JP6392677B2 - 構造体 - Google Patents
構造体 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6392677B2 JP6392677B2 JP2015017775A JP2015017775A JP6392677B2 JP 6392677 B2 JP6392677 B2 JP 6392677B2 JP 2015017775 A JP2015017775 A JP 2015017775A JP 2015017775 A JP2015017775 A JP 2015017775A JP 6392677 B2 JP6392677 B2 JP 6392677B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- bolt insertion
- post
- base member
- groove
- protruding
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Bridges Or Land Bridges (AREA)
- Fencing (AREA)
- Steps, Ramps, And Handrails (AREA)
Description
一方の部材の突壁を他方の部材の溝に嵌合しているから、他方の部材にかかる力を一方の部材の突壁が負担するので、一方の部材と他方の部材をボルトで固定するだけの場合に比較して構造体全体としての強度が高い。
突壁の側面部と、この側面部に対向する溝壁に跨ってボルト挿通部が形成してあるから、構造体全体としての強度をさらに高くできると共に、構造体を小さくできる。
本実施の形態の構造体10は、図2及び図3に示すように、ベース部材(一方の部材)11と、ベース部材11に取り付けるポスト部材(他方の部材)12と、ポスト部材12をベース部材11に固定するボルト13とを備えている。ベース部材11及びポスト部材12は、アルミニウム合金材製である。
図1(a)及び図1(b)に示すように、ベース部材11には、ベース部材11の上面11aから突出する一方及び他方の突壁20、21が形成してある。本実施の形態では、突壁20、21は、ベース部材11の上面11aにおいて一側に偏って配置してある。
一方及び他方の突壁20、21は、図1(a)に示すように、略四角柱形状を成し、互いに間隔をあけて平行に設けてある。突壁20、21の長さLは、ポスト部材12の同方向における幅と略同一である。また、突壁20、21が互いに対向する方向において、突壁20、21の幅Wは、後述するボルト挿通部14の直径よりも小さい。
一方の突壁20は、他方の突壁21と対向する側面部25aを有している。同様に、一方の突壁21は、他方の突壁20と対向する側面部26aを有している。
一方の突壁20の側面部25a及び他方の突壁21の側面部26aには、各々ベース側ボルト挿通部14aが互いに間隔をあけて2箇所に形成してある。各ベース側ボルト挿通部14aには、ベース部材11を貫通するボルト挿通孔(ボルト挿通部)27が連続して形成してある。
図3(b)に示すように、ベース側ボルト挿通部14aは、突壁20の側面部25a及び突壁21の側面部26aでは、略半円柱形状の凹みに形成してあり、ボルト挿通孔27の半円と一致した形状としてある。
ベース側ボルト挿通部14aは、後述するポスト側ボルト挿通部14bとともに、ベース部材11を貫通しポスト部材12のねじ孔37に連続するボルト挿通部14を構成する。
各溝30、31は、互いに間隔をあけて略平行に形成してあり、一方及び他方の突壁20、21にそれぞれ対応する位置に配置してあり、一方及び他方突壁20、21と略同じ幅としてあり、ポスト部材12の一側面から対向する側面に亘って貫通して形成している。
一方の溝30は、溝壁33a、33bと溝底35とで断面略コ字形状を成している。同様に他方の溝31も溝壁34a、34bと、溝底36とで断面略コ字形状を成している。各溝30、31の長さ及び深さは、ベース部材11の突壁20及び21の長さ及び高さと略同じ寸法である。
複数のポスト側ボルト挿通部14bは、図1(c)乃至図1(e)に示すように、2つの溝30、31の隣り合う各溝壁33a、34aに形成してあり、各溝壁33a、34aでは半円柱形状の凹部としてある。ポスト側ボルト挿通部14bは、各溝壁33a、34aの長さ方向に間隔をあけて2つ形成してある。
ねじ孔37は、図1(e)に示すように、溝底35、36よりも奥側(下面12aから遠くなる側)に形成してあり、各ポスト側ボルト挿通部14bに連続して形成してある。
