JP4967835B2 - プラズマ式点火装置 - Google Patents

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Description

本発明は、内燃機関の点火に用いられるプラズマ式点火装置の電磁ノイズ防止対策に関するものである。
自動車エンジン等の内燃機関において、図11(a)に示すような通常のスパークプラグ10zを用いた点火装置は、バッテリ31zとイグニッションスイッチ32zと点火コイル33zと電子制御装置(ECU)35zとイグナイタ(トランジスタ)34zと整流素子21zとスパークプラグ10zとで構成されている。
図11(b)に示すように、イグニッションスイッチ32zが投入され、ECU35zからの点火信号により、バッテリ31zから低電圧の一次電圧が点火コイル33zの一次コイル331zに印加され、次いで、イグナイタ34zのスイッチングによって一次電圧が遮断されると点火コイル33z内の磁界が変化し、点火コイル33zの二次コイル332zに−10〜−30kVの二次電圧が発生し、中心電極110zと接地電極131zとで放電が起こり、高温域が狭い範囲で発生する。この時、二次コイル332zには、2ms程度の放電期間に35mA程度のダイオード21zで整流された電流が流れ、約35mJのエネルギーが放出される。通常のスパークプラグ10zによる点火では、この高温域が点火源となって圧縮混合気の着火爆発が励起される。
これに対して、図10(a)に示すようなプラズマ式点火装置1xは、第1のバッテリ31xと、イグニッションスイッチ32xと点火コイル33xと電子制御装置(ECU)35xとイグナイタ(トランジスタ)34xと整流素子21xとを含む放電用電源回路3xと、第2のバッテリ41xと、抵抗42xとプラズマ発生用コンデンサ43xと整流素子22xとを含むプラズマ発生用電源回路4xとが接続されたプラズマ式点火プラグ10xとによって構成されている。
図10(b)に示すように、イグニッションスイッチ32xが投入され、ECU35xからの点火信号により、第1のバッテリ31xから低電圧の一次電圧が点火コイル33xの一次コイル331xに印加され、イグナイタ34xのスイッチングによって一次電圧が遮断されると、点火コイル33x内の磁界が変化し、点火コイル33xの二次コイル332xに−10〜−30kVの二次電圧が発生する。
更に、中心電極110xと接地電極131xとの間の放電距離201xに比例する放電電圧に達し、放電が開始する瞬間に、第1のバッテリ31xとは別に設けたプラズマ発生用バッテリ41xからプラズマ発生用コンデンサ43xに蓄えられたエネルギーを中心電極110xと接地電極154xとの間に形成された放電空間140x内に一気に放出し、放電空間140x内の気体を高温高圧のプラズマ状態として噴射する。この時、約100mJの高いエネルギーが放出される。
プラズマ式点火装置1xによる点火では、このような極めて高いエネルギーによって、容積的に大きな範囲の高温域が発生する上に、指向性に富んだ火炎核が着火源となって圧縮混合気の着火爆発が励起される。
そこで、プラズマ式点火装置1xは、直噴エンジンの燃焼において希薄な混合気を燃焼させるため、点火プラグの付近に濃い混合気が集まるようにして、燃焼を容易にする成層燃焼への応用が期待されている。
しかし、プラズマ式点火装置1xにおいては、プラズマ発生用コンデンサ43x内に蓄えられたエネルギーを瞬時にプラズマ式点火プラグへ供給するので、図10(b)に示すように8μsec程度の放電期間に120A程度の大電流が流れる。これがエンジンの回転に応じて周期的に繰り返されるので、高周波の電磁ノイズが発生する。
この様な電磁ノイズは車両に搭載された電子制御装置の誤動作等を引き起こし、エンジンの失火に至る虞がある。
そこで、かかる電磁ノイズの防止方法として、特許文献1には、プラズマ発生用配線上でプラズマ式点火プラグの可及的近傍にステアリングダイオードを介装し、プラズマ発生用配線をシールド線で構成することにより、放電用電源からの給電電圧の低下を招くことなく、電磁ノイズを遮断する方法が開示されている。
実開昭55−156263号公報
ところが、従来の方法では、電磁ノイズを遮断するためにプラズマ発生用配線に、シールド線を用いる必要があるので、プラズマ発生用配線の可撓性が低下し配線作業が困難となる。
また、シールドの不完全な所があれば電磁ノイズは漏れるので、放電用配線およびプラズマ発生用配線とプラグキャップとの全体をシールドする必要があり、近年の複雑化したエンジンルーム内で使用するには汎用性に欠け、搭載性が劣る。
