JP6391356B2 - 画像処理装置、画像処理方法及びプログラム - Google Patents
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Description
図1は、本発明の実施形態に係るデジタルカメラ100の概略構成を示すブロック図である。デジタルカメラ100は、システム制御部101(以下「制御部101」と記す)、ROM102、RAM103、光学系104、撮像部105、A/D変換部106、画像処理部107、記憶媒体108、検出部110及び表示部111を備える。これらの各ブロック間の通信は、バス109を介して行われる。
図3は、画像処理部107の構成を示すブロック図である。画像処理部107は、重複領域抽出部301、合成回数マップ作成部302及び広角画像合成部303を有する。重複領域抽出部301は、隣接するN−1枚目の撮影画像とN枚目の撮影画像との間で被写体が重なる領域を、N−1回目の重複領域として特定する。ここで、“N”は2以上の整数であるとし、この定義は以下の説明において常に適用される。
図4は、デジタルカメラ100で広角画像合成を行う場合の処理手順の一例を示すフローチャートである。ここでは、複数の撮影画像を用いて広角画像合成を行う場合に、重複領域の合成回数を所定の回数(以下「上限合成回数」という)に制限する処理について説明する。また、撮影者は、デジタルカメラ100を構えた状態で、撮影者から見て水平方向で左から右に(図2でY軸回りに)回転させてパンニング撮影を行う、つまり、撮影範囲を変えて連続的に撮影を行うものとする。但し、パンニング撮影の方向は、その他の方向、例えば、逆の水平方向(右から左へ)、垂直方向(下から上へ或いは上から下へ)であっても構わない。
上記第1実施形態では、合成回数マップでの各領域の上限合成回数を2回としたが、上限合成回数はこれに限定されるものではない。例えば、上限合成回数をNlim(Nlim:2以上の整数)とすると、上限合成回数となる領域が初めて発生するのは、Nlim回目の合成回数マップの作成時となる。ここで、N回目の合成回数マップにおける隣接する画像間の重複領域の開始座標をSX(N)、終了座標をEX(N)とすると、Na回(1≦Na≦Nlim)までの合成回数マップの作成では、隣接する画像間の重複領域SX(Na)〜EX(Na)で合成回数マップを更新する。そして、Nb回目(Nb>Nlim)以降の合成回数マップの作成では、隣接する画像間の重複領域に対し、EX(Nb−Nlim)〜EX(Nb)の領域で合成回数マップを更新するように変更する。
上記第1実施形態では、隣接する撮影画像間の重複領域を、撮影画像全体での位置合わせ処理を行って求めた特徴量から特定した。ここで、更に、撮影画像全体の位置合わせ処理で求められた重複領域に対して、光学系104を構成するレンズの収差量や撮影時の焦点距離に応じて、重複領域を変更する処理を行ってもよい。
上記第1実施形態では、撮影開始時と撮影終了時の撮影画像に、最終的に生成される広角合成画像に使用しない撮影余白領域を設定した。これに限らず、合成回数マップでの上限合成回数に応じて、撮影余白領域を変更する処理を行ってもよい。上限合成回数が大きくなるほど、上限合成回数に到達するまでに合成する撮影画像が増えるため、広角画像合成に用いることができる画角が狭くなってしまう。そこで、上限合成回数が多い場合には撮影余白領域を広く制御することを行う。
上記第1実施形態では、隣接する撮影画像について位置合わせ処理を行い、隣接する撮影画像間の重複領域を特定した。しかし、これに限られず、デジタルカメラ100のパンニング位置や角度を検出部110の検出結果を用いて特定して、撮影画像間の重複領域を求めるようにしてもよい。つまり、検出部110の検出信号から算出したデジタルカメラ100の角度と位置を、基準値からの相対値として算出することで、隣接する撮影画像間の重複領域を特定することができる。この方法を用いることで、低コントラストや繰り返しパターンが含まれるような被写体を撮影した場合には、動きベクトル方式のような画像解析で重複領域を求める場合よりも、正しい重複領域を特定することができる。なお、画像解析により撮影画像間の重複領域を特定する処理と、検出部110の検出信号から撮影画像間の重複領域を特定する処理とを併用してもよい。例えば、画像解析により求めた撮影画像間の重複領域を、検出部110の検出信号を用いて補正するようにしてもよい。
上記第1実施形態では、合成回数マップの上限合成回数は予め固定されているものとしたが、これに限られず、合成回数マップの上限合成回数を撮影時のパンニング速度に応じて変更する構成としてもよい。例えば、パンニング速度が速い場合には、所望する広角合成画像を構成する画角を構成するための撮影画像の枚数が少なくなるため、パンニング速度が速くなるにつれて、合成回数マップの上限合成回数を減らすように制御する処理を行う。また、パンニング速度が速いために隣接する撮影画像間に重複領域があるか否かを、検出部110からの検出信号を用いて検出し、重複領域がない場合には、警告を発し或いは広角画像合成の処理を中止するように構成してもよい。
以上、本発明をその好適な実施形態に基づいて詳述してきたが、本発明はこれら特定の実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の様々な形態も本発明に含まれる。さらに、上述した各実施形態は本発明の一実施形態を示すものにすぎず、各実施形態を適宜組み合わせることも可能である。
101 システム制御部
102 ROM
104 光学系
105 撮像部
107 画像処理部
110 検出部
801,802 1回目,2回目の合成回数マップ
803,806 3回目,6回目の合成回数マップ
Claims (9)
- 撮影範囲を変えて連続的に撮影された複数の画像を取得する取得手段と、
前記取得手段が取得した前記複数の画像に対して、それぞれの前記画像における被写体の位置が合うように重ね合わせる重ね合わせ手段と、
前記重ね合わせ手段により重ね合わされる画像の枚数が所定の数に達した領域を繋ぎ合わせることで広角合成画像を生成する生成手段と、
撮影開始時と撮影終了時との前記画像の領域に、前記複数の画像のいずれかに含まれ、かつ、前記広角合成画像に含まれない余白領域を設定する設定手段と、を備え、
前記設定手段は、前記所定の数が大きいほど前記余白領域を広く設定することを特徴とする画像処理装置。 - 前記取得手段は、前記複数の画像として、適正露出値を前記所定の数で分割した分割露出値で撮影された画像を取得することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
- 前記重ね合わせ手段は、前記取得手段が取得した前記複数の画像を重ね合わせる際に前記画像が重複する重複領域を検出する検出手段を有することを特徴とする請求項2に記載の画像処理装置。
- 前記重ね合わせ手段は、前記複数の画像を重ね合わせた際に、領域毎に、前記検出手段により検出された前記重複領域が重ね合わされた回数を示す合成回数マップを作成する合成回数マップ作成手段を有することを特徴とする請求項3に記載の画像処理装置。
- 前記合成回数マップ作成手段は、前記重複領域が重ね合わされた回数が前記合成回数マップの各領域において所定の上限合成回数を超えないように前記合成回数マップを作成し、
前記生成手段は、前記合成回数マップにおいて前記上限合成回数となった領域を繋ぎ合わせながら前記複数の画像を合成することを特徴とする請求項4に記載の画像処理装置。 - 前記検出手段は、前記複数の画像を撮影した撮像手段のレンズの焦点距離および収差量に基づいて、前記重複領域を補正することを特徴とする請求項3乃至5のいずれか1項に記載の画像処理装置。
- 前記生成手段は、前記複数の画像を撮影するときの撮像装置の動きの速度に応じて、前記所定の数を変更することを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の画像処理装置。
- 撮影範囲を変えて連続的に撮影された複数の画像を合成する画像処理方法であって、
前記複数の画像を取得する取得ステップと、
前記取得ステップで取得した前記複数の画像を重ね合わせる際に、画像が重複する重複領域を特定する特定ステップと、
前記取得ステップで取得した前記複数の画像を重ね合わせた際に、重ね合わされた回数の異なる領域毎に、前記特定ステップで特定された前記重複領域が重ね合わされた回数を示す合成回数マップを作成する作成ステップと、
前記作成ステップで作成された前記合成回数マップに基づいて、前記複数の画像を合成して広角合成画像を生成する生成ステップと、
前記特定ステップ、前記作成ステップおよび前記生成ステップを前記複数の画像の全てについて繰り返すステップと、
撮影開始時と撮影終了時との前記画像の領域に、前記複数の画像のいずれかに含まれ、かつ、前記広角合成画像に含まれない余白領域を設定する設定ステップと、を有し、
前記作成ステップにおいて前記合成回数マップは、前記重複領域が重ね合わされた回数が前記合成回数マップの各領域において所定の上限合成回数を超えないように作成され、 前記生成ステップでは、前記合成回数マップにおいて前記上限合成回数となった領域を繋ぎ合わせながら前記広角合成画像が生成され、
前記設定ステップでは、前記所定の数が大きいほど前記余白領域が広く設定されることを特徴とする画像処理方法。 - 請求項8に記載の画像処理方法をコンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
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