すると、図3(b)に示すように、一方の突壁20の側面部25aのベース側ボルト挿通部14aと溝壁33aのポスト側ボルト挿通部14bとが対向して円柱形状の孔を形成して一つのボルト挿通部14を構成し、同様に側面部26aのベース側ボルト挿通部14aと、溝壁34aのポスト側ボルト挿通部14bとが対向して円柱形状の孔を形成してボルト挿通部14を構成する。つまり、ボルト挿通部14は、突壁20の側面部25a及び突壁21の側面部26aに各々形成したベース側ボルト挿通部14aと、溝壁33a、34aに形成したポスト側ボルト挿通部14bとから構成され、側面部25a及び溝壁33aと、側面部26a及び溝壁34aとに各々跨って形成してある。
このボルト挿通部14に対し、ベース部材11の下面11bから座金15を介してボルト13を挿通し、ボルト挿通部14の奥側に形成したねじ孔37にボルト13を螺合する。これにより、ベース部材11にポスト部材12を固定することができる。
構造体10を躯体2に設置するには、図4に示すように、水平な躯体2に対してベース部材11の脚部23を載置し、躯体2から突出した4本のアンカーボルト4を、4つのアンカーボルト挿通孔24にそれぞれ挿通する。そして、ベース部材11の上面11aから突出した各アンカーボルト4にナット5を締結する。これにより、ベース部材11を躯体2に固定することができる。
支柱3を構造体10に固定する場合、躯体2に固定した構造体10のポスト部材12に角筒状の支柱3の上方から被せ、支柱3の下端部にポスト部材12を挿入する。そして、支柱3の側面をポスト部材12のねじ孔32にねじ6で締結する。これにより、支柱3を構造体10に固定することができる。
ベース部材11の押出成形品では、図1(a)に二点鎖点で示すように一方及び他方の突壁部分はベース部材の上面11aで一端から対向する他端に亘って形成されるので、二点鎖線部分を切除して一方及び他方の突壁20、21を形成する。さらに、ベース側ボルト挿通部14aとこれに連続するボルト挿通孔27をドリルで切削加工し、更にアンカーボルト挿通孔24を形成して、ベース部材11を製造する。
ポスト部材12の押出成形品は、四角柱部材の下面12aに互いに平行な2つの溝30、31が形成された状態になるが、二つの溝30、31において互いに隣り合う溝壁33a、34aにポスト側ボルト挿通部14bをタップで形成して且つこのタップを深く押し込んで溝底の奥にはポスト側ボルト挿通部14bに連続するねじ孔を形成する。
図3に示すように、本実施の形態にかかる構造体10では、ベース部材11とポスト部材12とをボルト13で固定しており、ベース部材11にポスト部材を溶接していないから簡単に施工できる。
しかも、ベース部材11の突壁20、21とポスト部材12の溝30、31とを嵌合しているから、ポスト部材12にかかる力をベース部材11の突壁20、21が負担するので、ベース部材11とポスト部材12をボルト13で固定するだけの場合に比較して構造体全体としての強度が高くすることができる。
また、本実施の形態にかかる構造体10では、側面部25a、26aのベース側ボルト挿通部14aと、溝壁33a、34aのポスト側ボルト挿通部14bとに跨るようにボルト挿通部14が形成してあるから、構造体10全体としての強度をさらに高めながら、構造体10を小型化できる。しかも、ボルト挿通部14の直径よりも突壁20、21の幅Wの方が小さいので、コストを抑え、容易に加工することができる。
また、支柱3がアルミニウム合金材であり、ベース部材11及びポスト部材12が支柱3と異なる種類の金属材(鉄材)である場合、異種金属間で腐食が発生するのを防止するため、支柱3と構造体102との間に絶縁シートを介在させる必要があったが、本実施の形態にかかる構造体10では絶縁シートが不要であり、構成及び施工を簡易化できる。
図1(a)、図2及び図3(a)(b)に示すように、ベース部材11の突壁20、21及びこれに嵌合するポスト部材12をベース部材11の平面視で偏った位置に配置することで、図4(b)に示すように、支柱3を躯体2に取り付ける際には、偏って配置したポスト部材12を道路外側にしてベース部材11を取り付けることで、道路側と道路外側との間の中央にポスト部材12を配置した場合と比較して、道路側の空間を広くできる。
本発明の第2実施の形態にかかる構造体10を、図5を参照して説明する。第2実施の形態にかかる構造体10は、ベース部材11の上面11aに一つの突壁20を形成してあり、ポスト部材12には突壁20に対応する形状の一つの溝30を形成しており、突壁20の両側面部25a、25bに各々ボルト挿通部14、14を形成していることが、第1実施の形態と異なっている。
この第2実施の形態では、第1実施の形態よりも突壁20の幅Wを大きく形成し、側面部25a及び側面部25bの両側面にベース側ボルト挿通部14aを設けてある。一つの溝30には、その対向する溝壁33a及び33bにポスト側ボルト挿通部14bを形成し、溝底35の奥側にねじ孔37を形成する。つまり、本実施の形態では、ボルト挿通部14は、側面部25a及び溝壁33aに跨って形成してあり、同様に、側面部25b及び溝壁33bにも跨って形成してある。
本実施の形態にかかる構造体10では、突壁20及び溝30が1つであるから、これらを2つずつ設けてある第1実施の形態にかかる構造体10よりもコンパクトな構成にできるとともに、第1実施の形態にかかる構造体10と同様の効果を奏することができる。
図6(b)に示すように、ポスト部材(他方の部材)12には、その下面12aに突壁20に嵌合する溝30が形成してあり、下面12aには溝30を挟む両側に各々の2個ずつのねじ孔37が形成してある。ねじ孔37はポスト部材12の下面12aから奥側へ向けて形成してある。
この第3実施の形態では、図7に示すように、ベース部材11の突壁20をポスト部材12の溝30に嵌合して組み付けた後、座金15を介してベース部材11の下面側から挿入したボルト13をポスト部材12のねじ孔37に螺合して固定する。
しかも、ベース部材11の突壁20とポスト部材12の溝30とを嵌合しているから、ポスト部材12にかかる力をベース部材11の突壁20、21が負担するので、ベース部材11とポスト部材12をボルト13で固定するだけの場合に比較して構造体全体としての強度が高くすることができる。
この第3実施の形態によれば、第1実施の形態と同様に、ベース部材11及びポスト部材12をアルミニウム合金材としているから、ベース部材11及びポスト部材12の材質について、第1実施の形態と同様の作用効果を奏することができる。
この第4実施の形態によれば、第3実施の形態と同様の作用効果を奏することができる。
また、ベース部材11には2つの突壁20、21を設けてポスト部材12に嵌合しているから、第3実施の形態にかかる構造体10よりも構造体10の強度を高くできる。
第5実施の形態におけるポスト部材12の製造は、第1実施の形態にかかるポスト部材12を製造する場合と同様に押し出した側面視長方形形状の押出成形品に対して、側面視で上辺及び下辺はそのままにして側面で平行四辺形を形成するように互いに平行な斜めの線で切断して斜柱体状に形成する。
また、ベース部材11の突壁20、21は、第1実施の形態と同様に押出成形した押出成形品をカットするときに(図1(a)の二点鎖線参考)、突壁の20、21の端面を角度Rで斜めにカットすれば良い。
本実施の形態にかかる構造体10では、第1実施の形態と同様の効果を奏するとともに、高欄1を傾斜地に設置する場合に、傾斜した躯体2に対して支柱3を垂直に固定することができる。
例えば、突壁20は、ベース部材11の上面11aの中央に設けても良く、その設置位置は限定されない。
本発明の構造体は、高欄1の支柱3を固定するものに限定されず、カーポートの支柱や、電灯の支柱、門扉の支柱等を固定するものであっても良い。
ベース部材11及びポスト部材12の材質はアルミニウム合金に限定されず、マグネシウム合金や樹脂材等の他の材質であっても良い。
また、ベース部材11及びポスト部材12は、押出成形に限らず、鋳造等の他の方法で製造しても良い。
11 ベース部材(一方の部材)
12 ポスト部材(他方の部材)
13 ボルト
14 ボルト挿通部
20、21 突壁
25a、25b、26a 側面部
27 ボルト挿通孔(ボルト挿通部)
30、31 溝
33a、33b、34a 溝壁
35、36 溝底
37 ねじ孔
Claims (1)
- 一方の部材と他方の部材を備え、一方の部材は他方の部材側に突出する突壁を有し、他方の部材は一方の部材側に開口する溝を有し、一方の部材の突壁を他方の部材の溝に嵌合しており、一方の部材にボルト挿通部が形成してあり、このボルト挿通部が一方の部材の突壁の側面部とこの側面部に対向する他方の部材の溝壁に跨って形成されたボルト挿通部に連続して形成してあり、他方の部材の溝底よりも奥側にボルトを螺合するねじ孔がボルト挿通部に連続して形成してあり、一方の部材と他方の部材をボルトで固定してあることを特徴とする構造体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015017775A JP6392677B2 (ja) | 2015-01-30 | 2015-01-30 | 構造体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015017775A JP6392677B2 (ja) | 2015-01-30 | 2015-01-30 | 構造体 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2016142016A JP2016142016A (ja) | 2016-08-08 |
JP6392677B2 true JP6392677B2 (ja) | 2018-09-19 |
Family
ID=56569998
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2015017775A Active JP6392677B2 (ja) | 2015-01-30 | 2015-01-30 | 構造体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6392677B2 (ja) |