しかも、シールドが広範囲に渡ると、シールド自身がアンテナとして機能し、電磁ノイズを発信してしまう虞もある。
更に、シールドとプラズマ発生用配線との間に形成される浮遊容量は、曲げによって不規則に変化するため、新たな電磁ノイズの発生源となる虞もある。
加えて、上記点火コイルと放電場としてのプラズマ式点火プラグとによって発信回路が形成され、上記点火コイルから二次電圧が加わり放電を開始する時に電磁ノイズが発生し、上記プラズマ発生用配線がアンテナとなって外部に漏れる虞もある。
しかしながら、上述した如く上記プラズマ発生用配線には大電流を流さなければならないので、上記プラズマ発生用配線上に抵抗を介装して放電開始時の電磁ノイズの発生を防止することはできない。
そこで、本願発明は、かかる実情に鑑み、プラズマ式点火装置において、搭載が容易であると共に、不可避的に発生する電磁ノイズの外部への放出を防止する効果に優れたプラズマ式点火装置の提供を目的とするものである。
請求項1の発明では、少なくとも1以上のバッテリと、上記バッテリの一次電圧を高圧の二次電圧に昇圧する点火コイルと、電子制御装置により開閉制御され上記点火コイルの作動を制御するイグナイタとを具備する放電用電源回路と、上記バッテリにより充電されるプラズマ発生用コンデンサを具備するプラズマ発生用電源回路と、内燃機関に装着され、上記放電用電源回路からの高電圧の印加と上記プラズマ発生用電源回路からの電力供給とにより、中心電極と絶縁碍子と接地電極とで形成された筒状の放電空間内の気体を高温高圧のプラズマ状態にして内燃機関の燃焼室内に噴射して点火するプラズマ式点火プラグと、上記放電用電源回路と上記中心電極とをつなぐ放電用配線と、上記プラズマ発生用電源回路と上記中心電極とをつなぐプラズマ発生用配線とによって構成されるプラズマ式点火装置であって、上記放電用配線上に設けられ上記プラズマ発生用電源回路からの電流の上記放電用電源回路への流入を阻止する第1の整流素子と、上記プラズマ発生用配線上に設けられ上記放電用電源回路からの電流の上記プラズマ発生用電源回路への流入を阻止する第2の整流素子と、上記プラズマ発生用電源回路と上記第2の整流素子との間に上記第2の整流素子と並列に介装され、上記プラズマ発生用コンデンサとは別に設けた電磁ノイズ防止用コンデンサとを含んで電磁ノイズ低減回路部を構成し、上記電磁ノイズ低減回路部を上記中心電極との距離が30cm以下となるように上記中心電極の可及的近傍に設ける。
電磁ノイズ低減回路部と中心電極との距離が長くなると両者を接続する配線も長くなり、電磁ノイズ低減回路部と中心電極との配線がアンテナとして機能し、点火コイルとプラズマ式点火プラグとこのアンテナとで発信回路を形成してしまう。
このため、電磁ノイズ低減回路と中心電極との距離が長いほど電磁ノイズは大きくなり、本発明によらず、電磁ノイズ低減回路部と中心電極との距離を30cmよりも離した場合、電磁ノイズ低減用コンデンサによるノイズ電流の吸収ができなくなる。
請求項1の発明のように、電磁ノイズ防止用コンデンサを第1の整流素子と第2の整流素子との間ではなく、プラズマ発生用電源と第2の整流素子との間で、上記電磁ノイズ低減回路と中心電極との距離を上記範囲内に設定し、プラズマ式点火プラグの中心電極の可及的近傍に設ければ、電磁ノイズ防止用コンデンサによる放電電圧の減衰を伴うことなく、放電時に発生する高周波のノイズ電流のみをバイパスして電磁ノイズの外部への発信を防止できる。
本発明者等の鋭意試験により、電磁ノイズ防止用コンデンサの載置位置を、プラズマ式点火プラグとの特定の範囲内にすることが極めて重要であるとの知見を得た。
高電圧の印加と大電流の供給とにより高温高圧のプラズマを発生させて内燃機関の点火を行うプラズマ式点火装置において、電磁ノイズ防止用コンデンサの載置位置が本発明の範囲を外れる場合には、電磁ノイズの外部への発信により、内燃機関の誤動作を引き起こしたり失火に至ったりする虞がある。
従って、本発明によれば、内燃機関においてプラズマ式点火プラグによる希薄混合気の成層燃焼が電磁ノイズによる誤作動を伴うことなく実現可能となる。
加えて、プラズマ発生用配線にシールド線を使用する必要がなくなるので、配線の作業性も向上する。
更に、複数の気筒によって構成される内燃機関の各気筒に装着されたプラズマ式点火プラグに接続される複数の配送線を一括でシールドし、接地電位を安定化することも可能となる。
