JP4390008B2 - プラズマ式点火装置 - Google Patents
プラズマ式点火装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP4390008B2 JP4390008B2 JP2008120919A JP2008120919A JP4390008B2 JP 4390008 B2 JP4390008 B2 JP 4390008B2 JP 2008120919 A JP2008120919 A JP 2008120919A JP 2008120919 A JP2008120919 A JP 2008120919A JP 4390008 B2 JP4390008 B2 JP 4390008B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- plasma
- ignition device
- discharge
- center electrode
- resistance
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Ignition Installations For Internal Combustion Engines (AREA)
Description
図12(b)に示すように、イグニッションスイッチ32zが投入され、ECU35zからの点火信号により、バッテリ31zから低電圧の一次電圧が点火コイル33zの一次コイル331zに印加され、次いで、点火コイル駆動回路34zのスイッチングによって一次電圧が遮断されると点火コイル33z内の磁界が変化し、点火コイル33zの二次コイル332zに−10〜−30kVの二次電圧が発生し、中心電極110zと接地電極131zとで放電が起こり、高温域が狭い範囲で発生する。通常のスパークプラグ10zによる点火では、この高温域が点火源となって圧縮混合気の着火爆発が励起される。
この時、二次コイル332zには、ダイオード21zで整流された電流が2ms程度の比較的長い放電期間に35mA程度流れ、点火プラグ10zに約35mJのエネルギが放出される。
放電と同時に、放電用バッテリ30xとは別に設けたプラズマエネルギ供給用バッテリ40xからコンデンサ42xに蓄えられたエネルギ(例えば、−450V、120A)が放電空間140x内に一気に放出され、放電空間140x内の気体が高温高圧のプラズマ状態となり、放電空間140xの先端に設けられた開口部132xから噴射されるため、指向性に富む上に容積的に大きな範囲で数千から数万度の極めて高い温度域が発生する。
そこで、このようなプラズマ式点火装置は、希薄混合燃焼や、過給混合燃焼などの難着火性の内燃機関における点火装置への応用が期待されている。
また、このようなプラズマ式点火装置を、通常のスパークプラグに適用すると、高エネルギのプラズマがプラグの電極間に発生することから、着火性の向上が期待できる。
このような電磁波ノイズは車両に搭載された電子制御装置の誤動作等を引起し、エンジンの失火に至る虞がある。
かかる電磁波ノイズの防止方法として、特許文献1には、プラズマ発生用電源とプラグとを繋ぐプラズマ発生用配線にシールド線を用い、プラグ全体を覆うように電磁波シールドを施し、さらに、放電用電源とプラグとを繋ぐ放電用配線に抵抗線を用いることにより電磁波ノイズを遮断する方法が開示されている。
図10に示すような複数のプラズマ点火式プラグ10x(1)、10x(2)、10x(3)、10x(4)を、ディストリビュータ60xを介して点火コイル32xに接続したプラズマ式点火装置において、電磁波ノイズの発生を抑制すべく、各プラグに繋がるプラズマ発生用配線400xにシールド線を用い、プラグ全体を電磁波シールドで覆い、高電圧給用配線に抵抗線36xを用いた場合、各シールド線の長さが異なるので、各電磁波シールド部Sd(1〜6)の浮遊容量Cs(1〜6)は、一定とはならない。
このため、各電磁波シールド部の接地電位を同一の電位に保つことが困難となり、電磁波シールド間に電位差が発生する。
このような電位差は、新たな電磁波ノイズの発生源となり、また、各電磁波シールド部の接続部位においては、電界集中が起こり、電磁波ノイズを完全に遮断することが困難であった。
通常のスパークプラグにおいては点火コイルとプラグとの間に抵抗素子を介装して、このような電磁波ノイズの発信を防止している。
しかしながら、上述した如くプラズマ発生用配線には大電流を流さなければならないので、プラズマ発生用配線上に抵抗素子を介装して放電開始時の電磁波ノイズを吸収することはできない。
上記放電用電源回路は、電源電圧を昇圧する昇圧手段と該昇圧手段から放電される放電電流を整流するとともに、上記プラズマ発生用電源回路からの逆流を阻止する放電電流整流素子とを含み、
上記放電電流整流素子と上記中心電極との間で、抵抗素子を該抵抗素子から上記中心電極までを繋ぐ上記抵抗素子の下流側の放電用電流配送線をできる限り短くするように上記中心電極の可及的近傍となる位置に介装し、
上記プラズマ発生用電源回路と上記中心電極との間で、該プラズマ発生用電源回路から放電されるプラズマ電流を整流するとともに、上記放電用電源回路からの逆流を阻止するプラズマ電流整流素子を該プラズマ電流整流素子から上記中心電極までを繋ぐ上記プラズマ電流整流素子の下流側の大電流配送線をできる限り短くするように上記中心電極の可及的近傍となる位置に介装し、
上記抵抗素子と上記プラズマ電流整流素子とを上記中心電極の周辺に設けた素子収納部内に載置する。
また、上記抵抗素子によって上記放電用電源回路から流れる電流が抑えられ、電流変化が小さくなることから、電磁波ノイズの発生を抑えることができる。
さらに、放電は、瞬間的に発生する高周波現象であるので、放電時に発生する電流変化に伴い発生する電磁波ノイズを、上記放電電流整流素子と上記中心電極との間で放電部に近い位置に上記抵抗素子を載置することにより、いち早く吸収できるので電磁波ノイズ低減効果が高くなる。また、抵抗素子より電流の変化が小さくなり、磁場の変化も小さくなることから、電磁波ノイズ自体を小さくすることができる。
加えて、上記抵抗素子を上記放電電流整流素子と上記中心電極との間で上記中心電極の周囲に設けた素子収納部に載置することにより、上記放電電圧電源から上記中心電極に至るまでの電線と接地との間に形成される浮遊容量によって発生する電磁波ノイズを効率よく吸収することができる。浮遊容量分は瞬間的に流れ、電流の変化が大きいことから、電磁波ノイズの原因となる。抵抗を挿入すれば、この浮遊容量分による電流変化を抑え、電磁波ノイズ自体を小さくすることができる。
さらに、プラズマ電流放出時には、上記放電電流整流素子が逆バイアスされ、ノイズ吸収用のコンデンサとして機能するためさらに、電磁波ノイズを低減できる。
したがって、電磁波ノイズの外部への放出を防止する効果に優れたプラズマ式点火装置による難着火性の内燃機関の極めて安定した着火が実現可能となる。
り、より確実な電磁波ノイズの低減を図ることができる。
したがって、難着火性の内燃機関において、プラズマ式点火装置による安定した着火が実現可能となる。
加えて、上記放電電流整流素子と上記プラズマ電流整流素子と上記プラズマ発生用コンデンサとを上記素子収納部内に載置することにより、プラズマ式点火プラグの体格を余り大きくすることなく内燃機関への搭載が容易となる。
図1に示すように、本実施形態におけるプラズマ式点火装置1は、プラズマ式点火プラグ10と電源30、40と放電用電源回路300とプラズマ発生用電源回路400と素子収納部2と電子制御装置34とによって構成されている。
点火コイル32と放電電流を整流する整流素子35とは高抵抗線36によって接続されており、抵抗素子37は、放電電流を整流する整流素子35と中心電極110との間で中心電極110の可及的近傍となる位置、即ち、抵抗素子37から中心電極ターミナル部111までの下流側放電用配送線370をできる限り短くするように載置されている。
接地電極130を含むハウジング135は、ニッケル、鉄等の金属材料によって形成されている。
絶縁部材120は、耐熱性、機械的強度、高温における絶縁耐力、熱伝導率などに優れた高純度のアルミナ等からなり、基端側は、絶縁部材頭部121が形成され、中心電極ターミナル部111とハウジング135との電気絶縁性を確保している。
素子収納部2は、エンジンブロック51のプラグホール52内でプラグホール52の開口をほぼ塞ぐように収納されている。
表1に示す条件で、抵抗素子37から中心電極ターミナル部111の上端面までの距離L1及び、プラズマ電流を整流する整流素子43から中心電極ターミナル部111の上端面までの距離L2を変化させた実施例と抵抗素子37が介装されていない比較例とについて測定を行った。なお、本図中、破線SLDは、ほとんど全ての回路をプラグホール(PH)52内に載置した実施形態における電磁シールドを表している。
実施例1は、図2に示すように、全ての回路をプラグホール52内に収納し、エンジンブロック51をシールド(SLD)として使用する本発明の最もノイズ低減効果の高い実施形態において、L2を固定(3mm)し、L1を変更した場合のノイズ低減効果を示す。なお、図3において、縦軸はノイズレベル、横軸はL1とL2の合計長さを示す。
実施例2は、抵抗素子37とプラズマ電流を整流する整流素子43とをプラグホール52外に収納し、L1を固定し、L2を変更した場合のノイズ低減効果を示す。
実施例3は、抵抗素子37とプラズマ電流を整流する整流素子43とをプラグホール52外に収納し、L2を固定し、L1を変更した場合のノイズ低減効果を示す。
比較例1は、抵抗素子37を具備せず、抵抗線によって放電用電源と中心電極とを接続した従来のプラズマ式点火装置における電磁波ノイズ状態を示す。
比較例2は、従来の抵抗素子を具備せず、抵抗線によって放電用電源と中心電極とを接続した従来のプラズマ式点火装置において、L2を固定し、L1を変化させた場合のノイズ低減効果を示す。抵抗素子37がない時のL1の長さは、放電電流を整流する整流素子35と中心電極ターミナル部111までの距離とする。
比較例3は、抵抗素子37を具備せず、抵抗線によって放電用電源と中心電極とを接続した従来のプラズマ式点火装置において、回路全体をプラグホール52内に載置した場合のノイズ低減効果を示す。
また、放電電流を整流する整流素子35を中心電極ターミナル部111の周辺に載置した場合にも、放電電流を整流する整流素子35から中心電極ターミナル部111までの距離L1を短くするほど、ノイズ低減効果が増加することが判明した。
さらに、素子収納部2内に可能な限り素子の全てを収納し、プラグホール52内に載置することによって、最も効果的に電磁波ノイズを低減できることが判明した。
また、抵抗素子37とプラズマ電流を整流する整流素子43は、プラグホール52内で横に並べて設置すると、L1とL2の配線長さを短くでき、よりノイズ低減効果が高くなると期待される。
抵抗素子37とプラズマ電流を整流する整流素子43とを上下にずらして設置すると、幾何学的にL1とL2の合計長さは並べて配置するより長くなり、その結果、ノイズも大きくなる虞がある。
L1、L2の長さが短くなるように素子収納部2内に素子を収納すれば、ノイズを低減できる。この時、前述したように、素子収納部2をプラグホール52に入れるとノイズ低減効果が高くなる。
プラグホール52を区画するエンジンヘッド51がシールド材料で構成されていない時には、シールド機能を素子収納部2に付加すれば良い。
素子収納部2にシールド機能を付加する材料としては、放射ノイズを接地に流せる電導性のある金属(銅、鉄、Ni、Al等及びその合金)、あるいは、電波吸収体(磁性体、電磁材など)を用いるのが望ましい。
また、構造的には、これらシールド材料を素子収納部2の表面に膜として付けたり、塗装したり、シート状に形成したものを挟み込んだり、貼り付けたり、素子収納部を形成する樹脂・ゴム材等の材料に混ぜたりする、などが考えられる。
本実施形態において、プラズマ発生用コンデンサ42bは、エンジンブロック51と接地状態となっており、放電時に発生する電磁波ノイズをエンジンブロック51へバイパスする電磁波ノイズ低減用コンデンサとしても機能している。
プラズマ式点火装置1bは、点火プラグ10と、電源40b、イグニッションスイッチ31、点火コイル32b、トランジスタを含む点火コイル駆動回路33b、電子制御装置34、抵抗線36b、放電電流を整流する整流素子35、抵抗素子37、抵抗線41、プラズマ発生用コンデンサ42b、プラズマ電流を整流する整流素子43、素子収納部2bによって構成されている。
電源40bは、マイナス側が接地され、点火プラグ10の中心電極110が陽極となり、接地電極130が陰極となるように接続されている。また、電源40から、接点411までは抵抗線41によって接続され、接点411bで、並列に接続される点火コイル32bの一次側とプラズマ発生用コンデンサ42bとプラズマ電流を整流する整流素子43とは、抵抗なし線によって接続されている。
プラズマ電流を整流する整流素子43は、プラズマ発生用コンデンサ42bと中心電極110との間で放電電流を整流する整流素子35と並列に介装されている。
放電電流を整流する整流素子35、プラズマ電流を整流する整流素子43にはダイオードが用いられている。
なお、本実施形態において、抵抗線36には、16kΩ/mの抵抗線が用いられ、抵抗線41には、電源40から接点411までの全長に渡る抵抗値が一定となる(例えば1kΩ)抵抗線が用いられ、抵抗素子37には、5kΩの固定抵抗素子が用いられ、プラズマ発生用コンデンサには2μFの容量のコンデンサが用いられている。
なお、抵抗素子37を15kΩ以上の高抵抗とすると電磁波ノイズは抑えられるが、放電が充分に行われなくなり着火性に影響を与えることが判明した。したがって、15kΩが、放電が充分に行われる限界値となる。
また、抵抗線41の配線長の一部分のみを抵抗線とし、その長さを各気筒への配線にて一定とし、その他の部分は抵抗なし電線として、各気筒における抵抗値を等しくするのが望ましい。この時、抵抗線を用いる位置は、ノイズ発生源であるプラグ10に近い側とするのが良い。
一方、プラズマ発生用コンデンサ42bは、プラズマ式点火プラグ10と並列に接続されており、電源40bによりプラズマ発生用コンデンサ42bが充電される。
また、プラズマ発生用コンデンサ42bと中心電極110とを繋ぐ大電流配送線430を極めて短くすることができるので、大電流配送線430がアンテナとならず、電磁波ノイズが発生しても、素子収納部2bの外部へ発信されるのを防ぐことができる。
加えて、エンジンブロック51が電磁波シールドとして機能しており、プラグホール52内にノイズ発生源を包括的に収納することにより、プラグホール52から電磁波ノイズの漏れを防止できる。
なお、本実施形態において、電源40bの電圧を予め昇圧した昇圧電源を用いることにより、点火コイル32bを小型化し、さらに、搭載性を向上することも可能となる。
本実施形態においては、第5の実施形態に示した効果に加えて、複数の素子収納部2(1〜n)が一定形状のケース200によって形成されている
ので、浮遊容量が一定で、接地電位が一定となるので、素子収納部間での電位差による新たな電磁波ノイズが発生しない。
したがって、複数気筒からなる難着火性の内燃機関500においてプラズマ式点火装置1aによる安定した着火が実現可能となる。
なお、本実施形態において、抵抗線と抵抗なし線を用いて、抵抗線41(1〜n)の各抵抗値が一定となるように配線されている。
回路上、各気筒への配線長さが変わっても抵抗線の全長の各配線の抵抗値をほぼ等しくできる。よって、各気筒への配線の長さ当たりの抵抗値は異なることがありうる。なお、各配線長の一部分のみを抵抗線とし、その長さを各気筒への配線にて一定とし、その他の部分は抵抗なし電線として、各気筒における抵抗値を等しくしてもよい。この時の抵抗線の位置はノイズ発生源であるプラグに近い側に使うと良い。
そこで、本実施形態では、電磁波ノイズが発生する放電電流を整流する整流素子35とその配線36からプラズマ発生用コンデンサ42を離し、第2のターミナル部230と第3のターミナル部240とを離した構造としてある。
プラズマ発生用コンデンサ42を第3のターミナル240の近傍に設けることにより、さらに、電磁波ノイズの発生を低減できるとの知見を得た。
加えて、プラズマ発生用コンデンサ42の載置位置を第2のターミナル部230から離すことにより、第2のターミナル部230に印加される高圧の放電用電圧がプラズマ発生用コンデンサ42にリークするのを防止できる。
また、素子収納部2dの形状を簡易な形状にすることができるので、製造が容易で実用性が極めて高い。
例えば、上記実施形態においては、点火プラグとして、中心電極を覆う絶縁部材の内側に形成された放電空間内で中心電極と接地電極との放電を行うプラズマ式点火プラグ10を用いた場合について説明したが、本発明のプラズマ式点火装置は、点火プラグとして、中心電極と接地電極との間のエアギャップに放電するスパークプラグや絶縁体表面で放電を行う延面放電プラグにも適宜採用し得るものである。
10 プラズマ式点火プラグ
110 中心電極
111 中心電極ターミナル部
120 絶縁部材
140 接地電極
140 放電空間
2 素子収納部
32 点火コイル
33 点火コイル駆動回路
34 電子制御装置(ECU)
35 放電電流整用整流素子
36、371 上流側放電用配送線
37 抵抗素子
370 下流側放電用配送線
30、40 電源
410、431 上流側大電流用配送線
42、42a コンデンサ
43 プラズマ電流整流用整流素子
430 下流側大電流用配送線
52 プラグホール(PH)
300 放電用電源回路
400 プラズマ発生用電源回路
Claims (14)
- 内燃機関に装着される点火プラグと、放電用電源回路と、プラズマ発生用電源回路とを具備し、上記放電用電源回路からの高電圧の印加と、上記プラズマ発生用電源回路からの大電流の印加とによって、上記点火プラグの中心電極と接地電極との間に形成された放電空間内の気体を高温高圧のプラズマ状態として、上記内燃機関の点火を行うプラズマ式点火装置において、
上記放電用電源回路は、電源電圧を昇圧する昇圧手段と該昇圧手段から放電される放電電流を整流するとともに、上記プラズマ発生用電源回路からの逆流を阻止する放電電流整流素子とを含み、
上記放電電流整流素子と上記中心電極との間で、抵抗素子を該抵抗素子から上記中心電極までを繋ぐ上記抵抗素子の下流側の放電用電流配送線をできる限り短くするように上記中心電極の可及的近傍となる位置に介装し、
上記プラズマ発生用電源回路と上記中心電極との間で、該プラズマ発生用電源回路から放電されるプラズマ電流を整流するとともに、上記放電用電源回路からの逆流を阻止するプラズマ電流整流素子を該プラズマ電流整流素子から上記中心電極までを繋ぐ上記プラズマ電流整流素子の下流側の大電流配送線をできる限り短くするように上記中心電極の可及的近傍となる位置に介装し、
上記抵抗素子と上記プラズマ電流整流素子とを上記中心電極の周辺に設けた素子収納部内に載置せしめたことを特徴とするプラズマ式点火装置。 - 上記抵抗素子の下端から上記中心電極の上端までの距離L1 と上記プラズマ電流整流素子の下端から上記中心電極の上端までの距離L 2 との合計距離(L 1 +L 2 )を30cm以下に設定したことを特徴とする請求項1に記載のプラズマ式点火装置。
- 上記抵抗素子と上記プラズマ電流整流素子とを上記中心電極の上部に横に並べて配置したことを特徴とする請求項1又は2に記載のプラズマ式点火装置。
- 上記素子収納部の一部又は全部を、上記内燃機関のエンジンブロックに設けたプラグホール内に載置したことを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載のプラズマ式点火装置。
- 上記素子収納部は、上記プラグホールの開口部を塞ぐように設けたことを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項に記載のプラズマ式点火装置。
- 上記素子収納部は、金属材料又は、磁性材料からなる電波吸収部材を含んだことを特徴とする請求項1ないし5のいずれか1項に記載のプラズマ式点火装置。
- 上記プラズマ発生用電源回路は、電源によって充電される複数のコンデンサを含み、該コンデンサの一部又は全部を上記素子収納部内に載置したことを特徴とする請求項1ないし6のいずれか1項に記載のプラズマ式点火装置。
- 上記放電用電源回路は、上記昇圧手段として点火コイルと、該点火コイルを駆動する点火コイル駆動回路とを含み、上記点火コイルを上記素子収納部内に載置したことを特徴とする請求項1ないし7のいずれか1項に記載のプラズマ式点火装置。
- 上記抵抗素子の抵抗値は、3kΩ以上、より好ましくは5kΩ以上に設定したことを特徴とする請求項1ないし8のいずれか1項に記載のプラズマ式点火装置。
- 上記点火コイルと上記放電電流整流素子とを抵抗線によって接続したことを特徴とする請求項8又は9に記載のプラズマ式点火装置。
- 上記抵抗線の抵抗値は、10〜20kΩ/mに設定したことを特徴とする請求項10に記載のプラズマ式点火装置。
- 上記電源と上記コンデンサとを抵抗線によって接続するとともに、上記コンデンサと上記中心電極とを抵抗なし線によって接続したことを特徴とする請求項7ないし11のいずれか1項に記載のプラズマ式点火装置。
- 上記電源と上記コンデンサとを接続する上記抵抗線の全長に渡る抵抗値は、1kΩ以上の所定値に設定したことを特徴とする請求項12に記載のプラズマ式点火装置。
- 上記抵抗線の抵抗値のバラツキを、±100Ω以内としたことを特徴とする請求項10ないし13のいずれか1項に記載のプラズマ式点火装置。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008120919A JP4390008B2 (ja) | 2007-07-02 | 2008-05-07 | プラズマ式点火装置 |
US12/164,858 US8033273B2 (en) | 2007-07-02 | 2008-06-30 | Plasma ignition system |
EP08159384A EP2012001B1 (en) | 2007-07-02 | 2008-07-01 | Plasma ignition system |
DE200860002965 DE602008002965D1 (de) | 2007-07-02 | 2008-07-01 | Plasmazündsystem |
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007173745 | 2007-07-02 | ||
JP2008120919A JP4390008B2 (ja) | 2007-07-02 | 2008-05-07 | プラズマ式点火装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2009030593A JP2009030593A (ja) | 2009-02-12 |
JP4390008B2 true JP4390008B2 (ja) | 2009-12-24 |
Family
ID=40401351
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2008120919A Expired - Fee Related JP4390008B2 (ja) | 2007-07-02 | 2008-05-07 | プラズマ式点火装置 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4390008B2 (ja) |
DE (1) | DE602008002965D1 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2012169291A1 (ja) | 2011-06-07 | 2012-12-13 | 日本特殊陶業株式会社 | 接続装置及び点火装置並びに点火システム |
KR102155631B1 (ko) * | 2019-03-26 | 2020-09-14 | (주)엘오티씨이에스 | 배기가스 처리용 유도결합 플라즈마 발생장치 및 이를 위한 점화 시스템 |
Families Citing this family (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009228505A (ja) * | 2008-03-21 | 2009-10-08 | Ngk Spark Plug Co Ltd | プラズマジェット点火プラグの点火装置 |
US8528531B2 (en) | 2009-02-18 | 2013-09-10 | Ngk Spark Plug Co., Ltd. | Ignition apparatus of plasma jet ignition plug |
JP5158055B2 (ja) * | 2009-02-19 | 2013-03-06 | 株式会社デンソー | プラズマ式点火装置 |
JP2011007163A (ja) * | 2009-06-29 | 2011-01-13 | Daihatsu Motor Co Ltd | 火花点火式内燃機関 |
JP5906496B2 (ja) * | 2011-02-01 | 2016-04-20 | イマジニアリング株式会社 | 電磁波のシールド構造 |
JP6381729B1 (ja) * | 2017-04-20 | 2018-08-29 | 三菱電機株式会社 | 高周波点火装置 |
WO2021024313A1 (ja) * | 2019-08-02 | 2021-02-11 | 三菱重工エンジン&ターボチャージャ株式会社 | 内燃機関及び発電システム |
-
2008
- 2008-05-07 JP JP2008120919A patent/JP4390008B2/ja not_active Expired - Fee Related
- 2008-07-01 DE DE200860002965 patent/DE602008002965D1/de active Active
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2012169291A1 (ja) | 2011-06-07 | 2012-12-13 | 日本特殊陶業株式会社 | 接続装置及び点火装置並びに点火システム |
US9453490B2 (en) | 2011-06-07 | 2016-09-27 | Ngk Spark Plug Co., Ltd. | Connection device, igniter and ignition system |
KR102155631B1 (ko) * | 2019-03-26 | 2020-09-14 | (주)엘오티씨이에스 | 배기가스 처리용 유도결합 플라즈마 발생장치 및 이를 위한 점화 시스템 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
DE602008002965D1 (de) | 2010-11-25 |
JP2009030593A (ja) | 2009-02-12 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4390008B2 (ja) | プラズマ式点火装置 | |
EP2012001B1 (en) | Plasma ignition system | |
US7387115B1 (en) | Plasma ignition system | |
JP4967835B2 (ja) | プラズマ式点火装置 | |
US8528531B2 (en) | Ignition apparatus of plasma jet ignition plug | |
US8922102B2 (en) | Composite spark plug | |
JP5158055B2 (ja) | プラズマ式点火装置 | |
US7895994B2 (en) | Ignition device for plasma jet ignition plug | |
US20100319644A1 (en) | Energy efficient plasma generation | |
JPS5842620Y2 (ja) | プラズマ式点火装置 | |
US10250016B2 (en) | Ignition system | |
US6329743B1 (en) | Current peaking sparkplug | |
US8558441B2 (en) | Plasma jet ignition plug | |
JP2009097500A (ja) | プラズマ式点火装置 | |
JP5161995B2 (ja) | プラズマジェット点火プラグの点火装置 | |
JPH0115991B2 (ja) | ||
CN205880132U (zh) | 测试铝基板多点耐压程度的高压测试仪 | |
JP2009146636A (ja) | 点火装置 | |
JP2009085038A (ja) | プラズマ式点火装置 | |
JP2009283380A (ja) | 点火装置 | |
CN102486151B (zh) | 双能源独立点火线圈 | |
JP4968203B2 (ja) | プラズマ式点火装置 | |
JP5438840B2 (ja) | 接続装置及び点火装置並びに点火システム | |
JP5139505B2 (ja) | プラズマジェット点火プラグの点火装置 | |
JP2011058505A5 (ja) |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20081218 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20090522 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20090526 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20090716 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20090915 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20090928 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121016 Year of fee payment: 3 |
|
R151 | Written notification of patent or utility model registration |
Ref document number: 4390008 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121016 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121016 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131016 Year of fee payment: 4 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |