JP6394450B2 - 転造平ダイス、転造装置、及び、転造方法 - Google Patents

転造平ダイス、転造装置、及び、転造方法 Download PDF

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Description

本発明は、転造平ダイス、転造装置、及び、転造方法に関する。
従来、一対の転造平ダイスを備え、この一対の転造平ダイスにより被転造物である丸棒部材の外周面にネジ山を形成する転造装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。この転造装置では、一対の転造平ダイスに形成された転造面が丸棒部材の外周面に押し付けられた状態で一対の転造平ダイスの一方が他方に対して移動されることで、丸棒部材が回転されながら丸棒部材の外周面にネジ山が形成される。
特許第3739692号公報
ところで、上述の転造装置によって丸棒部材が転造加工される場合に、この転造加工前に丸棒部材の外周面が荒削りされる場合がある。しかしながら、丸棒部材の外周面が荒削りされると、この外周面に筋状の加工痕(凹凸)が形成される。この筋状の加工痕が外周面に形成された状態で丸棒部材が転造加工されると、ネジ山に傷が生じる場合がある。この傷は、経年変化により亀裂や欠け等の原因となる虞がある。
そこで、外周面に筋状の加工痕が生じるのを抑制するために、丸棒部材の外周面を荒削りする際の送り速度を遅くしたり、荒削りにより生じた筋状の加工痕を無くすために、荒削り後の丸棒部材の外周面を転造加工前に別工程で平滑化したりすることが考えられる。ところが、これらの場合には、加工時間が長くなるため、コストアップとなる。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであって、コストアップを抑制しつつ、転造加工時にネジ山に傷が生じることを抑制することができる転造平ダイス、転造装置、及び、転造方法を提供することを目的とする。
前記課題を解決するために、請求項1に記載の転造平ダイスは、被転造物である丸棒部材における荒切削された外周面に押し付けられ、前記外周面を平滑化させる平滑化面と、前記丸棒部材の接線方向に前記平滑化面と並んで形成され、前記平滑化面によって平滑化された前記外周面に押し付けられ、前記外周面にネジ山を形成する転造面とを備える。
この転造平ダイスによれば、転造面に加えて平滑化面が形成されている。そして、転造面による転造加工の前に、平滑化面によって丸棒部材の外周面が平滑化される。したがって、転造加工前に、丸棒部材の外周面が荒削りされることにより、この外周面に筋状の加工痕(凹凸)が形成された場合でも、平滑化面によって丸棒部材の外周面が平滑化されることで、この加工痕を無くすことができるか、又は、微小化できる。これにより、荒削りの後に丸棒部材の外周面が転造加工される場合でも、ネジ山に傷が生じることを抑制することができる。
しかも、平滑化面は、転造面と共に転造平ダイスに形成されているので、この転造平ダイスを用いた同一の加工工程において、平滑化面による平滑化加工と、転造面による転造加工とが連続して行われる。これにより、例えば、丸棒部材の外周面を荒削りする際の送り速度を遅くしたり、荒削り後の丸棒部材の外周面を転造加工前に別工程で平滑化したりする場合に比して、加工時間を短くすることができる。この結果、丸棒部材の外周面にネジ山を形成する前に外周面を平滑化する場合でも、コストアップを抑制することができる。
請求項2に記載の転造平ダイスは、請求項1に記載の転造平ダイスにおいて、前記平滑化面に粗面とされた滑り抑制面が形成されたものである。
この転造平ダイスによれば、平滑化面には、粗面とされた滑り抑制面が形成されている。したがって、平滑化面によって丸棒部材の外周面が平滑化される際に、丸棒部材の外周面と平滑化面との滑りを滑り抑制面によって抑制することができる。これにより、平滑化面によって丸棒部材を的確に回転させることができるので、この平滑化面によって丸棒部材の外周面をより効果的に平滑化することができる。
請求項3に記載の転造平ダイスは、請求項2に記載の転造平ダイスにおいて、前記滑り抑制面が前記平滑化面の横幅方向端側に形成されたものである。
この転造平ダイスによれば、滑り抑制面は、平滑化面の横幅方向端側に形成されている。したがって、この滑り抑制面が丸棒部材の外周面におけるネジ山形成領域の端側に位置されるので、この粗面により形成された滑り抑制面がネジ山の品質に影響を与えることを抑制することができる。これにより、ネジ山の品質を確保することができる。
請求項4に記載の転造平ダイスは、請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載の転造平ダイスにおいて、前記平滑化面が形成された平滑化部と、前記転造面が形成された転造部とを備え、前記平滑化部と前記転造部とが互いに別体とされたものである。
この転造平ダイスによれば、平滑化面が形成された平滑化部と、転造面が形成された転造部とは、互いに別体とされている。したがって、転造面と平滑化面とを別々にメンテナンス(例えば再研磨等)することができるので、コストアップを抑制しつつ、ネジ山の加工後の品質を向上させることができる。
また、前記課題を解決するために、請求項5に記載の転造装置は、被転造物である丸棒部材の接線方向を長さ方向とすると共に、前記丸棒部材の回転中心軸を中心に点対称に配置される一対の転造平ダイスと、前記一対の転造平ダイスのうち一方の転造平ダイスの長さ方向一方側を前側として、前記一方の転造平ダイスを、前記一対の転造平ダイスのうち他方の転造平ダイスの長さ方向一方側から他方側へ移動させる駆動部と、を備え、前記一対の転造平ダイスの各々は、前記転造平ダイスの長さ方向一方側に形成されると共に、前記丸棒部材における荒切削された外周面に押し付けられ、前記外周面を平滑化させる平滑化面と、前記転造平ダイスの長さ方向における前記平滑化面の他方側に形成され、前記平滑化面によって平滑化された前記外周面に押し付けられ、前記外周面にネジ山を形成する転造面とを有する。
この転造装置によれば、転造平ダイスには、転造面に加えて平滑化面が形成されている。そして、転造面による転造加工の前に、平滑化面によって丸棒部材の外周面が平滑化される。したがって、転造加工前に、丸棒部材の外周面が荒削りされることにより、この外周面に筋状の加工痕(凹凸)が形成された場合でも、平滑化面によって丸棒部材の外周面が平滑化されることで、この加工痕を無くすことができるか、又は、微小化できる。これにより、荒削りの後に丸棒部材の外周面が転造加工される場合でも、ネジ山に傷が生じることを抑制することができる。
しかも、平滑化面は、転造面と共に転造平ダイスに形成されているので、この転造平ダイスを用いた同一の加工工程において、平滑化面による平滑化加工と、転造面による転造加工とが連続して行われる。これにより、例えば、丸棒部材の外周面を荒削りする際の送り速度を遅くしたり、荒削り後の丸棒部材の外周面を転造加工前に別工程で平滑化したりする場合に比して、加工時間を短くすることができる。この結果、丸棒部材の外周面にネジ山を形成する前に外周面を平滑化する場合でも、コストアップを抑制することができる。
請求項6に記載の転造装置は、請求項5に記載の転造装置において、前記平滑化面に粗面とされた滑り抑制面が形成されたものである。
この転造装置によれば、転造平ダイスの平滑化面には、粗面とされた滑り抑制面が形成されている。したがって、平滑化面によって丸棒部材の外周面が平滑化される際に、丸棒部材の外周面と平滑化面との滑りを滑り抑制面によって抑制することができる。これにより、平滑化面によって丸棒部材を的確に回転させることができるので、この平滑化面によって丸棒部材の外周面をより効果的に平滑化することができる。
請求項7に記載の転造装置は、請求項6に記載の転造装置において、前記滑り抑制面が前記平滑化面の横幅方向端側に形成されたものである。
この転造装置によれば、転造平ダイスの滑り抑制面は、平滑化面の横幅方向端側に形成されている。したがって、この滑り抑制面が丸棒部材の外周面におけるネジ山形成領域の端側に位置されるので、この粗面により形成された滑り抑制面がネジ山の品質に影響を与えることを抑制することができる。これにより、ネジ山の品質を確保することができる。
請求項8に記載の転造装置は、請求項5〜請求項7のいずれか一項に記載の転造装置において、前記一対の転造平ダイスの各々が、前記平滑化面が形成された平滑化部と、前記転造面が形成された転造部とを備え、前記平滑化部と前記転造部とが互いに別体とされたものである。
この転造装置によれば、転造平ダイスにおいて、平滑化面が形成された平滑化部と、転造面が形成された転造部とは、互いに別体とされている。したがって、転造面と平滑化面とを別々にメンテナンス(例えば再研磨等)することができるので、コストアップを抑制しつつ、ネジ山の加工後の品質を向上させることができる。
また、前記課題を解決するために、請求項9に記載の転造方法は、被転造物である丸棒部材における荒切削された外周面に一対の転造平ダイスに形成された平滑化面を押し付けた状態で前記一対の転造平ダイスの一方を他方に対して移動させることで、前記丸棒部材を回転させながら前記平滑化面により前記外周面を平滑化させる平滑化工程と、前記平滑化工程によって平滑化された前記外周面に前記一対の転造平ダイスに形成された転造面を押し付けた状態で前記一対の転造平ダイスの一方を他方に対して移動させることで、前記丸棒部材を回転させながら前記転造面により前記外周面にネジ山を形成する転造工程とを備える。
この転造方法によれば、転造面に加えて平滑化面が形成された転造平ダイスが使用される。そして、転造面による転造加工の前に、平滑化面によって丸棒部材の外周面が平滑化される。したがって、転造加工前に、丸棒部材の外周面が荒削りされることにより、この外周面に筋状の加工痕(凹凸)が形成された場合でも、平滑化面によって丸棒部材の外周面が平滑化されることで、この加工痕を無くすことができるか、又は、微小化できる。これにより、荒削りの後に丸棒部材の外周面が転造加工される場合でも、ネジ山に傷が生じることを抑制することができる。
しかも、平滑化面は、転造面と共に転造平ダイスに形成されているので、この転造平ダイスを用いた同一の加工工程において、平滑化面による平滑化加工と、転造面による転造加工とが連続して行われる。これにより、例えば、丸棒部材の外周面を荒削りする際の送り速度を遅くしたり、荒削り後の丸棒部材の外周面を転造加工前に別工程で平滑化したりする場合に比して、加工時間を短くすることができる。この結果、丸棒部材の外周面にネジ山を形成する前に外周面を平滑化する場合でも、コストアップを抑制することができる。
請求項10に記載の転造方法は、請求項9に記載の転造方法において、前記転造平ダイスとして、前記平滑化面に、粗面とされた滑り抑制面が形成された転造平ダイスを用いる方法である。
この転造方法によれば、転造平ダイスの平滑化面には、粗面とされた滑り抑制面が形成されている。したがって、平滑化面によって丸棒部材の外周面が平滑化される際に、丸棒部材の外周面と平滑化面との滑りを滑り抑制面によって抑制することができる。これにより、平滑化面によって丸棒部材を的確に回転させることができるので、この平滑化面によって丸棒部材の外周面をより効果的に平滑化することができる。
請求項11に記載の転造方法は、請求項10に記載の転造方法において、前記転造平ダイスとして、前記滑り抑制面が前記平滑化面の横幅方向端側に形成された転造平ダイスを用いる方法である。
この転造方法によれば、転造平ダイスの滑り抑制面は、平滑化面の横幅方向端側に形成されている。したがって、この滑り抑制面が丸棒部材の外周面におけるネジ山形成領域の端側に位置されるので、この粗面により形成された滑り抑制面がネジ山の品質に影響を与えることを抑制することができる。これにより、ネジ山の品質を確保することができる。
請求項12に記載の転造方法は、請求項9〜請求項11のいずれか一項に記載の転造方法において、前記転造平ダイスとして、前記平滑化面が形成された平滑化部と、前記転造面が形成された転造部とが別体とされた転造平ダイスを用いる方法である。
この転造方法によれば、転造平ダイスにおいて、平滑化面が形成された平滑化部と、転造面が形成された転造部とは、互いに別体とされている。したがって、転造面と平滑化面とを別々にメンテナンス(例えば再研磨等)することができるので、コストアップを抑制しつつ、ネジ山の加工後の品質を向上させることができる。
本実施形態に係る転造平ダイスの斜視図である。 図1に示される転造平ダイスの二面図(平面図、側面図)である。 図2のF3−F3線断面図である。 図2のF4−F4線断面図である。 本実施形態に係る転造装置を用いた転造方法を説明する第一説明図である。 本実施形態に係る転造装置を用いた転造方法を説明する第二説明図である。 本実施形態の転造平ダイスに形成された平滑化面によって外周面が平滑化された丸棒部材を示す図である。 本実施形態の転造平ダイスに形成された転造面によって外周面にネジ山が形成された丸棒部材を示す図である。 本実施形態に係る転造平ダイスの第一変形例を示す二面図である。 本実施形態に係る転造平ダイスの第二変形例を示す二面図である。 外周面が荒削りされた丸棒部材を示す図である。 荒削り後に転造されてネジ山に傷が生じた丸棒部材を示す図である。
以下、本発明の一実施形態について説明する。
はじめに、本発明の一実施形態に係る転造平ダイスについて説明する。
図1,図2に示されるように、本実施形態に係る転造平ダイス10は、被転造物である丸棒部材の外周面にネジ山を転造するためのものであり、丸棒部材の接線方向を長さ方向とする長尺状に形成されている。この転造平ダイス10の上面には、加工面12が形成されている。この加工面12は、平滑化面14及び転造面16により形成されている。
平滑化面14は、転造平ダイス10の長さ方向一方側(矢印A側)に形成されている。この平滑化面14は、転造加工前に丸棒部材の外周面を平滑化するためのものであり、この丸棒部材の外周面に押し付けられる。本実施形態において、平滑化面14は、一例として、鏡面により形成されている(図3も参照)。転造平ダイス10の長さ方向に沿った平滑化面14の長さは、丸棒部材の外周面の1周分以上とされる。
転造面16は、転造平ダイス10の長さ方向に平滑化面14と並んで形成されており、より具体的には、転造平ダイス10の長さ方向における平滑化面14の他方側(矢印B側)に形成されている。この転造面16は、丸棒部材の外周面にネジ山を転造するためのものであり、ネジ山に対応する複数の刃18を有する(図4参照)。転造平ダイス10の長さ方向に沿った転造面16の長さは、丸棒部材の外周面の1周分以上とされる。本実施形態では、一例として、転造平ダイス10の長さ方向に沿った転造面16の長さは、転造平ダイス10の長さ方向に沿った平滑化面14の長さよりも長くなっている。
転造平ダイス10は、平滑化面14が形成された平滑化部24と、転造面16が形成された転造部26とに分割されており、この平滑化部24と転造部26とは、互いに別体とされている。平滑化部24は、より具体的には、ブロック状に形成されており、転造平ダイス10(転造部26)の長さ方向一方側に形成されたL字状の切欠部28に嵌め込まれて固定されている。
次に、本発明の一実施形態に係る転造装置について説明する。
図5に示されるように、本実施形態に係る転造装置30は、一対の転造平ダイス10A,10Bと、一対の固定部32A,32Bと、駆動部34とを備える。一対の固定部32A,32Bは、互いに対向して配置されている。一例として、一方の固定部32Aは、固定式とされ、他方の固定部32Bは、可動式とされている。
一対の転造平ダイス10A,10Bは、一対の固定部32A,32Bの対向面36にそれぞれ固定されている。この一対の転造平ダイス10A,10Bには、上述の本実施形態に係る転造平ダイス10(図1〜図4参照)が使用される。一対の転造平ダイス10A,10Bは、互いの加工面12が向かい合うように配置されている。
また、この一対の転造平ダイス10A,10Bは、被転造物である丸棒部材40の接線方向を長さ方向とすると共に、丸棒部材40の回転中心軸Oを中心に点対称に配置される。図5において、一方の転造平ダイス10Aの長さ方向一方側は、矢印A側で示され、一方の転造平ダイス10Aの長さ方向他方側は、矢印B側で示されている。また、他方の転造平ダイス10Bの長さ方向一方側は、矢印A’側で示され、他方の転造平ダイス10Bの長さ方向他方側は、矢印B’側で示されている。
駆動部34は、例えばモータ駆動装置等により構成されており、一方の固定部32Aと共に一方の転造平ダイス10Aを他方の転造平ダイス10Bに対して往復動させる。
つまり、図5の上図に示されるように、一方の転造平ダイス10Aが往動される場合、一方の転造平ダイス10Aは、その長さ方向一方側(矢印A側)を前側として、他方の転造平ダイス10Bの長さ方向一方側(矢印A’側)から他方側(矢印B’側)へ移動される。これに対し、図5の下図に示されるように、一方の転造平ダイス10Aが復動される場合、一方の転造平ダイス10Aは、その長さ方向他方側(矢印B側)を前側として、他方の転造平ダイス10Bの長さ方向他方側(矢印B’側)から他方側(矢印A’側)へ移動される。
次に、本発明の一実施形態に係る転造方法について説明する。
本実施形態に係る転造方法では、上述の転造装置30が使用される。この転造装置30に供給される丸棒部材40は、転造装置30によって加工される前に、外周面42を段付き形状とするために外周面42が荒切削される。この丸棒部材40は、一例として、ウォームを有するシャフト(より具体的には、モータシャフト)とされる。
この外周面42が荒切削された丸棒部材40は、図5の上図に示されるように、一対の転造平ダイス10A,10Bの間に供給される。一対の転造平ダイス10A,10Bに丸棒部材40が供給されるときには、一方の転造平ダイス10Aが他方の転造平ダイス10Bの長さ方向一方側(矢印A’側)に移動された状態とされる。なお、一対の転造平ダイス10A,10Bの間に供給された丸棒部材40の軸方向両端部は、支持ダイス38(図6参照)により支持される。
一対の転造平ダイス10A,10Bの間に丸棒部材40が供給されると、駆動部34が作動し、図5の下図に示されるように、一方の転造平ダイス10Aが、その長さ方向一方側(矢印A側)を前側として、他方の転造平ダイス10Bの長さ方向一方側(矢印A’側)から他方側(矢印B’側)へ移動される。
このとき、図6の上図に示されるように、加工初期の段階では、一対の転造平ダイス10A,10Bに形成された平滑化面14の間に丸棒部材40が配置され、この丸棒部材40の外周面42に一対の平滑化面14が押し付けられる。また、一方の転造平ダイス10Aの移動に伴い丸棒部材40が回転され、この丸棒部材40の外周面42が一対の平滑化面14により平滑化される(以上、平滑化工程)。
この丸棒部材40は、一方の転造平ダイス10Aの移動に伴い回転しながら一方の転造平ダイス10Aの移動方向と同じ方向(矢印A側)に移動される。
また、この丸棒部材40は、一方の転造平ダイス10Aの移動方向と同じ方向に移動される際に、一方の転造平ダイス10Aにおいては、長さ方向一方側(矢印A側)から他方側(矢印B側)へ相対移動され、他方の転造平ダイス10Bにおいては、長さ方向一方側(矢印A’側)から他方側(矢印B’側)へ相対移動される。つまり、一方の転造平ダイス10Aが往動される際、丸棒部材40は、一対の転造平ダイス10A,10Bの各々に対し、平滑化面14側から転造面16側へ回転しながら相対移動される。
そして、図6の中図に示されるように、加工初期の経過後の加工中期の段階では、一対の転造面16の間に丸棒部材40が配置され、この丸棒部材40の外周面42に一対の転造面16が押し付けられる。また、一方の転造平ダイス10Aの移動に伴い丸棒部材40が回転され、この丸棒部材40の外周面42にネジ山44が形成される。このネジ山44は、図6の中図から下図に示されるように、加工中期から加工後期に移行するに従って高さが増加される(以上、転造工程)。本実施形態では、以上の要領で丸棒部材40の外周面42にネジ山44が形成される。
なお、図5の下図に示される如く一方の転造平ダイス10Aが他方の転造平ダイス10Bの長さ方向他方側(矢印B’側)に移動されると、丸棒部材40が一対の転造平ダイス10A,10Bの間から排出される。このように、丸棒部材40が一対の転造平ダイス10A,10Bの間から排出されると、駆動部34が逆方向に作動し、一方の転造平ダイス10Aは、その長さ方向他方側(矢印B側)を前側として、他方の転造平ダイス10Bの長さ方向他方側(矢印B’側)から他方側(矢印A’側)へ移動され、図5の上図に示される元の位置に戻される。
次に、本発明の一実施形態の作用及び効果について説明する。
先ず、本実施形態の作用及び効果を明確にするために、比較例について説明する。この比較例では、本実施形態の転造平ダイス10から平滑化面14が省かれたものが使用される。つまり、丸棒部材40の外周面42は、荒削りされた後、平滑化されずに、転造加工される。
しかしながら、この比較例では、次の問題がある。つまり、図11に示されるように、丸棒部材40の外周面42が荒削りされると、この外周面42に筋状の加工痕46(凹凸)が形成される。この筋状の加工痕46が外周面42に形成された状態で丸棒部材40が転造加工されると、図12に示されるように、ネジ山44に傷48が生じる場合がある。この傷48は、経年変化により亀裂や欠け等の原因となる虞がある。
一方、外周面42に筋状の加工痕46が生じるのを抑制するために、丸棒部材40の外周面42を荒削りする際の送り速度を遅くしたり、荒削りにより生じた筋状の加工痕46を無くすために、荒削り後の丸棒部材40の外周面42を転造加工前に別工程で平滑化したりすることが考えられる。ところが、これらの場合には、加工時間が長くなるため、コストアップとなる。
これに対し、図1,図2に示されるように、本実施形態では、転造平ダイス10に、転造面16に加えて平滑化面14が形成されている。そして、図6の上図に示されるように、転造面16による転造加工の前に、平滑化面14によって丸棒部材40の外周面42が平滑化される。
したがって、したがって、転造加工前に、丸棒部材40の外周面42が荒削りされることにより、この外周面42に筋状の加工痕が形成された場合でも、平滑化面14によって丸棒部材40の外周面42が平滑化されることで、図7に示される如く、この加工痕を無くすことができるか、又は、微小化できる。これにより、荒削りの後に丸棒部材40の外周面42が転造加工される場合でも、図8に示される如く、ネジ山44に傷が生じることを抑制することができる。
しかも、平滑化面14は、転造面16と共に転造平ダイス10に形成されているので、この転造平ダイス10を用いた同一の加工工程において、平滑化面14による平滑化加工と、転造面16による転造加工とが連続して行われる。これにより、例えば、丸棒部材40の外周面42を荒削りする際の送り速度を遅くしたり、荒削り後の丸棒部材40の外周面42を転造加工前に別工程で平滑化したりする場合に比して、加工時間を短くすることができる。この結果、外周面42にネジ山44を形成する前に外周面42を平滑化する場合でも、コストアップを抑制することができる。
このように、本実施形態によれば、コストアップを抑制しつつ、転造加工時にネジ山44に傷が生じることを抑制することができる。これにより、ネジ山44の品質及び耐久性を確保することができる。
また、本実施形態で用いられた転造平ダイス10では、平滑化面14が形成された平滑化部24と、転造面16が形成された転造部26とは、互いに別体とされている。したがって、転造面16と平滑化面14とを別々にメンテナンス(例えば再研磨等)することができるので、コストアップを抑制しつつ、ネジ山44の加工後の品質を向上させることができる。
また、平滑化部24と転造部26とが互いに別体とされることで、転造部26と平滑化部24とを別々に製造することができるので、転造平ダイス10の製造が容易となり、転造平ダイス10のコストアップも抑制することができる。
次に、本発明の一実施形態の変形例について説明する。
上記実施形態において、転造平ダイス10に形成された平滑化面14は、一例として、鏡面により形成されているが、図9,図10に示されるように、平滑化面14には、粗面とされた滑り抑制面50が形成されていても良い。この滑り抑制面50は、例えば、荒削りにより丸棒部材の外周面に形成された加工痕(凹凸)よりも表面粗さが小とされる。このような滑り抑制面50は、例えば、ショットブラスト加工やホーニング加工等により形成される。
また、この滑り抑制面50は、図9に示されるように、平滑化面14の全体に形成されていても良く、また、図10に示されるように、平滑化面14の横幅方向(丸棒部材の軸方向)の両端側にそれぞれ形成されていても良い。
このように、平滑化面14に、粗面とされた滑り抑制面50が形成されていると、平滑化面14によって丸棒部材の外周面が平滑化される際に、丸棒部材の外周面と平滑化面14との滑りを滑り抑制面50によって抑制することができる。これにより、平滑化面14によって丸棒部材を的確に回転させることができるので、この平滑化面14によって丸棒部材の外周面をより効果的に平滑化することができる。
また、図10に示されるように、滑り抑制面50が、平滑化面14の横幅方向端側に形成されていると、この滑り抑制面50が丸棒部材の外周面におけるネジ山形成領域の端側に位置されるので、この粗面により形成された滑り抑制面50がネジ山の品質に影響を与えることを抑制することができる。これにより、ネジ山の品質を確保することができる。
なお、図10に示される変形例において、滑り抑制面50は、平滑化面14の横幅方向の両端側に形成されている。しかしながら、滑り抑制面50は、平滑化面14の横幅方向の一方の端側にのみ形成され、平滑化面14の横幅方向の他方の端側には形成されなくても良い。
また、上記実施形態のように、平滑化面14が鏡面により形成された場合において、丸棒部材の外周面と平滑化面との滑りを抑制するために、図5,図6に示される一対の転造平ダイス10A,10Bを用いた加工時に、丸棒部材40の外周面42と平滑化面14との間に滑り止め剤が介在されても良い。
また、上記実施形態において、丸棒部材40(図5,図6参照)は、一例として、ウォームを有するシャフト(より具体的には、モータシャフト)とされているが、ネジやボルトなどのネジ山を有する部材とされていても良い。
また、上記実施形態において、駆動部34は、一対の転造平ダイス10A,10Bのうちの一方のみを移動させる構成とされているが、一対の転造平ダイス10A,10Bの両方を互いに異なる方向に移動させる構成とされていても良い。
また、上記実施形態において、平滑化面14が形成された平滑化部24と、転造面16が形成された転造部26とは、別体とされているが、一体とされても良い。
なお、上記複数の変形例のうち組み合わせ可能な変形例は、適宜組み合わされても良い。また、上記複数の変形例のうち転造平ダイス10に関する変形例は、本実施形態に係る転造装置30及び転造方法に適用されても良い。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は、上記に限定されるものでなく、上記以外にも、その主旨を逸脱しない範囲内において種々変形して実施可能であることは勿論である。
10,10A,10B…転造平ダイス、12…加工面、14…平滑化面、16…転造面、18…刃、24…平滑化部、26…転造部、28…切欠部、30…転造装置、32A,32B…固定部、34…駆動部、36…対向面、38…支持ダイス、40…丸棒部材、42…外周面、44…ネジ山、46…加工痕、48…傷、50…滑り抑制面、O…回転中心軸

Claims (12)

  1. 被転造物である丸棒部材における荒切削された外周面に押し付けられ、前記外周面を平滑化させる平滑化面と、
    前記丸棒部材の接線方向に前記平滑化面と並んで形成され、前記平滑化面によって平滑化された前記外周面に押し付けられ、前記外周面にネジ山を形成する転造面と、
    を備える転造平ダイス。
  2. 前記平滑化面には、粗面とされた滑り抑制面が形成されている、
    請求項1に記載の転造平ダイス。
  3. 前記滑り抑制面は、前記平滑化面の横幅方向端側に形成されている、
    請求項2に記載の転造平ダイス。
  4. 前記平滑化面が形成された平滑化部と、
    前記転造面が形成された転造部と、
    を備え、
    前記平滑化部と前記転造部とは、互いに別体とされている、
    請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載の転造平ダイス。
  5. 被転造物である丸棒部材の接線方向を長さ方向とすると共に、前記丸棒部材の回転中心軸を中心に点対称に配置される一対の転造平ダイスと、
    前記一対の転造平ダイスのうち一方の転造平ダイスの長さ方向一方側を前側として、前記一方の転造平ダイスを、前記一対の転造平ダイスのうち他方の転造平ダイスの長さ方向一方側から他方側へ移動させる駆動部と、
    を備え、
    前記一対の転造平ダイスの各々は、
    前記転造平ダイスの長さ方向一方側に形成されると共に、前記丸棒部材における荒切削された外周面に押し付けられ、前記外周面を平滑化させる平滑化面と、
    前記転造平ダイスの長さ方向における前記平滑化面の他方側に形成され、前記平滑化面によって平滑化された前記外周面に押し付けられ、前記外周面にネジ山を形成する転造面と、
    を有する転造装置。
  6. 前記平滑化面には、粗面とされた滑り抑制面が形成されている、
    請求項5に記載の転造装置。
  7. 前記滑り抑制面は、前記平滑化面の横幅方向端側に形成されている、
    請求項6に記載の転造装置。
  8. 前記一対の転造平ダイスの各々は、
    前記平滑化面が形成された平滑化部と、
    前記転造面が形成された転造部と、
    を備え、
    前記平滑化部と前記転造部とは、互いに別体とされている、
    請求項5〜請求項7のいずれか一項に記載の転造装置。
  9. 被転造物である丸棒部材における荒切削された外周面に一対の転造平ダイスに形成された平滑化面を押し付けた状態で前記一対の転造平ダイスの一方を他方に対して移動させることで、前記丸棒部材を回転させながら前記平滑化面により前記外周面を平滑化させる平滑化工程と、
    前記平滑化工程によって平滑化された前記外周面に前記一対の転造平ダイスに形成された転造面を押し付けた状態で前記一対の転造平ダイスの一方を他方に対して移動させることで、前記丸棒部材を回転させながら前記転造面により前記外周面にネジ山を形成する転造工程と、
    を備える転造方法。
  10. 前記転造平ダイスとして、前記平滑化面に、粗面とされた滑り抑制面が形成された転造平ダイスを用いる、
    請求項9に記載の転造方法。
  11. 前記転造平ダイスとして、前記滑り抑制面が前記平滑化面の横幅方向端側に形成された転造平ダイスを用いる、
    請求項10に記載の転造方法。
  12. 前記転造平ダイスとして、前記平滑化面が形成された平滑化部と、前記転造面が形成された転造部とが別体とされた転造平ダイスを用いる、
    請求項9〜請求項11のいずれか一項に記載の転造方法。
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