JP6393308B2 - ポリアミド製造プロセスにおける抽出水の連続的再循環方法およびその装置 - Google Patents

ポリアミド製造プロセスにおける抽出水の連続的再循環方法およびその装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6393308B2
JP6393308B2 JP2016504519A JP2016504519A JP6393308B2 JP 6393308 B2 JP6393308 B2 JP 6393308B2 JP 2016504519 A JP2016504519 A JP 2016504519A JP 2016504519 A JP2016504519 A JP 2016504519A JP 6393308 B2 JP6393308 B2 JP 6393308B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
premixer
stream
caprolactam
water
temperature
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2016504519A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2016514741A (ja
JP2016514741A5 (ja
Inventor
カッツァー,ヨハネス
ジーベッケ,エッケハルト
Original Assignee
ウーデ・インヴェンタ−フィッシャー・ゲーエムベーハー
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ウーデ・インヴェンタ−フィッシャー・ゲーエムベーハー filed Critical ウーデ・インヴェンタ−フィッシャー・ゲーエムベーハー
Publication of JP2016514741A publication Critical patent/JP2016514741A/ja
Publication of JP2016514741A5 publication Critical patent/JP2016514741A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6393308B2 publication Critical patent/JP6393308B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08GMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED OTHERWISE THAN BY REACTIONS ONLY INVOLVING UNSATURATED CARBON-TO-CARBON BONDS
    • C08G69/00Macromolecular compounds obtained by reactions forming a carboxylic amide link in the main chain of the macromolecule
    • C08G69/02Polyamides derived from amino-carboxylic acids or from polyamines and polycarboxylic acids
    • C08G69/08Polyamides derived from amino-carboxylic acids or from polyamines and polycarboxylic acids derived from amino-carboxylic acids
    • C08G69/14Lactams
    • C08G69/16Preparatory processes
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08GMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED OTHERWISE THAN BY REACTIONS ONLY INVOLVING UNSATURATED CARBON-TO-CARBON BONDS
    • C08G69/00Macromolecular compounds obtained by reactions forming a carboxylic amide link in the main chain of the macromolecule
    • C08G69/46Post-polymerisation treatment

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Polymers & Plastics (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Polyamides (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Sustainable Development (AREA)

Description

本発明は、重合工程、顆粒化工程、水による顆粒の抽出工程を備えるポリアミド製造プロセスにおける抽出水の連続的再循環方法に関する。同様に、本発明は当該抽出水の再循環を可能とし、かつ経済的な方法を提供しうる装置に関する。
ポリアミド6の製造における特徴は、製造されたポリマー中に最初から存在するモノマーであるカプロラクタムの比較的高い平衡割合である。溶融状態での製造中、前記平衡割合は反応温度にもよるが6〜10重量%の範囲である。これは特に可塑剤として機能するため、用途によっては少量まで抽出しなくてはならない。熱水での抽出は工業的大スケールで実施される。原材料のコストがポリアミド6の製造コストに決定的に寄与するので、得られる抽出水(典型的に有機物の10〜12重量%を占める)の廃棄は、経済的側面からは許されない。
ポリアミド製造プロセスの概要は、まず、重合およびそれに続く顆粒化が基礎となる。得られたポリマー顆粒は水での抽出に供される。抽出工程に供された顆粒が乾燥される一方で、本質的にカプロラクタムとさらにオリゴマーを含む抽出水は収集されて蒸発工程に供される。その結果、抽出水は濃縮され、水は蒸留により分離される。濃縮された抽出水は再度重合工程に供される。
抽出水は、水に加えて、大部分のカプロラクタム、次いで線状および環状のオリゴマー、場合によっては添加物、安定化剤、顔料等の残渣からなる。さらなる使用(例えば製造への再循環等)に関しての加工およびその労力は、成分および要求される品質または純度の双方に依存する。
無機物および固体成分は、ろ過、吸着剤、またはイオン交換によって徐々に取り除かれるが、特に(環状)オリゴマーの再循環が問題となる。通常は大部分の原料がまだ未使用の状態で残っているので、経済的な理由から再廃棄は許されない。よって、カプロラクタムとオリゴマーの混合物は、製造ライン内(直接再循環)または二以上のラインからの抽出水を合流したライン内(合流直接再循環)のいずれかによって再循環される。
生成物の品質要求によっては、オリゴマー(特に環状ダイマー)は再循環の前に分解されなくてはならない。あるいは直接再循環の場合は、生成物中のダイマーの平衡量は、抽出水(バージンラクタムラインから)の再循環を省略した際に極めて低量になる量である。
分解ステージを含まない合流再循環の場合には、最善の場合ダイマーの平衡量を達成しうるが、通常は過剰な量が残存する。重合出口における増加した環状ダイマー量は、バージンラクタムラインの質の低下を意味するか、あるいはさらなる抽出の強化により補償されなくてはならないことを意味する。
よって、再循環に拘わらず、重合出口において環状ダイマー量がバージンラクタムラインにおける量に匹敵し、このことが追加的なエネルギーやコストを要することなく達成できることが望ましい。
いかにして抽出水を有効に再利用するかに関して種々の検討が提案されてきた。一方でこれらは、プロセスにおいて抽出水のみが濃縮かつ再循環されるいわゆる直接再循環を含む。これは例えばGB1525992に開示されるようにライン内で行われるか、複数の製造ラインが存在する場合は複数のラインの濃縮された抽出水を一つのラインで合流する(US6194537)ことのいずれかによって実施される。これらの方法における経済効率への障壁は、概して重大な品質の低下であり、これは受け入れるかあるいは別の工程において追加コストをかけて(例えば抽出において)補償されなくてはならない。
この他に、品質の低下を回避するために抽出水を再循環の前に処理することができる。一つの可能性としては、US4892624に記載のとおり蒸留によりカプロラクタムを回収し続いて重合プロセスに供給することである。ここで再循環される物質の純度に対する障壁はエネルギーにかかる深刻な追加コストおよび概して不可避的な原料の損失である。さらに、原料収率を可能な限り高めるためにオリゴマーは解重合される必要があり、このため追加的な工程およびコスト(例えば触媒)が必要となる。
さらなる可能性はいわゆる再重合である。濃縮された抽出水は典型的な重合温度(220〜280℃)に晒され、得られたポリマーは後続の全工程にのみ再度供給される。例えば、水分量が3〜15重量%の抽出水を再重合する方法がDE19531990に開示されている。DE19925906は触媒を用いた再重合を開示する。DE69116431に開示されているように、全工程へ再循環されたとしても品質低下が生じない程度の量に環状ダイマーを再重合により分解することができる。再重合は、基本的に追加的な化合物または触媒を用いずに、原則的に追加のエネルギーおよび原料損失を招かずに実施できる。オリゴマーの分解を効率よく行うために高い水分量が必要であるが、これは要求される温度において高い蒸気圧を発生する。このような工程と通常のプロセスを組合せて連続的でかつ安定な操業を可能とするために、とりわけ溶融物が膨張する間に凝固しないようにする必要がある。
GB1525992 US4892624 DE19531990 DE19925906 DE69116431
以上から、本発明は、従来公知の方法より空時収量および信頼性の点で優れるように、抽出水の再循環を改善することを目的とする。
この目的は請求項1に記載の特徴を備える方法および請求項12に記載の特徴を備える装置によって達成される。他の従属請求項は有利な発展を開示する。
本発明によれば、重合工程、顆粒化工程、およびその後の顆粒の水による抽出工程を含むポリアミド製造プロセスにおける抽出水を連続的に再循環する方法であって、少なくとも1つの製造ラインからの抽出水を濃縮し、かつ環状オリゴマーを分解するために抽出水流として再重合に供し、次いでそれは再重合物として少なくとも1つの流入流で希釈されて混合流として重合に供給される方法、が提供される。
図1は2つの圧力ステージを備える技術に基づく公知の重合方法の概要を示す。 図2は本発明の製造方法の第一の態様を示す。 図3は本発明の製造方法の第二の態様を示す。 図4は本発明の製造方法の第三の態様を示す。
当該方法は、再重合における次の工程により特徴づけられる。
a)オリゴマーの分解を最大とするために、温度を220〜280℃に調整し、水分量を20〜40重量%の範囲に調整し、滞留時間を0.5〜20時間の範囲に調整し、
b)混合流をポリアミドプロセスに速やかに供給できるように、上昇する圧力を、本質的にカプロラクタムを含む少なくとも1つの部分流を計量して加えることで低下させる。
オリゴマー分解を最大化することは、以下の点に起因する本発明の最適な空時収量の観点から理解されるべきである。
再重合中のオリゴマー分解効率は温度、水分量、滞留時間の操作パラメーターに依存する。重合出口における環状ダイマーの絶対量を最少とすることに関して2つのパラメーターを特定すると、第三のパラメーターは必然的に決まる。これらのパラメーターの決定は、カプロラクタムの加水分解重合に関して文献に完全に記載されかつ数学的に実証されているモデル(例えば、「ナイロン6の工業的連続重合の数学的モデル」、I. Plazl, Ind. Eng. Chem. Res. Vol. 37, No. 3, 929−935, 1998)によってもよい。
例えば、反応器容積および出力によって決まる滞留時間を決定すると、任意の温度に対する最適水分量を決定できる。同様に、水分量が決まっている場合(濃縮プラント等)は、最適温度が任意の反応器容積(滞留時間)に対して示される。
ほんの一例として、再重合において水分量25重量%の場合、異なる滞留時間に対する最適温度は表1のとおりとなる。
Figure 0006393308
本質的にカプロラクタムを含む少なくとも1つの流入流は、再重合と予備混合器の間に位置する供給ポイントにおいて計量され加えられて、これによって、ポリアミド製造プロセスへの混合流の再循環が可能となるまでに、カプロラクタム濃度が予備混合器の前で増加し、温度が低下し、圧力が予備混合器内の圧力に近づくことが好ましい。
さらなる好ましい態様は、流入流がカプロラクタムを本質的に含む部分流であって、当該部分流は再重合後に予備混合器からのバイパスを経由し抽出水流から分流し、再度循環流として予備混合器の前に供給される。
同様に、再重合物と流入流の混合を改善するために、流入流計量して加えた後にスタティックミキサーを使用できる。
さらに再重合の後であって流入流計量して加える前に、フラッシュエバポレーター中で再重合物の断熱的な膨張が生じることが好ましい。
したがって、フラッシュエバポレーターは好ましくは本質的に再重合物の融点の温度、好ましくは150〜220℃を与えるように加熱されるか、あるいは完全に断熱される。よってフラッシュエバポレーターの圧力は、溶融ポリマーの凝固を避けるように調整される。好ましくは、フラッシュエバポレーターの圧力は4〜10barである。蒸発は好ましくは充填物または流下薄膜にて生じる。再重合は220〜280℃、好ましくは240〜270℃で実施される。予備混合器は好ましくは180〜220℃、1〜6barで操作される。
本質的にカプロラクタムを含む少なくとも1つの流入流は、バージンなラクタムからなるか、本質的にこれを含み、予備混合器よりも前の供給ポイントで計量され加えられることが好ましい。その結果、混合流中のカプロラクタム濃度が予備混合器の前で増加し、水分量が低下し、温度が低下し、そして圧力は予備混合器の圧力よりも高くなるようになる。
本発明の方法によれば、好ましくは2〜10、より好ましくは2〜4の製造ラインを組み合わせることができ、そして再重合に供給できる。製造ラインも本発明の重合工程を備える。
本発明によれば、重合工程、顆粒化工程、これに続く顆粒の水による抽出工程を含むポリアミド製造プロセスにおいて抽出水の連続的再循環するための装置も供給される。当該装置は以下の要素を備える。
a)環状オリゴマーの分解のための再重合器、
b)バージンなラクタムと、場合によっては添加剤および混合流を混合するための予備混合器、
c)予備混合器から分岐され、当該予備混合器の前に位置する供給ポイントで計量され加えられる、循環流を再循環するためのバイパス、
d)循環流を流すためにバイパスに設置されたポンプ。
好ましくは、抽出水流を断熱膨張させるためのフラッシュエバポレーターは再重合器と供給ポイントの間に設置される。
さらに好ましくは、再重合物と循環流の混合を改善するためのスタティックミキサーは供給ポイントと予備混合器の間に設置される。
本発明の主題は、以下の図および実施例を参照することにより詳細に説明されるが、当該主題はここに示す特別な例に限定されない。
図1は2つの圧力ステージを備える技術に基づく公知の重合方法の概要を示す。
図2は本発明の製造方法の第一の態様を示す。
図3は本発明の製造方法の第二の態様を示す。
図4は本発明の製造方法の第三の態様を示す。
2つの圧力ステージを備える技術に基づく公知の重合方法の概要を図1に示す。抽出物1(カプロラクタム、水、場合によっては添加剤)は予備混合器2内で混合され、180〜220℃の温度、2〜4barの圧力、0.5〜1.5時間の滞留時間においてカプロラクタムの開環反応および転化が開始される。過剰の水はカラム3によって除去される。当該カラムは装置を少なくするために予備重合器4に接続されていてもよい。反応マスは予備混合器2から再重合器4の頂部へ移送され、当該部分は200〜240℃の温度、1〜4barの圧力、通常3〜8時間の滞留時間で運転される。図1のように橋渡カラム3を用いる場合、予備混合器2および予備重合器4のそれぞれ頂部の圧力は同じである。しかしながら、基本的に異なる圧力の別々のカラムも使用できる。
予備重合器内では、反応熱の発生により温度は240〜270℃に上昇し、カプロラクタムの転化率はおよそ平衡値に達する。
反応マスは継続してVKパイプ5に移送される(VKは連続的減少の略である)。ポリアミドモル質量に置換えてさらに高度に重合するために、当該パイプでは可能な限りの量の水を240〜280℃の温度、0.5〜1.5barにて頂部で排出し、カラム6を介して除去する。VKパイプの中央部では反応による発熱のために溶融物の温度が若干上昇するが、下部にて240〜255℃に冷却される。VKパイプでの通常の滞留時間は6〜15時間である。次いで、溶融物は排出され、顆粒化およびその後の抽出等のさらなる工程に供される。
重合に供される抽出水は、(環状)オリゴマーが析出しないように次第に濃縮される。析出はフィルターやパイプの詰りや付着を引き起こす。オリゴマーの溶解性を高めるために、カプロラクタムを頻繁に加え、最終的に濃縮工程の出口における有機物濃度を60〜90重量%(10〜90重量%の水分量に相当)、好ましくは65〜75重量%(25〜35重量%の水分量に相当)にする。
図2には、バイパスを介しての断熱膨張との組合せの概要が記載されており、以下に具体例を挙げて概要を説明する。
濃縮された抽出水11は再重合反応器12に連続的に移送される。これは、温度を選択でき(220〜280℃)かつ溶融物の上の自己圧力および滞留時間を環状オリゴマーの分解が所望の度合いとなるように選択できるようにデザインされているチューブ反応器であってよい。例えば、底部から頂部まで伸びる内部加熱または外部加熱式の垂直パイプを使用できる。しかしながら基本的には、自己圧力で運転できる任意の形状の反応器が使用できる。分解ステージ12からの流れ13はフラッシュタンク14にて約6〜10barで断熱膨張する。外部加熱またはタンクの完全な断熱で十分である。膨張は、例えば、充填物または流下薄膜にて生じる。基本的に、溶融ポリマーから揮発性化合物を排出できる任意の装置が好適である。膨張中、水および少量のカプロラクタムが蒸発し、流れ15を介して除去される。これらの熱は当プロセスの他の場所で使用できる。フラッシュタンク14の液相は断熱膨張によりかなり冷却される。フラッシュタンク14の圧力は十分な水分量を維持でき、融点を低下させないように調整される。通常2〜4barで実施される予備混合器での流れ16の直接膨張は、流入流における溶融物の凝固という危険性をはらんでいる。このため、本発明では流れ16は予備混合器17のバイパスの循環によって希釈される、かつ主としてカプロラクタムからなる。好ましくは、流れの混合を改善するために、スタティックミキサー18は計量ポイント19の少し後ろで使用される。流れを混合することにより、水分量はかなり減少しカプロラクタムの量はかなり増加する。このことは予備混合器内での膨張中に溶融物が凝固するという危険性を排除する。流れ22の蒸気圧が予備混合器17の圧力に可能な限り近くなるように、ポンプ21の吐出力により流れ16と流れ22の比を決定する。凝固の危険性を伴うことなく、流れ22の予備混合器17への迅速な移送が可能である。通常、180〜220℃、2〜4barで運転される予備混合器では、流れ23によってバージンなカプロラクタム、場合よっては添加剤または安定化剤が連続して計量され加えられ、水および少量の他の揮発性化合物が流れ24を介して連続的に排出される。熱蒸気15および25の熱エネルギーは、例えば、流れ23の予備加熱に使用できる。予備混合器17からの反応混合物の一部は流れ25とポンプ21により循環され、別の部分は流れ26を介して連続的に除去され、例えば、予備重合器に、すなわち通常のプロセスに直接循環される。
[実施例1]
以下の実施例は、その概要が図2に示されているプロセスに基づく。
434kg/hのカプロラクタム、200kg/hの水、16.4kg/hの環状ダイマーからなる流れを、258℃で2時間の滞留時間(最適化された分解ステージ)で、チューブ反応器に供給した。これによりカプロラクタム量は7.5重量%に、ダイマー量は0.72重量%に低下した。反応マス上の蒸気圧は32.5barであった。次いで流れを約8barで単一の断熱膨張(フラッシュ)ステージに供した。78.7kg/hの水蒸気および微量のカプロラクタムが184.0℃で遊離され、反応混合物の水分量は20.5重量%に低下した。同様に、当該水およびカプロラクタムを用いて反応中間体を184.0℃に冷却した(ただし融点である170℃よりは高く保った)。この流れは循環している予備混合器のバイパス流に、好ましくはスタティックミキサーの前に導入された。予備混合器は3bar、200℃で運転され、2083kg/hのバージンなカプロラクタムが当該予備混合器に計量され加えられた。バイパスの温度は200℃であり(予備混合器の温度である)、流れ25と26の液体比は混合流の蒸気圧を5.0barに低下させるために1/3〜1で選択された。フラッシュタンクからの流出物と組合せる前に、循環流は3.6重量%の水、64.8重量%のカプロラクタム、31.6重量%のポリアミド6からなっていた。混合後、温度は195.8℃であり、当該流れは7.8重量%の水、50.3重量%のカプロラクタム、41.9重量%のポリアミド6で構成されていた。この時点での溶融物上の蒸気圧は5.0barであった。当該流れは、200℃、3barで運転される予備混合器内で膨張し、同時に2083kg/hのカプロラクタムと混合された。この条件下で、さらに18.9kg/hの水が蒸発した。同様に、蒸発したカプロラクタムを予備混合器に再循環した。この循環流はポンプによって反応生成物から分岐された。このシステムから排出された流れ26は200℃の温度を有し、3.6重量%の水、64.8重量%のカプロラクタム、31.6重量%のポリアミド6を有し、かつ3barの蒸気圧を有していた。これは、カプロラクタムの転化を完全にしさらにシステムから水を除去するために、例えば3bar、240℃で運転される予備重合器に直接移送できる。
[実施例2]
実施例1よりも大きな液体比の設定により、断熱膨張を省略でき、流れ13を直接バイパスに計量して加えることができる。この可能性の概略を図3に示す。
実施例1と同様の組成を有する流れ11を最適化された分解ステージ12に供給した。これによりカプロラクタム量は7.5重量%に、ダイマー量は0.72重量%に低下した。反応マス上の蒸気圧は32.5barであった。この流れは循環している予備混合器17のバイパス流20に、好ましくはスタティックミキサー18の前に導入された。予備混合器を200℃で運転し、2083kg/hのカプロラクタムを計量して加えた。バイパスの温度は200℃であり(予備混合器の温度である)、流れ25と26の液体比は混合流の蒸気圧を4.3barに低下させるために1/10〜1で選択された。流れ13と組合せる前に、循環流20は3.6重量%の水、62.9重量%のカプロラクタム、33.5重量%のポリアミド6からなっていた。混合後、温度は198.4℃であり、流れ22は6.0重量%の水、57.9重量%のカプロラクタム、36.1重量%のポリアミド6で構成されていた。この時点での溶融物上の蒸気圧は4.3barであった。流れ22は、200℃、3barで運転される予備混合器内で膨張し、同時に2083kg/hのカプロラクタムからなる流23と混合された。この条件下で、96.7kg/hの水が蒸発した。同様に、蒸発したカプロラクタムを予備混合器に再循環した。この循環流25はポンプ21によって反応生成物から分岐された。このシステムから排出された流れ26は200℃の温度を有し、3.6重量%の水、62.9重量%のカプロラクタム、33.5重量%のポリアミド6を有し、かつ3barの蒸気圧を有していた。これは、カプロラクタムの転化を完全にしさらにシステムから水を除去するために、例えば3bar、240℃で運転される予備重合器に直接移送できる。
[実施例3]
予備混合器の循環バイパスへ直接導入する代わりに、バージンなラクタムで希釈することによっても蒸気圧を低減できる。この場合、流れ23は混合物の固化温度に到達しないように予備加熱されなければならない。この方法の概要を図4に示す。
実施例1と同様に、流れ11を最適化された分解ステージに供給した。これによりカプロラクタム量は7.5重量%に、ダイマー量は0.72重量%に低下した。反応マス上の蒸気圧は32.5barであった。計量ポイント19において、好ましくはスタティックミキサー18の前でこの流れをバージンなラクタム23と直接混合した。混合流22の温度を180.6℃すなわち溶融温度よりも高い温度とするために、バージンなラクタム23の温度を150℃とした。混合流22は7.1重量%の水、78.0重量%のカプロラクタム、14.9重量%のポリアミド6からなっていた。この時点での溶融物上の蒸気圧は3.3barであった。流れ22は、200℃、3barで運転される予備混合器内で膨張した。この条件下で116.3kg/hの水が蒸発した。蒸発したカプロラクタムは予備混合器内で再循環された。このシステムから排出された流れ26は200℃の温度を有し、3.06重量%の水、80.3重量%のカプロラクタム、16.7重量%のポリアミド6を有し、かつ3barの蒸気圧を有していた。これは、カプロラクタムの転化を完全にしさらにシステムから水を除去するために、例えば3bar、240℃で運転される予備重合機に直接移送できる。
[比較例4]
150kg/hの水および3kg/hの酢酸を用いた2つの圧力ステージを有するプロセスにより、2600kg/hのカプロラクタムをポリアミド6に転化した。混合物を予備重合器に装入した。予備重合器の頂部は240℃、4barであり滞留時間1時間で92.4kg/hの水を蒸発させた。次いで、混合物を断熱された下部に移送し2.5時間滞留させた。ここでは温度は264℃に上昇し、8.5重量%のカプロラクタムが転化された。この時点でのダイマーの量は0.50重量%であった。反応混合物を雰囲気温度にてVKパイプに移送した。当該パイプの上部にて、滞留時間1時間、275℃にて、さらに51.3kg/hの水が排出された。下部ではトータルで8時間の滞留し、断熱部の後(3時間)で、反応温度が最終的に240℃に低下した。出口でのカプロラクタム量は8.3重量%、ダイマー量は0.66重量%であり、1重量%硫酸溶液で測定した相対粘度は2.69であった。
[比較例5]
直接再循環:
実施例2と同様の反応条件にて、2578kg/hのカプロラクタム、150kg/hの水、3kg/hの酢酸、22kg/hの環状ダイマーをプロセスに供した。VKパイプの出口においてカプロラクタム量は8.3重量%、ダイマー量は0.85重量%であり(22kg/h)、前記相対粘度は2.69であった。
[比較例6]
直接再循環および最適化された再重合:
434kg/hのカプロラクタム、200kg/hの水、16.0kg/hの環状ダイマーからなる流を閉じたチューブ反応器にて、自発圧力下、258℃で2時間反応させた。カプロラクタム、量は7.5重量%に、ダイマー量は0.72重量%に低下した。予備混合器の上部で得られた反応混合物を、さらに2150kg/hのカプロラクタムおよび3kg/hの酢酸と混合し、実施例2と同様の反応条件(ただしVKパイプの頂部の圧力が0.83barに低下した点は異なる)で反応させた。VKパイプの出口においてカプロラクタム量は8.6重量%、ダイマー量は0.61重量%であった(16.0kg/h)。ここでの前記相対粘度は2.69であった。
[発明の態様]
[1]
重合工程、顆粒化工程、およびその後の当該顆粒を水で抽出する工程を備えるポリアミド製造プロセスにおいて抽出水を連続的に再循環する方法であって、
少なくとも1つの製造ラインからの抽出水を濃縮し、環状オリゴマーを分解するために抽出水流(11)として再重合(12)に供給し、再重合物(12、16)として、少なくとも1つの流入流(20、23)で希釈し、次いで混合流(26)として前記重合工程に供給し、
再重合中に、
a)オリゴマーの分解を最大とするために、温度を220〜280℃の範囲に調整し、水分量を20〜40重量%の範囲に調整し、滞留時間を0.5〜20時間の範囲に調整し、
b)ポリアミド製造プロセスへの迅速な混合流(22、26)の供給を可能とするように少なくとも1つの本質的にカプロラクタムを含む流入流(20、23)を計量して加えることによって、上昇する圧力を低下させることを特徴とする、方法。
[2]
前記の本質的にカプロラクタムを含む少なくとも1つの流入流(20、23)が、再重合と予備混合器(17)の間に配置された供給ポイント(19)において計量され加えられて、それによりカプロラクタム濃度が予備混合器(17)の前で上昇し、温度は低下してもよく、これによって混合流のポリアミド製造プロセスへの再循環が可能となるまで溶融物上の蒸気圧が予備混合器(17)内の圧力に近づくことを特徴とする、[1]の方法。
[3]
前記少なくとも1つの流入流(20、23)がカプロラクタムを本質的に含む部分流であって、当該部分流は、再重合(12)後にバイパスを経由して分流し、予備混合器(17)の前に、再度循環流(20)として循環において再重合物(16)に供給されることを特徴とする、[1]または[2]の方法。
[4]
流入流(20)を計量して加えた後に、再重合物(16)と流入流(20)の混合を改善するためにスタティックミキサー(18)を使用することを特徴とする、[1]〜[3]のいずれかの方法。
[5]
再重合(12)の後であって、流入流を計量して加える(19)前に、再重合物(16)の断熱膨張がフラッシュエバポレーター(14)にて生じることを特徴とする、[1]〜[4]のいずれかの方法。
[6]
フラッシュエバポレーター(14)を、再重合物(16)の融点に本質的に適合する温度、特に150〜220℃に加熱するか、あるいは完全に断熱し、フラッシュエバポレーター(14)の圧力をポリマー溶融物が凝固しないように、好ましくは4〜10barに調整することを特徴とする、[5]の方法。
[7]
前記膨張が充填物または流下薄膜にて生じることを特徴とする、[5]または[6]の方法。
[8]
240〜270℃の温度および/または25〜35重量%の水分量および/または1〜15時間の滞留時間において、再重合を実施することを特徴とする、[1]〜[7]のいずれかの方法。
[9]
予備混合器(17)を180〜220℃の温度、および1〜6barの圧力で運転することを特徴とする、[1]〜[8]のいずれかの方法。
[10]
本質的にカプロラクタムを含む少なくとも1つの流入流(23)が、バージンなラクタムからなるか、またはこれを本質的に含み、当該流入流が予備混合器(17)の前に位置する供給ポイント(19)において計量され加えられて、それによりカプロラクタム濃度が予備混合器(17)の前で上昇し、温度は低下してもよく、これによって溶融物上の圧力が予備混合器(17)内の圧力に適合することを特徴とする、[1]の方法。
[11]
複数、好ましくは2〜10、特に好ましくは2〜4の製造ラインからの抽出水が組み合わされ、そして次に再重合(12)に供されることを特徴とする、[1]〜[10]のいずれかの方法。
[12]
重合工程、顆粒化工程、およびその後の当該顆粒を水で抽出する工程を備えるポリアミド製造プロセスにおいて抽出水を連続的に再循環するための装置であって、
a)環状オリゴマーの分解のための再重合器(12)、
b)バージンなラクタムと、場合によっては添加剤、および混合流(22、26)を混合するための予備混合器(17)、
c)予備混合器(17)から分流され、当該予備混合器(17)の前に位置する供給ポイント(19)で計量され加えられ、循環流(20)を再循環するためのバイパス、および
d)循環流(20)を流すためにバイパスに設置されたポンプ(21)、
を備える、装置。
[13]
再重合物(16)の断熱膨張のためのフラッシュエバポレーター(14)を、再重合器(12)と供給ポイント(19)の間に配置することを特徴とする、[12]の装置。
[14]
再重合物(16)と少なくとも1つの流入流(20、23)の混合を改善するスタティックミキサー(18)を供給ポイント(19)と予備混合器(17)の間に配置することを特徴とする、[12]または[13]の装置。

Claims (15)

  1. 重合工程、顆粒化工程、およびその後の当該顆粒を水で抽出する工程を備えるポリアミド製造プロセスにおいて抽出水を連続的に再循環する方法であって、
    少なくとも1つの製造ラインからの抽出水を濃縮し、環状オリゴマーを分解するために抽出水流(11)として再重合(12)に供給し、再重合物(12、16)として、少なくとも1つの流入流(20、23)で希釈し、次いで混合流(26)として前記重合工程に供給し、
    再重合中に、
    a)オリゴマーの分解を最大とするために、温度を220〜280℃の範囲に調整し、水分量を20〜40重量%の範囲に調整し、滞留時間を0.5〜20時間の範囲に調整し、
    b)ポリアミド製造プロセスへの迅速な混合流(22、26)の供給を可能とするように少なくとも1つの本質的にカプロラクタムを含む流入流(20、23)を計量して加えることによって、上昇する圧力を低下させることを特徴とする、方法。
  2. 前記の本質的にカプロラクタムを含む少なくとも1つの流入流(20、23)が、再重合と予備混合器(17)の間に配置された供給ポイント(19)において計量され加えられてそれによりカプロラクタム濃度が予備混合器(17)の前で上昇し、温度低下してもよく、これによって混合流のポリアミド製造プロセスへの再循環が可能となるまで溶融物上の蒸気圧が予備混合器(17)の圧力に近づくことを特徴とする、請求項1に記載の方法。
  3. 前記少なくとも1つの流入流(20、23)がカプロラクタムを本質的に含む部分流であって、当該部分流は、再重合(12)後バイパスを経由して分流し、予備混合器(17)の前に、再度循環流(20)として循環において再重合物(16)に供給されることを特徴とする、請求項1または2に記載の方法。
  4. 流入流(20)計量して加えた後に、再重合物(16)と流入流(20)の混合を改善するためにスタティックミキサー(18)を使用することを特徴とする、請求項1〜3のいずれかに記載の方法。
  5. 再重合(12)の後であって流入流を計量して加える(19)前に、再重合物(16)の断熱膨張フラッシュエバポレーター(14)にて生じることを特徴とする、請求項1〜4のいずれかに記載の方法。
  6. フラッシュエバポレーター(14)を、再重合物(16)の融点に適合する温度に加熱するか、あるいは完全に断熱し、フラッシュエバポレーター(14)の圧力をポリマー溶融物が凝固しないように調整することを特徴とする、請求項5に記載の方法。
  7. フラッシュエバポレーター(14)を150〜220℃の温度に加熱するか、あるいは完全に断熱し、フラッシュエバポレーター(14)内の圧力は、4〜10barの範囲であることを特徴とする、請求項5に記載の方法。
  8. 前記膨張が充填物内へまたは流下薄膜にて生じることを特徴とする、請求項5〜7のいずれかに記載の方法。
  9. 240〜270℃の温度および/または25〜35重量%の水分量および/または1〜15時間の滞留時間において、再重合を実施することを特徴とする、請求項1〜のいずれかに記載の方法。
  10. 予備混合器(17)を180〜220℃の温度および1〜6barの圧力で運転することを特徴とする、請求項2または3に記載の方法。
  11. 本質的にカプロラクタムを含む少なくとも1つの流入流(23)が、バージンなラクタムからなるか、またはこれを本質的に含み、当該流入流が予備混合器(17)の前に位置する供給ポイント(19)において計量され加えられてそれによりカプロラクタム濃度が予備混合器(17)の前で上昇し、温度低下してもよく、これによって溶融物上の圧力が予備混合器(17)の圧力に適合することを特徴とする、請求項1に記載の方法。
  12. 複数、好ましくは2〜10、特に好ましくは2〜4の製造ラインからの抽出水が組み合わされ、そして次に再重合(12)に供されることを特徴とする、請求項1〜11のいずれかに記載の方法。
  13. 重合工程、顆粒化工程、およびその後の当該顆粒を水で抽出する工程を備えるポリアミド製造プロセスにおいて抽出水を連続的に再循環するための装置であって、
    a)環状オリゴマーの分解のための再重合器(12)、
    b)バージンなラクタムと、任意に添加剤および混合流(22、26)を混合するための予備混合器(17)、
    c)予備混合器(17)から分流され、当該予備混合器(17)の前に位置する供給ポイント(19)で計量され加えられる、循環流(20)を再循環するためのバイパス、および
    d)循環流(20)を流すためにバイパスに設置されたポンプ(21)、
    を備える、装置。
  14. 再重合物(16)の断熱膨張のためのフラッシュエバポレーター(14)を、再重合器(12)と供給ポイント(19)の間に配置することを特徴とする、請求項13に記載の装置。
  15. 再重合物(16)と少なくとも1つの流入流(20、23)の混合を改善するスタティックミキサー(18)を供給ポイント(19)と予備混合器(17)の間に配置することを特徴とする、請求項13または14に記載の装置。
JP2016504519A 2013-03-26 2014-01-28 ポリアミド製造プロセスにおける抽出水の連続的再循環方法およびその装置 Expired - Fee Related JP6393308B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
EP13161146.9A EP2784102B1 (de) 2013-03-26 2013-03-26 Verfahren und Vorrichtung zur kontinuierlichen Rückführung von Extraktwässern im Polyamidherstellungsprozess
EP13161146.9 2013-03-26
PCT/EP2014/051660 WO2014154379A1 (de) 2013-03-26 2014-01-28 Verfahren und vorrichtung zur kontinuierlichen rückführung von extraktwässern im polyamidherstellungsprozess

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2016514741A JP2016514741A (ja) 2016-05-23
JP2016514741A5 JP2016514741A5 (ja) 2018-05-10
JP6393308B2 true JP6393308B2 (ja) 2018-09-19

Family

ID=47913316

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016504519A Expired - Fee Related JP6393308B2 (ja) 2013-03-26 2014-01-28 ポリアミド製造プロセスにおける抽出水の連続的再循環方法およびその装置

Country Status (9)

Country Link
EP (1) EP2784102B1 (ja)
JP (1) JP6393308B2 (ja)
KR (1) KR102106077B1 (ja)
CN (1) CN105073831B (ja)
ES (1) ES2564676T3 (ja)
PL (1) PL2784102T3 (ja)
SA (1) SA515361011B1 (ja)
TW (1) TWI630222B (ja)
WO (1) WO2014154379A1 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
TWI662065B (zh) * 2016-11-29 2019-06-11 德商伍德英汎達 費雪有限責任公司 於尼龍-6的生產中回收清洗水萃取物之技術
CN107051345A (zh) * 2017-01-25 2017-08-18 江苏永通新材料科技有限公司 一种用于生产聚酰胺切片的低聚物分离器
CN114402012A (zh) * 2019-05-01 2022-04-26 诺沃赫姆绿色添加剂4私人有限公司 再循环低共熔组合物
CN114426769A (zh) * 2020-09-22 2022-05-03 中国石油化工股份有限公司 己内酰胺水解开环聚合制备尼龙6过程中回收的己内酰胺及其环状低聚体混合物的应用
WO2022196407A1 (ja) * 2021-03-16 2022-09-22 東レ株式会社 ナイロン6繊維、並びにマテリアルリサイクルポリカプロアミド樹脂ペレットおよびその製造方法

Family Cites Families (18)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE2501348B2 (de) * 1975-01-15 1981-04-09 Basf Ag, 6700 Ludwigshafen Kontinuierliches Verfahren zur Herstellung von Polyamiden aus epsilon-Caprolactam
DE3729853A1 (de) 1987-09-05 1989-03-23 Basf Ag Verfahren zur aufarbeitung von destillationsrueckstaenden, die bei der reinigung von caprolactam anfallen
US5077381A (en) * 1990-06-01 1991-12-31 Basf Corporation Constant compositioin recycle of nylon 6 polymerization wash water
DE4405161A1 (de) * 1994-02-18 1995-08-24 Huels Chemische Werke Ag Verfahren zur kontinuierlichen hydrolytischen Polymerisation von Laurinlactam
DE19531990A1 (de) * 1995-08-30 1997-05-15 Polymer Eng Gmbh Verfahren zur kontinuierlichen Herstellung von Polyamid 6 unter Verwendung von Rücklactam
DE19752181A1 (de) * 1997-11-25 1999-05-27 Basf Ag Verfahren zur Herstellung von Polyamiden
DE19752183A1 (de) * 1997-11-25 1999-05-27 Basf Ag Verfahren zur kontinuierlichen Extraktion von Polyamid
DE19801267B4 (de) 1998-01-15 2005-03-24 Inventa-Fischer Gmbh Verfahren zur Herstellung von PA-6 Granulat und dessen Verwendung
NL1010161C2 (nl) * 1998-09-23 2000-03-24 Dsm Nv Proces voor de productie van polyamide-6 uitgaande èpsilon-caprolactam.
HUP0105495A2 (en) * 1999-02-11 2002-05-29 Basf Ag Method for producing polyamide 6 of a low extract content, high viscosity stability and low remonomerization rate
DE19925906A1 (de) * 1999-06-07 2000-12-14 Basf Ag Verfahren zur Herstellung von Polyamiden aus Lactamen und Polyamid-Extrakten
DE19962573A1 (de) * 1999-12-23 2001-07-05 Basf Ag Verfahren zur Herstellung von Polyamiden
US6479620B1 (en) * 2001-06-01 2002-11-12 E. I. Du Pont De Nemours And Company Process for converting caprolactam to nylon 6
US7658817B2 (en) * 2004-12-15 2010-02-09 Asahi Kasei Chemicals Corporation Industrial evaporation apparatus
WO2007128521A2 (de) * 2006-05-04 2007-11-15 Uhde Inventa-Fischer Ag Verfahren zur kontinuierlichen herstellung von polyamid-granulat
US8263733B2 (en) * 2006-10-24 2012-09-11 Basf Se Application of coil tube evaporators for the production of polyamides
ES2632205T3 (es) * 2008-12-12 2017-09-11 Basf Se Procedimiento para la fabricación continua de copoliamidas a partir de lactamas y de sales diaminas y ácidos dicarboxílicos
PL2532698T3 (pl) * 2011-06-08 2016-12-30 Sposób i urządzenie do bezpośredniej, ciągłej modyfikacji stopionych polimerów

Also Published As

Publication number Publication date
EP2784102B1 (de) 2015-12-09
JP2016514741A (ja) 2016-05-23
CN105073831A (zh) 2015-11-18
TWI630222B (zh) 2018-07-21
KR20160010393A (ko) 2016-01-27
PL2784102T3 (pl) 2016-06-30
WO2014154379A1 (de) 2014-10-02
KR102106077B1 (ko) 2020-05-28
EP2784102A1 (de) 2014-10-01
CN105073831B (zh) 2017-05-03
SA515361011B1 (ar) 2017-05-23
ES2564676T3 (es) 2016-03-28
TW201437259A (zh) 2014-10-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6393308B2 (ja) ポリアミド製造プロセスにおける抽出水の連続的再循環方法およびその装置
CN114630815A (zh) 聚合物的回收
EP2156933B1 (de) Kontinuierliches Verfahren zur Extraktion von Polyamid-6
JP2016514741A5 (ja)
KR20190132344A (ko) 디메틸술폭시드를 증류하는 방법, 및 다단식 증류탑
KR100548108B1 (ko) 연속식 폴리아미드 추출 방법
EP1034208A2 (de) Verfahren zur kontinuierlichen extraktion von polyamid
KR20100127153A (ko) 트랜스-1,4-시클로헥산디카르복시산디메틸의 제조 방법 및 고순도 트랜스-1,4-시클로헥산디카르복시산디메틸
CN109970127B (zh) 一种从抗生素生产废水中回收乙酸丁酯的方法
JP4356907B2 (ja) イソシアネート系分解対象化合物の分解回収方法およびその分解回収設備
CN104629055B (zh) 工业化生产聚砜高分子材料方法
CN106084224A (zh) 一种粒度分布窄的高白度聚芳硫醚及其制备方法
CN102952143B (zh) 一种四苯基卟吩的制备方法
CN104961630A (zh) 一种2,5-二氯苯酚的制备方法
JP7109851B2 (ja) アミド系化合物の回収方法および装置
JP2016506969A (ja) プロペンの不均一系触媒反応による酸化のプロセスガスからのアクロレインの分離方法
CN108358774B (zh) 利用渗透汽化-结晶耦合多重回收组分的方法和装置
CN1646503A (zh) 由脲生产三聚氰胺的方法、特别是从尾气中分离三聚氰胺的方法
RU2558369C2 (ru) Способ получения флуорена кристаллизацией из расплава
CN1273462C (zh) 纯三噁烷的制备方法
TW201402655A (zh) 從材料混合物分離揮發性物質之方法及製造聚亞芳基硫醚之裝置
JP2014037368A (ja) ビスフェノールaの製造方法
JP2004010902A (ja) カプロラクタムよりポリアミド樹脂を製造する方法
CN117247022A (zh) 一种氯硅烷渣浆的处理方法
CN117534805A (zh) 一种利用废水制备高质量热塑性酚醛树脂的工艺

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170111

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20171018

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20171024

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20180123

A524 Written submission of copy of amendment under article 19 pct

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A524

Effective date: 20180322

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180726

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180824

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6393308

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees