JP6394276B2 - 流体システム - Google Patents
流体システム Download PDFInfo
- Publication number
- JP6394276B2 JP6394276B2 JP2014216545A JP2014216545A JP6394276B2 JP 6394276 B2 JP6394276 B2 JP 6394276B2 JP 2014216545 A JP2014216545 A JP 2014216545A JP 2014216545 A JP2014216545 A JP 2014216545A JP 6394276 B2 JP6394276 B2 JP 6394276B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- flow rate
- fluid
- machine
- rotating electrical
- total head
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Control Of Eletrric Generators (AREA)
Description
図1は、本発明の実施形態の流体システムを含む管路系の全体概略構成を示す。同図において、管路系(1)の上流端には水(流体)の貯留槽(2)が配置され、下流端には受水槽(3)が配置される。上記管路系(1)の途中には、本流体システム(A)の水車(流体機械)(T)が配置され、この水車(T)の回転軸(9)には回転電気機械(G)が接続されており、貯留槽(2)の水を管路系(1)の水車(T)に流すことにより、水車(T)及び回転電気機械(G)を回転駆動して、回転電気機械(G)を発電機として動作させて発電する構成である。
次に、制御装置(20)による管路系(1)の総落差(Ho)の推定、及び貯留槽(2)の液面高さの調整を図5のフローチャートに基づいて説明する。
図6のフローチャートに基づくシステムロスカーブ(S)の作成に際し、その当初で、回転電気機械(G)が特性マップ(M)上の水車領域内の任意の運転点、例えば、図7の特性マップ(M)上の最大発電力曲線(E)上の運転点(Y)で運転されている場合を例示して説明する。この時、回転電気機械(G)は、最大発電力曲線(E)上の運転点(Y)になるように、その回転数(N)又はトルク(T)が逐次探索制御(MPPT制御、Maximum Power Point Track制御)されている。
上記図5のステップS1にてシステムロスカーブ(S)が作成されたので、図5のステップS2では、このシステムロスカーブ(S)に基づいて管路系(1)の総落差を推定する。具体的には、図7に示したように、システムロスカーブ(S)の流量=0の点、すなわち、管路系(1)の配管ロスが「0」値での有効落差(Ho)を管路系(1)の総落差として把握する。この管路系(1)の総落差(Ho)は、図1に示したように貯留槽(2)の液面高さに相当する。
尚、上記Ho>HUの場合及びHo<HLの場合、すなわち、貯留槽(2)の推定液面(推定した管路系(1)の総落差(Ho))が液面範囲(HL≦Ho≦HU)にない場合には、ステップS7でアラーム(警報)を発令した後、ステップS1及びS2に戻ってシステムロスカーブ(S)を再作成して総落差(Ho)を再推定する。
本実施形態では、管路系(1)の総落差(Ho)を把握するに際しては、図7に示したように、特性マップ(M)上でシステムロスカーブ(S)を推定して、そのシステムロスカーブ(S)上の流量「0」での有効落差(H)を総落差(Ho)として把握した。また、上記システムロスカーブ(S)の推定に際しては、回転電気機械(G)の運転状態(回転速度(N)、トルク(T)又はその双方)を複数回変更し、それらの運転状態と所定の配管モデルに基づいて、管路系(1)のシステムロスカーブ(S)を推定した。従って、管路系(1)に水車(T)の流量を検出する高価な流量センサや、水車(T)前後の圧力を検出する圧力センサ、更には貯留槽(2)の液面を検出する水位計などのセンサ類を配置する必要や、これ等のセンサ類の検出信号を制御装置(20)に入力するための信号線などを配置することなく、管路系(1)の総落差(Ho)を把握することが可能である。
本発明は、上記実施形態について、以下のような構成としてもよい。
1 管路系
2 貯留槽
3 受水槽
9 回転軸
T 水車(流体機械)
G 回転電気機械
11 系統連系装置
12 平滑コンデンサ
13 コンバータ部
20 制御装置(制御手段)
21 速度検出器
22 最適運転制御装置
23 速度制御器
24 トルク制御器
25 電流制御器
27 電流センサ
30 流量演算部
31 落差演算部
32 最適運転指令演算部
D 吐出弁
S システムロスカーブ(流動抵抗特性線)
Claims (7)
- 管路系(1)に配置された流体機械(T)と、上記流体機械(T)の回転軸(9)に連結された回転電気機械(G)とを備えた流体システムにおいて、
上記流体機械(T)を流れる流量(Q)と流体機械(T)前後の有効落差(H)との関係マップに上記回転電気機械(G)の運転状態が記録された特性マップ(M)を有する制御手段(20)を備え、
上記制御手段(20)は、
上記回転電気機械(G)の運転状態を複数回変更し、その複数回の運転状態と上記特性マップ(M)に基づいて、上記管路系(1)に固有の有効落差(H)及び流量(Q)の流動抵抗特性線(S)を推定して、上記管路系(1)の総落差(Ho)を推定する
ことを特徴とする流体システム。 - 上記請求項1記載の流体システムにおいて、
上記制御手段(20)は、
上記管路系(1)に固有の流動抵抗特性線(S)を、上記管路系(1)の流量の2乗に比例して管路抵抗が増加する曲線で表現される予め定めた配管モデルにも基づいて推定する
ことを特徴とする流体システム。 - 上記請求項1又は2に記載の流体システムにおいて、
上記制御手段(20)は、
上記推定した管路系(1)の総落差(Ho)が目標総落差(HT)になるように、上記回転電気機械(G)を制御して、上記流体機械(T)を流れる流量を調整する
ことを特徴とする流体システム。 - 上記請求項3記載の流体システムにおいて、
上記制御手段(20)は、
上記推定した管路系(1)の総落差(Ho)が上記目標総落差(HT)を越えるとき、上記回転電気機械(G)の回転数を低下又はトルクを増加制御して上記流体機械(T)を流れる流量を増大させ、上記目標総落差(HT)未満のとき、上記回転電気機械(G)の回転数を上昇又はトルクを減少制御して上記流体機械(T)を流れる流量を減少させる
ことを特徴とする流体システム。 - 上記請求項3記載の流体システムにおいて、
上記制御手段(20)は、
上記推定した管路系(1)の総落差(Ho)が上記目標総落差(HT)を含む設定範囲の上限値(HU)を越えるとき、上記回転電気機械(G)を零値近傍の極低回転数に制御して、上記流体機械(T)を流れる流量を最大流量近傍に増大させると共に、警報を発する
ことを特徴とする流体システム。 - 上記請求項3記載の流体システムにおいて、
上記制御手段(20)は、
上記推定した管路系(1)の総落差(Ho)が上記目標総落差(HT)を含む設定範囲の下限値(HL)未満のとき、上記回転電気機械(G)を無拘束運転近傍の極低トルクに制御して、上記流体機械(T)を流れる流量を最少流量近傍に減少させると共に、警報を発する
ことを特徴とする流体システム。 - 上記請求項5又は6記載の流体システムにおいて、
上記制御手段(20)は、
流体機械(T)を流れる流量が同一流量を保持したまま上記特性マップ(M)上の運転点が変化したときの流体機械(T)前後の有効落差(H)の変動分を管路系(1)の総落差(Ho)の変動分と把握する
ことを特徴とする流体システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014216545A JP6394276B2 (ja) | 2014-10-23 | 2014-10-23 | 流体システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014216545A JP6394276B2 (ja) | 2014-10-23 | 2014-10-23 | 流体システム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2016086479A JP2016086479A (ja) | 2016-05-19 |
JP6394276B2 true JP6394276B2 (ja) | 2018-09-26 |
Family
ID=55972981
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2014216545A Active JP6394276B2 (ja) | 2014-10-23 | 2014-10-23 | 流体システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6394276B2 (ja) |
Family Cites Families (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS492686B1 (ja) * | 1969-08-14 | 1974-01-22 | ||
JPH0240532A (ja) * | 1988-08-01 | 1990-02-09 | Hitachi Ltd | 水力機械流入水の土砂濃度測定方法およびその装置 |
US5864183A (en) * | 1996-08-28 | 1999-01-26 | Voith Hydro, Inc. | Method and apparatus for optimizing performance of a pump-turbine |
JP2002354895A (ja) * | 2001-05-18 | 2002-12-06 | Toshiba Corp | 水力発電装置およびその運転制御方法 |
JP4332357B2 (ja) * | 2002-03-27 | 2009-09-16 | 株式会社日立産機システム | エネルギー回収装置の運転方法 |
JP5291075B2 (ja) * | 2004-12-03 | 2013-09-18 | 株式会社荏原製作所 | 給水装置の始動方法および給水装置 |
JP5426053B1 (ja) * | 2012-08-07 | 2014-02-26 | 中国電力株式会社 | 水力発電用自動制御システム |
-
2014
- 2014-10-23 JP JP2014216545A patent/JP6394276B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2016086479A (ja) | 2016-05-19 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5884934B1 (ja) | 流体システム | |
JP5260390B2 (ja) | 船舶の推進装置 | |
WO2011125466A1 (ja) | 船舶の主機制御システムおよび方法 | |
EP2194319A1 (en) | System and method for controlling liquid level in a vessel | |
EP3391165B1 (en) | Control system for operating a vessel | |
CN104395164B (zh) | 用于混合动力施工机械的使用风扇的旋转力的电池充电系统和其充电方法 | |
JP6304440B2 (ja) | 水力発電システム | |
EP3631200B1 (en) | System and method for optimizing power output of a wind turbine during an operational constraint | |
CN109681416B (zh) | 冷却泵的控制方法 | |
JP2013052704A (ja) | 船舶の推進装置 | |
JP2017525614A (ja) | 掘削船における掘削設備の補助機器の制御とモニタリング装置及び方法 | |
CN115924051A (zh) | 电力船舶推进系统及控制方法 | |
WO2022007680A1 (zh) | 潜油/潜水系统的控制系统 | |
JP6047923B2 (ja) | 可変ピッチプロペラ制御装置および可変ピッチプロペラ制御装置を搭載した船舶ならびに可変ピッチプロペラ制御方法 | |
JP6394276B2 (ja) | 流体システム | |
JP6569713B2 (ja) | 水力発電システム | |
CN106470883A (zh) | 用于工作机器的功率效率控制机构 | |
JP6119404B2 (ja) | 流体装置 | |
JP2016086480A (ja) | 流体システム | |
EP2776708B1 (en) | Control of water current turbines | |
JP4790072B1 (ja) | 舶用エンジンの制御装置および方法 | |
JP6164975B2 (ja) | 越波式波力発電装置 | |
Lysenko | Pressure control system of the pumping units with frequency-controlled induction motor | |
EP4378749A1 (en) | Battery monitoring system and method for electric marine propulsion | |
JP2015036535A (ja) | 越波式波力発電装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20170912 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20180720 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20180731 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20180813 |
|
R151 | Written notification of patent or utility model registration |
Ref document number: 6394276 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151 |