JP6394522B2 - SOx濃度検出装置 - Google Patents
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Description
第1電気化学セルは、水の分解開始電圧以上の電圧である第1所定電圧が前記第1電極と前記第2電極との間に印加されたときに「前記第1拡散抵抗体を通過した排気に含まれる水及び硫黄酸化物が前記第1電極にて還元分解されることによって前記第1電極と前記第2電極との間に流れる第1電流」を表す第1出力値を発生する。第1出力値は、第1電流の大きさそのものであってもよく、第1電流を電圧に変換した電圧値であってもよい。
前記制御部は、
前記第1出力値を前記出力相関値として取得し、且つ、
前記水濃度相関値が示す水の濃度が第1濃度である第1の場合と、前記水濃度相関値が示す水の濃度が前記第1濃度よりも高い第2濃度である第2の場合と、において前記出力相関値が互いに同じ値であっても、前記第1の場合に前記出力相関値に基づいて求められる前記SOx濃度が前記第2の場合に前記出力相関値に基づいて求められる前記SOx濃度よりも低くなるように前記SOx濃度を求める。
前記第2電気化学セルは、
前記排気通路を流れる排気が通過可能な多孔質材料からなる拡散抵抗体であって前記第1拡散抵抗体と同一の又は相違する第2拡散抵抗体、
酸化物イオン伝導性を有する固体電解質体であって前記第1固体電解質体と同一の又は相違する第2固体電解質体、及び、
前記第2固体電解質体の表面にそれぞれ形成された第3電極及び第4電極を含む。
(1)前記第3電極と前記第4電極との間に前記第3所定電圧を印加したときの前記第2出力値であるモニタセル値を前記水濃度相関値として取得し、
(2)前記モニタセル値と、前記第1電極と前記第2電極との間に前記第3所定電圧を印加したときの前記第1出力値であるセンサセル値と、の差(電極電流差)を前記出力相関値として取得し、且つ、
(4)前記モニタセル値が第1の値である第1の場合と、前記モニタセル値が前記第1の値よりも大きい第2の値である第2の場合と、において前記出力相関値(電極電流差)が互いに同じ値であっても、前記第1の場合に前記出力相関値に基づいて求められる前記SOx濃度が前記第2の場合に前記出力相関値に基づいて求められる前記SOx濃度よりも低くなるように前記SOx濃度を求める。
以下、図面を参照しながら本発明の第1実施形態に係るSOx濃度検出装置(以下、「第1装置」と称される場合がある。)について説明する。
第1装置が備えるSOxセンサは内燃機関の排気通路(排気管)に配設されている。図1に示すように、SOxセンサの素子部10は、第1固体電解質体(第1固体電解質層)11s、第1アルミナ層21a、第2アルミナ層21b、第3アルミナ層21c、第4アルミナ層21d及び第5アルミナ層21e、拡散抵抗体(拡散抵抗層、拡散律速層)32並びにヒータ41を備える。
拡散抵抗体32は、多孔質の拡散律速層であり、ガス透過性の層(薄板体)である。
ヒータ41は、例えば、白金(Pt)とセラミックス(例えば、アルミナ等)とのサーメットの薄板体であり、通電によって発熱する発熱体である。
第1大気導入路51は、第1固体電解質体11s、第3アルミナ層21c及び第4アルミナ層21dによって形成され、排気管外の大気に開放されている。
電源61は、第1電極11aと第2電極11bとの間に第2電極11bの電位が第1電極11aの電位よりも高くなるように所定の電圧を印加できるようになっている。
電流計71は、第1電極11aと第2電極11bとの間に流れる電流(従って、第1固体電解質体11sを流れる電流)である電極電流Isの大きさを計測して、その計測値に応じた出力値(電圧値)をECU82に出力するようになっている。
水濃度センサ81は内燃機関の排気管に備えられている。水濃度センサ81は、周知の湿度センサであり、排気に含まれる水の濃度を示す出力値CwをECU82に出力するようになっている。
第1電極11aと第2電極11bとの間に、第2電極11bの電位が第1電極11aの電位よりも高くなるように、印加電圧Vsが第1所定電圧に設定されると、被検ガスとしての排気に含まれる水のみならず、被検ガスに含まれる硫黄酸化物もまた第1電極11aにおいて分解(還元分解)される。SOxの分解生成物(例えば、硫黄又は硫黄化合物)は第1電極11aに吸着し、水の分解に寄与することができる第1電極11aの面積を減少させると考えられる。更に、この第1電極11aに吸着して第1電極11a上に留まるSOxの分解生成物の量は排ガス中のSOxの濃度が高いほど多くなる。その結果、第1電極11aと第2電極11bとの間に第1所定電圧を印加したときの電極電流(電極電流の大きさ)が、被検ガスに含まれるSOxの濃度に応じて変化する。
次に、第1装置のSOx濃度測定原理について具体的に説明する。図2は、印加電圧Vsと電極電流Isとの関係を示したグラフである。尚、本例においては、被検ガスに含まれるSOxとしての二酸化硫黄(SO2)の濃度がそれぞれ0、100、300及び500ppmである異なる4種の被検ガスを使用した。但し、被検ガスに含まれる酸素及び水の濃度は何れの被検ガスにおいても一定に維持されている。更に、本例においては、酸素の限界電流値を0(ゼロ)μAとして表示した。
ところで、上述したように、第1装置は、印加電圧Vsを第1所定電圧(水の分解開始電圧以上の電圧)に設定した場合の電極電流Isを表す第1出力値に基づいてSOx濃度を検出する。しかしながら、この電極電流Isは排気に含まれる水及び硫黄酸化物の両方の分解電流を含む。従って、図4の(a)に示すように、たとえ硫黄酸化物が被検ガス中に含まれていなくても(SOx濃度が0ppmであっても)、電極電流Isは排気に含まれる水の濃度(水分濃度)に応じて変化する。
次に、ECU82のCPUがSOx濃度検出時に行なう処理について説明する。CPUは、所定時間が経過する毎に図7にフローチャートにより示した「SOx濃度取得処理ルーチン」を実行するようになっている。
ステップ760:CPUは、水濃度センサ81から水の濃度Cwを取得する。
ステップ780:CPUは、ベースSOx濃度CsoxBに応じたテーブルMapk1(Cw,CsoxB)を選択する。更に、CPUは、その選択したテーブルMapk1(Cw,CsoxB)にステップ760にて取得した水の濃度Cwを適用することにより、補正係数k1を求める。
ステップ790:CPUは、ベースSOx濃度CsoxBに補正係数k1を乗じた値を、最終的なSOx濃度Csoxとして検出(取得)する。CPUは、更に、検出されたSOx濃度CsoxをバックアップRAMに格納しておき、機関制御ルーチン及び排気系部品の自己診断ルーチン(何れも図示を省略)において使用する。
この第1変形例は、以下に詳述するように、補正係数k1に代わる補正係数k2を求め、その補正係数k2により電極電流Isを補正し、補正した電極電流IsをテーブルMapCsoxB(Is)に適用することにより最終的なSOx濃度Csoxを検出(取得)する点においてのみ、第1装置と相違している。以降、この相違点について説明する。
ステップ1020:CPUは、ステップ750にて取得した電極電流Isに補正係数k2を乗じることにより、補正後電極電流Iscrを取得する。
ステップ1020:CPUは、補正後電極電流Iscrを電極電流Isと見做し、その電極電流IsをテーブルMapCsoxB(Is)に適用することによって、最終的なSOx濃度Csoxを決定・取得する。
この第2変形例は、補正係数k1を用いず、電極電流Is及び水の濃度CwをテーブルMapCsox(Cw,Is)に適用することにより最終的なSOx濃度Csoxを検出(取得)する点においてのみ、第1装置と相違している。テーブルMapCsox(Cw,Is)は、種々の水の濃度Cwについて、図5に示したような「電極電流IsとSOx濃度Csoxとの関係」を予め実験により調べ、それらをルックアップテーブル形式にてROMに記憶したテーブルである。
この第3変形例は、第1出力値として、印加電圧Vsが第1所定電圧であるときの電極電流Isを用いるのではなく、取得された水の濃度CwにおいてSOxが排気に含まれない場合における電極電流である基準電極電流Is0と電極電流Isとの差である電流低下量ΔIs(=Is0−Is)を用いる。即ち、電流低下量ΔIs及び水の濃度CwをテーブルMapCsox(Cw,ΔIs)に適用することにより最終的なSOx濃度Csoxを検出(取得)する点においてのみ、第1装置と相違している。
以下、本発明の第2実施形態に係るSOx濃度検出装置(以下、「第2装置」と称される場合がある。)について説明する。
第2装置が備えるSOxセンサの素子部20は、第1電気化学セル(ポンピングセル11c)の近傍に併設された第2電気化学セル(ポンピングセル12c)を更に備える点を除き、第1装置が備える素子部10と同様の構成を有する。ここで言う「近傍」とは、第1電気化学セル11cに到達する被検ガス中に含まれる水の濃度に等しい濃度の水を含む被検ガスが到達する領域を指す。尚、以下の説明においては、第1装置との相違点に注目して、第2装置の構成について説明する。
第4電極12bは第1大気導入路51に面するように配設されている。第4電極12bは、第1固体電解質体11sを介して、第3電極12aと対向している。第4電極12bは、白金(Pt)を主成分として含む多孔質サーメット電極である。
電源62は、第3電極12aと第4電極12bとの間に、第4電極12bの電位が第3電極12aの電位よりも高くなるように所定の電圧を印加できるようになっている。
電流計72は、第2電気化学セル12cを流れる電極電流Imの大きさを計測して、その計測値に応じた出力値(電圧値)をECU82に出力するようになっている。
次に、第2装置のSOx濃度測定原理について具体的に説明する。第2装置のECU82は、第2電気化学セル12cの電極電流Imから第1電気化学セル11cの電極電流Isを差し引く(減算する)ことにより差(電極電流差)を求める。この差は、「SOx濃度検出用パラメータD」又は単に「パラメータD」と称される。更に、第2装置のECU82は、そのパラメータDと水の濃度Cwとに基づいてSOx濃度を検出する。
次に、この第2装置の具体的作動について簡単に説明する。第2装置のECU82のCPUは、図16にフローチャートにより示した「SOx濃度取得処理ルーチン」を所定時間が経過する毎に実行するようになっている。
ステップ1630:CPUは、水濃度センサ81からの水の濃度Cwを取得する。
ステップ1640:CPUは、パラメータDをテーブルMapCsoxB(D)に適用することによりベースSOx濃度CsoxBを取得する。
ステップ1640:CPUは、ベースSOx濃度CsoxBに補正係数k3を乗じた値を、最終的なSOx濃度Csoxとして検出(取得)する。CPUは、更に検出されたSOx濃度CsoxをバックアップRAMに格納しておき、機関制御ルーチン及び排気系部品の自己診断ルーチン(何れも図示を省略)において使用する。
この第1変形例は、以下に詳述するように、補正係数k3を用いず、パラメータD及び水の濃度CwをテーブルMapCsox(Cw,D)に適用することにより最終的なSOx濃度Csoxを検出(取得)する点においてのみ、第2装置と相違している。テーブルMapCsox(Cw,D)は、種々の水の濃度Cwについて、図14に示したような「パラメータDとSOx濃度Csoxとの関係」を予め実験により調べ、それらをルックアップテーブル形式にてROMに記憶したテーブルである。
ところで、第2装置は、補正係数k3を、水の濃度Cw及びベースSOx濃度CsoxBに基づいて決定した。しかしながら、図18に示したように、下記(1)式の関係が維持されている限り、補正係数k3を水の濃度Cwのみに基づいて求めてもよい。なお、下記(1)式においては、パラメータDを「Y」と置き、SOx濃度Csoxを「X」と置いた。値「a」は一定値(傾き)であり、値「A4」は、SOx濃度Csoxがゼロ(0)であるときのパラメータDの値である。
以下、本発明の第3実施形態に係るSOx濃度検出装置(以下、「第3装置」と称される場合がある。)について説明する。
第3装置が備えるSOxセンサの素子部30は、図20の(a)に示したように、第1電気化学セル(センサセル11c)及び第2電気化学セル(モニタセル12c)の上流側(拡散抵抗体32側)に配設された第3電気化学セル(ポンプセル13c)を更に備える点を除き、第2装置が備える素子部10と略同様の構成を有する。従って、以降、第2装置との相違点に特に注目して、第3装置の構成について説明する。
電源63は、第5電極13aと第6電極13bとの間に、第6電極13bの電位が第5電極13aの電位よりも高くなるように所定の電圧を印加できるようになっている。
電流計73は、第3電気化学セル13cを流れる電極電流Ipの大きさを計測して、その計測値に応じた出力値(電圧値)を第3装置のECU82に出力するようになっている。
内燃機関から排出される排気に含まれる酸素の濃度は、例えば、当該内燃機関の燃焼室において燃焼される混合気の空燃比に応じて、様々に変化する。その結果、被検ガスとしての排気に含まれる酸素の濃度が変化する場合がある。排気に含まれる酸素の濃度が変化すると、センサセルが備える電極間に流れる電流の大きさも変化するので、濃度を測定しようとする成分(例えば、水、硫黄酸化物等)の濃度の検出精度の低下を招く虞がある。
以上説明してきたように、第3装置は、第1電気化学セル(センサセル)11c及び第2電気化学セル(モニタセル)12cに到達する排気に含まれる酸素の濃度を低減することにより、被検ガスに含まれる硫黄酸化物の濃度をより精度良く検出することができる。
尚、上記第3装置においては第2装置にポンプセルを追加したが、上述した第1装置にポンプセルを追加することも当然に可能である。
ところで、上述したような第3電気化学セル(ポンプセル)13cによれば、その電極電流に基づいて排気に含まれる酸素の濃度を検出することができる。更に、このようにして検出された酸素濃度に基づいて内燃機関の燃焼室に供給される混合気の空燃比を取得することができる。加えて、このようにして取得された空燃比に基づいて、排気に含まれる水の濃度を推定することもまた可能である。
ところで、以上説明してきた第1装置乃至第3装置においては、排気に含まれる水の濃度が中程度の濃度値Cwcである場合の「電極電流IsとSOx濃度との関係」をルックアップテーブル(ベース・マップ)MapCsoxB(Is)として記憶させた。しかしながら、当然のことながら、上記ベース・マップは必ずしも排気に含まれる水の濃度が中程度の濃度値Cwcである場合の「電極電流IsとSOx濃度との関係」である必要は無い。即ち、上記ベース・マップは、排気に含まれる水の濃度が相対的に高い濃度値Cwh(>Cwc)である場合の「電極電流IsとSOx濃度との関係」であってもよく、排気に含まれる水の濃度が相対的に低い濃度値Cwl(<Cwc)である場合の「電極電流IsとSOx濃度との関係」であってもよい。
Claims (3)
- 内燃機関の排気通路に配設され、且つ、前記排気通路を流れる排気が通過可能な多孔質材料からなる第1拡散抵抗体、酸化物イオン伝導性を有する第1固体電解質体、及び、前記第1固体電解質体の表面にそれぞれ形成された第1電極及び第2電極を含み、水の分解開始電圧以上の電圧である第1所定電圧が前記第1電極と前記第2電極との間に印加されたときに前記第1拡散抵抗体を通過した排気に含まれる水及び硫黄酸化物が前記第1電極にて還元分解されることによって前記第1電極と前記第2電極との間に流れる第1電流を表す第1出力値を発生する第1電気化学セルを有するSOxセンサと、
前記第1出力値に相関を有する出力相関値と前記排気通路を流れる排気に含まれる水の濃度に相関を有する水濃度相関値とを取得し、前記出力相関値と前記水濃度相関値とを用いて前記排気通路を流れる排気に含まれる硫黄酸化物の濃度であるSOx濃度を求める制御部と、
を備えるSOx濃度検出装置であって、
前記制御部は、
前記水濃度相関値が示す水の濃度が第1濃度である第1の場合と、前記水濃度相関値が示す水の濃度が前記第1濃度よりも高い第2濃度である第2の場合と、において前記出力相関値が互いに同じ値であっても、前記第1の場合に前記出力相関値に基づいて求められる前記SOx濃度が前記第2の場合に前記出力相関値に基づいて求められる前記SOx濃度よりも低くなるように前記SOx濃度を求める、
SOx濃度検出装置。 - 請求項1に記載のSOx濃度検出装置であって、
前記SOxセンサは、
前記排気通路を流れる排気が通過可能な多孔質材料からなる拡散抵抗体であって前記第1拡散抵抗体と同一の又は相違する第2拡散抵抗体、酸化物イオン伝導性を有する固体電解質体であって前記第1固体電解質体と同一の又は相違する第2固体電解質体、及び、前記第2固体電解質体の表面にそれぞれ形成された第3電極及び第4電極を含み、水の分解開始電圧以上の電圧である第2所定電圧が前記第3電極と前記第4電極との間に印加されたときに前記第2拡散抵抗体を通過した排気に含まれる水及び硫黄酸化物が前記第3電極にて還元分解されることによって前記第3電極と前記第4電極との間に流れる第2電流を表す第2出力値を出力する第2電気化学セルを有し、
前記第1電極と前記第2電極との間と、前記第3電極と前記第4電極との間と、に互いに同一であり且つ前記第1電極及び前記第3電極において水が還元分解される下限電圧以上の電圧である第3所定電圧が印加されたとき、前記第1電極における硫黄酸化物の還元分解速度が前記第3電極における硫黄酸化物の還元分解速度よりも大きくなるように構成され、
前記制御部は、前記第1出力値を前記出力相関値として取得し、且つ、前記第2出力値を前記水濃度相関値として取得するように構成された、
SOx濃度検出装置。 - 請求項1に記載のSOx濃度検出装置であって、
前記SOxセンサは、
前記排気通路を流れる排気が通過可能な多孔質材料からなる拡散抵抗体であって前記第1拡散抵抗体と同一の又は相違する第2拡散抵抗体、酸化物イオン伝導性を有する固体電解質体であって前記第1固体電解質体と同一の又は相違する第2固体電解質体、及び、前記第2固体電解質体の表面にそれぞれ形成された第3電極及び第4電極を含み、水の分解開始電圧以上の電圧である第2所定電圧が前記第3電極と前記第4電極との間に印加されたときに前記第2拡散抵抗体を通過した排気に含まれる水及び硫黄酸化物が前記第3電極にて還元分解されることによって前記第3電極と前記第4電極との間に流れる第2電流を表す第2出力値を出力する第2電気化学セルを有し、
前記第1電極と前記第2電極との間と、前記第3電極と前記第4電極との間と、に互いに同一であり且つ前記第1電極及び前記第3電極において水が還元分解される下限電圧以上の電圧である第3所定電圧が印加されたとき、前記第1電極における硫黄酸化物の還元分解速度が前記第3電極における硫黄酸化物の還元分解速度よりも大きくなるように構成され、
前記制御部は、
前記第3電極と前記第4電極との間に前記第3所定電圧を印加したときの前記第2出力値であるモニタセル値を前記水濃度相関値として取得し、
前記モニタセル値と、前記第1電極と前記第2電極との間に前記第3所定電圧を印加したときの前記第1出力値であるセンサセル値と、の差を前記出力相関値として取得する、
SOx濃度検出装置。
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