Family Cites Families (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS56121820U (ja) * | 1980-02-18 | 1981-09-17 | ||
JPH10102644A (ja) * | 1996-09-30 | 1998-04-21 | M Ee Fuabutetsuku:Kk | 防護フェンス |
EP0968345B1 (de) * | 1997-11-19 | 2003-02-12 | Robert Bosch Gmbh | Sockel zur befestigung von profilstäben |
JP2004285768A (ja) * | 2003-03-24 | 2004-10-14 | Tateyama Alum Ind Co Ltd | フェンスの支持装置、及び、フェンス |
US20040221542A1 (en) * | 2003-05-07 | 2004-11-11 | Yuan-Chuan Chen | Wooden post assembly with a joint |
US20130141902A1 (en) * | 2011-12-01 | 2013-06-06 | Sol Inc. | Pole support system |
-
2015
- 2015-01-30 JP JP2015017775A patent/JP6392677B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2016142016A (ja) | 2016-08-08 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
KR102120456B1 (ko) | 결합력이 우수한 가구용 프레임 결합시스템 | |
JP2017040156A (ja) | 調整式フェンス | |
KR101079406B1 (ko) | 펜스용 브라켓을 구비한 펜스 | |
JP6506207B2 (ja) | 接合具 | |
JP6392677B2 (ja) | 構造体 | |
JP2010101099A (ja) | 柱脚金物 | |
JP2006328937A (ja) | 手摺用支柱の取付構造 | |
JP4617242B2 (ja) | 手摺 | |
JP6944348B2 (ja) | 制震装置の取付構造 | |
KR200397791Y1 (ko) | 조립식 펜스 | |
KR101712376B1 (ko) | 아연각관을 심재로 하는 목재난간지주 | |
JP2019015160A (ja) | 柵 | |
JP2006233495A (ja) | 梁勝ちの柱梁架構構造 | |
JP2018050661A (ja) | ラックの側枠構造体 | |
KR20140090040A (ko) | 친환경 장식 및 조립결합력을 향상시킨 난간 | |
JP6307342B2 (ja) | フェンス又は手摺り構造 | |
JP2009138357A (ja) | 単管足場の固定型ベース金具 | |
JP7298158B2 (ja) | 耐力壁の下端構造 | |
JP5032028B2 (ja) | 柱と土台の接合装置 | |
KR101559714B1 (ko) | 조립식 도로표지판 | |
KR200479334Y1 (ko) | 조립식 펜스 | |
JP7071315B2 (ja) | ビーム支持装置 | |
JP6779166B2 (ja) | 太陽光パネル用架台 | |
KR20130002020U (ko) | 케이블 트레이 | |
JP7298157B2 (ja) | 耐力壁の下端構造 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20170725 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20180418 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20180424 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20180525 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20180821 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20180823 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6392677 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |