JP6392694B2 - 放熱機構及び電子機器 - Google Patents

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Description

本発明は、放熱機構及び電子機器に関する。
近年、携帯電話、スマートフォン、タブレッド等の携帯電子機器、及びPC(Personal Computer)等の電子機器においては、高性能化が進んでいる。これに伴い、基板に搭載されている電子部品の発熱量が増大する傾向にある。例えば、CPU(Central Processing Unit)等の発熱部品を有する電子機器においては、発熱部品から出た熱が筐体に伝わり、発熱部品近傍の筐体表面が局所的に高温化する場合がある。CPU等の発熱部品から出た熱を放熱する放熱機構として、一般的にヒートシンクが知られている。このヒートシンクは、CPU等の上面に取り付けられている。そして、CPU等から出た熱をヒートシンクに移動させてヒートシンクにより放熱させることで、CPU等を冷却する技術が一般的に知られている。
ここで、図5を用いて、一般的な放熱機構820及び電子機器800について説明する。図5は、一般的な放熱機構820及び電子機器800の構成を示す断面図である。電子機器800は、電子部品810を具備している。そして、電子機器800は、電子部品810から発生する熱を放熱するために、放熱機構820を具備している。この放熱機構820は、被覆部材830及び放熱部材840を具備している。放熱機構820は、被覆部材830の第1の底面830aを電子部品810に当接させ、電子部品810から発生する熱を被覆部材830にて受けている。また、放熱機構820は、第1の底面830aに対向する被覆部材830の第2の底面830cと放熱部材840とを熱伝導シート839を介して当接させ、被覆部材830の熱を放熱部材840に伝えている。なお、被覆部材830は、直方体であり、第1の底面830aと第2の底面830cとが同じ面積で構成され、側面830bがこれら第1の底面830a及び第2の底面830cよりも小さい面積で構成されている。第1の底面830a及び第2の底面830cの方が、側面830bよりも、電子部品810及び放熱部材840との接触面積を確保することが可能となる。このため、側面830bよりも第1の底面830a及び第2の底面830cを電子部品810及び放熱部材840に当接させる方が、熱を伝えやすい。
また、放熱部材によりCPU等からの発熱を放熱させる技術として、例えば、特許文献1には、放熱機構およびその放熱機構を備えた電子機器に関する技術が開示されている。この特許文献1記載の技術は、この文献の図1を参照すると、筐体1、発熱部品2、基板3、シールド5、熱伝達層6及び熱電変換素子8を具備している。特許文献1記載の技術は、シールド5の天面と熱伝達層6とを当接させ、シールド5の熱を熱伝達層6に伝えている。
ここで、電子部品を被覆する被覆部材(シールド)の第2の底面に放熱部材を配設させる空間が確保できない場合がある。このような場合の放熱機構920について図6を用いて説明する。図6は、関連する放熱機構920及び電子機器900の構成を示す断面図である。電子機器900は、電子部品910を具備している。そして、電子機器900は、電子部品910から発生する熱を放熱するために、放熱機構920を具備している。この放熱機構920は、被覆部材930及び放熱部材940を具備している。放熱機構920は、被覆部材930の第1の底面930aを電子部品910に当接させ、電子部品910から発生する熱を被覆部材930にて受けている。ここで、放熱機構920は、被覆部材930の第2の底面930cに放熱部材940を配設させる空間が確保できず、被覆部材930の側面930bに放熱部材940を当接させなければならない。この場合、放熱機構920は、被覆部材930と放熱部材940との接触面積を小さくしてしまうため、被覆部材930から放熱部材940への熱伝導率を低減させてしまう。
上述のように、被覆部材の底面に放熱部材を配設させる空間が確保できない場合であっても、被覆部材から放熱部材への熱伝導率を低減させない技術として、例えば、特許文献2には、電装品ユニットに関する技術が開示されている。この特許文献2記載の技術は、この文献の図1を参照すると、コンデンサ11、伝熱部材15、基板19及びケース20を具備している。特許文献2記載の技術は、ケース20の内部から外部に伝熱部材15を飛び出させている。そして、特許文献2記載の技術は、外部に飛び出た伝熱部材15に放熱部材30を当接させ、コンデンサ11の熱を伝熱部材15を介して放熱部材30に伝えている。
特開2013−254791号公報 特開2008−053635号公報
しかしながら、上記特許文献2記載の技術は、伝熱部材15と放熱部材30とが別体で形成されている。このため、上記特許文献2記載の技術は、伝熱部材15の金型を別途、作成する必要が生じ、製造コストを増大させてしまうという技術的課題がある。
そこで、本発明の目的は、被覆部材の底面に放熱部材を配設させる空間が確保できない場合であっても、被覆部材から放熱部材への熱伝導率を低減させず、かつ、製造コストの増大を抑制することが可能な放熱機構及び電子機器を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明に係る放熱機構は、発熱部品を被覆し、この発熱部品に熱的に接続される被覆部材と、上記被覆部材に熱的に接続される放熱部材と、を具備し、上記被覆部材は、底面が上記発熱部品に当接して配設され、上記発熱部品を被覆する基部と、上記基部と一体に成型され、上記基部の側面に位置し、上記放熱部材と係合する係合部と、を有して構成される。
上記目的を達成するために、本発明に係る電子機器は、上記放熱機構と、上記発熱部品と、を具備して構成される。
本発明によれば、被覆部材の底面に放熱部材を配設させる空間が確保できない場合であっても、被覆部材から放熱部材への熱伝導率を低減させず、かつ、製造コストの増大を抑制することができる。
本発明の一実施形態(第1の実施形態)に係る放熱機構及び電子機器の構成を示す断面図である。 本発明の他の実施形態(第2の実施形態)に係る放熱機構及び電子機器の構成を示す断面図である。 本発明の他の実施形態(第3の実施形態)に係る放熱機構及び電子機器の構成を示す断面図である。 本発明の他の実施形態(第4の実施形態)に係る放熱機構及び電子機器の構成を示す断面図である。 一般的な放熱機構及び電子機器の構成を示す断面図である。 関連する放熱機構及び電子機器の構成を示す断面図である。
以下、図面を用いて、本発明の実施形態について説明する。
(第1の実施形態)
図1を用いて、本発明の一実施形態(第1の実施形態)について説明する。図1は、本実施形態(第1の実施形態)に係る放熱機構120及び電子機器100の構成を示す断面図である。
電子機器100は、電子部品(発熱部品)110及び放熱機構120を具備している。電子部品110は、例えば、CPU等、作動時に熱を発する部品である。放熱機構120は、電子部品110に熱的に接続され、電子部品110から発生する熱を外部に放熱している。
放熱機構120は、被覆部材130及び放熱部材140を具備している。被覆部材130は、電子部品110を被覆し、この電子部品110に熱的に接続される。放熱部材140は、例えば、ヒートシンクであり、被覆部材130に熱的に接続されている。本実施形態において、被覆部材130は、基部132及び係合部131を具備している。基部132は、この基部132の第1の底面(底面)132aを電子部品110に当接させ、電子部品110を被覆している。これにより、電子部品110から発生する熱が被覆部材130に伝わる。係合部131は、基部132と一体に成型され、基部132の側面132bに位置し、放熱部材140と係合している。なお、被覆部材130の基部132は、直方体であり、第1の底面132aと第2の底面132cとが同じ面積で構成され、側面132bがこれら第1の底面132a及び第2の底面132cよりも小さい面積で構成されている。第1の底面132a及び第2の底面132cの方が、側面132bよりも、電子部品110及び放熱部材140との接触面積を十分に確保し易い。
このように、本実施形態は、被覆部材130の基部132の側面132bに係合部131を設け、係合部131を介して放熱部材140に熱を伝達している。このため、被覆部材130の基部132の第2の底面132cと放熱部材140との当接面積を十分に確保できないような場合であっても、放熱部材140に効率良く熱を伝達することが可能となる。
そして、基部132と係合部131とが一体に成型されている。このように、基部132と係合部131とが一体に成型されているため、係合部131の金型を別途、作成する必要がなく、製造コストを軽減することが可能となる。
よって、本実施形態によれば、被覆部材130の第2の底面132cに放熱部材140を配設させる空間が確保できない場合であっても、被覆部材130から放熱部材140への熱伝導率を低減させず、かつ、製造コストの増大を抑制することができる。
(第2の実施形態)
図2を用いて、本発明の他の実施形態(第2の実施形態)について説明する。図2は、本実施形態(第2の実施形態)に係る放熱機構220及び電子機器200の構成を示す構成図である。
本実施形態の電子機器200は、筐体201の内部に基板202、電子部品(発熱部品)210、放熱機構220を収容している。電子機器200は、筐体201の孔の開口面に熱電シート203を配設している。電子機器200は、筐体201の外部の装置と接する面に金属プレート204を配設している。
筐体201は、周知の技術であるため、具体的な説明を省略するが、外観視すると矩形状をなして形成されている。筐体201は、内部に基板202、電子部品210、放熱機構220を収容するために、中空状をなして形成されている。
基板202は、周知の技術であるため、具体的な説明を省略するが、樹脂等を用いて板状をなして形成される。この基板202の面には、電子部品210が実装されている。なお、本実施形態では、基板202の片側の面に電子部品210が実装されているが、これに限定されず、基板202の両面に電子部品210が実装されても良い。
この電子部品210は、例えば、CPU等、作動時に熱を発する部品である。電子部品210には、放熱機構220が熱的に接続されている。この放熱機構220は、被覆部材230及び放熱部材240を具備している。なお、放熱機構220については、後述する。
ここで、電子部品210と放熱機構230との間には、熱伝導性シートを設けても良い。この熱伝導性シートは、例えば、熱伝導性樹脂、金属等を用いて形成される。なお、熱伝導性シートは、電子部品210から発生した熱を放熱機構220の被覆部材230に伝導し易い材質であれば、上述の材質に限定されない。このように、電子部品210と被覆部材230との間に熱伝導性シートを設けることで、電子部品210から発生した熱が、筐体201の内部に伝導するよりも、熱伝導性シートを介して被覆部材230に伝導し易くなる。
熱電シート203は、周知の技術であるため、具体的な説明を省略するが、熱伝導性樹脂を用いて板状をなして形成され、筐体201の孔の開口面に位置している。このように、筐体201の孔の開口面に熱電シート203を配設することで、放熱部材240と後述する金属プレート204との密着性を高め、放熱部材240から金属プレート204に熱を伝え易くしている。また、筐体201の孔の開口面に熱電シート203を配設することで、筐体201内への水の侵入を防ぐ防滴効果を高めている。なお、熱電シート203は、上述したように、熱伝導性樹脂を用いて形成されるが、熱を伝導し易い材質であれば、特に限定されず、例えば、金属等を用いて形成しても良い。
金属プレート204は、周知の技術であるため、具体的な説明を省略するが、ステンレス等の金属を用いて板状をなして形成され、筐体201の外部の装置と接する面に位置している。このように、筐体201の外部の装置と接する面に金属プレート204を配設することで、外部の装置への放熱効果を高めている。また、筐体201の外部の装置と接する面に金属プレート204を配設することで、筐体201と外部の装置との接続構成の補強を図ることが可能となる。接続端子205は、周知の技術であるため、具体的な説明を省略するが、外部の装置と接続させるための端子である。
本実施形態において、放熱機構220は、上述したように、被覆部材230及び放熱部材240を具備している。被覆部材230は、電子部品210を被覆し、この電子部品210に熱的に接続されている。被覆部材230は、例えば、ステンレス等の金属を用いて形成されている。ここで、被覆部材230の熱伝導率は、樹脂などで構成された基板202よりも熱伝導率が高いものが用いられる。これにより、電子部品210から発生する熱は、基板202ではなく、被覆部材230に伝わることとなる。
被覆部材230は、係合部231及び基部232を有している。基部232は、第1の底面232aを電子部品210に当接させ、この電子部品210を被覆している。これにより、電子部品210から発生する熱が被覆部材230に伝わる。これら係合部231及び基部232は、金型により一体成型される。このため、被覆部材230は、別途、係合部231の専用の金型を用いる必要がなく、係合部231を形成することが可能となる。これにより、コストの削減を図ることができる。そして、係合部231は、基部232の側面232bに位置している。係合部231は、放熱部材240を保持している。また、係合部231は、弾性体である。ここで、係合部231は、断面視すると凹状をなして形成されており、この凹みの内幅を放熱部材240の厚みよりも幅狭にしている。係合部231は、この係合部231に放熱部材240を入れると、凹みの内幅は広がるが、この凹みが元の形状に戻ろうとする。このようにして、係合部231は、放熱部材240を挟み込んでいる。これにより、係合部231は、放熱部材240を挟持することが可能となる。このように、係合部231により放熱部材240を挟持することで、放熱部材240の抜けを抑制することが可能となる。
放熱部材240は、例えば、ヒートシンクであり、被覆部材230に熱的に接続されている。そして、放熱部材240は、電子部品210から被覆部材230に伝わった熱を熱伝導シート203に伝導する。放熱部材240は、熱伝導性のよい金属等で形成されている。放熱部材240は、例えば、ステンレス、アルミニウム合金、マグネシウム合金等の金属で形成される。放熱部材240は直状をなして形成されており、このため、放熱部材240自体のコストダウン、放熱部材240の形状の制約がなくなるメリットがある。なお、放熱部材240の形状の制約として、例えば、放熱部材240に所定以上の厚みがあると、折り曲げることができず、このため、折り曲げられるよう、放熱部材240を所定の厚みよりも薄くしなければならないという制約がある。この制約により、放熱部材240の放熱性能を低減させてしまうというデメリットがある。
ここで、図5に示す一般的な冷却構造820のように、被覆部材830の面と放熱部材840の面とを面接触させる場合、これらは互いに金属であるため、密着性を高めるために、シート839を介在させる。このように、シート839を介在させると、シート839の熱伝導率は金属の熱伝導率よりも低いため、金属同士を接触させるよりも熱伝導率を低減させてしまう。また、冷却構造820は、被覆部材830と放熱部材840との密着性を高めるために、放熱部材840に押圧力をかけ、被覆部材830に面接触させる。このため、基板802の反り、基板802に実装されている図示しないBGA等を破損させてしまう可能性がある。「BGA」とは、「Ball Grid Array」の略である。
これに対し、本実施形態では、係合部231により放熱部材240を挟み込んでいるため、金属同士であってもシートを用いることなく密着性を高めることが可能となる。このため、接触面積が小さくても、金属同士で直に接触させているため、上述のような面接触させる場合と同様の熱伝導率を維持している。また、本実施形態では、上述したように、係合部231により放熱部材240を挟み込んでいるため、放熱部材240に押圧力をかける必要がなく、上述のような、基板の反り、BGA等の破損の懸念が解消される。また、本実施形態では、上述したように、シートを用いることなく被覆部材230と放熱部材240との接触させているため、シートの部品点数を減らすことが可能となり、コストダウンを図ることができる。
また、係合部231は、上述したように、弾性体である。このため、係合部231に放熱部材240を挿入すると、係合部231により放熱部材240を挟持することが可能となる。これにより、係合部231と放熱部材240との密着性をより高め、係合部231から放熱部材240への熱の伝導率を向上させることが可能となる。また、係合部231により放熱部材240を挟持することで、放熱部材240の抜けを抑制することが可能となる。
このように、本実施形態の放熱機構220は、被覆部材230に熱伝導シートを介して放熱部材240を接続させる構成と比べると、接触面積を小さくしているが、金属同士を直に接続させているため、同等の放熱効果を実現している。このため、被覆部材230の基部232の天面に放熱部材240の配設が困難な場合であっても、被覆部材230から放熱部材240への熱伝導率を低減させずに、被覆部材230から放熱部材240に伝熱を可能としている。そして、被覆部材230は、係合部231と基部232とを一体成型により形成しているため、係合部231の専用の金型を別途、用意する必要がなく、コストの増大を抑制している。
よって、本実施形態によれば、被覆部材230の第2の底面232cに放熱部材240を配設させる空間が確保できない場合であっても、被覆部材230から放熱部材240への熱伝導率を低減させず、かつ、製造コストの増大を抑制することができる。
(第3の実施形態)
図3を用いて、本発明の他の実施形態(第3の実施形態)について説明する。図3は、本実施形態(第3の実施形態)に係る放熱機構320及び電子機器300の構成を示す断面図である。
本実施形態の放熱機構320は、上述の第2の実施形態の放熱機構220に対し、係合部331を放熱部材340の内部に挿通させた点が異なり、他の点は同様である。したがって、上述の第2の実施形態の放熱機構220に相当する箇所については、同一の符号を付してその説明を省略する。
本実施形態の放熱機構320は、上述したように、係合部331を放熱部材340の内部に挿通させている。被覆部材330は、係合部331及び基部332を有している。放熱部材340には、凹部が設けられている。係合部331を凹部に嵌装させる。これにより、被覆部材330から放熱部材340に熱を伝導させている。
このように、放熱機構320によれば、被覆部材330の第2の底面332cに放熱部材340を配設させる空間が確保できない場合であっても、被覆部材330から放熱部材340への熱伝導率を低減させず、かつ、製造コストの増大を抑制することができる。
また、本実施形態の放熱機構320によれば、放熱部材340の内部で被覆部材330からの熱を吸収することが可能となるため、熱伝導率をより向上させることができる。
(第4の実施形態)
図4を用いて、本発明の他の実施形態(第4の実施形態)について説明する。図4は、本実施形態(第4の実施形態)に係る放熱機構420及び電子機器400の構成を示す断面図である。
本実施形態の放熱機構420は、上述の第2の実施形態の放熱機構220に対し、係合部431に加え、第2の係合部433及び第3の係合部434を備えた点が異なり、他の点は同様である。したがって、上述の第2の実施形態の放熱機構220に相当する箇所については、同一の符号を付してその説明を省略する。
本実施形態の放熱機構420は、上述したように、第2の係合部433及び第3の係合部434を放熱部材240の側面に延設させている。このように、放熱機構420は、被覆部材430と放熱部材240との接触面積を大きくしている。
よって、放熱機構420によれば、被覆部材430の第2の底面432cに放熱部材240を配設させる空間が確保できない場合であっても、被覆部材430から放熱部材240への熱伝導率を低減させず、かつ、製造コストの増大を抑制することができる。
また、放熱機構420によれば、放熱部材240の第2の底面432cに沿って第2の係合部433及び第3の係合部434を延設しているため、被覆部材430と放熱部材240との接触面積を大きくすることが可能となる。これにより、放熱機構420によれば、熱伝達率をより向上させることができる。
100 電子機器
110 電子部品(発熱部品)
120 放熱機構
130 被覆部材
131 係合部
132 基部
140 放熱部材

Claims (5)

  1. 発熱部品を被覆し、この発熱部品に熱的に接続される被覆部材と、
    前記被覆部材に熱的に接続される放熱部材と、を具備し、
    前記被覆部材は、
    底面が前記発熱部品に当接して配設され、前記発熱部品を被覆する基部と、
    前記基部と一体に成型され、前記基部の側面に位置し、前記放熱部材と係合する係合部と、を有し、
    前記係合部の内部に、前記放熱部材の一部が嵌装され
    前記係合部は弾性を有する金属部材により形成される、
    ことを特徴とする放熱機構。
  2. 前記被覆部材及び放熱部材は、金属製部材を用いて形成される、
    ことを特徴とする請求項1記載の放熱機構。
  3. 前記係合部は、前記放熱部材の外周を挟持する、
    ことを特徴とする請求項1又は2記載の放熱機構。
  4. 前記放熱部材は、直状をなして形成される、
    ことを特徴とする請求項1乃至の何れか一項に記載の放熱機構。
  5. 請求項1乃至4何れか一項に記載の放熱機構と、
    前記発熱部品と、を具備する、
    ことを特徴とする電子機器。
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