請求項2の発明では、少なくとも1以上のバッテリと、上記バッテリの一次電圧を高圧の二次電圧に昇圧する点火コイルと、電子制御装置により開閉制御され上記点火コイルの作動を制御するイグナイタとを具備する放電用電源回路と、上記バッテリにより充電されるプラズマ発生用コンデンサを具備するプラズマ発生用電源回路と、内燃機関に装着され、上記放電用電源回路からの高電圧の印加と上記プラズマ発生用電源回路からの電力供給とにより、中心電極と絶縁碍子と接地電極とで形成された筒状の放電空間内の気体を高温高圧のプラズマ状態にして内燃機関の燃焼室内に噴射して点火するプラズマ式点火プラグと、上記放電用電源回路と上記中心電極とをつなぐ放電用配線と、上記プラズマ発生用電源回路と上記中心電極とをつなぐプラズマ発生用配線とによって構成されるプラズマ式点火装置であって、上記放電用配線上に設けられ上記プラズマ発生用電源回路からの電流の上記放電用電源回路への流入を阻止する第1の整流素子と、上記プラズマ発生用配線上に設けられ上記放電用電源回路からの電流の上記プラズマ発生用電源回路への流入を阻止する第2の整流素子と、上記プラズマ発生用電源回路と上記第2の整流素子との間に上記第2の整流素子と並列に介装して、上記プラズマ発生用電源回路を構成する上記プラズマ発生用コンデンサの一部または全部とを電磁ノイズ防止用コンデンサとして含んで電磁ノイズ低減回路部を構成し、上記電磁ノイズ低減回路部を上記中心電極との距離が30cm以下となるように上記中心電極の可及的近傍に設ける。
請求項2の発明によれば、プラズマ発生用コンデンサの一部又は全部をプラズマ発生用電源と第2の整流素子との間で、上記電磁ノイズ低減回路と中心電極との距離を上記範囲内に設定し、プラズマ式点火プラグの中心電極の可及的近傍に設けることにより、プラズマ発生用コンデンサが電磁ノイズ低減用コンデンサとして機能し、プラズマ発生用コンデンサによる放電電圧の減衰を伴うことなく、放電時に発生する高周波のノイズ電流のみをバイパスして電磁ノイズの外部への発信を防止できる。
従って、内燃機関においてプラズマ式点火プラグによる希薄混合気の成層燃焼が実現可能となる。
加えて、プラズマ発生用コンデンサを電磁ノイズ低減用コンデンサとして兼用できるので、プラズマ式点火装置の小型化が可能となり搭載性が更に向上する。
請求項3の発明では、上記電磁ノイズ低減回路部を上記プラズマ式点火プラグの周辺に配設したケース内に載置する。
上記電磁ノイズ低減回路部を構成する上記第1の整流素子と、上記第2の整流素子と上記電磁ノイズ低減用コンデンサとをバラバラに載置すると上記プラズマ式点火プラグでの放電より発生した電磁ノイズが第2の整流素子に伝わり、更に第2の整流素子から外部に広がってしまう。
請求項3の発明によれば、上記第1の整流素子と、上記第2の整流素子と上記電磁ノイズ低減用コンデンサとを一つのケースにまとめることで上記電磁ノイズ低減回路部を上記プラズマ式点火プラグの中心電極の可及的近傍に装着することが容易にできる上に、プラズマ式点火プラグの体格をあまり大きくすることなくの電磁ノイズの放出を防止できる。 従って、搭載が容易であると共に電磁ノイズ放出防止効果に優れたプラズマ式点火装置が実現できる。
請求項4の発明では、上記ケースは、少なくとも上記第1の整流素子と上記第2の整流素子とを上記内燃機関のエンジンブロックに穿設されたプラグホール内に載置する。
請求項4の発明によれば、上記エンジンブロックが電磁シールドとして作用し、発生した電磁ノイズの外部へのリークを遮断できる。
従って、上記放電用電源回路と上記プラズマ発生用電源回路と上記放電用配線と上記プラズマ発生用配線とに渡って上記プラズマ点火式装置全体を完全にシールドせずとも良く、プラズマ式点火装置の搭載性が更に向上する。
請求項5の発明では、上記ケースは、樹脂からなる絶縁部材によって、上記電磁ノイズ低減回路部をその内側に保持し、上記電磁ノイズ低減回路部に含まれるコンデンサに接続され該コンデンサを接地状態する電磁シールドによって、上記ケースの表面の全部または一部を覆う。
請求項5の発明によれば、上記第2の整流素子に接続されている上記プラズマ発生用配線に大電流が流れたときに電磁ノイズが発生しても、上記電磁シールドによって上記ケースの外部へ漏れるのを防ぐことができる。
また、上記ケースは、樹脂によって上記電磁ノイズ低減回路部を保持するので、形状の自由度が高く、複雑な形状であっても容易に形成できる。
更に、上記ケースを用いることによってシールド容量の個体差を小さくすることができるので、多気筒エンジンに複数のプラズマ式点火プラグを装着した場合でも電磁シールド間に浮遊容量の差による電位差が発生することがなく、新たな電磁ノイズ発生原とならない。
従って、プラズマ式点火装置の更なる電磁ノイズ低減と搭載性の向上を図ることができる。
請求項6の発明では、上記電磁シールドは、少なくとも上記ケースの上記プラグホールから露出する範囲を覆うように施す。
請求項6の発明によれば、上記エンジンブロック自体が電磁シールドとして作用するのに加えて、上記プラグホールから露出する部分に電磁シールドを施すことで電磁ノイズの漏れを更に防止できる。
請求項7の発明では、上記ケースは、上記プラズマ式点火プラグの頭部を覆うプラグキャップと一体的に形成する。
請求項7の発明によれば、電磁ノイズ低減回路部のプラズマ式点火プラグへの装着が容易にできる上に、プラズマ式点火プラグの体格をあまり大きくすることなくの電磁ノイズの発生を防止できる。
従って、搭載が容易であると共に電磁ノイズ発生防止効果に優れたプラズマ式点火装置が実現できる。
請求項の発明では、上記放電用配線は、高圧抵抗線によって形成する。
請求項の発明によれば、高圧抵抗線の抵抗と浮遊容量との濾波作用によって放電用配線上における電磁ノイズの発生を防止できる。
請求項の発明では、上記電磁ノイズ低減回路部は、上記中心電極に接続される第1のターミナルと上記放電用配線に接続される第2のターミナルと上記プラズマ発生用配線に接続される第3のターミナルとを具備し、上記電磁ノイズ低減回路部内において、上記第2のターミナルの取出方向と上記第3のターミナルの取出方向とが略直交する位置に載置される。
請求項の発明によれば、上記第2のターミナルに印加される高電圧の上記電磁ノイズ低減用コンデンサへのリークを防ぐことができる。
従って、プラズマ式点火装置の信頼性が更に向上する。
以下、本発明の第1の実施形態について、図1、2を参照して説明する。
図1に示すように、本実施形態におけるプラズマ式点火装置1は、プラズマ式点火プラグ10とプラグキャップ2内に設けられた電磁ノイズ低減回路部20と放電用電源3とプラズマ発生用電源4と放電用配線36とプラズマ発生用配線44とで構成されている。
プラズマ式点火プラグ10は、エンジンブロック51とシリンダーブロック53とで形成される内燃機関の燃焼室5内に先端が露出するようにエンジンブロック51に設けられたプラグホール52内で装着されている。
プラズマ式点火プラグ10は、導電性の金属材料からなる円柱状の中心電極110と上記中心電極110を絶縁保持する筒形の絶縁碍子120と絶縁碍子120を覆う有底筒状の金属製のハウジング130とによって構成されている。
中心電極110の基端側は中心電極ターミナル部111と導通している。
ハウジング130の先端部は、内側に向かって屈曲し、環状の接地電極開口部132を有する接地電極131となっている。
中心電極110の先端平面と絶縁碍子120の内側面と接地電極開口部132の内側面とで放電空間140を形成している。
ハウジング130の先端側外周部には、エンジンブロック51に設けられたプラグホール52に固定するとともにハウジング130とエンジンブロック51とを電気的に接地状態とするためのハウジングネジ部132が形成され、基端側外周部にはネジ部132を締め付けるためのハウジング六角部133が形成されている。
プラグキャップ2は、本発明の要部である電磁ノイズ低減回路部20と、電磁ノイズ低減回路部20を覆うエポキシ樹脂等からなる絶縁樹脂モールド251と、プラズマ式点火プラグ10の絶縁碍子頭部121に嵌着せしめるべく弾性部材により筒状に形成された絶縁シール部250と、中心電極ターミナル部111に接続される第1のターミナル210と、放電用配線36の放電用配線ターミナル部361に接続される第2のターミナル230と、プラズマ発生用配線44のプラズマ発生用配線ターミナル部441に接続される第3のターミナル240と、によって構成され、全体が電磁シールドを兼ねたケース24によって覆われている。
なお、ケース24は、全体を金属で形成しても良いし、樹脂で形成し、表面を金属メッキで覆って形成しても良い。ケース24を金属で形成した場合には、ケース24自身が電磁シールドとして機能し、樹脂で形成した場合には、金属メッキ部分が電磁シールドとして機能する。
加えて、一定形状のケース24を用いることによってシールド容量の個体差を小さくすることができるので、多気筒エンジンに複数のプラズマ式点火プラグ10を装着した場合でもシールド間に浮遊容量の差による電位差が発生することがなく、新たな電磁ノイズ発生原とならない。
電磁ノイズ低減回路部20は、プラズマ発生用電源4からの電流の放電用電源3への流入を阻止する第1の整流素子21と、放電用電源3からの電流のプラズマ発生用電源4への流入を阻止する第2の整流素子22と、電磁ノイズ防止用コンデンサ23とによって構成されている。
本実施形態においては、ケース24はハウジング六角部133を介してエンジンブロック51に接地されている。
更に、プラグキャップ2は、ゴムパッキング等の弾性部材61を介して、プラグキャップ固定部材60によってプラグホール52内に挟持されている。
電磁ノイズは、第2のターミナル230と中心電極111との配線長が長いほど大きくなる。従って、この距離は短いほど良く、プラグキャップ2内に電磁ノイズ低減回路部20を載置することで、配線長を極めて短くすることができる。
プラグキャップ固定部材60は金属でできており、エンジンブロック51と電気的に接続している。
第2のターミナル230と中心電極111との配線長を短くし、発生する電磁ノイズの大きさを小さくすることに加えて、プラグホール52内に電磁ノイズ発生源を収納することで、エンジンブロック51がシールドとして機能し、電磁ノイズ発生源がケース24とで二重にシールドされ、確実に電磁ノイズの漏れを防止できる。
図2を参照して本発明の第1の実施形態における回路構成について詳述する。
放電用電源3は、第1のバッテリ31、イグニッションキー32、点火コイル33、トランジスタからなるイグナイタ34、電子制御装置35によって構成されている。
バッテリ31は、マイナス側が接地されている。イグニッションスイッチ32が投入され、ECU35からの点火信号により、第1のバッテリ31から低電圧の一次電圧が点火コイル33の一次コイル331に印加され、イグナイタ34のスイッチングによって一次電圧が遮断されると、点火コイル33内の磁界が変化し、自己誘導作用により点火コイル33の二次コイル332に−10〜−30kVの負の二次電圧が誘起される。
プラズマ発生用電源4は、第2のバッテリ41、抵抗体42、プラズマ発生用コンデンサ43によって構成されている。第2のバッテリ41は、プラス側が接地されており、第2のバッテリ41によりプラズマ発生用コンデンサ43が充電される。
電磁ノイズ低減回路20は、放電用配線36と中心電極110との間で直列に設けられる第1の整流素子22と、プラズマ発生用配線44と上記中心電極110との間で直列に設けられる第2の整流素子23と、プラズマ発生用電源4と第2の整流素子22との間で上記第2の整流素子22と並列に介装される電磁ノイズ防止用コンデンサ23とを含んだ構成とする。
更に、第1の整流素子21と第2の整流素子22と電磁ノイズ防止用コンデンサ23とをケース24で覆い、電磁ノイズ防止用コンデンサ23の接地側とケース24とが接地電極131を介して接地する。
より好適には、放電用配線36には高圧抵抗線が用いられ、第1の整流素子21にはダイオードが用いられ、第2の整流素子22には複数のダイオードを並列に接続した高圧ダイオードが用いられる。
印加された上記二次電圧が中心電極110と接地電極131との放電電圧を超えると両電極間に放電が開始され、放電空間140内の気体が小領域でプラズマ状態となる。このプラズマ状態の気体は、導電性を有し、プラズマ発生用コンデンサ43の両極間に蓄えられた電荷の放電を引き起こし、放電空間140内の気体の更なるプラズマ状態化を誘発、領域を拡大する。このプラズマ状態の気体は、高温・高圧となり、内燃機関の上記燃焼室5内へ噴射される。
本発明の効果を確認するため比較例として、図3(a)、(b)、(c)に示す位置に電磁ノイズ防止用コンデンサ23を配設した場合について各々検討を行った。
実施例1は、上記第1の実施形態として図1、図2に示した電磁ノイズ防止用コンデンサ23を第2の整流素子22とプラズマ発生用電源4との間で第2の整流阻止22の極近傍に設けた場合のプラズマ式点火装置1についての試験結果を示す。
比較例1は、図3(a)に示すように、第1の整流素子21と第2の整流素子22との間で、プラズマ式点火プラグ10よりも第2の整流素子22側に電磁ノイズ防止用コンデンサ23を配設した電磁ノイズ低減回路部2aを用い、比較例2は、図3(b)に示すように、第1の整流素子21と第2の整流素子22との間で、プラズマ式点火プラグ10よりも第1の整流素子21側に電磁ノイズ防止用コンデンサ23を配設した電磁ノイズ低減回路2bを用い、比較例3は、図3(c)に示すように第1の整流素子21と第2の整流素子22との間で、プラズマ式点火プラグ10と同じ位置に電磁ノイズ防止用コンデンサ23を配設した電磁ノイズ低減回路2cを用いた場合の試験結果を示す。
更に、本発明の第1の実施形態において、図(a)に示すように電磁ノイズ防止用コンデンサ23をプラズマ式点火プラグ10よりも40cm離して配置した場合の試験結果を比較例4として示し、図(b)に示すように、電磁ノイズ防止用コンデンサ23とプラズマ式点火プラグ10との距離を30cm以内に配置した場合の試験結果を実施例5として示す。
表1に示すように、比較例1〜3のいずれの場合も、放電用配線36からの放電電位が低下し、内燃機関の失火が起こった。
比較例1〜3の場合には、電磁ノイズ防止用コンデンサ23により、電磁ノイズの低減のみならず放電電流がバイパスされてしまうものと考えられる。
本発明の第1の実施形態である実施例1の場合は、内燃機関の失火が起こらず、電磁ノイズの発生も見られなかった。
本発明の第1の実施形態においては、電磁ノイズ防止用コンデンサ23による放電電圧の減衰を伴うことなく、点火コイル33から二次電圧が加わり放電を開始する時に発生する高周波のイズ電流のみをバイパスして電磁ノイズの発生を防止できると考えられる。
ところが、本発明の第1の実施形態と回路的には同一構成であっても、比較例4の場合には、内燃機関の誤動作が起こり、実施例5の場合は、正常な動作であった。
このことから、電磁ノイズ防止用コンデンサ23の載置位置を、プラズマ式点火プラグ10との特定の距離内(実施例5においては30cm以内)に載置することが極めて重要であるとの知見を得た。
図5に本発明の第2の実施形態を示す。なお、本発明の第1の実施形態と共通する部分につては図中に同じ符号を記したので、説明を省略する。(以下に示す他の実施形態においても同様である。)
本実施形態においては、第2のターミナル部230dとプラズマ発生用配線接続ターミナル240dとを互いに直交するような位置に配設してプラグキャップ2dの更なる小型化を図っている。
また、本実施形態においては、プラズマ式点火ノズル10をエンジンブロック51に螺結した後、プラグキャップ2dを差し込むだけで中心電極ターミナル部111が第1のターミナル部210に嵌着され、更に、絶縁碍子頭部121が絶縁部材250によって嵌着され、加えて、ハウジング六角部133とケース24とが接地状態となるので、組み付けが極めて容易である。
更に、電磁ノイズ低減回路部20dを例えばアルミナや窒化アルミニウム等の放熱性の良い絶縁基板上に形成することにより、第1の整流素子21、第2の整流素子22、電磁ノイズ防止用コンデンサ23の放熱性を良好にし、信頼性の向上を図ることも可能となる。
また、電磁ノイズ防止用コンデンサ23と第3のターミナル部240の間に電磁ノイズが乗らないように注意する必要がある。
そこで、本実施形態では、電磁ノイズが発生する第1の整流素子21とその配線から、電磁ノイズ防止用コンデンサ23を離し、第2のターミナル部230dと第3のターミナル部240dとを離した構造としてある。
電磁ノイズ防止用コンデンサ23を第3のターミナル240dの近傍に設けることにより、更に電磁ノイズの発生が低減できるとの知見を得た。
加えて、第2のターミナル230dと電磁ノイズ防止用コンデンサ23との距離を離すことにより、第2のターミナル230dに印加される高圧の放電用電圧が電磁ノイズ防止用コンデンサ23にリークするのを防止できる。
図6に、本発明の第3の実施形態を示す。
本実施形態においては、基本構造は第2の実施形態と同様であるが、電磁シールドとしてのケース24eをエンジンブロック51の上部に設けた固定部510に弾性部材61を介して固着する構造とした点が相違する。
本実施形態においては、エンジンブロック51が電磁シールドの機能を持ち、プラグホール52内に閉じこめられた部分の電磁シールドを省略することができる。
このような構造にすることによって、プラグホール52から露出下部分のみをケース24eによって覆うだけで電磁ノイズの漏れを防止できる。
図7に、本発明の第4の実施形態を示す。
本実施形態においては、基本構造は第3の実施形態とほぼ同様であるが、第1の整流素子21と第2の整流素子22とをプラグホール52内に位置するよう載置し、電磁ノイズ低減用コンデンサとして、プラズマ発生用電源回路4に含まれるプラズマ発生用コンデンサ43fの一部または全部を第3のターミナル240の近傍に載置した点において相違する。
上述した本発明の第1〜第3の実施例においては、電磁ノイズ低減用コンデンサ23として0.1〜1μFの小さな容量のコンデンサを用いたが、本実施形態において、プラズマ発生用コンデンサ43fとして2μFのコンデンサを載置した。
この様な構造とすることで、プラズマ発生用コンデンサ43fが大電流供給用の電源としての機能と電磁ノイズ低減用コンデンサとしての機能を兼用することができるのでよりプラズマ式点火装置の搭載性が向上する上に、エンジンブロック51による電磁シールド効果が最大限に発揮され、更に電磁ノイズの漏れを防止できるとの知見を得た。
また、ケース24fの形状を簡易な形状にすることができるので、製造が容易で実用性が極めて高い。
図8に、本発明の第5の実施形態を示す。上記実施形態においては、放電用回路3は第1のバッテリ31を電源とし、プラズマ発生用回路4は第2のバッテリ41を電源とする2電源を具備した構成について説明したが、図8に示すように、バッテリ300のプラス側を接地し、マイナス側を放電用電源回路3hとプラズマ用電源回路4とに接続して、一つのバッテリ300を放電用電源回路3とプラズマ用電源回路4とで共有する構成にすることも可能である。この際、点火プラグ33gとイグナイタ34gとの極性に留意しなければならない。本実施形態においても、上記実施形態と同様に電磁ノイズの低減を図ることが可能となる。
図9に本発明の第6の実施形態を示す。図9に示すように、多数の燃焼室を有する多気筒エンジンの場合に、複数のプラズマ式点火装置10をディストリビュータ6等によって制御する構成としても、本発明の第1の実施形態と同様の効果が得られる。この場合複数のプラズマ発生用配線を一括してシールドすることにより更に電磁ノイズの低減を図ることも可能となる。
当然のことながら、本発明は上記実施形態に限定するものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
例えば、上記実施形態の説明において上記放電用電源と上記プラズマ発生用電源を離れた状態で配設した場合について説明したが、当然のことながら、上記放電用電源と上記プラズマ発生用電源とを一体的に配設しても良い。
また、Dc-Dcコンバータ等により第1のバッテリ31と第2のバッテリ41との電源電圧を適宜調整することも可能である。
本発明の第1の実施形態におけるプラズマ式点火装置の構成を示す要部断面図。 本発明の第1の実施形態におけるプラズマ式点火装置の回路図。 (a)〜(c)は、本発明の比較例1〜3の回路図。 (a)は、本発明の比較例4の回路図、(b)は、本発明の実施例5の回路図。 本発明の第2の実施形態におけるプラズマ式点火装置の要部断面図。 本発明の第3の実施形態におけるプラズマ式点火装置の要部断面図。 本発明の第4の実施形態におけるプラズマ式点火装置の要部断面図。 本発明の第5の実施形態におけるプラズマ式点火装置の構成を示す回路図。 本発明の第6の実施形態におけるプラズマ式点火装置の構成を示す回路図。 (a)は、従来のプラズマ式点火装置の構成を示す回路図、(b)は、本図における動作波形を示す動作特性図。 (a)は、通常のスパークプラグの構成を示す回路図、(b)は、本図における動作波形を示す動作特性図。
符号の説明
1 プラズマ式点火装置
10 プラズマ式点火プラグ
110 中心電極
120 絶縁碍子
131 接地電極
140 放電空間
2 プラグキャップ
20 電磁ノイズ低減回路部
21 第1の整流素子
22 第2の整流素子
23 電磁ノイズ防止用コンデンサ
24 ケース(電磁シールド)
210 第1のターミナル
230 第2のターミナル
240 第3のターミナル
3 放電用電源回路
31、41 バッテリ
33 点火コイル
34 イグナイタ(トランジスタ)
35 電子制御装置(ECU)
36 放電用配線
4 プラズマ発生用電源回路
44 プラズマ発生用配線
43 プラズマ発生用コンデンサ

Claims (9)

  1. 少なくとも1以上のバッテリと、上記バッテリの一次電圧を高圧の二次電圧に昇圧する点火コイルと、電子制御装置により開閉制御され上記点火コイルの作動を制御するイグナイタとを具備する放電用電源回路と、上記バッテリにより充電されるプラズマ発生用コンデンサを具備するプラズマ発生用電源回路と、内燃機関に装着され、上記放電用電源回路からの高電圧の印加と上記プラズマ発生用電源回路からの電力供給とにより、中心電極と絶縁碍子と接地電極とで形成された筒状の放電空間内の気体を高温高圧のプラズマ状態にして内燃機関の燃焼室内に噴射して点火するプラズマ式点火プラグと、上記放電用電源回路と上記中心電極とをつなぐ放電用配線と、上記プラズマ発生用電源回路と上記中心電極とをつなぐプラズマ発生用配線とによって構成されるプラズマ式点火装置であって、
    上記放電用配線上に設けられ上記プラズマ発生用電源回路からの電流の上記放電用電源回路への流入を阻止する第1の整流素子と、
    上記プラズマ発生用配線上に設けられ上記放電用電源回路からの電流の上記プラズマ発生用電源回路への流入を阻止する第2の整流素子と、
    上記プラズマ発生用電源回路と上記第2の整流素子との間に上記第2の整流素子と並列に介装され、上記プラズマ発生用コンデンサとは別に設けた電磁ノイズ防止用コンデンサとを含んで電磁ノイズ低減回路部を構成し、
    上記電磁ノイズ低減回路部において上記電磁ノイズ防止用コンデンサ上記中心電極との距離が30cm以下となるように上記中心電極の可及的近傍に設けることを特徴とするプラズマ式点火装置。
  2. 少なくとも1以上のバッテリと、上記バッテリの一次電圧を高圧の二次電圧に昇圧する点火コイルと、電子制御装置により開閉制御され上記点火コイルの作動を制御するイグナイタとを具備する放電用電源回路と、上記バッテリにより充電されるプラズマ発生用コンデンサを具備するプラズマ発生用電源回路と、内燃機関に装着され、上記放電用電源回路からの高電圧の印加と上記プラズマ発生用電源回路からの電力供給とにより、中心電極と絶縁碍子と接地電極とで形成された筒状の放電空間内の気体を高温高圧のプラズマ状態にして内燃機関の燃焼室内に噴射して点火するプラズマ式点火プラグと、上記放電用電源回路と上記中心電極とをつなぐ放電用配線と、上記プラズマ発生用電源回路と上記中心電極とをつなぐプラズマ発生用配線とによって構成されるプラズマ式点火装置であって、
    上記放電用配線上に設けられ上記プラズマ発生用電源回路からの電流の上記放電用電源回路への流入を阻止する第1の整流素子と、
    上記プラズマ発生用配線上に設けられ上記放電用電源回路からの電流の上記プラズマ発生用電源回路への流入を阻止する第2の整流素子と、
    上記プラズマ発生用電源回路と上記第2の整流素子との間に上記第2の整流素子と並列に介装して、上記プラズマ発生用電源回路を構成する上記プラズマ発生用コンデンサの一部または全部とを電磁ノイズ防止用コンデンサとして含んで電磁ノイズ低減回路部を構成し、
    上記電磁ノイズ低減回路部において上記電磁ノイズ防止用コンデンサ上記中心電極との距離が30cm以下となるように上記中心電極の可及的近傍に設けることを特徴とするプラズマ式点火装置。
  3. 上記電磁ノイズ低減回路部を上記プラズマ式点火プラグの周辺に配設したケース内に載置することを特徴とする請求項1または2に記載のプラズマ式点火装置。
  4. 上記ケースは、少なくとも上記第1の整流素子と上記第2の整流素子とを上記内燃機関のエンジンブロックに穿設されたプラグホール内に載置することを特徴とする請求項3に記載のプラズマ式点火装置。
  5. 上記ケースは、樹脂からなる絶縁部材によって、上記電磁ノイズ低減回路部をその内側に保持し、上記電磁ノイズ低減回路部に含まれるコンデンサに接続され該コンデンサを接地状態する電磁シールドによって、上記ケースの表面の全部または一部を覆うことを特徴とする請求項3または4に記載のプラズマ式点火装置。
  6. 上記電磁シールドは、少なくとも上記ケースの上記プラグホールから露出する範囲を覆うように施すことを特徴とする請求項5に記載のプラズマ式点火装置。
  7. 上記ケースは、上記プラズマ式点火プラグの頭部を覆うプラグキャップと一体的に形成することを特徴とする請求項3ないし6のいずれか1項に記載のプラズマ式点火装置。
  8. 上記放電用配線は、高圧抵抗線によって形成する請求項1ないし7のいずれか1項に記載のプラズマ式点火装置。
  9. 上記電磁ノイズ低減回路部は、上記中心電極に接続される第1のターミナルと上記放電用配線に接続される第2のターミナルと上記プラズマ発生用配線に接続される第3のターミナルとを具備し、上記電磁ノイズ低減回路部内において、上記第2のターミナルの取出方向と上記第3のターミナルの取出方向とが略直交する位置に載置される請求項1ないし8のいずれか1項に記載のプラズマ式点火装置。
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