JP6391356B2 - 画像処理装置、画像処理方法及びプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、複数枚の画像から広角画像を合成する画像処理装置、画像処理方法及びプログラムに関する。
近年、デジタルカメラ等の撮像装置での撮影方法として、ダイナミックレンジの拡大や画角拡大等を目的として、同一シーンで複数の画像を撮影し、それら複数の画像を演算により合成する手法が提案されている(特許文献1,2参照)。例えば、特許文献1に記載された技術では、撮像装置を特定の方向に動かしながら連続撮影を行い、得られた複数の画像を特定位置で位置合わせして合成することで、広角な画像を生成している。また、特許文献2に記載された技術では、撮影方向を順次変化させて撮影範囲全体の一部を撮影し、撮影した複数の画像について、画像の一部を構成する所定サイズの画像領域を互いに重複領域が生じるように読み出す。そして、読み出した画像領域を、各画像位置について少なくとも2枚以上が重なるように順次重ね合わせることにより、撮影範囲全体を表す全体画像を生成している。
以下、このようにして複数の画像を画角が拡大するように合成する手法を「広角画像合成」と称呼し、また、広角画像合成により得られた画像を「広角合成画像」と称呼することとする。
特開2013−58931号公報 特許第4356621号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載された技術のように複数の画像で位置合わせを行って画像を繋ぎ合わせると、画像の繋ぎ目(画像の重複領域)とそれ以外の領域とで、ノイズの差が目立ってしまうという問題がある。また、特許文献2に記載された技術では、各位置で常に複数枚の画像を重複させるために画像の繋ぎ目とそれ以外の部分とで、ノイズの差は目立たなくなるが、位置によって重複させた画像の枚数が同じにならないことがある。この場合、例えば、全体画像の中央部と端部とで明るさが異なる等の不自然さが生じることがある。また、特許文献2に記載された技術では、撮像装置のカメラ部をモータ等速でパンニングさせて撮影を行うことを前提としている。そのため、撮影者が撮像装置を手持ちで操作してパンニング撮影を行う場合には、適用が難しいという問題がある。
本発明は、ノイズの発生を抑制すると共に、広角合成画像の各位置において重ね合わせた画像の枚数が均一となるようにすることで良好な広角合成画像を得ることを可能とする技術を提供することを目的とする。
本発明に係る画像処理装置は、撮影範囲を変えて連続的に撮影された複数の画像を取得する取得手段と、前記取得手段が取得した前記複数の画像に対して、それぞれの前記画像における被写体位置が合うように重ね合わせる重ね合わせ手段と、前記重ね合わせ手段により重ね合わされる画像の枚数が所定の数に達した領域を繋ぎ合わせることで広角合成画像を生成する生成手段と、撮影開始時と撮影終了時との前記画像の領域に、前記複数の画像のいずれかに含まれ、かつ、前記広角合成画像に含まれない余白領域を設定する設定手段と、を備え、前記設定手段は、前記所定の数が大きいほど前記余白領域を広く設定することを特徴とする。
本発明によれば、広角合成画像全体で、各位置での合成枚数を同一として、ノイズの発生が抑制された広角合成画像を得ることができる。
本発明の実施形態に係るデジタルカメラの概略構成を示すブロック図である。 図1のデジタルカメラに対して設定される座標系を示す図である。 図1のデジタルカメラが備える画像処理部の構成を示すブロック図である。 図1のデジタルカメラで広角画像合成を行う場合の処理手順の一例を示すフローチャートである。 図4のステップS401のパンニング撮影の方法を模式的に示す図である。 図4のステップS401のパンニング撮影により得られる実際の撮影画像の例と、生成される広角合成画像の例を示す図である。 図4のステップS403の重複領域の特定方法を図6(a)に示す撮影画像を用いて説明する図である。 図4のステップS404の合成回数マップの作成処理を図6(a)に示す撮影画像を用いて説明する図である。 図4のステップS404の合成回数マップの作成処理の詳細なフローチャートである。
以下、本発明の実施形態について、添付図面を参照して詳細に説明する。ここでは、本発明に係る画像処理装置として、所謂、デジタルカメラを取り上げることとする。但し、本発明に係る画像処理装置は、デジタルカメラに限定されるものではなく、例えば、カメラ(撮像手段)が取得した撮影画像を処理することができるものであればよく、例えば、パーソナルコンピュータ(PC)等であってもよい。つまり、撮像手段と画像処理手段とは、デジタルカメラのように一体であってもよいし、撮像手段とパーソナルコンピュータの組み合わせのように別体であってもよい。
撮像手段と画像処理手段とが一体である場合に、本発明に係る画像処理装置は、デジタルカメラやデジタルビデオカメ等の撮影に特化された機器に限定されず、例えば、カメラ機能を有する携帯通信端末やパーソナルコンピュータ、ゲーム機等であってもよい。また、撮像手段と画像処理手段とが別体である場合に、撮像手段から画像処理手段への撮影画像の送信は、無線通信か有線通信かを問わず、また、直接接続かネットワークを介した接続かも問わない。
<デジタルカメラの概略構造>
図1は、本発明の実施形態に係るデジタルカメラ100の概略構成を示すブロック図である。デジタルカメラ100は、システム制御部101(以下「制御部101」と記す)、ROM102、RAM103、光学系104、撮像部105、A/D変換部106、画像処理部107、記憶媒体108、検出部110及び表示部111を備える。これらの各ブロック間の通信は、バス109を介して行われる。
制御部101は、例えば、CPUであり、デジタルカメラ100を構成する各ブロックの動作プログラムをROM102から読み出し、RAM103に展開することにより、各ブロックの動作を統括的に制御する。ROM102は、書き換え可能な不揮発性メモリであり、デジタルカメラ100を構成する各ブロックの動作プログラムや、各ブロックの動作に必要なパラメータ等を格納している。RAM103は、書き換え可能な揮発性メモリであり、CPUの作業領域として用いられると共に、デジタルカメラ100を構成する各ブロックの動作によって出力されたデータ等の一時的な記憶領域として用いられる。
光学系104は、被写体からの光を取り込み、撮像部105が備えるCCDセンサ或いはCMOSセンサ等の撮像素子に光学像(被写体像)として結像させる。光学系104には、光学系104の開口径を調節することで撮影時の光量調節を行う絞りも含まれる。撮像部105が備える撮像素子は、光学像を光電変換し、アナログ電気信号をA/D変換部106へ出力する。A/D変換部106は、撮像部105から供給されたアナログ電気信号をA/D変換し、生成したデジタル信号である画像データをRAM103に出力して記憶させる。
画像処理部107は、RAM103に記憶されている画像データに対して、ホワイトバランス処理やガンマ補正処理等の必要な画像処理を施す。記憶媒体108は、例えば、着脱可能なメモリカード等であり、RAM103に記憶されている画像処理部107で処理された画像の画像データや、A/D変換部106でA/D変換されたデジタル信号(画像信号)等を記憶する。
検出部110は、周知のジャイロセンサや加速度センサ等から構成され、検出部110からの出力信号は制御部101へ送信される。制御部101は、検出部110から取得した出力信号に基づいて、デジタルカメラ100の姿勢や動き(角度、加速度、移動量等)を検出する。
図2は、本実施形態において、デジタルカメラ100に対して設定される座標系を示す図である。デジタルカメラ100の光学系104の光軸方向をZ方向、デジタルカメラ100の本体部に、Z軸と互いに直交するX軸とY軸を定める。検出部110から取得した出力信号に基づいて、制御部101は、図2に示す角度(α,β,γ)と位置(X,Y,Z)を算出し、また、デジタルカメラ100の角度と位置とを基準値からの相対値として算出する。例えば、制御部101は、最初の撮影に同期した検出部110の検出結果を基準値として、角度(0°,0°,0°)及び位置(0,0,0)を定める。制御部101は、基準値を算出した後は、基準値からの相対的な移動量である相対値を算出することで、後述するパンニング撮影が想定した通りに行われているかを検出する。
表示部111は、画像や各種情報を表示する液晶ディスプレイ(LCD)等の表示器と、表示器における画像表示を制御する表示制御回路とを含む。RAM103に記憶された表示用画像データは、表示制御回路に含まれるD/A変換部によってアナログ信号に変換されて表示器に表示される。
<画像処理部の構成>
図3は、画像処理部107の構成を示すブロック図である。画像処理部107は、重複領域抽出部301、合成回数マップ作成部302及び広角画像合成部303を有する。重複領域抽出部301は、隣接するN−1枚目の撮影画像とN枚目の撮影画像との間で被写体が重なる領域を、N−1回目の重複領域として特定する。ここで、“N”は2以上の整数であるとし、この定義は以下の説明において常に適用される。
合成回数マップ作成部302は、広角画像合成をN−1回行ったときの合成回数マップ(詳細は後述する)と、重複領域抽出部301から出力されたN回目の重複領域とに基づいて、N回目の合成回数マップを作成する。広角画像合成部303は、広角画像合成をN−1回行った広角合成画像とN回目に合成する撮影画像(N+1枚目の撮影画像)とを、合成回数マップ作成部302の出力結果に基づいて合成処理し、広角画像合成をN回行った広角合成画像を生成する。なお、1回目の合成回数マップと1回目の広角合成画像は、1枚目と2枚目の撮影画像から作成される。
<第1実施形態>
図4は、デジタルカメラ100で広角画像合成を行う場合の処理手順の一例を示すフローチャートである。ここでは、複数の撮影画像を用いて広角画像合成を行う場合に、重複領域の合成回数を所定の回数(以下「上限合成回数」という)に制限する処理について説明する。また、撮影者は、デジタルカメラ100を構えた状態で、撮影者から見て水平方向で左から右に(図2でY軸回りに)回転させてパンニング撮影を行う、つまり、撮影範囲を変えて連続的に撮影を行うものとする。但し、パンニング撮影の方向は、その他の方向、例えば、逆の水平方向(右から左へ)、垂直方向(下から上へ或いは上から下へ)であっても構わない。
図4のフローチャートに示す各処理は、制御部101がROM102から読み出したプログラムをRAM103に展開し、デジタルカメラ100を構成する各ブロックの動作を制御することによって実現される。また、図4のフローチャートに示す処理は、デジタルカメラ100が備える操作部(不図示)が備えるレリーズボタンの押下等によって撮影指示が制御部101になされることで開始される。
ステップS401において制御部101は、先ず、撮影するシーンに適した適正露出値を算出する。そして、適正露出値を所定数で分割した分割露出値を設定し、撮影に必要な各種の条件を決定する。適正露出値の分割数は、合成回数マップで重複領域の上限合成回数に設定され、例えば、合成回数マップの上限合成回数が“2”の場合には、適正露出値の分割数も“2”に設定される。また、制御部101は、撮影者に撮影方向を指示し、これにより撮影者は、制御部101に指示された方向にデジタルカメラ100をパンニングしながら撮影を行うこととなる。なお、ステップS401のパンニング撮影の詳細については、図5及び図6を参照して後述する。
このとき、制御部101は、検出部110からの出力信号に基づいてデジタルカメラ100の姿勢や動きを検出し、検出結果に基づいてデジタルカメラ100が期待されるパンニング撮影を行っているか否かを判定する。例えば、制御部101は、検出部110が角速度或いは加速度を検出する場合、検出された数値を積分演算することにより、デジタルカメラ100の角度と位置を算出する。
ステップS402において制御部101は、ステップS401のパンニング撮影で得られた撮影画像の中に、ステップS403〜S405の処理(広角画像合成)を行う撮影画像が残っているか否かを判定する。制御部101は、撮影画像が残っていない場合(S402でNO)、本処理を終了させ、撮影画像が残っている場合(S402でYES)、処理をステップS403へ進める。
ステップS403において制御部101は、重複領域抽出部301により、ステップS401のパンニング撮影で得られた撮影画像に対して、隣接するN−1枚目とN枚目の撮影画像とで被写体位置が重なる領域をN−1回目の重複領域として特定する。ステップS403の重複領域の特定処理については、図7を参照して後述する。
続くステップS404において制御部101は、合成回数マップ作成部302により、N−1回目の合成回数マップを作成する。ここで、前述した通り、1回目の合成回数マップは、1枚目と2枚目の撮影画像を合成することによって作成される。また、2回目以降の合成回数マップは、N−1回目の合成回数マップとN回目の重複領域(N+1枚目の撮影画像)とを用いて作成される。なお、合成回数マップの作成では、最終出力画角での合成画像枚数が一定となるように、合成領域と合成回数とが制御され、その詳細については図8を参照して後述する。
ステップS405において制御部101は、広角画像合成部303より、ステップS404で作成した合成回数マップにおける合成領域と合成回数とに基づいて、時間的に隣接する撮影画像を順次合成しながら広角合成画像を生成する。その際に、N−1回目の広角画像合成を行った広角合成画像とN回目の広角画像合成を行う撮影画像(N+1枚目の撮影画像)との合成比率を、N回目の合成回数マップにおける合成領域毎にその合成回数に応じて変える。
例えば、N回目の広角合成画像は、N−1回目の広角合成画像、N回目の広角画像合成に用いる撮影画像、N回目の合成回数マップを用いて、下記合成式で算出される。
なお、(x,y)は、広角合成画像での座標上の位置を示す。なお、N回目の合成回数マップの値がゼロ(0)の領域は、N−1回目の広角合成画像とN回目の広角画像合成に用いる撮影画像のうち、画角が存在する画像から出力されるように制御する。この具体例については、後に図8について説明する際に併せて説明する。
ステップS405の終了後に、制御部101は処理をステップS402へ戻す。こうして、ステップS402〜S405の処理を繰り返し行い、ステップS401のパンニング撮影で得られた全ての撮影画像を用いて広角画像合成を行うことにより、最終的に出力させる広角合成画像が生成される。
図5は、ステップS401のパンニング撮影を模式的に説明する図である。図5(a)に示されるように、デジタルカメラ100を所定の方向に向けて撮影が開始され、撮影開始画像501が撮影される。デジタルカメラ100の回転中心503を中心としてデジタルカメラ100を回転方向504(図5において時計回り(図2のY軸回り)へ回転させながら所定のシャッタ速度で撮影を続け、撮影終了画像502が撮影されると、パンニング撮影は終了する。
図5(b)に示されるように、撮影開始画像501と撮影終了画像502はそれぞれ、撮影余白領域を有する。これらの撮影余白領域は、最終的に出力される広角合成画像の画角には含まれない。よって、最終的に出力される広角合成画像の画角505は、撮影開始画像501において撮影余白領域を除いた領域からの撮影終了画像502において撮影余白領域を除いた領域までの範囲となる。
図6(a)は、ステップS401のパンニング撮影により得られる撮影画像例を示す図である。ここでは、被写体としての建築物に向かって、建築物の左側が余裕を持って写るように、建築物の左側に撮影余白領域を設けて撮影を開始し、建築物の右側が余裕をもって写るように建築物の右側に撮影余白領域を設けて撮影を終了する。これにより、7枚の撮影画像601〜607が撮影されている。図6(b)は、図6(a)の撮影画像601〜607を用いて生成される広角合成画像610の例を示す図である。広角合成画像610には、撮影開始画像である撮影画像601と撮影終了画像である撮影画像607がそれぞれ有する撮影余白領域が含まれていないことがわかる。
図6及び図7を参照して、ステップS403の重複領域の特定処理について説明する。図7は、図6(a)に示す撮影画像601〜607について、隣接する撮影画像間の重複領域を特定する方法を説明する図である。隣接する撮影画像間の重複領域の特定処理では、隣接する撮影画像において被写体が重なる領域を算出する。そこで、図7では、撮影画像601を基準として、撮影画像602〜607の移動量を横軸に取り、撮影画像602〜607をそれぞれ1つ前の撮影画像に対して被写体の同じ部分が重なるように位置合わせしている。
隣接する2枚の撮影画像の位置合わせ方法には、一般的な画像位置合わせ手法を用いることができる。例えば、撮影画像を任意サイズの小ブロックに分割し、小ブロック毎に画像信号(輝度等)のSAD(Sum of Absolute Difference)が最小となる対応点を算出し、動きベクトルを算出する方法等を用いる。
撮影画像601,602間の位置合わせ処理では、開始座標がSX1、終了座標がEX1となる1回目の重複領域701が特定される。同様に、撮影画像602,603間の位置合わせ処理では、開始座標がSX2、終了座標がEX2となる2回目の重複領域702が特定される。このように、順次、撮影画像601〜607について、隣接した2枚の撮影画像の位置合わせ処理によって移動量(座標)等の特徴量算出を行うことで、1〜6回目の重複領域701〜706を特定することができる。なお、ステップS403では、1〜6回目の重複領域701〜706を特定すると同時に、位置合わせ処理を行った隣接する撮影画像について、時間的に後の撮影画像が前の撮影画像の位置に合うように幾何学変換処理を行う。
次に、ステップS404の合成回数マップの作成処理について図8及び図9を参照して説明する。図8は、図6(a)に示す撮影画像601〜607を用いて広角合成画像610を生成する際の合成回数マップの作成方法を説明する図である。
図8(a)は、撮影画像601,602から1回目の合成回数マップを作成する方法を模式的に示す図である。ここでは、ステップS403で、1回目の重複領域701(1枚目の撮影画像601と2枚目の撮影画像602との重複領域)は特定されているが、合成回数マップは未だ作成されていない。そのため、1回目の合成回数マップ801では、1回の合成が行われた領域SX1〜EX1、合成が行われていない領域0〜SX1,EX1〜が特定されたものが作成されている。
ここで、1回目の重複領域701に対応する領域SX1〜EX1については、1枚目の撮影画像601と2枚目の撮影画像602とが1/2:1/2の割合で合成される。また、1枚目の撮影画像601と2枚目の撮影画像602とで重複しない領域0〜SX1,EX1〜では、1枚目の撮影画像601の領域0〜SX1及び2枚目の撮影画像602の領域EX1〜がそのまま用いられる。
図8(b)は、1回目の合成回数マップ801と2回目の広角画像合成を行う撮影画像(3枚目の撮影画像603)とから2回目の合成回数マップ802を作成する方法を模式的に示す図である。1回目の合成回数マップ801の領域SX1〜EX1のうちの領域SX2〜EX1が2回目の重複領域702と重複する。そのため、2回目の合成回数マップ802では、2回の合成が行われた領域SX2〜EX1、1回の合成が行われた領域SX1〜SX2,EX1〜EX2、合成が行われていない(合成回数がゼロ(0)の)領域0〜SX1,EX2〜が特定されたものが作成される。
より詳しくは、2回目の合成回数マップ802において、2回の合成が行われた領域SX2〜EX1は、1回目の合成回数マップ801の領域SX2〜EX1と3枚目の撮影画像603の領域SX2〜EX1とを2/3:1/3の割合で合成することによって作成される。これにより、2回目の合成回数マップ802の領域SX2〜EX1では、撮影画像601〜603がそれぞれ1/3ずつ合成されたことになる。つまり、N回目の合成回数マップにおいて合成回数が2回となる領域は、N−1回目の合成回数マップにおける合成回数が1回の領域とN+1枚目の撮影画像の領域とを、2/3:1/3の割合で合成することで作成されるように制御される。
また、2回目の合成回数マップ802において、1回の合成が行われた領域EX1〜EX2は、1回目の合成回数マップ801の領域EX1〜と3枚目の撮影画像603の領域EX1〜EX2とを1/2:1/2の割合で合成することによって作成される。つまり、N回目の合成回数マップにおいて、N+1枚目の撮影画像と重なることで合成回数が1回となる領域については、N−1回目の合成回数マップにおける合成回数が0回の領域とN+1枚目の撮影画像の領域とを、1/2:1/2の割合で合成することで作成されるように制御される。
更に、2回目の合成回数マップ802において、1回の合成が行われた領域SX1〜SX2には、3枚目の撮影画像603と重ならないため、1回目の合成回数マップ801の領域SX1〜SX2がそのまま用いられる。また、合成が行われていない領域0〜SX1には1回目の合成回数マップ801の領域0〜SX1がそのまま用いられ、領域EX2〜には3枚目の撮影画像603の領域EX2〜がそのまま用いられる。このように、N回目の合成回数マップにおいて、合成回数がゼロ(0)となる領域は、N−1回目の合成回数マップとN+1枚目の撮影画像のうち、画角が存在する画像領域を用いるように制御される。
図8(c)は、2回目の合成回数マップ802と3回目の広角画像合成を行う撮影画像(4枚目の撮影画像604)とから3回目の合成回数マップ803を作成する方法を模式的に示す図である。ここで、本実施形態では、合成回数マップ上の領域での上限合成回数を2回に設定する。つまり、既に2回の合成が行われた領域SX2〜EX1と3回目の重複領域703(4枚目の撮影画像604)とで重複する領域があっても、3回の合成が行われる領域を求めることは行わない。そして、既に1回の合成が行われた領域と3回目の重複領域703とで重複する領域を求め、既に合成が2回行われた領域と繋ぎ合わせる。その結果、3回目の合成回数マップ803として、2回の合成が行われた領域SX2〜EX2、1回の合成が行われた領域SX1〜SX2,EX2〜EX3、合成が行われていない領域0〜SX1,EX3〜が特定されたものが作成される。
より詳しくは、3回目の合成回数マップ803において、合成が行われていない領域は、領域0〜SX1,EX3〜となる。ここで、領域0〜SX1には2回目の合成回数マップ802の領域0〜SX1が、領域EX3〜には4枚目の撮影画像604の領域EX3〜がそれぞれ用いられる。また、1回の合成が行われた領域は、領域SX1〜SX2,EX2〜EX3となる。ここで、領域SX1〜SX2は、2回目の合成回数マップ802の領域SX1〜SX2と4枚目の撮影画像604とで重複しないため、2回目の合成回数マップ802の領域SX1〜SX2がそのまま用いられる。一方、領域EX2〜EX3については、2回目の合成回数マップ802において合成が行われていない領域EX2〜と4枚目の撮影画像604とで重複している。そのため、領域EX2〜EX3は、2回目の合成回数マップ802の領域EX2〜EX3と4枚目の撮影画像604の領域EX2〜EX3とを1/2:1/2の割合で合成することによって作成されている。
3回目の合成回数マップ803において、2回の合成が行われた領域SX2〜EX2のうちの領域SX2〜EX1については、2回目の合成回数マップ802において既に2回の合成が行われているため、新たな合成を行わない。よって、領域SX2〜EX1には、2回目の合成回数マップ802の領域SX2〜EX1がそのまま用いられる。一方、2回の合成が行われた領域SX2〜EX2のうちの領域EX1〜EX2は、2回目の合成回数マップ802において1回の合成が行われた領域EX1〜EX2と4枚目の撮影画像604の領域EX1〜EX2とを2/3:1/3の割合で合成することによって作成される。
なお、2回目の合成回数マップ802が作成された後には、2回の合成が行われた領域SX2〜EX1を有する広角合成画像が生成されている。よって、3回目の合成回数マップ803が作成されると、既に作成されている広角合成画像の領域SX2〜EX1に、新たに2回の合成が行われた領域EX1〜EX2が繋ぎ合わされて、2回の合成が行われた領域SX2〜EX2が生成される。
図8(d)は、5回目の合成回数マップと7枚目の撮影画像607とから6回目の合成回数マップ806を作成する方法を模式的に示す図であり、これが本実施形態では最終の合成回数マップの作成となる。図8(c)での説明にしたがって、6回目の合成回数マップ806として、2回の合成が行われた領域SX2〜EX5、1回の合成が行われた領域SX1〜SX2,EX5〜EX6、合成が行われていない領域0〜SX1,EX6〜が特定されたものが作成される。
ステップS404,S405により、N回目の合成回数マップが作成されるにしたがって、広角合成画像が生成される。上記説明の通りに作成された最終的な6回目の合成回数マップ806から明らかなように、広角合成画像610は、合成回数が一律に2回である領域SX2〜EX5から生成され、その両端の領域は広角合成画像には用いられない。つまり、広角合成画像は、常に3枚の撮影画像を合成することによって生成される。これは、合成が2回行われた領域SX2〜EX5の外側(端側)の領域では、合成回数が上限合成回数に届かないため、これらの領域を含めてしまうと、画質を均一にすることができなくなるおそれがあるからである。なお、本実施形態では、予め撮影時に、撮影開始画像(撮影画像601)と撮影終了画像(撮影画像607)に撮影余白領域(図5参照)を用意し、撮影者が所望する画角以上の画角をステップS401のパンニング撮影で撮影するようにしている。
図9は、ステップS404の合成回数マップの作成処理のフローチャートである。ステップS901において制御部101は、N−1回目の合成回数マップがあるか否かを判定する。制御部101は、N−1回目の合成回数マップがない場合、つまり、1回目の合成回数マップを作成する場合(S901でNO)、処理をステップS902へ進め、N−1回目の合成回数マップがある場合(S901でYES)、処理をステップS903へ進める。
ステップS902において制御部101は、直前のステップS403で特定された2枚の撮影画像の重複領域に基づいて、合成回数マップを作成する。このステップS902の処理は、図8(a)の1回目の合成回数マップの作成処理に対応する。つまり、図8(a)の場合、過去の合成回数マップが存在しないため、1回目の重複領域701である領域SX1〜EX2を1回の合成を行った領域とした、1回目の合成回数マップ801を作成する。ステップS902の処理後、制御部101は、本処理を終了させる。
ステップS903において制御部101は、N回目の合成回数マップの作成に際して、N−1回目の合成回数マップに合成回数が上限合成回数以上となっている領域があるか否かを判定する。制御部101は、上限合成回数以上の領域がない場合(S903でNO)、処理をステップS904へ進め、上限合成回数以上の領域がある場合(S903でYES)、処理をステップS905へ進める。
ステップS904において制御部101は、N−1回目の合成回数マップにおいて合成回数が上限合成回数以上でなく、且つ、N+1枚目の撮影画像と重複する領域について、合成回数を1だけ増加させて、N回目の合成回数マップを作成する。本実施形態では、上限合成回数を2回としているため、このステップ904の処理は、図8(b)の2回目の合成回数マップ802の作成処理に対応する。なお、2回目の合成回数マップ803の作成方法については、既に詳細に説明しているため、ここでの再度の説明は省略する。ステップS904の処理後、制御部101は、本処理を終了させる。
ステップS905において制御部101は、N−1回目の合成回数マップにおいて合成回数が上限合成回数以上となっている領域については、N+1枚目の撮影画像と重複する領域があっても、合成回数を増加させずに、N回目の合成回数マップを作成する。なお、ここでも、N−1回目の合成回数マップにおいて合成回数が上限合成回数以上でない領域であって、N+1枚目の撮影画像と重複する領域については、合成回数を1だけ増加させる。これは、合成回数に上限を設けない場合には、合成回数マップに合成回数の多い領域と少ない領域とが混在することにより、合成される広角合成画像にノイズが増え、また、合成回数の多い領域と少ない領域との境界部が不自然な画像となってしまうからである。換言すれば、合成回数が所定回数を超えないように制御することで、広角画像合成に伴うノイズの発生を抑制し、自然な繋ぎ目を有する広角合成画像を生成させることができる。
本実施形態では、上限合成回数を2回としているため、このステップ905の処理は、図8(c)の3回目〜6回目の合成回数マップ803〜806の作成処理に対応する。なお、3回目の合成回数マップ803の作成方法について、既に詳細に説明しているため、ここでの再度の説明は省略する。ステップS905の処理後、制御部101は、本処理を終了させる。
<第2実施形態>
上記第1実施形態では、合成回数マップでの各領域の上限合成回数を2回としたが、上限合成回数はこれに限定されるものではない。例えば、上限合成回数をNlim(Nlim:2以上の整数)とすると、上限合成回数となる領域が初めて発生するのは、Nlim回目の合成回数マップの作成時となる。ここで、N回目の合成回数マップにおける隣接する画像間の重複領域の開始座標をSX(N)、終了座標をEX(N)とすると、Na回(1≦Na≦Nlim)までの合成回数マップの作成では、隣接する画像間の重複領域SX(Na)〜EX(Na)で合成回数マップを更新する。そして、Nb回目(Nb>Nlim)以降の合成回数マップの作成では、隣接する画像間の重複領域に対し、EX(Nb−Nlim)〜EX(Nb)の領域で合成回数マップを更新するように変更する。
例えば、上限合成回数を3回とすると、上限合成回数となる領域が初めて発生するのは3回目の合成回数マップの作成時である。よって、図6(a)に示した7枚の撮影画像601〜607を合成する場合、1回目,2回目,3回目の合成回数マップの作成ではそれぞれ、SX1〜EX1,SX2〜EX2,SX3〜EX3の領域が更新される。そして、例えば、4回目,5回目,6回目の合成回数マップの作成ではそれぞれ、EX1〜EX4,EX2〜EX5,EX3〜EX6の領域が更新される。以上の通りに処理を行うことにより、上限合成回数を変更しても、同じ領域を合成する枚数の上限を変更しても本発明に係る画像処理を行うことができる。
なお、第2実施形態の説明では、上限合成回数が1回の場合を除いているが、これは、上限合成回数が1回の場合には、2回目の合成回数マップを作成する必要はなく、上限合成回数に達した領域を繋ぎ合わせる処理も不要なためである。但し、Nlimが1回の場合でも、Na=1となりため、1回目の合成回数マップで領域SX1〜EX1が更新され、よって、上記の処理はそのまま適用が可能である。
<第3実施形態>
上記第1実施形態では、隣接する撮影画像間の重複領域を、撮影画像全体での位置合わせ処理を行って求めた特徴量から特定した。ここで、更に、撮影画像全体の位置合わせ処理で求められた重複領域に対して、光学系104を構成するレンズの収差量や撮影時の焦点距離に応じて、重複領域を変更する処理を行ってもよい。
例えば、レンズの収差量や撮影時の焦点距離によって、撮影画像の中心から離れた画像の領域では、パンニング撮影を行った隣接する撮影画像間で位置合わせ処理を行っても、画像の歪みが原因で正しく位置が合わない可能性がある。そこで、位置合わせ処理で求められた特徴量からで算出された重複領域に対して、さらに撮影画像の歪の大きさに応じて重複領域を狭く設定する処理を行ってもよい。なお、逆に、歪補正や円筒変換等の広角合成画像の合成精度を向上させる処理を行った場合には、位置合わせ処理で求められた特徴量から算出された重複領域を、最大限使用可能な領域に設定することも可能である。
<第4実施形態>
上記第1実施形態では、撮影開始時と撮影終了時の撮影画像に、最終的に生成される広角合成画像に使用しない撮影余白領域を設定した。これに限らず、合成回数マップでの上限合成回数に応じて、撮影余白領域を変更する処理を行ってもよい。上限合成回数が大きくなるほど、上限合成回数に到達するまでに合成する撮影画像が増えるため、広角画像合成に用いることができる画角が狭くなってしまう。そこで、上限合成回数が多い場合には撮影余白領域を広く制御することを行う。
<第5実施形態>
上記第1実施形態では、隣接する撮影画像について位置合わせ処理を行い、隣接する撮影画像間の重複領域を特定した。しかし、これに限られず、デジタルカメラ100のパンニング位置や角度を検出部110の検出結果を用いて特定して、撮影画像間の重複領域を求めるようにしてもよい。つまり、検出部110の検出信号から算出したデジタルカメラ100の角度と位置を、基準値からの相対値として算出することで、隣接する撮影画像間の重複領域を特定することができる。この方法を用いることで、低コントラストや繰り返しパターンが含まれるような被写体を撮影した場合には、動きベクトル方式のような画像解析で重複領域を求める場合よりも、正しい重複領域を特定することができる。なお、画像解析により撮影画像間の重複領域を特定する処理と、検出部110の検出信号から撮影画像間の重複領域を特定する処理とを併用してもよい。例えば、画像解析により求めた撮影画像間の重複領域を、検出部110の検出信号を用いて補正するようにしてもよい。
<第6実施形態>
上記第1実施形態では、合成回数マップの上限合成回数は予め固定されているものとしたが、これに限られず、合成回数マップの上限合成回数を撮影時のパンニング速度に応じて変更する構成としてもよい。例えば、パンニング速度が速い場合には、所望する広角合成画像を構成する画角を構成するための撮影画像の枚数が少なくなるため、パンニング速度が速くなるにつれて、合成回数マップの上限合成回数を減らすように制御する処理を行う。また、パンニング速度が速いために隣接する撮影画像間に重複領域があるか否かを、検出部110からの検出信号を用いて検出し、重複領域がない場合には、警告を発し或いは広角画像合成の処理を中止するように構成してもよい。
更に、撮影時の適正露光時間の長さに応じて、合成回数マップの上限合成回数と撮像時の時分割露光の露光時間を変更してもよい。例えば、夜景等を撮影する場合には、適正露光時間が長くなるため、適正露光時間が長くなるほど合成回数マップの上限合成回数を増やすように制御し、撮影画像1枚あたりの撮影露光時間が短くなるように制御する構成としてもよい。
<その他の実施形態>
以上、本発明をその好適な実施形態に基づいて詳述してきたが、本発明はこれら特定の実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の様々な形態も本発明に含まれる。さらに、上述した各実施形態は本発明の一実施形態を示すものにすぎず、各実施形態を適宜組み合わせることも可能である。
本発明は以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)をネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(又はCPUやMPU等)がプログラムコードを読み出して実行する処理である。この場合、そのプログラム、及び該プログラムを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
100 デジタルカメラ
101 システム制御部
102 ROM
104 光学系
105 撮像部
107 画像処理部
110 検出部
801,802 1回目,2回目の合成回数マップ
803,806 3回目,6回目の合成回数マップ

Claims (9)

  1. 撮影範囲を変えて連続的に撮影された複数の画像を取得する取得手段と、
    前記取得手段が取得した前記複数の画像に対して、それぞれの前記画像における被写体位置が合うように重ね合わせる重ね合わせ手段と、
    前記重ね合わせ手段により重ね合わされる画像の枚数が所定の数に達した領域を繋ぎ合わせることで広角合成画像を生成する生成手段と、
    撮影開始時と撮影終了時との前記画像の領域に、前記複数の画像のいずれかに含まれ、かつ、前記広角合成画像に含まれない余白領域を設定する設定手段と、を備え
    前記設定手段は、前記所定の数が大きいほど前記余白領域を広く設定することを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記取得手段は、前記複数の画像として、適正露出値を前記所定数で分割した分割露出値で撮影された画像を取得することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記重ね合わせ手段は、前記取得手段が取得した前記複数の画像を重ね合わせる際に前記像が重複する重複領域を検出する検出手段を有することを特徴とする請求項2に記載の画像処理装置。
  4. 前記重ね合わせ手段は、前記複数の画像を重ね合わせた際に、領域毎に、前記検出手段により検出された前記重複領域が重ね合わされた回数を示す合成回数マップを作成する合成回数マップ作成手段を有することを特徴とする請求項に記載の画像処理装置。
  5. 前記合成回数マップ作成手段は、前記重複領域が重ね合わされた回数が前記合成回数マップの各領域において所定の上限合成回数を超えないように前記合成回数マップを作成し、
    前記生成手段は、前記合成回数マップにおいて前記上限合成回数となった領域を繋ぎ合わせながら前記複数の画像を合成することを特徴とする請求項4に記載の画像処理装置。
  6. 前記検出手段は、前記複数の画像を撮影した撮像手段のレンズの焦点距離および収差量に基づいて、前記重複領域を補正することを特徴とする請求項3乃至5のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  7. 前記生成手段は、前記複数の画像を撮影するときの撮像装置の動きの速度に応じて、前記所定の数を変更することを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  8. 撮影範囲を変えて連続的に撮影された複数の画像を合成する画像処理方法であって、
    前記複数の画像を取得する取得ステップと、
    前記取得ステップで取得した前記複数の画像を重ね合わせる際に、画像が重複する重複領域を特定する特定ステップと、
    前記取得ステップで取得した前記複数の画像を重ね合わせた際に、重ね合わされた回数の異なる領域毎に、前記特定ステップで特定された前記重複領域が重ね合わされた回数を示す合成回数マップを作成する作成ステップと、
    前記作成ステップで作成された前記合成回数マップに基づいて、前記複数の画像を合成して広角合成画像を生成する生成ステップと、
    前記特定ステップ、前記作成ステップおよび前記生成ステップを前記複数の画像の全てについて繰り返すステップと、
    撮影開始時と撮影終了時との前記画像の領域に、前記複数の画像のいずれかに含まれ、かつ、前記広角合成画像に含まれない余白領域を設定する設定ステップと、を有し、
    前記作成ステップにおいて前記合成回数マップは、前記重複領域が重ね合わされた回数が前記合成回数マップの各領域において所定の上限合成回数を超えないように作成され、 前記生成ステップでは、前記合成回数マップにおいて前記上限合成回数となった領域を繋ぎ合わせながら前記広角合成画像が生成され、
    前記設定ステップでは、前記所定の数が大きいほど前記余白領域が広く設定されることを特徴とする画像処理方法。
  9. 請求項8に記載の画像処理方法をコンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
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