を用い、高過給状態になると、燃焼を伴っていない状態でも、エンジン燃焼室内の圧力が非常に高くなり、燃焼を開始するための火花放電を発生させることが困難になる。その解決策として、点火プラグのギャップを狭め、火花放電が発生しやすい状態を作っている。しかし、点火プラグのギャップを狭めると、電極部による消炎作用、すなわち、温度の低い電極部によって、発生直後の火花が成長するエネルギーが消耗される作用の影響が大きくなり、始動性の低下または燃焼性の低下が発生する。
この問題を解決するために、消炎作用によって消耗される熱エネルギーを上回るエネルギーを火花放電で与える手段が考えられている。例えば、特許文献1には、点火コイルによって発生された火花放電に、昇圧回路によって昇圧された高周波エネルギーをカップリングし、結果として得られる高電圧の高周波エネルギーを、点火プラグに供給することで、高エネルギーの火花放電の形成を可能にした高周波放電点火装置が記載されている。
特許第5250119号
しかしながら、特許文献1に記載された高周波放電点火装置では、カップリング回路と、カップリング回路を内蔵する金属製の第1の筐体との間に容量成分が生じる。この容量成分の両端に電位差が生じて容量放電電流が流れると、この容量成分は、外部に放射ノイズを放射し、周辺機器の誤動作を引き起こすという課題があった。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであって、周辺機器への放射ノイズの影響を低減する高周波放電点火装置を提供することを目的とするものである。
この発明による高周波放電点火装置は、高周波エネルギー供給回路から供給される高周波エネルギーを、点火コイルから供給される高電圧パルスとカップリングして、エンジンブロックに接続される点火プラグに供給し、カップリングされたエネルギーを点火プラグに供給するカップリング回路を有する出力装置と、出力装置が収容される第1の筐体と、エンジンブロックに接続される第2の筐体とを有し、出力装置は点火プラグに直付けされ、第1の筐体および第2の筐体はそれぞれ金属製であり、第1の筐体は接地され、第1の筐体は第2の筐体に内包され、第1の筐体は第2の筐体と離間し、カップリング回路は、樹脂製の内部筐体内に樹脂モールドされ、内部筐体は、第1の筐体に収納される。
この発明による高周波放電点火装置は、高周波エネルギー供給回路から供給される高周波エネルギーを、点火コイルから供給される高電圧パルスとカップリングして、エンジンブロックに接続される点火プラグに供給し、カップリングされたエネルギーを点火プラグに供給するカップリング回路を有する出力装置と、出力装置が収容される第1の筐体と、エンジンブロックに接続される第2の筐体とを有し、出力装置は点火プラグに直付けされ、第1の筐体および第2の筐体はそれぞれ金属製であり、第1の筐体は接地され、第1の筐体は第2の筐体に内包され、第1の筐体は第2の筐体と離間し、第2の筐体は、本体部およびカバー部を有し、高周波エネルギー供給回路は、カバー部に内蔵される。
この発明の高周波放電点火装置によれば、カップリング回路を収容する第1の筐体は接地される。第2の筐体は、エンジンブロックに接続され、接地される。第2の筐体は、第1の筐体と接触しないように、第1の筐体を内包する。そのため、第2の筐体は、カップリング回路と第1の筐体との間の容量放電電流によって発生する放射ノイズを、第2の筐体の外へ出さないようにすることができる。
これにより、周辺機器への放射ノイズの影響を低減する高周波放電点火装置を提供することができる。
本発明の実施の形態1による高周波放電点火装置の回路構成を示すブロック図である。 実施の形態1による高周波放電点火装置の分解斜視図である。 実施の形態1による高周波放電点火装置の上面図である。 図3のIV−IV線に沿った断面図である。 図4に対する変形例を示す断面図である。 実施の形態1の効果を説明するための図であり、第1の筐体を内包する第2の筐体がない場合の高周波放電点火装置の回路構成のブロック図である。 本発明の実施の形態2による高周波放電点火装置における、第1の筐体の分解斜視図である。 実施の形態2の変形例による高周波放電点火装置における、第1の筐体の分解斜視図である。 本発明の実施の形態3による高周波放電点火装置の分解斜視図である。 本発明の実施の形態4による高周波放電点火装置の斜視図である。
以下、本発明における高周波放電点火装置の実施の形態について、図面を用いて説明する。なお、同一または相当部分については同一符号で示し、重複する説明は省略する。
また、本実施の形態について、「高電圧パルス」の電圧は30〜40kV、「高周波エネルギー」の電圧は1〜2kV、「高周波」の周波数は数百kHz〜数MHzを想定している。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1における高周波放電点火装置101およびその周辺装置の回路構成を示すブロック図である。高周波放電点火装置101は、カップリング回路35、第1の筐体1および第2の筐体2によって構成されている。カップリング回路35は、第1の筐体1に収容されている。第1の筐体1は、第2の筐体2に内包されている。
電源32の電圧は、昇圧回路33によって昇圧される。昇圧された電圧を用いて、高周波エネルギー供給回路11は、高周波エネルギーを発生し、カップリング回路35に供給する。また、点火コイル10は、高電圧パルスを発生し、カップリング回路35に供給する。カップリング回路35は、高周波エネルギーを高電圧パルスとカップリングして、エンジンブロックに接続されている点火プラグ8に供給する。高周波エネルギー供給回路11および点火コイル10の回路の駆動制御は、ECU34によって行われる。
以下、本明細書においては、3種類の放射ノイズN1〜N3が取り扱われる。
第1の放射ノイズN1は、カップリング回路35が発生する放射ノイズである。
第2の放射ノイズN2は、カップリング回路35と第1の筐体1との間の容量成分C1に起因して発生する放射ノイズである。この容量成分C1の両端に電位差が生じると、容量放電電流が流れ、第2の放射ノイズN2が放射される。
第3の放射ノイズN3は、第1の筐体1と第2の筐体2との間の容量成分C2に起因して発生する放射ノイズである。この容量成分C2の両端に電位差が生じると、容量放電電流が流れ、第3の放射ノイズN3が放射される。
高周波放電点火装置101の構成について、図2から図4を用いて説明する。
図2は、高周波放電点火装置101の内部構造を示す分解斜視図である。
エンジンブロック9には、点火プラグ8が取り付けられる。点火プラグ8が取り付けられる部位の周辺には、雌ねじ部14が4つ設けられている。この4つの雌ねじ部14は、第2の筐体2を固定する際に用いられる。
第1の筐体1は、ベース3およびカバー4によって形成されており、出力装置5を収容している。出力装置5は、カップリング回路35、プロテクタ12、接続端子50および接続端子51によって構成される。カップリング回路35は、第1の筐体1内に、ねじ止めされている。プロテクタ12は、点火プラグ8に装着される。すなわち、出力装置5は、点火プラグ8に電気的に直接接続される。接続端子50は、ハーネス17を介して、点火コイル10に接続される。接続端子51は、ハーネス16を介して、高周波エネルギー供給回路11に接続される。
第1の筐体1の外側には、第1の筐体1を離間して、内包するように、第2の筐体2が設けられている。第2の筐体2には、穴40、穴41および4つのフランジ穴13が設けられている。4つのフランジ穴13には、それぞれボルト6が通される。それぞれのボルト6は、エンジンブロック9の雌ねじ部14に締結される。これにより、第2の筐体2は、エンジンブロック9に接続される。穴40には、点火コイル10に向かうハーネス17が通される。穴41には、高周波エネルギー供給回路11に向かうハーネス16が通される。
なお、第1の筐体1および第2の筐体2は、金属で形成されている。例えば、その材質としては、アルミニウムまたはステンレス鋼が挙げられる。
図3は、高周波放電点火装置101の上面図であり、図4は、図3におけるIV−IV線に沿った断面図である。
図4に示すように、点火プラグ8は、エンジンブロック9に取り付けられている。点火プラグ8は、プロテクタ12によって、カップリング回路35に直付けされている。また、点火プラグ8および第1の筐体1に、接続部材7は挟まれている。
また、第2の筐体2は、フランジ穴13、ボルト6によって、エンジンブロック9の雌ねじ部14に固定されている。
次に、高周波放電点火装置101の電気的な経路について、図4を用いて説明する。
第1の筐体1は、接続部材7を介して、点火プラグ8に電気的に接続されている。そのため、第1の筐体1の電位は、GND電位である0Vとなる。すなわち、第1の筐体1は接地されている、これにより、カップリング回路35から発生する第1の放射ノイズN1は、第1の筐体1によってシールドされる。
第1の筐体1は、点火プラグ8に接続されることにより接地されているが、図5に示すように、金属製のリード線37を第1の筐体1に対してねじ38で固定され、エンジンブロック9に対してねじ39で固定されることによって、接地されてもよい。
第2の筐体2は、第1の筐体1と接触しないように、離間されて、固定されている。また、第2の筐体2は、エンジンブロック9に接続されている。したがって、第2の筐体2は、接地されている。これにより、カップリング回路35と第1の筐体1との間の容量成分Cに起因する第2の放射ノイズN2は、第2の筐体2によってシールドされる。
ここで、第2の筐体2が、第1の筐体1と一部でも接触すると、第1の筐体1は第2の筐体2と電気的には一体となる。そのため、カップリング回路35と第1の筐体1との間に流れる容量放電電流は、この接触部を通して、第2の筐体2およびエンジンブロック9にも流れる。したがって、第2の筐体2の外部表面およびエンジンブロック9の表面から、第2の放射ノイズN2が外部に放射される。すなわち、第2の筐体2が第1の筐体1と接触すると、第2の筐体2は、第2の放射ノイズN2をシールドする効果を失ってしまう。
なお、第1の筐体1および第2の筐体2は、ともに接地されており、同電位である。したがって、第1の筐体1と第2の筐体2との間の容量成分C2に容量放電電流は流れず、第3の放射ノイズN3は発生しない。
図6は、第1の筐体を内包する第2の筐体がない場合の高周波放電点火装置の回路構成を示すブロック図である。図6において、第1の筐体1は、カップリング回路35を内蔵している。第1の筐体1は接地されているので、カップリング回路35が発生する第1の放射ノイズN1は、第1の筐体1によってシールドされる。しかしながら、第1の筐体1を内包する第2の筐体は存在しないので、カップリング回路35と第1の筐体1との間の容量成分C1に起因して発生する第2の放射ノイズN2は、シールドされることなく、第1の筐体1の外部に放射される。
このように、実施の形態1における高周波放電点火装置101は、高周波エネルギー供給回路11から供給される高周波エネルギーを、点火コイル10から供給される高電圧パルスとカップリングして、エンジンブロック9に接続される点火プラグ8に供給する。高周波放電点火装置101は、カップリングされたエネルギーを点火プラグ8に供給するカップリング回路35を有する出力装置5と、出力装置5が収容される第1の筐体1と、エンジンブロック9に接続される第2の筐体2とを有し、出力装置5は点火プラグ8に直付けされ、第1の筐体1および第2の筐体2はそれぞれ金属製であり、第1の筐体1は接地され、第1の筐体1は第2の筐体2に内包され、第1の筐体1は第2の筐体2と離間している。
これにより、周辺機器への放射ノイズの影響を低減する高周波放電点火装置を提供することができる。
また、第1の筐体1は、点火プラグ8、またはエンジンブロック9に電気的に接続されることにより接地されている。これにより、第1の筐体1が接地されるまでの距離が短くなり、カップリング回路35から、点火プラグ8、エンジンブロック9(接地)、第1の筐体1を通り、カップリング回路35に戻る経路が短くなる。そのため、カップリング回路35と第1の筐体1との間の容量による第2の放射ノイズN2の発生を抑制することができる。
実施の形態2.
次に、実施の形態2における高周波放電点火装置について、図7を用いて説明する。実施の形態2の高周波放電点火装置では、カップリング回路は内部筐体に内蔵されている。
図7は、実施の形態2による高周波放電点火装置において、第1の筐体の構成を示す斜視図である。カップリング回路35は、樹脂製の内部筐体18の内部にねじ止めされている。内部筐体18の内部は、さらに注型樹脂19にて固着されている。すなわち、内部筐体18は樹脂モールドされている。固着後の内部筐体18は、金属製のベース20に挿入される。ベース20に設けられたフランジ穴23に対して、穴部21が設けられた金属製のカバー22が、ねじ24によって固定される。ベース20およびカバー22は第1の筐体61を構成する。
この時、内部筐体18を用いることなく、カップリング回路35を、金属製の第1の筐体61内に、直接、注型樹脂にて固着させる方法が考えられる。しかしながら、注型樹脂の材質によっては、注型樹脂が、金属と固着せず剥がれてしまうことがある。この場合、カップリング回路35は固着されない。これに対して、本実施の形態2のように樹脂製の内部筐体18を用いると、注型樹脂19の剥がれが起こることないので、カップリング回路35は内部筐体18内に固着される。
次に、図8を用いて変形例について説明する。図8は、実施の形態2の変形例による高周波放電点火装置の第1の筐体の構成を示す斜視図である。図8に示すように、カップリング回路35が内蔵された樹脂製の内部筐体18は、金属製のベース26に対して、接着剤25によって固定される。ベース26は、第1の筐体を構成する。
このように、実施の形態2における高周波放電点火装置では、カップリング回路35は、樹脂製の内部筐体18内に樹脂モールドされ、内部筐体18は、第1の筐体61または26に収納される。これにより、内部回路が30〜40kV程度の高電圧となるカップリング回路35の絶縁性を高めることができる。
実施の形態3.
次に、実施の形態3における高周波放電点火装置について、図9を用いて説明する。実施の形態1では、高周波エネルギー供給回路が、高周波放電点火装置と別個に設けられていたが、実施の形態3では、高周波エネルギー供給回路が、高周波放電点火装置内に取り込まれている。
図9は、実施の形態3による高周波放電点火装置103の構成を示す斜視図である。図9に示すように、第1の筐体1は、接続部材7を介して、点火プラグ8に装着される。第1の筐体1は、カップリング回路35を内蔵している。接続部材7は、金属製であり、リング形状をしている。
第1の筐体1を内包するように、第2の筐体70が設けられている。第2の筐体70は、カバー部27および本体部71を有し、組み合わせることで箱型形状となる。カバー部27には、高周波エネルギー供給回路11が内蔵されている。カバー部には4隅にフランジ穴29が設けられている。本体部71には、フランジ穴29に対応する4隅の位置に雌ねじ部28が設けられている。フランジ穴29にはボルト30が通され、雌ねじ部28に締結されることで、カバー部27は本体部71に固定される。
このように、実施の形態3による高周波放電点火装置103では、第2の筐体70は、本体部71およびカバー部27を有し、高周波エネルギー供給回路11は、カバー部27に内蔵されている。これにより、高周波エネルギー供給回路11からカップリング回路35へ伝導する、高周波エネルギーの配線長を短くできるため、配線から発生するノイズを少なくできる。また、配線長が短くなることで、高周波放電点火装置103に対するシールドを施す範囲を小さくできるため、ノイズへの対処が容易になる。
また、カバー部27は、本体部71に固定されている。これにより、カバー部27に内蔵されている高周波エネルギー供給回路11の耐振動性を向上させることができる。
実施の形態4.
次に、実施の形態4における高周波放電点火装置について、図10を用いて説明する。実施の形態4の高周波放電点火装置では、第2の筐体に、ハーネス用の穴の他に、放熱用の開口部が設けられている。
図10は、実施の形態4による高周波放電点火装置104の構成を示す斜視図である。図10に示すように、第2の筐体72には、ハーネス17および16が通される穴40および41の他に、円形の開口部31が2つ設けられている。開口部31は、第1の筐体1と第2の筐体72との間の空間を、第2の筐体72の外部とに連通させる。この開口部31によって、第2の筐体72の内部で発生する熱を、第2の筐体72の外部に逃がすことができる。開口部31は通気孔を形成する。
なお、開口部31からのノイズ漏れが懸念されるため、許容できる開口部31のサイズおよび個数は、以下の方法により決定される。
まず、電波法の規格により、許容できるノイズレベルを決定する。決定されたノイズレベルと、現行のノイズレベルとの差を余裕度S[dB]とする。シールド特性は、以下の式(1)で表される。
S=20×log{150/f/l/√n} …(1)
ここで、用いる周波数f[MHz]の電波における波長をw[m]とすると、開口部31の直径l[m]は、
l≦w/2
で決められる。したがって、余裕度S[dB]、周波数f[MHz]およびl[m]を、式(1)に代入すると、許容できる開口部31の個数nが算出できる。
以下に一例を挙げる。ETCの無線通信に用いられる電波の周波数を仮にf=3000MHzとすると、波長wは0.1m程度であるので、開口部31の直径lは、0.05m以下となる。余裕度を−3dBとし、l=0.05mとすると、式(1)により、nはほぼ2となる。すなわち、許容できるノイズレベルを−3dBとした場合、第2の筐体72には、直径が0.05mの開口部31であれば、2個まで空けても良い事を示している。
このように、実施の形態4による高周波放電点火装置104では、第2の筐体72には開口部31が設けられている。これにより、第2の筐体72内部の熱を逃がすことができる。
1,61 第1の筐体、2,70,72 第2の筐体、5 出力装置、8 点火プラグ、9 エンジンブロック、10 点火コイル、11 高周波エネルギー供給回路、18 内部筐体、26 ベース(第1の筐体)、27 カバー部、31 開口部(通気孔)、35 カップリング回路、71 本体部、101,102,103,104 高周波放電点火装置。

Claims (7)

  1. 高周波エネルギー供給回路から供給される高周波エネルギーを、点火コイルから供給される高電圧パルスとカップリングして、エンジンブロックに接続される点火プラグに供給する高周波放電点火装置であって、
    前記カップリングされたエネルギーを前記点火プラグに供給するカップリング回路を有する出力装置と、
    前記出力装置が収容される第1の筐体と、
    前記エンジンブロックに接続される第2の筐体とを有し、
    前記出力装置は前記点火プラグに直付けされ、
    前記第1の筐体および前記第2の筐体はそれぞれ金属製であり、
    前記第1の筐体は接地され、
    前記第1の筐体は前記第2の筐体に内包され、
    前記第1の筐体は前記第2の筐体と離間し
    前記カップリング回路は、樹脂製の内部筐体内に樹脂モールドされ、
    前記内部筐体は、前記第1の筐体に収納される
    高周波放電点火装置。
  2. 前記第1の筐体は、前記点火プラグ、または前記エンジンブロックに電気的に接続されることにより接地される
    請求項1に記載の高周波放電点火装置。
  3. 前記第2の筐体は、本体部およびカバー部を有し、
    前記高周波エネルギー供給回路は、前記カバー部に内蔵される
    請求項1または2に記載の高周波放電点火装置。
  4. 高周波エネルギー供給回路から供給される高周波エネルギーを、点火コイルから供給される高電圧パルスとカップリングして、エンジンブロックに接続される点火プラグに供給する高周波放電点火装置であって、
    前記カップリングされたエネルギーを前記点火プラグに供給するカップリング回路を有する出力装置と、
    前記出力装置が収容される第1の筐体と、
    前記エンジンブロックに接続される第2の筐体とを有し、
    前記出力装置は前記点火プラグに直付けされ、
    前記第1の筐体および前記第2の筐体はそれぞれ金属製であり、
    前記第1の筐体は接地され、
    前記第1の筐体は前記第2の筐体に内包され、
    前記第1の筐体は前記第2の筐体と離間し、
    前記第2の筐体は、本体部およびカバー部を有し、
    前記高周波エネルギー供給回路は、前記カバー部に内蔵される
    高周波放電点火装置。
  5. 前記第1の筐体は、前記点火プラグ、または前記エンジンブロックに電気的に接続されることにより接地される
    請求項4に記載の高周波放電点火装置。
  6. 前記カバー部は、前記本体部に固定される
    請求項3から5のいずれか1項に記載の高周波放電点火装置。
  7. 前記第2の筐体には通気孔が設けられる請求項1から6のいずれか1項に記載の高周波放電点火装置。
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